JPH10100573A - 偽造防止用紙及び偽造防止印刷物 - Google Patents

偽造防止用紙及び偽造防止印刷物

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JPH10100573A
JPH10100573A JP8258908A JP25890896A JPH10100573A JP H10100573 A JPH10100573 A JP H10100573A JP 8258908 A JP8258908 A JP 8258908A JP 25890896 A JP25890896 A JP 25890896A JP H10100573 A JPH10100573 A JP H10100573A
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layer
thin film
forgery
thread
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JP8258908A
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Satoshi Gocho
智 牛腸
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子複写機等による偽造や改竄が極めて困難な
偽造防止策を施した偽造防止用紙とこれに印刷してある
偽造防止印刷物を提供する。 【解決手段】基材12上に薄膜14、15、16からな
る多層薄膜層18が設けられたシートを細巾にスリット
してなるスレッド10を基紙20に漉き込んだ偽造防止
用紙である。この多層薄膜層18は高屈折率層と低屈折
率層を積層したり、金属材料とセラミック材料を積層し
たりして反射光の色変化を利用する。又、多層薄膜層1
8の層間に文字等が書き込まれたパターン層を形成して
偽造防止効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造防止を必要と
する種々の商品に使用される用紙に係わり、カラー複写
機によるコピーで偽造を試みたものでも、真贋が容易に
判別できる偽造防止用紙および偽造防止印刷物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、偽造を防止する手段は、物品その
ものを真似することが困難なものとするか、或いは真似
することが困難なものを本物であることの証明として物
品に取りつけることにより、本物と偽物を区別できるよ
うにするものがある。この後者の代表的なものとして、
近年多用されているレリーフ型ホログラム、回折格子、
リップマン型ホログラムなどのホログラムがある。この
中で、例えばレリーフ型ホログラムは、画像を微細な凹
凸状に形成したものであり、これにより光の回折と干渉
により見る角度(すなわち、ホログラムを支持している
角度)に応じて、固有のカラーシフト(反射光の色変
化)を生じ、観察する位置により見える色が異なるもの
であるため、その状態の有無を確認することにより、真
正物であるか否かを容易に判定することができる。とこ
ろが、近年では上述のようなホログラムは、ホログラム
原理や層など構成が簡単であるため、偽造されやすくな
りつつあることから、これによる偽造防止効果も薄れて
きている。
【0003】そこで、このホログラムと同様の見る角度
によるカラーシフト(反射光の色変化)の効果を有する
ものとして、例えば特開昭61−105509号公報
や、本出願人による特願平5−244062号、特願平
5−244063号、特願平5−244064号、特開
平7−146649号公報、特開平7−199812号
公報、特開平7−214960号公報、特開平7−14
4500号公報、特開平7−146650号公報等に開
示されているように、基材にセラミックスや金属などの
薄膜で、光学特性の異なるものを積層した多層薄膜があ
る。これらは薄膜の光学特性と膜厚によりえられる光の
干渉作用を利用したものであり、特定の波長域に反射・
透過特性を有し、観察する位置により、この反射・透過
特性が変化し、見える色が異なるため、その状態の有無
を確認することにより、真正物であるか否かを容易に判
定することができる。また多層薄膜を形成する基材が透
明フィルムのままでは色の変化が判りづらいこともあっ
て、多層薄膜の下地として黒等の濃色の着色層または金
属反射膜を付加する場合がある。
【0004】これらのカラーシフト(反射光の色変化)
は、視角による色の変化は偽造物に対して真偽の判定を
可能とし、とくにコピー機、カラーコピー機などにより
不正に複写したもので、その特性を再現することが不可
能であるため、偽造・変造を困難とし、偽造・変造され
たとしても、その使用を諦めさせる効果を有する。
【0005】この使用形態は、ホログラム、多層薄膜の
光学的な方法で偽造防止を施したものをシールにして、
これらを偽造防止を必要とする種々印刷物に貼着するわ
けであるが、このシールを溶剤等で上手に剥がし張り付
けると本物と見分けることが困難になる問題が有る。ま
た、一般に貼着加工に要するコストは高く、又、シール
を剥がそうとすると破損するように偽造防止性を向上す
ることによりかなりのコストアップしてしまう問題点が
有る。
【0006】偽造防止用紙として紙の一部にスレッドを
設ける方法がある。例えば実開昭58−168754号
に提案されているように、基紙上面に金属色調顕著なア
ルミ箔などの光輝版を設け、かつ該光輝版表面に文字図
柄を設けてなる複写機によるコピー不能用紙の提案があ
る。また、特開平7−56377号公報に開示されてい
るように、パール顔料とバインダーを主体とする塗工し
たパール顔料塗工紙をスレッドに設けたものがある。ア
ルミ箔、パール顔料塗工紙をスレッドにした偽造防止用
紙は、複写そのものは不可能であるが、使用されている
材料そのものが容易に入手可能で有ることにより、複製
可能であるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記の問題点に着目してなされたものであ
り、蒸着層を多層に組合わせ独特のカラーシフトを有す
るスレッドを基紙に漉き込むことで複写による偽造が出
来なく、且つ張り合わせてあるものと明らかに異なり、
一見して偽造したものと判別できる偽造防止用紙の提供
である。更に、蒸着層の層間に絵、文字等のパターンが
書き込まれたパターン層を設けることで有価証券印刷物
の印刷デザインのバリエーション幅を広げると共に偽造
防止をいっそう困難にする偽造防止用紙の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の本発明は、基材(12)上に多層
蒸着層(18)が設けられたシートを細巾にスリットし
てなるスレッド(10)を基紙(20)に漉き込んだこ
とを特徴とする偽造防止用紙である。
【0009】また、請求項2の本発明は、前記多層薄膜
層(18)の層間に文字等のパターン層(17)を設け
たことを特徴とする請求項1に記載の偽造防止用紙であ
る。
【0010】また、請求項3の本発明は、前記文字等の
パターン層(17)が有色インキである請求項2に記載
の偽造防止用紙である。
【0011】また、請求項4の本発明は、前記文字等の
パターン層(17)が無色透明インキである請求項2に
記載の偽造防止用紙である。
【0012】また、請求項5の本発明は、前記文字等の
パターン層(17)が蛍光インキである請求項2に記載
の偽造防止用紙である。
【0013】また、請求項6の本発明は、前記多層蒸着
層(18)が高屈折率層と低屈折率層との組み合わせか
らなる請求項1乃至請求項5に記載の偽造防止用紙であ
る。
【0014】また、請求項7の本発明は、前記多層蒸着
層(18)が屈折率の異なるセラミック材料の積層体で
あり、かつ高屈折率層と低屈折率層との組み合わせを交
互に配置してなる請求項1乃至請求項5に記載の偽造防
止用紙である。
【0015】また、請求項8の本発明は、前記多層蒸着
層(18)が金属材料とセラミック材料を交互に配置し
た積層体である請求項1乃至請求項5に記載の偽造防止
用紙である。
【0016】また、請求項9の本発明は、前記基材(1
2)が生分解性プラスチックである請求項1乃至請求項
8に記載の偽造防止用紙である。
【0017】また、請求項10の本発明は、前記請求項
1乃至請求項9に記載の偽造防止用紙に印刷した偽造防
止印刷物である。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1(a)は本発明の偽造
防止用紙の一実施例を示す平面図であり、図1(b)は
図1(a)の偽造防止用紙のX−X線における断面図で
あり、図1(c)は図1(a)、図1(b)におけるス
レッドの拡大断面図である。また、図2(a)は、多層
薄膜層の層間にパターン層を設けた本発明の偽造防止用
紙の一実施例を示す平面図であり、図2(b)は図2
(a)におけるスレッドの拡大断面図である。
【0018】図1(a)の本発明の偽造防止用紙(1)
は、基紙(20)、スレッド(10)から構成されてお
り、スレッド(10)は、図1(c)のスレッドの断面
図に示すように、基材(12)、薄膜(14)、(1
5)、(16)が順次積層され多層薄膜層(18)を形
成している。その外観は、用紙の一部に多層薄膜層(1
8)のスレッドが設けられていることより起こる、光の
干渉作用を利用した、特定の波長域に反射・透過特性を
有し、観察位置により、この反射・透過特性が変化し、
見える色が異なるカラーシフト(反射光の色変化)の効
果が見られる。また、図2の本発明の偽造防止用紙
(2)は、基紙(20)、スレッド(11)から構成さ
れており、スレッド(11)は、図2(b)のスレッド
の断面図に示すように、基材(12)、薄膜(14)、
(15)、(16)の層間に文字パターン層(17)が
設けられて順次積層されていることにより、偽造防止用
紙の特徴に加え、文字パターン層(17)による文字等
の可視情報を見ることができる。
【0019】基紙(20)は、針葉樹晒クラフトパルプ
(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、
針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカ
ニカルパルプ(TMP)等の製紙用パルプを主体としこ
れに紙力増強剤、サイズ剤、定着剤、歩留まり向上剤、
濾水性向上剤、消泡剤、染料、着色顔料、蛍光剤などを
適宜併用し、長綱抄紙機や円綱抄紙機等の公知の抄紙機
を使用して抄紙する。また、抄紙途上で紙面に澱粉、ポ
リビニルアルコール等を塗工することも可能である。こ
の方法は、紙とスリットした多層薄膜基材との接着性を
向上するのに効果がある。さらに必要に応じ、マシンカ
レンダー処理やスーパーカレンダー処理を施し、表面平
滑性を向上させることも適宜行われる。
【0020】スレッド基材(12)は、ポリエチレンテ
レフタレートが好ましく、それ以外でもポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネイト、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、ガラ
ス等の材料を、単層或いは複合体として使用する事がで
きるが、ある程度の剛性および表面の平滑性を有してい
ればよい。さらに基材を通して多層薄膜(14)、(1
5)、(16)および文字パターン層(17)を見る場
合には、光透過可能な透明基材である必要があり、特に
層構成によって光学特性が限定される場合もあるため、
積層する多層薄膜層の用途に応じて適宜選択される。
【0021】また、スレッド基材(12)として、乳酸
を主成分とする高分子材料からなる脂肪族ポリエステル
からなる生分解性を有する樹脂を用いることも可能であ
り、これらは完全分解性を有する。この乳酸は、分子内
に水酸基とカルボキシル基を有するため、重縮合が可能
であるが、脱水縮合では分子量が4000未満の低重合
度のオリゴマーしか得られないことから、一旦乳酸オリ
ゴマーとしてから、開環重合する方法によりポリマーを
得ることができる(間接法)。また触媒を用いる方法や
特開昭59−96123号、特開昭63−289020
号に開示される触媒を用いることなく、不活性ガス雰囲
気中で加熱加圧により分子量が4000以上のポリ乳酸
を得る方法(直接法)、乳酸とグリコール酸、酒石酸、
リンゴ酸、ポリエチレングリコール等から共重合により
熱可塑性ポリマーを得る方法がある。なお、乳酸の重合
に関する製造方法は、米国特許第1995970号、同
第2362551号、同第2683136号に示され、
乳酸とグリコール酸のコポリマーの製造方法は、米国特
許第3636956号、同第3797449号に示され
ている。なお、コポリマーの方が重合度を高め易い。
【0022】また、D−乳酸、L−乳酸またはそれらの
混合物と、D−乳酸、L−乳酸またはそれらの混合物と
グリコール酸、または6−ヒドロキシカプロン酸に代表
されるオキシカルボン酸のコポリマーを主成分とする熱
可塑性分解性ポリマーを用いることができる。このポリ
マーは数平均分子量10000〜1000000のもの
が好ましい。乳酸はD−乳酸、L−乳酸等があり、オキ
シカルボン酸は、グリコール酸、6−ヒドロキシカプロ
ン酸等がある。ところが、上記熱可塑性ポリマーだけで
は剛度が十分ではないため、さらに二軸延伸加工を施す
ことにより、剛度をはじめとして、耐久性、形成加工
性、機械強度、硬さ、衝撃強度、寸法安定性、耐折り曲
げ性等の機械特性と表面平滑性、光沢性、耐水性、防水
性、の点で従来のポリエステル材、塩化ビニル材と同等
の特性を有する。
【0023】上記生分解性樹脂を使用したスレッドは、
偽造防止用紙を使用した偽造防止印刷物を廃棄する際、
従来のようにスレッド基材が分解されずに残るという問
題を解決する。
【0024】スレッドとして使用する多層薄膜層(1
8)は、異なる光学特性を有する薄膜(14)、(1
5)、(16)からなり、金属薄膜、透明薄膜を積層し
て形成される。例えば屈折率の異なる薄膜を積層する場
合、高屈折率の薄膜と低屈折率の薄膜を組み合わせても
良く、また特定の組み合わせを交互に積層するようにし
てもよい。それらの組み合わせにより、所望の多層膜を
得ることができる。例えば屈折率がおおよそ2以上の高
屈折率材料と屈折率が1.5程度の低屈折率材料を所定
の膜厚で積層したものであり、具体的にはセラミックス
としては、Sb2 3 (3.0=屈折率n:以下同
じ)、Fe2 3 (2.7)、TiO2 (2.6)、C
dS(2.6)、CeO2 (2.3)、ZnS(2.
3)、PbCl2 (2.3)、CdO(2.2)、Sb
2 3 (2.0)、WO3 (2.0)、SiO(2.
0)、Si2 3 (2.5)、In2 3 (2.0)、
PbO(2.6)、Ta2 3 (2.4)、ZnO
(2.1)、ZrO2 (2.0)、MgO(1.6)、
SiO2 (1.5)、MgF2 (1.4)、CeF
3 (1.6)、CaF2 (1.3〜1.4)、AlF3
(1.6)、Al2 3 (1.6)、GaO(1.7)
等があり、金属単体もしくは合金の薄膜、例えばAl、
Fe、Mg、Zn、Au、Ag、Cr、Ni、Cu、S
i等がある。これらの高屈折率材料もしくは30%〜6
0%透過の金属薄膜より少なくとも一種、低屈折率材料
より少なくとも一種選択し、所定の厚さで交互に積層さ
せる事により、特定の波長の可視光に対する吸収あるい
は反射を示すものである。なお、金属から構成される薄
膜は、構成材料の状態や形成条件などにより、屈折率な
どの光学特性が変わってくるため、本発明の実施例では
一定の条件における値を用いている。
【0025】上記の各材料から屈折率、反射率、透過率
等の光学特性や耐候性、耐薬品性、層間密着性等に基づ
き適宜選択され、薄膜として積層され多層膜を形成す
る。形成方法は公知の手法を用いることができ、膜厚、
成膜速度、積層数、或いは光学膜厚(=n・d、n:屈
折率、d:膜厚)などの制御が可能な、通常の真空蒸着
法、スパッタリング法などの物理的気相析出法やCVD
法などの化学的気相析出法を用いることができる。な
お、本発明ではセラミックス・金属のみを開示している
が、セラミックス・金属と同等、或いは類似する屈折率
と反射率を有するものであれば、用いることが可能であ
る。
【0026】この多層薄膜層の具体例としては、その層
厚が50〜2000nmの範囲であり、また薄膜の層構
成は上記した高屈折率の材料もしくは金属材料からなる
薄膜、例えばZnS、TiO2 、ZrO2 、In
2 3 、SnO、ITO、CeO2、ZnO、Ta2
3 、Al、Fe、Mg、Zn、Au、Ag、Cr、N
i、Cu、Siなどと、上記した低屈折率の材料からな
る薄膜、例えばMgF2 、SiO2 、CaF2 、Mg
O、Al2 3 などとの組み合わせであり、それらを交
互に積層し、その積層数が2層以上であり、好ましくは
2層〜9層であるものが挙げられるが、なお用いられる
材料、組み合わせにより多層膜の光学特性が異なるた
め、これに限定されるものではない。
【0027】なお、多層薄膜層下の基材(12)が低屈
折率の有機ポリマーである場合には、この基材に接する
第1の薄膜層は高屈折率であることが望ましい。一般的
に分光特性は層数に応じて変化する。さらに図示しない
が、基材または多層薄膜層上に位置するように有色透明
のインキなどにより着色層(図示しない)を設け、より
色変化が多彩になり、かつ見やすくなることにより、偽
造防止効果を向上させることができる。
【0028】薄膜(14)、(15)、(16)から形
成されている多層薄膜層(18)の膜厚は合計で1μm
以下が望ましい。1μmを越えると柔軟性に乏しくな
り、多層薄膜層にクラックが生じる場合があるためであ
る。
【0029】パターン層(17)は、文字、数字、マー
クや絵柄などのデザイン等の目視可能な可視情報を薄膜
(14)と(15)の層間に形成したものであり、複数
の層からなる薄膜(14)、(15)、(16)の内の
一つの層間であっても、二つ以上の層間にそれぞれ可視
情報を、また各層間の可視情報を組み合わせるようにし
てもよい。また、パターンの大きさはスレッド巾に応じ
て適宜設定する。
【0030】この可視情報を構成するパターン層(1
7)は、水または有機溶剤に溶解する一般に用いられる
高分子材料を単体もしくは適量の顔料または染料を混ぜ
たインキ状のもので形成され、この高分子材料として、
具体的にはポリビニルアルコール、メチルセルロース、
エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹
脂の単独または共重合物、アクリル系、スチレン系、シ
リコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独または共重合
物が使用できる。例えばパターン層(37)は、上記高
分子材料に顔料または染料を添加しない無色透明インキ
や黒色の顔料または染料を添加した墨色インキを用い
て、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印
刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロー
ルコート法等、またはインクジェット法等の塗布方法な
どの公知の形成方法により設けられる。なお、パターン
層(17)は上記の無色透明インキ、墨色インキ以外の
色としてもよく、また可視光領域以外に吸収叉は反射を
有する材料を添加してもよく、例えば無機蛍光体を添加
することが可能で、偽造防止用紙2の用途などに応じて
適宜選択することができる。
【0031】上記無機蛍光体としては、紫外線照射によ
り色調パターンが変化するものであり、ビヒクル樹脂中
に含ませる場合、屈折率が当該ビヒクル樹脂と同一又は
近似する無色透明のものが好ましく、具体的には特開昭
54−13799号公報、特開昭54−13798号公
報に開示されている。
【0032】例えば、この種の無機蛍光体に使われる材
料としては、紫外線発光蛍光体及び赤外線発光蛍光体が
考えられる。紫外線発光蛍光体としては、発光スペクト
ルのピークが青、緑、赤等の波長域あるものが使用可能
となっており、例えばCa25 9 Cl:Eu 2+
aWO4 ,ZnO:Zn,Zn2 SiO4 :Mn,Y 2
2 S:Ag,YVO4 :Eu,Y2 3 :Eu,Gd
2 2 S:Tb,La 2 2 S:Tb,Y3 Al
5 12:Ce等があり、これらが単体あるいは数種類混
合されて使用される。
【0033】本発明の偽造防止用紙は、多層薄膜層をス
リットしてなるスレッドを基紙の少なくとも一方の面の
表面に漉き込むことで、目視角度によって色が変化して
見えることより、カラーコピー機による偽造・改竄・変
造などの不正行為を防止することができ、さらに同多層
薄膜を利用したシール・箔を張り込んだ偽造防止印刷物
に比べ、安価に偽造防止印刷物が製造できる。
【0034】上記スレッドは、基紙表面に全て現出させ
る方式の他、基紙の中に完全に埋め込む方式、基紙の中
に一部を埋め込み縫い目模様にする方式が可能である。
【0035】本発明の具体的な実施例としての偽造防止
用紙を詳細に説明する。 <実施例1>25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に下記
[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を真空蒸着法
により設け、マイクロスリッターを使用して巾2mmの
スレッドを製造しボビンに巻取った。続いて下記[基紙
の組成]からなる基紙を円網抄紙機を使用して坪量11
0g/m2 の用紙を抄造時に、プレスロール直前で上
記スレッドを100mm間隔にボビンから繰り出した。
後は常法に従い製造した。 [多層薄膜層の組成] 金属薄膜層(ハーフミラー) Al 20nm 誘電体層(透明体) SiO2 400nm 金属薄膜層(反射層) Al 60nm 基材/金属薄膜層(ハーフミラー)/透明体薄膜層/金
属薄膜層(反射層)の順で積層した。 [基紙の組成] 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP) 20重量部 広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP) 80重量部 白土 10重量部 紙力増強剤 0.3重量部 サイズ剤 1重量部 NBKP、LBKPをフリーネス350mlC.S.F
に叩解し、これに白土、紙力増強剤(商品名「ポリスト
ロン191」荒川化学工業(株)製)、サイズ剤商品名
「サイズパインE」荒川化学工業(株)製)、pH調整
剤を適量加え紙料を調整した。
【0036】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい、偽造できないことがわかった。
【0037】<実施例2>25μm厚の透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基
材上に上記[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を
真空蒸着法により設けその層間に下記[文字パターン層
の組成1]からなる文字等のパターンを2ポイントの文
字にてグラビア法で1μm設けた、この多層薄膜シート
をマイクロスリッターを使用して巾2mmのスレッドを
製造しボビンに巻取った。続いて上記[基紙の組成]か
らなる基紙を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2
の用紙を抄造時に、プレスロール直前で上記スレッドを
100mm間隔にボビンから繰り出した。後は常法に従
い製造した。 [文字パターン層の組成1] ポリエステル系グラビアインキ 100部 NEW LPスーパー 各色(東洋インキ製造(株)製)
【0038】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい、また、スレッド中にあるマイクロ文字が再
現されていないことより、偽造できないことがわかっ
た。
【0039】<実施例3>25μm厚の透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基
材上に上記[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を
真空蒸着法により設けその層間に下記[文字パターン層
の組成2]からなる文字等のパターンを2ポイントの文
字にてグラビア法で1μm設けた、この多層薄膜シート
をマイクロスリッターを使用して巾2mmのスレッドを
製造しボビンに巻取った。続いて上記[基紙の組成]か
らなる基紙を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2
の用紙を抄造時に、プレスロール直前で上記スレッドを
100mm間隔にボビンから繰り出した。後は常法に従
い製造した。 [文字パターン層の組成2] ポリエステル系グラビアインキ 100部 NEW LPスーパー R92墨(東洋インキ製造(株)製)
【0040】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい。また、スレッド中にあるマイクロ文字も黒
く写り再現されていないことより、偽造できないことが
わかった。
【0041】<実施例4>25μm厚の透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基
材上に上記[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を
真空蒸着法により設けその層間に、無色透明インキとし
て下記[文字パターン層の組成3]からなる文字等のパ
ターンを2ポイントの文字にてグラビア法で1μm設け
た、この多層薄膜シートをマイクロスリッターを使用し
て巾2mmのスレッドを製造しボビンに巻取った。続い
て上記[基紙の組成]からなる基紙を円網抄紙機を使用
して坪量110g/m2 の用紙を抄造時に、プレスロー
ル直前で上記スレッドを100mm間隔にボビンから繰
り出した。後は常法に従い製造した。 [文字パターン層の組成3] ポリエステル系樹脂 バイロン20SS(東洋紡(株)製) 20部 溶 剤 トルエン 32部 MEK 40部 酢酸エチル 8部
【0042】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい、また、スレッド中にあるマイクロ文字も黒
く写り再現されていないことより、偽造できないことが
わかった。
【0043】<実施例5>25μm厚の透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基
材上に上記[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を
真空蒸着法により設けその層間に下記[文字パターン層
の組成4]からなる文字等のパターンを2ポイントの文
字にてグラビア法で1μm設けた、この多層薄膜シート
をマイクロスリッターを使用して巾2mmのスレッドを
製造しボビンに巻取った。続いて上記[基紙の組成]か
らなる基紙を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2
の用紙を抄造時に、プレスロール直前で上記スレッド
を100mm間隔にボビンから繰り出した。後は常法に
従い製造した。 [文字パターン層の組成4] 無機蛍光顔料 SPE−F(根本特殊化学(株)製) 5部 ポリエステル系樹脂 バイロン20SS(東洋紡(株)製) 20部 溶 剤 トルエン 32部 MEK 40部 酢酸エチル 8部 上記無機蛍光顔料をポリエステル系樹脂を上記配合の溶
剤に溶かした溶液に分散させ、無機蛍光インキを作製し
た。
【0044】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい。また、スレッド中にあるマイクロ文字も黒
く写り再現されず、またスレッド部分にブラックライト
を当てた場合、真正品は発光するのに対し、複製品は発
光しないことより偽造できないことがわかった。
【0045】<実施例5>下記[生分解性プラスチック
の組成]からなる25μm厚のシートを基材とし、基材
上に上記[多層薄膜層の組成]からなる多層薄膜層を真
空蒸着法により設けその層間に上記[文字パターン層の
組成1]からなる文字等のパターンを2ポイントの文字
にてグラビア法で1μm設けた、この多層薄膜シートを
マイクロスリッターを使用して巾2mmのスレッドを製
造しボビンに巻取った。続いて上記[基紙の組成]から
なる基紙を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2
の用紙を抄造時に、プレスロール直前で上記スレッドを
100mm間隔にボビンから繰り出した。後は常法に従
い製造した。 [生分解性プラスチックの組成]数平均分子量1500
00のL−乳酸と6−ヒドロキシカプロン酸の3:2の
コポリマーをベント式押し出し機にて混練後、これをT
ダイ溶融押し出し機により加工温度200℃で規定の厚
さに押し出し後、二軸延伸加工、カレンダー処理を行
い、表面平滑性を向上させた厚さ25μmのシートを得
た。
【0046】上記偽造防止用紙をカラーコピーしたが、
偽造防止用紙のスレッド部分の多層薄膜の部分が黒く写
ってしまい。また、スレッド中にあるマイクロ文字が再
現されていないことより、偽造できないことがわかっ
た。さらに本用紙をコンポストに入れたところ、約3ヶ
月後に紙・スレッド共に完全に分解された。
【0047】
【発明の効果】本発明によってなる偽造防止用紙は、ス
レッド部分に目視角度によって色が変化する多層薄膜積
層体を備え、その積層体の間にマイクロ文字等によるパ
ターン層を設けることにより、多層薄膜層とは異なる色
の変化を文字等のパターン層の部分が成し、カラーコピ
ー機等の偽造が防止できる媒体を提供することが可能と
なる。
【0048】また、従来の多層薄膜積層体によるシール
・転写箔に比べ製造しやすいことより安価に偽造防止印
刷物が製造可能である。さらに、スレッドの基材に生分
解性プラスチックを使用することにより、使用後廃棄し
た場合でもスレッド部分だけが分解されずに残るという
ことがなく、環境にやさしい偽造防止用紙を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例にかかる偽造防止
用紙及び偽造防止印刷物の構成を示す平面図。(b)
は、X−X線の断面図。(c)は、図1(a)における
スレッドの拡大断面図。
【図2】(a)は、パターン層を設けた本発明の一実施
例にかかる偽造防止用紙及び偽造防止印刷物の構成を示
す平面図。(b)は、図2(a)におけるスレッドの拡
大断面図。
【符号の説明】
1、2…偽造防止用紙 10、11…スレ
ッド 12…基材 14、15、16
…薄膜 17…パターン層 18…多層薄膜層 20…基紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材(12)上に多層薄膜層(18)が設
    けられたシートを細巾にスリットしてなるスレッド(1
    0)を基紙(20)に漉き込んだことを特徴とする偽造
    防止用紙。
  2. 【請求項2】前記多層薄膜層(18)の層間に文字等の
    パターン層(17)を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の偽造防止用紙。
  3. 【請求項3】前記文字等のパターン層(17)が有色イ
    ンキである請求項2に記載の偽造防止用紙。
  4. 【請求項4】前記文字等のパターン層(17)が無色透
    明インキである請求項2に記載の偽造防止用紙。
  5. 【請求項5】前記文字等のパターン層(17)が蛍光イ
    ンキである請求項2に記載の偽造防止用紙。
  6. 【請求項6】前記多層薄膜層(18)が、高屈折率層と
    低屈折率層との組み合わせからなる請求項1乃至請求項
    5に記載の偽造防止用紙。
  7. 【請求項7】前記多層薄膜層(18)が、屈折率の異な
    るセラミック材料の積層体であり、かつ高屈折率層と低
    屈折率層との組み合わせを交互に配置してなる請求項1
    乃至請求項5に記載の偽造防止用紙。
  8. 【請求項8】前記多層薄膜層(18)が、金属材料とセ
    ラミック材料を交互に配置した積層体である請求項1乃
    至請求項5に記載の偽造防止用紙。
  9. 【請求項9】前記基材(12)が、生分解性プラスチッ
    クである請求項1乃至請求項8に記載の偽造防止用紙。
  10. 【請求項10】前記請求項1乃至請求項9に記載の偽造
    防止用紙に印刷した偽造防止印刷物。
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