JPH09114807A - 文音声合成装置 - Google Patents

文音声合成装置

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JPH09114807A
JPH09114807A JP7269724A JP26972495A JPH09114807A JP H09114807 A JPH09114807 A JP H09114807A JP 7269724 A JP7269724 A JP 7269724A JP 26972495 A JP26972495 A JP 26972495A JP H09114807 A JPH09114807 A JP H09114807A
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JP7269724A
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Nobuo Nukaga
信尾 額賀
Takashi Endo
隆 遠藤
Shunichi Yajima
俊一 矢島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】入力された文章に未知語のような音声出力情報
として不適当な情報が含まれる場合に、不正確な情報を
与えることなく、安全性を保持する。 【解決手段】入力文を解析し単語に分割する単語分割処
理装置23、単語分割処理23の結果に未知語が含まれ
ているかどうか判定する未知語判定装置25、読みアク
セントを決定する装置27、及び音声波形を生成する装
置28を備え、出力対象の文解析結果に、未知語が含ま
れているかどうかを判定する手段を設けることにより、
音声出力の抑制、警告音の出力等、出力情報を制御す
る。特に、ナビゲーション装置に於いては、信頼性、安
全性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文章を音声で読み
上げる文音声合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字コードから成る任意文章を音声に変
換して出力を行う技術は、テキスト音声合成技術と呼ば
れ(参考文献:「音声合成における自然言語処理」匂坂
芳典、情報処理、Vol.34、No.10、1993
年10月)、電子化テキストの読み上げ等に応用されて
いる。
【0003】テキスト音声合成技術を用いて入力文を音
声波形に変換する一般的処理は、入力を形態素解析し単
語に分割した後、辞書に登録されている単語の読み、ア
クセント情報、品詞等を参照して、文章全体として聴き
やすい韻律を決定する。以上で求められた情報から、日
本語の50音に相当する発音記号列及び、アクセント記
号から構成される中間データを生成し、発音記号に相当
する音声素片を編集することで音声波形に変換する手段
で行われる。
【0004】一方、音声処理技術の応用例として、近年
カーナビゲーションシステムの開発が行われている。例
えば、目的地までの経路誘導機能の中に音声誘導機能を
実装し「次の交差点を右に曲がってください。」等の音
声を出力することにより、運転者が小型ディスプレイ等
を注視することなく運転に集中できるような装置が開発
されている。
【0005】さらに、無線通信等の手段を用いて、時々
刻々と変化する情報の提供を行う送信システムが出現し
たことで、音声出力機能付ナビゲーション装置の開発は
活発化している。例えば、近年の道路交通需要の増大に
伴い、目的地までの渋滞情報や駐車場情報等の交通情報
を統括して提供することにより、安全で円滑な交通環境
を実現する道路交通情報通信システムと呼ばれる社会的
基盤が構築されている。(参考文献:「VICS公開デ
モンストレーション実験ガイド」道路交通情報通信シス
テム推進協議会、1993年11月)より具体的に説明
すると、道路交通情報通信システムでは、送信側設備と
して、道路脇に設置された電波ビーコンや光ビーコン、
FM多重放送等を利用して道路交通情報を送信する。受
信側設備としては、車に設置された電波ビーコン受信
機、光ビーコン受信機、FM多重受信機等で情報を受信
する。
【0006】道路交通情報通信システムから提供される
交通情報は、走行車両の位置を示す静的な情報と、位置
情報から得られる動的な情報の組み合わせで表現され
る。静的情報は地図上のメッシュコードで表現される。
動的情報には、重大事故情報や突発的に発生する地震情
報などの緊急情報、高速道路や一般道路の混雑状況など
の渋滞情報、基準点に到達するまでの概算時間を示す旅
行時間情報、サービスエリアや公共パーキングなどの駐
車場情報等が含まれる。
【0007】これらの情報も、音声誘導の例の場合と同
様に、地図等の画像情報と共に音声でも出力するのが望
ましい。
【0008】動的な情報は時々刻々と変化する情報であ
り内容も多岐に渡るため、予め音声を貯えておく録音再
生方式の技術で実装しようとすると、文例の数が莫大に
なり、メモリの制約上非現実的である。
【0009】そこで、受け取った文字情報をテキスト音
声合成技術を用いて音声に変換し、使用者に提供するナ
ビゲーション装置が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、道路交通情
報通信システムでは、定型的で単純な文章から、難解な
地名を含んだ道路情報まで様々な情報を提供する。入力
文を形態素解析する処理では通常辞書を用いるが、辞書
に含まれていない単語、例えば専門語や固有名詞に対し
ては、正確な解析結果を生成することができない。辞書
に含まれていない単語のことを未知語と呼ぶ。未知語
は、道路交通情報の場合に限らず、一般の文を形態素解
析する際にも同様に出現する。
【0011】未知語に対しては、正確な読みを付与する
ことができないので、読み誤りの危険がある。読み誤り
の危険があるまま音声出力を行うのは、運転操作を誤ら
せかねない。従って、道路交通安全システムの本来の目
的である、安全で円滑な交通システムを構築するという
趣旨に反することになり、信頼性の高いシステムとはな
り得ない。
【0012】従来のテキスト音声合成技術では、未知語
に対して強制的に読み付与を行う方法(参考文献:「日
本文音声出力のための言語処理方式」宮崎正弘・大山芳
史、情報処理学会論文誌、Vol.27、No.11、
1986年11月、など)が考えられているが、全ての
事例に正確な読みを付与できるという保証はない。
【0013】従って、ナビゲーション装置をはじめとし
て信頼性の要求されるシステムでは、未知語に対して強
制的に読み付与を行う方法を採用することは得策ではな
い。
【0014】本発明の目的は、入力文章に対し読み付与
の正確さを判定する手段を設け、出力可能なデータかど
うかを決定することにより、未知語等を含む場合には、
文全体を出力せず、代替手段で情報受信を報知する装置
を実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、まず
第1に、文章中に未知語を含むかどうか判定する、未知
語判定装置を設ける。
【0016】第2に、未知語判定装置の判定結果を元
に、出力情報を制御する、音声出力制御装置を設ける。
未知語判定装置の判定の結果、出力しようとするデータ
が、正確なデータであると判定された場合には、解析さ
れたデータを音声情報として使用者に提供する。一方、
音声出力をすることが妥当でない不正確なデータである
と判定された場合には、スピーカに音声出力命令を与え
ない、もしくは、警告音格納装置から音声出力バッファ
に警告音波形をロードし、音声情報として使用者に提供
することにより、使用者に、解析中のデータが音声出力
不可能であるデータである旨を報知する。
【0017】本発明の構成による装置を用いれば、単語
分割処理の結果に未知語を含んでいて、正確に読み上げ
ることができない場合には、音声を出力しない、または
警告音を発することにより、誤った情報を使用者に提供
することのない文音声合成装置を構築することができ、
特に、カーナビゲーション装置に実装した場合において
は、常に信頼性の高い情報のみを出力する装置を構築す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例を示すブロック図である。文入力を受けて、単語分割
処理装置1001は、音声辞書1002を参照し、入力
文の単語分割を行う。未知語判定装置1003は、該単
語分割結果中に未知語が含まれているかどうかを判定
し、未知語が含まれていない場合には、未知語が含まれ
ていない事を示す情報を音声出力制御装置1004に伝
達し、該単語分割処理の結果を読みアクセント決定装置
1005に伝達する。一方、未知語が含まれている場合
には、未知語が含まれている事を示す情報を音声出力制
御装置1004に伝達するのみで、読みアクセント決定
装置1005にいかなる情報をも伝達しない。読みアク
セント決定装置1005では、該伝達情報を基に、音声
辞書1002を参照して文全体の韻律を決定し、日本語
の50音に相当する発音記号とアクセント位置情報を示
す記号からなる文字列を生成し、音声波形生成装置10
06に伝達する。
【0019】音声波形生成装置1006は、発音記号に
対応する音声素片データを音声素片データ記憶装置10
07から読み出し編集することで音声波形を生成し、該
音声波形を音声データ格納メモリ1008に転送し、音
声出力制御装置1004に、音声出力の準備が完了した
旨の信号を発信する。音声出力制御装置1004は、未
知語が含まれていない事を示す情報を未知語判定装置1
003から受けた場合かつ音声出力の準備が完了した旨
の信号を音声波形生成装置1006から受けた場合、音
声データ格納メモリ1008に蓄積されているデータを
スピーカ1009から出力し、未知語が含まれている事
を示す情報を未知語判定装置1003から受けた場合に
は、文全体の音声出力を行わない。
【0020】図2は、本発明の実施の形態の一例を示す
ブロック図である。文入力を受けて、単語分割処理装置
2001は、音声辞書2002を参照し、入力文の単語
分割を行う。未知語判定装置2003は、該単語分割結
果中に未知語が含まれているかどうかを判定し、未知語
が含まれていない場合には、未知語が含まれていない事
を示す情報を音声出力制御装置2004に伝達し、該単
語分割処理の結果を読みアクセント決定装置2005に
伝達する。一方、未知語が含まれている場合には、未知
語が含まれている事を示す情報を音声出力制御装置20
04に伝達するのみで、読みアクセント決定装置200
5にいかなる情報をも伝達しない。読みアクセント決定
装置2005では、該伝達情報を基に、音声辞書200
2を参照して文全体の韻律を決定し、日本語の50音に
相当する発音記号とアクセント位置情報を示す記号から
なる文字列を生成し、音声波形生成装置2006に伝達
する。
【0021】音声波形生成装置2006は、発音記号に
対応する音声素片データを音声素片データ記憶装置20
07から読み出し編集することで音声波形を生成し、該
音声波形を音声データ格納メモリ2008に転送し、音
声出力制御装置2004に、音声出力の準備が完了した
旨の信号を発信する。音声出力制御装置2004は、未
知語が含まれていない事を示す情報を未知語判定装置2
003から受けた場合かつ音声出力の準備が完了した旨
の信号を音声波形生成装置2006から受けた場合に
は、音声データ格納メモリ2008に蓄積されているデ
ータをスピーカ2009から出力し、未知語が含まれて
いる事を示す情報を未知語判定装置2003から受けた
場合には、警告音を警告音データ記憶装置2010から
音声データ格納メモリ2008にロードし、スピーカ2
009から警告音を出力する。
【0022】図3は、本発明の実施の形態の一例を示す
ブロック図である。文入力を受けて、単語分割処理装置
3001は、音声辞書3002を参照し、入力文の単語
分割を行う。未知語判定装置3003は、該単語分割結
果中に未知語が含まれているかどうかを判定し、未知語
が含まれていない場合には、未知語が含まれていない事
を示す情報を音声出力制御装置3004に伝達し、該単
語分割処理の結果を読みアクセント決定装置3005に
伝達する。一方、未知語が含まれている場合には、未知
語が含まれている事を示す情報を音声出力制御装置30
04に伝達するのみで、読みアクセント決定装置300
5にいかなる情報をも伝達しない。読みアクセント決定
装置3005では、該伝達情報を基に、音声辞書300
2を参照して文全体の韻律を決定し、日本語の50音に
相当する発音記号とアクセント位置情報を示す記号から
なる文字列を生成し、音声波形生成装置3006に伝達
する。
【0023】音声波形生成装置3006は、発音記号に
対応する音声素片データを音声素片データ記憶装置30
07から読み出し編集することで音声波形を生成し、該
音声波形を音声データ格納メモリ3008に転送し、音
声出力制御装置3004に、音声出力の準備が完了した
旨の信号を発信する。音声出力制御装置3004は、未
知語が含まれていない事を示す情報を未知語判定装置3
003から受けた場合かつ音声出力の準備が完了した旨
の信号を音声波形生成装置3006から受けた場合に
は、音声データ格納メモリ3008に蓄積されているデ
ータをスピーカ3009から出力し、未知語が含まれて
いる事を示す情報を未知語判定装置3003より受けた
場合には、文全体の音声出力を行わない。また、文入力
と同時に、画像出力制御装置3011は表示装置301
2に入力文章を出力する。使用者は、音声を聴取しなく
ても、画像情報より文の内容を知ることができる。
【0024】図4は、本発明の実施の形態の一例を示す
ブロック図である。文入力を受けて、単語分割処理装置
4001は、音声辞書4002を参照し、入力文の単語
分割を行う。未知語判定装置4003は、該単語分割結
果中に未知語が含まれているかどうかを判定し、未知語
が含まれていない場合には、未知語が含まれていない事
を示す情報を音声出力制御装置4004に伝達し、該単
語分割処理の結果を読みアクセント決定装置4005に
伝達する。一方、未知語が含まれている場合には、未知
語が含まれている事を示す情報を音声出力制御装置40
04に伝達するのみで、読みアクセント決定装置400
5にいかなる情報をも伝達しない。読みアクセント決定
装置4005では、該伝達情報を基に、音声辞書400
2を参照して文全体の韻律を決定し、日本語の50音に
相当する発音記号とアクセント位置情報を示す記号から
なる文字列を生成し、音声波形生成装置4006に伝達
する。
【0025】音声波形生成装置4006は、発音記号に
対応する音声素片データを音声素片データ記憶装置40
07から読み出し編集することで音声波形を生成し、該
音声波形を音声データ格納メモリ4008に転送し、音
声出力制御装置4004に、音声出力の準備が完了した
旨の信号を発信する。音声出力制御装置4004は、未
知語が含まれていない事を示す情報を未知語判定装置4
003から受けた場合かつ音声出力の準備が完了した旨
の信号を音声波形生成装置4006から受けた場合に
は、音声データ格納メモリ4008に蓄積されているデ
ータをスピーカ4009から出力し、未知語が含まれて
いる事を示す情報を未知語判定装置4003より受けた
場合には、警告音を警告音データ記憶装置4010から
音声データ格納メモリ4008にロードし、スピーカ4
009から警告音を出力する。文入力と同時に、画像出
力制御装置4011は表示装置4012に入力文章を出
力する。使用者は、警告音を聴取することにより、表示
装置4012に文が新たに表示されたことを知る。
【0026】図5は、本発明の請求項5のナビゲーショ
ン装置を利用した、道路交通情報受信システムの実施形
態である。該システムは、道路交通情報通信システムを
送信側システム111として、該ナビゲーション装置を
受信側装置112として構成される。該図は、道路情報
通信システムを送信側システムとして実施している図で
あるが、少なくとも、無線通信や自動車電話等の手段に
よって情報伝達を行う機能を有する送信側システムにお
いて、同様に実施できる。送信側システム111では、
道路情報通信システムセンター装置101が、情報収集
装置102で情報を収集し、送出情報編集装置103に
て、例えば、「音羽蒲郡IC付近で重大事故が発生しま
した。」という文を含むデータを作成する。続いて、ビ
ーコン送出装置104とFM多重送出装置105にそれ
ぞれ転送し、無線通信106及び107を利用して送出
する。受信側システムでは、ビーコン受信装置108、
もしくはFM多重受信装置109を利用して情報を受信
し、受信した情報をナビゲーション装置110に転送す
る。ナビゲーション装置110では、受信情報を解読
し、画像情報と音声情報に変換して画像出力装置及び音
声出力装置から出力する。
【0027】図6は、本発明の実施の形態の一例を示す
ナビゲーション装置のブロック図である。アンテナ11
から受信したデータは、一旦受信装置15に格納され
る。受信装置15は、道路交通情報を受信したという信
号を、タイミング制御装置21に発信する。受信した情
報の内容は、例えば、「音羽蒲郡IC付近で重大事故が
発生しました。」といった文情報を含んでいる。受信情
報は、受信情報デコーダ16にて復号化され、画像提供
用データと音声応答用データに編集されて、画像提供用
データは画像データ編集装置17に転送され、音声応答
用データは出力文編集装置22に転送される。画像デー
タ編集装置17は、出力すべき画像データを編集した
後、画像データを画像データ格納メモリ19にする。画
像データ編集装置17は、画像データ格納メモリ19に
データを転送し終えた後、画像出力制御装置20に、出
力画像の準備が完了したという意味の信号を発信する。
画像出力制御装置20は、音声出力との同期を図るた
め、タイミング制御装置21に準備完了信号を発信す
る。出力文編集装置22は、受信情報デコーダ16から
転送されたデータから、音声情報として提供すべき文を
編集する。該例では、単語分割処理装置23には、「音
羽蒲郡IC付近で重大事故が発生しました。」という文
が転送される。単語分割処理装置23では、音声辞書2
4を参照して該文を単語に分割する。単語分割処理装置
23は、単語分割処理出力を未知語判定装置25に転送
する。未知語判定装置25では、単語分割処理出力中
に、未知語が含まれている事を意味する符号が存在する
かどうかを判定し、存在しないならば、現在解析中のデ
ータには未知語を含まない旨の信号を、音声出力制御装
置26に発信した後、読みアクセント決定装置27に対
して単語分割処理出力を転送する。一方、未知語判定装
置25が、該出力に未知語が存在すると判定した場合に
は、現在解析中のデータには未知語を含む旨の信号を、
音声出力制御装置26に発信し、読みアクセント決定装
置27に対しては、いかなる情報をも伝達しない。読み
アクセント決定装置27は、音声辞書24を参照しなが
ら、単語毎の読み及びアクセントの情報から、文全体の
読みとアクセントを決定した後、日本語の50音に相当
する発音記号とアクセント位置情報を示す記号からなる
文字列を生成し、音声波形生成装置28に転送する。音
声波形生成装置28では、音声波形の基本単位である音
声素片データ記憶装置29から、必要な素片を選択し音
声波形を構成する。その後、音声データ格納メモリ30
に音声波形を転送した後、音声出力制御装置26に対し
て、出力音声データの準備が完了した旨の通知を行う。
音声出力制御装置26は、現在解析中のデータに未知語
が含まれている事を示す情報を未知語判定装置25から
受け取った場合には、警告音データ記憶装置31から、
「ぴー」などの警告音を音声データ格納メモリ30にロ
ードし、タイミング制御装置21に音声出力の準備が完
了した旨の信号を発信する。一方、未知語が含まれてい
ないことを示す情報を未知語判定装置25から受け取
り、かつ音声波形生成装置28からの準備完了を示す情
報を受け取った場合に限り、タイミング制御装置21
に、音声出力の準備が完了した旨の信号を発信する。タ
イミング制御装置21は、画像出力制御装置20及び音
声出力制御装置26からの準備完了の信号を受けると、
両制御装置20及び26に対して出力可能の信号を発信
する。該信号を受信した画像出力制御装置20は、画像
データ格納メモリ19に格納された画像データを表示装
置13に表示する。同様に、音声出力制御装置26は、
音声データ格納メモリ30に格納された音声データをス
ピーカ14から出力する。
【0028】図7は、図6の単語分割処理装置23の実
施形態の一例を示す図である。単語分割処理装置では、
入力文章301を受け取った後、辞書検索処理302を
行って、検索結果テーブル303を生成する。最適パス
探索部304では、文節数最少法、最長一致法などの探
索手法を利用して、単語分割処理出力305を生成す
る。文節数最少法、最長一致法などの探索手法は、当業
者にとっては実現容易な手法である。単語分割処理出力
305中の、記号「M」306は、その部分の文字もし
くは文字列が、音声辞書に存在しない単語である、すな
わち未知語である事を示す符号である。
【0029】
【発明の効果】本発明を利用すれば、文解析の処理結果
に、未知語などの読み上げ上不適当な情報が含まれてい
る場合には、音声情報として読み上げない、もしくは警
告音によって報知する装置を構成でき、文音声合成装置
が出力する音声情報の正確性を向上することができる。
特に、本発明の文音声合成装置を、ナビゲーション装置
の一部として構成すれば、解析対象の文に固有名詞等の
未知語が含まれると解析されても、未知語判定装置によ
り、音声出力制御装置を通じて音声出力を制御すること
が可能となり、正確な情報だけを使用者に通知でき、安
全で適正な信頼性の高いナビゲーション装置を構築する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文音声合成装置のブロック図。
【図2】本発明の文音声合成装置のブロック図。
【図3】本発明の文音声合成装置のブロック図。
【図4】本発明の文音声合成装置のブロック図。
【図5】無線通信を利用した道路交通情報の送受信シス
テムの説明図。
【図6】本発明のナビゲーション装置のブロック図。
【図7】単語分割処理装置における処理フローとデータ
構造を示す図。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 ナビゲーション装置 13 表示装置 14 スピーカ 15 受信装置 16 受信情報デコーダ 17 画像データ編集装置 18 地図データ 19 画像データ格納メモリ 20 画像出力制御装置 21 タイミング制御装置 22 出力文編集装置 23 単語分割処理装置 24 音声辞書 25 未知語判定装置 26 音声出力制御装置 27 読みアクセント決定装置 28 音声波形生成装置 29 音声素片データ 30 音声データ格納メモリ 31 警告音データ 101 道路交通情報通信システムセンター装置 102 情報収集装置 103 送出情報編集装置 104 ビーコン送出装置 105 FM多重送出装置 106 無線通信手段 107 無線通信手段 108 ビーコン受信装置 109 FM多重受信装置 110 ナビゲーション装置 111 送信側システム 112 受信側システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10L 3/00 G10L 3/00 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文を解析するための辞書と、文を解析し単
    語に分割する単語分割処理装置と、該単語分割処理の結
    果に該辞書に登録されていない未知語が含まれているか
    どうかを判定する未知語判定装置と、該単語分割処理の
    結果に対して、読みとアクセントを付与する読みアクセ
    ント決定装置と、前記読みアクセント情報から音声を合
    成し出力する音声出力装置からなる文音声合成装置にお
    いて、該単語分割処理結果に、該未知語判定装置で未知
    語と判定された語が含まれている場合には、文全体の音
    声出力を停止する手段を有する文音声合成装置。
  2. 【請求項2】文を解析するための辞書と、文を解析し単
    語に分割する単語分割処理装置と、該単語分割処理の結
    果に該辞書に登録されていない未知語が含まれているか
    どうかを判定する未知語判定装置と、該単語分割処理の
    結果に対して、読みとアクセントを付与する読みアクセ
    ント決定装置と、前記読みアクセント情報から音声を合
    成し出力する音声出力装置からなる文音声合成装置にお
    いて、該単語分割処理結果に、該未知語判定装置で未知
    語と判定された語が含まれている場合には、文全体の音
    声出力に替えて、情報受信が行われた旨を報知する警告
    音を出力する手段を有する文音声合成装置。
  3. 【請求項3】文を解析するための辞書と、文を解析し単
    語に分割する単語分割処理装置と、該単語分割処理の結
    果に辞書に登録されていない未知語が含まれているかど
    うかを判定する未知語判定装置と、該単語分割処理の結
    果に対して、読みとアクセントを付与する読みアクセン
    ト決定装置と、前記読みアクセント情報から音声を合成
    し出力する音声出力装置と、入力文を表示する表示装置
    からなる文音声合成装置において、該単語分割処理結果
    に、該未知語判定装置で未知語と判定された語が含まれ
    ている場合には、文全体の音声出力を行わず、文を構成
    する文字の文字コードの画面出力を行う手段を有する文
    音声合成装置。
  4. 【請求項4】文を解析するための辞書と、文を解析し単
    語に分割する単語分割処理装置と、該単語分割処理の結
    果に辞書に登録されていない未知語が含まれているかど
    うかを判定する未知語判定装置と、該単語分割処理の結
    果に対して、読みとアクセントを付与する読みアクセン
    ト決定装置と、前記読みアクセント情報から音声を合成
    し出力する音声出力装置と、入力文を表示する表示装置
    からなる文音声合成装置において、該単語分割処理結果
    に、該未知語判定装置で未知語と判定された語が含まれ
    ている場合には、文全体の音声出力を行わず、情報受信
    が行われた旨を報知する警告音の出力と、文を構成する
    文字の文字コードの画面出力を行う手段を有する文音声
    合成装置。
  5. 【請求項5】少なくとも、外部情報提供者が送信する情
    報を受信する装置と、受信した情報から情報提示に必要
    な情報を抽出する受信情報デコーダと、受信情報デコー
    ダから出力される情報から音声出力用の文を編集する出
    力文編集装置と、文を解析するための辞書と、文解析を
    行う単語分割処理装置と、該文解析の結果に未知語が含
    まれているかどうか判定する未知語判定装置と、該文解
    析の結果から読みアクセント情報を生成する読みアクセ
    ント決定装置と、該読みアクセント情報から音声波形を
    生成する音声波形生成装置と、未知語判定の結果に応じ
    て音声出力を制御する音声出力制御装置と、代替警告音
    を格納する警告音データと、画像出力と音声出力の同期
    をとるタイミング制御装置と、受信情報デコーダから出
    力される情報から画像出力用の画像を編集する画像デー
    タ編集装置と、画像出力を制御する画像出力制御装置か
    ら構成されるナビゲーション装置において、該単語分割
    処理結果に、該未知語判定装置で未知語と判定された語
    が含まれている場合には、文全体の音声出力を停止し、
    警告音を発することにより情報受信が行われたことを報
    知し、合わせて、画像出力装置から文を構成する文字の
    文字コードの画面出力を行う手段を有するナビゲーショ
    ン装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000082025A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Toyota Motor Corp 電子メール装置
JP2005044314A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Toyota Motor Corp 電子メールの配信方法、電子メールを配信するセンターおよび車両
JP2014238654A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社豊田中央研究所 運転支援装置、及びプログラム
JP2020034925A (ja) * 2019-10-15 2020-03-05 株式会社ユピテル システム及びプログラム

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