JP2003271193A - 車載用電子機器、車載用電子機器の音声認識結果報知方法、音声認識確認通知用プログラム及びナビゲーションシステム - Google Patents

車載用電子機器、車載用電子機器の音声認識結果報知方法、音声認識確認通知用プログラム及びナビゲーションシステム

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JP2003271193A
JP2003271193A JP2002070129A JP2002070129A JP2003271193A JP 2003271193 A JP2003271193 A JP 2003271193A JP 2002070129 A JP2002070129 A JP 2002070129A JP 2002070129 A JP2002070129 A JP 2002070129A JP 2003271193 A JP2003271193 A JP 2003271193A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムのレスポンスを極力低下させず、ユ
ーザが音声認識の確認を容易に行うことができる。 【解決手段】 音声認識装置3は、制御部3aを主体と
して構成されており、ユーザにより音声入力されると、
音声認識部3dが音声認識し、スピーカ7から普通の話
速で「メニュー」が報知される。さらに、PTTスイッ
チ3cのユーザ操作により再報知指示を受付けると、
「メニューを表示します」をスピーカ7から再報知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザにより発せ
られた音声を認識する音声認識手段を備えた車載用電子
機器、車載用電子機器の音声認識結果報知方法、音声認
識確認通知用プログラム及びナビゲーションシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に搭載されたナビゲーショ
ンシステムを運転中に操作すると、危険性が高まること
が指摘されている。このため、ナビゲーションシステム
に音声認識装置を組み込み、ユーザが発した音声を認識
することでナビゲーションシステムを操作するようにし
た構成がある。
【0003】この種の車載用電子機器においては、ユー
ザが音声認識結果を確認するために、音声認識結果を例
えば合成音声で出力(いわゆるトークバック,アンサー
バック)したり、ディスプレイ(表示手段)に表示した
りしている。このような構成の一例として、特開平11
−337366号公報に開示されたナビゲーションシス
テムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成において、合成音声により認識結果の確認を行う
場合に、例えば自動車が騒音の大きいところを走行する
ようなときには、ユーザは合成音声を聞き逃すおそれが
ある。また、ユーザがこの合成音声を聞き逃がさないよ
うにするために注意を向けると、運転に集中できなくな
る可能性もある。これに対して、時間を充分にかけて合
成音声を出力することで、ユーザが合成音声を聞き逃さ
ないようにする方法も考えられるが、音声認識による機
器操作のレスポンスが低下するため好ましくない。
【0005】また、カーナビゲーション装置のディスプ
レイに認識結果を表示するように構成することも考えら
れるが、走行中に、運転者がディスプレイを注視するこ
とは良くないので、あまり良い対策とはいえない。ま
た、ナビゲーションシステムの場合、ディスプレイには
地図を表示しておくほうが好ましいので、音声認識結果
を表示することはやはり良い対策とはいえない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、装置のレスポンスを低下させることな
く、ユーザが音声認識結果を容易に確認することができ
る車載用電子機器、車載用電子機器の音声認識結果報知
方法、音声認識確認通知用プログラム及びナビゲーショ
ンシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明によれば、再報知指示受付手段
と再報知手段とを備えたので、報知された認識結果がわ
からない場合、ユーザは認識結果を再報知させて確認す
ることができる。このため、装置のレスポンスを低下さ
せることなく、ユーザは音声認識結果を容易に確認する
ことができる。
【0008】請求項2記載の発明では、再報知手段によ
り、認識結果を再報知する際に、前回の報知と異なる態
様で報知するようにしたので、再報知をわかり易くする
ことが可能となり、確認が一層簡単になる。
【0009】この場合、請求項3記載の発明のように、
音声で再報知することが好ましい。そして、請求項4,
5,6記載の発明のように、再報知する音声の話速や音
量やメッセージの内容を変化させると、再報知がわかり
易くなる。
【0010】また、請求項7記載の発明のように、表示
手段に表示することで再報知することも好ましい。そし
て、請求項8,9,10,11記載の発明のように、再
報知する表示文字の大きさ、表示文字の色、表示する時
間、表示するメッセージの内容を変化させると、再報知
がより一層わかり易くなる。
【0011】ところで、従来、ユーザが例えばPTT
(Push To Talk)スイッチを操作して音声入力を開始
する際に、自動車内の他の音源(例えばカーオーディオ
装置)からの音量を低下(もしくはミュート)させる構
成がある。この構成の場合、入力した音声を認識した後
は、上述した他の音源の音量を音声入力前の状態に復帰
させている。この構成によれば、音声入力時に他の音源
の音を雑音として入力することがないため、誤認識を極
力防止できる。
【0012】これに対して、音声認識時にもカーオーデ
ィオ装置等から発せられる音を低下させたくないユーザ
も数多くいることがわかってきたため、車中に流れる音
の音量を維持しつつ、音声認識結果を報知することがよ
り望ましい。
【0013】しかし、他の音源の音量を維持しつつ、音
声により認識結果を報知すると、ユーザは、他の音源
(カーオーディオ装置やナビゲーション装置の音声案内
等)の音が邪魔となり、報知を聞くことができない場合
もある。そこで、請求項12記載の発明のように、認識
結果を報知する場合には他の音源からの音量を維持し、
認識結果を再報知する際には他の音源からの音量を低下
させるように制御することが望ましい。これにより、ユ
ーザは容易に認識結果を確認することができると共に、
ユーザの希望をできる限り満たすこともできる。
【0014】請求項13記載の発明によれば、応答結果
報知手段は、音声認識手段が認識した結果に基づいて生
成される応答結果をユーザに対して報知する。同様に請
求項14記載の発明によれば、応答結果再報知手段は、
再報知指示を受付けたときに音声認識手段が認識した結
果に基づいて生成される応答結果をユーザに対して再報
知する。具体的には、例えば、ユーザが質問すると、車
載用電子機器の応答結果報知手段,応答結果再報知手段
は、この質問に対する回答を応答する結果としてユーザ
に対して報知,再報知する。また例えば、ユーザが車両
の現在位置情報や渋滞情報に関する質問をした場合、音
声認識手段により音声認識された後、応答結果報知手
段,応答結果再報知手段は、当該質問の回答を応答結果
として報知,再報知する。カーナビゲーション装置に適
用した場合には、例えば、応答結果報知手段,応答結果
再報知手段は、車両の現在位置から目的地に向けての経
路変更の詳細を応答結果として報知,再報知する。この
場合、車載用電子機器の動作結果を応答結果として報
知,再報知することになる。
【0015】また、請求項15,16,17記載の発明
によれば、請求項1記載の発明と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、カーナビゲーシ
ョン装置に適用した車載用電子機器の実施形態について
図1および図2を参照しながら説明する。図1は、カー
ナビゲーション装置の電気的構成を示している。カーナ
ビゲーション装置(ナビゲーションシステム)1は、制
御回路2を主体として構成されており、この制御回路2
には、音声認識装置3,位置検出器4,地図データ入力
器5,操作スイッチ群6,スピーカ(認識結果報知手
段,再報知手段)7,表示装置(認識結果報知手段,再
報知手段,表示手段)8,外部メモリ9,リモコン受信
部10,カーオーディオ装置11等が接続されている。
【0017】制御回路2は、CPU,ROM,RAM,
I/Oインターフェースなどから構成されており、RO
Mに記憶されたプログラムに従って、接続された各構成
を制御するようになっている。ROMには、カーナビゲ
ーション用のプログラムの他、後述する音声認識装置3
からの入力に応じて動作するプログラム等が記憶されて
いる。また、RAMには、プログラム実行時のワーク領
域の他に地図データ入力器5から取得した道路地図デー
タなどを一時的に記憶できるようになっている。
【0018】位置検出器4は、方位を検出するするため
のジャイロスコープ12,車両の走行距離を検出するた
めなどに用いられる車速センサ13、およびGPS人工
衛星(図示せず)からの電波に基づいて車両の位置を検
出するGPS受信機14から構成されている。制御回路
2は、位置検出器4を構成する各センサが夫々性質の異
なる誤差を有しているため、その誤差を補間しながら使
用するように構成されており、車両の現在位置,進行方
向,車両の速度や走行距離等を高精度に検出できるよう
になっている。
【0019】地図データ入力器5は、例えばCD−RO
MやDVD−ROM或いはハードディスクなどのような
大容量の情報記録媒体から道路地図データ等のデータを
読取るためのものである。カーナビゲーション装置1の
主要部を構成する制御回路2や地図データ入力器5は、
例えば車両のトランクルーム内に設けられている(図示
せず)。
【0020】操作スイッチ群6は、表示装置8の周辺に
配置されたメカニカルスイッチや、表示装置8のカラー
液晶ディスプレイ上に形成されたタッチスイッチなどか
ら構成されている。この操作スイッチ群6は、運転者等
のユーザにより目的地の指定や地図の選択等の各種コマ
ンドを入力するために用いられるものである。
【0021】スピーカ7は、運転者等に音を報知できる
ように配設されており、制御回路2で合成された音声合
成信号を受けて合成音声を報知出力するようになってい
る。外部メモリ9は、例えばフラッシュメモリカードに
より構成されるもので、データを保存できるように構成
されている。
【0022】表示装置8は、操作スイッチ群6やリモコ
ン受信部10、さらにスピーカ7等と共にユニット化さ
れ、車両のインストルメントパネルの正面中央部に設け
られている(図示せず)。この表示装置8は、カラー液
晶ディスプレイで構成されており、この画面には、各種
縮尺の道路地図と、車両の現在位置及び進行方向を示す
ポインタ等が重ねて表示されるようになっている。この
車両の現在位置および進行方向は、制御回路2が地図デ
ータ入力器5および位置検出器4によるデータに基づい
てマップマッチング処理を行うことにより決定されるも
のである。また、表示装置8には、ユーザが目的地など
を入力するための各種の入力用画面や、各種のメッセー
ジやインフォメーション等も表示されるようになってい
る。
【0023】この場合、制御回路2は、操作スイッチ群
6のユーザ操作による目的地の入力に基づいて、自動ル
ート探索機能およびルートガイダンス機能(ルート案内
機能)を実行するようになっている。この自動ルート探
索機能は、車両の現在位置からユーザにより入力された
目的地までの推奨される走行経路を自動的に算出するも
のである。ルートガイダンス機能は、表示装置8の画面
にその走行経路を表示したり、スピーカ7から出力する
合成音声により目的地まで音声案内する機能を示してい
る。表示装置8は、ルートガイダンス機能の実行時に
は、道路地図に重ね合わせて進むべき経路等を表示する
ようになっている。
【0024】リモコン受信部10は、リモートコントロ
ール端末15からの操作信号を受信するようになってい
る。尚、操作スイッチ群6やリモートコントロール端末
15が再報知指示手段として機能するように構成されて
いてもよい。
【0025】さて、音声認識装置3は、再報知指示受付
手段としての制御部3aを主体として、この制御部3a
に接続されるマイク3b,再報知指示手段として機能す
るPTT(Push To Talk)スイッチ3c,音声認識手段
としての音声認識部3d等から構成されている。
【0026】マイク3bは、車両の例えばステアリング
コラムカバーの上面部や運転席側のサンバイザー等、運
転者の発した音声を収集しやすい位置に配設されてお
り、運転者により発せられた音声を入力するようになっ
ている。
【0027】PTTスイッチ3cは、例えばステアリン
グコラムカバーの左側面部に運転者が左手で安全に操作
しやすい位置に設けられている(図示せず)。尚、シフ
トレバーの近傍などに設けられていても良い。
【0028】このPTTスイッチ3cがユーザにより押
下されると、制御部3aは、ユーザが発する音声を入力
して音声認識処理を開始するようになっている。音声認
識部3dは、PTTスイッチ3cにより音声入力開始の
指示が与えられた後、マイク3bから入力されるユーザ
の音声を被認識文字列と照合して認識するようになって
いる。そして、音声認識装置3の制御部3aは、当該認
識結果に基づいてこの認識結果の詳細な内容を示す文言
を生成するようになっている。
【0029】例えば、ユーザが表示装置8の液晶画面に
カーナビゲーション装置1の操作メニュー画面(図示せ
ず)を表示させるために、「メニュー」と発声した場合
には、音声認識部3dが「メニュー」と認識する。そし
て、制御部3aが「メニュー」という認識結果の文言に
基づいて「メニューを表示します」という認識結果の詳
細な内容(動作や機能の内容)を示す文言を生成する。
また、表示装置8に地図が表示されている場合、この地
図を1段階広域に表示させるため、音声入力時にユーザ
が「広域」と発声したときは、音声認識部3dが「広
域」と認識し、制御部3aは「広域」という文言に基づ
いて、「地図の縮尺を広域にします」という文言を生成
する。また、現在地点の地図を表示装置8に表示するた
め、ユーザが発した音声が「現在地」という言葉であっ
た場合には、制御部3aは「現在地」という文言に基づ
いて「現在地の地図を表示します」という文言を生成す
る。
【0030】そして制御部3aは、認識結果の文言と、
認識結果の詳細な内容を示す文言とに対応する合成音声
を生成するようになっており、これら合成音声と認識結
果等の文言とを制御回路2に与えるように構成されてい
る。
【0031】また、カーオーディオ装置11は、一般的
なCDやMD,ラジオ等を備えてなるもので、ユーザ操
作に基づいて車両に設けられたスピーカ7から音を出力
するものである。このカーオーディオ装置11が他の音
源を構成している。
【0032】上記構成の作用について、図2も参照しな
がら説明する。図2は、カーナビゲーション装置が音声
認識し、所定の機能を実行する過程を示すフローチャー
トである。ここでは、車両の走行中に運転者であるユー
ザがカーオーディオ装置11によってCD等の音を楽し
みつつ、カーナビゲーション装置1に対して「メニュ
ー」と音声入力することで、表示装置8の液晶画面にカ
ーナビゲーション装置1の操作メニュー画面を表示する
場合の動作を具体例として説明する。
【0033】ユーザがPTTスイッチ3cを押下(オン
オフ)することにより、音声入力が開始される。制御部
3aは、PTTスイッチ3cが押下されたことを検出
し、この検出トリガを受付けると、マイク3bからの入
力を有効にして、音声入力を許可する(ステップS1〜
S2)。このとき、ユーザが「メニュー」という言葉を
発すると、音声認識部3dは、入力された音声を被認識
文字列(辞書)と照合して音声認識する(ステップS
3)。制御部3aは、この認識結果に基づいて「メニュ
ー」という言葉と、「メニューを表示します」という言
葉を音声合成して生成し制御回路2に出力する。する
と、制御回路2は、スピーカ7からメッセージとして
「メニュー」という合成音声を出力させる(ステップS
4)。この音声出力が認識結果の報知に相当する。
【0034】このとき、ユーザがカーオーディオ装置1
1の音を楽しみつつ、「メニュー」という認識結果報知
を確認できた場合、ユーザは何もしないことから再報知
指示(PTTスイッチ3cのダブルクリック)を受付可
能な所定の時間が経過する。すると制御回路2は、再報
知指示がないと判定し(ステップS5:NO)、上記認
識結果に基づいて所定の処理(機能)を実行する(ステ
ップS6)。この場合、制御回路2は、表示装置8の画
面にカーナビゲーション装置の操作メニュー画面を表示
することになる。ここで、ユーザが通知を確認する際
に、PTTスイッチ3cをシングルクリック(認識結果
が誤っている場合の応答操作)すると、ステップS2に
示す音声の再入力から再度開始するように構成しても良
い。また、PTTスイッチ3cの押下が数秒間持続され
る(音声認識を中止する場合の操作)と、図2に示す処
理を中止するように構成しても良い。
【0035】さて、ステップS4の処理時において、カ
ーオーディオ装置11から音楽が流れていたり、ルート
ガイダンス機能による音声案内等が流れていたりすれ
ば、ユーザがメッセージを聞き取りにくい場合もある。
このような場合、ユーザが再報知指示するため例えばP
TTスイッチ3cをダブルクリックすると、制御部3a
は、再報知指示を受付け(ステップS5:YES)、制
御回路2に再報知指示の制御信号を与える。すると制御
回路2は、ルートガイダンス機能による音声案内を停止
したり、カーオーディオ装置11によって出力する音を
ミュート(消音)したりする(ステップS7)。尚、音
をミュートする代わりに音量を小さくするだけでも良
い。
【0036】そして、制御回路2は、制御部3aから受
信したサブメッセージ「メニューを表示します」という
合成音声をスピーカ7から出力する(ステップS8)。
この音声出力が、認識結果の再報知に相当する。この後
制御回路2は、カーオーディオ装置11にミュート解除
指示を与え、カーオーディオ装置11はミュートを解除
する(ステップS9)。尚、ユーザが、上記再報知がわ
からないときには、再びPTTスイッチ3cをダブルク
リックすることから、これに応じて再報知処理が繰り返
し実行されることになる。
【0037】このような実施形態によれば、ユーザが発
した音声、例えば「メニュー」を音声認識すると、認識
結果の「メニュー」という合成音声が出力され、この合
成音声をユーザが聞き取れない場合に、ユーザが再報知
を指示すると、「メニューを表示します」という文言の
合成音声が出力されるため、ユーザは認識結果を容易に
確認することができる。さらに、認識結果は「メニュ
ー」という文言であり、普通の話速で1回目に通知する
ように構成されているため、装置のレスポンスの低下を
防ぐことができる。尚、「メニュー」という文言は確認
を端的に表現できる文言(メッセージ)である。
【0038】また、上記実施形態では1回目に認識結果
を確認報知する場合には、カーオーディオ装置11から
の音量を維持したまま報知を行い、2回目以降認識結果
の詳細な内容を示す文言を確認報知する場合にはカーオ
ーディオ装置11からの音量を消音するように構成し
た。このため、カーオーディオ装置11からの音をでき
る限り聞きたいというユーザの希望を満たすことができ
ると共に、再報知によりユーザは容易に認識結果を確認
することができる。尚、表示装置8に、認識結果(「メ
ニュー」)と、認識結果の詳細な内容を示す文言(「メ
ニューを表示します」)を表示するように、即ち、表示
装置8を報知手段,再報知手段として機能させるように
構成しても良い。
【0039】(他の実施形態)本発明は上記し且つ図面
に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、例
えば次のような変形または拡張が可能である。上述実施
形態においては、「メニュー」というコマンドで説明し
たが他のコマンドであっても良い。
【0040】上述実施形態においては、認識結果の1回
目の報知として、認識した結果そのものを報知する例を
示したが、認識された結果に基づいて生成される応答結
果をユーザに対してスピーカ7から報知(応答結果報知
手段)しても良い。具体的には、質問に対する回答を応
答結果としてスピーカ7から報知しても良い。例えば
「現在の時刻は」というユーザ発声による認識結果に対
して、報知する結果は「今、10時10分です」と報知
したり、「この先の渋滞」というユーザ発声による認識
結果に対して「この先2キロ先、渋滞があります」と報
知するように構成しても良い。さらに他の例として、質
問に対する動作結果を応答結果として報知しても良い。
例えば「この先の渋滞」というユーザ発声による認識結
果に対して「渋滞を回避する経路に変更します」と報知
するようにしても良い。再報知指示を受付けると、上述
説明した報知内容等を応答結果としてスピーカ7から再
報知(応答結果再報知手段)しても良い。
【0041】上述実施形態においては、ユーザによるP
TTスイッチ3cのダブルクリックにより再報知指示す
るように構成したが、PTTスイッチ3cを例えば1〜
2秒程度押下することで、ユーザによる再報知指示とす
るように構成しても良い。また、再報知指示を受付ける
場合をPTTスイッチ3cのシングルクリックとしても
良い。別途設けた専用のスイッチの操作によるものとし
ても良い。
【0042】また、認識結果を報知した後、所定時間経
過することで再報知するように構成しても良い。この場
合、たとえユーザに全く伝わっていなくても、所定時間
経過すれば再報知されるので、ユーザは認識結果を確認
することができる。
【0043】カーオーディオ装置11からの音やカーナ
ビゲーション装置の音声案内は必要に応じて音量を下げ
たりミュート(消音)すれば良い。
【0044】認識結果を再報知する際には、1回目の認
識結果の報知に比較して、聞き取りやすい話速(例えば
低速)に変化させても良いし、音声の音量を上げるよう
に変化させても良い。このように構成すると、ユーザは
より一層認識結果を聞き取り易くなる。
【0045】メッセージを報知する際にスピーカ7を介
して音声により出力した後、再報知指示を受付けた場合
には、表示装置8に表示するように構成しても良い。こ
の構成によれば、例えば車両が騒音の激しい場所を走行
しているためにユーザが認識結果を確認できなかったよ
うな場合でも、ユーザは、再報知時に表示装置8に表示
される認識結果によって確認することができる。
【0046】表示装置8に認識結果を表示して再報知す
る場合には、長時間表示しても良いし、大きな文字や見
やすい色の文字により表示しても良い。また、1回目に
報知する際には、表示装置8の画面に表示せず、2回目
以降、再報知する場合だけ表示装置8の画面に認識結果
を表示するようにしても良い。当然、1回目に報知する
際に表示装置8の画面に表示するようにしても良い。
【0047】この場合、認識結果を表示する際には、認
識結果の内容を表わすマークを表示するようにしても良
い。具体的には、例えば、「道路情報表示」というユー
ザ発声による認識結果に対して、表示装置8に表示され
る地図上の道路が工事中であることがカーナビゲーショ
ン装置1内で把握されている場合には、工事中である対
象の道路上に、道路工事中の道路標識の警戒標識マーク
等を表示させても良い。他に、案内標識,規制標識,指
示標識,補助標識等を表示させても良いし、その他標識
以外にも道路状況や地理状況等を把握できるマークであ
ればどのようなマークであってもよい。この場合も認識
結果の報知,再報知に相当する。
【0048】認識結果に基づく所定の機能を実行した後
に、認識結果の詳細な内容を示す文言を報知するように
構成しても良い。この構成によれば、ユーザが認識結果
を所定機能実行後に確認したいときなどに有効である。
カーナビゲーション装置1に適用して示したが、認識結
果報知手段や再報知手段を備えた音声認識装置単体に適
用しても良いし、音声認識機能を有する車載用電子機器
であればどのような機器に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すカーナビゲーション
装置の電気的構成図
【図2】音声認識結果の報知処理を概略的に示すフロー
チャート
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(車載用電子機器)、2は
制御回路(音量調整手段)、3は音声認識装置、3aは
制御部(再報知指示受付手段)、3dは音声認識部(音
声認識手段)、7はスピーカ(認識結果報知手段,再報
知手段)、8は表示装置(認識結果報知手段,再報知手
段,表示手段)である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザより発せられた音声を認識する音
    声認識手段と、 この音声認識手段により認識された結果を報知する認識
    結果報知手段と、 前記認識結果を再報知する指示を受付ける再報知指示受
    付手段と、 再報知指示を受け付けたときに前記認識結果を再報知す
    る再報知手段とを備えたことを特徴とする車載用電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記再報知手段は、前記認識結果を再報
    知する際には、前回の報知と異なる態様で報知すること
    を特徴とする請求項1記載の車載用電子機器。
  3. 【請求項3】 前記再報知手段は、音声で再報知するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の車載用電子機
    器。
  4. 【請求項4】 前記再報知手段は、再報知する音声の話
    速を変化させることを特徴とする請求項3記載の車載用
    電子機器。
  5. 【請求項5】 前記再報知手段は、再報知する音声の音
    量を変化させることを特徴とする請求項2または3記載
    の車載用電子機器。
  6. 【請求項6】 前記再報知手段は、再報知する音声のメ
    ッセージ内容を変化させることを特徴とする請求項2な
    いし5のいずれかに記載の車載用電子機器。
  7. 【請求項7】 前記再報知手段は、表示手段に表示する
    ことで再報知することを特徴とする請求項1または2記
    載の車載用電子機器。
  8. 【請求項8】 前記再報知手段は、再報知するときに、
    表示する文字の大きさを変化させることを特徴とする請
    求項7記載の車載用電子機器。
  9. 【請求項9】 前記再報知手段は、再報知するときに、
    表示する文字の色を変化させることを特徴とする請求項
    7または8記載の車載用電子機器。
  10. 【請求項10】 前記再報知手段は、再報知するとき
    に、表示する時間を変化させることを特徴とする請求項
    7ないし9のいずれかに記載の車載用電子機器。
  11. 【請求項11】 前記再報知手段は、再報知するとき
    に、表示するメッセージ内容を変化させることを特徴と
    する請求項7ないし10のいずれかに記載の車載用電子
    機器。
  12. 【請求項12】 前記認識結果報知手段により報知する
    ときには、他の音源から出力される音の音量を維持し、
    前記再報知過程により再報知するときには、前記他の音
    源から出力される音の音量を低下させる音量調整手段を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか
    に記載の車載用電子機器。
  13. 【請求項13】 前記音声認識手段により認識された結
    果に基づいて生成される応答結果をユーザに対して報知
    する応答結果報知手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし12の何れかに記載の車載用電子機器。
  14. 【請求項14】 前記再報知指示手段により再報知指示
    を受付けたときに前記認識結果に基づいて生成される応
    答結果をユーザに対して報知する応答結果再報知手段を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし13の何れかに
    記載の車載用電子機器。
  15. 【請求項15】 ユーザにより発せられた音声を認識す
    る音声認識ステップと、 この音声認識ステップにおいて認識された結果を報知す
    る認識結果報知ステップと、 前記認識結果を再報知する指示を受け付ける再報知指示
    受付ステップと、 再報知指示を受け付けたときに前記認識結果を再報知す
    る再報知ステップとを備えたことを特徴とする車載用電
    子機器の音声認識結果報知方法。
  16. 【請求項16】 車載用電子機器に、 ユーザにより発せられた音声を認識する第1の手順と、 この音声認識用の手順において認識された結果を報知す
    る第2の手順と、 前記認識結果を再報知する指示を受付ける第3の手順
    と、 再報知指示を受け付けたときに前記認識結果を再報知す
    る第4の手順とを実行させるための音声認識確認通知用
    プログラム。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし請求項14記載の車載
    用電子機器を備えたことを特徴とするナビゲーションシ
    ステム。
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