JP2003226085A - 光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物 - Google Patents

光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物

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JP2003226085A
JP2003226085A JP2002026006A JP2002026006A JP2003226085A JP 2003226085 A JP2003226085 A JP 2003226085A JP 2002026006 A JP2002026006 A JP 2002026006A JP 2002026006 A JP2002026006 A JP 2002026006A JP 2003226085 A JP2003226085 A JP 2003226085A
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Tsuyoshi Hyodo
毅之 兵頭
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    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
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    • B42D25/346Perforations

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、銀行券、株券、有価証券、通
行券、パスポート、商品券、カード等の偽造、複写を防
止する必要性のある貴重印刷物に適用される光反射性基
材を有する真偽判別可能な印刷物に関するものである。 【解決手段】 光透過性基材(5)の表面側又は裏
面側の少なくとも片側に印刷パターン(6)を設け、前
記印刷パターン(6)を含む領域の前記光透過性基材
(5)の表面側に、光反射性基材(2)を貼付した真偽
判別可能な印刷物において、前記光反射性基材(2)は
光透過性を有する微細な点群(4)を有し、前記印刷物
を反射光で観察した場合、前記光反射性基材(2)下の
印刷パターン(6)は視認できなく、透過光で観察した
場合に、前記光反射性基材(2)下の印刷パターン
(6)が視認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行券、株券、有
価証券、通行券、パスポート、商品券、カード等の偽
造、複写を防止する必要性のある貴重印刷物に適用され
る光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、有価証券、通行券、商品
券、カード等の貴重印刷物は、その性質上、偽造や改竄
されないことが要求される。この防止策として、貴重印
刷物の表面に光反射性基材を貼付して真偽判別を行って
いる。光反射性基材は複写防止、複製防止の観点から特
に有効な偽造防止エレメントの一つであるため、多くの
貴重印刷物に適用されてきている。
【0003】しかしながら、多くの貴重印刷物に採用さ
れているがために、偽造、複製されやすくなってきてい
る。近年、カラー複写機の再現性の向上、高度な微細加
工技術の向上、また、インターネット等により誰でもホ
ログラム等の光反射性基材の原理を知ることができるよ
うになってきており、一見見ただけでは判別できないほ
どに再現性の良い光反射性基材が偽造、複製されてきて
いる。このようなことから、更なる偽造防止効果の高い
エレメントが要求されてきている。
【0004】微細加工技術により偽造防止を施す手段と
して、本出願人は、レーザにより目視しにくい程度の微
細な多数の穿孔が特定のパターンで形成されている基材
を有する偽造抑制形成体であって、該基材の一面には、
上記穿孔に対して発光物質が設けられており、該発光物
質に特定波長の光を照射することによって、上記発光物
質固有の波長の光を励起発光させて検知し、上記穿孔の
特定のパターンを視認できるようにしたことを特徴とす
る偽造抑制形成体を出願している(特開平12−948
64号公報参照)。
【0005】更に、本出願人は基材と、該基材の表面に
貼り付けられた光学的変化素子のシートとから構成され
る貴重印刷物であって、上記基材は、上記シートの貼り
付けられた部分を含む範囲において、レーザビームによ
り孔が貫通して形成されており、上記シートは、その両
面に特定の情報が付与されており、上記シートの情報
は、上記シートを貼り付けた表面側から確認できるとと
もに、上記孔を通して裏面側からも確認でき、上記シー
トを剥離しようとすると、基材は多数の微細な孔が形成
されているために破壊して復元が困難となるような構成
としたことを特徴とする貴重印刷物を出願している(特
開平12−094867号公報参照)。
【0006】保証カード、クレジットカード、識別カー
ド、自動車又は機械のコンポーネントのような物品に、
セキュリテイコードを付けるために、ホログラム又はキ
ネグラムを使用する。具現記号、識別記号、文字、数又
は模様は、レーザビームを使用した焼き付け手段により
カットアウトされているか、カットアウトされる。前記
ホログラム又はキネグラムは、一つ以上のホログラム又
はキネグラムを介して又は直接に、該物品に固着された
下層にあるホログラム又はキネグラムに固着され、下層
にあるホログラム又はキネグラムの光学的効果がカット
アウトされた記号を通して見ることができるカードが開
示されている(特開平12−501667号公報参
照)。
【0007】光反射性基材と印刷を融合させるには、印
刷パターン上に光反射性基材を貼付する方法、光反射性
基材上に印刷パターンを印刷する方法、光反射性基材箔
中に印刷を行う方法がある。
【0008】光反射性基材上に印刷パターンを印刷する
方法として、有価書類上の所定箇所に薄片が取り付けら
れ、同薄片に回折光学的に作用する微細構造からなる少
なくとも1つの偽造防止マークが設けられており、いず
れかの偽造防止マークの少なくとも一部の面に偽造防止
凹凸構造の一部が後から圧印される、有価書類の偽造安
全性を向上させる構造を有する書類において、偽造防止
凹凸構造が紙幣の製造に一般に用いられる印刷方法によ
って形成され、偽造防止凹凸構造が凹凸線とその間にあ
って有価書類の表面に対してほぼ平行に延びる間隙とに
よって形成され、間隙の少なくとも一部が偽造防止マー
クの一部によって覆われており、偽造防止凹凸構造が少
なくとも一部において著しく湾曲していて、偽造防止凹
凸構造に光が照射されると光の反射による輝きが視認で
き、偽造防止マークを有価書類から剥すと偽造防止マー
クに折り目が形成されると共に偽造防止マークの前記間
隙を覆う部分が著しく変形して、剥した偽造防止マーク
を他の有価書類に取り付けたときに偽造防止マークの変
形が検出されることを特徴とする有価書類の偽造安全性
を向上させる構造を有する書類が開示されている(特許
第3053209号公報参照)。
【0009】光反射性基材箔中に印刷を行う方法とし
て、支持体の片面に少なくとも、剥離層、ホログラムパ
ターンを有するホログラム形成層、このホログラム形成
層とは屈折率の異なる透過性薄膜層、印刷層、反射性薄
膜層、接着層を順次積層してなり、前記印刷層を前記透
過性薄膜層の少なくとも一部を覆うように形成し、且つ
前記透過性薄膜層と前記反射性薄膜層との間及び前記印
刷層と前記反射性薄膜層との間に夫々アンカー層を介在
させたことを特徴とするホログラム転写箔が開示されて
いる(特開平7−199783号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】微細加工技術により偽
造防止を施す、特開平12−94864号公報及び特開
平12−094867号公報は基材に微細加工(穿孔)
を施しているため、基材の強度が落ちる恐れがあった。
また、特開平12−94864号公報は紫外線を照射し
なければ潜像を視認することができないため、容易に真
偽判別することができなかった。特開平12−5016
67号公報はホログラム等の一部をレーザにより記号を
付与し、その記号を目視で視認する技術であるが、ホロ
グラム上の加工技術であるため、偽造防止技術としては
単純であり、複製される恐れがあった。
【0011】印刷を光反射性基材下にされた場合は、そ
の部分の印刷パターンは光反射性基材によって隠蔽され
てしまい視認できないため、印刷パターンを視認させる
には特許第3053209号公報のように光反射性基材
上に印刷を行うか、特開平7−199783号公報のよ
うに、光反射性基材箔中に印刷を行うことが必要にな
る。
【0012】光反射性基材上に印刷を行う場合、比較的
簡単に行える反面、偽造もその分行いやすくセキュリテ
ィのレベルとしては低くなる。
【0013】光反射性基材箔中に印刷を行う場合、セキ
ュリティのレベルはかなり高いと思われるが、光反射性
基材及び印刷はその箔専用となり、デザイン変更等の調
整を行うことが難しく、調整する場合は箔自体から作り
直す必要があるため、コスト及び時間等がかかる。
【0014】また、紙、透明フィルムのような光透過性
基材の表面側又は裏面側に印刷パターンを設け、印刷パ
ターンを含む領域に光反射性基材を貼付した場合、光反
射性基材側から表面側又は裏面側に設けた印刷パターン
を透過して視認することはできなかった。
【0015】以上のことから、本発明は前述した問題点
を解決することを目的としたもので、光透過性基材の表
面側又は裏面側の少なくとも片側に印刷パターンを設
け、前記印刷パターンを含む領域の前記光透過性基材の
表面側に、光反射性基材を貼付した真偽判別可能な印刷
物において、前記光反射性基材は光透過性を有する微細
な点群を有し、前記印刷物を反射光で観察した場合、前
記光反射性基材下の印刷パターンは視認できなく、エネ
ルギー線を照射して観察した場合又は透過光で観察した
場合に、前記光反射性基材下の印刷パターンが視認する
ことのできる、光反射性基材を有する真偽判別可能な印
刷物を提案する。
【0016】
【発明を解決しようとする手段】本発明は、光透過性基
材の表面側又は裏面側の少なくとも片側に印刷パターン
を設け、前記印刷パターンを含む領域の前記光透過性基
材の表面側に、光反射性基材を貼付した真偽判別可能な
印刷物において、前記光反射性基材は光透過性を有する
微細な点群を有し、前記印刷物を反射光で観察した場
合、前記光反射性基材下の印刷パターンは視認できな
く、透過光で観察した場合に、前記光反射性基材下の印
刷パターンが視認されることを特徴とする光反射性基材
を有する真偽判別可能な印刷物である。
【0017】また、本発明は、光透過性基材の表面側又
は裏面側の少なくとも片側に印刷パターンを設け、前記
印刷パターンを含む領域の前記光透過性基材の表面側
に、光反射性基材を貼付した真偽判別可能な印刷物にお
いて、前記印刷パターンは有色蛍光インキからなり、前
記光反射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、
前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
して観察した場合又は透過光で観察した場合に、前記光
反射性基材下の印刷パターンが視認されることを特徴と
する光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物であ
る。
【0018】また、本発明は、光透過性基材の表面側又
は裏面側の少なくとも片側に印刷パターンを設け、前記
印刷パターンを含む領域の前記光透過性基材の表面側
に、光反射性基材を貼付した真偽判別可能な印刷物にお
いて、前記印刷パターンは無色蛍光インキからなり、前
記光反射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、
前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
して観察した場合に、前記光反射性基材下の印刷パター
ンが視認されることを特徴とする光反射性基材を有する
真偽判別可能な印刷物である。
【0019】また、本発明は、多層構造を有する光透過
性基材の中間層に印刷パターンを設け、前記印刷パター
ンを含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性
基材を貼付した真偽判別可能な印刷物において、前記光
反射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、前記
印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材下の
印刷パターンは視認できなく、透過光で観察した場合
に、前記光反射性基材下の印刷パターンが視認されるこ
とを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能な印
刷物である。
【0020】また、本発明は、多層構造を有する光透過
性基材の中間層に印刷パターンを設け、前記印刷パター
ンを含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性
基材を貼付した真偽判別可能な印刷物において、前記印
刷パターンは有色蛍光インキからなり、前記光反射性基
材は光透過性を有する微細な点群を有し、前記印刷物を
反射光で観察した場合、前記光反射性基材下の印刷パタ
ーンは視認できなく、エネルギー線を照射して観察した
場合又は透過光で観察した場合に、前記光反射性基材下
の印刷パターンが視認されることを特徴とする光反射性
基材を有する真偽判別可能な印刷物である。
【0021】また、本発明は、多層構造を有する光透過
性基材の中間層に印刷パターンを設け、前記印刷パター
ンを含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性
基材を貼付した真偽判別可能な印刷物において、前記印
刷パターンは無色蛍光インキからなり、前記光反射性基
材は光透過性を有する微細な点群を有し、前記印刷物を
反射光で観察した場合、前記光反射性基材下の印刷パタ
ーンは視認できなく、エネルギー線を照射して観察した
場合に、前記光反射性基材下の印刷パターンが視認され
ることを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能
な印刷物である。
【0022】また、本発明は、光透過性基材と、前記光
透過性を有する微細な点群を有する光反射性基材との間
に、透明層を有することを特徴とする光反射性基材を有
する真偽判別可能な印刷物である。
【0023】また、本発明は、光反射性基材に有する前
記光透過性を有する微細な点群が等間隔で配列されたこ
とを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能な印
刷物である。
【0024】また、本発明の光透過性を有する微細な点
群がディメタライズ又は穿孔群のいずれか又は双方であ
ることを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能
な印刷物である。
【0025】また、本発明の光反射性基材がホログラ
ム、多重回折格子、薄膜干渉フィルター又は金属薄膜で
あることを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可
能な印刷物である。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に本発明の基本原理を示す。
この図は光反射性基材に、一般的によく使われている透
明保護層(11)を有するホログラム箔(1)を用い、
ホログラム箔(1)のアルミニウム層(2)の下部に、
透明層としてフィルム(3)を付与したものであり、光
透過性を有する微細な点群にはディメタライズ(4)加
工を用いて作製している。光透過性基材(5)上に印刷
パターン(6)を印刷し、そこに透明層(3)を付与し
たホログラム箔(1)を貼付している。また、この図で
は透明層(3)を付与しているが、透明層(3)が無い
場合でも効果を得ることができる。
【0027】図2に反射光で観察した場合の基本原理を
示す。ホログラム箔(1)上に光源(7)から光(8)
を照射した場合、その光(8)はアルミニウム層(2)
で反射され、その反射光(9)によってホログラムパタ
ーンが観察される。また、アルミニウム層下部の透明層
(3)はアルミニウム層(2)によって陰となり暗くな
る。光は明るい層から暗い層を見ると、その境界で反射
してしまうため暗い層は見えにくくなる。そのため暗い
透明層(3)に接している印刷パターン(6)を視認す
ることはできない。
【0028】図3に透過光で観察した場合の基本原理を
示す。光透過性基材(5)のホログラム箔(1)を貼付
していない面に、光源(7)から光(8)を照射した場
合、透明層(3)はアルミニウム層(2)によって陰と
なり暗くなる。光は暗い層から明るい層をみると、反射
が少ないため明るい層がよく見える。そのため透明層
(3)に接している印刷パターン(6)を視認すること
ができる。図1乃至図3における基本原理の説明におい
て、ホログラム箔を利用しているが、本発明はホログラ
ム箔に限定される訳ではなく、光を反射する基材を用い
ることができる。
【0029】本発明の光反射性基材は、ホログラム、多
重回折格子、薄膜干渉フィルター等の光学的変化素子や
金属薄膜、色彩フィルム等を用いることができる。
【0030】本発明の印刷パターンは、光透過性基材の
表面側又は裏面側の少なくとも片側に印刷パターンを設
けることができる。また、光透過性基材の表面側及び裏
面側の両方に印刷パターンを設けた場合、表面側の印刷
パターンと、裏面側の印刷パターンを異ならせ、エネル
ギー線を照射して観察した場合又は透過光で観察した場
合に、表面側の印刷パターンと裏面側の印刷パターンと
の、合成印刷パターンにすることができる。この場合、
カラー画像を万線、網点等のスクリーン模様中に潜像と
して施し、透過光下では表裏のスクリーン模様が合成さ
れ、潜像をカラー階調画像として出現させる特開平07
−25130号公報の表裏合成模様の印刷パターンを付
与することも可能である。また、本発明の印刷パターン
は、図柄、絵柄、文字、記号等を用いることができる。
【0031】本発明の印刷に用いるインキは、特に限定
されるものではないが、有色蛍光インキ、無色蛍光イン
キを用いた場合、紫外線等のエネルギー線を用いること
により印刷パターンが視認できるため偽造防止効果が向
上する。
【0032】本発明の光透過性を有する微細な点群は、
レーザ加工、穿孔機械、ディメタライズ(光反射性基材
を溶剤等によって部分的に取り除いたもの)等を用いて
付与することができる。また、一つの微細な点の大きさ
は肉眼で視認できない程度の80ミクロン〜200ミクロン
が好ましい。一つの微細な点の大きさが80ミクロンより
小さい場合、透過光で観察した場合、光が透過しにくい
ため印刷パターンが視認しにくくなり、一つの穿孔の大
きさが200ミクロンより大きい場合、反射光でも印刷パ
ターンが視認されるため、潜像効果を損なうこととな
る。また、微細な点の形状は特に限定されるものでな
く、サークル、スクエア、特殊形状を有する点を用いる
ことができる。光透過性を有する微細な点群を等間隔に
した場合、エネルギー線を照射して観察した場合又は透
過光で観察した場合での印刷パターンの視認性が向上す
る。
【0033】本発明の光透過性基材は、光を透過するこ
とのできる紙葉類、フィルム、プラスチック等を利用す
ることができる。本発明の光透過性基材は、不透明度が
90%以下が好ましく、90%以上になると、光の透過
量が少なくなり透過光で観察した場合、印刷パターンが
視認しにくくなる。本発明の光透過性基材を光透過量の
多い紙葉類、フィルム、プラスチックにした場合、光透
過性基材の裏面に印刷パターンを印刷し、光透過性基材
の表面に光反射性基材を貼付しても良い。また、裏面に
設けた印刷パターンを隠蔽したい場合は、光透過性基材
の印刷パターンを設けた面に、更に、光透過性基材を貼
付すれば良い。光を透過しない基材を用いた場合、基材
の表面側に無色蛍光インキ又は有色蛍光インキからなる
印刷パターンを設け、印刷パターン領域の一部又は全面
の基材の表面側に、光透過性を有する微細な点群を有す
る光反射性基材を貼付することによりエネルギー線を照
射して観察した場合に、光反射性基材下の印刷パターン
が視認される。
【0034】また、本発明の光透過性基材に多層構造を
有する光透過性基材を用いることができる。多層構造を
有する光透過性基材を用いた場合、多層構造を有する光
透過性基材の表面側又は裏面側の少なくとも片側に印刷
パターンを設けることができることは勿論のこと、多層
構造を有する光透過性基材の中間層に印刷パターンを設
けることが可能となる。多層構造を有する光透過性基材
の中間層に印刷パターンを設けることにより、偽造、改
竄防止効果が向上する。また、多層構造を有する光透過
性基材の中間層に印刷パターンを有色蛍光インキ又は無
色蛍光インキで印刷した場合、多層構造ではない光透過
性基材の表面側又は裏面側の少なくとも片側に印刷パタ
ーンを設けた光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷
物よりも不透明度が低い光透過性基材を用いる必要があ
る。本発明の多層構造を有する不透明の高い光透過性基
材の中間層に印刷パターンを有色蛍光インキ又は無色蛍
光インキで印刷した場合、エネルギー線照射時において
有色蛍光インキ又は無色蛍光インキの印刷パターンが視
認しにくい状態となる。本発明の中間層に用いる基材は
光を透過することのできる紙葉類、フィルム、プラスチ
ック等を利用することができる。
【0035】本発明の透明層には、透明フィルム、半透
明フィルム、透明インキによる印刷層等を利用すること
ができる。透明層は、ホログラム箔と光透過性基材、ど
ちらに付与してもかまわない。光透過性基材に印刷した
印刷パターンと、光透過性を有する微細な点群を有する
光反射性基材との間に透明層を有することで、反射光で
の印刷パターンの視認をさらに困難にすることができ
る。
【0036】本発明の光反射性基材を有する真偽判別可
能な印刷物は、透過光で印刷パターンを視認することが
できるが、スポットライト等のライトを照らして観察す
ると視認性が向上する。また、印刷パターンを有色蛍光
インキで印刷した場合、透過光で視認できることは勿論
のこと、エネルギー線を照射することにより視認性が向
上する。また、印刷パターンを無色蛍光インキで印刷し
た場合、透過光で視認できないが、エネルギー線を照射
することにより視認することができる。エネルギー線
は、簡易的な紫外線ランプ等で十分可能である。
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限
定されるものではない。
【0037】(実施例1)光を透過できる用紙(5)に
図4の印刷パターン(6)を印刷し、図5に示す150ミ
クロン×150ミクロンの大きさの穴(4)をレーザ穿孔
によって全面にあけたホログラムパターンAを有するホ
ログラム箔(1)を図6に示すように印刷パターン
(6)上に貼付した。この貼付した印刷物を反射光で観
察した場合、図8に示すようにホログラムパターンAを
視認することができるが、その反射光のため箔下の印刷
パターンを視認することはできなかった。透過光で確認
した場合、図9に示すようにホログラム箔は逆光となる
ため暗くなるが、穴のあいた部分は明るくなるため、そ
こから印刷パターン(6)が視認できた。
【0038】(実施例2)光を透過できる用紙(5)の
裏面に図4の印刷パターン(6)を印刷し、図5に示す
200ミクロン×200ミクロンの大きさの穴(4)をレーザ
穿孔によって全面にあけたホログラムパターンAを有す
るホログラム箔(1)を図7に示すように光を透過でき
る用紙(5)の表面の印刷パターン(6)を含む領域に
貼付した。この貼付した印刷物を反射光で観察した場
合、図8に示すようにホログラムパターンAを視認する
ことができるが、その反射光のため箔下の印刷パターン
を視認することはできなかった。透過光で確認した場
合、図9に示すようにホログラム箔は逆光となるため暗
くなるが、穴のあいた部分は明るくなるため、そこから
印刷パターン(6)が視認できた。
【0039】(実施例3)光を透過できる用紙(5)に
図4の印刷パターン(6)を無色蛍光インキで印刷し、
図5に示す80ミクロン×80ミクロンの大きさの穴(4)
をレーザ穿孔によって全面にあけたホログラムパターン
Aを有するホログラム箔(1)を図6に示すように印刷
パターン(6)上に貼付した。無色蛍光インキなので実
際には図4のように視認することはできない。この貼付
した印刷物を反射光で観察した場合、図8に示すように
ホログラムパターンAを視認することができるが、印刷
パターンは無色蛍光インキで印刷しているため視認する
ことはできなかった。紫外線を照射して確認した場合、
図9に示すように無色蛍光インキで印刷した印刷パター
ン(6)が発光して視認できた。
【0040】(実施例4)光を透過できる用紙(5)の
裏面に図4の印刷パターン(6)を無色蛍光インキで印
刷し、図5に示す100ミクロン×100ミクロンの大きさの
穴(4)をレーザ穿孔によって全面にあけたホログラム
パターンAを有するホログラム箔(1)を図7に示すよ
うに光を透過できる用紙(5)の表面の印刷パターン
(6)を含む領域に貼付した。無色蛍光インキなので実
際には図4のように視認することはできない。この貼付
した印刷物を反射光で観察した場合、図8に示すように
ホログラムパターンAを視認することができるが、無色
蛍光インキで印刷パターンを印刷しているため視認する
ことはできなかった。紫外線を照射して確認した場合、
図9に示すように無色蛍光インキで印刷した印刷パター
ン(6)が発光して視認できた。
【0041】(実施例5)実施例1、2の構成で印刷パ
ターン(6)を有色蛍光インキで印刷した場合、透過光
又は紫外線を照射した場合に印刷パターン(6)を視認
することができた。
【0042】(実施例6)光を透過できる用紙(5)に
図4の印刷パターン(6)を印刷し、その上に透明層と
して透明テープ(12)を貼り、図5に示す150ミクロ
ン×150ミクロンの大きさの穴(4)をレーザ穿孔によ
って全面にあけたホログラムパターンAを有するホログ
ラム箔(1)を図10に示すように印刷パターン(6)
上に貼付した。この貼付した印刷物を反射光で観察した
場合、図8に示すようにホログラムパターンAを視認す
ることができるが、その反射光のため箔下の印刷パター
ンを視認することはできなかった。透過光で確認した場
合、図9に示すようにホログラム箔は逆光となるため暗
くなるが、穴のあいた部分は明るくなるため、そこから
印刷パターン(6)が視認できた。このように透明層を
付与することで、反射光での印刷パターンの視認性が更
に困難となった。透過光での印刷パターンの視認レベル
に変化はなかった。
【0043】(実施例7)実施例1のホログラム箔
(1)の代わりに多重回折格子、薄膜干渉フィルタ
ー、金属薄膜、色彩フィルムも用いて実施例1と同
様の構成で四つのサンプルを作成した。四つのサンプル
においても実施例1の印刷物と同様な効果が得られた。
【0044】(実施例8)光を透過できる用紙(5A)
と光を透過できる用紙(13)と光を透過できる用紙
(5B)が積層された多層構造の用紙(5A、13、5
B)の光を透過できる用紙(13)の表面側に図4の印
刷パターン(6)を印刷し、図5に示す150ミクロン×1
50ミクロンの大きさの穴(4)をレーザ穿孔によって全
面にあけたホログラムパターンAを有するホログラム箔
(1)を図11に示すように印刷パターン(6)を含む
領域に貼付した。この貼付した印刷物を反射光で観察し
た場合、図8に示すようにホログラムパターンAを視認
することができるが、その反射光のため箔下の印刷パタ
ーンを視認することはできなかった。透過光で確認した
場合、図9に示すようにホログラム箔は逆光となるため
暗くなるが、穴のあいた部分は明るくなるため、そこか
ら印刷パターン(6)が視認できた。本実施例は光を透
過できる用紙(13)の表面側に印刷パターンを設けて
いるが裏面側に印刷パターンを設けても良い。更に、光
を透過できる用紙(5A)と光を透過できる用紙(1
3)と光を透過できる用紙(5B)が積層された多層構
造の用紙(5A、13、5B)を用いた場合、図12に
示すように印刷パターン(6A、6B、6C、6D、6
E、6F)の何れか一つ以上印刷した場合においても同
様な効果が得られた。
【0045】(実施例9)光を透過できる用紙(5)の
表面側に図13に示すような印刷パターン(6A)を印
刷し、光を透過できる用紙(5)の裏面側に図14に示
すような印刷パターン(6B)を印刷し、図5に示す15
0ミクロン×150ミクロンの大きさの穴(4)をレーザ穿
孔によって全面にあけたホログラムパターンAを有する
ホログラム箔(1)を図15に示すように印刷パターン
(6A)上に貼付した。この貼付した印刷物を反射光で
観察した場合、ホログラムパターンAを視認することが
できるが、その反射光のため箔下の印刷パターンを視認
することはできなかった。透過光で確認した場合、図1
6に示すようにホログラム箔は逆光となるため暗くなる
が、穴のあいた部分は明るくなるため、そこから印刷パ
ターン(6A)及び印刷パターン(6B)の合成印刷パ
ターンが視認できた。
【0046】(実施例10)光を透過できる用紙(5)
に図4の印刷パターン(6)を印刷し、その上に図5に
示す150ミクロン×150ミクロンの大きさの穴(4)を縦
横とも200ミクロンの間隔でディメタライズ加工によっ
て全面にあけたホログラムパターンAを有するホログラ
ム箔(1)を印刷パターン(6)上に貼付した。この断
面図を図17に示す。この実施例10の印刷物において
も実施例1の印刷物と同様な効果が得られた。
【0047】以上、本発明の実施例に基づいて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれ
ば、その他のいろいろな実施の形態が考えられる。
【0048】
【発明の効果】光透過性基材の表面側又は裏面側の少な
くとも片側に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを
含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材
を貼付した真偽判別可能な印刷物において、前記光反射
性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、前記印刷
物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材下の印刷
パターンは視認できなく、エネルギー線を照射して観察
した場合又は透過光で観察した場合に、前記光反射性基
材下の印刷パターンが視認できるため、誰でも容易に真
偽判別することが可能となり、銀行券、株券、有価証
券、通行券、パスポート、カード等の偽造、複写を防止
する必要性のある貴重印刷物に適用することができる。
【0049】また、光透過性基材の表面側及び裏面側の
両方に印刷パターンを設けた場合、表面側の印刷パター
ンと、裏面側の印刷パターンを異ならせ、エネルギー線
を照射して観察した場合又は透過光で観察した場合に、
表面側の印刷パターンと裏面側の印刷パターンとの、合
成印刷パターンにすることができ、偽造防止効果が向上
する。この場合、特開平07−25130号公報の表裏
合成模様の印刷パターンを付与することも可能であるた
め、透過光で観察しない限り、裏面からも潜像画像が見
えないため、一見見た限りではどこに潜像画像があるか
わからないため、容易に複製することができない。
【0050】また、光反射性基材にホログラムパターン
を用いることにより、反射光で観察した場合、光反射性
基材に形成したホログラムパターンは視認できるが、印
刷パターンは視認できなく、透過光で観察した場合又は
エネルギー線を照射して観察した場合に、前記印刷パタ
ーンが視認することができるため、光反射性基材に形成
したホログラムパターンと印刷パターンの両者で真偽判
別することができるため偽造防止効果が向上する。
【0051】光透過性基材に印刷した印刷パターンと、
光透過性を有する微細な点群を有する光反射性基材との
間に透明層を有することで、反射光での印刷パターンの
視認をさらに困難にすることができる。
【0052】光反射性基材に有する光透過性を有する微
細な点群が等間隔で配列することで、透過光で本印刷物
を観察した場合、印刷パターンの視認性をよくすること
ができ容易に真偽判別することができる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を示す概略図である。
【図2】図1で示したものを、反射光によって観察した
ときの概略図である。
【図3】図1で示したものを、透過光によって観察した
ときの概略図である。
【図4】本発明における印刷パターンを表した図であ
る。
【図5】本発明における微細な穿孔群を施した、ホログ
ラム箔を表す図である。
【図6】本発明における、印刷パターン上に微細な穿孔
群を施したホログラム箔を貼付した断面図である。
【図7】本発明における、光を透過できる用紙の裏面に
印刷パターンを設け、光を透過できる用紙の表面に微細
な穿孔群を施したホログラム箔を貼付した断面図であ
る。
【図8】本発明の光反射性基材を有する真偽判別可能な
印刷物を反射光で観察した場合の図である。
【図9】本発明の光反射性基材を有する真偽判別可能な
印刷物を透過光又は紫外線を照射して観察した場合の図
である。
【図10】本発明における、印刷パターン上に透明テー
プを貼り、微細な穿孔群を施したホログラム箔を貼付し
た断面図である。
【図11】多層構造を有する光透過性基材の中間層に印
刷パターンを設けた場合の断面図である。
【図12】多層構造を有する光透過性基材の中間層に印
刷パターンを設け、更に光透過性基材の表面側及び裏面
側に印刷パターンを設けた断面図である。
【図13】光透過性基材の表面側の図柄の一例を示す図
である。
【図14】光透過性基材の裏面側の図柄の一例を示す図
である。
【図15】本発明の印刷パターンを表裏に印刷し、その
表面上に透明テープを設けた上にホログラム箔を貼付し
た断面図である。
【図16】図15で示した光反射性基材を有する真偽判
別可能な印刷物を透過光又は紫外線を照射して観察した
場合の図である。
【図17】光透過性を有する微細な点群をディメタライ
ズ加工によって作製した真偽判別可能な印刷物の断面図
である。
【符号の説明】
1 ホログラム箔 2 アルミニウム層(光反射性基材) 3 透明層 4 光透過性を有する微細な点群(ディメタライ
ズ、穿孔群) 5、5A、5B 光透過性基材 6、6A、6B、6C 印刷パターン 6D、6E、6F 7 光源 8 入射光 9 反射光 10 透過光 11 透明保護層 12 透明テープ 13 光を透過できる用紙(中間層) A ホログラムパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/10 G06K 19/00 D // G07D 7/12 R

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性基材の表面側又は裏面側の少な
    くとも片側に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを
    含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材
    を貼付した真偽判別可能な印刷物において、 前記光反射性基材は光透過性を有する微細な点群を有
    し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、透過光で観察した場
    合に、前記光反射性基材下の印刷パターンが視認される
    ことを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能な
    印刷物。
  2. 【請求項2】 光透過性基材の表面側又は裏面側の少な
    くとも片側に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを
    含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材
    を貼付した真偽判別可能な印刷物において、 前記印刷パターンは有色蛍光インキからなり、前記光反
    射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
    して観察した場合又は透過光で観察した場合に、前記光
    反射性基材下の印刷パターンが視認されることを特徴と
    する光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物。
  3. 【請求項3】 光透過性基材の表面側又は裏面側の少な
    くとも片側に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを
    含む領域の前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材
    を貼付した真偽判別可能な印刷物において、 前記印刷パターンは無色蛍光インキからなり、前記光反
    射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
    して観察した場合に、前記光反射性基材下の印刷パター
    ンが視認されることを特徴とする光反射性基材を有する
    真偽判別可能な印刷物。
  4. 【請求項4】 多層構造を有する光透過性基材の中間層
    に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを含む領域の
    前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材を貼付した
    真偽判別可能な印刷物において、 前記光反射性基材は光透過性を有する微細な点群を有
    し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、透過光で観察した場
    合に、前記光反射性基材下の印刷パターンが視認される
    ことを特徴とする光反射性基材を有する真偽判別可能な
    印刷物。
  5. 【請求項5】 多層構造を有する光透過性基材の中間層
    に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを含む領域の
    前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材を貼付した
    真偽判別可能な印刷物において、 前記印刷パターンは有色蛍光インキからなり、前記光反
    射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
    して観察した場合又は透過光で観察した場合に、前記光
    反射性基材下の印刷パターンが視認されることを特徴と
    する光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物。
  6. 【請求項6】 多層構造を有する光透過性基材の中間層
    に印刷パターンを設け、前記印刷パターンを含む領域の
    前記光透過性基材の表面側に、光反射性基材を貼付した
    真偽判別可能な印刷物において、 前記印刷パターンは無色蛍光インキからなり、前記光反
    射性基材は光透過性を有する微細な点群を有し、 前記印刷物を反射光で観察した場合、前記光反射性基材
    下の印刷パターンは視認できなく、エネルギー線を照射
    して観察した場合に、前記光反射性基材下の印刷パター
    ンが視認されることを特徴とする光反射性基材を有する
    真偽判別可能な印刷物。
  7. 【請求項7】 前記光透過性基材と、前記光透過性を有
    する微細な点群を有する光反射性基材との間に、透明層
    を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は6記載の光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷
    物。
  8. 【請求項8】 前記光反射性基材に有する前記光透過性
    を有する微細な点群が等間隔で配列されたことを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の光反射
    性基材を有する真偽判別可能な印刷物。
  9. 【請求項9】 前記光透過性を有する微細な点群がディ
    メタライズ又は穿孔群のいずれか又は双方であることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記
    載の光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷物。
  10. 【請求項10】 前記光反射性基材がホログラム、多重
    回折格子、薄膜干渉フィルター又は金属薄膜であること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又
    は9記載の光反射性基材を有する真偽判別可能な印刷
    物。
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