JPH0998970A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

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JPH0998970A
JPH0998970A JP25962595A JP25962595A JPH0998970A JP H0998970 A JPH0998970 A JP H0998970A JP 25962595 A JP25962595 A JP 25962595A JP 25962595 A JP25962595 A JP 25962595A JP H0998970 A JPH0998970 A JP H0998970A
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Tadao Endo
忠夫 遠藤
Noriyuki Umibe
紀之 海部
Isao Kobayashi
功 小林
Shinichi Takeda
慎市 竹田
Kazuaki Tashiro
和昭 田代
Toshio Kameshima
登志男 亀島
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    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers
    • H01L27/14658X-ray, gamma-ray or corpuscular radiation imagers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフィルム方式では得られない診療の効
率アップが図れ、CCD方式にはない、スペースファク
タに優れ、かつ高S/N比のとれる次世代のX線撮像装
置を提供する。 【解決手段】 絶縁性基板400上に、複数個の光電変
換素子401を2次元状に形成し、それぞれの前記光電
変換素子近傍において該素子に結線したスイッチング素
子402を備えた2次元画像読取装置と、前記2次元画
像読取装置上に形成された、X線が照射されると可視光
に変換する蛍光体904と、前記蛍光体上に形成され
た、特定方向からのX線のみを前記蛍光体および前記2
次元画像読取装置へ導出するグリッド板903と、を有
して構成されたことを特徴とするX線撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大面積でS/N比
の高いX線撮像装置に関し、特に医療用X線診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、医療診断用に用いられるX線撮像
装置では、X線を人体に曝射させ人体を透過したX線を
可視光に変換させる蛍光体に照射させ、その蛍光をフィ
ルムに露光させる方式が(以下フィルム方式と呼ぶ)主
流になっている。
【0003】図18は、フィルム方式によるX線診断装
置の概略構成を示す図である。図18において、901
は患者にX線を曝射させるX線源であり、診断目的に応
じてX線強度や曝射時間が調整される。人体(患者)9
02内でX線はあらゆる方向へ散乱される。そこでX線
画像の解像度を増加させる目的で、903のグリッド板
を用いてある特定方向のX線のみを蛍光体(シンチレー
タ)904に導き出される。
【0004】シンチレータ904では、エネルギーの高
いX線によって蛍光体の母体物質が励起(吸収)され、
再結合する際の再結合エネルギーにより可視領域の蛍光
が得られる。その蛍光はCaWO4 やCdWO4 など母
体自身によるものやCsI:TlやZnS:Agなど母
体内に付活された発光中心物質によるものがある。最近
ではTb,Eu,Prのような希土類元素を発光中心に
用いた蛍光体も用いられるようになってきた。
【0005】グリッド板は、X線を吸収する物質(例え
ば鉛)とX線を透過する物質(例えばアルミニウム)が
交互に並べられており、図2のような断面構成となって
いる。
【0006】シンチレータ904からの蛍光は、905
のフィルムに露光され、現像処理を経て患者のX線画像
が得られる。
【0007】また、フィルム905の代わりに1次元ま
たは2次元のCCD固体撮像素子を用いて、シンチレー
タ904からの蛍光を縮小光学系で結像させ光電変換す
るといったX線撮像装置もある。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】高齢化社会を向か
えつつある日本はもとより世界的にも、病院内での診断
効率の向上や、より精度の高い医療機器が強く望まれて
いる。そういった状況の中、従来のフィルム方式でのX
線撮像装置においては、以下に述べる問題点を有する。
【0009】患者のX線画像を医師が得るまでには途中
にフィルムの現像処理工程があるために手間と時間がか
かる。
【0010】また時としてはX線撮影中に患者が動いて
しまった場合や露出が合わない場合などに、再度撮影の
やり直しが余儀なくされる。これらは病院内での診療の
効率向上を妨げる要因である。
【0011】また、撮影しようとしている患部は撮るア
ングルによっては鮮明なX線画像が得られないため、診
断に必要とされるX線画像を得るためには撮影アングル
を変えて数枚撮影しなければならない場合もある。これ
は患者が特に乳幼児や妊婦であった場合好ましいことで
はない。
【0012】さらに、撮影されたX線画像フィルムは病
院内である期間保管する必要があり、病院内でのそのフ
ィルムの枚数は膨大な量となり、患者の来院の度に出し
たり入れたりといった病院内での管理面でも効率が良く
ない。また遠隔地にいる患者が例えば都心にある大学病
院なみの診断を受ける必要がある場合や患者が海外に引
っ越す場合、その他何らかの理由で病院を変更しなけれ
ばならなくなった場合など、これまでに撮影されたX線
フィルムを何らかの方法で次の病院へ送らなければなら
ない。さもなければ、新たに通院する病院で再度撮影し
なおさなければならない。
【0013】これらのことは、今後の新しい医療社会を
目指していくとき大きな障害となってくる。本発明では
以上に説明された課題を解決することを第1の目的とし
ている。
【0014】近年医療業界において、“X線画像情報の
ディジタル化”の要求が高まりつつある。ディジタル化
が達成されればX線画像情報を光磁気ディスクのような
記録媒体を用いて管理でき、医師がリアルタイムに最適
なアングルでの患者のX線画像情報を得ることができ、
また、ファクシミリや他の通信方式等を利用すれば患者
のX線画像情報は世界中どこの病院にでも短時間に送る
ことが可能となる。更に、得られたディジタルのX線画
像情報はコンピュータを用いて画像処理を行えば、従来
に比べより一層高い精度での診断が可能となり、従来の
フィルム方式での上記課題がすべて解決される。
【0015】最近では、“X線画像情報のディジタル
化”の要求に答えるべくCCD固体撮像素子をフィルム
の代わりに用いたX線撮像装置も考えられている。
【0016】しかしながら、CCD固体撮像素子は、今
のところ人体の大きさに匹敵する大きさで作製すること
はできない。CCD固体撮像素子を用いる場合、縮小光
学系でシンチレータからの蛍光すなわちX線像をCCD
受光面に結像させる必要がある。レンズを含む縮小光学
系を小型にすることは困難であり、X線撮像装置が大型
化するといった問題が生ずる。
【0017】また、レンズを介して結像するため、レン
ズに入射しない光が無駄になる。従って、縮小率にも依
存するが、レンズに入る光は、1/100〜1/100
0に減ってしまい、S/N(シグナル)比が、一般的
に、レンズを通す前に比べ2桁〜3桁ダウンすると言わ
れ、高い階調性が要求される医療機器に利用する場合、
不利となることが予想される。
【0018】[発明の目的]以上述べてきたように、本
発明では従来のフィルム方式では得られない診療の効率
アップが図れ、CCD方式にはない、スペースファクタ
に優れかつ高S/N比のとれる次世代のX線撮像装置の
提供を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため、以下の手段を提供する。
【0020】[1] 絶縁性基板上に、複数個の光電変
換素子を2次元状に形成した2次元画像読取装置と、前
記2次元画像読取装置上に実質的に密着して形成され
た、X線が照射されると可視光に変換する蛍光体と、前
記蛍光体とX線源との間に形成された、特定方向からの
X線のみを前記蛍光体および前記2次元画像読取装置へ
導出するグリッド板と、を有して構成されたことを特徴
とするX線撮像装置。
【0021】[2] 前記2次元画像読取装置は、画素
となる1個の光電変換素子が、ある一定の距離間隔(セ
ンサピッチ)でX方向及びY方向に配置され、前記グリ
ッド板は、X線を吸収する物質(A)とX線を透過する
物質(B)とが一対となって、ある一定の距離間隔(グ
リッドピッチ)で前記XまたはY方向の少なくともどち
らか一方向に配置されており、前記光電変換素子の受光
面の前記グリッドピッチ方向の大きさが、前記グリッド
板のピッチに等しいか、もしくは前記グリッド板のピッ
チのN倍(N:2以上の正数)に等しいことを特徴とす
る[1]記載のX線撮像装置。
【0022】[3] 前記2次元画像読取装置は、画素
となる1個の光電変換素子が、ある一定の距離間隔(セ
ンサピッチ)でX方向及びY方向に配置され、前記グリ
ッド板は、X線を吸収する物質(A)とX線を透過する
物質(B)とが一対になって、ある一定の距離間隔(グ
リッドピッチ)で前記XまたはY方向の少なくともどち
らか一方向に配置されており、前記センサピッチが前記
グリッドピッチに等しいもしくは前記グリッドピッチの
N倍(N:2以上の正数)に等しいことを特徴とする
[1]記載のX線撮像装置。
【0023】[4] 前記光電変換素子の信号出力が最
大となるような前記2次元画像読取装置と前記グリッド
との位置関係を具備することを特徴とする[3]記載の
X線撮像装置。
【0024】[5] 前記光電変換素子は、前記絶縁基
板側から下部電極として第1の金属薄膜層、エレクトロ
ンおよびホールの通過を阻止するアモルファス窒化シリ
コン絶縁層(a−SiNx )、水素化アモルファスシリ
コン光電変換層(a−Si:H)、ホールキャリアの注
入を阻止するN型の注入阻止層またはエレクトロンキャ
リアの注入を阻止するP型の注入阻止層、上部電極とし
て透明導電層または前記注入阻止層上の一部に配置した
第2の金属薄膜層で構成することを特徴とする[1]〜
[4]のいずれかに記載のX線撮像装置。
【0025】
【発明の実施の形態】
[作用]本発明に係るX線撮像装置は、絶縁性基板上
に、複数個の光電変換素子を2次元状に形成させた2次
元画像読取装置と、前記2次元画像読取装置上に密着し
たX線が照射されると可視光に変換する蛍光体と、前記
蛍光体とX線源との間に、特定方向からのX線のみを前
記蛍光体および前記2次元画像読取装置へ導出するため
に設けられたグリッド板とで構成することにより、フィ
ルムを用いずに、X線画像を得ることができ、データ処
理も容易となる。
【0026】また、レンズを含む縮小光学系が不要のた
め、X線撮像装置全体を小型化できる作用が得られる。
【0027】更に、蛍光体からの光が、ほとんど利用で
きるために、S/N比の高いX線撮像装置が提供でき
る。
【0028】これによって、病院内において大幅な診療
の効率がアップするのは言うまでもなく、全国での診断
情報ネットワークの構築が可能となり、遠隔地にいても
都心の病院の医療が受けられるといったような医療界全
体での診断効率が上げられる。
【0029】また、グリッドを設けているため、体内で
の散乱X線を除去するという作用が得られる。
【0030】また、本発明のX線撮像装置を構成する2
次元画像読取装置において、画素となる1個の光電変換
素子が、ある一定の距離間隔(センサピッチ)でX方向
及びY方向に配置され、前記グリッド板は、X線を吸収
する物質(A)とX線を透過する物質(B)とが一対と
なって、ある一定の距離間隔(グリッドピッチ)で前記
XまたはY方向の少なくともどちらか一方向に配置され
ており、前記光電変換素子において、その受光面のグリ
ッドピッチ方向の大きさが、グリッド板のピッチに等し
い、もしくはグリッド板のピッチのN倍(N:2以上の
正数)に等しくすることにより、モアレが発生せず、信
頼性の高い、高解像度のX線撮像装置の提供が可能とな
る。
【0031】また、本発明の別のX線撮像装置を構成す
る2次元画像読取装置は、画素となる1個の光電変換素
子が、ある一定の距離間隔(センサピッチ)でX方向及
びY方向に配置され、前記グリッド板は、X線を吸収す
る物質(A)とX線を透過する物質(B)とが一対とな
って、ある一定の距離間隔(グリッドピッチ)で前記X
またはY方向の少なくともどちらか一方向に配置されて
おり、前記センサピッチがグリッドピッチに等しいもし
くはグリッドピッチのN倍(N:2以上の正数)に等し
くすることにより、モアレの発生を阻止する作用があ
る。更に前記光電変換素子の信号出力が最大となるよう
な前記2次元画像読取装置と前記グリッドとの位置関係
を具備することにより、X線撮像装置としてのS/N比
が大きくなるという作用がある。
【0032】前記光電変換素子を、前記絶縁基板側から
下部電極として第1の金属薄膜層、エレクトロンおよび
ホールの通過を阻止するアモルファス窒化シリコン絶縁
層(a−SiNx )、水素化アモルファスシリコン光電
変換層(a−Si:H)、ホールキャリアの注入を阻止
するN型の注入阻止層またはエレクトロンキャリアの注
入を阻止するP型の注入阻止層、上部電極として透明導
電層または前記注入阻止層上の一部に配置した第2の金
属薄膜層で構成すれば、既存のCVD装置やスパッタ装
置等の薄膜作製装置を容易に用いることができ、X線撮
像装置の撮像部分を大面積にでき、しかも安価に作製で
きるという作用がある。そして、前記光電変換装置部と
同サイズのグリッド及びX線可視変換蛍光体を用いて構
成することにより、薄く小型で、S/Nの高いX線撮像
装置が提供でき、それにより得られるX線画像データは
ディジタル技術と容易に併用できるため、今後の医療界
全体の診断効率を大幅に向上させる作用効果をもたら
す。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0033】[実施形態1]図1は、本発明の第1の実
施形態を示すX線撮像装置の全体構成図である。図1に
おいて、X線源901からのX線は、人体902に照射
され、肺、骨、血管、あるいは病巣といった体内物質に
応じて人体内で吸収、透過、散乱が起こり、人体内を通
過してきたX線が、グリッド903の方向へ向かう。
【0034】図2、図3は、グリッドの断面構成を示す
図であり、グリッドは、X線を吸収する物質200(例
えば鉛)とX線を透過する物質201(例えばアルミニ
ウム)とが交互に配列されている。グリッドを設ける理
由としては、体内で散乱されたX線による解像度の低下
を防ぐことにある。すなわち特定方向(グリッドの断面
方向)のX線のみが、X線透過物質201を通過しシン
チレータ(蛍光体)904に到達し、体内で散乱された
X線はグリッドの吸収物質200で吸収されシンチレー
タには到達できない。
【0035】シンチレータ904に照射されたX線は、
シンチレータ内で蛍光物質で励起(吸収)され、光電変
換素子401の分光感度波長領域に近い蛍光がシンチレ
ータから発せられる。
【0036】蛍光体と密着した光電変換素子401は、
シンチレータ904からのX線像の対応する蛍光を光電
変換し、スイッチング素子402により、図1には図示
されていないが処理回路(AMP,AD変換器等)に信
号電荷が転送される。
【0037】ここで、蛍光体は、光電変換素子と完全に
密着している必要はなく、実質的に密着していれば良
い。「実質的な密着」とは、センサピッチに対し、充分
に小さい間隔で蛍光体を配置することである。このよう
にすれば、光は充分に利用でき、また、画像がボケると
いうことはない。
【0038】光電変換素子401及びスイッチング素子
402は絶縁基板400上に作り込まれており、40
1,402上には素子を保護するため保護膜403で覆
われている。
【0039】図2および図3は、図1で構成されるグリ
ッドの断面を示した図である。図2では、X線源が比較
的遠方に設置された場合に使用されるグリッドで、X線
吸収物質(Pb)とX線透過物質(Al)とが平行に配
置されているタイプである。一方、図3に示されるグリ
ッドは、その断面構成において、X線吸収物質(Pb)
とX線透過物質(Al)とがX線源901の方向に向け
られた構造となっており、X線源とグリッドとの距離が
比較的近い位置関係にある場合に使用され、X線撮像機
器としてスペース的に利点がある。また図3のグリッド
の場合、体内で吸収や散乱されずに直接通過したX線
が、そのまま直接にシンチレータに照射されるため、よ
り明るい蛍光が得られ、S/N比が有利になる。
【0040】図4は、本発明のX線撮像装置における2
次元の光電変換装置部分の4画素分の光電変換素子及び
スイッチング素子を表した上面図である。図中ハッチン
グ部405はシンチレータからの蛍光を受光する受光面
である。402は光電変換素子401で光電変換された
信号電荷を処理回路側へ転送するスイッチング素子であ
り、408はそのスイッチング素子を制御するコントロ
ール線、409は処理回路へ結線される信号線である。
410は光電変換素子にバイアスを与える電源ラインで
ある。また、420は光電変換素子401とスイッチン
グ素子402を接続するためのコンタクトホールであ
る。
【0041】図5は、図4内A−Bで切断した断面図で
ある。ここで本発明における光電変換装置部の形成方法
を説明する。
【0042】まず、絶縁基板400上にスパッタ法や抵
抗加熱法によりクロム(Cr)を第1の金属薄膜層42
1を約500オングストローム蒸着し、フォトリソグラ
フィーによりパターニングし不必要なエリアをエッチン
グする。この第1の金属薄膜層421は光電変換素子4
01の下部電極及びスイッチング素子402のゲート電
極となる。
【0043】次に、CVD法により、同一真空内でa−
SiNx (425)、a−Si:H(426)、N+層
(427)をそれぞれ、2000、5000、500オ
ングストロームずつ順次積層させる。これらの各層は、
光電変換素子401の絶縁層/光電変換半導体層/ホー
ル注入阻止層であり、そしてスイッチング素子402
(TFT)のゲート絶縁膜/半導体層/オーミックコン
タクト層となる。また第1の金属薄膜層421と第2の
金属薄膜層422とのクロス部(図4の430)の絶縁
層としても利用される。各層の膜厚は上記厚さに限らず
光電変換装置として使用する電圧、電荷、シンチレータ
からの入射蛍光量等により最適に設計される。少なくと
も、a−SiNx は、エレクトロンとホールが通過でき
ず、また、TFTのゲート絶縁膜として十分機能できる
500オングストローム以上が望ましい。
【0044】各層を堆積した後、コンタクトホール(図
4の420参照)となるエリアをRIEまたはCDE等
でドライエッチングし、その後、第2の金属薄膜層42
2としてアルミニウム(Al)をスパッタ法や抵抗加熱
法で約10000オングストローム堆積させる。さらに
フォトリソグラフィーによりパターニングし不必要なエ
リアをエッチングする。
【0045】第2の金属薄膜層は光電変換素子401の
上部電極、スイッチングTFTのソース、ドレイン電
極、その他の配線等となる。また第2の金属薄膜層42
2の成膜と同時にコンタクトホール部で上下の金属薄膜
層が接続される。
【0046】更に、TFTのチャネル部を形成するため
に、ソース電極、ドレイン電極間の一部をRIE法でエ
ッチングし、その後、不必要なa−SiNx 層、a−S
i:H層、N+層をRIE法でエッチングし各素子が分
離される。これで、光電変換素子401、スイッチング
TFT402、他の配線類(408,409,41
0)、コンタクトホール部420が形成される。
【0047】図5の断面図においては2画素分のみしか
図示されていないが、多数の画素が同時に絶縁基板40
0上に形成されることは言うまでもない。最後に、耐湿
性向上の目的として、各素子、配線類をSiNX のパッ
シベーション膜(保護膜)403で被覆する。
【0048】以上の説明の通り、光電変換素子、スイッ
チングTFT、配線類が同時に堆積された共通の第1の
金属薄膜層、a−SiNx 、a−Si:H、N+層、お
よび第2の金属薄膜層と各層のエッチングのみで形成さ
れる。また光電変換素子内に注入阻止層が1ヶ所しかな
く、かつ同一真空層内で形成される。
【0049】ここで、本実施形態で使用している光電変
換素子401単体のデバイス動作について説明する。
【0050】図6(a),(b)はそれぞれ本実施形態
のリフレッシュモードおよび光電変換モードの動作を示
す光電変換素子のエネルギバンド図で、図5の各層の厚
さ方向の状態を表している。602はCrで形成された
下部電極(以下G電極と記す)である。607は電子、
ホール共に通過を阻止するSiNで形成された絶縁層で
あり、その厚さはトンネル効果により電子、ホールが移
動できないほどの厚さである500オングストローム以
上に設定される。604は水素化アモルファスシリコン
a−Siの真性半導体i層で形成された光電変換半導体
層、605は光電変換半導体層604へのホールの注入
を阻止するa−Siのn層の注入阻止層、606はAl
で形成される上部電極(以下D電極と記す)である。
【0051】本実施形態では、D電極はn層を完全には
覆っていないがD電極とn層との間は電子の移動が自由
に行われるためD電極とn層の電位は常に同電位であり
以下説明ではそれを前提としている。本光電変換素子に
はD電極、G電極の電圧の印加の仕方によりリフレッシ
ュモードと光電変換モードという2種類の動作がある。
【0052】リフレッシュモードの図6(a)において
D電極はG電極に対して負の電位が与えられており、i
層604中の黒丸で示されたホールは電界によりD電極
に導かれる。同時に白丸で示された電子はi層604に
注入される。このとき一部のホールと電子はn層60
5、i層604において再結合して消滅する。十分に長
い時間この状態が続けばi層604内のホールはi層6
04から掃き出される。
【0053】この状態から光電変換モードの図6(b)
にするにはD電極にG電極に対して正の電位を与える。
するとi層604中の電子は瞬時にD電極に導かれる。
しかしホールはn層605が注入阻止層として働くため
i層604に導かれることはない。この状態でi層60
4内に光が入射すると、光は吸収され電子・ホール対が
発生する。この電子は電界によりD電極に導かれ、ホー
ルはi層604内を移動しi層604と絶縁層607と
の界面に達する。しかし、絶縁層607内には移動でき
ないため、i層604内に留まることになる。このとき
電子はD電極に移動し、ホールはi層604内の絶縁層
607界面に移動するため、素子内の電気的中性を保つ
ため電流がG電極から電流が流れる。この電流は光によ
り発生した電子・ホール対に対応するため、入射した光
に比例する。ある期間光電変換モードの図6(b)を保
った後、再びリフレッシュモードの図6(a)の状態に
なると、i層604に留まっていたホールは前述のよう
にD電極に導かれ、同時にこのホールに対応した電流が
流れる。このホールの量は光電変換モード期間に入射し
た光の総量に対応する。この時i層604内に注入され
る電子の量に対応した電流も流れるが、この量はおよそ
一定なため差し引いて検出すればよい。つまり、本実施
形態においての光電変換素子はリアルタイムに入射する
光の量を出力すると同時に、ある期間に入射した光の総
量も出力することもできる。
【0054】しかしながら、何らかの理由により光電変
換モードの期間が長くなったり、入射する光の照度が強
い場合、光に入射があるにもかかわらず電流が流れない
ことがある。これは図6(c)のように、i層604内
にホールが多数留まり、このホールのためi層604内
の電界が小さくなり、発生した電子がD電極に導かれな
くなりi層604内のホールと再結合してしまうからで
ある。この状態で光の入射の状態が変化すると、電流が
不安定に流れることもあるが、再びリフレッシュモード
にすればi層604内のホールは掃き出され次の光電変
換モードでは再び光に比例した電流が得られる。
【0055】また、前述の説明において、リフレッシュ
モードでi層604内のホールを掃き出す場合、全ての
ホールを掃き出すのが理想であるが、一部のホールを掃
き出すだけでも効果はあり、前述と等しい電流が得ら
れ、問題はない。つまり、次の光電変換モードでの検出
機会において図6の(c)の状態になっていなければよ
く、リフレッシュモードでのD電極のG電極に対する電
位、リフレッシュモードの期間およびn層605の注入
阻止層の特性を決めればよい。また、さらにリフレッシ
ュモードにおいてi層604への電子の注入は必要条件
でなく、D電極のG電極に対する電位は負に限定される
ものでもない。ホールが多数i層604に留まっている
場合には例えD電極のG電極に対する電位が正の電位で
あってもi層内の電界はホールをD電極に導く方向に加
わるからである。n層605の注入阻止層の特性も同様
に電子をi層604に注入できることが必要条件ではな
い。
【0056】次に、図7で示された光電変換素子を具体
的に2次元に拡張して構成した場合における光電変換動
作について説明する。図9は、2次元に配列した光電変
換装置を表した等価回路図であり、図10はその動作を
示すタイミングチャートである。
【0057】図9において、S11〜S33は光電変換
素子で下部電極側をG、上部電極側をDで示している。
T11〜T33はスイッチングTFTである。Vsは読
み出し用電源、Vrはリフレッシュ用電源であり、それ
ぞれスイッチSWs、SWrを介して全光電変換素子S
11〜S33のD電極に接続されている。スイッチSW
sはインバータを介して、スイッチSWrは直接にリフ
レッシュ制御回路RFに接続されており、リフレッシュ
期間はSWrがon、その他の期間はSWsがonする
よう制御されている。1画素は1個の光電変換素子とス
イッチングTFTで構成され、その信号出力は信号配線
SIGにより検出用集積回路ICに接続されている。こ
こでの光電変換装置は計9個の画素を3つのブロックに
分け1ブロックあたり3画素の出力を同時に転送しこの
信号配線SIGを通して検出用集積回路ICによって順
次出力に変換され出力される(Vout)。また1ブロ
ック内の3画素を横方向に配置し、3ブロックを順に縦
に配置することにより各画素を二次元的に配置してい
る。
【0058】次に図7と図8を用いて、本実施形態での
X線撮像装置における光電変換部1画素の動作について
説明する。図7は1画素分の光電変換素子およびスイッ
チングTFTを含んだ等価回路であり、図8はその動作
を示すタイミングチャートである。まず、光電変換素子
401をリフレッシュするためにバイアス電源701を
ある電圧値(Vr)にした状態でスイッチングTFT4
02のゲートVg(730)およびリセット用スイッチ
ング素子705をONする。これにより光電変換素子4
01のD電極がVrに、G電極がリセット用電源707
のバイアスVBTにリフレッシュされ(Vr<VBT)、こ
の操作以降、光電変換素子は蓄積状態(読みとりモー
ド)になる。その後、X線源901をONし、人体とグ
リッド903を通過したX線がシンチレータ904に照
射され、その蛍光が光電変換素子401に照たり光電変
換される。光電変換素子を構成するa−SiNx 絶縁
層、a−Si:H光電変換半導体層は誘電体でもあるた
め、光電変換素子は容量素子としても機能する。すなわ
ち、光電変換素子で光電変換された信号電荷は光電変換
素子内に蓄積される。その後、TFTのVgをONさ
せ、光電変換素子内の信号電荷を容量素子713に転送
する。容量素子713は特に図4上素子として形成され
ているわけではなく、TFTの上下電極間の容量や信号
線409とゲート線408のクロス部430等で必然的
に形成されている。もちろん、設計に応じて素子として
別途作り込んでもよい。以上の動作が、電源供給やTF
Tのゲート制御を除いて、絶縁基板上に形成されたアモ
ルファスデバイスで行われる。その後、容量素子713
の信号電荷が処理回路内にスイッチング素子725によ
り容量720に転送され、オペアンプ721により信号
が出力される。その後、スイッチ722により容量72
0が、スイッチ705により容量素子713がリセット
され、1画素分の動作が完了する。
【0059】次に図9と図10を用い、本実施形態のX
線撮像装置部分の動作について説明する。
【0060】はじめにシフトレジスタSR1およびSR
2により制御配線g1〜g3、s1〜s2にHiが印加
される。すると転送用スイッチングTFT・T11〜T
33とスイッチM1〜M3が導通し、全光電変換素子S
11〜S33のG電極はGND電位になる(積分検出器
Ampの入力端子はGND電位に設計されているた
め)。同時にリフレッシュ制御回路RFがHiを出力し
スイッチSWrがonし全光電変換素子S11〜S33
のD電極はリフレッシュ用電源Vrにより正電位にな
る。すると全光電変換素子S11〜S33はリフレッシ
ュモードになりリフレッシュされる。つぎにリフレッシ
ュ制御回路RFがLoを出力しスイッチSWsがonし
全光電変換素子S11〜S33のD電極は読み取り用電
源Vsにより正電位になる。すると全光電変換素子S1
1〜S33は光電変換モードになる。この状態でシフト
レジスタSR1およびSR2により制御配線g1〜g
3、s1〜s2にLoが印加される。すると転送用スイ
ッチングTFT・T11〜T33のスイッチM1〜M3
がoffし、全光電変換素子S11〜S33のG電極は
DC的にはオープンになるが各光電変換素子はコンデン
サでもあるため電位は保持される。しかしこの時点では
X線は入射されていないため全光電変換素子S11〜S
33には光は入射されず光電流は流れない。この状態で
X線がパルス的に出射され人体、シンチレータ等を通過
しシンチレータからの蛍光がそれぞれの光電変換素子S
11〜S33に入射する。この光は人体等の内部構造の
情報が含まれている。この光により流れた光電流は電荷
としてそれぞれの光電変換素子内に蓄積されX線の入射
終了後も保持される。つぎにシフトレジスタSR1によ
り制御配線g1にHiに制御パルスが印加され、シフト
レジスタSR2の制御配線s1〜s3への制御パルス印
加によって転送用TFT・T11〜T13、スイッチM
1〜M3を通してv1〜v3が順次出力される。同様に
シフトレジスタSR1,SR2の制御により他の光信号
も順次出力される。これにより人体等の内部構造の二次
元情報がv1〜v9として得られる。静止画像を得る場
合はここまでの動作であるが動画像を得る場合はここま
での動作を繰り返す。
【0061】本実施形態では光電変換素子のD電極が共
通に接続され、この共通の配線をスイッチSWrとスイ
ッチSWsを介してリフレッシュ用電源Vrと読み取り
用電源Vsの電位に制御しているため、全光電変換素子
を同時にリフレッシュモードと光電変換モードとに切り
換えることができる。このため複雑な制御なくして1画
素あたり1個のTFTで光出力を得ることができる。
【0062】図9においては9個の画素を3×3に二次
元配置し3画素ずつ同時に、3回に分割して転送・出力
したがこれに限らず、例えば縦横1mmあたり5×5個
の画素を2000×2000個の画素として二次元的に
配置すれば40cm×40cmのX線検出器が得られ
る。これをX線フィルムの代わりにX線発生器と組み合
わせX線レントゲン装置を構成すれば胸部レントゲン検
診や乳ガン検診に使用できる。そうすることによりフィ
ルムと異なり瞬時にその出力をCRTで映し出すことが
可能で、さらに出力をディジタルに変換しコンピュータ
で画像処理して目的に合わせた出力に変換することも可
能である。また光磁気ディスクに保管もでき、過去の画
像を瞬時に検索することもできる。また感度もフィルム
より良く人体に影響の少ない微弱なX線で鮮明な画像を
得ることもできる。
【0063】図11、図12に2000×2000個の
画素を持つ検出器の実装を示す概念図を示す。2000
×2000個の検出器を構成する場合図9で示した破線
内の素子を縦・横に数を増せばよいが、この場合制御配
線もg1〜g2000と2000本になり信号配線SI
Gもsig1〜sig2000と2000本になる。ま
たシフトレジスタSR1や検出用集積回路ICも200
0本の制御・処理をしなければならず大規模となる。こ
れをそれぞれ1チップの素子で行なうことは1チップが
非常に大きくなり製造時の歩留りや価格等で不利であ
る。そこで、シフトレジスタSR1は例えば100段ご
と1個のチップに形成し、20個(SR1−1〜SR1
−20)を使用すればよい。また検出用集積回路も10
0個の処理回路ごと1個のチップに形成し、20個(I
C1〜IC20)を使用する。
【0064】図11は左側(L)に20チップ(SR1
−1〜SR1−20)と下側(D)に20チップ実装
し、1チップあたり100本の制御配線、信号配線をお
のおのワイヤーボンディングでチップと接線している。
図11中破線部は図9の破線部に相当する。また外部へ
の接続は省略している。また、SWr,SWs,Vr,
Vs,RF等も省略している。検出用集積回路IC1〜
IC20からは20本の出力(Vout)があるが、こ
れらはスイッチ等を介して1本にまとめたり、20本を
そのまま出力し並列処理すればよい。
【0065】図12には、別の実施形態を示す。左側
(L)に10チップ(SR1−1〜SR1−10)、右
側(R)に10チップ(SR1−11〜SR1−20)
と上側に10チップ(IC1〜10)、下側(D)に1
0チップ(IC11〜20)を実装している。この構成
は上・下・左・右側(U,D,L,R)にそれぞれ各配
線を1000本ずつに振り分けているため、各辺の配線
の密度が小さくなり、また各辺のワイヤーボンディング
の密度も小さく、歩留りが向上する。配線の振り分けは
左側(L)にg1,g3,g5,…,g1999、右側
(R)にg2,g4,g6,…,g2000とし、つま
り奇数番目の制御線を左側(L)、偶数番目の制御線を
右側(R)に振り分ける。こうすると各配線は等間隔に
引き出され配線されるので密度の集中なく歩留りが向上
する。また、上側(U)下側(D)への配線も同様に振
り分ければよい。
【0066】また、図示していないが、別の実施形態と
して配線の振り分けは左側(L)にg1〜g100,g
201〜g300,…,g1801〜g1900、右側
(R)にg101〜g200,g301〜g400,
…,g1901〜g2000を振り分け、つまり、1チ
ップごと連続な制御線を振り分け、これを左・右(L,
R)交互に振り分ける。こうすると、1チップ内は連続
に制御でき、駆動タイミングが楽で回路を複雑にしなく
てよく安価なものが使用できる。上側(U)、下側
(D)についても同様で、連続な処理が可能で安価な回
路が使用できる。
【0067】また図11、図12共に1枚の基板上に破
線部の回路を形成した後、その基板上にチップを実装し
てもよいし、別の大きな基板上に破線部の回路基板とチ
ップを実装してもよい。また、チップをフレキシブル基
板上に実装して破線部の回路基板に張り付け接線しても
よい。
【0068】またこのような非常に多くの画素をもつ大
面積の光電変換装置は従来の光センサを用いた複雑な工
程では不可能であったが、本発明の光電変換装置の工程
は各素子を共通な膜で同時に形成しているため工程数が
少なく、簡易的な工程で済むため高歩留まりが可能で低
コストで大面積・高性能の光電変換装置の生産を可能と
している。
【0069】以上の説明から明らかなように、本発明に
係わる光電変換素子は本実施形態で示したものに限定す
るものではない。つまり第一の電極層、ホールおよび電
子の移動を阻止する絶縁層、光電変換半導体層、第二の
電極層があり、第二の電極層と光電変換半導体層の間に
光電変換半導体層へのホールの注入を阻止する注入阻止
層があればよい。
【0070】また、以上の説明において、ホールと電子
を逆にし構成してもよい。例えば注入阻止層はp層でも
よい。この場合、電圧や電界の印加を逆にし、他の構成
部を構成すれば同様の動作となる。さらに光電変換半導
体層は光が入射して電子、ホール対を発生する光電変換
機能をもっていればよい。層構成も一層でなく多層で構
成していてもよく、また連続的に特性が変化していても
よい。
【0071】同様にTFTにおいてもゲート電極、ゲー
ト絶縁膜、チャネル形成が可能な半導体層、オーミック
コンタクト層、主電極があればよい。たとえばオーミッ
クコンタクト層はp層でもよく、この場合ゲート電極の
制御の電圧を逆にしてホールをキャリアとして使用すれ
ばよい。
【0072】[実施形態2]図13は本発明の第2の実
施形態を示すX線撮像装置の断面構成図であり、上か
ら、X線を吸収する物質200とX線を透過する物質2
01から成るグリッド903、X線を可視光に変換する
蛍光体904、そして光電変換素子401やスイッチン
グ素子402やそれらを保護する保護層403等が成膜
された絶縁基板400で構成されている。光電変換素子
401やスイッチング素子402の層構成は図5と全く
同じであり、各層の番号も図5と同様である。ただし、
図13における光電変換装置部分(401,402,他
の配線類)は、図5のような幾何学的に連続した2ビッ
ト(隣り合った2ビット)を表しているのではなく、任
意に選ばれた2ビットが示している。この2ビットを図
13に明記しているように、以後の説明ではセンサAと
センサBとする。これらのセンサの受光エリアは図13
で示されているように“S”で示されている。また、X
線を吸収する物質200とX線を透過する物質201の
大きさをそれぞれ、“A”、“T”とし、“A”と
“T”の和“A+T”をグリッドのピッチとする。そし
て、ここではそれぞれの大きさ(“S”、“A”、
“T”)をグリッドピッチの(1次元)方向(図13内
で示されるX方向)でのみ考えることとする。
【0073】図13における特徴は、センサの受光エリ
アの大きさ“S”がグリッドのピッチ(“A+T”)に
等しくなっていることである。センサA(図13左側の
センサ)は、その受光エリアに対するグリッドの位相が
揃っており、“S”=“A+B”の関係が理解される。
センサAでは、X線を透過する物質領域201を一つ分
だけ透過したX線が、蛍光体904で可視光に変化さ
れ、その光量分だけセンサAで光電変換されることにな
る。一方センサBでは、図13に示されるように、受光
エリアに対する、グリッドの位相関係がセンサAと同じ
になるとは限らない。これは、センサ(光電変換素子)
のピッチ(“SP ”とする)がグリッドのピッチと同じ
ピッチにしていないことによる。
【0074】通常、グリッドピッチとセンサピッチとが
異なる場合、均一な光が照射されたとしても、空間的な
位相の違いから出力の分布が発生し、画像上に周期的な
濃淡を引き起こす。一般的に、この現象は、モアレと称
される。モアレを生じた場合、X線撮像装置としての画
像の品位は大きく低下することになる。
【0075】しかしながら、センサBの受光エリア
“S”はグリッドのピッチ“A+T”と等しいため、セ
ンサBで光電変換される光量は、X線透過物質領域20
1一つ分だけ通過したX線による蛍光量に等しい(セン
サB上において“S”=“T+A1+A2”)。
【0076】すなわち、光電変換素子の受光エリア
“S”とグリッドのピッチ“T+A”を等しくすること
により、光電変換素子上のグリッド(200と201)
の位相関係に全く依存せず、どの光電変換素子も等しい
光電変換出力が得られる。
【0077】図16は、光電変換素子の受光エリア
“S”が、グリッドのピッチ“T+A”の2倍に等しい
(“S”=“T+A”*2)場合を示した図である。セ
ンサA、センサBともに(どの位置に配置されたセンサ
においても)、グリッド内X線透過物質領域201二つ
分を通過したX線による蛍光が光電変換され、受光面
“S”に対するグリッドの位相関係に依存しない光電変
換出力が得られ、その効果は、図13で示されるものと
同じである。更に、図示してはいないが、“S”=“T
+A”*N(N:3以上の整数)でも同じであることは
自明である。
【0078】図13、図16では、本発明の実施例をX
線撮像装置の断面構成図を例にとり、グリッドのピッチ
を1次元方向だけに限り説明してきた。言い換えれば、
図2に示されるグリッドを用いた例であり、この場合の
発明の効果は、言うまでもなく1次元領域に限るもので
ある。しかしながら、本発明は2次元のX線撮像装置に
係るものであるからにして当然のことながら2次元領域
にわたりX線吸収物質200とX線透過物質201を配
列させた市松模様的なグリッドを用い、そのX方向、Y
方向のグリッドのピッチ(“TX +AX ”,“TY +A
Y ”)をそれぞれの方向に対応する光電変換素子の受光
面の大きさ(SX ,SY )の正の整数倍にする、すなわ
ち、 “SX ”=“TX +AX ”*NX (NX :正の整数) “SY ”=“TY +AY ”*NY (NY :正の整数) とすることにより、X,Y両方向に対し発明の効果が期
待されることは言うまでもない。
【0079】図17に、そのようなX線撮像装置の概略
的な斜視図を示しておく(光電変換素子部は省略)。
【0080】[実施形態3]図14,図15は、本発明
の第3の実施形態を示すX線撮像装置の断面構成図であ
る。図13と同一構成部材については、図13の部材と
同じ符号を記してある。
【0081】図15において、センサAとセンサBは、
同一の光電変換素子であり、センサピッチ“Sp”に対
してグリッド(200,201)のピッチが等しく、そ
れらの位相関係が異なった場合の例を示してある。図1
5から判るようにセンサ受光面がグリッドを構成するX
線吸収物質200の影部に配置されているため、センサ
の光量として最大限には利用されない。しかしながら、
グリッドピッチとセンサピッチが等しいため絶対にモア
レが発生しない。またグリッドを用いているため人体内
での散乱X線を除去できるという長所はもちろん有して
いる。つまり、X線画像上に被写体に存在しない濃淡や
縞模様が現れることがなく極めて良好な画質を得ること
ができる。
【0082】図14では、グリッドピッチ(“T+
A”)とセンサピッチ(“Sp”)が等しく、かつそれ
らの空間的位相関係が、グリッドを構成するX線透過物
質201の真下にセンサAとセンサBの受光面が配置さ
れるようになっている。このような位置関係にすること
により、センサの受光面で受光される光量は最大とな
る。すなわち、X線撮像装置としてのシグナル出力を最
大にすることができ、S/Nを大きくとることが可能と
なる。つまり、図15で示される装置よりも、更に高画
質を得るX線撮像装置の提供が可能となる。
【0083】また、図14及び図15では、センサピッ
チ(“Sp”)とグリッドピッチ(“T+A”)を等し
くした場合のX線撮像装置の断面構成例を用い1次元方
向に限って説明してきたが、実施形態2の図17におい
ても説明したように、何も1次元に限定されるものでは
ない。すなわち、2次元領域にわたり、X線吸収物質2
00とX線透過物質201を配列させた市松模様状のグ
リッド(図17)を用いて、そのX方向、Y方向のグリ
ッドピッチ(“Tx+Ax”,“Ty+Ay”)をそれ
ぞれの方向に対応する光電変換素子のピッチ(“Sp
x”,“Spy”)と等しくする、すなわち “Spx”=“Tx+Ax” “Spy”=“Ty+Ay” とし、空間的な位相関係を、図14に示す様にセンサ受
光面での光量を最大となるように配置し、同様にそれを
2次元に施すことにより、X,Y両方向に対してその効
果が現れる。
【0084】更に、 “Spx”=“Tx+Ax”*Nx(Nx:正の整数) “Spy”=“Ty+Ay”*Ny(Ny:正の整数) と拡張しても、その効果が同じであることは自明であ
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、2次元画像読取装置とX線可視変換蛍光体を実質上
密着させた構成をとることにより、レンズを含む縮小光
学系が不要なためX線撮像装置を大幅に小型にすること
ができ、かつX線可視変換蛍光体からの蛍光を光電変換
素子上で有効に利用できるためS/Nの高い装置の提供
が可能となる。またグリッドを具備することにより、体
内での散乱X線による成分を除去することができ、解像
度の高い良質のX線画像が得られる。そして、フィルム
を用いていないため、光電変換素子からの出力すなわち
X線画像データはディジタル値として扱うことができ、
汎用のハード、ソフトを用いればデータ処理も高速かつ
容易に行える。
【0086】そして、光電変換素子の受光面の大きさ
が、グリッドのピッチ方向において、グリッドピッチに
等しい、もしくはグリッドピッチのN倍(N:2以上の
正数)に等しくすることにより、2次元画像読取装置と
グリッドとの位置関係に依存することなく、空間的位相
のずれによるモアレの発生が完全になくなり、画質の良
いX線撮像装置を提供することができる。しかも、2次
元画像読取装置とグリッドの位置関係が自由であれば、
特に製造上微妙な位置調整を行う必要もなく製造コスト
を下げることもできる。加えて、X線撮像装置を搭載し
た検診バスのような振動の多い環境下においても耐用で
きるといった信頼性の高い装置として提供が可能とな
る。
【0087】また、光電変換素子の配列のピッチを、グ
リッドピッチのN倍(N:1以上の整数)に等しくし、
その場合、光電変換素子の信号出力を最大となるように
光電変換素子とグリッドの位置関係を合わせることによ
り、X線撮像装置としてのS/Nを高くすることができ
診断の精度が向上する。
【0088】前記光電変換素子を、前記絶縁基板側から
下部電極として第1の金属薄膜層、エレクトロンおよび
ホールの通過を阻止するアモルファス窒化シリコン絶縁
層(a−SiNx )、水素化アモルファスシリコン光電
変換層(a−Si:H)、ホールキャリアの注入を阻止
するN型の注入阻止層またはエレクトロンキャリアの注
入を阻止するP型の注入阻止層、上部電極として透明導
電層または前記注入阻止層上の一部に配置した第2の金
属薄膜層で構成すれば、既存のCVD装置やスパッタ装
置等の薄膜作製装置を用いることができ、大面積のX線
撮像装置の提供が可能となる。
【0089】本発明によれば、病院内において従来にな
い大幅な診療効率アップが図れることは言うまでもな
く、全国の診断情報ネットワークの構築が可能となり医
療界全体の診断の効率が上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すX線撮像装置の全
体構成図
【図2】グリッドの断面図(X線源が比較的遠い場合)
【図3】グリッドの断面図(X線源が比較的近い場合)
【図4】X線撮像装置内の光電変換装置部分の上面図
(4ビット分)
【図5】X線撮像装置内の光電変換装置部分の断面図
(図4内A−B断面)
【図6】光電変換素子のデバイス動作を示すバンド図 (a)リフレッシュモード (b)光電変換モード (c)光電変換モードでの飽和状態
【図7】本発明のX線撮像装置における光電変換部の等
価回路図(1画素分)
【図8】図7の等価回路の動作を示すタイミングチャー
【図9】本発明のX線撮像装置における光電変換部の等
価回路図(9画素分)
【図10】図9の等価回路の動作を示すタイミングチャ
ート
【図11】2000*2000画素を有するX線検出器
の実装概念図
【図12】2000*2000画素を有するX線検出器
の実装概念図(他の例)
【図13】本発明の第2の実施例を示すX線撮像装置の
断面図(“S”=“T+A”の場合)
【図14】本発明の第3の実施形態を示すX線撮像装置
の断面図
【図15】本発明の第3の実施形態を示すX線撮像装置
の断面図
【図16】本発明の第2の実施例を示すX線撮像装置の
断面図(“S”=“T+A”*2倍の場合)
【図17】本発明の第2の実施例を示すX線撮像装置の
概略的な斜視図
【図18】X線撮像装置の従来例を示す全体構成図(フ
ィルム方式)
【符号の説明】
200 X線吸収物質(例えば鉛) 201 X線透過物質(例えばアルミ) 400 絶縁基板 401 光電変換素子 402 スイッチング素子 403 保護膜 421 第1の金属薄膜層 422 第2の金属薄膜層 425 a−SiNx 426 a−Si:H 427 N+層 408 スイッチング素子402のゲートコントロー
ル線 409 スイッチング素子402からの信号線 410 光電変換素子401にバイアスを与えるバイ
アス線 405 光電変換素子401の受光面 420 コンタクトホール 430 第1の金属薄膜層421と第2の金属薄膜層
422とのクロス部 602 バンド図における光電変換素子の下部電極
(G) 606 バンド図における光電変換素子の上部電極
(D) 604 バンド図における光電変換素子のi層(a−
Si:H) 605 バンド図における光電変換素子のN層 607 バンド図における光電変換素子の絶縁層(a
−SiNx ) 701 バイアス電源(Vr) 730 TFT402のゲート端子 705,722 リセット用スイッチ素子 707 リセット用電源(VBT) 713 容量素子 720 処理回路(IC)内の容量 725 処理回路内のスイッチング素子 724 オペアンプ 901 X線源 902 人体(患者) 903 グリッド 904 シンチレータ(X線−可視変換蛍光体) S11〜S33 光電変換素子 T11〜T33 スイッチング素子 Vs 読み出し電源 Vr リフレッシュ電源 SWs Vs電源切り替えスイッチ SWr Vr電源切り替えスイッチ RF リフレッシュ制御回路 g1〜g2000 TETの制御配線 sig1〜sig2000 信号配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 慎市 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田代 和昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 亀島 登志男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、複数個の光電変換素子
    を2次元状に形成した2次元画像読取装置と、 前記2次元画像読取装置上に実質的に密着して形成され
    た、X線が照射されると可視光に変換する蛍光体と、 前記蛍光体とX線源との間に形成された、特定方向から
    のX線のみを前記蛍光体および前記2次元画像読取装置
    へ導出するグリッド板と、を有して構成されたことを特
    徴とするX線撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記2次元画像読取装置は、画素となる
    1個の光電変換素子が、ある一定のセンサピッチでX方
    向及びY方向に配置され、 前記グリッド板は、X線を吸収する物質とX線を透過す
    る物質とが一対となって、ある一定のグリッドピッチで
    前記XまたはY方向の少なくともどちらか一方向に配置
    されており、 前記光電変換素子の受光面の前記グリッドピッチ方向の
    大きさが、前記グリッド板のピッチに等しいか、もしく
    は前記グリッド板のピッチのN倍(N:2以上の正数)
    に等しいことを特徴とする請求項1記載のX線撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記2次元画像読取装置は、画素となる
    1個の光電変換素子が、ある一定の距離間隔(センサピ
    ッチ)でX方向及びY方向に配置され、前記グリッド板
    は、X線を吸収する物質(A)とX線を透過する物質
    (B)とが一対になって、ある一定の距離間隔(グリッ
    ドピッチ)で前記XまたはY方向の少なくともどちらか
    一方向に配置されており、前記センサピッチが前記グリ
    ッドピッチに等しいもしくは前記グリッドピッチのN倍
    (N:2以上の正数)に等しいことを特徴とする請求項
    1記載のX線撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換素子の信号出力が最大とな
    るような前記2次元画像読取装置と前記グリッドとの位
    置関係を具備することを特徴とする請求項3記載のX線
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記光電変換素子は、前記絶縁基板側か
    ら下部電極として第1の金属薄膜層、エレクトロンおよ
    びホールの通過を阻止するアモルファス窒化シリコン絶
    縁層(a−SiNx )、水素化アモルファスシリコン光
    電変換層(a−Si:H)、ホールキャリアの注入を阻
    止するN型の注入阻止層またはエレクトロンキャリアの
    注入を阻止するP型の注入阻止層、上部電極として透明
    導電層または前記注入阻止層上の一部に配置した第2の
    金属薄膜層で構成することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のX線撮像装置。
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