JPH11288296A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11288296A
JPH11288296A JP10093291A JP9329198A JPH11288296A JP H11288296 A JPH11288296 A JP H11288296A JP 10093291 A JP10093291 A JP 10093291A JP 9329198 A JP9329198 A JP 9329198A JP H11288296 A JPH11288296 A JP H11288296A
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JP
Japan
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user
unit
voice
information processing
fingerprint
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JP10093291A
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English (en)
Inventor
Eiji Sofue
栄二 祖父江
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用時点における利用者自身から得られる情報
に基づいて利用者を確実に特定することによって、その
特定された利用者に対応する学習結果に基づく所定の情
報処理が実行された場合の実効を図る。 【解決手段】音声認識装置30には、予め登録したユー
ザ名とユーザIDとが対応して記憶されており、利用者
が音声入力したユーザ名が予め登録されているものであ
れば、そのユーザ名に対応するユーザIDがマルチメデ
ィアECU10へ送られる。そして、ナビゲーション制
御部10a及び各ECU51〜58においてユーザID
に基づく設定となるよう指示が出される。例えばオーデ
ィオ装置のプリセットメモリやシート位置・ステアリン
グ位置・ミラー位置などがその利用者にマッチした設定
にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の過去の利
用状況に基づく学習結果を利用して適切な情報処理を行
う情報処理装置に関し、特に複数の利用者が同一の情報
処理装置を利用する場合に、利用者の特定を簡易に行え
るようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば複数の利用者が同一の
車両を利用することを前提とし、その車載装備に関する
設定などをプリセットされた状態に自動的にすること
で、利便性を向上させる技術が知られている。例えば、
シートポジションは利用者の体型などによってかなり異
なるため、まずマニュアル操作で自分に最も適したポジ
ションに調整する。そして、その調整したポジションを
例えば1〜3の番号のパターンセレクトキーのいずれか
に対応付けて登録しておき、次回の利用時にその登録し
たパターンセレクトキーを操作すると、プリセットされ
た所望のシートポジションに自動的に調整されるという
ものである。また、ミラーのポジションについても利用
者の体型や上述のシートポジションによって最適位置が
異なってくるので、同様に登録しておくと便利である。
但し、このようなパターンセレクトキーを用いた場合
は、自分の登録した番号を忘れると全てのキー操作を試
みなければならず、また、自分が登録した番号に他人が
勝手に別のパターンを登録してしまうと、その後に自分
が利用しようとした場合、別のパターン設定になってい
るため、所望のシートポジションやミラーポジションに
ならないこととなる。
【0003】これに対して、いわゆるキーレスエントリ
装置を採用した車両においては、キーを数種類用意し、
ドアをアンロックしたキーのIDに基づいて例えばオー
ディア装置のプリセットメモリを切り替える技術が実用
化されている。したがって、同一車両を利用する複数人
の利用者がそれぞれ別のキーを所有し、そのキーにてア
ンロックすれば、自分にマッチした各種設定を実現する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにキーのIDに基づく設定では、複数の利用者が同じ
キーを利用する場合は利用者毎の設定は実現できない。
また、ドアをアンロックしたキーによって設定が決まっ
てしまうので、例えば予備のキーを使った場合には、利
用者の望む設定とならない可能性もある。
【0005】これらの問題は、利用者を直接特定してい
るのではなく、キーのIDを介して間接的に特定してい
ることに起因して発生している。そこで、本発明は、利
用時点における利用者自身から得られる情報に基づいて
利用者を確実に特定することによって上述の問題を解決
し、その特定された利用者に対応する学習結果に基づく
所定の情報処理が実行された場合の実効を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の情報処理装
置によれば、記憶手段には複数の利用者毎に対応した学
習結果が記憶されており、利用者特定手段によって利用
者が特定された場合には、処理実効手段が、その特定さ
れた利用者に対応する学習結果を記憶手段から読み出
し、その読み出した学習結果に基づく所定の情報処理を
実行する。したがって、例えば、車両のシートポジショ
ンやミラーポジションを自動調整する装置として適用し
た場合には、利用者毎に最も適したポジションに調整さ
れるため、利便が向上する。
【0007】そして、本発明の利用者特定手段は、次の
ように利用者を特定する。つまり、音声入力手段を介し
て入力された音声を、予め辞書手段に記憶されている複
数の比較対象パターン候補と比較して一致度合の高いも
のを認識結果とした後、この認識結果を予め登録されて
いる利用者毎の識別情報と比較することによって利用者
を特定する。ここで、利用者のIDとして利用者自身の
名前を登録するようにすれば、利用者は自分の名前を発
声するだけでよく、非常に簡便に利用者特定ができる。
【0008】従来の手法と比較する。例えばパターンセ
レクトキーなどによって登録しておくものでは、自分の
登録した番号を忘れると全てのキー操作を試みなければ
ならず、また、自分が登録した番号に他人が勝手に別の
パターンを登録してしまうと、その後に自分が利用しよ
うとした場合、別のパターン設定になってしまう。ま
た、多数の利用者に対応しようとすると、その利用者分
のパターンセレクトキーを準備しなくてはならず設置場
所などの制限も考慮せざるを得ない。また、車両のドア
をアンロックしたキーのIDに基づく設定では、複数の
利用者が同じキーを利用する場合は利用者毎の設定は実
現できない。また、ドアをアンロックしたキーによって
設定が決まってしまうので、例えば予備のキーを使った
場合には、利用者の望む設定とならない可能性もある。
【0009】これに対して、本発明の利用者特定手法に
よれば、利用者が登録した利用者識別情報として例えば
自分の名前などを発声するようにしているので、その登
録した識別情報を忘れてしまったり他人の登録した識別
情報を誤って使用してしまうことは極めて少ない。ま
た、多数の利用者を対象とする場合であっても、上述の
パターンセレクトキーのようなハード的な増加はなく、
登録する利用者識別情報のデータが増えるだけである。
さらに、複数の利用者が同じキーを利用する場合や予備
のキーを使った場合の「所望の設定にすることができな
い」という不都合も生じない。つまり、従来手法の場合
の問題は、利用者を直接特定しているのではなくキーの
IDを介して間接的に特定していることに起因して発生
している。それに対して、本発明では、利用時点におけ
る利用者自身から得られる情報に基づいて利用者を確実
に特定するようにしたため、これらの問題が解決でき、
その特定された利用者に対応する学習結果に基づく所定
の情報処理が実行された場合の実効を図ることができる
のである。
【0010】なお、上述のパターンセレクトキーは1つ
のキーに1つのIDが対応するものであるため、利用者
数の増加に伴ってキー数自体の増加が問題になると説明
したが、例えばテンキーのような入力装置を備え、例え
ば利用者が4桁程度のID番号を任意に決めて登録して
おくようにすることも考えられる。しかし、この場合に
はテンキーを4回押すという作業が必要となり、また登
録できるIDが数字だけとなる。もちろん入力手順を工
夫することでテンキーを用いた仮名入力も可能ではある
が、非常に煩雑な入力作業となる。このような点につい
ても、本発明の場合であれば、単純に利用者識別情報を
発声するという動作だけでよく、また発声できる内容で
あれば、どのようなものでも識別情報となり得るので、
数字に限られることはない。
【0011】なお、情報処理装置としての適用先として
は、種々考えられる。そのいくつかについて説明する。
例えば、処理実行手段が実行する所定の情報処理が音声
入力手段及び認識手段を用いた音声認識処理である音声
認識装置として実現することもできる。利用者毎に音声
認識上の特徴があるため、これを学習しておけば、次回
の音声認識の際、認識率の向上などの効果が得られる。
この場合には、音声認識装置として本来備えている構成
のみで実現できる。
【0012】また、情報処理装置をナビゲーション装置
として実現することもできる。この場合には、処理実行
手段が実行する所定の情報処理はナビゲート処理であ
る。そして、音声入力手段は、少なくとも処理実行手段
がナビゲート処理をする上で指定される必要のある所定
のナビゲート処理関連データの指示を利用者が音声にて
入力するために用いられ、音声認識手段による認識結果
に基づいて、処理実行手段がナビゲート処理を実行す
る。目的地、登録地点、音声案内の条件、あるいは画面
表示の言語(日本語あるいは英語)などは利用者毎の設
定が可能であるため、これらの設定履歴に基づき、最適
な利用環境に即座にできれば利便が向上する。また、こ
の場合も、音声にて目的地の設定などのナビゲート処理
関連データを入力することを前提としているため、利用
者特定のために新規な構成を追加する必要はない。
【0013】それ以外にも、上述したシートポジション
やミラーポジションの調整、さらにはステアリングポジ
ションの調整を実行する装置としても実現できる。さら
にはオーディオ装置のプリセットメモリの切り替えはも
ちろん、エンジン制御装置や自動変速制御装置などにも
適用できる。アクセルの踏み込み具合なども利用者毎に
特徴があり、これらの違いに応じて適切なエンジン制御
ができるようにするためには、学習結果に基づくのが好
ましいからである。
【0014】また、これらの機能は単独で実現してもよ
いが、複数の機能を統合した装置として実現してもよ
い。特に車載装備としては上述の複数の装置が車内LA
N等で相互に通信可能に構成されることも多いので、シ
ステムとして構成し、各装置ににおいて、特定した利用
者毎の設定ができるようにしておくと便利である。
【0015】以上の説明では、利用者が利用者識別情報
を音声入力することによって、利用者を特定していた。
この場合は主に利用者特定のために利用者が行うべき動
作を簡便にする点に着目しているため、例えば他人が勝
手に自分の利用者識別情報を音声入力した場合であって
も自分用の学習結果が呼び出されてしまう。さらには、
その他人の学習結果に更新されてしまうと、その後、再
度自分が利用する場合に所望の処理が実行されないこと
となる。したがって、この点を鑑み次のような工夫をす
ることもできる。つまり、音声入力手段を介して入力さ
れた利用者音声の音響的特徴量を抽出し、利用者特定の
際、この抽出された音響的特徴量と予め登録されている
利用者毎の音響的特徴量との比較結果にも基づくように
する。このようにすれば、たとえ他人が自分の利用者識
別情報を音声入力したとしても、自分の学習結果が勝手
に呼び出されたり更新されたりすることはなくセキュリ
ティ面でも効果的である。
【0016】ところで、上述の音響的特徴量のように、
利用者のユニークな身体的特徴に基づくという観点から
すれば、例えば指紋を識別して利用者を特定することも
できる。つまり、所定の画像読み込み範囲内におかれた
指紋を読み込み、その読み込んだ指紋の画像を、予め登
録されている利用者毎の指紋の登録画像と比較すること
によって利用者を特定するのである。特定した後の処理
は、上述した音声による場合と同様である。つまり、記
憶手段には複数の利用者毎に対応した学習結果が記憶さ
れており、処理実効手段が、その特定された利用者に対
応する学習結果を記憶手段から読み出し、その読み出し
た学習結果に基づく所定の情報処理を実行する。
【0017】指紋に基づく場合には、利用者が自分の指
を所定の画像読み込み範囲に持っていって指紋を読み取
らせる必要があるため、例えば、情報処理装置を車両に
搭載する場合には、その所定の画像読み込み範囲を、車
両のステアリングホイールに設け、利用者がステアリン
グホイールを握った際に指紋読み込みが可能に構成する
ことが好ましい。このように、指紋による利用者特定の
場合にも、利用者を確実かつ簡便に特定できると共に、
セキュリティ面でも効果的である。
【0018】なお、どのように利用者特定をする場合で
あっても、利用者特定手段は、利用者を特定する前に、
報知手段を介して、特定候補の利用者を識別可能な情報
を報知し、その報知手段によって利用者を識別可能な情
報が報知された後に所定の確定指示がなされた場合に特
定候補の利用者を特定利用者として確定するようにして
もよい。特に、音声により利用者識別情報を入力させる
場合には、その認識精度の点から100%とは言えない
こともあるので、最終的には利用者による確認を得るこ
とが好ましい。
【0019】この利用者を識別可能な情報の報知に関し
ては、例えば所定の音声発生装置から認識結果の内容を
音声にて出力することにより行うことが考えられる。カ
ーナビゲーションシステムなどの車載機器用として用い
る場合には、音声で出力されれば、ドライバーは視点を
表示装置にずらしたりする必要がないので、安全運転の
より一層の確保の点では有利であると言える。但し、音
声出力に限定されるものではなく、画面上に文字または
記号を表示できる表示装置に、認識結果の内容を、文字
または記号による画像にて表示することにより行った
り、音声及び画像の両方にて報知するようにしてもよい
し、それら以外の報知の手法を採用してもよい。車載機
器として適用する場合に音声出力が有利であることを述
べたが、もちろん車両が走行中でない状況もあるので、
音声及び画像の両方で報知すれば、ドライバーは表示に
よる確認と音声による確認との両方が可能となる。
【0020】また、所定の確定指示としては、やはり音
声にて「はい」といったような肯定的内容を示す言葉を
入力したり、あるいは所定の操作スイッチを操作すると
いったことが考えられる。なお、本発明の情報処理装置
の適用先としては、上述した車載の装置だけでなく、例
えば携帯型ナビゲーション装置やあるいは、パーソナル
コンピュータの設定などに用いてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。 [第1実施例]図1は実施例としてのマルチメディアシ
ステムの概略構成を示すブロック図である。本マルチメ
ディアシステムは、車両に搭載され、地図データを用い
た地図表示や走行案内などのナビゲーションをはじめと
して、その他のメディアを用いた画像表示や電話装置あ
るいはオーディオ装置などについても総合的に制御ある
いは情報処理するようなシステムとして構成されてい
る。
【0022】具体的には、マルチメディアECU10
と、タッチスイッチ付き表示装置15と、TEL−EC
U51と、TVチューナ52と、オーディオ装置53
と、シート位置調整用ECU54と、ステアリング位置
調整用ECU55と、ミラー位置調整用ECU56と、
エンジンECU57と、ECT−ECU58とが、通信
ライン40を介して相互に接続されて構成されている。
【0023】マルチメディアECU10(本発明の処理
実行手段に相当)には、位置検出器4、地図データ入力
器6、操作スイッチ群8が接続され、これらからのデー
タを入力すると共に、音声認識装置30との間でもデー
タの入出力ができるようにされている。また上述したタ
ッチスイッチ付き表示装置15との間でもデータの入出
力ができるようにされている。なお、マルチメディアE
CU10はナビゲーション制御部10a及びマルチメデ
ィア制御部10bを備えており、これらはいずれも、周
知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続
するバスラインなどを備えた通常のコンピュータとして
構成されている。そして、ナビゲーション制御部10a
は、ナビゲーション関連の処理を実行する主体となり、
マルチメディア制御部10bはそれ以外のメディア、具
体的には、上述したTEL−ECU51、TVチューナ
52、オーディオ装置53、シート位置調整用ECU5
4、ステアリング位置調整用ECU55、ミラー位置調
整用ECU56、エンジンECU57及びECT−EC
U58に関連する処理を実行する主体となる。
【0024】前記位置検出器4は、いずれも周知のジャ
イロスコープ18、距離センサ20、及び衛星からの電
波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Pos
itioning System )のためのGPS受信機22を有して
いる。これらのセンサ等18,20,22は各々が性質
の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより、
各々補間しながら使用するように構成されている。な
お、精度によっては上述した内の一部で構成してもよ
く、更に、ステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪
センサ等を用いてもよい。
【0025】地図データ入力器6は、位置検出の精度向
上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デ
ータ及び目印データを含む各種データを入力するための
装置である。媒体としては、そのデータ量からCD−R
OMやDVDを用いるのが一般的であるが、メモリカー
ド等の他の媒体を用いても良い。
【0026】タッチスイッチ付き表示装置15は、画面
を指でタッチすると画面縦横に所定本数走っている赤外
線が遮断され、押されたエリアを特定してスイッチ機能
を発揮するタッチスイッチ12と、表示装置全体の制御
を司るディスプレイECU13と、LCDモニタ14と
を備えている。LCDモニタ14はカラー表示が可能で
あり、その画面には、位置検出器4から入力された車両
現在位置マークと、地図データ入力器6より入力された
地図データと、更に地図上に表示する誘導経路や後述す
る設定地点の目印等の付加データとを重ねて表示するこ
とができる。これはナビゲーション装置としての使用方
法であるが、例えばTVチューナ52によって選局され
たチャンネルのテレビ映像なども表示できるようにされ
ている。
【0027】また、操作スイッチ群8は、本実施例の場
合には、タッチスイッチ付き表示装置15の周辺に(あ
るいは表示装置の筐体に一体的に)配置されたメカニカ
ルなスイッチであり、主に利用するメディアの選択に用
いられる。具体的には、ナビゲーション、電話、テレ
ビ、オーディオ、エアコン、CDなどの各種メディアの
中から所望のものを選択するためのスイッチである。
【0028】そして、音声認識装置30は、上記操作ス
イッチ群8が手動操作により目的地などを指示するため
に用いられるのに対して、利用者が音声で入力すること
によっても同様に目的地などを指示することができるよ
うにするための装置である。音声認識装置30の構成に
ついて図2を参照してさらに説明する。
【0029】この音声認識装置30は、音声認識部31
(本発明の認識手段に相当)と、対話制御部32と、音
声合成部33と、音声入力部34と、マイクロフォン3
5(本発明の音声入力手段に相当)と、PTT(Push-T
o-Talk)スイッチ36と、スピーカ37と、PTTスイ
ッチ制御部38とを備えている。
【0030】音声認識部31は、音声入力部34から入
力された音声データを、対話制御部32からの指示によ
り入力音声の認識処理を行い、その認識結果を対話制御
部32に返す。すなわち、音声入力部34から取得した
音声データに対し、記憶している辞書データを用いて照
合を行ない、複数の比較対象パターン候補と比較して一
致度の高い上位比較対象パターンを対話制御部32へ出
力する。入力音声中の単語系列の認識は、音声入力部3
4から入力された音声データを順次音響分析して音響的
特徴量(例えばケプストラム)を抽出し、この音響分析
によって得られた音響的特徴量時系列データを得る。そ
して、周知のDPマッチング法、HMM(隠れマルコフ
モデル)あるいはニューラルネットなどによって、この
時系列データをいくつかの区間に分け、各区間が辞書デ
ータとして格納されたどの単語に対応しているかを求め
る。
【0031】対話制御部32は、その認識結果及び自身
が管理する内部状態から、音声合成部33への応答音声
の発声指示や、システム自体の処理を実行するマルチメ
ディアECU10に対して例えばナビゲート処理のため
に必要な目的地を通知して設定処理を実行させるよう指
示する処理を実行する。このような処理が確定後処理で
あり、結果として、この音声認識装置30を利用すれ
ば、上記操作スイッチ群8を手動しなくても、音声入力
によりナビゲーションのための目的地の指示などが可能
となるのである。また、ナビゲーションのための目的地
指示ではなく、後述するように利用者が自分の利用者識
別情報を音声入力した場合に、その利用者識別情報に基
づく利用者特定もできるようにされている。
【0032】また音声入力部34は、マイクロフォン3
5にて取り込んだ周囲の音声をデジタルデータに変換し
て音声認識部31に出力するものである。本実施形態に
おいては、利用者がPTTスイッチ36を押しながらマ
イクロフォン35を介して音声を入力するという使用方
法である。具体的には、制御部38がPTTスイッチ3
6が押されたタイミングや戻されたタイミング及び押さ
れた状態が継続した時間を監視しており、PTTスイッ
チ36が押された場合には音声入力部34に対して処理
の実行を指示する。一方、PTTスイッチ36が押され
ていない場合にはその処理を実行させないようにしてい
る。したがって、PTTスイッチ36が押されている間
にマイクロフォン35を介して入力された音声データが
音声認識部31へ出力されることとなる。また、制御部
38には音声入力部34での音声区間であるか雑音区間
であるかの判定結果も入力するよう構成されており、例
えば、PTTスイッチ36が押されたのに音声入力がな
く、その状態が所定時間継続しているといったことも判
断できるようにされている。
【0033】ここで、音声認識部31と対話制御部32
について図3を参照してさらに説明する。図3に示すよ
うに、音声認識部31は照合部31a及び辞書部31b
で構成されており、対話制御部32は記憶部32a、入
力部32b及び後処理部32cで構成されている。対話
制御部32の記憶部32aには、利用者に関する情報と
して、ユーザIDに対応するユーザを識別する文字列デ
ータが記憶されている。また、ユーザID毎に過去の学
習結果も記憶されている。ユーザを識別する文字列デー
タとは例えばユーザの名前(本名でも良いし、ニックネ
ームなどでも良い。)であり、これが本発明の利用者識
別情報に相当する。ユーザIDは、本システム内におい
て共通して用いられる情報であり、詳しくは後述する
が、このユーザID毎に各ECU51〜58での設定内
容を登録できるようにされている。例えば1〜10の番
号を用いるなどすればよい。
【0034】音声認識部31においては、照合部31a
が、音声入力部34から取得した音声データに対し、辞
書部31b内に記憶されている辞書データを用いて照合
を行なう。また、ユーザIDを特定する処理を実行する
場合には、照合した結果に対応するユ−ザ特定用の文字
列データが記憶部32aに記憶されているかどうかも判
断し、記憶されていれば、そのユ−ザ特定用文字列デー
タに対応するユーザIDを後処理部32へ出力する。ま
た、入力部32bはマルチメディアECU10からのユ
ーザIDを外部入力することができるようにされてお
り、その入力したユーザIDも記憶部32aに記憶され
る。
【0035】そして、後処理部32cでは、例えば上記
所定の確定指示がなされた場合にマルチメディアECU
10へデータを送って所定の処理をするように指示する
「確定後処理」を実行したり、あるいは音声合成部33
へ音声データを送って発音させるように指示する処理を
実行する。
【0036】図1の構成説明に戻り、TEL−ECU5
1は、電話機能を制御するための装置で、例えば電話帳
機能として、過去に登録させた電話番号などを記憶して
おくことができるようにされている。また、着信音など
についても自分の好みに設定できるようにされている。
そして、これらはユーザID毎にその設定内容が記憶さ
れており、そのユーザIDを指定すれば、記憶させた電
話番号を読み出すことができ、また記憶させた着信音で
の設定にすることができる。つまり、これらの設定内容
は利用者毎に異なるため、利用者単位でその設定内容を
登録しておき、必要なときにはそれが使用できるのが好
ましいので、このようにしている。
【0037】また、TVチューナ52はテレビ放送信号
を選局受信するための装置であり、いわゆるプリセット
メモリに所定の周波数の放送信号を割り付けることがで
きるようにされている。そして、このプリセットメモリ
についてもユーザID毎にその設定内容が記憶されてお
り、そのユーザIDを指定すれば、記憶させたプリセッ
トメモリの内容を読み出すことができる。つまり登録し
たプリセットメモリの番号を指定すれば、対応する放送
局のテレビ放送信号を受信することができるようにされ
ている。また、前回最後に使用していた放送局(あるい
はそのの周波数)についても記憶されている。なお、こ
の受信したテレビ映像は表示装置15のLCDモニタ1
4に表示することができる。
【0038】オーディオ装置53についてもTVチュー
ナ52と同様である。つまり、ユーザID毎にプリセッ
トメモリの設定内容及び前回最後に使用した放送局を特
定する情報が記憶されている。また、シート位置調整用
ECU54、ステアリング位置調整用ECU55、ミラ
ー位置調整用ECU56は、それぞれシートポジション
(前後位置、高さ、背もたれの角度、ヘッドレストの位
置など)、ステアリングポジション(チルト角や高さな
ど)、ミラーポジション(左右ドアミラー、バックミラ
ーの角度など)を調整するための装置である。そして、
これらのポジションについては、ユーザID毎にその設
定内容が記憶されており、そのユーザIDを指定すれ
ば、記憶させたポジションに調整することができるよう
にされている。
【0039】また、エンジンECU57、ECT−EC
U58はそれぞれエンジン制御、自動変速制御を実行す
る電子制御装置として周知のものであるが、これらにつ
いても、ユーザID毎に過去の学習結果が記憶されてお
り、そのユーザIDを指定すれば、その記憶させた学習
結果に基づく適切なエンジン制御あるいは自動変速制御
が実行できるようにされている。なお、これらの学習結
果とは、主にユーザ毎にアクセル操作の違いを考慮した
補正制御に係るものであり、例えばエンジン制御であれ
ば、アクセルを踏み込む度合いが相対的に大きいユーザ
と小さいユーザとでは、同じアクセル開度であっても燃
料噴射や点火時期についての制御内容も変える方が好ま
しい。また、自動変速制御においても、同じくアクセル
を踏み込む度合いが相対的に大きいユーザと小さいユー
ザとでは、変速段の切替タイミングなどをについての制
御内容も変える方が好ましい。
【0040】なお、マルチメディアECU10の内のナ
ビゲーション制御部10aについて補足説明する。ナビ
ゲーション機能を使用する場合には、例えばLCDモニ
タ14上に表示されるメニューから、ドライバーが操作
スイッチ群8により、案内経路をLCDモニタ14に表
示させるために経路情報表示処理を選択した場合、ある
いは、音声認識装置30を介して希望するメニューをマ
イクロフォン35を介して音声入力することで、対話制
御部32からナビゲーション制御部10aへ同様の指示
がなされた場合、次のような処理を実施する。すなわ
ち、ドライバーがLCDモニタ14上の地図に基づい
て、音声あるいは操作スイッチ群8の操作によって目的
地を入力すると、GPS受信機22から得られる衛星の
データに基づき車両の現在地が求められ、目的地と現在
地との間に、ダイクストラ法によりコスト計算して、現
在地から目的地までの最も短距離の経路を誘導経路とし
て求める処理が行われる。そして、LCDモニタ14上
の道路地図に重ねて誘導経路を表示し、交差点の拡大表
示や曲がるべき交差点についての音声案内など、ドライ
バーに適切なルートを案内する。このような誘導経路を
求める計算処理や案内処理は一般的に良く知られた処理
である。また、この音声案内の条件設定や画面表示する
言語(例えば日本語あるいは英語など)については自由
に設定できるようにされている。さらに、目的地やその
他登録させておくと便利な地点については、利用者が任
意に地点登録させておくことができる。そして、これら
目的地を含む登録地点や音声案内の条件などについて
は、ユーザID毎にその設定内容を記憶させておくこと
ができるようにされており、そのユーザIDを指定すれ
ば、記憶させた設定内容にて処理を実行できるようにさ
れている。
【0041】次に、以上説明した構成を持つ本実施例の
マルチメディアシステムの動作について説明する。ま
ず、システム全体の動作を概略的に説明する。図示しな
いイグニションスイッチが操作されて車載バッテリから
の電源供給が開始すると、マルチメディアECU10、
音声認識装置30をはじめとして、その他の各部におい
て電源オンとなり、それぞれ初期設定処理などを実行す
る。そして、詳しくは後述するが、音声認識装置30に
おいては、所定の利用者認識処理が実行され、その認識
結果としてユーザIDがマルチメディアECU10に通
知される。
【0042】マルチメディアECU10では、ナビゲー
ション制御部10aがその通知されたユーザIDに対応
する設定内容を図示しない記憶部から読み出し、その読
み出した設定内容に基づくナビゲーション制御が実行で
きるように設定する。つまり、上述した音声案内や画面
表示言語や登録地点などを使用した制御が実行される状
態とする。
【0043】また、マルチメディアECU10のマルチ
メディア制御部10bは、音声認識装置30から通知さ
れたユーザIDを各ECU51〜58に通知してそのユ
ーザIDに対応した設定とするように指示する。したが
って、その指示を受けた各ECU51〜58では、通知
されたユーザIDに対応する設定内容を図示しない記憶
部から読み出し、その読み出した設定内容に基づく対応
処理を実行する。具体的には、TEL−ECU51で
は、通知されたユーザIDに対応する電話帳機能を使用
できるようになり、またユーザIDに対応して記憶され
ている着信音設定がなされる。また、TVチューナ52
やオーディオ装置53においては、通知されたユーザI
Dに対応するプリセットメモリの設定にされ、さらに前
回最後に使用した放送局が自動的に選択される。また、
シート位置調整用ECU54、ステアリング位置調整用
ECU55及びミラー位置調整用ECU56において
は、通知されたユーザIDに対応するポジションに調整
する。また、エンジンECU57やECT−ECU58
においては、通知されたユーザIDに対応する学習結果
に基づく適切なエンジン制御あるいは自動変速制御が実
行されることとなる。
【0044】このように、ユーザIDに基づく適切な制
御が各部において実行される前提として、音声認識装置
30からユーザIDが通知される必要がある。したがっ
て、この音声認識装置30におけるユーザ特定に係る処
理について、図4,5を参照して説明する。
【0045】電源供給が開始されて本処理が開始する
と、まず確認回数nを0にリセットし(S110)、ス
ピーカ37より音声ガイドを出力させる処理を行う(S
120)。ここでは、対話制御部32が音声合成部33
に、所定のガイド内容(例えば「ユーザ名をどうぞ」)
を音声で合成出力するよう指示する。S120にて音声
ガイドを出力した後は、S130にて、PTTスイッチ
36がオンされたか(押下されたか)否かを判断する。
この判断は制御部38で行われる。
【0046】そして、PTTスイッチ36がオンされた
場合には(S130:YES)、続くS140で音声入
力があるかどうかを判断する。音声入力がある場合には
(S140:YES)、図5のS230へ移行するが、
このS230以降の処理は後述する。
【0047】一方、音声入力がない場合には(S14
0:NO)、PTTスイッチ36がオフされたかどうか
を判断し(S150)、PTTスイッチ36がオフされ
た場合には(S150:YES)、S130へ戻る。一
方、PTTスイッチ36がオフされない、つまりオンさ
れた状態のままであれば(S150:NO)、タイムア
ウトかどうか(所定時間が経過したかどうか)を判断す
る(S160)。
【0048】タイムアウトでない場合には(S160:
NO)、S140へ戻って音声入力されるのを待つが、
所定時間が経過してタイムアウトとなった場合には(S
160:YES)、S170へ移行して確認回数nをイ
ンクリメント(n=n+1)する。
【0049】なお、音声ガイド出力(S120)があっ
たにもかかわらずPTTスイッチ36がオンされない場
合には(S130:NO)、タイムアウトかどうか(所
定時間が経過したかどうか)を判断し(S220)、タ
イムアウトでない場合は(S220:NO)、S130
へ戻る。一方、所定時間が経過してタイムアウトとなっ
た場合には(S220:YES)、S170へ移行して
確認回数nをインクリメント(n=n+1)する。
【0050】S170にて確認回数nをインクリメント
した後は、続くS180において、確認回数nが規定の
上限回数Nを超えたかどうかを判断し、上限回数Nを超
えていない場合には(S180:NO)、S120へ戻
る。つまり、再度音声ガイド出力を行ってユーザからの
音声入力を待つ。一方、確認回数nが上限回数Nを超え
ている場合、つまり上限回数Nだけ音声ガイド出力を行
いユーザからの音声入力を待ったにもかからわず、ユー
ザからの音声入力がなかった場合には(S180:YE
S)、S190へ移行して、ユーザID「1」を選択す
る。このユーザID「1」は不特定のユーザが共通して
用いるために準備されたものである。したがって、続く
S200にて実行するトークバックにおいては、例えば
「不特定ユーザ用の設定にします」というような合成音
声をスピーカ37から出力して利用者に報知する。
【0051】そして、対話制御部32からマルチメディ
アECU10に対してユーザID「1]を通知し(S2
10)、本処理ルーチンを終了する。続いて、上述した
S140にて肯定判断、すなわち音声入力があった場合
に移行するS230の処理以降について説明する。
【0052】S230では、入力された音声に対する認
識処理を行なう。この音声認識処理は音声認識部31に
て実行されるのであるが、具体的には、取得した音声デ
ータに対して、記憶されている辞書データを用いて照合
を行なう。そして、その照合結果により定まった上位比
較対象パターンを認識結果として対話制御部32に出力
することとなる。
【0053】続くS240では、その認識結果をトーク
バックする。つまり、対話制御部32が音声合成部33
を制御し、認識した結果を音声によりスピーカ37から
出力させる。その後、S250にて正しい認識であるか
どうかを判断する。これは、利用者からの指示に応じて
判断する。つまり、利用者は自分のユーザ名を音声入力
するのであるが、トークバックされた内容がその音声入
力したユーザ名と同じであるかどうかを判断する。そし
て正しい認識である場合には、利用者がマイクロフォン
35から「はい」を音声入力し、間違った認識であれば
「いいえ」を音声入力するようにしておくことが考えら
れる。もちろん、操作スイッチ群8を介してこれらの指
示を入力するようにしてもよい。
【0054】そして、誤った認識であれば(S250:
NO)図2のS170へ戻るが、正しい認識である場合
には(S250:YES)、S260へ移行して認識結
果を確定する。そして続くS270〜S360におい
て、確定した内容、つまりユーザID名に基づいてユー
ザIDを特定する処理を実行する。
【0055】具体的には、まず音声入力されたユーザ名
が新規なものかどうかを判断する。上述したように対話
制御部32内の記憶部32aには、利用者に関する情報
として、ユーザIDに対応するユーザ名の文字列データ
が記憶されている。もちろん、全てのユーザIDに対し
てユーザ名が設定されている必要はない。また、上述し
たように、ユーザID「1」は不特定ユーザのために開
放されているため、対応してユーザ名を記憶しておくこ
とはない。したがって、例えば1〜10のユーザIDが
あり、2〜10の9つのユーザIDについてはユーザ名
の登録ができることとすると、音声入力されたユーザ名
がその9つのユーザ名の内にいずれかであればS270
にて否定判断され、いずれでもなければS270にて肯
定判断される。
【0056】音声入力されたユーザ名がその9つのユー
ザ名の内のいずれかであれば(S270:NO)、その
ユーザ名に対応するユーザIDに決定し(S280)、
そのユーザIDをマルチメディアECU10へ通知する
(S290)。この通知後、本処理ルーチンを終了す
る。一方、音声入力されたユーザ名がその9つのユーザ
名の内のいずれでもなければ(S270:YES)、続
いて新規登録が可能かどうかを判断する(S300)。
例えば2〜10の9つのユーザIDについてはユーザ名
の登録ができることとするのであれば、その9つのユー
ザID全てについてユーザ名登録がされているかどうか
で判断する。新規登録できる場合には(S300:YE
S)、その未登録のユーザIDに対して、音声入力され
たユーザ名を新規に登録する。なお、未登録のユーザI
Dが複数ある場合には、その内の番号の若い方を選択す
るなどすればよい。そして、新規登録した旨をトークバ
ックして利用者に報知する(S320)。この報知は、
例えば「ユーザ名○○○を新規登録しました」などと合
成音声にてスピーカ37から出力させる。また、マルチ
メディアECU10には新規登録の通知をする(S33
0)。この通知は、新規登録するユーザIDを含めて行
う。
【0057】これに対して、新規登録できない場合には
(S300:NO)、上述したS190〜S210と同
様の処理を実行する。すなわち、S310へ移行して不
特定のユーザ用に準備されたユーザID「1」を選択
し、続くS320において実行するトークバックでは、
例えば「新規登録ができないので不特定ユーザ用の設定
にします」というような合成音声をスピーカ37から出
力して利用者に報知する。そして、対話制御部32から
マルチメディアECU10に対してユーザID「1]を
通知し(S330)、本処理ルーチンを終了する。
【0058】このようにしてS290あるいはS360
の処理が実行された場合には、ユーザIDが通知される
ため、この通知を受けたマルチメディアECU10のナ
ビゲーション制御部10aでは、通知されたユーザID
に対応する設定内容を図示しない記憶部から読み出し、
その読み出した設定内容に基づくナビゲーション制御が
実行できるように設定する。したがって、S290にて
自己の登録されているユーザ名に応じたユーザIDが通
知された場合には、前回使用していた音声案内条件や画
面表示言語や登録地点などを使用した制御を実行するこ
とができる。
【0059】また、マルチメディアECU10のマルチ
メディア制御部10bから各ECU51〜58へは、通
知されたユーザIDに対応した設定とする指示が出され
るため、その指示を受けた各ECU51〜58では、通
知されたユーザIDに対応する設定内容を図示しない記
憶部から読み出し、その読み出した設定内容に基づく対
応処理を実行する。したがって、S290にて自己の登
録されているユーザ名に応じたユーザIDが通知された
場合には、各ECU51〜58において自分専用の設定
がなされる。つまり、TEL−ECU51においては自
分専用の電話帳機能を使用でき、自分用の着信音設定が
なされる。また、TVチューナ52やオーディオ装置5
3においては、自分用のプリセットメモリに設定され、
さらに前回最後に使用した放送局が自動的に選択され
る。また、シート位置調整用ECU54、ステアリング
位置調整用ECU55及びミラー位置調整用ECU56
によって、自分に合ったポジションに自動的に調整され
る。また、エンジンECU57やECT−ECU58に
おいては、自分の運転の癖に対応した適切なエンジン制
御あるいは自動変速制御が実行される。
【0060】また、S330における新規登録の通知が
された場合、マルチメディアECU10のナビゲーショ
ン制御部10aでは、例えばデフォルトの設定としてユ
ーザID「1」用の設定をした後、今後、各種設定の変
更あるいは学習内容を、通知された新規登録用のユーザ
IDに対応して記憶させていくこととなる。また、マル
チメディアECU10のマルチメディア制御部10bか
ら各ECU51〜58へも同様に、新規登録するユーザ
IDを指定して新規登録の指示がなされる。したがっ
て、その指示を受けた各ECU51〜58では、自己E
CUについて、例えばデフォルトの設定としてユーザI
D「1」用の設定をした後、今後、各種設定の変更ある
いは学習内容を、通知された新規登録用のユーザIDに
対応して記憶させていくこととなる。
【0061】以上説明した本実施例のマルチメディアシ
ステムにおいては、次のような効果を発揮する。つま
り、ナビゲーション機能あるいは各種ECU51〜58
での処理内容を自分専用のものとするために、利用者は
登録している自分のユーザ名を音声入力するだけでよい
ため、非常に簡便に利用者特定ができる。具体的に従来
手法と比較すると次のようになる。例えばパターンセレ
クトキーなどによって登録しておくものでは、自分の登
録した番号を忘れると全てのキー操作を試みなければな
らず、また、自分が登録した番号に他人が勝手に別のパ
ターンを登録してしまうと、その後に自分が利用しよう
とした場合、別のパターン設定になってしまう。また、
多数の利用者に対応しようとすると、その利用者分のパ
ターンセレクトキーを準備しなくてはならず設置場所な
どの制限も考慮せざるを得ない。また、車両のドアをア
ンロックしたキーのIDに基づく設定では、複数の利用
者が同じキーを利用する場合は利用者毎の設定は実現で
きない。また、ドアをアンロックしたキーによって設定
が決まってしまうので、例えば予備のキーを使った場合
には、利用者の望む設定とならない可能性もある。
【0062】これに対して、本実施例のような利用者特
定手法によれば、利用者が登録したユーザIDに対応す
るユーザ名として例えば自分の名前などを発声するよう
にしておけるので、従来の単に番号だけを覚えておくも
のに比べればユーザ名を忘れてしまったり他人用のユー
ザ名を誤って使用してしまうことは極めて少ない。ま
た、多数の利用者を対象とする場合であっても、上述の
パターンセレクトキーのようなハード的な増加はなく、
登録するユーザ名のデータが増えるだけである。さら
に、複数の利用者が同じキーを利用する場合や予備のキ
ーを使った場合の「所望の設定にすることができない」
という不都合も生じない。つまり、従来手法の場合の問
題は、利用者を直接特定しているのではなく、キーのI
Dを介して間接的に特定していることに起因して発生し
ている。それに対して、本実施例の場合には、利用時点
における利用者自身から得られる情報(つまり利用者が
音声入力するユーザ名)に基づいて利用者を確実に特定
するようにしたため、これらの問題が解決できるのであ
る。
【0063】なお、上述のパターンセレクトキーは1つ
のキーに1つのIDが対応するものであるため、利用者
数の増加に伴ってキー数自体の増加が問題になると説明
したが、例えばテンキーのような入力装置を備え、例え
ば利用者が4桁程度のID番号を任意に決めて登録して
おくようにすることも考えられる。しかし、この場合に
はテンキーを4回押すという作業が必要となり、また登
録できるIDが数字だけとなる。もちろん入力手順を工
夫することでテンキーを用いた仮名入力も可能ではある
が、非常に煩雑な入力作業となる。このような点につい
ても、本実施例の場合であれば、単純にユーザ名を音声
入力するだけでよく、また音声入力できる内容であれ
ば、どのようなものでもユーザ名となり得るので、数字
に限られることはない。 [第2実施例]上述の第1実施例では、利用者がユーザ
名を音声入力することによって、利用者を特定してい
た。この場合は主に利用者特定のために利用者が行うべ
き動作を簡便にする点に着目しているため、例えば他人
が勝手に自分の利用者識別情報を音声入力した場合であ
っても自分用の学習結果が呼び出されてしまう。さらに
は、その他人の学習結果に更新されてしまうと、その
後、再度自分が利用する場合に所望の処理が実行されな
いこととなる。
【0064】したがって、この点を鑑みれば、次のよう
な工夫をすることもできる。つまり、対話制御部32の
記憶部32aに、単にユーザ名の文字列データだけを記
憶しておくのではなく、その利用者から音声入力された
ユーザ名に対応する音響的特徴量までも記憶しておき、
利用者特定の際、音声入力されたユーザ名の音響的特徴
量自体を抽出し、その抽出された音響的特徴量と予め登
録されているユーザ名の音響的特徴量と比較して一致し
ているかどうかを判断するのである。このようにすれ
ば、たとえ他人が自分のユーザ名を音声入力したとして
も、自分の学習結果が勝手に呼び出されたり更新された
りすることはなくセキュリティ面でも効果的である。 [第3実施例]上述の第2実施例では、音響的特徴量と
いう利用者のユニークな身体的特徴に基づく利用者特定
を行うこととした。この観点からすれば、例えば指紋を
識別して利用者を特定することもできる。原理的には上
述の第2実施例における音声の場合と同様に、利用者の
指紋を登録しておき、利用者特定の際、利用者の指紋を
読み込み、予め登録されている指紋の登録画像と比較す
ることによって利用者を特定するのである。この場合
は、利用者が自分の指を所定の画像読み込み範囲に持っ
ていって指紋を読み取らせる必要があるため、例えば、
その所定の画像読み込み範囲を、車両のステアリングホ
イールに設け、利用者がステアリングホイールを握った
際に指紋読み込みが可能に構成することが好ましい。こ
のように、指紋による利用者特定の場合にも、利用者を
確実かつ簡便に特定できると共に、セキュリティ面でも
効果的である。 [その他] (1)上述した第1実施例の場合には、新規に登録する
場合にも、利用者がユーザ名を音声入力していた。しか
し、操作スイッチ群8あるいは表示装置15のタッチス
イッチ12を操作することによって、利用者がユーザ名
を新規登録できるようにすることも考えられる。例えば
新規登録モードにおいては、表示装置15のLCDモニ
タ14にテキスト入力画面が表示され、その画面上にて
ユーザ名の「読み」を入力する。このユーザ名の文字列
データがマルチメディアECU10を介して音声認識装
置30の対話制御部32へ送られ、対話制御部32で
は、図3に示すように入力部32bを介して入力したユ
ーザ名を記憶部32aに記憶する。この場合も、スピー
カ37を介してそのユーザ名をトークバックさせて利用
者に報知し、利用者が確認の操作(例えば確認キーを押
下)をすることによってそのユーザ名を正式に登録する
ようにした方が好ましい。
【0065】(2)また、上述の第1実施例の場合に
は、イグニッションスイッチがオンされた場合、つまり
システムが起動した時点において利用者特定の処理を実
行することとしたが、例えば所定の操作をすることによ
って、システムが起動して通常の処理を実行している任
意のタイミングにおいても利用者特定処理ができるよう
にしてもよい。例えばエンジンが停止せずにドライバを
交替するような自体もあるため、その場合には、交替し
たドライバに合った設定にすべきだからである。
【0066】(3)また、上記第1実施例の場合には、
音声認識装置30にて利用者特定をした後、その特定さ
れた利用者に対応した設定とする対象をマルチメディア
ECU10のナビゲーション制御部10a及び各種EC
U51〜58としたが、ナビゲーション制御部10a、
各種ECU51〜58の内のいずれか一つと組み合わせ
てもよい。さらには、音声認識装置30自体も、利用者
に応じた学習結果を用いるような設定にしてもよい。つ
まり、音声認識に際しては、利用者毎の特徴を学習して
おくと認識率の向上などの効果が得られるため、音声認
識装置30単体としても実現は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のマルチメディアシステムの概略構成
を示すブロック図である。
【図2】 音声認識装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 音声認識装置における音声認識部と対話制御
部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 音声認識装置が実行する処理を示すフローチ
ャートの一部である。
【図5】 音声認識装置が実行する処理を示すフローチ
ャートの一部である。
【符号の説明】
4…位置検出器 6…地図データ
入力器 8…操作スイッチ群 10…マルチメデ
ィアECU 10a…ナビゲーション制御部 10b…マルチ
メディア制御部 12…タッチスイッチ 13…ディスプ
レイECU 14…LCDモニタ 15…タッチス
イッチ付き表示装置 18…ジャイロスコープ 20…距離セン
サ 22…GPS受信機 30…音声認識
装置 31…音声認識部 31a…照合部 31b…辞書部 32…対話制
御部 32a…記憶部 32b…入力部 32c…後処理部 33…音声合
成部 34…音声入力部 35…マイクロ
フォン 36…PTTスイッチ 37…スピーカ 38…PTTスイッチ制御部 40…通信ライ
ン 51…TEL−ECU 52…TVチュ
ーナ 53…オーディオ装置 54…シート位
置調整用ECU 55…ステアリング位置調整用ECU 56…ミラー位
置調整用ECU 57…エンジンECU 58…ECT−
ECU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を入力するための音声入力手段と、 該音声入力手段を介して入力された音声を、予め辞書手
    段に記憶されている複数の比較対象パターン候補と比較
    して一致度合の高いものを認識結果とする認識手段と、 該認識手段による認識結果を、予め登録されている利用
    者毎の識別情報と比較することによって利用者を特定す
    る利用者特定手段と、 複数の利用者毎に対応した学習結果を記憶しておく記憶
    手段と、 前記利用者特定手段によって利用者が特定された場合に
    は、その特定された利用者に対応する学習結果を前記記
    憶手段から読み出し、その読み出した学習結果に基づく
    所定の情報処理を実行する処理実行手段とを備えるこ
    と、 を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記処理実行手段が実行する所定の情報処理は、前記音
    声入力手段及び認識手段を用いた音声認識処理であるこ
    と、 を特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記処理実行手段が実行する所定の情報処理は、ナビゲ
    ート処理であり、 前記音声入力手段は、少なくとも前記処理実行手段がナ
    ビゲート処理をする上で指定される必要のある所定のナ
    ビゲート処理関連データの指示を利用者が音声にて入力
    するために用いられており、 前記音声認識手段による認識結果に基づいて、前記処理
    実行手段がナビゲート処理を実行すること、 を特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の情報処
    理装置において、 さらに、前記音声入力手段を介して入力された利用者音
    声の音響的特徴量を抽出する特徴量抽出手段を備え、 前記利用者特定手段は、前記認識手段による認識結果を
    予め登録されている利用者毎の識別情報と比較すると共
    に、前記特徴量抽出手段によって抽出された音響的特徴
    量を予め登録されている利用者毎の音響的特徴量と比較
    することによって利用者を特定すること、 を特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 所定の画像読み込み範囲内におかれた指
    紋を読み込むための指紋読み込み手段と、 該指紋読み込み手段を介して読み込んだ指紋の画像を、
    予め登録されている利用者毎の指紋の登録画像と比較す
    ることによって利用者を特定する利用者特定手段と、 複数の利用者毎に対応した学習結果を記憶しておく記憶
    手段と、 前記利用者特定手段によって利用者が特定された場合に
    は、その特定された利用者に対応する学習結果を前記記
    憶手段から読み出し、その読み出した学習結果に基づく
    所定の情報処理を実行する処理実行手段とを備えるこ
    と、 を特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報処理装置におい
    て、 前記指紋読み込み手段が指紋を読み込むための所定の画
    像読み込み範囲は、車両のステアリングホイールに設け
    られており、利用者が当該ステアリングホイールを握っ
    た際に指紋読み込みが可能にされていること、 を特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の情報処
    理装置において、 前記利用者特定手段は、 前記利用者を特定する前に、報知手段を介して、特定候
    補の利用者を識別可能な情報を報知し、 該報知手段によって利用者を識別可能な情報が報知され
    た後に所定の確定指示がなされた場合には、前記特定候
    補の利用者を特定利用者として確定すること、 を特徴とする情報処理装置
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の情報処
    理装置において、 車両に搭載されていることを特徴とする情報処理装置。
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