JP2010203883A - 放射線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリッド13の配列ピッチの有効範囲を解明し、モアレの発生を低減し、全域において優れたS/N特性を有するX線検出装置11を容易に実現する。
【解決手段】X線検出パネル12は、柱状結晶を成すシンチレータ材によって構成された蛍光体膜19、および複数の光電変換素子17を配列して構成された光検出器18を有する。X線検出パネル12の蛍光体膜19のX線入射側に、散乱X線除去用のグリッド13を配置する。グリッド13は、交互に配列されるX線吸収領域とX線透過領域とを有し、その配列ピッチPが、X線吸収領域寸法をB、光電変換素子17の受光面寸法をE、正の整数をNとして、(E−B)/N<P<E/Nの条件、E/N<P<(E+B)/Nの条件のいずれか一方を満たす。望ましくは、グリッド13の配列ピッチPは、(E−B/2)/N<P<E/Nの条件、E/N<P<(E+B/2)/Nの条件のいずれか一方を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線を検出する放射線検出装置に関する。
近年、放射線、特にX線を光に変換する蛍光体膜と、その光を電気信号に変換する複数の光電変換素子を有する光検出器とを構成要素として含む平面型X線画像検出装置であるX線検出装置が実用化されている。
これは、X線検出装置全体の小型軽量化に貢献するとともに、X線を介した検査対象物からの画像情報をX線検出装置によりデジタル電気情報に変換し、デジタル画像処理、デジタル画像保存、などデジタル情報処理の多くの利便性を享受することができるためである。
X線検出装置は、患者診断や治療に使用する医療用や歯科用、非破壊検査などの工業用、構解析などの科学研究用など、広い分野で使われ始めている。
それぞれの分野において、デジタル情報処理による高精度な画像抽出、高速度な画像検出が可能となることにより、不要なX線被爆量の低減や、迅速な検査、診断などの効果が期待できる。
X線検出装置の蛍光体膜には、従来のX線イメージ管で用いられているCsおよびIを主成分とするシンチレータ材の技術を転用することが多い。これは、主成分であるヨウ化セシウム(以下CsI)が柱状結晶を成すため、他の粒子状結晶からなるシンチレータ材に比較し、光ガイド効果による感度と解像度の向上を成すことができるためである。例えば、タリウム(以下Tl)などをドープしたCsIは、X線を吸収し、略550nmに中心波長を有する緑色の蛍光を発光する。そして、その光の多くはCsIの柱状結晶中を伝播する。さらに、柱状結晶端に近接する光電変換素子にて、その発光量を読み取る。
また、光電変換素子を有する光検出器は、例えば、ガラス基板上にアモルファスシリコンなどからなる薄膜半導体にて複数の光電変換素子を2次元に配列形成して構成されている。他の方法としては、結晶シリコンからなる半導体光センサを支持基板上に1または複数個配列して、光検出器を構成することもできる。何れの構成にしても、従来のX線イメージ管よりも薄く軽量なX線検出装置を構成できる。
さらに、これら光検出器は2次元平面上に複数の光電変換素子を配列し、その検出信号を画像として読み込むことから、画像の歪も無く、デジタル画像処理にも最適であり、かつ、X線写真乾板と類似の画像を直接的に電気信号として取得できる、などの特長を有している。
このように優れた特長を有するX線検出装置であるが、実際の使用に当たり、より鮮明な画像を取得するために、散乱X線除去用のグリッドと合せて用いられることが多い。これは、検査対象物にX線を照射すると、その検査対象物の画像情報をもたらす透過X線の他に、その検査対象物により散乱された散乱X線が発生し、画像情報のノイズ源となるため、この散乱X線がX線検出装置に入射することを防止することを目的としている。
一方、グリッドを用いた場合、X線吸収物質とX線透過物質とが交互に配列された構成であるため、この配列ピッチとX線検出装置の光電変換素子の受光面の配列との関係で、画像にモアレを生じるという問題がある。
この問題の対策として、過去、幾つかの検討が成されてきた。
その1つの対策方法は、後段の画像処理によりモアレを画像から取り除く方法であるが、この場合、例えばローパスフィルタを用いるなどするため、元の画像情報の一部を捨て去ることになる。さらに、元のモアレが強ければ、画像処理もより難しくなる。
2つ目の対策方法は、グリッドと光電変換素子との配置を工夫し、モアレの発生自体の低減を狙ったものである。この方法には、大別して2つの手段が知られている。
まず、1つ目の手段は、各光電変換素子の受光量を、入射するX線強度分布またはX線強度分布に応じた蛍光体膜の発光強度分布の空間的な離散サンプリングに置き換えて、議論したものである(例えば、特許文献1および2参照)。
この1つ目の手段では、フーリエ解析における離散サンプリングの考え方をベースに、グリッド配列の空間周波数と光電変換素子配列の空間周波数との選択範囲を規定し、モアレの低減を狙っている。
しかしながら、離散サンプリングの考え方は、強度分布の離散点のデータで各光電変換素子の受光量を置き換えたもののため、各光電変換素子の受光量は各光電変換素子の受光領域で積分された量である、という事実が抜けている。そのため、各光電変換素子の受光面寸法、またはその反対の不感領域の寸法に起因したモアレ要素が抜けている。すなわち、モアレの要素には周期性と振幅の2つ側面があるが、後者の振幅要素は、光電変換素子の受光面寸法、またはその反対の不感領域の寸法と、グリッドのX線吸収物質とX線透過物質それぞれの領域寸法との配置により影響を受ける。そして、X線検出装置のように大きな画面の場合には、まずはモアレの強度、すなわち振幅を低減することが望ましい。
2つ目の手段が、上述のグリッドと光電変換素子との配置に関するものである。
まず、ごく単純に、グリッドのX線吸収領域と光電変換素子の不感領域との位置を一致させるという技術が知られている(例えば、特許文献3および4参照)。
確かに、グリッドのX線吸収領域と光電変換素子の不感領域との位置を一致できれば、有効である。しかしながら、実際に、グリッドのX線吸収領域と光電変換素子の不感領域との位置を一致させることは、非常に困難である。特に、X線検出装置の画面寸法は20数cmから40数cmに及ぶため、全域で一致させることはきわめて困難である。
このような困難さは、前述のモアレ周波数の観点から改善技術検討の一因にもなっていた。
また、配置に関する技術としては、グリッドの配列ピッチと光電変換素子の受光面寸法との関係を論じたものもある。すなわち、グリッドの配列ピッチを光電変換素子の受光面寸法のN分の1倍(Nは正の整数)とするものである。(例えば、特許文献5参照)
確かに、グリッドの配列ピッチをN分の1に規定することは、モアレの振幅要素を一定にする効果がある。しかしながら、グリッドのX線吸収領域と光電変換素子の不感領域との位置を一致させることと同様に、N分の1倍というピンポイントでグリッドの配列ピッチを実現することは非常に困難である。
特許第3755144号公報 特許第3884929号公報 特許第3776485号公報 特許第3987676号公報 特許第3793139号公報
上述したように、従来技術では、モアレ発生を低減できるX線検出装置を実現するには極めて高度な技術を必要とし、実現するのが困難であった。
モアレ低減技術を容易に実現するためには、グリッドの配列ピッチの有効範囲を解明する必要があるが、この点について解明したものは従来なかった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、グリッドの配列ピッチの有効範囲を解明し、モアレの発生を低減し、全域において優れたS/N特性を有する放射線検出装置を容易に実現することを目的とする。
本発明は、柱状結晶を成すシンチレータ材によって構成された蛍光体膜、および複数の光電変換素子を配列して構成された光検出器を有する放射線検出パネルと、前記蛍光体膜の放射線入射側に配置され、交互に配列される放射線吸収領域と放射線透過領域とを有し、その配列ピッチPが、前記放射線吸収領域寸法をB、前記光電変換素子の受光面寸法をE、正の整数をNとして、(E−B)/N<P<E/Nの条件、E/N<P<(E+B)/Nの条件のいずれか一方を満たすグリッドとを具備しているものである。
本発明によれば、モアレ発生を低減し、全域において優れたS/N特性を有する放射線検出装置を容易に実現することができる。
本発明の放射線検出装置の一実施の形態を示すX線検出装置の断面図である。 同上X線検出装置のグリッドの配列ピッチと光電変換素子の配列ピッチとの配置例を示す断面図である。 同上グリッドの配列ピッチと光電変換素子の配列ピッチとの配置例を示す断面図である。 同上グリッドの配列ピッチと光電変換素子の配列ピッチとの配置例を示す断面図である。 同上グリッドの配列ピッチと光電変換素子の配列ピッチとの配置例を示す断面図である。 同上グリッドの配列ピッチとモアレとの関係を説明する特性図である。 同上グリッドの配列ピッチとモアレとの関係を説明する一部を拡大した特性図である。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例1のグラフである。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例2のグラフである。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例3のグラフである。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例4のグラフである。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例5のグラフである。 同上モアレの発生状況をシミュレートした例6のグラフである。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、放射線としてのX線を検出する平面型X線画像検出装置である放射線検出装置としてのX線検出装置の断面図である。
X線検出装置11は、放射線検出パネルとしてのX線検出パネル12、このX線検出パネル12のX線入射側に配置された散乱X線除去用のグリッド13を備えている。
X線検出パネル12は、平板なガラス基板16上にアモルファスシリコンを基材とした薄膜半導体により複数の光電変換素子17を配列して光検出器18が形成され、この光検出器18の光検出面に蛍光体膜19が形成されている。
各光電変換素子17は、P型半導体層、I型半導体層、N型半導体層を積層したフォトダイオードにより受光面21が形成され、隣接する受光面21の間にはフォトダイオードの形成されていない不感領域22が形成されている。この不感領域22には各光電変換素子17をスイッチングする薄膜トランジスタ素子などが形成されている。そして、受光面寸法をE、不感領域寸法をGとすると、光電変換素子17はピッチL=E+Gで配列されている。一例としては、受光面寸法E=125μm、不感領域寸法G=25μm、ピッチL=150μmなどに設計することができる。もちろん、光電変換素子17は二次元に配列されるため、それぞれの配列方向で、受光面寸法E、不感領域寸法G、ピッチLを変えることは可能であるが、本発明に関する効果は同等であるため、以下の説明では一方向について説明する。
蛍光体膜19は、例えば、ヨウ化セシウム(CsI)を基材とし、タリウム(Tl)をドープした柱状結晶を成すシンチレータ材が用いられている。この場合、タリウムをドープすることにより、入射したX線は略550nmにピークを持つ緑色の可視光に変換される。蛍光体膜19は、蒸着法により、例えば、厚さ200μm〜800μmほどの膜厚に形成されることが多い。本例では、光電変換素子17を二次元に配列したパネル上に蛍光体膜19を形成した。ヨウ化セシウムは柱状結晶に形成することができるため、柱状結晶内で生じた蛍光発光はライトガイド効果により光の拡散を抑えながら、下層の光電変換素子17に伝えられる。蛍光体膜19の表面は保護層23で覆われている。
また、グリッド13は、X線透過物質26とX線吸収物質27とを順次積層して構成されている。例えば、X線透過物質26としてはアルミニウム、X線吸収物質27としては鉛などが用いられる。それぞれの物質の厚さや寸法は多種類あるが、一例としては、0.10mm厚のアルミニウムと0.028mm厚の鉛とを用いて、横方向にピッチ0.128mmの配列構造としたものなどがある。
グリッド13の板厚はX線透過物質26やX線吸収物質27の幅(図面上では高さ)にもよるが、さらに求めるコントラスト特性などによるものの、通常は0.8mmから2.0mmの間で構成されることが多い。したがって、グリッド13自体は表面に0.2〜0.3mmほどの保護層を持った板厚1〜2mmほどの板状である。
そして、グリッド13の性能は、X線透過物質26の幅すなわちX線透過領域寸法(以下Tと記載)と、X線吸収物資27の幅すなわちX線吸収領域寸法(以下Bと記載)、およびその和となる配列ピッチ(以下Pと記載)とに大きく依存する。なお、グリッド13の配列ピッチPは、蛍光体膜19に対向するグリッド13の面上で規定されるか、蛍光体膜19面上でのグリッド13の放射線投影像により規定される。
そして、X線検出装置11において、検査対象を透過したX線は検査対象による散乱X線も生じるが、グリッド13を介することにより、散乱X線は除去され、グリッド13のX線透過物質26を通過したX線のみがX線検出パネル12に入射する。
グリッド13のX線透過物質26を通過してX線検出パネル12に入射するX線は、保護層23を通過した後に蛍光体膜19に入射する。この蛍光体膜19は入射したX線量に応じた蛍光を発光し、光電変換素子17にてその発光量を読み取る。
ところで、グリッド13はX線吸収領域とX線透過領域とが交互にあるため、グリッド13に入射したX線はX線透過領域に対応したX線だけが、下部のX線検出パネル12に入射する。そして、このX線は散乱線が除かれているため、X線検出パネル12にはグリッド13のX線透過領域に対応した明部とX線吸収領域の対応した暗部とが生じる。
X線検出パネル12の蛍光体膜19では、X線の明暗部に応じた蛍光発光を発生し、よって蛍光発光もグリッド13のX線透過領域とX線吸収領域とに応じた明暗パターンを生じることになる。
そして、蛍光体膜19に、ヨウ化セシウムを基材とした柱状結晶を用いた場合には、柱状結晶の光ガイド効果もあり、蛍光体膜19中で生じた蛍光発光の明暗パターンは略そのまま光電変換素子17に伝達される。
このように、グリッド13のX線透過領域とX線吸収領域とに対応した蛍光発光パターンが光電変換素子17に伝達されるが、光電変換素子17には受光面21と不感領域22とが交互に配置されるため、蛍光発光パターンと、受光面21と不感領域22との配置パターンとの相互配置関係により画像信号のモアレが発生する。
モアレは、その強弱の振幅と空間周波数により特徴づけられるが、第1には、その強弱の振幅を抑えることにより、モアレを目立たなくすることができる。
本発明は、モアレの発生原因を明らかにし、特にその強弱の振幅を抑える方法を考案したものである。
以下に、簡単事例を用いて、モアレ発生、特にその強弱の振幅について説明する。
X線検出パネル12の画像信号、すなわち光電変換素子17の画像信号の強度をF(各画素位置)、グリッド13を通過したことによる白出力減衰比率をY(各画素位置)、グリッド13のX線吸収領域の影響受けないと仮定した理想的な画像信号の強度をG(各画素位置)とすると、次の関係式に分解できる。
F(各画素位置)=Y(各画素位置)・G(各画素位置)
ここで、白出力減衰比率Yがモアレの影響を表し、各画素位置に応じて1〜0の間の値を取ることになる。すなわち、白出力減衰比率Yの最大最小間の振幅がモアレ明暗レベルの振幅を表すことになる。以下では、白出力減衰比率Yの最大値をモアレ明最大値Yt、Yの最小値をモアレ暗最大値Ybと記載する。
図2ないし図5は、それぞれ、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の配列ピッチPとの配置例を示す断面図である。各配置例とも、グリッド13の配列ピッチPが光電変換素子17の配列ピッチPの1/2前後となっている。
モアレ明暗の振幅は、グリッド13の配列ピッチPとグリッド13のX線吸収領域寸法BまたはX線透過領域寸法P−B、そして、光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係により決まる。
図2および図3は、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係がP+B≦E≦2P−Bの場合の例である。
図2はモアレ暗最大レベルの配置関係を示す一例である。図2の配置関係では、グリッド13のX線透過領域を透過したX線が蛍光体膜19に入射して蛍光発光を生じることから、受光面21の光入射面積はグリッド13のX線吸収領域に対応した部分が影となり、その分、信号レベルが減少する。
図2の配置関係では信号レベルが最小となり、受光面21の全域に蛍光が入力した場合に比較し(E−2B)/E倍に減少する。すなわち、モアレ暗最大値Yb=(E−2B)/Eに相当する。
図2では、より判り易くするために、受光面21の端とグリッド13の配列ピッチPの端またはX線吸収領域の端を合わせた図としたが、この配置関係は本質的ではなく、受光面21内に2箇所のX線吸収領域が含まれることが本質的である。
この場合、2箇所を超えるX線吸収領域が含まれず、よって受光面21内に2箇所のX線吸収領域が含まれる配置関係が信号レベルの最小値、すなわちモアレ暗最大値となる。
一方、図3はモアレ明最大レベルの配置関係を示す一例である。図3の配置関係では、信号レベルが最大となり、受光面21の全域に蛍光が入力した場合に比較し(E−B)/E倍の減少に留まる。すなわち、モアレ明最大値Yt=(E−B)/Eに相当する。
図2と同様に、図3でも、より判り易くするために、受光面21の端とグリッド13の配列ピッチPの端またはX線透過領域の端を合わせた図としたが、これも本質的ではなく、この配置関係の場合には、受光面21内にX線吸収領域が1箇所のみが含まれることが本質的である。
この場合、受光面21内に必ず1箇所以上のX線吸収領域が含まれるため、受光面21内に1箇所のX線吸収領域が含まれる配置関係が信号レベルの最大値、すなわちモアレ明最大値となる。
上述のように、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係がP+B≦E≦2P−Bの場合には、モアレの明暗レベルはYt=(E−B)/E倍とYu=(E−2B)/E倍との間で変動する。
実は、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係が、2P−B≦E≦2Pの場合でも、図2の配置関係がモアレ暗最大値の配置関係の一例となっていることがわかる。つまり、図2における受光面21の配置をずらした場合を想定すると、2P−B≦E≦2Pの場合でも、受光面21内に2箇所のX線吸収領域が含まれる配置関係が信号レベルの最小値、即ちモアレ暗最大値となることが容易にわかる。
一方、図4は2P−B≦E≦2Pの場合にモアレ明最大値となる配置関係を示す一例である。図4の配置関係では、2P−B≦E≦2Pの場合に受光面21の光入射領域は2(P−B)であり、したがって、モアレ明最大値はYt=2(P−B)/E倍となる。
これらを纏めると、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係が2P−B≦E≦2Pの場合には、モアレの明暗レベルはYt=2(P−B)/E倍とYb=(E−2B)/E倍との間で変動する。
次に、図5はグリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係が2P≦E≦2P+Bの場合に、モアレ暗最大値となる配置関係を示す一例である。図5の配置関係では、グリッド13に対する受光面21の相対位置が右に2P+B−Eまでずれる範囲では、受光面21に入射する信号量は変わらず2(P−B)/E倍が暗最大値となる。さらにずれる場合には、ずれに正比例して入射信号量は増加し、明最大値では(E−2B)/E倍となる。これは2P≦E≦2P+Bの場合には、グリッド13のX線吸収領域が2箇所は含まれるため、これが信号レベル最大、すなわち明最大値をなるためである。
したがって、グリッド13の配列ピッチPと光電変換素子17の受光面寸法Eとの関係が2P≦E≦2P+Bの場合にも、モアレの明暗レベルはYt=(E−2B)/E倍とYb=2(P−B)/E倍との間で変動する。
ただし、モアレの明暗最大値の式が逆転していることに注意が必要である。2P=Eの点ではモアレ明暗最大値は一致し、モアレが生じない極点Yt=Ybとなっている。これは、上述したモアレの明暗最大値の式に2P=Eを代入してみれば、明暗最大値が一致することからも容易にわかる。
以上を纏めると、2P=Eの前後の領域である2P−B≦E≦2Pと2P≦E≦2P+Bとでは、モアレ明暗最大値の式は前後で入れ替わり、前者ではYt=2(P−B)/EとYb=(E−2B)/E、後者ではYt=(E−2B)/EとYb=2(P−B)/Eとなる。
上述の内容は、2P=Eの前後の配置関係の考察から導かれたが、同様の考察から3P=Eの前後の領域である3P−B≦E≦3Pと3P≦E≦3P+Bでもモアレ明暗最大値の式を得ることができ、前者の領域ではYt=3(P−B)/EとYb=(E−3B)/E、後者の領域ではYt=(E−3B)/EとYb=3(P−B)/Eとなる。
さらに、1以上の整数Nとすると、N・P−B≦E≦N・PとN・P≦E≦N・P+Bが成り立つ範囲であれば、モアレ明暗最大値は、前者の領域ではYt=N(P−B)/EとYb=(E−N・B)/E、後者の領域ではYt=(E−N・B)/EとYb=N(P−B)/Eで表される。
上述の内容を、グリッド13の配列ピッチPを変数として纏めなおすと、(E−B)/N≦P≦E/Nの領域ではYt=(E−N・B)/E、Yb=N(P−B)/E、また、E/N≦P≦(E+B)/Nの領域ではYt=N(P−B)/E、Yb=(E−N・B)/Eとなる。そして、(E+B)/(N+1)≦P≦(E−B)/Nの領域ではYt=(E−N・B)/E、Yb={E−(N+1)B}/Eとなる。
これらの関係を図示したものが図6である。横軸はグリッド13の配列ピッチP、縦軸はモアレ影響を表す白出力減衰比率Yとすると、図示された2本の折れ線がそれぞれ、モアレ明最大値Ytとモアレ暗最大値Ybとを表し、その2本折れ線の間の範囲でモアレの明暗レベルが変動することを表している。
モアレ明暗最大値は、Y=(E−N・B)/E=1−N・B/EとY=N(P−B)/Eの線分から構成される2本の折れ線で表され、これらはP=E/Nの点で交差する。
従来P=E/Nのピンポイントでモアレが消えることは開示されていたが、この極点近傍でのモアレ明暗最大値の変化については何ら示されていない。
本発明に基づけば、この極点近傍でのモアレ明暗最大値の変化振幅は容易に得ることができ、上式の差分から|1−N・P/E|が振幅となる。ただし、(E−B)/N≦P≦(E+B)/Nの範囲である。
グリッド13の配列ピッチPが極点から離れるにしたがってモアレ明暗最大値の変化振幅は直線的に増加し、最後にはB/Eの振幅まで増加することがわかる。
モアレの影響を改善するためには、このモアレ明暗最大値の変化振幅を抑制することが必要である。
少なくとも、(E−B)/N<P<(E+B)/Nの範囲にすれば、極点に近づくにつれて線形的にモアレ明暗最大値の変化振幅を削減することができる。
さらに、このモアレ明暗最大値の変化振幅を1/2以下に抑制するためは、グリッド13の配列ピッチPを(E−B/2)/N≦P≦(E+B/2)/Nの範囲にすればよい。
結果として、従来のようにP=E/Nの極点をピンポイントで狙う困難さを伴うことなく、現実的かつ容易にモアレ改善策を与えることができる。
さて、図6では、モアレ明最大値Ytとモアレ暗最大値Ybとを表す2本折れ線はP=Bの点に収束している。これはグリッド13の配列ピッチPがグリッド13のX線吸収領域寸法Bと一致した場合を示し、グリッド13全域がX線吸収領域となっていることを現している。この収束点近傍の状態は、グリッド13の配列ピッチPとX線吸収領域寸法B、受光面寸法Eの関係に依存するが、特にE/Bの商が重要となる。
次に、図7は、7<E/B<8の場合の、収束点近傍の状態を図示したものである。商Nq=(E/B)=7の場合、Nが1からNq=7までの整数とすると、P=Bの収束点を起点としたY=(N+1)(P−B)/Eの直線とY=(E−N・B)/Eの直線とにより、モアレ明最大値Ytとモアレ暗最大値Ybとを表す2本折れ線が構成できる。なお、図7はNq=7の例であるが、Nqが他の正の整数をとる場合も同様である。
図7に記載した各Pの位置における例1ないし例6として、モアレの発生状況をシミュレートしたグラフを図8ないし図13に示した。図8ないし図13の縦軸はモアレを特徴付ける白出力減衰比率Yとし、横軸は画素の配列順番を示す。
ここではモデル計算として受光面寸法E=150μm、fill factor=100%を仮定し、グリッド13の配列ピッチP、X線吸収領域寸法B、X線透過領域寸法P−Bに所定の数値を設定してシミュレートした。白出力比率Yの値は、入射X線に有効な受光面領域の寸法と受光面寸法Eの比率として計算する。なお、ここでの例示においてはfill factorは本質的では無いため、簡単化のため100%としている。
X線吸収されること無く理想的信号レベルが得られれば白出力減衰比率Y=100%であるが、グリッド13のX線吸収領域のため白出力減衰比率Y<100%に減衰することになる。さらに、グリッド13と受光面21の配列との位置関係により、白出力減衰比率Yの変動、所謂モアレが生じる。
図8は、X線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=170μmの例1を示し、図9はX線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=160μmの例2である。グリッド13の配列ピッチPの受光面寸法E=150μmからのずれ量に比例して白出力減衰比率Yの変動が増加することが、これらの図を比較することにより読み取ることができる。
図10、図11はP=Eを挟んで反対側の状態を例示したものである。図10はX線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=130μmの例3を示し、図11はX線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=140μmの例4である。すなわち、P=E=150μmではモアレは発生せず、X線吸収領域寸法B=20μmより、白出力減衰比率はY=(150−20)/150=86.7%の一定値となるが、グリッド13の配列ピッチPが150μm前後で受光面寸法Eと異なる値をとる場合には、例えば図示したような白出力減衰比率Yの振動が生じてモアレとなる。
前後にずれる量に比例して白出力減衰比率Yの振幅つまりモアレの振幅の幅が変わり、例2、例4のように10μmのずれでは、|(B/E){(P−E)/B}|=6.7%、例1、例3のように20μmのずれでは13.3%の変動が生じる。
グリッド13の配列ピッチPをP=Eのピンポイントで合わせることは困難であるが、{(P−E)/B}<1、また望むらくは{(P−E)/B}≦1/2の範囲に合わせることにより、モアレの影響を低減することが可能である。
同様に、図12はX線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=65μmの例5を示し、図13はX線吸収領域寸法B=20μm、グリッド13の配列ピッチP=70μmの例6である。これらの例でも前例同様に、グリッド13の配列ピッチPの受光面寸法Eの2分の1、E/2=75μmからのずれ量に比例して白出力減衰比率Yの変動が増加することが、これらの図を比較により読み取れる。
前例との違いは、グリッド13の配列ピッチP=E/2からのずれ量に比例して白出力減衰比率Yの振幅が変化することである。これは前述の図6の説明にあるように、Nを正の整数とすると、P=E/Nのピンポイントでモアレが消える極点が存在し、図12、図13はN=2の近傍の例を図示したものである。すなわち、P=E/2=75μmではモアレは発生せず、X線吸収領域寸法B=20μmより、白出力減衰比率はY=(150−2×20)/150=73.3%の一定値となるが、Pが75μmからずれると、例えば図示したような白出力減衰比率Yが変動してモアレとなる。
前後にずれる量に比例して白出力減衰比率Yの振幅つまりモアレの振幅の幅が変わり、例6のように5μmのずれでは、|(B/E){(P−E)/B}|=6.7%、例5のように10μmのずれでは13.3%の変動となる。
一般的にずれ量△Pに対するモアレの振幅△Yは、それぞれの極点P=E/Nの近傍でずれ量△Pに比例し、△Y=|(N/E)△P|で表すことができる。ここでNはそれぞれの極点を示す正の整数である。上記の例は、N=1、N=2のそれぞれの一例を示したものである。
この関係を利用すると、グリッド13の配列ピッチPをP=E/Nのピンポイントで合わせるという困難な加工をせずとも、所定のずれ量の範囲に収めることにより、より実用的なモアレ影響の低減を実現することが可能となる。
すなわち、少なくとも、(E−B)/N<P<(E+B)/Nの範囲にすれば、極点に近づくにつれて線形的にモアレ明暗最大値の変化振幅を削減することができる。例えば、このモアレ明暗最大値の変化振幅を1/2以下に抑制するためは、グリッド配列ピッチPを(E−B/2)/N≦P≦(E+B/2)/Nの範囲にすればよい。
結果として、従来のようにP=E/Nの極点をピンポイントで狙う困難さを伴うことなく、現実的かつ容易にモアレ改善策を与えることができる。特に、白出力減衰比率Yの値が1に近い、N=1、N=2の場合が実用上重要である。
N=1の場合、白出力減衰比率Yは1−B/Eの近傍で変動し、最大振幅はB/Eである。したがって、相対的な影響としては、最大B/(E−B)となる。このモアレ影響を圧縮するためには、少なくとも(E−B)<P<EまたはE<P<(E+B)、望むらくは(E−B/2)<P<EまたはE<P<(E+B/2)の範囲にすることにより、実用的かつ容易にモアレ影響を改善することができる。
N=2の場合、白出力減衰比率Yは1−2B/Eの近傍で変動し、最大振幅はB/Eである。したがって、相対的な影響としては、最大B/(E−2B)となる。この場合は、少なくとも(E−B)/2<P<EまたはE<P<(E+B)/2、望むらくは(E−B/2)/2<P<EまたはE<P<(E+B/2)/2の範囲にすることにより、実用的かつ容易にモアレを改善することができる。
11 放射線検出装置としてのX線検出装置
12 放射線検出パネルとしてのX線検出パネル
13 グリッド
17 光電変換素子
18 光検出器
19 蛍光体膜

Claims (5)

  1. 柱状結晶を成すシンチレータ材によって構成された蛍光体膜、および複数の光電変換素子を配列して構成された光検出器を有する放射線検出パネルと、
    前記蛍光体膜の放射線入射側に配置され、交互に配列される放射線吸収領域と放射線透過領域とを有し、その配列ピッチPが、前記放射線吸収領域寸法をB、前記光電変換素子の受光面寸法をE、正の整数をNとして、(E−B)/N<P<E/Nの条件、E/N<P<(E+B)/Nの条件のいずれか一方を満たすグリッドと
    を具備していることを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記グリッドの配列ピッチPは、(E−B/2)/N<P<E/Nの条件、E/N<P<(E+B/2)/Nの条件のいずれか一方を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線検出装置。
  3. 前記正の整数Nは、1または2である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の放射線検出装置。
  4. 前記グリッドの配列ピッチPは、前記蛍光体膜に対向する前記グリッドの面上で規定される
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の放射線検出装置。
  5. 前記グリッドの配列ピッチPは、前記蛍光体膜面上での前記グリッドの放射線投影像により規定される
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の放射線検出装置。
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