JPH0992650A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0992650A
JPH0992650A JP24908495A JP24908495A JPH0992650A JP H0992650 A JPH0992650 A JP H0992650A JP 24908495 A JP24908495 A JP 24908495A JP 24908495 A JP24908495 A JP 24908495A JP H0992650 A JPH0992650 A JP H0992650A
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JP
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layer
polycrystalline silicon
silicon layer
contact hole
insulating layer
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JP24908495A
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Masahiro Ishida
雅宏 石田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積
層構造からなる配線層と下層の導電層とのコンタクト部
における多結晶シリコン層の抵抗増大を抑制する。 【解決手段】 p型半導体基板1の主表面を覆うように
層間絶縁層8が形成される。層間絶縁層8にはコンタク
トホール9a,9bが形成される。このコンタクトホー
ル9a,9b内から層間絶縁層8上に延在するように多
結晶シリコン層10aが形成される。多結晶シリコン層
10a内には抵抗低減のための不純物が導入される。そ
して、コンタクトホール9a,9b上に位置する多結晶
シリコン層10aの表面には段差部13が存在し、この
段差部13内に埋込まれるように、不純物拡散防止機能
を有する絶縁層11が形成される。この絶縁層11と多
結晶シリコン層10aとを覆うように高融点金属シリサ
イド層10bが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、多結晶シリコン層と金属
シリサイド層との2層構造を有する配線層と導電層との
コンタクト部における配線層構造とその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の高集積化、高性能化
の要求に伴い、チップ面積がますます縮小化される傾向
にある。そのため、多層配線構造を用いて三次元的にデ
バイスを構築しなければならなくなってきている。
【0003】図38は、従来の多層配線構造を有する半
導体装置の一例を示す断面図である。図38を参照し
て、p型半導体基板1の主表面には、活性領域を規定す
るように選択的にフィールド酸化膜3が形成されてい
る。活性領域内に位置するp型半導体基板1の主表面に
はn型ウェル領域2が形成される。このn型ウェル領域
2の表面には、約0.5μm程度の拡散深さを有する1
対のp型不純物拡散層4,4が間隔を空けて形成されて
いる。
【0004】上記の1対のp型不純物拡散層4,4に挟
まれるn型ウェル領域2の表面上には、10nm程度の
厚みのシリコン酸化膜などからなるゲート酸化膜5が形
成される。このゲート酸化膜5上にはゲート電極6が形
成される。ゲート電極6は、この場合であれば、たとえ
ばリンなどのn型の不純物が導入され100nm程度の
厚みを有する多結晶シリコン層6aと、100nm程度
の厚みを有するタングステンシリサイドなどからなる高
融点金属シリサイド層6bとで構成される。
【0005】一方、フィールド酸化膜3上には第1の配
線層7が形成される。この第1の配線層7も、多結晶シ
リコン層7aと高融点金属シリサイド層7bとの積層構
造を有する。この第1の配線層7とゲート電極6とを覆
うようにシリコン酸化膜などからなり約100nm の厚みを
有する層間絶縁層8が形成される。この層間絶縁層8に
は、高融点金属シリサイド層7bの一部表面に達するコ
ンタクトホール9aと、p型不純物拡散層4の一部表面
に達するコンタクトホール9bとがそれぞれ形成されて
いる。このコンタクトホール9a,9b内から層間絶縁
層8の上面上に延在するように第2の配線層10が形成
される。この第2の配線層10も、多結晶シリコン層1
0aと高融点金属シリサイド層10bとの積層構造を有
する。なお、図示していないが、第2の配線層10上に
は層間絶縁層を介して、広域配線であるAl配線が形成
される。
【0006】次に、図39および図40を用いて、図3
8に示される従来の半導体装置の製造方法について説明
する。図39および図40は、図38に示される従来の
半導体装置の製造工程の第1工程と第2工程を示す断面
図である。
【0007】まず図39を参照して、p型半導体基板1
の主表面上にリソグラフィー技術によってn型ウェル領
域2の形成領域上に開口部を有するレジストパターン
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として用いてたとえばリンイオンなどのn型の不純物イ
オンをp型半導体基板1の主表面に注入する。そして、
レジストパターンを除去した後アニールを行ない上記の
イオンを拡散することによりn型ウェル領域2を形成す
る。次に、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)
法を用いてフィールド酸化膜3を形成する。
【0008】次に、p型半導体基板1の主表面を酸化す
ることによりゲート酸化膜5を形成する。その後、CV
D(Chemical Vapor Deposition )法などを用いて、た
とえばリンが導入された多結晶シリコン層6a,7aと
高融点金属シリサイド層6b,7bとを順次堆積する。
【0009】そして、リソグラフィー技術を用いて、ゲ
ート電極6および第1の配線層7の形成領域上にレジス
トパターン(図示せず)を形成し、このレジストパター
ンをマスクとして用いて多結晶シリコン層6a,7aと
高融点金属シリサイド層6b,7bとに異方性エッチン
グ処理を施す。それにより、第1の配線層7とゲート電
極6とがそれぞれ形成される。次に、p型不純物拡散層
4の形成領域上に開口部を有するレジストパターン(図
示せず)をリソグラフィー技術により形成し、このレジ
ストパターンをマスクとして用いてたとえばボロンイオ
ンなどのp型のイオンをn型ウェル領域2の表面に注入
する。それにより、ソース/ドレイン領域となる1対の
p型不純物拡散層4,4が形成される。
【0010】次に、図40を参照して、CVD法などを
用いてゲート電極6と第1の配線層7とを覆うようにシ
リコン酸化膜などからなる層間絶縁層8を形成する。そ
して、この層間絶縁層8上に、リソグラフィー技術を用
いて、コンタクトホール9a,9bの形成領域上に開口
部を有するレジストパターン12aを形成する。このレ
ジストパターン12aをマスクとして用いて、層間絶縁
層8に異方性エッチング処理を施す。それにより、第1
の配線層7の表面に達するコンタクトホール9aと、p
型不純物拡散層4の表面に達するコンタクトホール9b
とがそれぞれ形成される。その後、レジストパターン1
2aを除去する。
【0011】次に、図38を参照して、CVD法あるい
はスパッタリング法などを用いて、リンなどのn型不純
物が導入された多結晶シリコン層10aを堆積し、この
多結晶シリコン層10a上にCVD法あるいはスパッタ
リング法などを用いて高融点金属シリサイド層10bを
堆積する。次に、高融点金属シリサイド層10b上に、
リソグラフィー技術を用いて、第2の配線層10の配線
パターン形状にパターニングされたレジストパターン
(図示せず)を形成する。このレジストパターンをマス
クとして用いて、高融点金属シリサイド層10bと多結
晶シリコン層10aとを順次エッチングする。それによ
り、第2の配線層10が形成される。
【0012】それ以降は、CVD法などを用いて全面に
層間絶縁層(図示せず)を堆積し、所望の領域に異方性
エッチングによりコンタクトホール(図示せず)を形成
する。そして、このコンタクトホール内と層間絶縁層上
に、広域配線であるAl配線(図示せず)が形成される
ことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
半導体装置においては、ますます微細化が進みチップ面
積が縮小されてきている。そのため、コンタクトホール
9a,9bの径も縮小されてきている。そのため、コン
タクトホール9a内における第1の配線層7と第2の配
線層10との接触面積や、コンタクトホール9b内での
p型不純物拡散層4と第2の配線層10との接触面積が
小さくなる。それにより、コンタクト抵抗が増大する傾
向にある。
【0014】そのことに加え、上述の構造を有する従来
の半導体装置においては、最終工程までの熱履歴によ
り、堆積時にはアモルファス状態であった高融点金属シ
リサイド層10b,7bによって多結晶シリコン層10
a内に導入された不純物が吸い上げられてしまう。より
具体的には、コンタクトホール9a内においては、多結
晶シリコン層10aの上下に位置する高融点金属シリサ
イド層7bと高融点金属シリサイド層10bとの双方に
より多結晶シリコン層10a内の不純物が吸収され、コ
ンタクトホール9b内においては上層にある高融点金属
シリサイド層10bによって多結晶シリコン層10a内
の不純物が吸い上げられることになる。
【0015】そのため、多結晶シリコン層10a内の不
純物濃度が著しく低下し、コンタクトホール9a,9b
内における多結晶シリコン層10aの抵抗が著しく増大
する。その結果、半導体装置における電気的接続性が劣
化し、半導体装置としての性能が低下するという問題が
あった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものである。この発明の目的は、コンタク
ト抵抗の増大を効果的に抑制することにより電気的接続
性を向上させ、高性能な半導体装置を製造することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、1つの局面では、導電層と、層間絶縁層と、多結
晶シリコン層と、バリア層と、金属シリサイド層とを備
える。層間絶縁層は、導電層上に形成され、導電層の一
部表面を露出させるコンタクトホールを有する。多結晶
シリコン層は、コンタクトホール内から層間絶縁層上に
延在するように形成され、内部に抵抗低減のための不純
物が導入され、コンタクトホール上において表面に段差
部を有する。バリア層は、段差部内に埋込まれるように
多結晶シリコン層の表面上に選択的に形成されることに
より多結晶シリコン層の表面を平坦化し、多結晶シリコ
ン層内に導入された前記不純物の拡散防止機能を有す
る。金属シリサイド層は、バリア層を覆うように多結晶
シリコン層上に形成される。
【0018】上述のように、この発明に係る半導体装置
の1つの局面では、コンタクトホール上における多結晶
シリコン層表面の段差部にバリア層が埋込まれる。それ
により、半導体装置に施される熱処理によって金属シリ
サイド層が再結晶化することにより、多結晶シリコン層
と導電層とのコンタクト部において、多結晶シリコン層
中に導入された不純物が金属シリサイド層に吸い上げら
れるのを防止することが可能となる。それにより、上記
のコンタクト部における多結晶シリコン層中の不純物濃
度の低下を効果的に抑制でき、コンタクト部における多
結晶シリコン層の抵抗の増大を効果的に抑制することが
可能となる。また、バリア層が多結晶シリコン層の段差
部に埋込まれることにより、上記のコンタクト部におけ
る多結晶シリコン層の表面を平坦化することが可能とな
る。それにより、コンタクト部上における金属シリサイ
ド層の断線や薄膜化なども効果的に抑制することが可能
となり、高性能かつ高信頼性の半導体装置が得られる。
【0019】この発明に係る半導体装置は、他の局面で
は、導電層と、層間絶縁層と、多結晶シリコン層と、バ
リア層と、金属シリサイド層とを備える。層間絶縁層
は、導電層上に形成され、この導電層の一部表面を露出
させるコンタクトホールを有する。多結晶シリコン層
は、コンタクトホール内から層間絶縁層上に延在するよ
うに形成され、内部に抵抗低減のための不純物が導入さ
れる。バリア層は、コンタクトホール上に位置する多結
晶シリコン層の表面を選択的に変質させることにより形
成され、多結晶シリコン層の厚みの半分以下の厚みを有
し、多結晶シリコン層内に導入された不純物の拡散防止
機能を有する。金属シリサイド層は、バリア層を覆うよ
うに多結晶シリコン層上に形成される。
【0020】上述のように、他の局面では、バリア層
は、多結晶シリコン層の表面を選択的に変質させること
により形成される。このバリア層を有することにより、
上記の1つの局面の場合と同様に、導電層と多結晶シリ
コン層とのコンタクト部における多結晶シリコン層中の
不純物濃度の低下を効果的に阻止することが可能とな
る。また、バリア層は多結晶シリコン層の表面を変質さ
せることにより形成されるので、バリア層が多結晶シリ
コン層から剥がれる心配はほとんどない。それにより、
確実に多結晶シリコン層中の不純物濃度の低下を抑制で
きる。また、バリア層は、不純物拡散防止機能を効果的
に発揮し得る厚みでかつ多結晶シリコン層の厚みの半分
以下の厚みを有することが好ましい。このようにバリア
層の厚みを調整することにより、上述の効果が得られる
とともに、コンタクト部において、多結晶シリコン層を
介して金属シリサイド層と導電層とを確実に電気的に接
続することが可能となる。
【0021】この発明に係る半導体装置は、さらに他の
局面では、導電層と、層間絶縁層と、多結晶シリコン層
と、バリア層と、金属シリサイド層とを備える。層間絶
縁層は、導電層上に形成され、導電層の一部表面を露出
させるコンタクトホールを有する。多結晶シリコン層
は、コンタクトホール内から層間絶縁層上に延在するよ
うに形成され、内部に抵抗低減のための不純物が導入さ
れる。凹部は、コンタクトホール上に位置する多結晶シ
リコン層の表面に形成される。バリア層は、凹部内に埋
込まれ、多結晶シリコン層内に導入された不純物の拡散
防止機能を有する。金属シリサイド層は、バリア層を覆
うように多結晶シリコン層上に形成される。
【0022】上述のように、さらに他の局面では、多結
晶シリコン層の表面に凹部が形成され、バリア層がその
凹部内に埋込まれる。バリア層を有することにより、上
述の1つの局面や他の局面の場合と同様に、導電層と多
結晶シリコン層とのコンタクト部における多結晶シリコ
ン層中の不純物濃度を低下を効果的に阻止することが可
能となる。また、バリア層は、凹部内に埋込まれるの
で、このバリア層の形成によって多結晶シリコン層の表
面の段差が拡大されることはない。また、多結晶シリコ
ン層の表面上に新たにバリア層を形成する場合に比べ、
バリア層の剥がれの可能性を格段に低減することが可能
となる。それにより、確実に、コンタクト部における多
結晶シリコン層中の不純物濃度の低下を抑制することが
可能となる。
【0023】この発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、1つの局面では、まず導電層を覆うように層間絶
縁層を形成する。そして、導電層の一部表面を露出する
ように層間絶縁層にコンタクトホールを形成する。この
コンタクトホール内と層間絶縁層上に、抵抗低減のため
の不純物の導入された多結晶シリコン層を形成する。多
結晶シリコン層を覆うように、多結晶シリコン内に導入
された不純物の拡散防止機能を有するバリア層を堆積す
る。そして、このバリア層にその上面から厚みを減じる
処理を施すことにより、多結晶シリコン層の表面を選択
的に露出させるとともにバリア層をコンタクトホール上
における多結晶シリコン層の表面の段差部に埋込むこと
によって多結晶シリコン層の表面を平坦化する。そし
て、バリア層を覆うように多結晶シリコン層上に金属シ
リサイド層を形成する。
【0024】上述のように、この発明に係る半導体装置
の製造方法の1つの局面では、多結晶シリコン層を覆う
ようにバリア層を堆積した後に、バリア層にその上面か
ら厚みを減じる処理を施している。厚みを減じる処理と
しては、CMP(Chemical Mechanical Polishing )法
や全面エッチバック法などを挙げることができる。ま
た、通常コンタクトホール内から層間絶縁層上に多結晶
シリコン層を形成した場合には、コンタクトホール上に
おける多結晶シリコン層の表面に段差部が形成される。
このような多結晶シリコン層上にバリア層を堆積し、上
記のようにバリア層の上面からその厚みを減じることに
より、多結晶シリコン層の表面を選択的に露出させると
ともにコンタクトホール上における多結晶シリコン層の
表面の段差部に選択的にバリア層を埋込むことが可能と
なる。その結果、コンタクトホール上にバリア層を形成
することが可能となるとともに、バリア層の存在により
コンタクトホール上において多結晶シリコン層の表面を
平坦化することも可能となる。
【0025】この発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、他の局面では、まず導電層を覆うように層間絶縁
層を形成する。この導電層の一部表面を露出するように
層間絶縁層にコンタクトホールを形成する。コンタクト
ホール内と層間絶縁層上に、抵抗低減のための不純物の
導入された多結晶シリコン層を形成する。そして、多結
晶シリコン層の表面に選択的に、シリコンと反応して不
純物の拡散防止機能を有する層を形成する元素のイオン
を注入する。それにより、コンタクトホール上に位置す
る多結晶シリコン層の表面をバリア層に変質させる。そ
して、バリア層を覆うように多結晶シリコン層上に金属
シリサイド層を形成する。
【0026】上述のように、この発明に係る半導体装置
の製造方法の他の局面では、多結晶シリコン層の表面に
選択的に、シリコンと反応して不純物の拡散防止機能を
有する層を形成する元素のイオンを注入している。それ
により、コンタクトホール上に位置する多結晶シリコン
層の表面を選択的にバリア層に変質させることが可能と
なる。上記の元素としては、具体的には、酸素イオンや
窒素イオンなどを挙げることができる。上記のように、
多結晶シリコン層の表面を選択的に変質させてバリア層
を形成することにより、導電層と多結晶シリコン層との
コンタクト部において上層の金属シリサイド層によって
多結晶シリコン層から不純物が吸収されるのを効果的に
阻止することが可能となるとともに、バリア層の剥がれ
をも効果的に阻止することが可能となる。
【0027】この発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、さらに他の局面では、まず、導電層を覆うように
層間絶縁層を形成し、導電層の一部表面を露出するよう
に層間絶縁層にコンタクトホールを形成する。そして、
コンタクトホール内と層間絶縁層上に、抵抗低減のため
の不純物の導入された多結晶シリコン層を形成する。多
結晶シリコン層上に選択的にマスク層を形成することに
より、コンタクトホール上に位置する多結晶シリコン層
の表面を選択的に露出させる。露出した多結晶シリコン
層の表面とマスク層とを覆うように不純物の拡散防止機
能を有するバリア層を堆積する。マスク層を除去するこ
とにより、コンタクトホール上に位置する多結晶シリコ
ン層の表面上にのみ選択的にバリア層を残余させる。こ
のバリア層を覆うように多結晶シリコン層上に金属シリ
サイド層を形成する。
【0028】上述のようにこの発明に係る半導体装置の
製造方法のさらに他の局面では、多結晶シリコン層上に
選択的にマスク層を形成し、多結晶シリコン層とマスク
層とを覆うようにバリア層を形成し、マスク層を除去し
ている。それにより、マスク層上に形成されたバリア層
がマスク層とともに除去され、多結晶シリコン層の表面
上に選択的にバリア層を残余させることが可能となる。
ここで、コンタクトホール上における多結晶シリコン層
の表面を露出させるようにマスク層を形成することによ
り、コンタクトホール上における多結晶シリコン層の表
面にバリア層を選択的に残余させることが可能となる。
それにより、導電層と多結晶シリコン層のコンタクト部
における多結晶シリコン層中の不純物濃度の低下を効果
的に阻止することが可能となる。
【0029】この発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、さらに他の局面では、まず導電層を覆うように層
間絶縁層を形成し、導電層の一部表面を露出するように
層間絶縁層にコンタクトホールを形成する。コンタクト
ホール内と層間絶縁層上に、抵抗低減のための不純物の
導入された多結晶シリコン層を形成する。この多結晶シ
リコン層を覆うように第1の絶縁層を形成する。第1の
絶縁層を選択的にエッチングすることにより、コンタク
トホール上に位置する多結晶シリコン層の表面を露出さ
せる。露出した多結晶シリコン層の表面上に、第1の絶
縁層と異なる材質でかつ不純物の拡散防止機能を有する
第2の絶縁層を形成する。第2の絶縁層をマスクとして
用いて第1の絶縁層をエッチングすることにより多結晶
シリコン層の表面を選択的に露出させる。第2の絶縁層
を覆うように多結晶シリコン層上に金属シリサイド層を
形成する。
【0030】上述のように、この発明に係る半導体装置
の製造方法のさらに他の局面では、多結晶シリコン層を
覆うように第1絶縁層を形成し、この第1の絶縁層を選
択的にエッチングすることによりコンタクトホール上に
位置する多結晶シリコン層の表面を露出させ、露出した
多結晶シリコン層の表面上に第1の絶縁層と異なる材質
でかつ不純物の拡散防止機能を有する第2の絶縁層を形
成している。そして、この第2の絶縁層をマスクとして
用いて第1の絶縁層をエッチングすることにより多結晶
シリコン層の表面を選択的に露出させている。それによ
り、コンタクトホール上に位置する多結晶シリコン層の
表面上に、第2の絶縁層を選択的に残余させることが可
能となる。この第2の絶縁層は不純物の拡散防止機能を
有するため、導電層と多結晶シリコン層とのコンタクト
部における多結晶シリコン中の不純物の濃度の低下を効
果的に阻止することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図37を用いて、こ
の発明の実施の形態について説明する。
【0032】(実施の形態1)まず、図1〜図11を用
いて、この発明の実施の形態1とその変形例とについて
説明する。
【0033】図1は、この発明の実施の形態1における
半導体装置を示す断面図である。図1を参照して、図3
8に示される従来の半導体装置と異なるのは、絶縁層1
1(バリア層)が形成されているか否かである。それ以
外の構造に関しては、図38に示される半導体装置と同
様である。
【0034】以下、上記の絶縁層11について詳しく説
明することとする。この絶縁層11は、多結晶シリコン
層10a内に導入される抵抗低減のための不純物の拡散
防止機能を有し、たとえば、酸化膜,窒化膜あるいはそ
れらの化合物などにより構成される。このような絶縁層
11を有することにより、多結晶シリコン層10aとそ
の下層の導電層(第1の配線層7あるいはp型不純物拡
散層4)とのコンタクト部における多結晶シリコン層1
0a内の不純物濃度の低減を効果的に抑制することが可
能となる。より詳しくは、多結晶シリコン層10aと上
記の導電層とのコンタクト部上において、多結晶シリコ
ン層10aと高融点金属シリサイド層10bとの間に絶
縁層11を介在させることにより、高融点金属シリサイ
ド層10bの再結晶化によって多結晶シリコン層10a
から不純物が吸収されるのを効果的に抑制することが可
能となる。それにより、多結晶シリコン層10aと上記
の導電層とのコンタクト部における多結晶シリコン層1
0aの抵抗の上昇を効果的に抑制することが可能とな
る。その結果、電気的接続性が良好となり、高性能な半
導体装置が得られることなる。
【0035】また、絶縁層11は、図1に示されるよう
に、ほぼ平坦な上面を有している。このような絶縁層1
1を形成することにより、多結晶シリコン層10aの表
面を実質的に平坦化することが可能となる。それによ
り、多結晶シリコン層10aと上記の導電層とのコンタ
クト部上において、高融点金属シリサイド層10bが断
線したり薄膜化されることを効果的に阻止することが可
能となる。それにより、上記の効果に加え、さらに半導
体装置の信頼性をも高めることが可能となる。
【0036】次に、図2〜図7を用いて、上記の半導体
装置の製造方法について説明する。図2〜図7は、図1
に示される半導体装置の製造工程の第1工程〜第6工程
を示す断面図である。
【0037】図2を参照して、従来例と同様の方法で、
p型半導体基板1の主表面にフィールド酸化膜3とn型
ウェル領域2とを形成し、n型ウェル領域2の表面上に
p型不純物拡散層4,ゲート酸化膜5およびゲート電極
6を形成し、フィールド酸化膜3上に第1の配線層7を
形成する。次に、CVD法などを用いてゲート電極6と
第1の配線層7とを覆うように約100nm程度の厚み
の酸化膜などからなる層間絶縁層8を堆積する。
【0038】そして、図3に示されるように、リソグラ
フィー技術を用いて、層間絶縁層8上に所定形状にパタ
ーニングされたレジストパターン12aを形成する。そ
して、このレジストパターン12aをマスクとして用い
て、層間絶縁層8に異方性エッチング処理を施す。それ
により、図3に示されるように、第1の配線7に達する
コンタクトホール9aと、p型不純物拡散層4の表面に
達するコンタクトホール9bとをそれぞれ形成する。
【0039】次に、上記のレジストパターン12aを除
去した後、CVD法などを用いて、リンなどのn型の不
純物が導入された多結晶シリコン層10aを形成する。
このとき、コンタクトホール9a,9b上に位置する多
結晶シリコン層10aの表面には、図4に示されるよう
に、段差部13が形成される。
【0040】次に、図5を参照して、多結晶シリコン層
10aを覆うように絶縁層11を形成する。この絶縁層
11は、CVD法などを用いて形成してもよい。また、
上記の段差部13がこの絶縁層11によって充填される
ように比較的厚めにこの絶縁層11は形成されることが
好ましい。
【0041】次に、上記のようにして形成された絶縁層
11の上面に、全面エッチバック処理あるいはCMP
(Chemical Mechanical Polishing )処理を施す。それ
により、図6に示されるように、多結晶シリコン層10
aの表面を選択的に露出させるとともに、自己整合的に
コンタクトホール9a,9b上に位置する段差部13に
絶縁層11を埋込む。その結果、多結晶シリコン層10
aの表面はこの絶縁層11によって平坦化されることと
なる。
【0042】次に、図7を参照して、上記の絶縁層11
と多結晶シリコン層10aとを覆うように、CVD法あ
るいはスパッタリング法などによって高融点金属シリサ
イド層10bを形成する。このとき、絶縁層11がコン
タクトホール9a,9b上に形成されているので、コン
タクトホール9a,9b上において高融点金属シリサイ
ド層10bが断線したり薄膜化されることを効果的に阻
止することが可能となる。それにより、半導体装置の高
性能化および高信頼性化を実現することが可能となる。
【0043】なお、高融点金属シリサイド層10bとし
ては、約100nm程度の厚みを有するタングステンシ
リサイド層などを挙げることができる。上記の高融点金
属シリサイド層10bと多結晶シリコン層10aとによ
って第2の配線層10が形成されることになる。次に、
リソグラフィー技術を用いて所定形状のレジストパター
ン(図示せず)を高融点金属シリサイド層10b上に形
成し、このレジストパターンをマスクとして用いて第2
の配線層10を所定形状にパターニングする。以上の工
程を経て図1に示される半導体装置が形成されることと
なる。
【0044】〈変形例〉次に、図8〜図11を用いて、
上記の実施の形態1の変形例について説明する。図8
は、実施の形態1の変形例における半導体装置を示す断
面図である。
【0045】図8を参照して、本変形例においては、上
記の絶縁層11の代わりにバリアメタルである窒化チタ
ン層(バリア層)14が形成されている。それ以外の構
造に関しては図1に示される実施の形態1における半導
体装置と同様である。本変形例の場合も、上記の実施の
形態1の場合と同様の効果が期待できる。なお、多結晶
シリコン層10a内に導入される抵抗低減のための不純
物の拡散防止機能を有する材質であれば、上記の窒化チ
タン層14以外の材質も使用可能である。
【0046】次に、図9〜図11を用いて、本変形例の
製造方法について説明する。図9〜図11は、本変形例
における半導体装置の製造工程の特徴的な第1〜第3工
程を示す断面図である。
【0047】図9を参照して、上記の実施の形態1の場
合と同様の工程を経て多結晶シリコン層10aまでを形
成する。次に、CVD法あるいはスパッタリング法など
を用いて、段差部13内に埋込まれるように窒化チタン
層14を形成する。
【0048】次に、上記の窒化チタン層14に、全面エ
ッチバック処理あるいはCMP処理を施す。それによ
り、図10に示されるように段差部13内に埋込まれる
ようにほぼ平坦な上面を有する窒化チタン層14を形成
する。そして、この窒化チタン層14と多結晶シリコン
層10aとを覆うように、CVD法あるいはスパッタリ
ング法などを用いて、図11に示されるように、高融点
金属シリサイド層10bを形成する。それ以降は上記の
実施の形態1の場合と同様の工程を経て図8に示される
半導体装置が形成されることになる。
【0049】(実施の形態2)次に、図12〜図18を
用いてこの発明の実施の形態2について説明する。図1
2は、この発明の実施の形態2における半導体装置を示
す断面図である。
【0050】図12を参照して、本実施例においては、
コンタクトホール9a,9b上に位置する多結晶シリコ
ン層10aの表面が、絶縁層11aに変質されている。
この絶縁層11aの材質としては、実施の形態1におけ
る絶縁層11と同様のものを挙げることができる。この
ような絶縁層11aを有することにより、コンタクト部
における多結晶シリコン層10aの抵抗の上昇を効果的
に抑制することが可能となる。
【0051】また、絶縁層11aは、多結晶シリコン層
10aの表面が選択的に変質することにより形成される
ので、剥がれの心配がほとんどないといえる。そのた
め、上記の実施の形態1の場合のように多結晶シリコン
層10a上に新たに絶縁層11を形成する場合に比べて
剥がれの可能性が極めて低くなり、より確実にコンタク
ト部における多結晶シリコン層10aの抵抗の上昇を抑
制することが可能となる。
【0052】また、絶縁層11aの厚みt1は多結晶シ
リコン層10aに導入される不純物の拡散防止機能を有
する厚み以上であり、かつ多結晶シリコン層10aの厚
みt2の半分以下程度であることが好ましい。それによ
り、絶縁層11aによって、高融点金属シリサイド層1
0aと、第1の配線層7あるいはp型不純物拡散層4と
が電気的に絶縁分離されることを阻止することが可能と
なる。
【0053】次に、図13〜図14を用いて、上記実施
の形態2における半導体装置の製造方法について説明す
る。図13〜図14は、実施の形態2における半導体装
置の製造工程の第1工程〜第2工程を示す断面図であ
る。
【0054】まず図13を参照して、上記の実施の形態
1の場合と同様の工程を経て多結晶シリコン層10aま
でを形成する。そして、この多結晶シリコン層10a上
に、CVD法あるいはスパッタリング法などを用いて、
高融点金属シリサイド層10bを堆積する。
【0055】次に、図14を参照して、高融点金属シリ
サイド層10b上に、コンタクトホール9a,9b上に
位置する部分に開口部を有するレジストパターン12b
を形成する。このレジストパターン12bは、リソグラ
フィー技術によって形成されるものであるが、露光の際
に、コンタクトホール9a,9bの形成の際に使用した
フォトマスクと同一のフォトマスクを用いることが可能
となる。それにより、ほぼ正確にコンタクトホール9
a,9b上に開口部を有するレジストパターン12bが
形成され得る。このようなレジストパターン12bをマ
スクとして用いて、酸素イオンあるいは窒素イオンなど
を多結晶シリコン層10aの表面に注入する。これは、
イオン注入エネルギを適切に調整することによりなされ
得るものである。この注入により、図12に示されるよ
うに、絶縁層11aが多結晶シリコン層10aの表面に
形成されることになる。
【0056】その後、レジストパターン12bを除去
し、上記の実施の形態1の場合と同様の工程を経て図1
2に示される半導体装置が形成されることになる。
【0057】次に、図15および図16を用いて、上記
の実施の形態2の製造方法の変形例について説明する。
図15および図16は、実施の形態2の製造方法の変形
例における特徴的な第1工程と第2工程を示す断面図で
ある。
【0058】図15を参照して、上記の実施の形態2の
場合と同様の工程を経て多結晶シリコン層10aまでを
形成する。そして、この多結晶シリコン層10a上に、
上記の実施の形態2の場合と同様の方法でレジストパタ
ーン12bを形成する。そして、このレジストパターン
12bをマスクとして用いて、酸素イオンあるいは窒素
イオンを多結晶シリコン層10aの表面に注入する。
【0059】それにより、図16に示されるように、多
結晶シリコン層10aの表面に選択的に絶縁層11aが
形成される。そして、CVD法あるいはスパッタリング
法などを用いて、多結晶シリコン層10a上に高融点金
属シリサイド層10bを形成する。その結果、図16に
示されるように、高融点金属シリサイド層10bと多結
晶シリコン層10aとの間に選択的に絶縁層11aが形
成されることになる。
【0060】なお、図15に示される場合には、酸素イ
オンや窒素イオンの注入エネルギを、図14に示される
場合と比べて小さく設定することが可能となるという利
点がある。しかしながら、形成された絶縁層11a内に
異物が紛れ込む可能性が比較的高くなる。それに対し、
図14に示される方法では、そのような異物が絶縁層1
1a内紛れ込む可能性は格段に低くなる。
【0061】〈変形例〉次に図17および図18を用い
て、上記の実施の形態2の変形例について説明する。図
17は、実施の形態2の変形例における半導体装置を示
す断面図である。
【0062】図17を参照して、本変形例においては、
多結晶シリコン層10aの表面に選択的に窒化チタン層
14aとチタンシリサイド層15とが形成されている。
それ以外の構造に関しては上記の実施の形態2とほぼ同
様である。
【0063】上記の窒化チタン層14a直下にはチタン
シリサイド層15が形成される。このチタンシリサイド
層15は低抵抗であるため、このチタンシリサイド層1
5を有することにより、コンタクト部における多結晶シ
リコン層10aの抵抗は低減される。また、窒化チタン
層14aは、バリアメタルであるので、上記の絶縁層1
1aと同様の不純物拡散防止機能を有する。それによ
り、上述の実施の形態1における絶縁層11の場合と同
様に、コンタクト部における多結晶シリコン層10aの
抵抗の上昇を効果的に抑制することが可能となる。ま
た、本変形例の場合も、多結晶シリコン層10aの表面
が選択的に変質されることにより窒化チタン層14aと
チタンシリサイド層15とが形成されている。そのた
め、上記の実施の形態2の場合と同様に、剥がれの心配
はほとんどない。
【0064】次に、図18を用いて、本変形例における
半導体装置の製造方法について説明する。図18は、本
変形例における半導体装置の特徴的な製造工程を示す断
面図である。図18を参照して、上記の実施の形態2の
製造方法の場合と同様の工程を経てレジストパターン1
2bまでを形成する。そして、このレジストパターン1
2bをマスクとして用いて、多結晶シリコン層10aの
表面にチタンイオンと窒素イオンとを注入する。それに
より、図17に示されるようなチタンシリサイド層15
と窒化チタン層14aとの積層構造が形成される。その
後は、上記の実施の形態2の場合と同様の工程を経て図
17に示される半導体装置が形成されることになる。な
お、レジストパターン12bは、図15に示される場合
のように、高融点金属シリサイド層10bの形成前に形
成されてもよい。
【0065】(実施の形態3)次に、図19および図2
0を用いて、本発明の実施の形態3について説明する。
図19は、本発明の実施の形態3における半導体装置を
示す断面図である。
【0066】図19を参照して、この実施の形態3にお
ける半導体装置では、コンタクトホール9a,9bの上
に位置する多結晶シリコン層10aの表面上に窒化チタ
ン層14が形成されている。それ以外の構造に関しては
従来の半導体装置と同様である。このように、窒化チタ
ン層14をコンタクトホール9a,9b上にのみ選択的
に形成することにより、前述の実施の形態1の場合と同
様に、コンタクト部における多結晶シリコン層10aの
抵抗の上昇を効果的に抑制することが可能となる。
【0067】次に、図20を用いて、図19に示される
半導体装置の製造方法について説明する。図20は、こ
の実施の形態3における半導体装置の特徴的な製造工程
を示す断面図である。
【0068】図20を参照して、前述の実施の形態2の
製造方法の変形例(図15参照)の場合と同様の工程を
経てレジストパターン12bまでを形成する。そして、
CVD法あるいはスパッタリング法などを用いてレジス
トパターン12bと多結晶シリコン層10aとを覆うよ
うに窒化チタン層14を堆積する。次に、レジストパタ
ーン12bを除去する。それにより、レジストパターン
12b表面上に形成された窒化チタン層14も同時に除
去される。
【0069】その結果、図19に示されるように、コン
タクトホール9a,9bの上にのみ選択的に窒化チタン
層14を残余させることが可能となる。その後は、実施
の形態1の場合と同様の工程を経て図19に示される半
導体装置が形成されることになる。
【0070】(実施の形態4)次に、図21および図2
2を用いて、この発明の実施の形態4について説明す
る。図21は、この発明の実施の形態4における半導体
装置を示す断面図である。
【0071】図21を参照して、本実施の形態4におい
ては、多結晶シリコン層10aの表面にチタンシリサイ
ド層15が形成され、このチタンシリサイド層15上に
窒化チタン層14が形成されている。それにより、上記
の実施の形態3の場合と同様の効果が得られることに加
えて、実施の形態3の場合よりもコンタクト部における
多結晶シリコン層10aの抵抗を低減することが可能と
なる。それは、窒化チタン層14下に低抵抗材料である
チタンシリサイド層15が形成されているからである。
上記の構造以外の構造に関しては、実施の形態3におけ
る半導体装置と同様である。
【0072】次に、図22を用いて、図21に示される
実施の形態4における半導体装置の製造方法について説
明する。図22は、この実施の形態4における半導体装
置の特徴的な製造工程を示す断面図である。
【0073】図22を参照して、上記の実施の形態3の
場合と同様の工程を経てレジストパターン12bまでを
形成する。そして、レジストパターン12bと多結晶シ
リコン層10aとを覆うように、スパッタリング法やC
VD法などを用いてチタン層17を形成する。このチタ
ン層17上に、スパッタリング法あるいはCVD法など
を用いて、窒化チタン層14を形成する。その後、上記
の実施の形態3の場合と同様に、レジストパターン12
bを除去する。それにより、図21に示されるように、
チタンシリサイド層15と窒化チタン層14を形成する
ことが可能となる。
【0074】(実施の形態5)次に、図23〜図27を
用いて、この発明の実施の形態5とその変形例について
説明する。図23は、この発明の実施の形態5における
半導体装置を示す断面図である。
【0075】図23を参照して、本実施の形態5におい
ては、コンタクトホール9a,9b上に位置する多結晶
シリコン層10aの表面に凹部16が形成され、この凹
部16内に窒化チタン層14が埋込まれている。それ以
外の構造に関しては従来例と同様である。なお、窒化チ
タン層14の代わりに前述の絶縁層11を凹部16内に
埋込んでもよい。
【0076】上述のように、窒化チタン層14を形成す
ることにより、コンタクト部における多結晶シリコン層
10aの抵抗の上昇を効果的に抑制することが可能な
る。また、凹部16内に窒化チタン層14を埋込むこと
により、窒化チタン層14の剥がれの可能性を低減する
ことも可能となる。
【0077】次に、図24と図25とを用いて、図23
に示される本実施の形態5における半導体装置の製造方
法について説明する。図24および図25は、本実施の
形態5における半導体装置の特徴的な製造工程の第1工
程と第2工程とを示す断面図である。
【0078】図24を参照して、前述の実施の形態3の
場合と同様の工程を経てレジストパターン12bまでを
形成する。そして、レジストパターン12bをマスクと
して用いて、多結晶シリコン層10aの表面を選択的に
エッチングする。それにより、凹部16を形成する。
【0079】次に、図25を参照して、上記の凹部16
の表面上とレジストパターン12b上とに、スパッタリ
ング法やCVD法などを用いて、窒化チタン層14を形
成する。そして、レジストパターン12bを除去するこ
とにより、図23に示されるように、凹部16内に窒化
チタン層14を埋込むことが可能となる。それ以降は、
前述の実施の形態1の場合と同様の工程を経て図23に
示される半導体装置が形成されることになる。
【0080】〈変形例〉次に、図26および図27を用
いて、上記の実施の形態5の変形例について説明する。
図26は、上記の実施の形態5の変形例における半導体
装置を示す断面図である。
【0081】図26を参照して、本変形例では、凹部1
6内にチタンシリサイド層15が形成され、このチタン
シリサイド層15上に窒化チタン層14が形成されてい
る。それ以外の構造に関しては図23に示される上記の
実施の形態5における半導体装置と同様である。本変形
例のように、チタンシリサイド層15を有することによ
り、上記の実施の形態5で述べた作用効果に加えて、コ
ンタクト部における多結晶シリコン層10aの抵抗値を
さらに低減することが可能となる。
【0082】次に、図27を用いて、本変形例における
半導体装置の製造方法について説明する。図27を参照
して、上記の実施の形態5の場合と同様の工程を経てレ
ジストパターン12bまでを形成する。そして、レジス
トパターン12bと凹部16とを覆うように、CVD法
あるいはスパッタリング法などを用いて、チタン層17
を形成する。そして、このチタン層17上に、CVD法
あるいはスパッタリング法などを用いて、窒化チタン層
14を形成する。その後、レジストパターン12bを除
去する。
【0083】それにより、図26に示されるように、凹
部16内にチタンシリサイド層15と窒化チタン層14
との積層構造を形成することが可能となる。それ以降
は、前述の実施の形態1の場合と同様の工程を経て図2
6に示される半導体装置が形成されることになる。
【0084】(実施の形態6)次に、図28〜図37を
用いて本発明の実施の形態6とその変形例について説明
する。図28は、本発明の実施の形態6における半導体
装置を示す断面図である。
【0085】図28を参照して、本実施の形態6では、
コンタクトホール9a,9b上に位置する多結晶シリコ
ン層10aの表面上に酸化膜11bが選択的に形成され
ている。この酸化膜11bが熱酸化により形成された場
合には、多結晶シリコン層10aの表面内にその底部が
入り込むように酸化膜11bは形成される。また、酸化
膜11bがCVD法などによって堆積された場合には、
この酸化膜11bは多結晶シリコン層10aの表面上に
形成されることになる。このような酸化膜11bを有す
ることにより、前述の各実施の形態の場合と同様に、コ
ンタクト部における多結晶シリコン層10aの抵抗の上
昇を効果的に抑制することが可能となる。また、酸化膜
11bが熱酸化により形成された場合には、酸化膜11
bの剥がれの心配はほとんどなくなる。
【0086】次に、図29〜図32を用いて、本実施の
形態6における半導体装置の製造方法について説明す
る。図29〜図32は、実施の形態5における半導体装
置の製造工程の第1工程〜第4工程を示す断面図であ
る。
【0087】図29を参照して、前述の実施の形態1の
場合と同様の工程を経て多結晶シリコン層10aまでを
形成する。次に、CVD法などを用いて、多結晶シリコ
ン層10a上に窒化膜11cを堆積する。
【0088】次に、図30を参照して、窒化膜11c上
にレジストを塗布し、リソグラフィー技術を用いてこの
レジストをパターニングすることによりレジストパター
ン12bを形成する。このとき、レジストパターン12
bの形成に際し、その露光工程において、コンタクトホ
ール9a,9bの形成に用いたフォトマスクと同一のフ
ォトマスクを使用することができる。それにより、正確
にコンタクトホール9a,9b上に開口部を有するレジ
ストパターン12bを形成できることに加え、製造コス
トの増大を回避することが可能となる。上記のようなレ
ジストパターン12bをマスクとして用いて、窒化膜1
1cに異方性エッチング処理を施す。それにより、開口
部18を形成する。
【0089】次に、図31を参照して、レジストパター
ン12bを除去した後、熱酸化法によって、開口部18
内に位置する多結晶シリコン層10aの表面を酸化す
る。それにより、酸化膜11bが形成される。なお、C
VD法を用いて、窒化膜11cと多結晶シリコン層10
aとを覆うように酸化膜11bを形成してもよい。
【0090】次に、図32を参照して、熱リン酸を用い
て、窒化膜11cを除去する。それにより、コンタクト
ホール9a,9b上に位置する多結晶シリコン層10a
の表面上にのみ選択的にシリコン酸化膜11bを残余さ
せることが可能となる。なお、CVD法によって酸化膜
11bを形成した場合でも、熱リン酸によって、窒化膜
11cとともに、この窒化膜11c上に形成された酸化
膜11bが除去される。そのため、図32に示されるよ
うに酸化膜11bを選択的に形成することが可能とな
る。
【0091】その後は、前述の実施の形態1の場合と同
様の工程を経て図28に示される半導体装置が形成され
ることになる。
【0092】〈変形例〉次に、図33〜図37を用い
て、上記の実施の形態6の変形例について説明する。図
33は、実施の形態6の変形例における半導体装置を示
す断面図である。
【0093】図33を参照して、本変形例においては、
図28における酸化膜11bの代わりに窒化膜11c
が、コンタクトホール9a,9b上に位置する多結晶シ
リコン層10aの表面上に形成されている。それ以外の
構造に関しては実施の形態6の場合と同様である。
【0094】上記のように、窒化膜11cを形成した場
合も、上記の実施の形態6の場合と同様の効果が得られ
る。本変形例の場合も、窒化膜11cは、熱窒化法ある
いはCVD法のいずれによっても形成可能である。熱窒
化法によって窒化膜11cを形成した場合には、熱酸化
法によって酸化膜11bを形成した場合と同様に、剥が
れの心配はほぼなくなる。
【0095】次に図34〜図37を用いて本変形例にお
ける半導体装置の製造方法について説明する。図34〜
図37は、本変形例における半導体装置の製造工程の第
1工程〜第4工程を示す断面図である。
【0096】図34を参照して、上記の実施の形態6の
場合と同様の工程を経て多結晶シリコン層10aまでを
形成する。そして、この多結晶シリコン層10a上に、
CVD法などを用いて酸化膜11bを形成する。
【0097】次に、図35を参照して、実施の形態6の
場合と同様の方法でレジストパターン12bを形成し、
このレジストパターン12bをマスクとして用いて酸化
膜11bを選択的にエッチングする。それにより、多結
晶シリコン層10bの表面を選択的に露出させる開口部
18が形成される。
【0098】次に、図36を参照して、上記のレジスト
パターン12bを除去した後、熱窒化法によって、開口
部18内に位置する多結晶シリコン層10aの表面を選
択的に熱窒化する。それにより、窒化膜11cが形成さ
れる。なお、CVD法を用いて、多結晶シリコン層10
aと酸化膜11bとを覆うように窒化膜11cを形成し
てもよい。
【0099】次に、図37を参照して、フッ酸を用い
て、シリコン酸化膜11bを除去する。それにより、窒
化膜11cを、コンタクトホール9a,9b上に位置す
る多結晶シリコン層10aの表面上にのみ選択的に残余
させる。なお、CVD法を用いて窒化膜11cを形成し
た場合には、酸化膜11b上に形成されている窒化膜1
1cは、酸化膜11bとともに除去されることとなる。
それにより、結果として図37に示されるような窒化膜
11cを形成できる。それ以降は前述の実施の形態1の
場合と同様の工程を経て図33に示される半導体装置が
形成されることとなる。
【0100】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのす
べての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第1工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第2工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第3工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第4工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第5工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造工程の第6工程を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の変形例における半
導体装置を示す断面図である。
【図9】 実施の形態1の変形例における半導体装置の
製造工程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図10】 実施の形態1の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図11】 実施の形態1の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態2における半導体装
置を示す断面図である。
【図13】 実施の形態2における半導体装置の製造工
程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図14】 実施の形態2における半導体装置の製造工
程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図15】 実施の形態2の製造方法の変形例における
特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図16】 実施の形態2の製造方法の変形例における
特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図17】 実施の形態2の変形例における半導体装置
を示す断面図である。
【図18】 実施の形態2の変形例における半導体装置
の特徴的な製造工程を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態3における半導体装
置を示す断面図である。
【図20】 実施の形態3における半導体装置の特徴的
な製造工程を示す断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態4における半導体装
置を示す断面図である。
【図22】 実施の形態4における半導体装置の特徴的
な製造工程を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態5における半導体装
置を示す断面図である。
【図24】 実施の形態5における半導体装置の特徴的
な製造工程の第1工程を示す断面図である。
【図25】 実施の形態5における半導体装置の特徴的
な製造工程の第2工程を示す断面図である。
【図26】 実施の形態5の変形例における半導体装置
を示す断面図である。
【図27】 実施の形態5の変形例における半導体装置
の特徴的な製造工程を示す断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態6における半導体装
置を示す断面図である。
【図29】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図30】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図31】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図32】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第4工程を示す断面図である。
【図33】 実施の形態6の変形例における半導体装置
を示す断面図である。
【図34】 実施の形態6の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図35】 実施の形態6の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図36】 実施の形態6の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図37】 実施の形態6の変形例における半導体装置
の製造工程の特徴的な第4工程を示す断面図である。
【図38】 従来の半導体装置を示す断面図である。
【図39】 従来の半導体装置の製造工程の第1工程を
示す断面図である。
【図40】 従来の半導体装置の製造工程の第2工程を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 p型半導体基板、2 n型ウェル領域、3 フィー
ルド酸化膜、4 p型不純物拡散層、5 ゲート酸化
膜、6 ゲート電極、6a,7a,10a 多結晶シリ
コン層、6b,7b,10b 高融点金属シリサイド
層、7 第1の配線層、8 層間絶縁層、9a,9b
コンタクトホール、10第2の配線層、11,11a
絶縁層、11b 酸化膜、11c 窒化膜、12a,1
2b レジストパターン、13 段差部、14,14a
窒化チタン層、15 チタンシリサイド層、16 凹
部、17 チタン層、18 開口部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電層と、 前記導電層上に形成され、前記導電層の一部表面を露出
    させるコンタクトホールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内から前記層間絶縁層上に延在す
    るように形成され、内部に抵抗低減のための不純物が導
    入され、前記コンタクトホール上において表面に段差部
    を有する多結晶シリコン層と、 前記段差部内に埋込まれるように前記多結晶シリコン層
    の表面上に選択的に形成されることにより前記多結晶シ
    リコン層の表面を平坦化し、前記多結晶シリコン層内に
    導入された前記不純物の拡散防止機能を有するバリア層
    と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に形
    成された金属シリサイド層と、 を備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 導電層と、 前記導電層上に形成され、前記導電層の一部表面を露出
    させるコンタクトホールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内から前記層間絶縁層上に延在す
    るように形成され、内部に抵抗低減のための不純物が導
    入された多結晶シリコン層と、 前記コンタクトホール上に位置する前記多結晶シリコン
    層の表面を選択的に変質させることにより形成され、前
    記多結晶シリコン層の厚みの半分以下の厚みを有し、前
    記多結晶シリコン層内に導入された前記不純物の拡散防
    止機能を有するバリア層と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に形
    成された金属シリサイド層と、 を備えた、半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記バリア層と前記多結晶シリコン層と
    の間には、抵抗低減のためのシリサイド層が形成され
    る、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 導電層と、 前記導電層上に形成され、前記導電層の一部表面を露出
    させるコンタクトホールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内から前記層間絶縁層上に延在す
    るように形成され、内部に抵抗低減のための不純物が導
    入された多結晶シリコン層と、 前記コンタクトホール上に位置する前記多結晶シリコン
    層の表面に形成された凹部と、 前記凹部内に埋込まれ、前記多結晶シリコン層内に導入
    された前記不純物の拡散防止機能を有するバリア層と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に形
    成された金属シリサイド層と、 を備えた、半導体装置。
  5. 【請求項5】 導電層を覆うように層間絶縁層を形成す
    る工程と、 前記導電層の一部表面を露出するように前記層間絶縁層
    にコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内と前記層間絶縁層上に、抵抗低
    減のための不純物の導入された多結晶シリコン層を形成
    する工程と、 前記多結晶シリコン層を覆うように、前記多結晶シリコ
    ン内に導入された前記不純物の拡散防止機能を有するバ
    リア層を堆積する工程と、 前記バリア層にその上面から厚みを減じる処理を施すこ
    とにより、前記多結晶シリコン層の表面を選択的に露出
    させるとともに前記バリア層を前記コンタクトホール上
    における前記多結晶シリコン層の表面の段差部に埋込む
    ことによって前記多結晶シリコン層の表面を平坦化する
    工程と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に金
    属シリサイド層を形成する工程と、 を備えた、半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電層を覆うように層間絶縁層を形成す
    る工程と、 前記導電層の一部表面を露出するように前記層間絶縁層
    にコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内と前記層間絶縁層上に、抵抗低
    減のための不純物の導入された多結晶シリコン層を形成
    する工程と、 前記多結晶シリコン層の表面に選択的にシリコンと反応
    して前記不純物の拡散防止機能を有する層を形成する元
    素のイオンを注入することにより、前記コンタクトホー
    ル上に位置する前記多結晶シリコン層の表面をバリア層
    に変質させる工程と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に金
    属シリサイド層を形成する工程と、 を備えた、半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 導電層を覆うように層間絶縁層を形成す
    る工程と、 前記導電層の一部表面を露出するように前記層間絶縁層
    にコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内と前記層間絶縁層上に、抵抗低
    減のための不純物の導入された多結晶シリコン層を形成
    する工程と、 前記多結晶シリコン層上に選択的にマスク層を形成する
    ことにより、前記コンタクトホール上に位置する前記多
    結晶シリコン層の表面を選択的に露出させる工程と、 露出した前記多結晶シリコン層の表面と前記マスク層と
    を覆うように前記不純物の拡散防止機能を有するバリア
    層を堆積する工程と、 前記マスク層を除去することにより、前記コンタクトホ
    ール上に位置する前記多結晶シリコン層の表面上にのみ
    選択的に前記バリア層を残余させる工程と、 前記バリア層を覆うように前記多結晶シリコン層上に金
    属シリサイド層を形成する工程と、 を備えた、半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 導電層を覆うように層間絶縁層を形成す
    る工程と、 前記導電層の一部表面を露出するように前記層間絶縁層
    にコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内と前記層間絶縁層上に、抵抗低
    減のための不純物の導入された多結晶シリコン層を形成
    する工程と、 前記多結晶シリコン層を覆うように第1の絶縁層を形成
    する工程と、 前記第1の絶縁層を選択的にエッチングすることによ
    り、前記コンタクトホール上に位置する前記多結晶シリ
    コン層の表面を露出させる工程と、 露出した前記多結晶シリコン層の表面上に、前記第1の
    絶縁層と異なる材質でかつ前記不純物の拡散防止機能を
    有する第2の絶縁層を形成する工程と、 前記第2の絶縁層をマスクとして用いて前記第1の絶縁
    層をエッチングすることにより前記多結晶シリコン層の
    表面を選択的に露出させる工程と、 前記第2の絶縁層を覆うように前記多結晶シリコン層上
    に金属シリサイド層を形成する工程と、 を備えた、半導体装置の製造方法。
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