JPH0976182A - ロボット教示操作盤 - Google Patents

ロボット教示操作盤

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JPH0976182A
JPH0976182A JP23846895A JP23846895A JPH0976182A JP H0976182 A JPH0976182 A JP H0976182A JP 23846895 A JP23846895 A JP 23846895A JP 23846895 A JP23846895 A JP 23846895A JP H0976182 A JPH0976182 A JP H0976182A
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孝幸 伊藤
Tomoyuki Terada
知之 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフィック表示画面上にアラームの原因や
復旧手順等を表示させることができるロボット教示操作
盤を提供することを目的とする。 【解決手段】 アラーム処理データ記憶手段1はアラー
ム原因や復旧手順等の情報が記憶される。アラーム表示
データ生成手段2はアラーム発生をオペレータに知らせ
るためのアラーム表示データを生成する。調査項目デー
タ生成手段3はアラーム種別である調査項目データを生
成する。アラーム要因調査手段4はロボット制御装置6
0の内部状態を調査する。調査データ入力手段5はオペ
レータが調査データを入力する。アラーム原因判断手段
6は最終的なアラーム原因を判断する。復旧手順データ
生成手段7はアラーム原因に対する復旧手順データを生
成する。このような構成をとることにより、オペレータ
はアラーム原因を簡単に究明でき、早期に復旧作業がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットの教示ある
いは操作を行うロボット教示操作盤に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットの教示操作盤としては、教示用
の操作パネル、簡易なキャラクタ表示装置等が設けられ
ていた。そして、これらの教示操作盤を使用して、ロボ
ットのアームの動きを見ながら教示及び操作を行ってき
た。
【0003】また、キャラクタ表示装置を使用して、ア
ラームを表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のキャラ
クタ表示装置は表示部が小さく、内容もキャラクタのみ
であるので、アラーム内容を単に表示するものであり、
オペレータはアラーム内容を見て、保守マニュアル等を
使用して、原因の調査あるいは復旧を行っていた。
【0005】本願発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、アラームの原因の究明が容易にできるロボット教
示操作盤を提供することを目的とする。また、本願発明
の他の目的はアラーム発生時に復旧手順を自動的にオペ
レータに指示できるロボット教示操作盤を提供すること
である。
【0006】さらに、本願発明の他の目的は復旧操作箇
所をグラフィック表示できるロボット教示操作盤を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ロボットの教示あるいは操作を行うロボ
ット教示操作盤において、アラーム処理に必要なアラー
ム処理データを記憶するアラーム処理データ記憶手段
と、前記アラーム処理データを受けて、アラーム表示デ
ータを生成するアラーム表示データ生成手段と、前記ア
ラーム処理データを受けて、アラームの種別を特定する
ための調査項目データを生成する調査項目データ生成手
段と、前記アラーム処理データを受けて、アラーム要因
の究明のためにロボット制御装置の内部状態を調査し、
アラーム要因データを生成するアラーム要因調査手段
と、前記調査項目に従って、オペレータが調査データを
入力する調査データ入力手段と、前記アラーム処理デー
タと前記アラーム要因データと前記調査データを受け
て、アラームの原因を判断するアラーム原因判断手段
と、前記アラーム原因と前記アラーム処理データを受け
て、復旧手順データを生成する復旧手順データ生成手段
と、前記アラーム表示データと前記調査項目データと前
記アラーム原因及び前記復旧手順データを表示する表示
装置とを有することを特徴とするロボット教示操作盤が
提供される。
【0008】ここで、アラーム処理データ記憶手段はロ
ボット制御装置が発生するアラームに対する内容や、復
旧のための情報が記憶される。アラーム表示データ生成
手段はアラーム発生をオペレータに知らせるためのアラ
ーム表示データを生成する。調査項目データ生成手段は
アラームの種別をオペレータに知らせるための調査項目
データを生成する。アラーム要因調査手段はロボット制
御装置の内部状態のアラーム要因を調査する。調査デー
タ入力手段は調査項目データに基づいてオペレータが調
査データを入力する。アラーム原因判断手段は最終的な
アラーム原因を判断する。復旧手順データ生成手段はア
ラーム原因に対する復旧手順データを生成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本願発明の概念図である。
ロボット教示操作盤10はアラーム処理データを記憶す
るアラーム処理データ記憶手段1と、アラーム表示デー
タを生成するアラーム表示データ生成手段2と、アラー
ムに対応する調査項目を生成する調査項目データ生成手
段3と、ロボット制御装置60の内部状態を調査するア
ラーム要因調査手段4と、オペレータが調査データを入
力する調査データ入力手段5と、アラームの原因を判断
するアラーム原因判断手段6と、アラーム状態からの復
旧手順データを生成する復旧手順データ生成手段7と、
表示装置40とで構成される。
【0010】アラーム処理データ記憶手段1はアラーム
処理に必要なすべてのデータを記憶している。このアラ
ーム処理データはロボット制御装置60側でアラームが
発生した場合に、そのアラームに対する調査項目や、復
旧に必要なすべての情報を持っている。よって、このア
ラーム処理データに基づきロボット教示操作盤10は必
要なアラーム処理情報をオペレータに表示することがで
きる。
【0011】アラーム表示データ生成手段2はアラーム
処理データに基づいて、アラーム表示データを生成して
表示装置40に表示する。具体的には表示装置40内に
アラーム表示パネルが備えられている。そして、アラー
ム発生時はアラーム表示パネルの表示形態が変化するこ
とにより、オペレータにアラームが発生したことを知ら
せることができる。例えばアラーム表示パネルの色が変
化したり、点滅したりする。また、アラーム表示データ
は概略アラーム表示データと詳細アラーム表示データと
からなる。概略アラーム表示データはアラーム発生がハ
ードウェアで起きたものか、ソフトウェアで起きたもの
かを示すデータである。詳細アラーム表示データはアラ
ーム原因や発生箇所等のより具体的なデータである。
【0012】調査項目データ生成手段3はアラーム処理
データに基づいて、調査が必要と考えられる項目データ
を生成し、これを表示装置40に表示する。アラーム要
因調査手段4はアラーム処理データに基づいて、ロボッ
ト制御装置60で発生したアラーム要因を究明するため
に、通信線90を介しロボット制御装置60の内部状態
を調査してアラーム要因データを生成する。
【0013】調査データ入力手段5は表示装置40に表
示された調査項目に従って、オペレータが調査データを
入力する。アラーム原因判断手段6はアラーム処理デー
タに基づいて、オペレータにより入力された調査データ
及びアラーム要因調査手段4が調査したアラーム要因デ
ータとを総合的に判断し、最終的なアラーム原因を表示
装置40に表示する。
【0014】復旧手順データ生成手段7はアラーム処理
データに基づいて、アラーム原因に対する復旧手順デー
タを生成し、表示装置40に表示する。図2は本発明に
よるロボット教示操作盤の使用状態の概略図である。ロ
ボット教示操作盤10は操作パネルに配置された教示操
作などを行うのに必要な操作スイッチ30と、グラフィ
ック表示が可能な表示装置40と、この表示画面上に装
着されたタッチパネル41とを有している。ロボット教
示操作盤10は安全柵80の外側に設置されたオペレー
ションボックス50を中継して通信線90を介し、ロボ
ット機構部70に隣接設置されたロボット制御装置60
に接続されている。オペレーションボックス50は、ロ
ボット制御装置60の操作部分を切り離して安全柵80
の外側で操作できるようにした遠隔操作部分である。オ
ペレータはロボット教示操作盤10を携帯し、柵越しに
ロボット機構部70のアームの動きを見ながら、タッチ
パネル41及び操作スイッチ30を操作してロボットの
教示操作を行ったり、ロボットを手動操作したりするこ
とができる。
【0015】次にアラームの発生から復旧手順までの表
示例を実際の画面を用いて詳しく説明する。図3は本発
明であるロボット教示操作盤の表示画面である。操作ス
イッチ30には非常停止ボタン30aと、有効/無効ス
イッチ30bと、ジョグボタン30cと、プログラム操
作ボタン30dとで構成されている。また、表示画面4
0はグラフィック表示可能な液晶表示モジュール(LC
D)で構成されており、タッチパネル41を有してい
る。タッチパネル41はアラーム表示パネル42を有し
ている。さらにアラーム表示パネル42はオペレータに
アラームの内容、種別等がわかりやすいようにシステム
42a、ケイコク42b及びコード42cといった各タ
ッチパネルで構成されている。
【0016】非常停止ボタン30aはロボット機構部の
非常停止を行うボタンである。有効/無効スイッチ30
bは画面上に表示されたプログラムが有効であるか、無
効であるかの切り換えを行うスイッチである。ジョグボ
タン30cはロボットを手動で操作するためのボタンで
ある。プログラム操作ボタン30dはプログラムをスタ
ートさせてロボットを起動する前進・後退キー、及び一
時停止させるホールドキーを備えている。
【0017】また、システム42aは概略アラーム表示
データを示すタッチパネルであり、例えばハードウェア
のアラームなのかソフトウェアのアラームなのかが表示
される。ケイコク42bはアラームの危険度を示すレベ
ルを表示する。つまりすぐに修理が必要な重大なアラー
ムなのか、そうでないのかをオペレータに知らせる。コ
ード42cは詳細アラーム処理データを示すタッチパネ
ルであり、アラームコード番号とその題名及びアラーム
発生箇所等のより具体的なアラーム内容について表示す
る。
【0018】次にオペレータの操作手順について説明す
る。まず、ロボット制御装置60でバッテリ電圧低下の
アラームが発生したとする。するとアラーム表示パネル
42が赤く点滅する。これによりオペレータはロボット
制御装置60でアラームが発生したことを知る。また、
コード42cではアラームコード番号035とその題名
である「バッテリ デンアツテイカ」とが表示されてい
る。そしてオペレータはコード42cにタッチし、その
詳しい内容を画面上に表示させる。
【0019】図4はアラームの詳細を示す表示画面であ
る。バッテリ電圧低下のアラームについての詳細43が
表示されている。そして、オペレータはバッテリ電圧低
下の復旧手順を知りたいため、手順パネル43aにタッ
チする。
【0020】図5はアラームの復旧手順を示す表示画面
である。バッテリ電圧低下のアラーム復旧についての詳
細44が表示されている。オペレータはさらにロボット
制御装置60内のどこの場所でバッテリ電圧低下が起き
たのか知りたいため、図パネル44aにタッチする。
【0021】図6はアラームが発生した場所を示す表示
画面である。バッテリ電圧低下が起きた詳細な場所45
が表示されている。以上の操作手順により、アラームの
発生原因、詳細、復旧手順及びアラームの発生した場所
をオペレータは知ることができる。これにより早期に復
旧作業ができるので効率の良い保守管理を行うことがで
きる。
【0022】図7は本発明が実施されるハードウェアの
概略構成図である。ロボット教示操作盤10はプロセッ
サ(CPU)11と読み取り専用メモリ(ROM)12
と、メインメモリ(RAM)13と、ハードディスク装
置14と、ICカード15aを装着するPCMCIAソ
ケット15と、液晶表示装置(LCD)インターフェー
ス16と、タッチパネルインターフェース17と、オペ
レーションボックス50を経由してロボット制御装置6
0に接続するためのシリアル入出力(I/O)インター
フェース18と、スイッチインターフェース19とを備
え、これらの構成要素はそれぞれバス20により相互に
結合されている。ロボット教示操作盤10はさらに液晶
表示装置(LCD)インターフェース16に接続された
液晶表示装置(LCD)40と、この液晶表示装置(L
CD)40の表示面に装着され、タッチパネルインター
フェース17に接続されたタッチパネル41と、スイッ
チインターフェース19に接続された操作スイッチ30
とを備えている。
【0023】プロセッサ11はこのロボット教示操作盤
10全体を総括的に制御する。読み取り専用メモリ12
にはロボット教示操作盤10の立ち上げ時に必要なプロ
グラムなどが格納されている。メインメモリ13にはロ
ボットの教示操作に必要なプログラムや、画面表示に必
要なデータなどが展開される。ハードディスク装置14
は、オペレーティングシステムや、ロボットプログラム
を実行したり編集したりするアプリケーションプログラ
ムやアラーム処理データを格納している。ICカード1
5aには例えばロボットプログラムが格納され、このI
Cカード15aをPCMCIAソケット15に装着する
ことによってロボットプログラムをロボット教示操作盤
10に取り込むことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ロボッ
ト教示操作盤に調査項目データ生成手段及びアラーム原
因判断手段を設けたので、オペレータはアラーム原因を
簡単に究明できる。
【0025】また、復旧手順データ生成手段を設けたの
で、復旧手順を見て簡単に早期に復旧作業ができる。さ
らに、復旧操作箇所をグラフィック表示するようにした
ので、十分な保守知識がなくても復旧操作を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるロボット教示操作盤の原理ブロッ
ク図である。
【図2】ロボット教示操作盤の使用状態の概略図であ
る。
【図3】ロボット教示操作盤の表示画面である。
【図4】アラームの詳細を示す表示画面である。
【図5】アラームの復旧手順を示す表示画面である。
【図6】アラームが発生した場所を示す表示画面であ
る。
【図7】本発明が実施されるハードウェアの概略構成図
である。
【符号の説明】
1 アラーム処理データ記憶手段 2 アラーム表示データ生成手段 3 調査項目データ生成手段 4 アラーム要因調査手段 5 調査データ入力手段 6 アラーム原因判断手段 7 復旧手順データ生成手段 10 ロボット教示操作盤 40 表示装置 60 ロボット制御装置 90 通信線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの教示あるいは操作を行うロボ
    ット教示操作盤において、 アラーム処理に必要なアラーム処理データを記憶するア
    ラーム処理データ記憶手段と、 前記アラーム処理データを受けて、アラーム表示データ
    を生成するアラーム表示データ生成手段と、 前記アラーム処理データを受けて、アラームの種別を特
    定するための調査項目データを生成する調査項目データ
    生成手段と、 前記アラーム処理データを受けて、アラーム要因の究明
    のためにロボット制御装置の内部状態を調査し、アラー
    ム要因データを生成するアラーム要因調査手段と、 前記調査項目に従って、オペレータが調査データを入力
    する調査データ入力手段と、 前記アラーム処理データと前記アラーム要因データと前
    記調査データを受けて、アラームの原因を判断するアラ
    ーム原因判断手段と、 前記アラーム原因と前記アラーム処理データを受けて、
    復旧手順データを生成する復旧手順データ生成手段と、 前記アラーム表示データと前記調査項目データと前記ア
    ラーム原因及び前記復旧手順データを表示する表示装置
    と、 を有することを特徴とするロボット教示操作盤。
  2. 【請求項2】 前記アラーム表示データは概略アラーム
    表示データと詳細アラーム表示データからなることを特
    徴とする請求項1記載のロボット教示操作盤。
  3. 【請求項3】 前記アラーム表示データ箇所を他の表示
    箇所と異なる表示形態(色、点滅)に表示することを特
    徴とする請求項1記載のロボット教示操作盤。
  4. 【請求項4】 前記アラーム表示データにはアラームの
    危険度を示すレベルを含むことを特徴とする請求項1記
    載のロボット教示操作盤。
  5. 【請求項5】 前記調査データ入力手段はタッチパネル
    であることを特徴とする請求項1記載のロボット教示操
    作盤。
  6. 【請求項6】 前記表示装置はグラフィック表示装置で
    あることを特徴とする請求項1記載のロボット教示操作
    盤。
  7. 【請求項7】 前記グラフィック表示装置に復旧手順の
    操作箇所をグラフィック表示することを特徴とする請求
    項6記載のロボット教示操作盤。
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