JPH06171854A - エレベータの電気的結線図の表示装置 - Google Patents

エレベータの電気的結線図の表示装置

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Publication number
JPH06171854A
JPH06171854A JP32425892A JP32425892A JPH06171854A JP H06171854 A JPH06171854 A JP H06171854A JP 32425892 A JP32425892 A JP 32425892A JP 32425892 A JP32425892 A JP 32425892A JP H06171854 A JPH06171854 A JP H06171854A
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JP
Japan
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elevator
displayed
connection diagram
electrical connection
display unit
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Application number
JP32425892A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Ishimoto
弘文 石本
Hiromichi Kitahara
博道 北原
Takashi Ishii
隆司 石井
Takeshi Onozuka
剛 小野塚
Akio Nakano
明男 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障個所を含む故障エレベータの電気的結線
図を、携帯装置を用いて簡単に見ることができるエレベ
ータの電気的結線図の表示装置1の提供。 【構成】 入力部2と演算処理部3と表示部4を備えた
携帯用端末機1と、端末機1に装着可能な記憶手段5と
からなり、表示部4の表示事項を入力部2で選択したと
き、表示部4にその選択事項の関連内容が表示される表
示装置であって、記憶手段5は、複数の電気部位、各電
気部位に関連する電気的結線図、複数の制御装置、複数
の故障現象が記憶され、端末機に記憶手段4を装着した
際、入力部2で表示部4に表示されたメニュー項目の中
の制御装置または故障現象が選択され、次に、その選択
項目に対応した複数の事項が表示された際、入力部2で
その事項の1つを選択すると、表示部4にその選択事項
に対応した周辺部分の電気的結線図が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの電気的結
線図の表示装置に係わり、特に、携帯用端末機とそれに
装着される記憶手段とを用い、保守員が作業現場等にお
いて必要に応じて前記携帯用端末機の表示部にエレベー
タの電気的結線図を表示させることができるエレベータ
の電気的結線図の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータに何等かの動作異常
(故障)が発生したときには、そのエレベータ(以下、
これを故障エレベータという)の設置ビルを受け持つ営
業所から保守員が直接復旧作業に出向く場合と、前記ビ
ルに比較的近い他のビルにおいて他のエレベータの保守
作業を行っている保守員に電話連絡し、他のエレベータ
の保守作業の終了後に前記ビルに出向き、故障エレベー
タの復旧を依頼する場合とがある。また、保守員による
故障エレベータの復旧作業を行う場合においても、比較
的簡単に復旧させることができるときと、動作異常(故
障)の状態が複雑で、故障エレベータを復旧させるに
は、その電気的結線図がないとどうしても復旧させるこ
とができないときがある。
【0003】この場合、保守員が営業所から故障エレベ
ータの設置ビルに直接出向く場合には、故障エレベータ
の電気的結線図を持参することもあるが、故障エレベー
タについての動作異常(故障)の通報内容によっては保
守員が故障エレベータの電気的結線図を持参しないこと
も多く、ましてや、他のエレベータの保守作業の終了後
に故障エレベータの設置ビルに出向くような場合には、
当然に故障エレベータの電気的結線図を持参しないこと
になる。そして、保守員が故障エレベータの診断に当っ
た結果、前述のように故障エレベータの動作異常(故
障)の状態が複雑であって、故障エレベータの復旧には
どうしてもその電気的結線図が必要であると判断したと
きには、保守員は一旦営業所に戻り、故障エレベータの
電気的結線図を持参して、再び故障エレベータの設置現
場に急行し、故障エレベータの復旧を行っているもので
ある。
【0004】なお、かかる故障エレベータの復旧のため
の既知の技術手段としては、例えば、特開平4−143
58号、または、特開平2−17580号等に開示のも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
示による既知の技術手段は、保守員が、故障エレベータ
の動作異常(故障)の状態が複雑であって、故障エレベ
ータの復旧にどうしてもその電気的結線図を必要とする
と判断したときには、保守員自身が故障エレベータの電
気的結線図を営業所まで取りに戻らなければならず、ど
うしても故障エレベータの復旧には長時間を要するとい
う問題がある。
【0006】また、エレベータの電気的結線図は、通
常、多くの枚数のものからなっているものであるため、
保守員がエレベータの電気的結線図を見ようとしても、
その電気的結線図から動作異常(故障)に関連した部分
を表す頁または個所を見付けるのに長時間を要すること
があり、その間、故障エレベータは稼働できない状態に
維持され、故障エレベータを利用する顧客に対して多大
の迷惑を及ぼすことになるという問題がある。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するものであ
って、故障エレベータの復旧作業時等において、故障個
所を含む故障エレベータの電気的結線図を、携帯装置を
用いて簡単に見ることができるエレベータの電気的結線
図の表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも入力部と演算処理部と表示部
とを備えた携帯用端末機と、この携帯用端末機に装着可
能な記憶手段とからなり、前記表示部に表示された複数
の事項の1つを入力部で選択したとき、前記表示部にそ
の選択した事項に関連した内容が選択的に表示される表
示装置であって、前記記憶手段は、エレベータにおける
複数の電気部位と、各電気部位に関連する電気的結線図
とが合わせて記憶されており、前記携帯用端末機に前記
記憶手段を装着させ、前記表示部に表示された前記複数
の電気部位の中の1つを選択すると、前記表示部にその
選択された電気部位に対応する周辺部分の電気的結線図
が表示される第1の手段を備える。
【0009】また、前記目的を達成するために、本発明
は、少なくとも入力部と演算処理部と表示部とを備えた
携帯用端末機と、この携帯用端末機に装着可能な記憶手
段とからなり、前記表示部に表示された複数の事項の1
つを入力部で選択したとき、前記表示部にその選択した
事項に関連した内容が選択的に表示される表示装置であ
って、前記記憶手段は、エレベータにおける複数の電気
部位と、各電気部位に関連する電気的結線図と、エレベ
ータの複数の制御装置と、エレベータの複数の故障現象
とが合わせて記憶されており、前記携帯用端末機に前記
記憶手段を装着させ、前記表示部にメニュー表示が行わ
れた際に、前記入力部において前記メニュー項目として
被制御装置または故障現象を選択し、次いで、その選択
されたメニュー項目に対応した複数の事項が表示された
際に、前記入力部において前記事項の中の1つを選択す
ると、前記表示部にその選択された事項に対応した周辺
部分の電気的結線図が表示される第2の手段を備える。
【0010】
【作用】前記第1の手段によれば、保守員は、常時、携
帯用端末機と、エレベータの複数の電気部位及び前記各
電気部位に関連する電気的結線図が合わせ記憶されてい
る記憶手段、例えば、ICカードとを携帯持参してお
り、故障エレベータの復旧作業現場等において、故障エ
レベータの故障個所の電気的結線図が必要であると判断
したときには、前記携帯用端末機に前記ICカードを装
着し、そのとき前記携帯用端末機の表示部に前記複数の
電気部位が表示された際に、前記携帯用端末機の入力部
の操作によって、それら電気部位の中から前記故障個所
に該当する電気部位の選択を行えば、前記表示部に前記
故障個所に該当する電気部位の周辺部分の電気的結線図
が自動的に表示される。
【0011】このため、保守員は、ともに携帯に便利な
携帯用端末機とICカードとを持参するだけで、わざわ
ざ膨大な量の故障エレベータの電気的結線図を持ち歩い
たり、前記電気的結線図を営業所まで取りに戻ったりす
る必要がなくなり、また、復旧作業現場等においても、
前記携帯用端末機の表示部に必要な電気的結線図を適宜
表示させることができるので、容易、かつ、迅速、適確
に故障エレベータを復旧させることができる。
【0012】また、前記第2の手段によれば、保守員
は、常時、携帯用端末機と、エレベータの複数の電気部
位及び前記各電気部位に関連する電気的結線図、エレベ
ータの複数の被制御装置、エレベータの複数の故障現象
が合わせ記憶されている記憶手段、例えば、ICカード
とを携帯持参しており、故障エレベータの復旧作業現場
等において、故障エレベータの故障個所を復旧させるに
必要な情報及び前記故障個所の電気的結線図が必要であ
ると判断したときには、前記携帯用端末機に前記ICカ
ードを装着し、前記携帯用端末機の表示部に、故障現
象、制御装置、電気部位番号からなるメニュー項目が表
示された際に、前記携帯用端末機の入力部の操作によっ
て、まず、前記メニュー項目の中の故障現象または制御
装置を選択し、次いで、前記表示部にその選択された項
目に対応した複数の事項が表示された際に、再び前記入
力部の操作によって、前記事項の中の必要とする事項を
選択すれば、前記表示部にその選択された事項に対応し
た周辺部分の電気的結線図が表示されるようになる。
【0013】このため、保守員は、ともに携帯に便利な
携帯用端末機とICカードとを持参するだけで、わざわ
ざ膨大な量の故障エレベータの電気的結線図を持ち歩い
たり、前記電気的結線図を営業所まで取りに戻ったりす
る必要がなくなり、また、復旧作業現場等においても、
前記携帯用端末機の表示部に、故障エレベータの故障個
所の復旧に必要な情報及び前記故障個所の電気的結線図
を表示させることにより、容易、かつ、迅速、適確に故
障エレベータを復旧させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0015】図1は、本発明に係わるエレベータの電気
的結線図の表示装置の全体構造の概要を示すブロック構
成図である。
【0016】図1において、1はエレベータの電気的結
線図の表示装置(携帯用端末機)、2は入力部、3は信
号処理部、4は表示部、5は記憶部を構成するICカー
ド(外部記憶手段)である。
【0017】そして、エレベータの電気的結線図の表示
装置(携帯用端末機)1は、キーボード等からなる入力
部2と、マイコン等を含んだ信号処理部3と、表示部4
とからなり、全体的に携帯可能なように、小型、軽量の
構成になっている。また、ICカード5は、エレベータ
の電気的結線図の表示装置1に装着可能なもので、IC
カード5の中には、予め、複数の電気部位と、それら電
気部位に関連する電気的結線図が合わせ記憶収納されて
いるか、または、複数の電気部位と、それら電気部位に
関連する電気的結線図と、エレベータの複数の被制御装
置と、エレベータの複数の故障現象とが合わせ記憶収納
されている。この場合、1枚のICカード5内に、どれ
だけの情報内容を記憶収納させるかは自由であるが、例
えば、ICカード5の記憶容量が大きいときには、1枚
のICカード5内に、営業所で受け持つ複数種類のエレ
ベータに関する前述の各内容を記憶させるようにしても
よく、また、その記憶容量が比較的小さいときには、1
枚のICカード5内に、1種類のエレベータに関する前
述の各内容を記憶させるようにしてもよい。
【0018】また、図2は、本発明に係わるエレベータ
の電気的結線図の第1の実施例を示すもので、表示機能
を達成させるためのブロック系統図で示したものであ
る。
【0019】図2において、6はキー入力部、7は電気
部位選択部、8は電気的結線図発生部、9は表示部であ
る。
【0020】そして、キー入力部6の出力は電気部位選
択部7に供給され、電気部位選択部7の出力は電気的結
線図発生部8と表示部9に供給される。また、電気的結
線図発生部8の出力は表示部9に供給されるように構成
されている。
【0021】さらに、図3は、エレベータの電気的結線
図の一例を示すもので、この結線図はエレベータのドア
回路の回路構成を表している。
【0022】図3において、P、Nは直流電源の正及び
負ライン、100はドア開閉指令用リレー、100a
1、100a2はその常開接点、100bはその常閉接
点、92bはエレベータの減速時に付勢され、停止する
と消勢するリレー(図示なし)の常閉接点、101はド
ア閉用リレー、101a1、101aはその常開接点、
101bはその常閉接点、CLSbはドア閉端において
開く接点、102はドア開用リレー、102a1、10
2a2はその常開接点、102bはその常閉接点、DZ
はドアゾーン接点、OLSbはドア開端において開く接
点、OLSaはドア開端において閉じる接点、Aはドア
モータ、R1、R2は直列抵抗、48Aはタイマー、4
8Aaはその常開接点である。
【0023】そして、前記エレベータのドア回路の回路
構成自体は、既に良く知られているものであり、しか
も、その動作自体も既知であるので、前記ドア回路の動
作についての説明は省略する。
【0024】続いて、本実施例の動作について説明する
が、ここでは、保守員が、故障エレベータから”ドア閉
まらず”という通報を受け、その復旧のために故障エレ
ベータの設置現場に到着したものとして説明を行う。
【0025】故障エレベータの復旧作業現場において、
保守員が、エレベータの故障個所の電気的結線図を見た
いと思ったときには、まず、自分が携帯している携帯用
端末機1の電源を投入し、その携帯用端末機1にICカ
ード5を装着させると、携帯用端末機1の表示部4に
は、例えば、図4に示すような電気部位番号が表示され
る。このとき、保守員の所望する電気部位番号の表示が
行われていれば、携帯用端末機1の入力部2のキー操作
を行い、前記所望の電気部位、例えば、ドア開閉指令用
リレー100の選択を行い、一方、保守員の所望する電
気部位番号が表示されていないときには、前記入力部2
のキー操作により表示画面をスクロールして順次異なる
電気部位番号を表示させ、その際に、所望する電気部位
番号が表示されたときには、前記入力部2のキー操作に
よって前記所望の電気部位の選択を行う。
【0026】ここで、前記所望の電気部位、例えば、ド
ア開閉指令用リレー100の選択が行われると、前記表
示部4には、図5に示すようなドア開閉指令用リレー1
00に関連した電気的結線図が電気部位番号とともに表
示される。
【0027】同様にして、保守員の所望する電気部位番
号が、例えば、ドア閉用リレー101であるときには、
前記表示部4に図4に示すような電気部位番号が表示さ
れた際に、ドア閉用リレー101を前記入力部2のキー
操作によって選択すれば、今度は前記表示部4にドア閉
用リレー101に関連した電気的結線図が電気部位番号
とともに表示される。
【0028】また、前記表示部4に、図5に示すような
ドア開閉指令用リレー100に関連した電気的結線図が
表示された際に、さらに常閉接点92bに関連する部分
の動作状態を知りたいときには、前記入力部2のキー操
作により前記常閉接点92bを選択すれば、エレベータ
の減速時に付勢され、停止すると消勢するリレーに関連
した電気的結線図が電気部位番号とともに表示されるよ
うになる。
【0029】このように、本実施例によれば、電気部位
番号をキーとして、携帯用端末機1の表示部4に、適
宜、保守員の必要とするような電気的結線図を表示させ
ることができるので、保守員は、前記表示内容から、例
えば、タイマー48Aの動作不良により、その常開接点
48Aaが閉じなくなったために、エレベータのドアが
閉じないということが判るようになる。
【0030】その後、保守員は、直ちに、タイマー48
Aの交換を行い、ドア閉不能のエレベータ故障の復旧作
業を終了させることができるもので、従来のように、エ
レベータの電気的結線図をわざわざ営業所まで取りに戻
る必要がなく、容易、かつ、迅速、適確に故障エレベー
タを復旧させることができる。
【0031】続く、図6は、本発明に係わるエレベータ
の電気的結線図の第2の実施例を示すもので、表示機能
を達成させるためのブロック系統図で示したものであ
る。
【0032】図6において、10はメニュー選択部、1
1は故障現象選択部、12は制御装置選択部であり、そ
の他、図2に示された構成要素と同じ構成要素には同じ
符号を付けている。
【0033】そして、キー入力部6の出力は、電気部位
選択部7、メニュー選択部10、故障現象選択部11、
制御装置選択部12にそれぞれ結合される。メニュー選
択部10の出力は、電気部位選択部7、故障現象選択部
11、制御装置選択部12にそれぞれ結合されるととも
に表示部9にも結合される。故障現象選択部11の出力
は、電気部位選択部7と表示部9に結合され、制御装置
選択部12の出力も、電気部位選択部7と表示部9に結
合される。電気部位選択部7の出力は、電気的結線図発
生部8と表示部9に結合され、電気的結線図発生部8の
出力は、表示部9に結合されるように構成されている。
【0034】次いで、本実施例の動作について説明する
が、この場合も、保守員が、故障エレベータから”ドア
閉まらず”という通報を受け、その復旧のために故障エ
レベータの設置現場に到着したものとして説明を行う。
【0035】故障エレベータの復旧作業現場において、
保守員が、エレベータの故障個所に関する事項及び前記
事項に関連する電気的結線図を見たいと思ったときに
は、始めに、自分が携帯している携帯用端末機1の電源
を投入し、その携帯用端末機1にICカード5を装着さ
せると、携帯用端末機1の表示部4には、例えば、図7
に示すような「1.故障現象」、「2.制御装置」、
「3.電気部位番号」の3つのメニュー項目からなるメ
ニュー画面が表示される。次いで、保守員が、故障現象
をキーとして前記故障現象を発生させる電気的結線回路
部分を捜査しようと思い、携帯用端末機1の入力部2の
キー操作により「1.故障現象」を選択すると、前記表
示部には、図8に示すような「1.ドア開閉不良」、
「2.表示灯不良」、「3.レベル不良」等の故障現象
を表す事項が表示される。そこで、保守員が、再び、前
記入力部2のキー操作により「1、ドア開閉不良」を選
択すると、前記表示部には、図9に示すようなドア開閉
不良に関与する複数の電気部位がその番号によって表示
されるようになる。このとき、保守員が、前記入力部2
のキー操作によってその中の所望の電気部位、例えば、
ドア開閉指令用リレー100の選択を行えば、前記表示
部4には、図10に示すようなドア開閉指令用リレー1
00に関連した電気的結線図が電気部位番号とともに表
示される。
【0036】この場合においても、保守員の所望の電気
部位番号が、例えば、ドア閉用リレー101であるとき
には、前記表示部4に図9に示すような電気部位番号が
表示された際に、ドア閉用リレー101を前記入力部2
のキー操作で選択すれば、今度は前記表示部4にドア閉
用リレー101に関連した電気的結線図が電気部位番号
とともに表示されることになる。
【0037】また、前記表示部4に図10に示すような
ドア開閉指令用リレー100に関連した電気的結線図が
表示された際に、さらに常閉接点92bに関連する部分
の動作状態を知りたいときには、前記入力部2のキー操
作により前記常閉接点92bを選択すれば、エレベータ
の減速時に付勢され、停止すると消勢するリレーに関連
した電気的結線図が電気部位番号とともに表示されるよ
うになることは前述の実施例の場合と同じである。
【0038】以上の説明は、メニュー項目として「1.
故障現象」が選択された場合の例であるが、メニュー項
目として「2.制御装置」が選択された場合は、制御装
置を表す事項として、図11に示すような「1.ドア装
置」、「2.駆動装置」、「3.表示装置」等が表示さ
れる以外は、「1.故障現象」の選択の場合と全く同様
であるので、「2.制御装置」の選択の際のこれ以上の
動作説明は省略する。また、メニュー項目として「3.
電気部位番号」が選択された場合は、前記第1の実施例
のところで述べたと同様の動作が行われるので、「3.
電気部位番号」の選択の際のこれ以上の動作説明も省略
する。
【0039】このように、本実施例によれば、故障現象
または制御装置、それに電気部位番号をそれぞれキーと
して、携帯用端末機1の表示部4に、適宜、保守員の必
要とする故障現象または制御装置、それに続いて、前記
故障現象または制御装置に関連する電気的結線図を表示
させることができるので、保守員は、前記表示内容から
故障個所、例えば、タイマー48Aの動作不良により、
その常開接点48Aaが閉じなくなったために、エレベ
ータのドアが閉じないということが判るようになる。
【0040】そこで、保守員は、直ちに、タイマー48
Aの交換を行い、エレベータ故障の復旧作業を終了させ
ることができるもので、従来のように、エレベータの電
気的結線図をわざわざ営業所まで取りに戻る必要がなく
なり、容易、かつ、迅速、適確に故障エレベータを復旧
させることができる。
【0041】なお、前述の各実施例においては、エレベ
ータの電気的結線図等をICカード5に記憶させた例に
ついて説明したが、携帯用端末機1に装着可能な記憶手
段としてはICカード5に限られるものではなく、例え
ば、携帯用端末機1にモデムを接続し、このモデムを通
信回線を介してエレベータの電気的結線図等が記憶収納
されているホストコンピュータに適宜接続することによ
り、直接的に、前記エレベータの電気的結線図等の情報
を読み取ることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、常
時、保守員が携帯している携帯用端末機1を用いて、保
守員の所望するエレベータの電気的結線図の回路部分
を、その表示部4に効率的に表示させるようにしてるの
で、わざわざエレベータの電気的結線図を持ち歩いた
り、営業所に取りに戻ったりする必要がなく、故障エレ
ベータの故障部分の把握及びその復旧を容易、かつ、迅
速、適確に行うことができ、それにより顧客へのサービ
スの低下を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの電気的結線図の表示
装置の概要を示すブロック構成図である。
【図2】本発明によるエレベータの電気的結線図の表示
装置の第1の実施例を示す表示機能のためのブロック系
統図である。
【図3】既知のエレベータのドア回路を示す回路構成図
である。
【図4】図2の実施例で電気部位番号の選択を行う際の
表示画面を示す図である。
【図5】図4において電気部位番号の選択を行った後の
表示画面を示す図である。
【図6】本発明によるエレベータの電気的結線図の表示
装置の第2の実施例を示す表示機能のためのブロック系
統図である。
【図7】図6の実施例でメニュー項目の選択を行う際の
表示画面を示す図である。
【図8】図7において故障現象の選択を行った後の表示
画面を示す図である。
【図9】図8において電気部位番号の選択を行う際の表
示画面を示す図である。
【図10】図9において電気部位番号の選択を行った後
の表示画面を示す図である。
【図11】図7において制御装置の選択を行った後の表
示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 エレベータの電気的結線図の表示装置(携帯用端末
機) 2 入力部 3 信号処理部 4 表示部 5 記憶手段(ICカード) 6 キー入力部 7 電気部位選択部 8 電気的結線図発生部 9 表示部 10 メニュー選択部 11 故障現象選択部 12 制御装置選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野塚 剛 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 中野 明男 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入力部と演算処理部と表示部
    とを備えた携帯用端末機と、この携帯用端末機に装着可
    能な記憶手段とからなり、前記表示部に表示された複数
    の事項の1つを入力部で選択したとき、前記表示部にそ
    の選択した事項に関連した内容が選択的に表示される表
    示装置であって、前記記憶手段は、エレベータにおける
    複数の電気部位と、各電気部位に関連する電気的結線図
    とが合わせて記憶されており、前記携帯用端末機に前記
    記憶手段を装着させ、前記表示部に表示された前記複数
    の電気部位の中の1つを選択すると、前記表示部にその
    選択された電気部位に対応する周辺部分の電気的結線図
    が表示されることを特徴とするエレベータの電気的結線
    図の表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも入力部と演算処理部と表示部
    とを備えた携帯用端末機と、この携帯用端末機に装着可
    能な記憶手段とからなり、前記表示部に表示された複数
    の事項の1つを入力部で選択したとき、前記表示部にそ
    の選択した事項に関連した内容が選択的に表示される表
    示装置であって、前記記憶手段は、エレベータにおける
    複数の電気部位と、各電気部位に関連する電気的結線図
    と、エレベータの複数の制御装置と、エレベータの複数
    の故障現象とが合わせて記憶されており、前記携帯用端
    末機に前記記憶手段を装着させ、前記表示部にメニュー
    表示が行われた際に、前記入力部において前記メニュー
    項目として被制御装置または故障現象を選択し、次い
    で、その選択されたメニュー項目に対応した複数の事項
    が表示された際に、前記入力部において前記事項の中の
    1つを選択すると、前記表示部にその選択された事項に
    対応した周辺部分の電気的結線図が表示されることを特
    徴とするエレベータの電気的結線図の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記選択された事項に対応した周辺部分
    の電気的結線図の表示に先だって、前記表示部に前記電
    気的結線図に関連する複数の電気部位の表示が行われ、
    前記入力部において前記の複数の電気部位の中の1つを
    選択すると、前記表示部にその選択された電気部位に対
    応した電気的結線図が表示されることを特徴とする請求
    項2記載のエレベータの電気的結線図の表示装置。
JP32425892A 1992-12-03 1992-12-03 エレベータの電気的結線図の表示装置 Pending JPH06171854A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323480A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Mitsubishi Electric Corp 解析支援装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006323480A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Mitsubishi Electric Corp 解析支援装置

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