JP3115232B2 - 受信した文字データを音声に合成する音声合成装置 - Google Patents

受信した文字データを音声に合成する音声合成装置

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JP3115232B2
JP3115232B2 JP08149126A JP14912696A JP3115232B2 JP 3115232 B2 JP3115232 B2 JP 3115232B2 JP 08149126 A JP08149126 A JP 08149126A JP 14912696 A JP14912696 A JP 14912696A JP 3115232 B2 JP3115232 B2 JP 3115232B2
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博之 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
受信機に使用される音声合成装置に関し、特に受信した
FM文字多重放送、VICS(自動車情報通信システ
ム)情報を構成する文字データを音声に合成する処理を
簡単化することに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は車両の搭載される受信機を示す。
なお、全図を通して同一の構成要素には同一の参照番号
又は記号を付して示す。本図に示すように、車両に搭載
される受信機10として、例えば、FM文字多重放送を
受信するFMラジオ受信機1では放送信号がスピーカ2
により音声に変換される。他方、放送信号の多重した文
字データが表示器3に表示される。そして、その文字デ
ータは音声合成装置4で音声信号に合成され、スピーカ
5を介して、音声に変換される。
【0003】なお、上記FM文字多重放送に代わり、V
ICS情報を受信した場合にも同様に、文字データは、
表示器により表示され、音声合成装置により音声に変換
され得る。図6は図5の音声合成装置4を示す図であ
る。本図に示すように、音声合成装置4には、漢字かな
混じり文について、文字記号列の入力文字データを、文
法解釈、意味解析を用いて、単語に分割し、各単語の文
字を表音に変換するために、つまり、文字記号列のデー
タを音声記号列のデータに変換した音韻情報を形成する
言語処理部41が設けられる。言語処理部41の処理で
は、分割された単語を文字記号列から音声記号列(読
み)に変換する音韻規則、さらにその単語にアクセン
ト、イントネーション、ポーズ等の韻律情報を与える韻
律規則を格納する言語辞書42が用いられる。このよう
に、アクセント、イントネーション、ポーズ等を加える
のは、もちろん、表示に適した散文的な漢字かな混じり
文を韻律的表音に適するようにするためである。この言
語辞書42はROMで構成され、通常1Mビット程度の
メモリ容量が使用される。言語処理部41で処理された
音声記号列を入力する音響処理部43は音声記号列を音
声合成単位の音声素片に変換する。音素処理部43の処
理では音声素片を格納し、ROMで構成される音素辞書
44が用いられる。
【0004】この変換を通じて得られた音声素片をつな
げて、連続音声波形が出力されて、以下に示すような入
力文字データが音声で読み上がられる。なお、言語処理
部41には、演算量が多いので、一般的には汎用のCP
Uが用いられ、音響処理部43には、演算理速度が要求
れるので、DSPの高速演算プロセッサが用いられる。
【0005】漢字かな混じり文の入力文字データ 「阪神高速 上り 渋滞 生田川 7km」 音声記号列データ 「ハンシンコーソク、ノボリ、ジュータイ、イクタガ
ワ、ナナキロメートル」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記音声合
成装置では、受信した漢字かな混じり文の文字記号列デ
ータが、膨大な言語辞書42を用いて、音声記号列のデ
ータに変換されている。このため、各々の受信機はそれ
ぞれに膨大な言語辞書を持って、その言語辞書の検索を
行い、音韻情報、韻律情報を求めなければならず、負荷
が大きいという問題がある。
【0007】さらに、FM文字多重放送の中でも交通情
報や天気予報などでは、視覚的に情報を伝えるため散文
的な文章になることが多くこれをそのまま音声で読み上
げても不自然な文章となるという問題がある。したがっ
て、本発明は、上記問題点に鑑み、受信機の負荷を軽減
でき、且つ自然な文章にすることができる、受信した文
字データを音声に合成する音声合成装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために送信側では、表示用の漢字かな混じり
文を単語に分割して、単語毎に表示用の文字記号列デー
タ、表音用の音声記号列データ、及び文の文型を示す番
号データを送出し、受信側では、送信側から送出したデ
ータを受信し、前記文型の番号データに対応して助詞、
助動詞、名詞の音声記号列データのパターンを格納し、
前記単語の音声記号列データをこのパターンに嵌め込む
ことを特徴とする、音声合成装置が提供される。これに
より、放送側で、単語の表音用の音声記号列が付加され
るので、受信側では大容量の言語辞書を持つことが不要
となり、さらに、漢字かな混じり文から単語に分割する
ための言語処理をすることが不要となり、時受信側の負
担が大幅に軽減できる。
【0009】また、前記送信側では前記表示用の漢字
かな混じり文の文型を示す番号データを送出し、前記受
信側では、前記文型の番号データに対応して助詞、助動
詞、名詞の音声記号列データのパターンを格納し、前記
単語の音声記号列データをこのパターンに嵌め込む
め、単語間に助詞、助動詞、名詞等を加えて、散文的な
漢字かな混じり文の表示韻律的表音に適させることが
可能になる。
【0010】前記送信側では、さらに送信すべき文を構
成する単語毎に音声合成するための順番データを送信
し、前記受信側では、前記順番データにしたがって前記
単語を音声合成する。この手段により、表示用に適した
漢字かな混じり文を構成する単語の順番を入れ換えて、
さらに韻律的表音に適させることが可能になる。
【0011】前記送信側では、送信するデータに受信側
で判別することを可能にするフラグを付ける。この手段
により、このフラグを基に処理が行えて受信側の処理が
さらに軽減される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る、FM放
送局又はVICSセンタが送信するFM放送、VICS
情報の内容を説明する図である。本図に示すように、F
M放送局又はVICSセンタ20では、送信すべき漢字
かな混じり文を構成する各単語の文字記号列データと同
時に、各単語の音声記号列データ、音声合成順序数、補
助データ読み出し番号を、以下のように、形成し、これ
らが車両の搭載の受信機10に送信される。
【0013】 送出データ例 FF 213 OA 1 OB 阪神高速 OC ハンシンコーソク OA 2 OB 上り OC ノボリ OA 5 OB 渋滞 OC ジュータイ OA 3 OB 行田川 OC イクタガワ OA 4 OB 7km OC ナナキロメートル 送出データ例の説明 FF :補助データ呼出番号開始フラグ 213:補助データ呼出番号 OA :音声合成順序開始フラグ OB :文字記号列の漢字かな混じり文データ開始フラグ OC :音声記号列データ開始フラグ 1、2、3、4、5:音声合成順序番号 図2は本発明に係る受信した文字データを音声に合成す
る音声合成装置を示す図である。本図に示すように、F
M放送局又はVICSセンタ20から送信される入力デ
ータを基に、制御部45は、補助データ呼出番号を参照
し補助データ辞書46により漢字かな混じり文の文型に
対応する補助データを検索する。補助データ辞書46
は、漢字かな混じり文の単語の音声記号列データをはめ
込むために、以下に示すように、助詞、助動詞、名詞の
パターンからなる補助データが多数格納される。
【0014】図3は補助データ辞書に格納される表音用
の補助データの1例を示す図である。本図に示すよう
に、補助データ呼出番号213に関して、5つの単語に
対応して「ドウロノ 」、「ワ(ハ) 」、「デ 」、
「ノ 」と、「デス」の音声記号列からなる補助データ
が格納される。この補助データにおいて、最初の「ドウ
ロノ 」中の「ドウロ」は道路(名詞)の音声記号列で
「ノ」は助詞であり、「 」は単語間のポーズを示す。次
に3つの助詞とポーズが続き、最後に助動詞で構成され
る。このようにして、表示に適した漢字かな混じり文の
文型に応じて、助詞、助動詞、名詞を、単語間に嵌め込
み、散文的表示から韻律的表音に適するようにする。
【0015】図4は、補助データ呼出番号により、各単
語の音声記号列データを補助データにはめ込む制御動作
例を説明する。本図に示すように、入力データの概略に
対して、制御部45は補助データ辞書46から補助デー
タ呼出番号213を呼び出して、送出される単語の音声
記号列データを音声合成順序番号に従ってはめ込む。こ
のようにして、表示に適した漢字かな混じり文を構成す
る単語の順番を変更して、韻律的表音に適するようにす
る。
【0016】さらに、音素辞書42には、このような補
助データに対して、単語のアクセント、イントネーショ
ン等の韻律規則が格納されている。例えば、単語のアク
セントについては、一般的にはnモーラの固有名詞の語
句には、0型、1型、…、n型と(n+1)種の基本ア
クセント型があるので、モーラ長から基本アクセント型
を求める規則が用いられる。ここに、モーラとは、単語
の長さを表す単位で1モーラが概ね日本語の50音の1
文字に相当する。また、日本語を話す場合には、右下が
りのイントネーションとなるので、これを規則として用
いる。そして、音響処理部43では、アクセントとイン
トネーションとを合成する。
【0017】したがって、本発明によれば、放送局又は
VICSセンタ1の側で、送出すべき漢字かな混じり文
を構成する単語毎に、表示用の文字記号列データと、表
音用の音声記号列とを送信するので、受信機側では大容
量の言語辞書を持つ必要がなくなった。また、漢字かな
混じり文を単語に分割する言語処理が不必要となる。さ
らに、送出される漢字かな混じり文を構成する単語は表
示に適する順序になっているが、音声合成順序を付する
ので、表音に適する順序にでき、散文的な表示を韻律を
重視することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、FM放送局又はVICSセンタ
が送信するFM放送、VICS情報の内容を説明する図
である。
【図2】本発明に係る受信した文字データを音声に合成
する音声合成装置を示す図である。
【図3】補助データ辞書に格納される表音用の補助デー
タの1例を示す図である。
【図4】補助データ呼出番号により、各単語の音声記号
列データを補助データにはめ込む制御動作例を説明する
図である。
【図5】車両の搭載される受信機を示す図である。
【図6】図5の音声合成装置4を示す図である。
【符号の説明】
10…受信機 20…FM放送局、VICSセンタ 42…音素辞書 43…音響処理部 45…制御部 46…補助データ辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−219575(JP,A) 特開 平5−210395(JP,A) 特開 平9−245288(JP,A) 特開 平9−305198(JP,A) 特開 平3−213075(JP,A) 特開 平5−75576(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 13/00 - 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側から送られてきた文字データに基
    いて、受信側で音声を合成する音声合成装置において、 送信側では、表示用の漢字かな混じり文を単語に分割し
    て、単語毎に表示用の文字記号列データ、表音用の音声
    記号列データ、及び文の文型を示す番号データを送出
    し、 受信側では、送信側から送られてきたデータを受信し、
    前記文型の番号データに対応して助詞、助動詞、名詞の
    音声記号列データのパターンを格納し、前記単語の音声
    記号列データをこのパターンに嵌め込むことを特徴とす
    る、 受信した文字データを音声に合成する音声合成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記送信側では、さらに送信すべき文を
    構成する単語毎に音声合成するための順番データを送信
    し、 前記受信側では、前記順番データにしたがって前記単語
    を音声合成する請求項1に記載の受信した文字データを
    音声に合成する音声合成装置。
  3. 【請求項3】 前記送信側では、送信するデータに受信
    側で判別することを可能にするフラグを付ける請求項1
    又は2に記載の受信した文字データを音声に合成する音
    声合成装置。
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