JPH07254700A - Mis型トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

Mis型トランジスタおよびその製造方法

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JPH07254700A
JPH07254700A JP6043571A JP4357194A JPH07254700A JP H07254700 A JPH07254700 A JP H07254700A JP 6043571 A JP6043571 A JP 6043571A JP 4357194 A JP4357194 A JP 4357194A JP H07254700 A JPH07254700 A JP H07254700A
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insulating layer
forming
semiconductor
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Toshiaki Tsutsumi
聡明 堤
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66666Vertical transistors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高集積化かつ高性能化が可能なMIS型トラ
ンジスタを提供する。 【構成】 p型半導体基板1の主表面にはn型不純物拡
散層3が形成される。p型半導体基板1の主表面上には
第1および第2の層間絶縁層4,6とゲート電極5とが
形成される。この第1および第2の層間絶縁層4,6と
ゲート電極5とを部分的に貫通するように第1の開口部
7が設けられる。第1の開口部7内にはn型シリコンエ
ピタキシャル層9とp型シリコンエピタキシャル層10
とn型シリコンエピタキシャル層11との積層構造が形
成される。少なくともp型シリコンエピタキシャル層1
0の内部には埋込絶縁層14が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MIS(Metal Insu
lator Semiconductor )型トランジスタおよびその製造
方法に関し、特に、高集積化および高性能化が可能とな
るMIS型トランジスタおよびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、VLSIは様々な電子機器に用い
られるようになってきている。そして、この電子機器に
対して高性能化,小型化が要求されている。それに伴
い、VLSIにも高性能化と高集積化とが要求されてき
ている。このような要求を満すため、従来から種々のト
ランジスタの構造が考案されてきている。
【0003】以下、上記の高性能化あるいは高集積化の
要求を満たすべく考案された従来の手法について、DR
AMに組込まれたトランジスタを一例として挙げ、図4
6および図47を用いて説明する。図46は、トランジ
スタの高性能化を実現すべく考案されたSOI(Semico
nductor On Insulator)構造を有するトランジスタが組
込まれたDRAM(Dynamic Random Access Memory)を
示す部分断面図である。図47は、高集積化を実現すべ
く縦方向に立体的に形成されたトランジスタを有するD
RAMを示す部分断面図である。なお、図46および図
47に示されるDRAMは、Proc.IEEE IE
DM(1985)P.694〜P.697に開示されて
いる。
【0004】まず、上記の図46を用いて、高性能化を
実現し得る従来の手法について説明する。図46を参照
して、p型半導体基板101の主表面には、p型半導体
層102と、n型半導体層103とがそれぞれ形成され
ている。また、p型半導体基板101の主表面には、p
型半導体層102にまで達するトレンチ105が所定位
置に形成されている。このトレンチ105の内表面には
絶縁層104が形成されている。この絶縁層104表面
上にはセルプレート電極106が形成されている。セル
プレート電極106表面を覆うように絶縁層107が形
成されている。
【0005】この絶縁層107上には、n型半導体層1
08,110と、p型半導体層109とが形成されてい
る。このp型半導体層109上には、絶縁層114を介
在してゲート電極(ワード線)111が形成されてい
る。このゲート電極111と、n型半導体層108,1
10と、p型半導体層109とで上記のSOI構造のト
ランジスタが構成されることになる。
【0006】上記のSOI構造のトランジスタに関して
は、古くから研究が行なわれており、ラッチアップ防
止,サブスレッショルド特性の向上などといった高性能
化が可能となることは周知の事実とされている。
【0007】なお、ゲート電極111を覆うように層間
絶縁層112が形成され、この層間絶縁層112には所
定位置にコンタクトホール115が設けられる。このコ
ンタクトホール115内および層間絶縁層112上には
ビット線113が形成されることになる。
【0008】次に、上記の高集積化を実現する従来の手
法について、図47を用いて説明する。図47を参照し
て、この図に示されるDRAMにおいては、n型半導体
層108,110と、p型半導体層109とが縦方向に
積層されている。そして、p型半導体層111の側面と
対向する位置にゲート電極111が設けられている。そ
れ以外の構造に関しては図46に示されるDRAMと同
様である。このような構造を有することによって、トラ
ンジスタを縦方向に立体的に形成することが可能とな
る。そのため、図46に示される場合のように、横方向
にトランジスタを形成する場合に比べて、半導体基板1
01の主表面におけるトランジスタの占有面積を減少さ
せることが可能となる。それにより、デバイスの高集積
化を実現することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例には、次に説明するような問題点があった。その
問題点について、再び図46および図47を用いて説明
する。まず図46を参照して、従来のSOI構造のトラ
ンジスタにおいては、n型半導体層108,110と、
p型半導体層109とが横方向に隣接するように設けら
れている。
【0010】一方、このSOI構造のトランジスタにお
いても、所望のトランジスタ特性を得るためには、n型
半導体層108の平面幅W1,チャネル領域となるp型
半導体層109の平面幅W2,n型半導体層110の平
面幅W3として所定の大きさが必要となる。具体的に
は、平面幅W1,W3は、約1μm程度は必要である。
また、平面幅W2は、0.5μm程度必要となる。それ
により、上記の従来のSOI構造のトランジスタは、少
なくとも2.5μm程度の平面幅W4を必要とすること
となる。したがって、性能を劣化させることなくトラン
ジスタの平面幅をさらに縮小すること、すなわち高集積
化が困難となるといった問題点が生じる。
【0011】次に、図47を用いて、従来の手法によっ
て高集積化されたトランジスタの問題点について説明す
る。図47に示されるように、n型半導体層108,1
10と、p型半導体層109とを縦方向に積層すること
によって、図46に示される場合よりもトランジスタを
高集積化することが可能となる。より具体的には、n型
半導体層108,110と、p型半導体層109の平面
幅W6を、約1μm程度以下にすることが可能となる。
したがって、ゲート電極111の平面幅を考慮したとし
ても、図46に示される場合よりもトランジスタを高集
積化することが可能となる。
【0012】しかし、n型半導体層108,110と、
p型半導体層109とを上記のような平面幅W6を有す
るように形成することによって、次のような問題点が生
じる。すなわち、図47に示される縦型のトランジスタ
においては、図46に示されるSOI構造のトランジス
タの場合に比べて、p型半導体層109においてゲート
電極111に電圧を印加した場合に、ゲート電極111
近傍に形成される反転層と残りのp型半導体層109と
の間に接合が形成される。この接合部に容量が発生す
る。それにより、サブスレッショルド特性などのトラン
ジスタの特性が劣化するといった問題が生じることとな
る。
【0013】これは、p型半導体層109が上記のよう
な平面幅W6を有することに起因して生じる問題点であ
るが、現状の技術ではビット線113とn型半導体層1
10とを電気的に接続するためのコンタクトホール11
5の開口幅W5は0.5μm以下とすることは困難であ
るため必然的にn型半導体層108,110とp型半導
体層111との平面幅W6は上記のように1μm程度は
必要となる。そのため、必然的に、上記のようなトラン
ジスタの特性の劣化といった問題が生じることとなる。
【0014】以上説明したように、従来の手法において
は、高性能化を追求した場合には高集積化が困難とな
り、高集積化を追求した場合には高性能化が困難となっ
ていた。つまり、従来の手法においては、高集積化と高
性能化との2つの要求を同時に満足させることは困難で
あるといった問題点があった。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものである。この発明の目的は、高集積
化と高性能化との2つの要求を同時に満足させることが
可能となるMIS型トランジスタおよびその製造方法を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に基づくMIS
型トランジスタは、一つの局面では、第1導電型の第1
半導体層と、第2導電型の第2半導体層と、第1導電型
の第3半導体層と、絶縁層と、ゲート電極とを備える。
第2半導体層は第1半導体層上面上に形成される。第3
半導体層は第2半導体層上面上に形成される。ゲート電
極は、第2半導体層の側面と対向する位置に絶縁層を介
在して形成される。絶縁層は、第2半導体層内部に形成
され、第2半導体層の厚みを実質的に減少させる。
【0017】この発明に基づくMIS型トランジスタ
は、他の局面では、主表面を有する第1導電型の半導体
基板と、第2導電型の不純物拡散層と、第1の絶縁層
と、第2導電型の第1半導体層と、第1導電型の第2半
導体層と、第2導電型の第3半導体層と、第2の絶縁層
と、ゲート電極と、導電層とを備える。第2導電型の不
純物拡散層は半導体基板の主表面に形成される。第1の
絶縁層は半導体基板の主表面上に形成され不純物拡散層
の一部表面にまで達する開口を有する。第1半導体層は
不純物拡散層の一部表面上に形成される。第2半導体層
は第1半導体層上面上に形成される。第3半導体層は第
2半導体層上面上に形成される。第2半導体層内部には
開口の深さ方向に第2半導体層を貫通する孔が設けられ
る。この孔内に第2の絶縁層は埋込まれる。ゲート電極
は、第2半導体層側面と対向する位置に第3の絶縁層を
介在して形成される。導電層は第3半導体層に接続され
る。
【0018】この発明に基づくMIS型トランジスタの
製造方法によれば、一つの局面では、まず第1導電型の
半導体基板の主表面の所定領域に第2導電型の不純物拡
散層を形成する。この不純物拡散層表面上に、第1の絶
縁層,所定形状にパターニングされた第1の導電層およ
び第2の絶縁層を順次形成する。第1の絶縁層,第1の
導電層および第2の絶縁層を部分的に貫通し不純物拡散
層の一部表面を露出させる第1の開口部を形成する。こ
の第1の開口部内に露出する第1の導電層の表面上に第
3の絶縁層を構成する。露出した不純物拡散層の一部表
面上に、第2導電型の第1半導体層,第1導電型の第2
半導体層および第2導電型の第3半導体層を順次形成す
る。このとき、第3半導体層は、その上面が第2の絶縁
層の上面よりも低くなるように形成される。第3半導体
層上に位置する第1の開口部の側壁に第1のサイドウォ
ール絶縁層を形成する。この第1のサイドウォール絶縁
層をマスクとして用いて第2および第3の半導体層を部
分的に貫通する第2の開口部を形成する。この第2の開
口部内を充填しかつ第2の絶縁層を覆うように第4の絶
縁層を形成する。第4の絶縁層および第1のサイドウォ
ール絶縁層の厚みを減じることによって、第3半導体層
の上面を露出させかつ第2の開口部内に第4の絶縁層を
残余させる。第3の半導体層上面上に第2の導電層を形
成する。
【0019】この発明に基づくMIS型トランジスタの
製造方法によれば、他の局面では、まず第1導電型の半
導体基板の主表面上に所定形状にパターニングされた第
1の絶縁層を形成する。この第1の絶縁層をマスクとし
て用いて半導体基板の主表面に異方性エッチング処理を
施すことによって、第1の溝部を形成する。この第1の
溝部の側壁に第1のサイドウォール絶縁層を形成する。
第1の絶縁層および第1のサイドウォール絶縁層をマス
クとして用いて、第1の溝部底面に異方性エッチング処
理を施すことによって、第1の溝部と連なる第2の溝部
を形成する。第1の絶縁層および第1のサイドウォール
絶縁層をマスクとして用いて第2の溝部表面に第2導電
型の不純物を導入することによって、第1の不純物拡散
層を形成する。第2の溝部および第1のサイドウォール
絶縁層を覆うように第2の絶縁層を形成し、この第2の
絶縁層をエッチバックすることによって第2の溝部内に
第2の絶縁層を残余させるとともに第1のサイドウォー
ル絶縁層をも同時に除去する。第2の絶縁層を覆い第1
の絶縁層上面を露出させる第4の絶縁層を形成する。第
1の絶縁層を除去することによって、半導体基板の主表
面を選択的に露出させる第3の溝部を形成する。露出し
た半導体基板の主表面に第2導電型の不純物を導入する
ことによって第2の不純物拡散層を形成する。第3の溝
部側壁に第2のサイドウォール絶縁層を形成し、この第
2のサイドウォール絶縁層および第4の絶縁層をマスク
として用いて半導体基板の主表面をエッチングすること
によって第1の不純物拡散層に達する第4の溝部を形成
する。第4の溝部内を充填しかつ第2のサイドウォール
絶縁層を覆うように第5の絶縁層を形成する。第5の絶
縁層および第2のサイドウォール絶縁層の厚みを減じる
ことによって、第3半導体層上面を露出させかつ第4の
溝部内に第5の絶縁層を残余させる。第3の半導体層上
面上に第2の導電層を形成する。
【0020】この発明に基づくMIS型トランジスタの
製造方法によれば、さらに他の局面では、まず第1導電
型の半導体基板の主表面の所定領域に第2導電型の不純
物拡散層を形成する。この不純物拡散層表面上に第1の
絶縁層,所定形状にパターニングされた第1の導電層お
よび第2の絶縁層を順次形成する。第1の絶縁層,第1
の導電層および第2の絶縁層を部分的に貫通し不純物拡
散層の一部表面を露出させる第1の開口部を形成する。
この第1の開口部の側壁表面上に第3と第4の絶縁層を
順次形成する。この第3と第4の絶縁層によって取囲ま
れた第1の開口部内に第5の絶縁層を埋込む。第4の絶
縁層を除去することによって不純物拡散層の一部表面を
露出させる。露出した不純物拡散層の一部表面上に、第
2導電型の第1半導体層,第1導電型の第2半導体層お
よび第2の導電型の第3半導体層を順次形成する。第3
半導体層上面上に第2の導電層を形成する。
【0021】
【作用】この発明に基づくMIS型トランジスタによれ
ば、第2半導体層内部に絶縁層が形成される。それによ
り、この絶縁層とゲート絶縁層とによって狭まれる第2
半導体層の厚み、すなわち、MIS型トランジスタのチ
ャネル形成領域の深さ方向の厚みを調整できる。具体的
には、上記の第2半導体層の厚みを200nm以下程度
に調整できる。それにより、ゲート電極に所定の電位を
印加することによって、第2半導体層内の全領域を反転
させることが可能となる。そのため、チャネル領域下で
の接合形成による容量の発生を阻止できる。それによ
り、サブスレッショルド特性などのトランジスタ特性が
向上されたMIS型トランジスタが得られる。また、半
導体基板の主表面と垂直方向、すなわち縦方向に第1〜
第3の半導体層を積層することによってMIS型トラン
ジスタが形成されているので、半導体基板の主表面にお
ける1つのMIS型トランジスタの占有面積を小さく抑
えることが可能となる。それにより、MIS型トランジ
スタの高集積化も可能となる。
【0022】この発明に基づくMIS型トランジスタの
製造方法によれば、少なくとも第2半導体層を貫通する
孔内に絶縁層が埋込まれたMIS型トランジスタを形成
することが可能となる。それにより、トランジスタ特性
が向上しかつ高集積化されたMIS型トランジスタを形
成することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、この発明に基づく実施例について、図
1〜図45を用いて説明する。
【0024】(第1実施例)まず、図1〜図14を用い
て、この発明に基づく第1の実施例について説明する。
図1は、この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタを示す断面図である。この図を用いて、
本実施例におけるMIS型トランジスタの構造について
説明する。
【0025】図1を参照して、p型半導体基板(p型シ
リコン基板)1の主表面には、n型不純物拡散層3が形
成されている。また、p型半導体基板1の主表面上に
は、n型不純物拡散層3と部分的に重なるシリコン酸化
膜などからなる素子分離絶縁層2が形成されている。こ
の素子分離絶縁層2を覆うようにシリコン酸化膜などか
らなる第1の層間絶縁層4が形成されている。この第1
の層間絶縁層4上には所定形状にパターニングされた多
結晶シリコンなどからなるゲート電極5が形成される。
このゲート電極5および第1の層間絶縁層4を覆うよう
にシリコン酸化膜などからなる第2の層間絶縁層6が形
成されている。
【0026】上記の第1および第2の層間絶縁層4,6
と、ゲート電極5とを部分的に貫通しn型不純物拡散層
3表面にまで達するように第1の開口部7が形成されて
いる。第1の開口部7の側壁上には、絶縁層8が形成さ
れている。この絶縁層8の表面上には、n型シリコンエ
ピタキシャル層9,11と、p型シリコンエピタキシャ
ル層10とが形成されている。
【0027】上記のn型シリコンエピタキシャル層11
とp型シリコンエピタキシャル層10とを部分的に貫通
し、n型シリコンエピタキシャル層9内にまで達するよ
うに第2の開口部16が形成されている。この第2の開
口部16内にシリコン酸化膜などからなる埋込絶縁層1
4が形成される。この埋込絶縁層14上およびn型シリ
コンエピタキシャル層11上には、配線層15が形成さ
れる。
【0028】上記の構成において、MIS型トランジス
タは、ゲート電極5と、ゲート絶縁層として機能する絶
縁層8と、ソース/ドレイン領域となるn型シリコンエ
ピタキシャル層9,11と、チャネル領域となるp型シ
リコンエピタキシャル層10とで構成される。このと
き、図1に示されるように、少なくともp型シリコンエ
ピタキシャル層10内部に埋込絶縁層14を設けること
によって、ゲート電極5から離れた位置にpn接合が形
成されることを効果的に阻止することが可能となる。そ
れにより、ゲート電極5から離れた位置にpn接合が形
成されることによる寄生容量の発生を効果的に阻止する
ことが可能となる。その結果、サブスレッショルド特性
などのトランジスタ特性の向上したMIS型トランジス
タが得られる。
【0029】したがって、上記の埋込絶縁層14は、少
なくともp型シリコンエピタキシャル層10の上面の中
央部近傍を貫通するように設けられることが好ましい。
それにより、ゲート電極5から離れた位置に存在するp
n接合の形成を効果的に阻止することが可能となる。
【0030】なお、図1に示される態様においては、埋
込絶縁層14は、n型シリコンエピタキシャル層11と
p型シリコンエピタキシャル10とを部分的に貫通する
ように設けられているが、この埋込絶縁層14は、ゲー
ト電極5から離れた位置にあるp型シリコンエピタキシ
ャル層10の内部に設けられ、p型シリコンエピタキシ
ャル層10の厚みを実質的に薄くできればよい。それに
より、ゲート電極5から離れた位置にpn接合が形成さ
れることによる容量の発生を効果的に阻止することが可
能となる。
【0031】また、埋込絶縁層14の平面幅W′を適切
に調整することによって、MIS型トランジスタとして
機能するn型シリコンエピタキシャル層9,11と、p
型シリコンエピタキシャル層10との平面幅Wを所望の
値に調整することが可能となる。より具体的には、図4
7に示される従来例のように、n型シリコンエピタキシ
ャル層9,11とp型シリコンエピタキシャル層10と
の積層構造の平面幅が約1μm程度必要であった場合に
おいても、埋込絶縁層14の平面幅W′を0.8μmと
することによって上記の平面幅Wを0.1μm程度とす
ることが可能となる。それにより、MISトランジスタ
の性能を向上させることが可能となる。
【0032】なお、図1に示されるように、n型シリコ
ンエピタキシャル層9と、p型シリコンエピタキシャル
層10と、n型シリコンエピタキシャル層11とを、p
型半導体基板1の主表面と垂直方向、すなわち縦方向に
積層することによって、図47に示される従来例の場合
と同様に、図46に示される従来例の場合よりもMIS
型トランジスタを高集積化することが可能となる。以上
のことより、高集積化が可能となりかつトランジスタ特
性が向上したMIS型トランジスタが得られることにな
る。
【0033】次に、図2〜図10を用いて、本実施例に
おけるMIS型トランジスタの製造方法について説明す
る。図2〜図10は、この発明に基づく第1の実施例に
おけるMIS型トランジスタの製造工程の第1工程〜第
9工程を示す断面図である。
【0034】まず図2を参照して、p型半導体基板1の
主表面上に、CVD(Chemical Vapor Deposition )法
あるいは熱酸化法を用いて、100nm程度の厚みのシ
リコン酸化膜を形成する。そして、写真製版技術および
エッチング技術を用いて、このシリコン酸化膜をパター
ニングする。それにより、素子分離絶縁層2を形成す
る。次に、このp型半導体基板1の主表面に、Asなど
のn型不純物をイオン注入する。そして、熱拡散処理を
施すことによって不純物拡散層3を形成する。この不純
物拡散層3の濃度は、好ましくは、1019〜1020cm
-3程度である。また、p型半導体基板1の比抵抗は、8
〜11Ωcm程度である。
【0035】次に、図3を参照して、p型半導体基板1
の主表面上全面に、CVD法などを用いて、たとえば2
00nm程度の厚みのシリコン酸化膜などからなる第1
の層間絶縁層4を形成する。この第1の層間絶縁層4上
に、CVD法などを用いて、たとえば400nm程度の
厚みを有する多結晶シリコン層を形成する。そして、こ
の多結晶シリコン層を所定形状にパターニングすること
によってゲート電極5を形成する。
【0036】このとき、このゲート電極5の厚みが、M
IS型トランジスタのゲート長を決定する。すなちわ、
この場合であれば、MIS型トランジスタのゲート長は
400nm程度となる。また、ゲート電極5の材質とし
ては、遷移金属のシリサイド層,金属窒化物層,高融点
金属層および多結晶シリコン層から選ばれる少なくとも
1種以上の材質からなるものであれば単層構造であって
も多層構造であってもよい。次に、CVD法などを用い
て、たとえば400nm程度の厚みを有するシリコン酸
化膜などからなる第2の層間絶縁層6を形成する。
【0037】次に、図4を参照して、写真製版技術およ
びエッチング技術を用いて、トランジスタを形成する領
域に、第1および第2の層間絶縁層4,6と、ゲート電
極5とを部分的に貫通しn型不純物拡散層3の表面にま
で達する第1の開口部7を形成する。この第1の開口部
7の平面形状は、好ましくは、直径1μm程度の円であ
る。しかし、この第1の開口部7の平面形状は、楕円,
多角形(三角形,四角形,五角形,六角形等),多角形
の角部を丸めた形状などいかなる形状でもよい。
【0038】次に、図5を参照して、CVD法などを用
いて、たとえば20nm程度の厚みのシリコン酸化膜を
全面に形成する。RIE(Reactive Ion Etching)法な
どを用いて、このシリコン酸化膜に異方性エッチング処
理を施す。それにより、絶縁層8を形成する。なお、こ
の絶縁層8の材質としては、シリコン酸化膜のほか、シ
リコン窒化膜,シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との多
層膜などを挙げることができる。
【0039】次に、図6を参照して、選択エピタキシャ
ル成長法を用いて、n型シリコンエピタキシャル層9,
p型シリコンエピタキシャル層10,n型シリコンエピ
タキシャル層11を順次形成する。選択エピタキシャル
成長法に関しては、J. O. Borland & I.Beinglass, Sol
id State Technology, January, 1990, P.73などに開示
されているため詳細な説明は省略するが、たとえば、S
iH2 Cl2 ,H2 ,HCl,ドーピング用としてAs
3 やB26 などのガスを用いた熱CVD法によって
シリコンをエピタキシャル成長させることができる。
【0040】より詳しくは、本実施例の場合には、As
あるいはPが1019〜1020cm-3程度ドープされたn
型シリコンエピタキシャル層9を第1の層間絶縁層4と
同じ厚みに形成する。そして、Bなどのp型不純物が1
16〜1017cm-3程度ドープされたp型シリコンエピ
タキシャル層10をゲート電極5と同じ厚みに形成す
る。次に、AsあるいはPなどのn型不純物を1019
1020cm-3程度ドープしたn型シリコンエピタキシャ
ル層11を第2の層間絶縁層6の上面よりも低い位置に
その上面が位置するように形成する。
【0041】なお、上記のn型シリコンエピタキシャル
層9,11のうち少なくとも一方とp型シリコンエピタ
キシャル層10との間に、Asなどのn型不純物が10
17〜1018cm-3程度ドープされた濃度の低い層を形成
しLDD(Lightly Doped Drain )構造としてもよい。
また、n型シリコンエピタキシャル層8,11とp型シ
リコンエピタキシャル層10との厚みを適切に調整する
ことによって、上記の濃度の低い層とゲート電極5とを
オーバーラップさせるようにしもてよい。この場合、い
わゆるGOLD(Gate-Drain overlapped Device)構造
のトランジスタが形成される。このGOLD構造のトラ
ンジスタに関しては、 R. IZAWA 他 IEEE Transactions
On Electron Devices, Vol. 35, 1988, P. 2088に開示
されている。
【0042】さらに、第1の層間絶縁層4の厚みは、ゲ
ート電極5とp型半導体基板1との間の絶縁性が保たれ
ていればよく、20nmの薄いものであってもよい。こ
の場合には、シリコンエピタキシャル層9の厚みもそれ
に伴い薄くすることができる。
【0043】次に、図7を参照して、CVD法などを用
いて、たとえば100nm程度の厚みのシリコン酸化膜
を全面に形成する。そして、RIE法などを用いて、こ
のシリコン酸化膜に異方性エッチング処理を施す。それ
により、サイドウォール絶縁層12を形成する。したが
って、このサイドウォール絶縁層12の平面幅Wは、こ
の場合であれば100nm程度となる。なお、サイドウ
ォール絶縁層12の材質としてシリコン窒化膜を用いて
もよい。
【0044】次に、図8を参照して、上記のサイドウォ
ール絶縁層12をマスクとして用いて、n型シリコンエ
ピタキシャル層11,p型シリコンエピタキシャル層1
0,n型シリコンエピタキシャル層9に順次RIE法に
よって異方性エッチング処理を施す。それにより、n型
シリコンエピタキシャル層11とp型シリコンエピタキ
シャル層10とを部分的に貫通しn型シリコンエピタキ
シャル層9内に底面を有するように第2の開口部16を
形成する。
【0045】このとき、第1の開口部7内に残余するM
IS型トランジスタのソース/ドレイン領域として機能
するn型シリコンエピタキシャル層9,11およびp型
シリコンエピタキシャル層10の平面幅は、サイドウォ
ール絶縁層12の平面幅Wとほぼ等しいものとなる。よ
り具体的には、上記の平面幅Wは、この場合であれば、
100nm程度と薄くなる。それにより、トランジスタ
特性の優れたMIS型トランジスタが得られる。なお、
n型シリコンエピタキシャル層11とp型シリコンエピ
タキシャル層10の平面幅Wは、サイドウォール絶縁層
12の平面幅Wによって適宜決定される。
【0046】次に、図9を参照して、CVD法などを用
いて、たとえばシリコン酸化膜などからなる絶縁層13
を全面に形成する。このとき、第2の開口部16内をこ
の絶縁層13で充填するようにする。
【0047】次に、レジストエッチバック法あるいは研
磨法(CMP(Chemical Mechanical polishing )法)
などを用いて、絶縁層13,サイドウォール絶縁層12
および第2の層間絶縁層6の厚みを減じる。それによ
り、図10に示されるように、第2の開口部16内に埋
込絶縁層14を形成するとともに、n型シリコンエピタ
キシャル層11の上面を露出させる。なお、上記の研磨
法に関しては、D. Webb他 VMIC Conference, 1992, P.
141などに開示されている。
【0048】次に、WSi2 層や多結晶シリコン層など
からなる導電層を、スパッタリング法あるいはCVD法
などを用いて、n型シリコンエピタキシャル層11上お
よび埋込絶縁層14上に形成する。そして、写真製版技
術およびエッチング技術を用いてこの導電層をパターニ
ングする。それにより、配線層15が形成される。
【0049】なお、上記の第2の層間絶縁層6の厚み
は、この配線層15とゲート電極5との間の絶縁性が保
たれていればよく、20nm程度の薄い厚みでもよい場
合がある。この場合には、n型シリコンエピタキシャル
層11の厚みも20nm程度と薄くすることが可能とな
る。以上の工程を経て、図1に示される第1の実施例に
おけるMIS型トランジスタが形成されることになる。
【0050】以降、必要に応じて、さらなる層間絶縁層
の形成,金属配線などの形成,他のトランジスタやコン
デンサなどの素子との接続,パッシベーション膜の形
成,アセンブリ工程などを経て様々なVLSIチップ
(図示せず)が完成する。
【0051】なお、上記の製造方法においては、サイド
ウォール絶縁層12を自己整合的に形成し、それを第2
の開口部16形成のためのマスクとして用いたが、サイ
ドウォール絶縁層12の代わりに写真製版技術によって
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとして用いてエッチング処理を行なうことによって
第2の開口部16を形成してもよい。
【0052】また、配線層15の材質は、金属(W,T
i,Mo,Co,Ni,Fe,Al,Cu,Ag,T
a,Auなど)や金属窒化物など導電性の材質であれば
よい。さらに、シリコンエピタキシャル層へのドーピン
グ方法としては、各々のシリコンエピタキシャル層を形
成した後にイオン注入法を用いてドーピングしてもよ
い。
【0053】さらに、シリコンエピタキシャル層の代わ
りに、Si1-x Gex (0≦x≦1)をCVD法によっ
てエピタキシャル成長させてもよい。特に、上記のp型
シリコンエピタキシャル層10の代わり(チャネル形成
領域)にSi1-x Gex を用いることによって、PMO
Sに対してより高速なデバイスが得られる。このことに
関しては、S. Subbanna 他Symposium on VLSI Technolo
gy, 1991, P.103 などに開示されている。
【0054】さらに、本実施例においては、エンハンス
メント型NMOSの例を示したが、ディプリション型の
NMOSを形成することも可能である。その場合は、p
型シリコンエピタキシャル層10を、n型シリコンエピ
タキシャル層とすればよい。さらに、上記の第1の実施
例においては、NMOSを形成する場合について説明し
たが、導電形式を変更することによってPMOSも形成
可能である。
【0055】次に、図11を用いて、本実施例の変形例
について説明する。図11は、本実施例の変形例におけ
るMIS型トランジスタを示す断面図である。図11を
参照して、上記の図1に示されるMIS型トランジスタ
と異なる点は、ゲート電極5がp型シリコンエピタキシ
ャル層10の側面全面を取囲むように形成されているか
否かである。
【0056】より詳しくは、図1に示されるMIS型ト
ランジスタにおいては、ゲート電極5はp型シリコンエ
ピタキシャル層10の側面を取囲むように、このp型シ
リコンエピタキシャル層10の側面上に絶縁層8を介在
して形成されている。それに対し、本変形例におけるM
IS型トランジスタにおいては、ゲート電極5が、p型
シリコンエピタキシャル層10の側面の一部のみと対向
するように形成されている。具体的には、たとえば第1
の開口部7の平面形状が円形である場合に、半円部分の
みゲート電極5によって取囲むようにする。それ以外の
構造に関しては、上記の図1に示されるMIS型トラン
ジスタと同様である。
【0057】次に、図12〜図14を用いて、上記の第
1の実施例におけるMIS型トランジスタの適用例につ
いて説明する。より具体的には、上記の第1の実施例に
おけるMIS型トランジスタを用いてCMOS(Comple
mentary MOS )回路を形成する場合について説明する。
図12〜図14は、CMOS回路を形成するための特徴
的な第1工程〜第3工程を示す断面図である。
【0058】まず図12を参照して、p型半導体基板1
の主表面に、イオン注入技術および拡散技術を用いて、
pウェル領域1a,nウェル領域1b,n型不純物拡散
層3a,p型不純物拡散層3bをそれぞれ形成する。そ
の後、上記の第1の実施例と同様の工程を経て第1の開
口部7a,7bを形成し、この第1の開口部7a,7b
の側壁に絶縁層8を形成する。
【0059】次に、たとえば第1の開口部7bの内表面
上にシリコン窒化膜18bを形成する。このシリコン窒
化膜18は、CVD法を用いてたとえば0.1μm程度
の厚みに形成される。その後、シリコン窒化膜18bは
所定形状にパターニングされる。
【0060】次に、図13を参照して、上記の第1の実
施例と同様の工程を経て、n型シリコンエピタキシャル
層9a,p型シリコンエピタキシャル層10a,n型シ
リコンエピタキシャル層11aを順次形成する。このと
き、シリコン窒化膜18bによって覆われたp型拡散層
3b表面にはシリコンエピタキシャル層は形成されな
い。
【0061】次に、図14を参照して、熱リン酸などを
用いて上記のシリコン窒化膜18bを除去した後、n型
シリコンエピタキシャル層11a上に上記の場合と同様
の方法でシリコン窒化膜18aを形成する。次に、上記
の場合と同様の方法で、p型シリコンエピタキシャル層
9b,n型シリコンエピタキシャル層10b、p型シリ
コンエピタキシャル層11bを順次形成する。その後
は、上記の第1の実施例の場合と同様の工程を経て、C
MOS回路に含まれるNMOSとPMOSとがそれぞれ
形成されることになる。その後は、各種の配線層の形成
工程を経てCMOS回路が形成される。
【0062】(第2実施例)次に、図15〜図19を用
いて、この発明に基づく第2の実施例について説明す
る。図15は、この発明に基づく第2の実施例における
MIS型トランジスタを示す断面図である。
【0063】図15を参照して、上記の第1の実施例に
おけるMIS型トランジスタと本実施例におけるMIS
トランジスタとの構造における差異は、n型不純物拡散
層3の一部表面に金属シリサイド層17aが形成されて
いるか否かである。それ以外の構造に関しては上記の第
1の実施例におけるMIS型トランジスタと同様であ
る。
【0064】上記のように、n型不純物拡散層3の表面
に金属シリサイド層17aが形成されることによって、
n型不純物拡散層3のシート抵抗を低減することが可能
となる。図15に示される構造においては、n型不純物
拡散層3がそのまま配線層として使用される。したがっ
て、このn型不純物拡散層3のシート抵抗が低減するこ
とによって、配線抵抗が低減することになる。それによ
り、本実施例におけるMIS型トランジスタが組込まれ
るデバイスの性能を向上させることが可能となる。
【0065】次に、図16〜図18を用いて、図15に
示される本実施例におけるMIS型トランジスタの製造
方法について説明する。図16〜図18は、本実施例に
おけるMIS型トランジスタの製造工程の特徴的な第1
工程〜第3工程を示す断面図である。
【0066】まず図16を参照して、上記の第1の実施
例と同様の工程を経て、素子分離絶縁層2とn型不純物
拡散層3までを形成する。次に、スパッタリング法など
を用いて、Tiなどの金属層17を全面に形成する。こ
の金属層17の厚みは、好ましくは、30nm程度であ
る。次に、N2 雰囲気内で800℃,30秒程度の熱処
理を行なう。そして、H2 SO4 /H22 などの薬剤
によって未反応のTi(金属)層17を除去する。その
後、さらに、N2 雰囲気内で850℃,30秒程度の熱
処理を施す。それにより、金属シリサイド層(この場合
であればTiSi2 層)17aを、n型不純物拡散層3
の表面上に形成する。
【0067】次に、図18を参照して、上記の第1の実
施例の場合と同様の方法で、第1の層間絶縁層4,ゲー
ト電極5,第2の層間絶縁層6を順次形成する。その
後、写真製版技術およびエッチング技術を用いて、第1
の開口部7を形成する。このとき、第1の開口部7下に
位置する金属シリサイド層17aをも除去し、n型不純
物拡散層3の一部表面を露出させる。その後は、上記の
第1の実施例と同様の工程を経て、図15に示されるM
IS型トランジスタが形成される。このように金属シリ
サイド層7aを除去し、不純物拡散層3の一部表面を露
出させるのは、結晶構造の異なる金属シリサイド層上に
シリコンをエピタキシャル成長させることができないた
めである。なお、CoSi2 のようなシリコンに近い結
晶構造を有する金属シリサイドの場合、金属シリサイド
上にシリコンをエピタキシャル成長させることは原理的
には可能である。しかし、より良い結晶を得るには、本
例のように、シリコンを露出させ、エピタキシャル成長
を行なう方が良い。
【0068】次に、図19を用いて、上記の製造方法の
変形例について説明する。この変形例は、図18に示さ
れる第1の開口部7の形成の際に懸念される問題点を解
消すべく考案されたものである。
【0069】図18において第1の開口部7を形成する
際には、オーバーエッチングによってn型不純物拡散層
3とp型半導体基板1の接合が破壊される場合が考えら
れる。この場合に、図19に示されるように、第1の開
口部7を形成した後に、再度Asなどのn型不純物をp
型半導体基板1の主表面に注入することによって、n型
不純物拡散層3cが形成される。それにより、上記のオ
ーバーエッチングによってn型不純物拡散層3とp型半
導体基板1との接合が破壊されたとしても、再度N型不
純物拡散層3cとp型半導体基板1との接合を形成する
ことが可能となる。それにより、MIS型トランジスタ
の信頼性を確保することが可能となる。
【0070】なお、上記の本実施例においては、金属シ
リサイド層17aの形成前にn型不純物拡散層3を形成
したが、金属シリサイド層17aの形成の後にイオン注
入法および熱拡散法を用いてn型不純物拡散層3を形成
してもよい。
【0071】また、上記の本実施例においては、金属シ
リサイド層17aをサリサイド法を用いて形成したが、
金属シリサイド層自体をスパッタリング法などによって
全面に形成し、写真製版技術およびエッチング技術を用
いて所定形状にパターニングすることによって、金属シ
リサイド層17aを形成してもよい。この場合には、素
子分離絶縁層2上にも金属シリサイド層17aを形成す
ることが可能となる。それにより、金属シリサイド層1
7aの平面形状を種々の形状にすることが可能となる。
【0072】また、図18に示される工程において、第
1の開口部7の形成の際に金属シリサイド層17aをn
型不純物拡散層3の表面全面に残余させておき、後の工
程で形成される絶縁層8の形成の後にこの絶縁層8と第
2の層間絶縁層6とをマスクとして用いて金属シリサイ
ド層17aをパターニングしてもよい。
【0073】(第3実施例)次に、図20および図21
を用いて、この発明に基づく第3の実施例について説明
する。図20および図21は、本実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の特徴的な第1工程および第
2工程を示す断面図である。
【0074】上記の第1の実施例においては、ゲート絶
縁層として機能する絶縁層8をCVD法を用いて形成し
ていた。しかし、ゲート絶縁層は、熱酸化法によって形
成してもよい。図20を参照して、上記の第1の実施例
と同様の工程を経て第1の開口部7までを形成する。次
に、O2 雰囲気内で900℃程度の熱処理を第1の開口
部7内表面に施す。それにより、第1の開口部7内に露
出するゲート電極5の表面に熱酸化膜18を形成する。
このとき、同時に、第1の開口部7内に露出するn型不
純物拡散層3の表面にも熱酸化膜19が形成される。
【0075】次に、図21を参照して、RIE法を用い
て異方性エッチング処理を施すことによって、n型不純
物拡散層3表面に形成された熱酸化膜19を除去する。
このとき、RIE法によるエッチングは異方性エッチン
グであるため、第1の開口部7の側壁に形成された熱酸
化膜18はエッチングされない。それ以降は上記の第1
の実施例と同様の工程を経て本実施例におけるMIS型
トランジスタが形成されることになる。
【0076】なお、本実施例においては、ゲート電極5
の材質としては、シリコンを過剰に含む材質を選択する
ことが好ましい。たとえば、TiSi2.3 などのシリコ
ンを過剰に含むシリサイド層あるはこのようなシリサイ
ド層と多結晶シリコン層との積層構造などをゲート電極
5の材質として挙げることができる。この場合には、金
属シリサイド層に含まれる過剰なシリコンあるいは多結
晶シリコンから供給されるシリコンが酸化することによ
って、良質のシリコン酸化膜が形成される。それによ
り、トランジスタの特性を向上させることが可能とな
る。
【0077】(第4実施例)次に、図22〜図26を用
いて、この発明に基づく第4の実施例について説明す
る。図22は、この発明に基づく第4の実施例における
MIS型トランジスタを示す断面図である。
【0078】図22を参照して、本実施例においては、
n型シリコンエピタキシャル層9をも貫通するように埋
込絶縁層14が形成されている。それ以外の構造に関し
ては図1に示される第1の実施例の場合と同様である。
【0079】次に、図23〜図26を用いて、本実施例
におけるMIS型トランジスタの製造方法について説明
する。図23〜図26は、本実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造工程の特徴的な第1工程〜第4工程を
示す断面図である。
【0080】まず図23を参照して、上記の第1の実施
例と同様の工程を経て、絶縁層8までを形成する。次
に、CVD法などを用いて、全面にシリコン窒化膜37
を形成する。このシリコン窒化膜37に、RIE法など
を用いて異方性エッチング処理を施す。それにより、第
1の開口部7の側壁にシリコン窒化膜37を残余させ
る。
【0081】次に、CVD法などを用いて、全面にシリ
コン酸化膜を形成する。そして、前述の研磨法などによ
って、表面を平坦化する。それにより、図24に示され
るように、埋込絶縁層14を形成する。
【0082】次に、図25を参照して、熱リン酸などを
用いて、シリコン窒化膜37を除去する。それにより、
n型不純物拡散層3の一部表面を露出させる第2の開口
部38が形成される。
【0083】次に、図26を参照して、上記の第1の実
施例と同様の方法で、n型不純物拡散層3の表面上に、
選択的に、n型シリコンエピタキシャル層9,p型シリ
コンエピタキシャル層10,n型シリコンエピタキシャ
ル層11を順次形成する。それ以降は上記の第1の実施
例と同様の工程を経て図22に示されるMIS型トラン
ジスタが形成されることになる。
【0084】なお、上記の本実施例においても、上記の
第3の実施例の場合と同様に、熱酸化法によって絶縁層
8を形成してもよい。
【0085】(第5実施例)次に、図27〜図37を用
いて、この発明に基づく第5の実施例について説明す
る。図27は、この発明に基づく第5の実施例における
MIS型トランジスタを示す断面図である。
【0086】図27を参照して、p型半導体基板1の主
表面には溝部が形成され、この溝部内に第1および第2
の層間絶縁層21,22が充填される。また、p型半導
体基板1の主表面には、第2の開口部36が設けられ、
この第2の開口部36内には埋込絶縁層27が形成され
る。そして、この埋込絶縁層27に沿うp型半導体基板
1の主表面に、MIS型トランジスタのソース/ドレイ
ン領域となるn型不純物拡散層26,20とMIS型ト
ランジスタのチャネル領域となるp型不純物拡散層25
とが形成される。そして、p型不純物拡散層25の側面
と対向する位置に、p型不純物拡散層25を取囲むよう
に、ゲート電極24が形成される。n型不純物拡散層2
6および埋込絶縁層27上には、配線層28が形成され
る。本実施例における構造においても、上記の第1の実
施例の場合と同様の効果が得られる。
【0087】次に、図28〜図37を用いて、本実施例
におけるMIS型トランジスタの製造方法について説明
する。図28〜図37は、本実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造工程の第1工程〜第10工程を示す断
面図である。
【0088】まず図28を参照して、主表面にボロン
(B)などのp型不純物が1016〜1017cm-3程度導
入されたp型半導体基板1を準備する。そして、このp
型半導体基板1の主表面上に、CVD法およびエッチン
グ技術を用いて、所定形状にパターニングされたシリコ
ン窒化膜30を形成する。このシリコン窒化膜30をマ
スクとして用いて、p型半導体基板1の主表面をたとえ
ば0.6μm程度エッチングする。それにより、p型半
導体基板1の主表面に第1の溝部31を形成する。
【0089】次に、図29を参照して、CVD法などを
用いて、0.1μm程度の厚みのシリコン酸化膜を全面
に形成する。このシリコン酸化膜にRIE法などによっ
て異方性エッチング処理を施す。それにより、第1の溝
部31の側壁にサイドウォール絶縁層32を形成する。
【0090】次に、図30を参照して、シリコン窒化膜
30およびサイドウォール絶縁層32をマスクとして用
いて、p型半導体基板1の主表面をさらに0.3μm程
度エッチングする。それにより、第1の溝部30と連な
る第2の溝部33を形成する。次に、イオン注入法およ
び熱拡散法を用いて、p型半導体基板1の主表面におけ
る第2の溝部33表面にn型不純物拡散層20を形成す
る。このn型不純物拡散層20の濃度は、好ましくは、
1019〜1020cm-3程度である。なお、このときシリ
コン窒化膜30およびシリコン酸化膜32で覆われてい
る部分には不純物拡散層は形成されない。
【0091】次に、図31を参照して、CVD法などを
用いて、p型半導体基板1の主表面上全面に、シリコン
酸化膜を形成する。このシリコン酸化膜にエッチバック
処理を施すこにとよって、第2の溝部33を充填する第
1の層間絶縁層21を形成する。
【0092】次に、図32を参照して、O2 雰囲気内で
900℃の熱処理を施すことによって、第1の溝部31
の側壁に絶縁層(熱酸化膜)23を形成する。この熱酸
化膜23がゲート絶縁層となる。次に、CVD法などを
用いて、たとえば不純物の導入された多結晶シリコンな
どからなる導電層を全面に形成する。そして、この導電
層24にRIE法などを用いて異方性エッチング処理を
施す。それにより、絶縁層23表面上にゲート電極24
を形成する。
【0093】このとき、上記のRIEの条件を適切に調
整することによって、ゲート電極24の上面の高さを適
度に調整する。それにより、後の工程で形成される配線
層28とゲート電極24との間の絶縁性を確保する。
【0094】次に、図33を参照して、CVD法などを
用いて、全面にシリコン酸化膜22を形成する。そし
て、エッチバック法あるいは研磨法などによって、シリ
コン酸化膜22の厚みを減じる。それにより、シリコン
窒化膜30の表面を露出させる。
【0095】次に、熱リン酸などを用いてエッチングす
ることによって、シリコン窒化膜30を除去する。それ
により、図34に示されるように、p型半導体基板主表
面を部分的に露出させる第3の溝部34を形成する。そ
して、Asなどのn型不純物を、第3の溝部34底部に
おいて露出するp型半導体基板1の主表面にイオン注入
する。そして、熱拡散処理を施すことによって、1019
〜1020cm-3程度の濃度のn型不純物拡散層26を形
成する。
【0096】次に、図35を参照して、CVD法および
RIE法を用いて、第3の溝部34の側壁にサイドウォ
ール絶縁層35を形成する。このサイドウォール絶縁層
35の材質は、好ましくは、シリコン酸化膜である。ま
た、このサイドウォール絶縁層35の平面幅は、好まし
くは、上記の第1の実施例におけるサイドウォール12
の平面幅と等しいものである。
【0097】次に、図36を参照して、上記のサイドウ
ォール絶縁層35および第2の層間絶縁層22をマスク
として用いて、p型半導体基板1の主表面をエッチング
する。それにより、p型半導体基板1の主表面に、n型
不純物拡散層20にまで達する第4の溝部36を形成す
る。
【0098】次に、図37を参照して、上記の第1の実
施例の場合と同様の方法で、n型不純物拡散層26上面
を露出させかつ第4の溝部36内に埋込絶縁層27を形
成する。この埋込絶縁層27の材質は、好ましくは、シ
リコン酸化膜である。
【0099】その後は、上記の第1の実施例と同様の方
法で、WSi2 などからなる配線層28を形成する。そ
れにより、図27に示される本実施例におけるMIS型
トランジスタが形成されることになる。
【0100】なお、図36に示される工程においては、
サイドウォール絶縁層35をマスクとして用いて第4の
溝部36を形成した。しかし、上記の第1の実施例の場
合と同様に、レジストパターンを形成し、このレジスト
パターンをマスクとして用いて第4の溝部36を形成し
てもよい。また、本実施例におけるMIS型トランジス
タの各構成要素の材質は、上記の第1の実施例と対応す
るものは、上記の第1の実施例の場合と同様の材質を用
いることが可能である。
【0101】(第6実施例)次に、図38〜図40を用
いて、この発明に基づく第6の実施例について説明す
る。図38は、この発明に基づく第6の実施例における
MIS型トランジスタを示す断面図である。
【0102】図38を参照して、本実施例においては、
第2の層間絶縁層6上に第3の層間絶縁層39が形成さ
れ、この第3の層間絶縁層39には、第1の開口部7上
に位置する部分にビアホール40が設けられている。こ
のビアホール40の開口幅は、好ましくは、第1の開口
部7の開口幅以上の大きさである。
【0103】また、n型シリコンエピタキシャル層11
の上面と一部側面とが、ビアホール40の底面に突出す
るようにビアホール40が設けられることが好ましい。
すなわち、ビアホール40の底面はn型シリコンエピタ
キシャル層11の上面よりも下方に位置することが好ま
しい。そして、このようにビアホール40の底面に突出
したn型シリコンエピタキシャル層11の表面を覆うよ
うに配線層15が形成される。それにより、配線層15
とn型シリコンエピタキシャル層11との接触面積を増
大させることが可能となる。その結果、配線層15とシ
リコンエピタキシャル層11とのコンタクト抵抗を低減
することが可能となる。それ以外の構造に関しては図1
に示される第1の実施例におけるMIS型トランジスタ
と同様である。
【0104】次に、図39および図40を用いて、図3
8に示される本実施例におけるMIS型トランジスタの
製造方法について説明する。図39および図40は、本
実施例におけるMIS型トランジスタの製造工程の特徴
的な第1工程および第2工程を示す断面図である。
【0105】まず図39を参照して、上記の第1の実施
例と同様の工程を経て、埋込絶縁層14までを形成す
る。そして、CVD法などを用いて、シリコン酸化膜な
どからなる第3の層間絶縁層39を全面に形成する。
【0106】次に、図40を参照して、第1の開口部7
上に位置する第3の層間絶縁層39にエッチング処理を
施すことによってビアホール40を形成する。このと
き、ビアホール40の形成位置は、図40に示されるよ
うに、第1の開口部7の形成位置と多少ずれても構わな
い。それは、上述のように、ビアホール40の底面がn
型シリコンエピタキシャル層11の上面よりも下方に位
置するように形成されるため、後の工程で形成される配
線層15とn型シリコンエピタキシャル層11の表面と
の接触面積が多く確保できるからである。また、ビアホ
ール40の開口幅は第1の開口部7の開口幅よりも大き
いものであってもよい。以上のことより、ビアホール4
0の形成は容易なものとなる。
【0107】それ以降は、上記の第1の実施例と同様の
方法で、WSi2 などの導電性材料からなる配線層15
を形成する。以上の工程を経て、図38に示されるMI
S型トランジスタが形成されることになる。
【0108】(第7実施例)次に、図41〜図45を用
いて、この発明に基づく第7の実施例について説明す
る。図41は、この発明に基づく第7の実施例における
MIS型トランジスタを示す断面図である。
【0109】まず図41を参照して、本実施例において
は、1つの第1の開口部7c内に、n型シリコンエピタ
キシャル層9,11と、p型シリコンエピタキシャル層
10と、配線層15とが形成されている。それにより、
結果として、n型シリコンエピタキシャル層11の厚み
が、ゲート電極5上に位置する第2の層間絶縁層6の厚
みよりも小さくなる。このn型シリコンエピタキシャル
層11の比抵抗は、金属シリサイド層や金属層などの比
抵抗よりも著しく大きい。したがって、n型シリコンエ
ピタキシャル層11の厚みを小さくすることによって、
MIS型トランジスタの寄生抵抗を低減することが可能
となる。すなわち、高性能なMIS型トランジスタが得
られることになる。好ましくは、n型シリコンエピタキ
シャル層11の厚みは、0.2μm程度である。それ以
外の構造に関しては図1に示される第1の実施例におけ
るMIS型トランジスタと同様である。
【0110】次に、図42〜図45を用いて、本実施例
におけるMIS型トランジスタの製造方法について説明
する。図42〜図45は、本実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造方法の特徴的な第1工程〜第4工程を
示す断面図である。
【0111】まず図42を参照して、上記の第1の実施
例と同様の工程を経て第2の層間絶縁層6までを形成す
る。そして、この第2の層間絶縁層6上に、CVD法な
どを用いて、シリコン窒化膜41を形成する。
【0112】次に、図43を参照して、上記の第1の実
施例と同様にエッチング技術を用いて、n型不純物拡散
層3の表面にまで達する第1の開口部7cを形成する。
次に、上記の第1の実施例と同様の方法で、第1の開口
部7cの側壁に絶縁層8を形成し、n型不純物拡散層3
表面上にn型シリコンエピタキシャル層9,p型シリコ
ンエピタキシャル層10,n型シリコンエピタキシャル
層11を順次形成する。
【0113】このとき、n型シリコンエピタキシャル層
11の上面が、第2の層間絶縁層6の表面よりも十分に
低くなるようにする。たとえば、n型シリコンエピタキ
シャル層11の上面が、第2の層間絶縁層6の上面より
も約1μm程度低くなるように、第2の層間絶縁層6お
よびn型シリコンエピタキシャル層11の厚みを決定す
ることが好ましい。
【0114】そして、上記の第1の実施例と同様の方法
で、n型シリコンエピタキシャル層11上面上にサイド
ウォール絶縁層12を形成する。そして、第1の開口部
7c内を充填しかつシリコン窒化膜41を覆うように、
CVD法などを用いて、シリコン酸化膜などからなる絶
縁層42を形成する。
【0115】次に、図44を参照して、絶縁層44にエ
ッチバック処理を施すことによって、シリコン窒化膜4
1の表面を露出させる。このとき、第1の開口部7cは
絶縁層42によって充填されている。
【0116】次に、図45を参照して、シリコン窒化膜
41をマスクとして用いて、さらに絶縁層42にエッチ
ング処理を施す。それにより、n型シリコンエピタキシ
ャル層11の上面を露出させる。その結果、埋込絶縁層
14が形成される。このとき、シリコン窒化膜41を有
することによって、第2の層間絶縁層6の厚みが減じら
れない。それにより、後の工程で形成される配線層15
とゲート電極5との間の絶縁性を確実に確保することが
可能となる。
【0117】その後、熱リン酸などを用いて、シリコン
窒化膜41を除去する。そして、CVD法あるいはスパ
ッタリング法と、写真製版技術と、エッチング技術とを
用いて、上記の第1の実施例の場合と同様の材質からな
る配線層15を形成する。以上の工程を経て図41に示
される本実施例のMIS型トランジスタが形成されるこ
とになる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、MIS型トランジスタのソース/ドレイン領域とな
る第1および第3の半導体層と、MIS型トランジスタ
のチャネル領域となる第2半導体層とを半導体基板の主
表面と垂直方向、すなわち縦方向に積層している。それ
により、MIS型トランジスタの高集積化が可能とな
る。それに加え、ゲート電極から所定間隔をあけた位置
における第2半導体層内部に絶縁層が形成される。それ
により、MIS型トランジスタのゲート電極から離れた
位置にpn接合が形成され容量が発生することを効果的
に阻止することが可能となる。それにより、サブスレッ
ショルド特性などのトランジスタ特性が向上した高性能
なMIS型トランジスタが得られる。以上のことより、
この発明によれば、高集積化かつ高性能化が可能となる
MIS型トランジスタが得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタを示す断面図である。
【図2】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第1工程を示す断面図であ
る。
【図3】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第2工程を示す断面図であ
る。
【図4】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第3工程を示す断面図であ
る。
【図5】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第4工程を示す断面図であ
る。
【図6】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第5工程を示す断面図であ
る。
【図7】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第6工程を示す断面図であ
る。
【図8】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第7工程を示す断面図であ
る。
【図9】この発明に基づく第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの製造工程の第8工程を示す断面図であ
る。
【図10】この発明に基づく第1の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第9工程を示す断面図で
ある。
【図11】図1に示される第1の実施例におけるMIS
型トランジスタの変形例を示す断面図である。
【図12】第1の実施例におけるMIS型トランジスタ
をCMOS回路へ適用した場合の製造方法の特徴的な第
1工程を示す断面図である。
【図13】第1の実施例におけるMIS型トランジスタ
をCMOS回路へ適用した場合の製造方法の特徴的な第
2工程を示す断面図である。
【図14】第1の実施例におけるMIS型トランジスタ
をCMOS回路へ適用した場合の製造方法の特徴的な第
3工程を示す断面図である。
【図15】この発明に基づく第2の実施例におけるMI
S型トランジスタを示す断面図である。
【図16】この発明の第2の実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造方法における特徴的な第1工程を示す
断面図である。
【図17】この発明の第2の実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造方法における特徴的な第2工程を示す
断面図である。
【図18】この発明の第2の実施例におけるMIS型ト
ランジスタの製造方法における特徴的な第3工程を示す
断面図である。
【図19】この発明に基づく第2の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造方法の変形例を示す断面図であ
る。
【図20】この発明に基づく第3の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造方法における特徴的な第1工程
を示す断面図である。
【図21】この発明に基づく第3の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造方法における特徴的な第2工程
を示す断面図である。
【図22】この発明に基づく第4の実施例におけるMI
S型トランジスタを示す断面図である。
【図23】この発明に基づく第4の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程における特徴的な第1工程
を示す断面図である。
【図24】この発明に基づく第4の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程における特徴的な第2工程
を示す断面図である。
【図25】この発明に基づく第4の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程における特徴的な第3工程
を示す断面図である。
【図26】この発明に基づく第4の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程における特徴的な第4工程
を示す断面図である。
【図27】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタを示す断面図である。
【図28】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第1工程を示す断面図で
ある。
【図29】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第2工程を示す断面図で
ある。
【図30】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第3工程を示す断面図で
ある。
【図31】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第4工程を示す断面図で
ある。
【図32】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第5工程を示す断面図で
ある。
【図33】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第6工程を示す断面図で
ある。
【図34】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第7工程を示す断面図で
ある。
【図35】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第8工程を示す断面図で
ある。
【図36】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第9工程を示す断面図で
ある。
【図37】この発明に基づく第5の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の第10工程を示す断面図
である。
【図38】この発明に基づく第6の実施例におけるMI
S型トランジスタを示す断面図である。
【図39】この発明に基づく第6の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第1工程を示す
断面図である。
【図40】この発明に基づく第6の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第2工程を示す
断面図である。
【図41】この発明に基づく第7の実施例におけるMI
S型トランジスタを示す断面図である。
【図42】この発明に基づく第7の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第1工程を示す
断面図である。
【図43】この発明に基づく第7の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第2工程を示す
断面図である。
【図44】この発明に基づく第7の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第3工程を示す
断面図である。
【図45】この発明に基づく第7の実施例におけるMI
S型トランジスタの製造工程の特徴的な第4工程を示す
断面図である。
【図46】トランジスタを高性能化するための従来の一
手法を示す断面図である。
【図47】トランジスタを高集積化するための従来の一
手法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 p型半導体基板 2 素子分離絶縁層 3,20,26 n型不純物拡散層 4,21 第1の層間絶縁層 5,24 ゲート電極 6,22 第2の層間絶縁層 7,7a,7b,7c 第1の開口部 8,13,23,42 絶縁層 9,11 n型シリコンエピタキシャル層 10 p型シリコンエピタキシャル層 12,32,35 サイドウォール絶縁層 14,27 埋込絶縁層 15,28 配線層 16 第2の開口部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1半導体層と、 前記第1半導体層上面上に形成された第2導電型の第2
    半導体層と、 前記第2半導体層上面上に形成された第1導電型の第3
    半導体層と、 前記第2半導体層の側面と対向する位置に絶縁層を介在
    して形成されたゲート電極と、 少なくとも前記第2半導体層に囲まれた絶縁層と、を備
    えたMIS型トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記第2半導体層は、Si1-x Ge
    x (0≦x≦1)からなる、請求項1に記載のMIS型
    トランジスタ。
  3. 【請求項3】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 前記半導体基板の主表面に形成された第2導電型の不純
    物拡散層と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、前記不純物拡散
    層の一部表面にまで達する開口を有する第1の絶縁層
    と、 前記不純物拡散層の一部表面上に形成された第2導電型
    の第1半導体層と、 前記第1半導体層上面上に形成された第1導電型の第2
    半導体層と、 前記第2半導体層上面上に形成された第2導電型の第3
    半導体層と、を備え、 前記第2半導体層内部には、前記開口の深さ方向に前記
    第2半導体層を貫通する孔が設けられ、 前記孔内に埋込まれた第2の絶縁層と、 前記第2半導体層側面と対向する位置に第3の絶縁層を
    介在して形成されたゲート電極と、 前記第3半導体層に接続された導電層と、をさらに備え
    たMIS型トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記第1半導体層と前記不純物拡散層と
    のコンタクト部を除く前記不純物拡散層表面には、金属
    シリサイド層が形成された、請求項3に記載のMIS型
    トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記孔は、前記第3半導体層をも前記開
    口の深さ方向に貫通し、 前記第3半導体層の上面と一部側面とは、前記第2の絶
    縁層上面から突出し、、 前記導電層は、前記第3の半導体層の上面と一部側面と
    を覆うように形成される、請求項3に記載のMIS型ト
    ランジスタ。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板の主表面の所定
    領域に第2導電型の不純物拡散層を形成する工程と、 前記不純物拡散層表面上に第1の絶縁層,所定形状にパ
    ターニングされた第1の導電層および第2の絶縁層を順
    次形成する工程と、 前記第1の絶縁層,前記第1の導電層および前記第2の
    絶縁層を部分的に貫通し前記不純物拡散層の一部表面を
    露出させる第1の開口部を形成する工程と、 前記第1の開口部内に露出する前記第1の導電層の表面
    上に第3の絶縁層を構成する工程と、 露出した前記不純物拡散層の一部表面上に、第2導電型
    の第1半導体層,第1導電型の第2半導体層および第2
    導電型の第3半導体層を、前記第3半導体層の上面が前
    記第2の絶縁層の上面よりも低くなるように、順次形成
    する工程と、 前記第3半導体層上に位置する前記第1の開口部の側壁
    に第1のサイドウォール絶縁層を形成する工程と、 前記第1のサイドウォール絶縁層をマスクとして用いて
    前記第2および第3の半導体層を部分的に貫通する第2
    の開口部を形成する工程と、 前記第2の開口部内を充填しかつ前記第2の絶縁層を覆
    うように第4の絶縁層を形成する工程と、 前記第4の絶縁層および前記第1のサイドウォール絶縁
    層の厚みを減じることによって、前記第3半導体層の上
    面を露出させかつ前記第2の開口部内に前記第4の絶縁
    層を残余させる工程と、 前記第3の半導体層上面上に第2の導電層を形成する工
    程と、を備えたMIS型トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の絶縁層の形成工程は、 前記第1の開口部内表面を熱酸化することによって前記
    第1の導電層の表面に酸化膜を形成する工程と、 前記熱酸化によって前記不純物拡散層表面に形成された
    酸化膜を除去する工程と、を含む、請求項6に記載のM
    IS型トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の導電層の形成工程は、 前記第3半導体層,前記第4の絶縁層および前記第2の
    絶縁層を覆うように第5の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の開口部上に位置する前記第5の絶縁層にビア
    ホールを形成し、前記第3の半導体層上面と一部側面と
    を前記ビアホール内に露出させる工程と、 前記ビアホール内に露出した前記第3の半導体層の上面
    と一部側面とを覆うように前記第2の導電層を形成する
    工程と、を含む、請求項6に記載のMIS型トランジス
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の絶縁層と前記第4の絶縁層と
    の間には前記第4の絶縁層と材質の異なる第5の絶縁層
    が形成され、 前記第1の絶縁層,前記第1の導電層および前記第2の
    絶縁層の形成工程は、前記第2の絶縁層上に前記第5の
    絶縁層を形成する工程を含み、 前記第1の開口部形成工程は、前記第5の絶縁層をも部
    分的に貫通するように前記第1の開口部を形成する工程
    を含み、 前記第4の絶縁層および前記第1のサイドウォール絶縁
    層の厚みを減じる工程は、 前記第4の絶縁層にエッチング処理を施すことによって
    前記第5の絶縁層表面を露出させる工程と、 前記第5の絶縁層をマスクとして用いて前記第4の絶縁
    層にエッチング処理を施すことによって、前記第3半導
    体層の上面を露出させかつ前記第2の開口部内に前記第
    4の絶縁層を残余させる工程と、を含む、請求項6に記
    載のMIS型トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 第1導電型の半導体基板の主表面上に
    所定形状にパターニングされた第1の絶縁層を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁層をマスクとして用いて前記半導体基板
    の主表面に異方性エッチング処理を施すことによって、
    第1の溝部を形成する工程と、 前記第1の溝部の側壁に第1のサイドウォール絶縁層を
    形成する工程と、 前記第1の絶縁層および前記第1のサイドウォール絶縁
    層をマスクとして用いて前記第1の溝部底面に異方性エ
    ッチング処理を施すことによって、前記第1の溝部と連
    なる第2の溝部を形成する工程と、 前記第1の絶縁層および前記第1のサイドウォール絶縁
    層をマスクとして用いて前記第2の溝部表面に第2導電
    型の不純物を導入することによって、第1の不純物拡散
    層を形成する工程と、 前記第2の溝部および前記第1のサイドウォール絶縁層
    を覆うように第2の絶縁層を形成し、前記第2の絶縁層
    をエッチバックすることによって前記第1のサイドウォ
    ール絶縁層をも除去するとともに前記第2の溝部内に前
    記第2の絶縁層を残余させる工程と、 前記第1の溝部側壁表面上に第3の絶縁層と第1の導電
    層とを順次形成する工程と、 前記第2の絶縁層を覆い前記第1の絶縁層上面を露出さ
    せるように第4の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層を除去することによって、前記半導体
    基板の主表面を選択的に露出させる第3の溝部を形成す
    る工程と、 露出した前記半導体基板の主表面に第2導電型の不純物
    を導入することによって第2の不純物拡散層を形成する
    工程と、 前記第3の溝部側壁に第2のサイドウォール絶縁層を形
    成し、前記第2のサイドウォール絶縁層および前記第4
    の絶縁層をマスクとして用いて前記半導体基板の主表面
    をエッチングすることによって前記第1の不純物拡散層
    に達する第4の溝部を形成する工程と、 前記第4の溝部内を充填しかつ前記第2のサイドウォー
    ル絶縁層を覆うように第5の絶縁層を形成する工程と、 前記第5の絶縁層および前記第2のサイドウォール絶縁
    層の厚みを減じることによって、前記第3半導体層上面
    を露出させかつ前記第4の溝部内に前記第5の絶縁層を
    残余させる工程と、 前記第3の半導体層上面上に第2の導電層を形成する工
    程と、を備えたMIS型トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 第1導電型の半導体基板の主表面の所
    定領域に第2導電型の不純物拡散層を形成する工程と、 前記不純物拡散層表面上に第1の絶縁層,所定形状にパ
    ターニングされた第1の導電層および第2の絶縁層を順
    次形成する工程と、 前記第1の絶縁層,前記第1の導電層および前記第2の
    絶縁層を部分的に貫通し前記不純物拡散層の一部表面を
    露出させる第1の開口部を形成する工程と、 前記第1の開口部の側壁表面上に第3と第4の絶縁層を
    順次形成する工程と、 前記第3と第4の絶縁層によって取囲まれた前記第1の
    開口部内に第5の絶縁層を埋込む工程と、 前記第4の絶縁層を除去することによって前記不純物拡
    散層の一部表面を露出させる工程と、 露出した前記不純物拡散層の一部表面上に、第2導電型
    の第1半導体層,第1導電型の第2半導体層および第2
    の導電型の第3半導体層を順次形成する工程と、 前記第3半導体層上面上に第2の導電層を形成する工程
    と、を備えたMIS型トランジスタの製造方法。
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