JP3601144B2 - 偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔 - Google Patents

偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、視角の変化に応じて、反射色の変化を生じる多層薄膜層と目視可能なパターン層とを形成してなる偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔に係り、とくに目視による真贋の判定が容易であり、かつ偽造・改竄・変造を困難とし、剥離後の再利用を防止する偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、偽造を防止する手段は、物品そのものを真似することが困難なものとするか、或いは真似することが困難なものを本物であることの証明として物品に取りつけることにより、本物と偽物を区別できるようにするものがある。この後者の代表的なものとして、近年多用されているレリーフ型ホログラム、回折格子、リップマン型ホログラムなどのホログラムがある。この中で、例えばレリーフ型ホログラムは、画像を微細な凹凸状に形成したものであり、これにより光の回折と干渉により見る角度(すなわち、ホログラムを支持している角度)に応じて、固有のカラーシフト(反射光の色変化)を生じ、観察する位置により見える色が異なるものであるため、その状態の有無を確認することにより、真正物であるか否かを容易に判定することができる。ところが、近年では上述のようなホログラムは、ホログラム原理や層など構成が簡単であるため、偽造されやすくなりつつあることから、これによる偽造防止効果も薄れてきている。
【0003】
そこで、このホログラムと同様の見る角度によるカラーシフト(反射光の色変化)の効果を有するものとして、例えば特開昭61−105509号公報や、本出願人による特願平5−244062号、特願平5−244063号、特願平5−244064号、特開平7−146649号公報、特開平7−199812号公報、特開平7−214960号公報、特開平7−144500号公報、特開平7−146650号公報等に開示されているように、基材にセラミックスや金属などの薄膜で、光学特性の異なるものを積層した多層薄膜がある。これらは薄膜の光学特性と膜厚により得られる光の干渉作用を利用したものであり、特定の波長域に反射・透過特性を有し、観察する位置により、この反射・透過特性が変化し、見える色が異なるため、その状態の有無を確認することにより、真正物であるか否かを容易に判定することができる。
また多層薄膜を形成する基材が透明フィルムのままでは色の変化が判りづらいこともあって、多層薄膜の下地として黒等の濃色の着色層または金属反射膜を付加する場合がある。
【0004】
これらのカラーシフト(反射光の色変化)は、視角による色の変化は偽造物に対して真偽の判定を可能とし、とくにコピー機、カラーコピー機などにより不正に複写したものでその特性を再現することが不可能であるため、偽造・変造を困難とし、偽造・変造されたとしても、その使用を諦めさせる効果を有する。
【0005】
その形態は、例として媒体、シール、または転写箔、転写シートとして、多層薄膜層を保持し、これらを貼着、または転写により、所望のものにホログラムを形成するものである。さらにより高いセキュリティの付加として、とくに層構成を考慮し、シールを剥離困難とするか、或いは脆性シールのような剥離後再生困難となるように構成されており、一度貼り付けた後、これを剥離するとホログラムの一部若しくは全体が破壊されることで、偽造だけでなく、改竄など物品になんらかの手が加えられたことが、一目で判別できるとしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、基材にセラミックスや金属などの薄膜で、光学特性の異なるものを積層した多層薄膜は、極めて真偽判別が簡易であり、多層薄膜の構成も判りいにくいため偽造防止効果が高いものである反面、基材の表面に一様に、或いはパターンとして一構成の多層薄膜のみを形成したため、カラーシフトも単一のものにならざるを得ず、色彩・デザインに乏しいとする欠点を有しており、偽造・変造・改竄などの不正行為が困難である目視可能な情報が付与されることは無かった。とくに目視可能な情報は、比較的単純な構成では偽造・改竄・変造の恐れが無いとは言えず、より高度なセキュリティ技術が求められている。
【0007】
そこで本発明は、多層薄膜のカラーシフト効果を利用し、特定のパターンを用いた偽造・変造が困難で、真偽判別が容易なユニークな色調と色彩を有するとともに目視可能であるとともに偽造・変造・改竄などの不正行為が困難な情報を付与し、かつ偽造・変造などの不正行為の事実を肉眼により簡単に判定可能な偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明は、請求項1に記載の発明は、基材上に多層薄膜層を形成し、前記多層薄膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止媒体である。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項1に記載の偽造防止媒体において、基材が可視光を透過可能であることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1に記載の偽造防止媒体において、多層薄膜層に保護層を積層してなることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、透明基材上に多層薄膜層、粘着層を順次形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止シールである。
【0015】
請求項記載の発明は、基材の一面上に多層薄膜層、保護層を、他面上に粘着層を形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止シールである。
【0019】
請求項記載の発明は、支持体上に剥離保護層、多層薄膜層、粘着層を順次形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止転写箔である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の偽造防止媒体の一実施例を示す平面図であり、図2は図1の偽造防止媒体のX−X線における断面図であり、図3は本発明の偽造防止シールの一実施例を示す断面図であり、図4は本発明の偽造防止シールの他の実施例を示す断面図であり、図5は本発明の偽造防止転写箔の一実施例を示す断面図である。
【0025】
図1の本発明の偽造防止媒体1は、図2の断面図に示すように、基材11、多層薄膜層12、保護層14が順次積層され、多層薄膜層12の層間にパターン層13が設けられている。その外観からは基材11又は保護層14を通して多層薄膜層12の積層された薄膜の光学特性と膜厚により得られる光の干渉作用を利用した、特定の波長域に反射・透過特性を有し、観察する位置により、この反射・透過特性が変化し、見える色が異なるカラーシフト(反射光の色変化)の効果が見られ、さらにその中にパターン層13による文字等の可視情報10を見ることができる。
【0026】
基材11は、ポリエチレンテレフタレートが好ましく、それ以外でもポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネイト、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、ガラス等の材料を、単層あるいは複合体として使用することができるが、ある程度の剛性および表面の平滑性を有していればよい。さらに基材11を通して多層薄膜層12、パターン層13を見る場合には、光透過可能な透明基材である必要があり、とくに層構成によって光学特性が限定される場合もあるため、積層する多層蒸着層3や本発明の偽造防止媒体1の用途などに応じて適宜選択される。
【0027】
多層薄膜層12は、上記のように 異なる光学特性を有する多層薄膜からなり金属薄膜、セラミックス薄膜又はそれらを併設してなる複合薄膜として積層形成されるが、例えば屈折率の異なる薄膜を積層する場合、高屈折率の薄膜と低屈折率の薄膜を組み合わせてもよく、また特定の組み合わせを交互に積層するようにしてもよい。それらの組み合わせにより、所望の多層膜を得ることができる。
例えば屈折率がおおよそ2以上の高屈折率材料と屈折率が1.5程度の低屈折率材料を所定の膜厚で積層したものであり、具体的にはセラミックスとしては、Sb(屈折率:n=3.0)、Fe(n=2.7)、TiO(n=2.6)、CdS(n=2.6)、CeO(n=2.3)、ZnS(n=2.3)、PbCl(n=2.3)、CdO(n=2.2)、Sb(n=2.0)、WO(n=2.0)、SiO(n=2.0)、Si(n=2.5)、In(n=2.0)、PbO(n=2.6)、Ta(n=2.4)、ZnO(n=2.1)、ZrO(n=2.0)、SnO(n=2.0)、ITO(n=2.0)、MgO(n=1.6)、SiO(n=1.5)、MgF(n=1.4)、CeF(n=1.6)、CaF(n=1.3〜1.4)、AlF(n=1.6)、Al(n=1.6)、GaO(n=1.7)などがあり、金属単体もしくは合金の薄膜、例えばAl、Fe、Mg、Zn、Au、Ag,Cr、Ni、Ti、Cu、Siなどがあり、等がある。これらの高屈折率材料もしくは30〜60%透過の金属薄膜より少なくとも一種、低屈折率材料より少なくとも一種選択し、所定の厚さで交互に積層させる事により、特定の波長の可視光に対する吸収あるいは反射を示すものである。
なお、金属から構成される薄膜は構成材料の状態や形成条件などにより、屈折率などの光学特性が変わってくるため、本発明の実施例では一定の条件における値を用いている。
【0028】
上記した各種材料から屈折率、反射率、透過率等の光学特性や耐候性、耐薬品性、層間密着性などに基づき適宜選択され、薄膜として積層され多層膜を形成する。形成方法は公知の手法を用いることができ、膜厚、成膜速度、積層数、或いは光学膜厚(=n・d、n:屈折率、d:膜厚)などの制御が可能な、通常の真空蒸着法、スパッタリング法などの物理的気相析出法やCVD法などの化学的気相析出法を用いることができる。なお、本発明ではセラミックス・金属のみを開示しているが、セラミックス・金属と同等、或いは類似する屈折率と反射率を有するものであれば、用いることが可能である。
【0029】
この多層薄膜層12の具体例としては、その層厚が50〜2000nmの範囲であ り、また薄膜の層構成は上記した高屈折率の材料からなる薄膜、例えばZnS、TiO、ZrO、In、SnO、ITO、CeO、ZnO、Taなどと、上記した低屈折率の材料からなる薄膜、例えばMgF、SiO、CaF、MgO、Alなどとを組み合わせであり、それらを交互に積層し、その積層数が2層以上であり、好ましくは2層〜9層であるものが挙げられるが、なお用いられる材料、組み合わせにより多層膜の光学特性が異なるため、これに限定されるものではない。
【0030】
なお、多層薄膜層12上の基材11が低屈折率の有機ポリマーである場合には、この基材2に接する次層は高屈折率であることが望ましい。一般的に分光特性は層数に応じて変化する。さらに図示しないが、基材11又は多層薄膜層12上に位置するように有色透明のインキなどにより着色層(図示しない)を設け、より色変化が多彩になり、かつ見やすくなることにより、偽造防止効果を向上させることができる。
【0031】
多層薄膜層12の膜厚は合計で1μm以下が望ましい。1μmを越えると柔軟性に乏しくなり、多層薄膜層12にクラックが生じる場合があるためである。
【0032】
パターン層13は、文字、数字、マークや絵柄などのデザイン等の目視可能な可視情報を多層薄膜層12の層間に形成したものであり、複数の層からなる多層薄膜層12の内の一つの層間であっても、二つ以上の層間にそれぞれ可視情報を、また各層間の可視情報を組み合わせるようにしてもよい。
【0033】
この可視情報を構成するパターン層13は、は水または有機溶剤に溶解する一般に用いられる高分子材料を単体もしくは適量の顔料または染料を混ぜたインキ状のもので形成され、この高分子材料として、具体的にはポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の単独または共重合物、アクリル系、スチレン系、シリコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独または共重合物が使用できる。例えばパターン層13は上記高分子材料に顔料または染料を添加しない無色透明インキや黒色の顔料または染料を添加した墨色インキを用いて、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロールコート法等、またはインクジェット法等の塗布方法などの公知の形成方法により設けられる。
なお、パターン層13は上記の無色透明インキ、墨色インキ以外の色としてもよく、また可視光領域以外に吸収又は反射を有する材料を添加してもよく、偽造防止媒体1の用途などに応じて適宜選択することができる。
【0034】
保護層14は、多層薄膜層を保護するものであり、多層薄膜層と接着性の良好な、水または有機溶剤に溶解する一般に用いられる高分子材料を使用することができる。このような高分子材料として、具体的にはポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の単独または共重合物、アクリル系、スチレン系、シリコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独または共重合物を公知のグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロールコート法等などの塗布方法等を用いることができる。
【0035】
次に図3は本発明の偽造防止シール2の構成例を示す断面図であり、基材11上に多層薄膜層12、接着層15が積層されている。
【0036】
この偽造防止シール2は被帖着物に接着層15を介して接着固定するもであり、基材11を通して視認される多層薄膜層12と、多層薄膜層12の層間にパターン層13が設けられ、その外観からは多層薄膜層12の積層された薄膜の光学特性と膜厚により得られる光の干渉作用を利用した、特定の波長域に反射・透過特性を有し、観察する位置により、この反射・透過特性が変化し、見える色が異なるカラーシフト(反射光の色変化)の効果が見られ、さらにその中にパターン層13による文字等の可視情報を見ることができる。
なお、基材11、多層薄膜層12、パターン層13は図2に記載のものと同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0037】
接着層15は、接する多層薄膜層12を変質させたり、冒すものでなければ、一般的な接着材料を用いることができる。例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系ポリアミド、アクリル系、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリコン系、ポリイソブチル系等の粘着材を単独、もしくはアルキルメタクリレート、ビニルエステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマー等の凝集成分、不飽和カルボン酸、ヒドロキシ基含有モノマー、アクリルニトリル等に代表される改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、酸化防止剤等の添加剤を必要に応じて添加したものを用いることができる。接着層15の形成には公知のグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロールコート法等などの塗布方法等を用いることができる。
【0038】
図4は、本発明の偽造防止シール3の構成例を示す断面図である。偽造防止シール3は、透明基材21の片面に多層薄膜層12、多層蒸着層間に文字等のパターン層13、保護層14、他面に接着層15が設けられたシールの構成である。図3に示す上記偽造防止シール2と構成は異なるが、用途及び作用効果は同様である。
なお、基材11、多層薄膜層12、パターン層13、保護層14、接着層15は図2、図3に記載のものと同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0039】
次に図5は、本発明の偽造防止転写箔4の構成例を示す断面図である。偽造防止転写箔8は、支持体16に剥離層17、多層蒸着層12、多層蒸着層間に文字等のパターン層13、接着層15が設けられた転写箔の構成である。
この偽造防止転写箔4は被転写物に接着層15を介して接着固定し、支持体16を剥離層17より剥離させ、被転写物上にパターン層13を含む多層蒸着層12を転写形成するもであり、任意の形状でパターン層13を含む多層蒸着層12からなる転写画像を形成することができる。転写形成された画像は多層薄膜層12と、多層薄膜層12の層間にパターン層13とが視認され、その外観からは多層薄膜層12の積層された薄膜の光学特性と膜厚により得られる光の干渉作用を利用した、特定の波長域に反射・透過特性を有し、観察する位置により、この反射・透過特性が変化し、見える色が異なるカラーシフト(反射光の色変化)の効果が見られ、さらにその中にパターン層13による文字等の可視情報を見ることができる。
なお、多層薄膜層12、パターン層13、保護層14、接着層15は図2、図3に記載のものと同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0040】
剥離層17は接着層15の接着力よりも小さく、水または有機溶剤に溶解する一般に用いられる高分子材料が使用できる。このような高分子材料としては具体的には、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の単独または共重合物、アクリル系、スチレン系、シリコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独または共重合物が使用できる。剥離層17の形成には公知のグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロールコート法等などの塗布方法等を用いることができる。
また偽造防止転写箔4は転写後、剥離層17が最外層になるため、保護層として多層薄膜層12を保護する機械的強度、耐水性、耐薬品性などの耐性を有することが必要である。
【0041】
本発明の偽造防止媒体は、目視角度によって色が変化する多層薄膜層の層間に文字等のパターンを印刷する事により、カラーコピー等による偽造・改竄・変造などの不正行為を防止することができ、詳しくは上記の構成によってなる偽造防止シール及び偽造防止転写箔では、多層薄膜層の層間に可視情報として文字等のパターンを透明又は墨色のインキ等で印刷形成することにより、パターンに重なる多層薄膜層部分は光の干渉作用が起こらなくなるために目視角度によって色が変化せず、カラーコピー機を用いて偽造等をしようとしても、多層薄膜層部分および文字等のパターン印刷部分は黒く写るため、上記のような不正行為を発見を容易とし、またこのような不正行為を困難とするなど、より一層の偽造防止効果を高めることができる。さらに貼付する商品券等のデザインを損ねることないなど偽造防止対策を必要とする分野において広く使用することができる。
【0042】
【実施例】
本発明を、具体的な実施例として偽造防止シールを挙げて詳細に説明する。
<実施例1>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に下記[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層まで形成し、下記[パターン層の組成1]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに下記[薄膜層の組成2]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により一層を形成した。続いて下記[粘着層の組成]からなる粘着層をグラビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
Figure 0003601144
なお、基材/高屈折率側金属薄膜層/低屈折率側金属薄膜層の順、または基材/高屈折率側金属薄膜層/低屈折率側金属薄膜層/高屈折率側金属薄膜層/低屈折率側金属薄膜層の順で設ける。
Figure 0003601144
【0043】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールのパターン層の部分は再現されるものの、真正品では、多層薄膜同の部分の色変化が青色から赤紫色となるのに対して、複製品は多層薄膜層の部分が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0044】
<実施例2>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に実施例1の[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層まで形成し、下記[パターン層の組成2]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層を形成した。続いて実施例1の[粘着層の組成]からなる粘着層をグラビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
Figure 0003601144
【0045】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールのパターン層の部分および多層薄膜層の部分の両方が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0046】
<実施例3>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に実施例1の[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層まで形成し、下記[パターン層の組成3]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層を形成した。続いて実施例1の[粘着層の組成]からなる粘着層をグラビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
Figure 0003601144
【0047】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールの多層薄膜層の部分の両方が黒く写り、また文字等のパターン層はそのまま黒くコピーされるため、全体が黒くコピーされることより、偽造行為を容易に発見することができた。
【0048】
<実施例4>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、この片面側上に実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層形成し、実施例1の[パターン層の組成1]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに下記[薄膜層の組成3]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて下記[保護層の組成]からなる保護層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、基材の他面側に実施例1の[接着層の組成]からなる接着層をグビビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
Figure 0003601144
低屈折率側金属薄膜層/高屈折率側金属薄膜層の順、または低屈折率側金属薄膜層/高屈折率側金属薄膜層/低屈折率側金属薄膜層/高屈折率側金属薄膜層の順で設ける。
Figure 0003601144
【0049】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったが、偽造防止シールのパターン層の部分は再現されるものの、多層薄膜層の部分が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0050】
<実施例5>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、この片面側上に実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により1層形成し、実施例2の[パターン層の組成2]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに実施例4の[薄膜層の組成3]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて実施例4の[保護層の組成]からなる保護層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、さらに基材の他面側に実施例4の[粘着層の組成]からなる粘着層をグラビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
【0051】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールのパターン層の部分および多層薄膜層の部分の両方が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0052】
<実施例6>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、この片面側上に実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層形成し、実施例3の[パターン層の組成3]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに実施例4の[薄膜層の組成3]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて実施例4の[保護層の組成]からなる保護層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、さらに基材の他面側に実施例4の[粘着層の組成]からなる粘着層をグラビア法で厚さ10μmに形成し、離型紙と合わせて偽造防止シールを得た。
【0053】
上記偽造防止シールを商品券等の被帖着物に添付してカラーコピーを行なったが、偽造防止シールの多層薄膜層の部分の両方が黒く写り、また文字等のパターン層はそのまま黒くコピーされるため、全体が黒くコピーされることより、偽造行為を容易に発見することができた。
【0054】
<実施例7>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に下記[剥離層の組成]からなる剥離層をグラビア法により厚さ1.0μmに形成し、実施例1の[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて実施例1の[パターン層の組成1]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。さらに実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層形成した。続いて下記[接着層の組成]からなる接着層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、偽造防止転写箔を得た。
Figure 0003601144
【0055】
上記偽造防止転写箔を160℃の熱プレス機にて商品券等の被転写物に転写形成してカラーコピーを行なったところ、パターン層の部分は再現されるものの、多層薄膜層の部分が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0056】
<実施例8>
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に実施例7の[剥離層の組成]からなる剥離層をグラビア法により厚さ1.0μmに形成し、実施例1の[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて実施例2の[パターン層の組成2]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。続いて実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層形成した。さらに実施例7の[接着層の組成]からなる接着層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、偽造防止転写箔を得た。
【0057】
上記偽造防止転写箔を160℃の熱プレス機にて商品券等の被転写物に転写形成してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールのパターン層の部分および多層薄膜層の部分の両方が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0058】
(実施例9)
25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートを基材とし、基材上に実施例7の[剥離層の組成]からなる剥離層をグラビア法により厚さ1.0μmに形成し、実施例1の[薄膜層の組成1]からなる多層薄膜層を真空蒸着法により二層形成した。続いて実施例3の[パターン層の組成3]からなる文字等のパターン層をグラビア法で厚さ1μmに形成した。続いて実施例1の[薄膜層の組成2]からなる薄膜層を真空蒸着法により一層形成した。さらに実施例7の[接着層の組成]からなる接着層をグラビア法で厚さ2μmに形成し、偽造防止転写箔を得た。
【0059】
上記偽造防止転写箔を160℃の熱プレス機にて商品券等の被転写物に転写形成してカラーコピーを行なったところ、偽造防止シールのパターン層の部分および多層薄膜層の部分の両方が黒く写るため、偽造行為を容易に発見することができた。
【0060】
【発明の効果】
本発明の偽造防止媒体及び偽造防止シール、並びに偽造防止転写箔は、目視角度によって色が変化する多層薄膜層を備え、かつその層間に文字等のパターン層を設けてなり、この多層薄膜層の有する、観察する位置によって反射・透過特性が変化し、見える色が異なるカラーシフト(反射光の色変化)の効果が、パターン層の部分により多層薄膜層と異なる色の変化を示すため、目視により偽造・変造・改竄などの不正行為の事実を肉眼により簡単に判定することができ、偽造防止シール、偽造防止転写箔により商品券などの金券、有価証券等に貼付した場合、そのデザインを損ねることなく、カラーコピー等による不正行為を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偽造防止媒体の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の偽造防止媒体のX−X線における断面図である。
【図3】本発明の偽造防止シールの一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の偽造防止シールの他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の偽造防止転写箔の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 偽造防止媒体
2、3 偽造防止シール
4 偽造防止転写箔
10 可視情報
11 基材
21 透明基材
12 多層薄膜層
13 パターン層
14 保護層
15 接着層
16 支持体
17 剥離層

Claims (6)

  1. 基材上に多層薄膜層を形成し、前記多層薄膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止媒体。
  2. 前記基材が可視光を透過可能であることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止媒体。
  3. 前記多層薄膜層に保護層を積層してなることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止媒体。
  4. 透明基材上に多層薄膜層、粘着層を順次形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止シール。
  5. 基材の一面上に多層薄膜層、保護層を、他面上に粘着層を形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止シール。
  6. 支持体上に剥離保護層、多層薄膜層、粘着層を順次形成し、前記多層蒸着膜層の層間に該多層薄膜層の光の干渉作用を防ぐパターン層を設けてあって、該多層薄膜層は複数の異なる光学特性を有するセラミックス薄膜と金属薄膜を2層以上に積層した複合薄膜であり、該パターン層が無色透明インキでできていることを特徴とする偽造防止転写箔。
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