JPH09120964A - 配線の形成方法及び半導体素子の形成方法 - Google Patents

配線の形成方法及び半導体素子の形成方法

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JPH09120964A
JPH09120964A JP7278546A JP27854695A JPH09120964A JP H09120964 A JPH09120964 A JP H09120964A JP 7278546 A JP7278546 A JP 7278546A JP 27854695 A JP27854695 A JP 27854695A JP H09120964 A JPH09120964 A JP H09120964A
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哲也 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフィーの解像限界を超えたピ
ッチ幅を有する微細配線層の形成方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上に第1層間絶縁膜10
を堆積し、さらにその上に第1金属膜からなる第1層目
金属配線13を形成する。第1層目金属配線13の各残
存部の間には、所定値Tよりも小さい間隙Wg1を有する
第1間隙部Rgp1と、所定値Tよりも大きい間隙Wg2を
有する第2間隙部Rgp2 とが形成されている。基板の全
面上に、1/2Tよりも薄い第2層間絶縁膜20を堆積
すると、第1間隙部Rgp1 は第2層間絶縁膜20によっ
て埋め込まれ、第2間隙部Rgp2 の上方には溝部Rcsが
形成される。その後、平坦化を行うことなく第2金属膜
Fmet2を堆積し、全面エッチバックして溝部に第2層目
金属配線21を残す。この各配線13,21の間隔はリ
ソグラフィーの解像限界よりも微細となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上にお
けるポリシリコン配線や金属配線等の形成方法及びかか
る配線を備えた半導体装置の製造方法に係り、特に、配
線を微細化するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層配線の微細化レベルは配線ピッチ
(配線中心から配線中心までの距離)の微細化の程度で
表わすことができる。この配線ピッチの形成可能な最小
値は、配線の加工精度から決定され、いかに細い配線幅
と配線間隔を加工するかによって定められる。
【0003】図18は、一般的な配線構造を有する半導
体デバイスの一部を示す断面図である。シリコン基板1
には、あらかじめ半導体素子(図示を省略する)が形成
されている。このシリコン基板1上にBPSG膜からな
る第1層間絶縁膜10が堆積されており、さらにその上
に第1層目金属配線13が形成されている。この第1層
目金属配線13はフォトリソグラフィー工程とドライエ
ッチング工程を経て形成される。フォトリソグラフィー
工程でi線のステッパーを用いる場合には、配線幅Lと
配線間の間隙Wg はそれぞれ0.5μm程度にまで微細
加工ができ、この場合には配線ピッチPは1.0μm程
度まで微細化できることになる。また、フォトリソグラ
フィーにエキシマステッパー(KrF)を用いる場合に
は、配線幅Lと間隙Wg はそれぞれ0.3μm程度まで
微細化できるので、配線ピッチPは0.6μm程度まで
微細化できることになる。
【0004】一方、近年、大規模集積半導体回路の微細
化が進み、不純物拡散層やゲート配線の低抵抗化による
MISFETの縮小化が行なわれてきている。不純物拡
散層の抵抗を下げる方法として、最近ではいわゆるサリ
サイド技術が実用化されている。これは、例えばTi等
の高融点金属をシリコン基板の不純物拡散層の上に堆積
した後、シリコン基板とTi膜との間におけるSi,T
iの相互拡散により両者の界面付近をシリサイド化させ
て、不純物拡散層の抵抗値を低減する方法である。ま
た、配線とシリコンとのコンタクト面積をなるべく抑制
すべく、コンタクト孔のアスペクト比が大きくなってい
るので、選択CVD法によりWをコンタクト孔に埋め込
んだり、ブランケットWを用いてコンタクト孔を埋め込
むなどの方法も導入されている。
【0005】さらに、上記2つの技術を組み合わせた方
法として、1991年IEEE.VLSI シンポジウム 5-5P41のMa
rtin S. Wang等の”A NOVEL DOUBLE-SELF-ALIGND TiSi2
/TiNCONTACT WITH SELECTIVE CVD W PLUG FOR SUBMICRO
N DEVICE AND INTERCONNECTAPPLICATIONS ”に提案され
ている。
【0006】以下、図19(a)〜(f)を参照しなが
ら、上記文献に記載された複合的なサリサイド法を説明
する。図19(a)〜(f)は、半導体装置の製造工程
におけるシリコン基板の断面構造の変化を示す。
【0007】図19(a)は、LDD構造のMOSトラ
ンジスタが形成された状態を示す。1はシリコン基板、
2は素子分離であるLOCOS膜、3はゲート酸化膜、
4aはポリシリコン膜からなるゲート電極、5aはサイ
ドウォール、6は不純物拡散層(ソース・ドレイン領
域)を含む活性領域を示す。図19(a)に示す状態ま
での作成方法は、従来通りのCMOSデバイスの作成方
法と同じである。また、nチャネルMOSトランジス
タ,pチャネルMOSトランジスタの特性に合わせて、
As,P,Bのドーピングと熱処理が行なわれている。
次に、図19(b)に示すように、サリサイド用のTi
薄膜100をスパッタリングで堆積し、図19(c)に
示すように、シリサイド化用のアニールを施した後、ウ
ェットエッチングで酸化膜上のTiを除去し、N2 の注
入を行なう。この状態でTiSix 膜(チタンシリサイ
ド化層)101が活性領域6内の不純物拡散層やゲート
ポリシリコン4上のみに形成される。図19(d)に示
す工程では、第1層間絶縁膜10を堆積した後、フォト
リソグラフィーとドライエッチング((CHF3 +O2
系ガス)により、活性領域6の上の第1層間絶縁膜10
の所望位置にコンタクト孔11を形成する。次に、図1
9(e)に示すように、選択CVD法によりW(タング
ステン)を埋め込んでコンタクト部12(Wプラグ)を
堆積する。そして、図19(f)に示すように、TiN
/AlSiCu/Tiからなるスパッタ膜を堆積した
後、これをパターニングして第1層目金属配線13を形
成する。以上の工程によって、サリサイド構造を有する
MOSトランジスタと、選択CVD法により形成された
Wプラグとを有する半導体装置が得られる。
【0008】以上のように、フォトリソグラフィー工程
の解像力の改善や半導体デバイスの構造の改善等によっ
て、半導体デバイスの微細化という要請に応えようとす
る試みが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような図18に示す構造においては、配線のピッチ
Pがステッパーの解像限界の2倍(つまり配線幅+配線
間隔)程度しか原理上縮小できない。しかるに、ステッ
パーの解像力は、光学系の精度の向上や光源の波長の短
波長化が現在ほとんど限界に達しており、現在、ステッ
パーの解像力の向上による配線のピッチPの縮小はあま
り見込めない状況にある。
【0010】また、上記図19(a)〜(f)に示す工
程によって製造される従来のシリサイド構造を有する半
導体装置では、以下の問題があった。
【0011】(1) シリサイド膜100を形成するに
は、高融点金属と下地のシリコンとの反応が必要である
が、活性領域6内の不純物拡散層の深さが浅い場合、高
融点金属とシリコンとの接合を行うことが困難となる。
したがって、不純物拡散層をなるべく浅く形成すること
が要求される今後のデバイスでは、有効な接合部を形成
することが困難となり、サリサイド技術は将来的なデバ
イスには必ずしも適さない。
【0012】(2) シリサイド層は、コンタクト孔形
成のためのエッチングの際にCF系ガスに対する耐性が
弱く、すぐにピンホール等の欠陥ができてしまう。した
がって、かえって、不純物拡散層の抵抗の増大を招く虞
れがある。
【0013】(3) 高融点金属と下地のシリコンとの
接合部が浅いトランジスタでは、この接合部におけるコ
ンタクト孔形成のためのエッチングの際、各コンタクト
孔の形成を確実に行うためのオーバーエッチングが十分
に行なえない。したがって、配線の信頼性の悪化を招く
虞れがある。
【0014】(4) シリサイド層の低抵抗化には65
0℃以上の熱処理が必要である。したがって、トランジ
スタの電気的性質の悪化を招く虞れがある。
【0015】(5) シリサイド層は、選択CVD法に
よるWプラグ形成の際の十分なバリアメタル層にはなり
にくく、接合リークに対してのプロセスマージンが少な
い。
【0016】(6) また、図19(f)に示すような
構造では、BPSG膜で構成される第1層間絶縁膜10
の下地の平坦度もよくない。
【0017】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、下記の目的を有する。
【0018】第1の目的は、フォトリソグラフィーの解
像限界以下の微細なピッチを有する配線を形成する方法
を提供することにある。
【0019】第2の目的は、フォトリソグラフィーの解
像限界以下の微細なピッチを有する配線を形成しなが
ら、シリコン基板の不純物拡散層をシリサイド化する場
合のような高温の熱処理を伴わずに、上記(1)〜
(6)の問題を解消し得る半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明が講じた手段は、請求項1〜8に記載
される配線の形成方法に係る手段である。
【0021】本発明に係る配線の形成方法は、最初に形
成する第1の導電性配線間の間隙部の少なくとも1つ
を、その上に堆積される絶縁膜によって完全に埋め込ま
れる限界値である所定値Tよりも広くしておくことで、
絶縁膜の一部に溝部を形成し、その溝部に第2の導電性
配線を埋め込むことで、各配線間のピッチを微細化する
方法である。
【0022】具体的には、本発明の配線の形成方法は、
請求項1に記載されるように、半導体基板の上に、第1
の導電性膜で構成され間隙部を挟んで対峙する複数の第
1の導電性配線を、上記間隙部のうちの少なくとも1つ
が所定値Tよりも広くなるように形成する工程と、上記
第1の導電性配線及び間隙部の上に絶縁膜を堆積し、上
記所定値Tよりも広い間隙部の上方に絶縁膜の溝部を形
成する工程と、上記絶縁膜を平坦化することなく、絶縁
膜の上に第2の導電性膜を堆積する工程と、上記第2の
導電性膜を少なくとも上記絶縁膜の表面が露出する位置
まで除去し、上記絶縁膜の溝部に上記第2の導電性膜を
残存させてなる第2の導電性配線を形成する工程とを備
えている。
【0023】この方法により、絶縁膜の溝部に残された
第2の導電性配線とその両側の第1の導電性配線との間
隔は、フォトリソグラフィーの解像限界で規定される第
1の導電性配線のピッチよりも小さくなる。
【0024】請求項2に記載されるように、請求項1の
配線の形成方法において、上記第1の導電性配線間の間
隙部に、上記所定値Tより狭い第1の間隙部と上記所定
値Tより広い第2の間隙部とを含ませて、上記絶縁膜を
堆積する工程では、上記第1の間隙部全体を上記絶縁膜
によって埋め込む一方、上記第2の間隙部の上方に上記
絶縁膜の溝部を形成し、上記第2の導電性配線を形成す
る工程では、上記溝部のみに上記第2の導電性膜を残し
てこれを第2の導電性配線とすることができる。
【0025】この方法により、変化に富んだ配線パター
ンを形成することが可能となる。
【0026】請求項3に記載されるように、請求項1又
は2の配線の形成方法において、上記第2の導電性配線
を形成する工程を、化学機械研磨により行うことができ
る。
【0027】この方法により、第2の導電性配線と周囲
の絶縁膜との上面が極めて高い平坦度を有することにな
る。
【0028】請求項4に記載されるように、請求項1,
2又は3の配線の形成方法において、上記第1の導電性
配線を形成する工程の前に上記第1の導電性配線の下に
下層配線を形成する工程と、上記絶縁膜を堆積した後
に、上記第1の導電性配線及び下層配線のうち少なくと
もいずれか一方の上の絶縁膜にコンタクトホールを形成
する工程とを備え、上記第2の導電性膜を堆積する工程
では、上記コンタクトホールに第2の導電性膜を埋め込
むことができる。
【0029】この方法により、第2の導電性配線と、第
1の導電性配線及び下層配線とを個別にあるいは3者を
共通に接続することが可能となり、配線の立体的な配置
に種々の変化を持たせることが可能となる。
【0030】請求項5に記載されるように、請求項1,
2又は3の配線の形成方法において、上記第1の導電性
配線を形成する工程では、上記所定値Tを堆積しようと
する絶縁膜の膜厚の2倍とすることが好ましい。
【0031】この方法により、所定値Tよりも広い間隙
部の上方の絶縁膜に確実に溝部が形成されることにな
る。
【0032】請求項6に記載されるように、請求項1,
2又は3の配線の形成方法において、上記絶縁膜を堆積
する工程の後、上記第2の導電性膜を堆積する工程の前
に、上記絶縁膜の異方性エッチングを行って、上記溝部
下方の第1の導電性配線が露出するまで上記溝部を掘り
下げて、上記溝部両側の上記第1の導電性配線の側面上
に上記絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程を
さらに設け、上記第2の導電性配線を形成する工程で
は、上記サイドウォールの表面が露出するまでエッチン
グを行うことができる。
【0033】この方法により、第2の導電性配線が第1
の導電性配線と同じ高さに形成される。しかも、第1の
導電性配線と第2の導電性配線との間はサイドウォール
によって電気的に分離されている。したがって、実質的
に同一の配線層内において配線のピッチを微細化できる
ことになる。
【0034】請求項7に記載されるように、請求項6の
配線の形成方法において、上記第1の導電性配線を形成
する工程では、上記第1の導電性膜を堆積した後、さら
に第1の導電性膜の上に保護用絶縁膜を堆積し、上記第
1の導電性膜と上記保護用絶縁膜とから上面保護膜を付
設してなる第1の導電性配線を形成することができる。
【0035】この方法により、サイドウォールを形成す
るための異方性エッチングによる第1の導電性配線の損
傷を防止することができる。
【0036】請求項8に記載されるように、請求項6の
配線の形成方法において、上記サイドウォールを形成す
る工程の前に、上記第1の導電性配線の各側面上にLD
D用サイドウォールをあらかじめ形成する工程をさらに
備えることができる。
【0037】この方法により、半導体基板の活性領域に
LDD構造を有する微細な半導体素子を形成することが
可能となる。
【0038】上記第2の目的を達成するために本発明が
講じた手段は、請求項9〜16に記載される半導体装置
の製造方法に係る手段である。
【0039】本発明の半導体装置の製造方法は、活性領
域上と素子分離上とに第1の導電性配線を形成し、活性
領域上の第1の導電性配線と素子分離上の第1の導電性
配線との間に所定値Tよりも広い間隙部を形成し、この
間隙部に第2の導電性配線を埋め込むことにより、微細
なピッチを有する配線を半導体装置の所望の位置に自己
整合的に形成することにある。
【0040】具体的には、本発明の半導体装置の製造方
法は、請求項9に記載されるように、半導体基板の表面
付近の領域を複数の活性領域に区画する素子分離を形成
する工程と、上記活性領域の一部を少なくとも含む領域
の上と上記素子分離の上とに間隙部を挟んで対峙する複
数の第1の導電性配線を、上記間隙部のうち少なくとも
1つが所定値Tよりも広くなるように形成する工程と、
上記第1の導電性配線及び間隙部の上に絶縁膜を堆積
し、上記所定値Tよりも広い間隙部の上方に上記絶縁膜
の溝部を形成する工程と、上記絶縁膜の異方性エッチン
グを行って、上記溝部下方の第1の導電性配線が露出す
るまで上記溝部を掘り下げて、上記溝部両側の上記第1
の導電性配線の側面上に上記絶縁膜からなるサイドウォ
ールを形成する工程と、上記第1の導電性配線及び溝部
の上に第2の導電性膜を堆積する工程と、上記第2の導
電性膜の化学機械研磨を行って、上記第2の導電性膜の
うち上記第1の導電性配線の上方部分のみを選択的に除
去し、上記間隙部に上記第2の導電性膜を残存させてな
る第2の導電性配線を形成する工程とを備え、上記第1
の導電性配線と第2の導電性配線とを有する少なくとも
1つの能動素子を上記活性領域内に形成する方法であ
る。
【0041】この方法により、第2の配線を形成しよう
とする位置では第1の導電性配線間の間隙を所定値Tよ
りも広くしておくことで、所望の位置に第2の導電性配
線が自己整合的に形成される。しかも、第2の導電性配
線により元の第1の導電性配線のピッチが細分化され
る。したがって、電極と活性領域との接続不良を招くこ
となく半導体装置の配線を微細化することができる。
【0042】請求項10に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記第1の導電性配
線を形成する工程では、第1の導電性配線間の端部に上
記所定値Tより狭い第1の間隙部を形成する一方、第1
の導電性配線間の中央部に上記所定値Tより広い第2の
間隙部を形成し、上記サイドウォールを形成する工程で
は、上記第1の間隙部は上記絶縁膜で埋め込む一方、上
記第2の間隙部には上記第1の導電性配線の一部が露出
した溝部を形成し、上記第2の導電性配線を形成する工
程では、上記溝部のみに上記第2の導電性膜を残してこ
れを第2の導電性配線とすることができる。
【0043】この方法により、第1の導電性配線間の所
定値Tよりも広い第2間隙部に埋め込まれた各第2の導
電性配線が、第1間隙部に埋め込まれた絶縁膜によって
互いに分離される。したがって、互いに孤立した第2の
導電性配線を自己整合的に形成することが可能となる。
【0044】請求項11に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記第1の導電性配
線を形成する工程及びサイドウォールを形成する工程で
は、上記第1の導電性配線の両側に活性領域の一部を露
出させておき、上記第2の導電性配線を上記活性領域に
接触させて、第2の導電性配線を上記能動素子の引きだ
し電極として機能させることができる。
【0045】この方法により、溝部に残存する第2の導
電性配線が活性領域にコンタクトするので、第2の導電
性配線を能動素子の引き出し電極として使用すること
で、活性領域にコンタクトする大面積の引き出し電極を
自己整合的に形成できることになる。したがって、電極
と活性領域との接続不良を防止しながら、半導体装置の
電極を微細化することができる。
【0046】請求項12に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記第1の導電性配
線を形成する工程では、ポリシリコン膜からなる第1の
導電性配線を形成することができる。
【0047】この方法により、汎用的なポリシリコンプ
ロセスの適用が可能となり、半導体装置の製造の容易化
と製造コストの低減とが実現される。
【0048】請求項13に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記第1の導電性配
線は、下層が導電層で上層が絶縁層である2層膜により
構成することができる。
【0049】この方法により、サイドウォールを形成す
る工程において、異方性エッチングによる第1の導電性
配線の損傷を確実に防止することができる。
【0050】請求項14に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記サイドウォール
を形成する工程の前に、各第1の導電性配線の側面上に
LDD用サイドウォールを形成する工程をさらに設ける
ことができる。
【0051】この方法により、LDD構造と微細な配線
構造とを有する能動素子が形成されることになる。
【0052】請求項15に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記サイドウォール
を形成した後に、ドライエッチングを用いて上記サイド
ウォールを一部エッチング加工し、上記第1の導電性配
線と上記第2の導電性配線とを電気的に導通させること
ができる。
【0053】この方法により、サイドウォールによって
第1の導電性配線と第2の導電性配線とを電気的に分離
しながら、所望の部位では別途接続用配線を形成するこ
となく第1の導電性配線と第2の導電性配線とを電気的
に接続することが可能となる。したがって、製造工程が
簡略化され、しかも、回路面積もさらに低減されること
になる。
【0054】請求項16に記載されるように、請求項9
の半導体装置の製造方法において、上記第1の導電性配
線を形成する工程では、エッチングレートの高い絶縁膜
で構成される上層と導電膜で構成される下層とからなる
第1の導電性配線を形成し、上記サイドウォールを形成
した後に、上記第1の導電性配線の上層のエッチングレ
ートの高い絶縁膜のみを選択的に除去する工程をさらに
設けて、上記全面に第2の導電性膜を堆積する工程で
は、上記第1の導電性配線の上に第2の導電性膜として
低抵抗の金属膜を積層し、上記第2の導電性配線を形成
する工程では、上記第2の導電性配線を上記低抵抗の金
属膜のみで構成する一方、上記第1の導電性配線を第1
の導電性膜と上記低抵抗の金属膜との積層膜で構成する
ことができる。
【0055】この方法により、サリサイドプロセスのよ
うな高温の熱処理をしなくても、活性領域つまり能動素
子の拡散層領域の抵抗を低減することができ、かつ下地
の半導体基板を消費することもないので、ジャンクショ
ンリークが極めて少ない能動素子が得られる。
【0056】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)まず、第1の実施形態について、図
1(a)〜(d)を参照しながら説明する。図1(a)
〜(d)は、第1の実施形態に係る配線の形成工程を示
す断面図である。
【0057】まず、図1(a)に示すように、あらかじ
め半導体素子が形成されたシリコン基板1上に酸化膜か
らなる第1層間絶縁膜10を堆積した後平坦化する。た
だし、シリコン基板1上の素子等の構造は本実施形態に
おいては重要でないので、図示を省略している。そし
て、第1層間絶縁膜10の上にAl,WもしくはCu等
により構成される第1の金属膜(第1の導電性膜)を堆
積した後、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工
程を用いて金属膜から第1層目金属配線13をパターニ
ングする。ここで、第1層目金属配線13の各残存部の
間には、所定値Tよりも狭い間隙Wg1を有する第1間隙
部Rgp1 と、所定値Tよりも広い間隙Wg2を有する第2
間隙部Rgp2 とが存在する。つまり、Wg1<T<Wg2と
いう関係が成立する。ただし、第2間隙部Rgp2 の間隙
Wg2は、最終的な配線のピッチがフォトリソグラフィー
の解像限界に等しくなる間隙以下の値に設定されてい
る。
【0058】次に、図1(b)に示すように、第1層間
絶縁膜10及び第1層目金属配線13の上に、酸化膜か
らなる第2層間絶縁膜20を形成する。このとき、第2
層間絶縁膜20の厚みを上記所定値Tの1/2以上にす
ることにより、所定値T以下の間隙Wg1を有する第1間
隙部Rgp1 は酸化膜で完全に埋め込まれ、所定値T以上
の間隙Wg2を有する第2間隙部Rgp2 の上には溝部Rcs
が形成される。
【0059】次に、図1(c)に示すように、上記第2
層間絶縁膜20の平坦化を行うことなく、Al,Wもし
くはCu等で構成される第2の金属膜Fmet2(第2の導
電性膜)を密着層等を併用しながら堆積する。これらの
膜はカバレージがよいので、第2層間絶縁膜20の溝部
Rcsに空孔を形成することもなく完全に埋め込むことが
できる。第2の導電性膜としては、上述のような金属膜
に限定されるものではないが、下地の第2層間絶縁膜2
0の溝部Rcsに完全に埋めこまれるようなカバレージの
よい導電性材料が望ましい。
【0060】次に、図1(d)に示すように、メタル研
磨用CMP(Chemical MechanicalPolishing −化学機
械的研磨)を用いて、第2層間絶縁膜20が露出する位
置まで第2の金属膜Fmet2を除去する。これにより、溝
部Rcs以外の部分の第2金属膜Fmet2が除去され、溝部
Rcsにのみ第2の金属膜Fmet2が残る。この溝部Rcsに
残存した第2の金属膜を第2層目金属配線21となる。
本実施形態における第2層目金属配線21のレイアウト
は、第1層目金属配線13の配線パターンに依存するの
で、第2層目金属配線21を第1層目金属配線13の補
助配線として機能させることができる。
【0061】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
上記第1の実施形態において示した溝部Rcsを利用した
各種配線の応用例として、最小配線間隔(配線ピッチ)
の作成方法について、図2(a)〜(d),図3(a)
〜(b)及び図4を参照しながら説明する。ここで、図
2(a)〜(d)及び図3(a)〜(b)は、図4に示
すII−II線における断面図であり、図4は図3(b)に
示す工程が終了した時点における平面図である。
【0062】まず、図2(a)に示すように、あらかじ
め半導体素子等が形成されたシリコン基板1上に第1層
間絶縁膜10を堆積した後平坦化する。そして、第1層
間絶縁膜10の上に第1の金属膜を堆積して第1の金属
膜から第1層目金属配線13をパターニングする。この
第1層目金属配線13は、図4に示すように、図2
(a)〜(d)に示す断面とは平行に形成されている。
そして、第1層目金属配線13の上に第2層間絶縁膜2
0を堆積した後、上記第1の実施形態とは異なり、第2
層絶縁膜20を平坦化する。さらに、この第2層間絶縁
膜20の上にAl,WもしくはCu等で構成される金属
膜を堆積した後、この金属膜から第2層目金属配線20
(第1の導電性配線)をパターニングする。その際、第
2層目金属配線20は、エキシマレーザーステッパーを
用いることにより、それぞれ0.4μm幅の間隙部Rgp
a 〜Rgpe (いずれも第2間隙部Rgp2 に相当する)を
介して0.3μm幅の残存部が存在するパターンが形成
されている。また、一部の第1層目金属配線13と第2
層目金属配線21との間には、両者を接続するためにタ
ングステンを埋め込んでなる接続部22が形成されてい
る。
【0063】次に、図2(b)に示すように、酸化膜か
らなる第3絶縁膜30を0.1μmの厚さで堆積する。
第1の実施形態で説明したように、各間隙部Rgp1 〜R
gp5の間隙値W(=0.4μm)の1/2よりも第3絶
縁膜30の厚みが小さい(例えば所定値Tが0.3μm
の場合に相当する)ので、第3絶縁膜30の各間隙部R
gpa 〜Rgpe の上には、それぞれ溝部Rcs1 〜Rcs5 が
形成される。各溝部Rcs1 〜Rcs5 の幅は間隙部Rgpa
〜Rgpe の間隙値0.4μmから第3絶縁膜30の厚み
0.1μmの2倍分だけ内側にシフトすることから、各
溝部Rcs1 〜Rcs5 の幅はいずれも約0.2μmとな
る。
【0064】次に、図2(c)に示すように、フォトレ
ジスト膜を堆積した後、第3絶縁膜30の上に形成しよ
うとする上層の配線と各配線13,20とを接続するた
めのコンタクトを形成するために、フォトレジスト膜に
横断面形状が円状もしくは楕円状の開口部Apt1 〜Apt
4 を形成して、これをフォトレジストマスク31とす
る。その際、第1開口部Aptは、第3絶縁膜30の第1
溝部Rcs1 の上方に形成され、第2開口部Apt2 は、第
3絶縁膜30の第2溝部Rcs2 と第3溝部Rcs3との間
つまり第2層目金属配線21の上方に形成され、第3開
口部Apt3 は第2層目金属配線21及び第4溝部Rcs4
の一部の上に亘って形成され、第4開口部Apt4 は、第
5溝部Rcs4 及び第2層目金属配線21の1つの上に亘
って形成されている。
【0065】次に、図2(d)に示すように、フォトレ
ジストマスク31を用いて第2,第3絶縁膜20,30
のドライエッチングを行って、各開口部Apt1 〜Apt4
の下方にそれぞれ接続孔Ch1〜Ch4を形成する。これら
の接続孔Ch1〜Ch4は、図2(d)に示す断面形状と図
4に示すコンタクトCt1〜Ct4との形状から容易に理解
されるように、以下の形状及び機能を有する。第1接続
孔Ch1は、第2層目金属配線21の間を縫って第1層目
金属配線13の1つに達し、第1層目金属配線13と第
3層目金属配線とを接続する第1コンタクトCt1を形成
するためのものである。第2接続孔Ch2は、第2層目金
属配線21の1つに達し、第2層目金属配線21と第3
層目金属配線とを接続する第2コンタクトCt2を形成す
るためのものである。第3接続孔Ch3は、第2層目金属
配線層21の1つに達し、第4溝部Rcs4 に形成される
第3層目金属配線と第2層目金属配線21とを接続する
第3コンタクトCt3を形成するためのものである。第4
接続孔Ch4は、第5溝部Rcsを通って第2層目金属配線
21及び第1配線層13に達し、第3層目金属配線と第
1,第2層目金属配線13,21とを同時に接続する第
4コンタクトCt4を形成するためのものである。
【0066】次に、図3(a)に示すように、フォトレ
ジストマスク31を除去した後、シリコン基板1の全面
上にAl,WもしくはCu等で構成される第3の金属膜
Fmet3(第2の導電性膜)を密着層等を併用して堆積す
る。
【0067】最後に、図3(b)に示すように、メタル
研磨用CMPを用いて、第3の金属膜Fmet3を第3絶縁
膜30が露出する位置まで除去すると、各溝部Rcs1 〜
Rcs5 に残存する第3金属膜Fmet3が第3層目金属配線
33となるとともに、上記各コンタクトホールCh1〜C
h4内に埋めこまれた第3金属膜Fmet3がコンタクトCt1
〜Ct4となる。
【0068】図4は、図3(b)に示す工程が終了した
時点における平面図である。同図に示されるように、第
2層目金属配線21の間隙に、かつ第2層目金属配線2
1と平行に第3層目金属配線33が走ることになる。第
1コンタクトCt1は第1層目金属配線13と第3層目金
属配線33とを接続し、第2コンタクトCt2は第2層目
金属配線21と第3層目金属配線33とを接続し、第3
コンタクトCt3は第3層目金属配線33と第2層目金属
配線21とを接続し、第4コンタクトCt4は第3層目金
属配線33と第1,第2層目金属配線13,21とを同
時に接続している。
【0069】ここで、図3(b)に示す工程の段階で第
2層目金属配線21と第3層目金属配線33を同層配線
とみなし、第2層目金属配線21の配線幅をWw2,第3
層目金属配線33の配線幅をWw3とし、第3絶縁膜30
の厚みをTox3 とすると、配線間のピッチPは、 P=Ww2/2+Tox3 +Ww3/2 と定義されるので、結局、 P=0.3/2+0.1+0.2/2=0.35(μ
m) となる。
【0070】したがって、本実施形態における配線の形
成方法を用いれば、配線ピッチ0.35μmがエキシマ
ステッパー(KrF)にて達成できる。すなわち、従来
の配線の形成方法では、エキシマステッパー(KrF)
の解像限界が0.25μmであることから配線ピッチP
が約0.6μmとなるのに対し、本実施形態が極めて有
利であることがわかる。また、本実施形態の第2層目金
属配線21間の間隔は0.4μmであり、エッチング等
の加工も無理なく行うことが可能である。
【0071】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
に係る配線の形成工程について、図5(a)〜(e)を
参照しながら説明する。
【0072】まず、図5(a)に示すように、あらかじ
め半導体素子が形成されたシリコン基板1上に酸化膜か
らなる第1層間絶縁膜10を堆積した後平坦化する。そ
して、第1層間絶縁膜10の上に、ポリシリコン,A
l,WもしくはCu等により構成される第1の金属膜
(第1の導電性膜)と保護用絶縁膜とを堆積した後、フ
ォトリソグラフィー工程及びエッチング工程を用いて保
護膜14を付設した第1層目金属配線13を形成する。
ここで、各第1層目金属配線13の間には、所定値Tよ
りも狭い間隙Wg1を有する第1間隙部Rgp1 と、所定値
Tよりも広い間隙Wg2を有する第2間隙部Rgp2 とが存
在する。つまり、Wg1<T<Wg2という関係が成立す
る。
【0073】次に、図5(b)に示すように、厚さがT
/2以上のサイドウォール形成用酸化膜15を堆積す
る。このとき、第1の間隔部Rgp1 は酸化膜15によっ
て完全に埋め込まれるが、第2の間隙部Rgpには溝部R
csが形成される。
【0074】次に、図5(c)に示すように、異方性ド
ライエッチングを行って、第1層間絶縁膜10及び保護
膜14が露出するまで酸化膜15の全面エッチバックを
行う。このとき、第1間隙部Rgp1 は酸化膜15によっ
て埋め込まれたままであり、第2間隔部Rgp2 では、酸
化膜15の溝部Rcsが第1層間絶縁膜10の表面まで掘
り下げられてなるコンタクト用溝部溝部Rcsctが形成さ
れる。そして、第2間隙部Rgp2 において、酸化膜15
が2分割されて、第1層目金属配線13の側面上に分離
用サイドウォール15aが形成される。
【0075】次に、図5(d)に示すように、Al,W
もしくはCu等で構成される第2金属膜Fmet2(第2の
導電性膜)を密着層等を併用して用いて堆積する。第2
の導電性膜を構成する材料としては、Al,Wもしくは
Cu等のごとく、カバレージが良くコンタクト用溝部R
csctに空孔を作らず完全に埋め込むことができるもので
あることが好ましい。
【0076】最後に、図5(e)に示すように、メタル
研磨用CMPを用いて、第2金属膜Fmet2及び保護膜1
4を第1層目金属配線13が露出するまで除去する。こ
のとき、コンタクト用溝部Rcsctに残存する第2金属膜
Fmet2が第2層目金属配線21となる。本実施形態にお
ける第2層目金属配線21のレイアウトは、第1層目金
属配線13の配線パターンに依存するので、第2層目金
属配線21を第1層目金属配線13の補助配線として機
能させることができる。
【0077】本実施形態では、上述の第1の実施形態と
比較して、サイドウォールを利用して、第1層目金属配
線13と第2層目金属配線21とを分離しているため、
2つの配線の高さが同一になる利点がある。
【0078】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
に係る配線の形成工程について、図6(a)〜(f)を
参照しながら説明する。
【0079】まず、図6(a)に示すように、あらかじ
め半導体素子が形成されたシリコン基板1上に酸化膜か
らなる第1層間絶縁膜10を堆積した後平坦化する。そ
して、第1層間絶縁膜10の上に、ポリシリコン,A
l,WもしくはCu等により構成される第1の金属膜
(第1の導電性膜)と保護用絶縁膜とを堆積した後、フ
ォトリソグラフィー工程及びエッチング工程を用いて保
護膜14を付設した第1層目金属配線13を形成する。
ここで、第1層目金属配線13の間には、所定値Tより
も狭い間隙Wg1を有する第1間隙部Rgp1 と、所定値T
よりも広い間隙Wg2を有する第2間隙部Rgp2 とが存在
する。つまり、Wg1<T<Wg2という関係が成立する。
【0080】次に、図6(b)に示すように、あらかじ
め薄い第1の酸化膜を堆積後、全面のエッチバックをか
けてLDD用サイドウォール5aを形成しておく。この
LDD用サイドウォール5aは、第1,第2間隙部Rgp
1 ,Rgp2 の双方において形成される。
【0081】次に、図6(c)に示すように、第2酸化
膜16を堆積する。この際、第1間隙部Rgp1 は第2酸
化膜16によって完全に埋め込まれるが、第2間隙部R
gp2の上方にはほぼV字状の溝部Vcsが形成される。ま
た、第2酸化膜16の平坦化は行わない。
【0082】次に、図6(d)に示すように、第2酸化
膜16の異方性ドライエッチングを行って、第2間隙部
Rgp2 の第1層間絶縁膜10が露出するまで第2酸化膜
16を除去する。このとき、LDD用サイドウォール5
aの上端部も露出する。そして、第1間隙部Rgp1 は、
第2酸化膜15によって埋め込まれたままであるが、第
2間隙部Rgp2 では、溝部Rcsが第1層間絶縁膜10の
表面まで掘り下げられてコンタクト用溝部Rcsctが形成
される。そして、コンタクト用溝部Rcsctによって第2
酸化膜15が2分割されて、第1層目金属配線13の側
面上に分離用サイドウォール15aが形成されることに
なる。
【0083】次に、図6(e)に示すように、Al,W
もしくはCu等で構成される第2金属膜Fmet2(第2の
導電性膜)を密着層等を併用して用いて堆積する。第2
の導電性膜を構成する材料としては、Al,Wもしくは
Cu等のごとく、カバレージが良くコンタクト用溝部R
csctに空孔を作らず完全に埋め込むことができるもので
あることが好ましい。
【0084】最後に、図6(f)に示すように、メタル
研磨用CMPを用いて、第2金属膜Fmet2及び保護膜1
4を第1層目金属配線13が露出するまで除去する。こ
のとき、コンタクト用溝部Rcsctに残存する第2金属膜
Fmet2が第2層目金属配線21となる。本実施形態にお
ける第2層目金属配線21のレイアウトは、第1層目金
属配線13の配線パターンに依存するので、第2層目金
属配線21を第1層目金属配線13の補助配線として機
能させることができる。
【0085】本実施形態では、上述の第1の実施形態と
比較して、分離用サイドウォール15aを利用して、第
1層目金属配線13と第2層目金属配線21とを分離し
ているため、上記第3の実施形態と同様に、2つの配線
の高さが同一になる利点がある。加えて、第3の実施形
態と比較して、第2酸化膜15を堆積する前にLDD用
サイドウオール5aを最初に薄く形成しているので、第
1層間絶縁膜10を薄くしてゲート酸化膜とし、第1層
目金属配線13をゲート電極として利用すると、LDD
構造を有する微細でかつドレイン耐圧性の高いトランジ
スタを形成し得る利点がある。
【0086】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について、図7(a)〜(e),図8,図9,図10及
び図11(a)〜(c)を参照しながら説明する。図7
(a)〜(e)は、第5の実施形態に係る配線の形成工
程を示す断面図である。本実施形態では、シリコン基板
の一部に形成されるトランジスタの構造に本発明を適用
した場合の形態について説明し、図8,図9及び図10
は途中工程におけるトランジスタ形成領域の平面図であ
る。また、図11(a)〜(c)は、図10に示すXIa
−XIa 線,XIb −XIb 線,XIc −XIc 線における断面図
である。
【0087】まず、図7(a)に示すように、シリコン
基板1に形成される各トランジスタ間を分離する厚み3
00nm程度のLOCOS膜2を熱酸化炉中で形成す
る。そして、p,nチャネルMOSトランジスタを形成
するに適切なイオン注入や,熱処理を行なった後,厚み
が10nm程度のゲート酸化膜3をドライ酸化法により
形成し,ポリシリコン膜をLP−CVD法で形成し,フ
ォトリソグラフィー工程とドライエッチング工程とを実
施して、ポリシリコン膜から活性領域内にはゲート電極
4aをLOCOS膜2の上にはゲート配線4bをそれぞ
れ形成する。この状態では、図8に示すように、ゲート
電極4aとLOCOS膜2上のゲート配線4bとの間に
は、所定値Tよりも狭い間隙を有する第1間隙部Rgp1
と、所定値Tよりも広い間隙を有する第2間隙部Rgpと
が形成されている。すなわち、図8の平面図に示すよう
に、LDD用サイドウォール5aを形成する前の状態で
は、1つのゲート電極4aと両側のゲート配線4b,4
bとで囲まれる2つの領域において、両端のLOCOS
膜2上の部分は間隙が狭い第1間隙部Rgp1 となり、活
性領域6及びLOCOS膜2の一部を含む中央部が間隙
の広い第2間隙部Rgp2 となっている。なお、第1間隙
部Rgp1 の中に、上方の配線とのコンタクトを形成する
ために広いスペースが確保されている。
【0088】その後、LDD構造のトランジスタを形成
するために適切なイオン注入を終えた後,HTO膜をL
P−CVD法で全面堆積し,異方性の強いドライエッチ
ングを行って、ゲート電極4aの横に酸化膜からなるL
DD用サイドウォール5aを形成した後、活性領域6内
に拡散層(高濃度ソース・ドレイン)を形成するための
イオン注入を高ドーズ量で行い、適切な温度で活性化す
る。ここまでの工程は、標準的な従来のMOSトランジ
スタの形成方法に従う。ただし、本実施形態の場合、ポ
リシリコン膜をパターニングして、活性領域6及びLO
COS膜2の一部に亘る領域上にゲート電極4aを形成
するのと同時に、LOCOS膜2の上にゲート電極4a
とは分離されたゲート配線4bを形成することが特長で
ある。このゲート電極4aとゲート配線4bとは、第1
の導電性配線として機能するものである。
【0089】次に、図7(b)に示すように、上述の第
4の実施形態と同様に、全面上にHTO膜の堆積と異方
性ドライエッチングとを行って、LDD用サイドウォー
ル5aの上に分離用サイドウォール15aを形成する。
このとき、図9に示すように、ゲート電極4aとゲート
配線4b,4bとの間の間隙のうち第1間隙部Rgp1は
HTO膜によって完全に埋め込まれている。一方、第2
間隙部Rgp2 は、第1間隙部Rgp1 がHTO膜によって
埋め込まれることで、ゲート配線4b,4bの外方とは
孤立した状態となっている。
【0090】さらに、HF系エッチング剤を含むエッチ
ング剤によるディップエッチング処理後にスパッタリン
グを行って、それぞれ厚み10nm,30nmのTi
膜,TiN膜を連続して堆積する。そして、さらにスパ
ッタリングを行って、厚み100nmのW膜を堆積す
る。これにより、W/TiN/Tiからなる金属積層膜
7が形成される。なお、金属積層膜7のうちTiN/T
i層は上層のW層に対する密着層として機能すると共
に、下地のシリコン基板1との界面の抵抗を下げる効果
がある。一方、W層は不純物拡散層の抵抗を低減する機
能と、コンタクトエッチングの際の酸化膜エッチングの
オーバーエッチングを防止する機能と、バリアメタルと
しての機能とを有する。また、このTiN/Ti層のス
パッタリングは、アスペクト比が小さい形状に対して行
われるため、ステップカバレージも良好である。
【0091】次に、図7(c)に示すように、メタル研
磨用CMPを用いて、ゲート電極4a及びゲート配線4
bがいずれも露出するまで金属積層膜7を除去し、図9
に示される2つの第2間隙部Rgp2 内に積層金属膜7を
孤立させて、それぞれソース電極7a,ドレイン電極7
bとする。拡散層とゲート電極4aとの間の段差が30
0nmであり、拡散層とLOCOS膜上のゲート配線4
bとの段差が約450nmであることから、このように
積層金属膜7からソース・ドレイン電極7a,7bを形
成する加工は容易に行われる。なお、このソース・ドレ
イン電極7a,7bは、第2の導電性配線として機能す
るものである。
【0092】次に、図7(d)に示すように、低温酸化
膜からなる第1層間絶縁膜10(常圧CVDのUSG
膜)を500nm程度の厚みで堆積し,フォトリソグラ
フィー工程,ドライエッチング工程を実施して、コンタ
クト孔11の開口を行なう。このとき、ドライエッチン
グ工程では,下地のソース・ドレイン電極7a,7bに
よって活性領域6(シリコン表面)が保護されているた
め,第1層間絶縁膜10のオーバーエッチングのための
マージンが十分にとれるという利点がある。あるいは、
コンタクト孔11の形成位置をLOCOS膜2上にもっ
てくれば、活性領域6のダメージの虞れはまったく生じ
ない。
【0093】次に、図7(e)に示すように、選択CV
D法によりW(タングステン)をコンタクト孔11に埋
め込んでソース・ドレイン電極7a,7bのコンタクト
部12a,12bを形成する。なお、このとき、図示し
ないがゲート電極4aへのコンタクト部12cも形成さ
れる。このCVD反応は、下地がソース・ドレイン電極
7a,7bの最上層を構成するWであり、Wに対してW
が選択的に堆積されるために、従来のようなシリコン基
板あるいはシリコン酸化膜に対するダメージを全く与え
ない。
【0094】最後に、図7(f)に示すように、TiN
/AlSiCu/Ti膜を堆積した後、フォトリソグラ
フィー工程とドライエッチング工程とを行って、TiN
/AlSiCu/Ti膜から第1層目金属配線13a,
13b,…をパターニングする。
【0095】ここで、本実施形態によって形成される半
導体装置の特徴部分について、図10及び図11(a)
〜(c)を参照しながら説明する。図10は、図7
(e)に示す工程における半導体装置の平面図であり、
理解を容易にするために第1層目金属配線13の図示を
省略し、かつ第1層間絶縁膜10は透明体なので第1層
間絶縁膜10を透視した状態を示している。また、図1
1(a)〜(c)は、それぞれ図10に示すXIa −XIa
線,XIb −XIb 線,XIc −XIc 線における断面図であ
り、第1層目金属配線13も図示されている。
【0096】図10に示すように、ソース電極7aとド
レイン電極7bとは、ゲート配線4bとゲート配線4a
の分離用サイドウォール15aに囲まれた状態であり、
ソース電極7a,ドレイン電極7b,ゲート電極4aの
広い部分にそれぞれコンタクト部12a,12b,12
cが形成されている。そして、この平面構造でわかるよ
うに、ゲート電極4a、ソース電極7a、ドレイン電極
7cのそれぞれが分離用サイドウォール15aによって
形状的にも電気的にも分離されている。また、各電極4
a,7a,7bは、LOCOS膜2上のゲート配線4b
とも電気的に分割されている。
【0097】図11(a)に示すように、ソース・ドレ
イン電極7a,7bのコンタクト部12a,12bを横
切る断面では、コンタクト部12a,12bがLOCO
S膜2上に設けられており、活性領域6の保護と、高濃
度拡散層の面積の縮小に有効であるといえる。その点、
サリサイドプロセスよりも有利であるといえる。図11
(b)に示すように、ゲート電極4a,ソース電極7
a,ドレイン電極7b及びゲート配線4bが分離用サイ
ドウォール15aで分離されている。図11(c)に示
すように、ゲート電極4aとその両側のゲート配線4b
とが2か所の第1間隙部Rgp1 に完全に埋め込まれたサ
イドウォール形成用絶縁膜によって分離されている。
【0098】なお、各半導体装置間を分離する部材はL
OCOS膜に限定されるものではなく、トレンチ内に絶
縁膜を埋め込んでなる素子分離を設けてもよい。
【0099】なお、本実施形態において、ゲート電極4
a、ゲート配線4bを構成する第1導電性膜はポリシリ
コン膜としたが、第1導電性膜をポリサイドやポリメタ
ルで構成してもよいことはいうまでもない。
【0100】(第6の実施形態)次に、第6の実施形態
について、図12〜図16を参照しながら説明する。図
12は本実施形態に係る半導体装置の回路図、図13〜
図16は本実施形態に係る半導体装置の各製造工程にお
ける平面図である。
【0101】本実施形態では、上述の第5の実施形態で
説明した工程(図7(a)〜(e))を基本としてイン
バータチェーンを形成する具体的な場合について説明す
る。
【0102】図12は、CMOS回路で設計されたイン
バータチェーンの回路図である。同図に示すように、各
々3つのPチャネルMOSトランジスタTRp1〜TRp3
とNチャネルMOSトランジスタTRn1〜TRn3とを備
え、PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタ
とからなるCMOSインバータを3段設けている。各P
チャネルMOSトランジスタTRp1〜TRp3のドレイン
には電源供給端子51から電圧Vddが印加され、各Nチ
ャネルMOSトランジスタTRn1〜TRn3のソースは接
地電位Vssを供給する接地端子52に接続されている。
そして、入力端子53を介して入力される信号を反転し
て出力端子54から出力するように構成されている。
【0103】図13は、第5実施形態における図8に相
当する工程、つまり図7(a)に示す工程中のLDD用
サイドウォール5aを形成する前の状態における平面図
である。同図に示すように、CMOSインバータを構成
する1対のPチャネルMOSトランジスタとNチャネル
MOSトランジスタのゲート電極4aは共通のポリシリ
コン膜により構成されており、この3つのゲート電極を
取り囲む櫛形のゲート配線4bがLOCOS膜上に形成
されている。このゲート配線は、PチャネルMOSトラ
ンジスタTRp1〜TRp3側と、NチャネルMOSトラン
ジスタTRn1〜TRn3側とに分離されている。そして、
各ゲート電極4aとゲート配線4bとの間には、所定値
Tよりも狭い間隙を有する第1間隙部Rgp1 と、所定値
Tよりも広い間隙を有する第2間隙部Rgp2 とが設けら
れている。なお、第2間隙部Rgp2 は活性領域6とLO
COS膜の一部とを含む領域の上に形成され、第1間隙
部はLOCOS膜上に設けられている。
【0104】図14は、ゲート電極4a及びゲート配線
4bの側面上に分離用サイドウォール15aを形成した
後における平面図であり、第5実施形態の図8に示す工
程と同じ工程における構造を示す。ただし、本実施形態
では、異方性エッチングによって形成された分離用サイ
ドウォール15aの一部をフォトリソグラフィー工程と
エッチング工程とにより除去する工程を含んでいる。す
なわち、第2,第3段目のCMOSインバータのゲート
電極4aの中央部にサイドウォール除去部Rdeが設けら
れている。この除去部Rdeは、後述のように、前段のイ
ンバータと次段のインバータとが接続されるポイント,
つまり前段のインバータのソース/ドレイン電極と次段
のゲート電極とを接続するポイントである。
【0105】図15は、上述の図10に示される工程と
同じ時点における構造を示す平面図であって、W/Ti
N/Ti膜を堆積して、メタルCMP法によりゲート電
極上4aとゲート配線4bとの上のW/TiN/Ti膜
のみを選択研磨した後第1層間絶縁膜を堆積し、さらに
コンタクト孔を開口してWをコンタクト孔に埋め込んだ
時点における構造を示す。同図に示すように、CMPに
より、各インバータにおいて、PチャネルMOSトラン
ジスタのドレイン電極7bと、NチャネルMOSトラン
ジスタのソース電極7aと、PチャネルMOSトランジ
スタのソース電極及びNチャネルMOSトランジスタの
ドレイン電極となる共通電極7cとに分離されている。
そして、ソース電極7aの一部に接地端子との接続のた
めのコンタクト部12aが,ドレイン電極7bの一部に
電源供給端子との接続のためのコンタクト部12bが、
1段目のインバータのゲート電極4aに入力端子との接
続のためのコンタクト部12cが、3段目のインバータ
の共通電極7cに出力端子との接続のためのコンタクト
部12dがそれぞれ確保されている。
【0106】図16は、金属膜を堆積した後、フォトリ
ソグラフィー工程とエッチング工程とを行って、第1層
目金属配線13を形成した状態における平面図である。
同図に示すように、各インバータのソース電極7aとコ
ンタクト部12aを介して接続されかつ接地端子52に
接続される第1層目金属配線13aと、各インバータの
ドレイン電極7bとコンタクト部12bを介して接続さ
れかつ電源供給端子51に接続される第1層目金属配線
13bと、第1段目のインバータのゲート電極4aとコ
ンタクト部12cを介して接続されかつ入力端子53に
接続される第1層目金属配線13cと、3段目のインバ
ータの共通電極7cとコンタクト部12dを介して接続
されかつ出力端子54に接続される第1層目金属配線1
3dとが設けられている。
【0107】本実施形態に係るインバータチェーンの構
造では、電源ライン(第1層目金属配線13a〜13
d)以外の領域をすべてポリシリコン膜及びW/TiN
/Ti膜で接続することが可能となり、回路面積を大幅
に縮小化し得る利点がある。
【0108】(第7の実施形態)次に、第7の実施形態
について、図17(a)〜(e)を参照しながら説明す
る。図17(a)〜(e)は、上述の第5の実施形態に
おける工程を応用した形態における半導体装置の製造工
程を示す。
【0109】まず、図17(a)に示すように、シリコ
ン基板1に形成される各トランジスタ間を分離する厚み
300nm程度のLOCOS膜2を熱酸化炉中で形成す
る。そして、p,nチャネルMOSトランジスタを形成
するに適切なイオン注入や,熱処理を行なった後,厚み
が10nm程度のゲート酸化膜3をドライ酸化法により
形成し,ポリシリコン膜をLP−CVD法で堆積し,さ
らにポリシリコン膜の上にPSG膜を堆積する。そし
て、フォトリソグラフィー工程とドライエッチング工程
とを行って、この2層膜から活性領域内にはゲート電極
4a及びその上面スペーサ膜17aを、LOCOS膜2
の上にはゲート配線4b及びその上面スペーサ膜17b
をそれぞれ形成する。さらに、LDD構造のトランジス
タを形成するために適切なイオン注入を終えた後,HT
O膜をLP−CVD法で全面堆積し,異方性の強いドラ
イエッチングを行って、ゲート電極4aの横に酸化膜か
らなるLDD用サイドウォール5aを形成した後、活性
領域6内に拡散層(高濃度ソース・ドレイン)を形成す
るためのイオン注入を高ドーズ量で行い、適切な温度で
活性化する。ここまでの工程は、ポリシリコン膜の上に
PSG膜(スペーサ膜)を堆積する点を除き、上述の第
5実施形態の工程と同じである。
【0110】次に、図17(b)に示すように、シリコ
ン窒化膜の堆積と異方性ドライエッチングとを行って、
LDD用サイドウォール5aの上に、分離用サイドウォ
ール15aを形成する。この工程は上記第5の実施形態
で説明した方法と同じである。ここで、本実施形態で
は、各上面スペーサ膜17a,17bをHFベーパーに
よる気相エッチングにて選択的に除去し、ゲート電極4
a及びゲート配線4b上に凹部18a,18bを形成す
る。このとき、本実施形態では図示を省略するが、上記
第5の実施形態における図9に示すように、ゲート電極
4aとゲート配線4b,4bとの間の間隙のうち第1間
隙部Rgp1 はサイドウォール形成用のHTO膜によって
完全に埋め込まれている。ただし、本実施形態では、ゲ
ート電極4a及びゲート配線4bの上方の各凹部18
a,18bも所定値Tよりも広い第2間隙部Rgp2 とな
っている。一方、図9に示す部位と同じ部位に形成され
ている第2間隙部Rgp2 は、第1間隙部Rgp1 がHTO
膜によって埋め込まれることで、ゲート配線4b,4b
の外方とは孤立した状態となっている。
【0111】次に、図17(c)に示すように、HF系
エッチング剤を含むエッチング剤によるディップエッチ
ング処理後にスパッタリングを行って、それぞれ厚み1
0nm,30nmのTi膜,TiN膜を連続して堆積す
る。そして、さらにスパッタリングを行って、厚み10
0nmのW膜を堆積する。これにより、W/TiN/T
iからなる金属積層膜7が形成される。
【0112】次に、図17(d)に示すように、メタル
研磨用CMPを用いて、ゲート電極4a及びゲート配線
4bがいずれも露出するまで金属積層膜7を除去し、図
9に示される2つの第2間隙部Rgp2 内に積層金属膜7
を孤立させて、それぞれソース電極7a,ドレイン電極
7b,上部ゲート電極7c,上部ゲート配線7dとす
る。すなわち、ゲート電極4a及び上部ゲート電極7c
とゲート配線4b及び上部ゲート配線7dとは第1の導
電性配線として機能し、ソース電極7a,ドレイン電極
7b,上部電極7c及び上部ゲート配線7cは、第2の
導電性配線として機能するものである。
【0113】次に、図17(e)に示すように、低温酸
化膜からなる第1層間絶縁膜10(常圧CVDのUSG
膜)を500nm程度の厚みで堆積し,コンタクト孔を
開口した後、選択CVD法によりW(タングステン)を
コンタクト孔に埋め込んでソース電極7a,ドレイン電
極7b,上部電極7c及び上部ゲート配線7cのコンタ
クト部12a,12b,12c,12d(ただし、コン
タクト部12dは図示せず)を形成する。最後に、Ti
N/AlSiCu/Ti膜を堆積した後、フォトリソグ
ラフィー工程とドライエッチング工程とを行って、Ti
N/AlSiCu/Ti膜から第1層目金属配線13a
〜13d(第1層目金属配線13dは図示せず)をパタ
ーニングする。
【0114】本実施形態では、ゲート電極4a及びゲー
ト配線4bの上に、本来第2の導電性配線として機能す
るW/TiN/Ti膜からなる上部ゲート電極7a,及
び上部ゲート配線7bが密着していることで、ゲート電
極4a及びゲート配線7bを低抵抗化できるという利点
がある。その場合、ゲート電極やゲート配線をポリサイ
ドやポリメタルで構成する方法に比較してメタル形成工
程を1つが省略でき、コストの低減を図ることができ
る。
【0115】(その他の実施形態)上記各実施形態で
は、半導体基板としてシリコン基板を用いた形態につい
て説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるも
のではなく、GaAs等の化合物半導体基板等について
も適用することができる。
【0116】上記各実施形態では、素子分離をLOCO
S膜で構成したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、トレンチ構造等の素子分離を有するも
のにも適用されるものである。
【0117】
【発明の効果】本発明の配線の形成方法によれば、フォ
トリソグラフィーの解像限界よりも微細なピッチを有す
る配線の形成を図ることができるという有利な効果が得
られる。
【0118】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
能動素子を有する半導体装置の配線を所望の位置に自己
整合的に形成しながら、配線ピッチの微細化を図ること
ができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る配線の形成工程を示すウ
エハーの断面図である。
【図2】第2の実施形態に係る配線の形成工程の前半部
分を示すウエハーの断面図である。
【図3】第2の実施形態に係る配線の形成工程の後半部
分を示すウエハーの断面図である。
【図4】第2の実施形態に係る配線の形成工程によって
得られたウエハーの平面図である。
【図5】第3の実施形態に係る配線の形成工程を示すウ
エハーの断面図である。
【図6】第4の実施形態に係る配線の形成工程を示すウ
エハーの断面図である。
【図7】第5の実施形態に係る半導体装置の製造工程を
示すウエハーの断面図である。
【図8】第5の実施形態に係る半導体装置の製造工程の
うちゲート配線,高濃度拡散層を形成する工程を行った
ときのウエハーの平面図である。
【図9】第5の実施形態に係る半導体装置の製造工程の
うちサイドウォールを形成する工程を行ったときのウエ
ハーの平面図である。
【図10】第5の実施形態に係る半導体装置の製造工程
のうちコンタクト層へのタングステンの埋め込みを行っ
たときのウエハーの平面図である。
【図11】図10に示すXIa −XIa 線,XIb −XIb 線,
XIc −XIc 線における断面図である。
【図12】第6の実施形態に係るインバータチェーンの
電気回路図である。
【図13】第6の実施形態に係るインバータチェーンの
製造工程のうちゲート電極,ゲート配線及び高濃度拡散
層の形成を行ったときのウエハーの平面図である。
【図14】第6の実施形態に係るインバータチェーンの
製造工程のうちサイドウォールの形成を行ったときのウ
エハーの平面図である。
【図15】第6の実施形態に係るインバータチェーンの
製造工程のうちコンタクト孔へのタングステンの埋め込
みを行ったときのウエハーの平面図である。
【図16】第6の実施形態に係るインバータチェーンの
製造工程のうち第1層目金属配線の形成を行ったときの
ウエハーの平面図である。
【図17】第7の実施形態に係る半導体装置の製造工程
を示すウエハーの断面図である。
【図18】従来の配線の形成構造を示す断面図である。
【図19】従来のポリサイドプロセスによる半導体装置
の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 LOCOS膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン膜 4a ゲート電極 4b ゲート配線 5 HTO膜 5a LDD用サイドウォール 6 活性領域 7 多層金属膜 7a ソース電極 7b ドレイン電極 7c 上部ゲート電極 7d 上部ゲート配線 10 第1層間絶縁膜 11 コンタクト孔 12 コンタクト部 13 第1層目金属配線 14 保護膜 15a 分離用サイドウォール 17a,17b 上面スペーサ 20 第2層間絶縁膜 21 第2層目金属配線 30 第3層間絶縁膜 31 フォトレジストマスク Rgp1 第1間隙部 Rgp2 第2間隙部 Rcs 溝部 Fmet2 第2金属膜 Fmet2 第3金属膜

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上に、第1の導電性膜で構
    成され間隙部を挟んで対峙する複数の第1の導電性配線
    を、上記間隙部のうちの少なくとも1つが所定値Tより
    も広くなるように形成する工程と、 上記第1の導電性配線及び間隙部の上に絶縁膜を堆積
    し、上記所定値Tよりも広い間隙部の上方に絶縁膜の溝
    部を形成する工程と、 上記絶縁膜を平坦化することなく、絶縁膜の上に第2の
    導電性膜を堆積する工程と、 上記第2の導電性膜を少なくとも上記絶縁膜の表面が露
    出する位置まで除去し、上記絶縁膜の溝部に上記第2の
    導電性膜を残存させてなる第2の導電性配線を形成する
    工程とを備えていることを特徴とする配線の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線の形成方法におい
    て、 上記第1の導電性配線間の間隙部は、上記所定値Tより
    狭い第1の間隙部と上記所定値Tより広い第2の間隙部
    とを含み、 上記絶縁膜を堆積する工程では、上記第1の間隙部全体
    を上記絶縁膜によって埋め込む一方、上記第2の間隙部
    の上方に上記絶縁膜の溝部を形成し、 上記第2の導電性配線を形成する工程では、上記溝部の
    みに上記第2の導電性膜を残してこれを第2の導電性配
    線とすることを特徴とする配線の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の配線の形成方法に
    おいて、 上記第2の導電性配線を形成する工程は、化学機械研磨
    により行われることを特徴とする配線の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の配線の形成方
    法において、 上記第1の導電性配線を形成する工程の前に上記第1の
    導電性配線の下に下層配線を形成する工程と、 上記絶縁膜を堆積した後に、上記第1の導電性配線及び
    下層配線のうち少なくともいずれか一方の上の絶縁膜に
    コンタクトホールを形成する工程とを備え、 上記第2の導電性膜を堆積する工程では、上記コンタク
    トホールに第2の導電性膜を埋め込むことを特徴とする
    配線の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3記載の配線の形成方
    法において、 上記第1の導電性配線を形成する工程では、上記所定値
    Tを堆積しようとする絶縁膜の膜厚の2倍とすることを
    特徴とする配線の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2又は3記載の配線の形成方
    法において、 上記絶縁膜を堆積する工程の後、上記第2の導電性膜を
    堆積する工程の前に、上記絶縁膜の異方性エッチングを
    行って、上記溝部下方の第1の導電性配線が露出するま
    で上記溝部を掘り下げて、上記溝部両側の上記第1の導
    電性配線の側面上に上記絶縁膜からなるサイドウォール
    を形成する工程をさらに備え、 上記第2の導電性配線を形成する工程では、上記サイド
    ウォールの表面が露出するまでエッチングを行うことを
    特徴とする配線の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の配線の形成方法におい
    て、 上記第1の導電性配線を形成する工程では、上記第1の
    導電性膜を堆積した後、さらに第1の導電性膜の上に保
    護用絶縁膜を堆積し、上記第1の導電性膜と上記保護用
    絶縁膜とから上面保護膜を付設してなる第1の導電性配
    線を形成することを特徴とする配線の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の配線の形成方法におい
    て、 上記サイドウォールを形成する工程の前に、 上記第1の導電性配線の各側面上にLDD用サイドウォ
    ールをあらかじめ形成する工程をさらに備えていること
    を特徴とする配線の形成方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の表面付近の領域を複数の活
    性領域に区画する素子分離を形成する工程と、 上記活性領域の一部を少なくとも含む領域の上と上記素
    子分離の上とに間隙部を挟んで対峙する複数の第1の導
    電性配線を、上記間隙部のうち少なくとも1つが所定値
    Tよりも広くなるように形成する工程と、 上記第1の導電性配線及び間隙部の上に絶縁膜を堆積
    し、上記所定値Tよりも広い間隙部の上方に上記絶縁膜
    の溝部を形成する工程と、 上記絶縁膜の異方性エッチングを行って、上記溝部下方
    の第1の導電性配線が露出するまで上記溝部を掘り下げ
    て、上記溝部両側の上記第1の導電性配線の側面上に上
    記絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、 上記第1の導電性配線及び溝部の上に第2の導電性膜を
    堆積する工程と、 上記第2の導電性膜の化学機械研磨を行って、上記第2
    の導電性膜のうち上記第1の導電性配線の上方部分のみ
    を選択的に除去し、上記間隙部に上記第2の導電性膜を
    残存させてなる第2の導電性配線を形成する工程とを備
    え、 上記第1の導電性配線と第2の導電性配線とを有する少
    なくとも1つの能動素子を上記活性領域内に形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第1の導電性配線を形成する工程では、第1の導電
    性配線間の端部に上記所定値Tより狭い第1の間隙部を
    形成する一方、第1の導電性配線間の中央部に上記所定
    値Tより広い第2の間隙部を形成し、 上記サイドウォールを形成する工程では、上記第1の間
    隙部は上記絶縁膜で埋め込む一方、上記第2の間隙部に
    は上記第1の導電性配線の一部が露出した溝部を形成
    し、 上記第2の導電性配線を形成する工程では、上記溝部の
    みに上記第2の導電性膜を残してこれを第2の導電性配
    線とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第1の導電性配線を形成する工程及びサイドウォー
    ルを形成する工程では、上記第1の導電性配線の両側に
    活性領域の一部を露出させておき、 上記第2の導電性配線を上記活性領域に接触させて、第
    2の導電性配線を上記能動素子の引きだし電極として機
    能させることを特徴とする半導体装置の形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第1の導電性配線を形成する工程では、ポリシリコ
    ン膜からなる第1の導電性配線を形成することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第1の導電性配線は、下層が導電層で上層が絶縁層
    である2層膜により構成されていることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記サイドウォールを形成する工程の前に、各第1の導
    電性配線の側面上にLDD用サイドウォールを形成する
    工程をさらに備えていることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記サイドウォールを形成した後に、ドライエッチング
    を用いて上記サイドウォールを一部エッチング加工し、
    上記第1の導電性配線と上記第2の導電性配線とを電気
    的に導通させることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第1の導電性配線を形成する工程では、エッチング
    レートの高い絶縁膜で構成される上層と導電膜で構成さ
    れる下層とからなる第1の導電性配線を形成し、 上記サイドウォールを形成した後に、上記第1の導電性
    配線の上層のエッチングレートの高い絶縁膜のみを選択
    的に除去する工程をさらに備え、 上記全面に第2の導電性膜を堆積する工程では、上記第
    1の導電性配線の上に第2の導電性膜として低抵抗の金
    属膜を積層し、 上記第2の導電性配線を形成する工程では、上記第2の
    導電性配線を上記低抵抗の金属膜のみで構成する一方、
    上記第1の導電性配線を上記第1の導電性膜と上記低抵
    抗の金属膜との積層膜で構成することを特徴とする半導
    体装置製造方法。
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JP2010040977A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法

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