JPH10140500A - 偽造防止用紙 - Google Patents

偽造防止用紙

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JPH10140500A
JPH10140500A JP8296559A JP29655996A JPH10140500A JP H10140500 A JPH10140500 A JP H10140500A JP 8296559 A JP8296559 A JP 8296559A JP 29655996 A JP29655996 A JP 29655996A JP H10140500 A JPH10140500 A JP H10140500A
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paper
hologram
layer
counterfeit
forgery prevention
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JP8296559A
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English (en)
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Naoaki Shindou
直彰 新藤
Takehide Kita
武秀 喜多
Kiyoshi Horie
潔 堀江
Atsushi Kijima
厚 木島
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/30Identification or security features, e.g. for preventing forgery
    • B42D25/36Identification or security features, e.g. for preventing forgery comprising special materials
    • B42D25/378Special inks
    • B42D25/387Special inks absorbing or reflecting ultraviolet light

Abstract

(57)【要約】 【課題】贋造、変造、改竄等の偽造が容易に判別でき
る、また廃棄した際容易に生分解する偽造防止用紙を提
供する。 【解決手段】透明支持体12上に、少なくともホログラ
ム形成層14、反射性薄膜層16とその一部に蛍光発色
層18を設けた偽造防止シート10を細片化し基紙20
に抄き込む。また蛍光発色層にマイクロ文字パターンを
形成させて偽造防止の機能を高める。さらに透明支持体
12を生分解性プラスチックにして廃棄する際分解する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偽造防止を必要とす
る種種の商品に使用される用紙に係わり、詳しくは真偽
を瞬時に判定することが可能な検証機能を有する偽造防
止用紙および偽造防止印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機の精度向上は著しく、特に
カラー複写機の普及は各種の有価証券類の偽造を容易に
している。カラーコピーに対する偽造防止手段が考えら
れているが、その中でも金属フィルムや金属光沢インキ
等の光輝性を有した材料を利用したものが数多く提案さ
れている。
【0003】最も代表的なコピー防止手段として、ホロ
グラムが利用されている。このホログラムは画像を微細
な凹凸状に形成したものであり、これにより光の屈折と
干渉により見る角度に応じて色や画像の変化を生じるた
め、カラーコピーを使用して再現することは不可能であ
る。また、ホログラムを製造するには、高度な技術と大
型な設備が必要となるため、贋造等の偽造に対しても有
効な手段であり、高い偽造防止効果を必要とするクレジ
ットカード、IDカード等に利用されている。このカー
ド類の作製方法としては、ホログラムが形成されている
シール或いは転写箔を利用し媒体となる基材に直接粘着
する手法がほとんどである。
【0004】証券紙に直接施す偽造防止手段として、ホ
ログラムをはじめ種々の偽造防止手段を有するものを予
め紙に抄き込む方法が提案されている。例えば特開平7
−56377号に開示されているように、真珠顔料イン
キや金属光沢を有する転写箔を用いて、フィルムに形成
した後、細片として紙に抄き込む方法が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにホログラ
ムは高い偽造防止効果を有しているが、証券紙に粘着し
た場合、基材が紙となるため、基材ごと剥がされ貼り替
えを行われる可能性がある。また、一般にホログラムは
高価であり、且つ粘着するための貼着加工に要するコス
トが高いため、偽造防止性を向上するためにかなりのコ
ストアップを生じる。
【0006】一方、ホログラムのみで構成された偽造防
止手段を有するものを細片化し紙に抄き込む手法は、貼
り替え、コストアップ等の問題は解決するが、ホログラ
ムは反射光を目視にて確認する際、細片化したためにホ
ログラム画像が確認しにくくなる。それゆえ、贋造され
たものに対して真偽を簡単で瞬時に見分けることが難し
くなるという問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明として請求項1に記載の発明は、透
明支持体12上に、少なくともホログラム形成層14、
反射性薄膜層16とその一部に蛍光発色層18を設けた
偽造防止シート10を細片化し基紙20に抄き込んだ偽
造防止用紙である。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記偽造防止シ
ート10を細巾にスリットしてなるスレッド30を基紙
20に抄き込んだ偽造防止用紙である。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記偽造防止シ
ート10のホログラム形成層14に蛍光発色剤が混入し
てなる請求項1乃至請求項2記載の偽造防止用紙であ
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記偽造防止シ
ート10の蛍光発色層18がマイクロ文字を形成してい
る請求項1乃至請求項2記載の偽造防止用紙である。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記透明支持体
12が、生分解性プラスチックである請求項1乃至請求
項4記載の偽造防止用紙である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の請求項1に記載の
偽造防止用紙の一実施例を示し、(A)はこの偽造防止
用紙の平面図、(B)は断面図、(C)は、この偽造防
止用紙に使用された偽装防止シートの構成断面図であ
る。図2は本発明の請求項2に記載の偽造防止用紙の一
実施例を示し、(A)はこの偽造防止用紙の平面図、
(B)は断面図である。図3はホログラム形成層に蛍光
発色剤を混入させた偽造防止シートの構成断面図であ
る。
【0013】本発明の偽造防止用紙は図1および図2に
示したように基紙20と偽造防止シート10の細片から
構成されており、偽造防止シートは、図1(C)に示し
た構成断面図のように、透明支持体12、紫外線や赤外
線を照射すると光を発する蛍光発色層18、ホログラム
形成層14、反射性薄膜層16が積層されているか、あ
るいは図3に示した構成断面図のように、透明支持体1
2、ホログラム形成層に蛍光発色剤を混入させてある蛍
光発色ホログラム形成層15、反射性薄膜層16を積層
して作製する。その外観は、偽造防止用紙の一部に蛍光
発色層を有するホログラムが形成されているため、通常
光(可視光)における観察ではホログラム特有の観察角
度に依存した反射光の特性が変化し、色彩や画像が変化
して目に映り、ブラックライト(紫外線)又は、赤外光
下での観察では蛍光が発色し、文字、パターンの画像を
観察することができる。
【0014】基紙20は、針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉
樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカニカ
ルパルプ(TMP)等の製紙用パルプを主体としこれに
乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、サイズ剤、定着剤、
歩留まり向上剤、濾水性向上剤、消泡剤、染料、着色顔
料、蛍光剤などを適宜併用し、長網抄紙機や円網抄紙機
等の公知の抄紙機を使用して抄紙する。また、抄紙途上
で澱粉、ポリビニルアルコール等を混入させることも可
能である。この方法は、紙とスリットした偽造防止シー
ト10との接着性を向上するのに効果がある。さらに必
要に応じ、マシンカレンダー処理やスーパーカレンダー
処理を施し、表面平滑性を向上させることも適宜行われ
る。
【0015】透明支持体12は、ポリエチレンテレフタ
レートが好ましく、それ以外でもポリ塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリカーボネイト、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、ガラス等の
材料を、単層或いは複合体として使用する事ができる
が、ある程度の剛性および表面の平滑性ならびに、支持
体を通してホログラムや蛍光の発色を観察できる透明性
が要求される。いずれも、デザインや用途に応じて適宜
選択することができる。
【0016】また、透明支持体12、乳酸を主成分とす
る高分子材料からなる脂肪族ポリエステルの生分解性を
有する樹脂を用いることも可能であり、これらは完全分
解性を有する。この乳酸は、分子内に水酸基とカルボキ
シル基を有するため、重縮合が可能であるが、脱水縮合
では分子量が4000未満の低重合度のオリゴマーしか
得られないことから、一旦乳酸オリゴマーとしてから、
開環重合する方法によりポリマーを得ることができる
(間接法)。
【0017】また触媒を用いる方法や特開昭59−96
123号、特開昭63−289020号に開示される触
媒を用いることなく、不活性ガス雰囲気中で加熱加圧に
より分子量が4000以上のポリ乳酸を得る方法(直接
法)、乳酸とグリコール酸、酒石酸、リンゴ酸、ポリエ
チレングリコール等から共重合により熱可塑性ポリマー
を得る方法がある。なお、乳酸の重合に関する製造方法
は、米国特許第1995970号、同第2362551
号、同第2683136号に示され、乳酸とグリコール
酸のコポリマーの製造方法は、米国特許第363695
6号、同第3797449号に示されている。なお、コ
ポリマーの方が重合度を高めることが可能である。
【0018】また、D−乳酸、L−乳酸またはそれらの
混合物と、D−乳酸、L−乳酸またはそれらの混合物と
グリコール酸、または6−ヒドロキシカプロン酸に代表
されるオキシカルボン酸のコポリマーを主成分とする熱
可塑性分解性ポリマーを用いることができる。このポリ
マーは数平均分子量10000〜1000000のもの
が好ましい。乳酸はD−乳酸、L一乳酸等があり、オキ
シカルボン酸は、グリコール酸、6 −ヒドロキシカプロ
ン酸等がある。ところが、上記熱可塑性ポリマーだけで
は剛度が十分ではないため、さらに二軸延伸加工を施す
ことにより、剛度をはじめとして、耐久性、成形加工
性、機械強度、硬さ、衝撃強度、寸法安定性、耐折り曲
げ性等の機械特性と表面平滑性、光沢性、耐水性、防水
性等の光学特性及び耐久性の点で従来のポリエステル
材、塩化ビニル材と同等の特性を有するようになる。
【0019】上記生分解性樹脂を使用した細片あるいは
スレッドは、偽造防止用紙を使用した偽造防止印刷物を
廃棄する際、従来のように支持体が分解されずに残ると
いう問題を解決する。
【0020】蛍光発色層18は、描かれた文字、パター
ンの画像が、ブラックランプ(紫外線)照射あるいは赤
外線の照射により発光し、本来、可視光線下で検知され
なかった描かれた画像が、目視あるいは受光素子を通じ
て検証することが可能となり、検証が容易で確実とな
る。さらには、受光素子を用いて検証の機械化をも可能
とする。蛍光発色層18に用いられる材料は、紫外線あ
るいは赤外線の照射により色調パターンが変化するもの
であり、インキ樹脂中に含ませる場合、屈折率が当該イ
ンキ樹脂と同一又は近似する無色透明のものが好まし
く、具体的には特開昭54−13799号公報、特開昭
54−13798号公報に開示されている。
【0021】上記蛍光体には紫外線発光蛍光体および赤
外線発光蛍光体があり、以下にはその例を挙げる。紫外
線蛍光体は紫外線を照射することにより、可視波長領域
の光を発光するもので、たとえばCa2 5 3 Cl:
Eu2+,CaWO4 ,ZnO:Zn2 SiO4 :Mn,
2 2 S:Eu,ZnS:Ag,YVO4 :Eu,Y
2 3 :Eu,Gd2 2 S:Tb,La2 2 S:T
b,Y3 Al5 12:Ce等がある。これら蛍光体の添
加量はブラックライトを照射した際の発光が目視で碓認
できるか、あるいは検出器の受光素子にて蛍光が検知可
能となるようにする。
【0022】また赤外線発光蛍光体は赤外線を照射する
ことにより、可視波長領域の光を発光するものと、赤外
波長領域の光を発光するものとがある。前者のものとし
て、例えばYF3 :YB,Er,ZnS:CuCo等が
ある。
【0023】また後者のものとして、例えばLiNd
0・9 Yb0.1 4 12,LiBi0.2Nd0.7 Yb0.1
4 12,Nd0・9 Yb0.1 Nd5 (MoO4 4 ,N
aNb 0.3 Yb0.1 4 12,Nd0.8 Yb0.2 Na5
(W04 4 ,Nd0.8 Yb0. 2 Na5 (Mo0.5 WO
0.5 4 ,Ce0.05Gd0.05Nd0.75Yb0.25Na
5 (W0.7 Mo0.3 4 4 ,Nd0.3 Yb0.1 Al3
(BO3 4 ,Nd0・9 Yb 0.1 Al2.7 Cr0.3 (B
3 4 ,Nd0.4 5 4 ,Nd0.8 Yb0.2
3(PO4 2 等がある。後者のものは、赤外線の波長
800nm近辺の光を照射することにより、980nm
〜1020nmに発光スペクトルのピークを有する赤外
線を発光する。
【0024】インキ中の赤外線発光蛍光体の添加量は発
光が目視で確認できるか、あるいは検出器の受光素子が
蛍光を検出可能となるようにする。
【0025】これらの発光蛍光体は、単体もしくは数種
を選択し、混合して使用することが可能である。印刷イ
ンキ中に添加混合され公知の各種印刷法にて形成可能で
ある。インキ樹脂は特に制限されないが、透明支持体1
2とホログラム形成層14あるいはホログラム形成層1
4と反射性薄膜層16に接着し、且つそれらの層を変質
させないものであればよい。
【0026】ホログラム形成層14はエンボス成形性が
良好で、プレスムラが生じ難く、明るい再生像が得ら
れ、透明支持体12及び反射性薄膜層16との接着性が
良好である樹脂が望まれる。例としては、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル
共重合樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂
などの熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メ
タ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、ト
リアジン(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂ある
いはこれらの混合物、さらにはラジカル重合性不飽和基
を有する熱成形性材料などが使用可能である。上記以外
のものでも、ホログラム画像を形成可能な安定性を有す
る材料であれば使用でき、ロールコート、ブレードコー
ト、グラビアコート等の公知の塗工方法により塗布・乾
燥し形成することができる。また、塗工適性の向上の調
整剤としてニトロセルロース、アセチルセルロース、セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースアセテート
プロピオネート、エチルセルロース、メチルセルロース
等のセルロース系樹脂を添加することができる。
【0027】また、これらホログラム形成層14に前記
蛍光体を混合し、発色蛍光ホログラム形成層15とする
ことが可能であり、前記蛍光体材料が、透明支持体1
2、ホログラム形成層14、反射性薄膜層16を変質さ
せないものが適宜選択され用いることができる。
【0028】ホログラム形成層14にはホログラムパタ
ーンが形成される。その形成法は、レリーフ型ホログラ
ムを構成する微細な凹凸パターンが形成されたニッケル
製のプレス版をホログラム形成層14に加熱押圧するこ
とにより加工可能である。このように、ホログラム形成
層14に直接形成する方法もあるが、後述するホログラ
ムパターンを通る光を屈折・反射させ装飾効果を引き出
す目的で形成される反射性薄膜層16を積層した後にエ
ンボス加工(蒸着後エンボス法)を行った後に形成する
ことも可能である。
【0029】ここで、ホログラム形成層14はホログラ
ムパターンを層表面又は層内に有するものであればよ
く、他に例えば二光束干渉もしくは電子ビーム(EB)
による回折格子(グレーティング)により微細凹凸形状
を有するようにしたグレーティングホログラムやリップ
マンホログラム等が適用可能である。
【0030】反射性薄膜層16は、ホログラム形成層1
4に印加されたホログラムパターンを通じた光を屈折・
反射させ、ホログラム効果を引き出す層である。反射性
薄膜層16はホログラム形成層14(屈折率n=1 .3
〜1 .6 )よりも屈折率の高い透明材料が好ましく、A
l,Sn,Ni,Ag,Au,Ti等の金属単体もしく
はその酸化物、窒化物からなる無機材料を使用すること
ができ、例えばSb2 3 (屈折率 n=3.0),F
2 3 (n=2.7),TiO2(n=2.6),C
dS(n=2.6),CeO2 (n=2.3),ZnS
(n=2.3),PbCl2 (n=2.3),CdO
(n=2.3),Sb2 3 (n=2.0),WO
3 (n=2.0),SiO(n=2.0),Si2 3
(n=2.5),In2 3 (n=2.0),PbO
(n=2.6),Ta2 3 (n=2.4),ZnO
(n=2.1),ZrO2 (n=2.0),Cd2 3
(n=1.8),Al2 3 (n=1.6)等が用いら
れる。さらに薄膜層は、複数の層を重ね合わせて形成し
てもよく、異なる屈折率の層の組み合わせ、高屈折率の
層と低屈折率の層とを交互に積層した多層膜としてもよ
い。また、このような薄膜層を形成する方法としては、
真空蒸着法の他にスパッタリング法、イオンプレーティ
ング法等の成膜手段が適用可能であり、膜厚としては1
0nm〜1000nmの範囲であることが好ましい。
【0031】以上の材料を用いて作られた発色蛍光体を
有するホログラムシー卜を製造後、打ち抜きあるいはス
リッターを用いてスレッド化し断裁して細片化するな
ど、任意の方法で細片化あるいはスレッド化を行う。細
片の大きさとしては0.1〜10mm程度とする。
【0032】こうして得られた細片もしくはスレッドを
基紙20の少なくとも一方の面の表面に抄き込むこと
で、目視角度によって色や画像が変化して見えるホログ
ラムと特殊な光を与えるとパターンや色彩が現れる蛍光
体とを有する本発明の偽造防止用紙が製造される。
【0033】これによりカラーコピー機による偽造・改
竄・変造をはじめ不正行為を防止することができ、また
特殊な光を与えることで検証が確実かつ迅速に行うこと
ができる。さらには受光素子を用いることで機械による
判定も可能となる。前記細片あるいはスレッドは、基紙
表面に全て現出させる方式の他、基紙の中に完全に埋め
込む方式、基紙の中に一部を埋め込み縫い目模様にする
方式が可能である。
【0034】
【実施例】本発明を、具体的な実施例として偽造防止用
紙を挙げて詳細に説明する。 〈実施例1〉25μm厚の透明ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)樹脂シートを透明支持体とし、支持体上
に下記の表1に示す「偽造防止シートの構成1」からな
る蛍光発色層、ホログラム形成層を設けた後、120℃
にプレス版を熱し、圧力2kgf/cm2 にて10m/
minの速度でホログラムエンボス加工を行った。その
後真空蒸着法にてAlを500Å設け、偽造防止シート
10を作製した。得られたシートをマイクロスリッター
にて巾2mmのスレッドとした後、2mm角に断裁して
細片を得た。続いて下記に示す「基紙の組成」からなる
基紙20を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2
用紙を抄造時に、プレスロール直前で細片を混入させ、
常法に従い製造した。
【0035】
【表1】
【0036】 「基紙の組成」 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP) 20重量部 広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP) 80重量部 白土 10重量部 紙力増強剤 0.3重量部 サイズ剤 1重量部 NBKP,LBKPを350ml C.S.Fに叩解
し、これに白土、紙力増強剤(商品名「ポリストロン」
荒川化学工業(株)製)、サイズ剤(商品名「サイズパ
インE」荒川化学工業(株)製)、pH調整剤を適量加
え紙料を調整した。
【0037】上記製法にて得られた偽造防止用紙にブラ
ックライトを照射すると、蛍光発色層が光を発するた
め、その存在を容易に確認することができ、真偽を判別
することができた。
【0038】〈実施例2〉25μm厚の透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シートを透明支持体と
し、支持体上に下記「偽造防止シートの構成2」からな
る蛍光ホログラム形成層を設けた後、120℃にプレス
版を熱し、圧力2kg/cm2 にて10m/minの速
度でホログラムエンボス加工を行った。その後真空蒸着
法にてAlを500Å設け、偽造防止シートを作製し
た。得られたシー卜をマイクロスリッターにて巾2mm
のスレッドとした後、2mm角に断裁して細片を得た。
続いて前記「基紙の組成」からなる基紙20を円網抄紙
機を使用して坪量110g/m2 の用紙を抄造時に、プ
レスロール直前で細片を混入させ常法に従い製造した。
【0039】
【表2】
【0040】上記製法にて得られた偽造防止用紙にブラ
ックライトを照射すると、蛍光発色層が光を発するた
め、その存在を容易に確認することができ、真偽を判別
することができた。
【0041】〈実施例3〉下記の「生分解性プラスチッ
クの組成」からなる25μm厚のシートを透明支持体と
し、支持体に下記の表3に示す「偽造防止シートの構成
3」を用いて、蛍光発色層18に文字等のパターンを2
ポイントの文字にてグラビア印刷法で1 μm設けた後、
ホログラム形成層を塗布した。その後、ホログラムエン
ボス加工を施し、真空蒸着法にてAlを500Å設け、
偽造防止シートを得た。この偽造防止シー卜をマイクロ
スリッターを使用して巾2mmのスレッドを製造しボビ
ンに巻取った。続いて前記「基紙の組成」からなる基紙
20を円網抄紙機を使用して坪量110g/m2 の用紙
を抄造時に、プレスロール直前で上記スレッドを100
mm間隔でボビンから繰り出した。後は常法に従い製造
した。
【0042】「生分解性プラスチックの組成」数平均分
子量150000のLー乳酸と6−ヒドロキシカプロン
酸の3:2のコポリマーをベント式押し出し機にて混練
後、これをTダイ溶融押し出し機により加工温度200
℃で規定の厚さに押し出し後、二軸延伸加工、カレンダ
ー処理を行い、表面平滑性を向上させた厚さ25μmの
シートを得た。
【0043】
【表3】
【0044】上記製法にて得られた偽造防止用紙にブラ
ックライトを照射すると、蛍光発色層が光を発するた
め、蛍光インキで刷られた文字パターンを容易に確認す
ることができ、真偽を判別することができた。さらに、
本用紙をコンポストに入れたところ、約3ヶ月後に紙、
スレッド共に完全に分解された。
【0045】一方、実施例1〜実施例3で得られた偽造
防止用紙をカラーコピーしたところ偽造防止用紙の細片
あるいはスレッド部分のホログラムはその画像がコピー
されているが、見る角度により色彩が変化するホログラ
ム効果や金属薄膜による光沢感までは再現されていなか
った。しかし、ホログラムが小さいため一瞬で真偽を見
分けることは難しく、見る角度を変えながら確認するこ
とが必要であった。そこでブラックライトを照射したと
ころカラーコピーでコピーしたものは発光が現れず、一
瞬にて偽造品であることが確認できた。
【0046】
【発明の効果】本発明によってなる偽造防止用紙は、目
視角度によって色や像が変化するホログラムと、紫外線
や赤外線を照射すると発光し、画像や色が現れる蛍光発
色層を備えており、カラーコピーをはじめとする贋造、
変造、改竄等の偽造が容易に判別できる偽造防止用紙を
提供することが可能となる。更に、ホログラムと蛍光発
色層が一体となって製造されているためその複製も従来
ホログラム同様に難しいものである。
【0047】また、抄き込みにより製造されるため、従
来のホログラムをシール・転写箔で粘着した偽造防止用
紙に較べ、貼り替え等の偽造が難しくかつ安価に製造可
能である。
【0048】また、ホログラム細片だけを抄き込んだ偽
造防止用紙に較べ、蛍光発色層の検証機能により真偽を
より確実、かつ迅速に判定することが可能となる。さら
に、蛍光マイクロ文字を用いれば、さらに偽造が難しい
偽造防止用紙とすることができる。
【0049】加えて、細片あるいはスレッドの基材に生
分解性プラスチックを使用することにより、使用後廃棄
した場合でもスレッド部分だけが分解されずに残るとい
うことがなく、環境にやさしい偽造防止用紙を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載の偽造防止用紙の一実
施例を示し、(A)はこの偽造防止用紙の平面図、
(B)は断面図、(C)はこの偽造防止用紙に使用され
た偽造防止シートの構成断面図である。
【図2】本発明の請求項2に記載の偽造防止用紙の一実
施例を示し、(A)はこの偽造防止用紙の平面図、
(B)は断面図である。
【図3】ホログラム形成層に蛍光発色剤を混入させた偽
造防止シートの構成断面図である。
【符号の説明】
1、2…偽造防止用紙 10…偽造防止シート 12…透明支持体 14…ホログラム形成層 15…蛍光発色ホログラム形成層 16…反射性薄膜層 18…蛍光発色層 20…基紙 30…スレッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木島 厚 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明支持体12上に、少なくともホログラ
    ム形成層14、反射性薄膜層16とその一部に蛍光発色
    層18を設けた偽造防止シート10を細片化し基紙20
    に抄き込んだことを特徴とする偽造防止用紙。
  2. 【請求項2】前記偽造防止シート10を細巾にスリット
    してなるスレッド30を基紙20に抄き込んだことを特
    徴とする偽造防止用紙。
  3. 【請求項3】前記偽造防止シート10のホログラム形成
    層14に蛍光発色剤が混入してなることを特徴とする請
    求項1乃至請求項2記載の偽造防止用紙。
  4. 【請求項4】前記偽造防止シート10の蛍光発色層がマ
    イクロ文字を形成したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項2記載の偽造防止用紙。
  5. 【請求項5】前記透明支持体12が、生分解性プラスチ
    ックであることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載
    の偽造防止用紙。
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