JP3246821B2 - 監視制御操作装置 - Google Patents

監視制御操作装置

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JP3246821B2 JP00154894A JP154894A JP3246821B2 JP 3246821 B2 JP3246821 B2 JP 3246821B2 JP 00154894 A JP00154894 A JP 00154894A JP 154894 A JP154894 A JP 154894A JP 3246821 B2 JP3246821 B2 JP 3246821B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラントなどの監視を行
なうときに使用される監視制御操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道プラントなどのプラントの監視
制御を行なう場合、通常、分散型監視制御システムを使
用し、中央監視室側に設けられた中央側監視制御操作装
置と、現場側に設けられた現場側監視制御操作装置とに
より、中央側でも、現場側でもプラント各部の監視、制
御、操作を行なえるようにしている。
【0003】この場合、このような分散型監視制御シス
テムにおいて使用される監視制御操作装置や現場側監視
制御操作装置などの監視制御操作装置においては、図6
に示す如くCRT装置101の表示面102上にプラン
トの運転系統を表示する系統表示画面103を表示さ
せ、この系統表示画面103に表示されている各機器、
例えば第1ポンプ104aが指定されたとき、図7に示
す如くこの第1ポンプ104aに対応する操作ウインド
ウ105を表示させ、この操作ウインドウ105上に表
示された各操作スイッチ、すなわち自動運転指示スイッ
チ106、手動運転指示スイッチ107、運転指示スイ
ッチ108、停止指示スイッチ109のいずれかが操作
されたとき、この操作内容に応じて前記第1ポンプ10
4aの運転制御指令を出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の分散型監視制御システムにおいては、プラント
のシーケンス回路を理解している人が中央側監視制御操
作装置や現場側監視制御操作装置を操作することを前提
としているので、CRT装置101上に表示される操作
ウインドウ105として、自動運転指示スイッチ10
6、手動運転指示スイッチ107、運転指示スイッチ1
08、停止指示スイッチ109などを羅列しているにす
ぎない。
【0005】このため、中央側監視制御操作装置によっ
てプラントを構成する各機器、例えば第1ポンプ104
aの運転を制御しようとして、系統表示画面103に表
示されている第1ポンプ104aを指定して、表示面1
02上に前記第1ポンプ104aに対応する操作ウイン
ドウ105を表示させて自動運転指示スイッチ106、
手動運転指示スイッチ107、運転指示スイッチ10
8、停止指示スイッチ109のいずれかを操作しても、
これらの操作内容がプラントのシーケンス内容と一致し
ていないとき、第1ポンプ104aの運転を指示するこ
とができないという問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑み、プラントのシ
ーケンスを理解していない人に対しても、操作ウインド
ウの表示内容を見ただけで、シーケンスの内容を理解さ
せて各操作スイッチを操作させることができ、これによ
って操作の確実性を大幅に向上させることができる監視
制御操作装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、プラントを構成する各機器からの信号を
取り込んで前記プラントの状態を監視するとともに、各
種の制御信号を生成して前記プラントを構成する各機器
を制御する監視制御操作装置において、前記プラントを
構成する各機器から成る系統表示画面を表示させ、この
系統表示画面中のいずれかの機器が指定された場合に
は、当該系統表示画面とともに、指定された機器の操作
スイッチ画面をそのシーケンスに対応させて表示させる
表示制御部とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成において、表示制御部は、表示され
た系統表示画面中からいずれかの機器が指定された場合
には、当該系統表示画面とともに、指定された機器の操
作スイッチ画面をそのシーケンスに対応させて表示させ
る。これにより、シーケンスの内容を理解させつつ各操
作スイッチを操作させることができ、操作内容の確実性
を大幅に向上させることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明による監視制御操作装置の一実
施例を適用した中央側監視制御操作装置の一例をブロッ
ク図である。
【0010】この図に示す中央側監視制御操作装置はキ
ーボード2と、マウス3と、本体装置4と、CRT5
と、通信回線6とを備えており、本体装置4によって通
信回線6を介して供給される状態信号を取り込んで、C
RT5の表示面上に、監視制御対象となっているプラン
トの状態を示す系統表示画面や操作ウインドウなどを表
示するとともに、キーボード2やマウス3の操作内容に
基づいて制御信号を生成し、これを通信回線6を介して
現場側監視制御操作装置やプラントを構成する各機器に
供給してプラント各部を制御する。
【0011】キーボード2は薄板状に形成される匡体、
この匡体上に配置される複数の文字キーやテンキー、複
数のファンクションキー、これらの各キーの操作内容に
応じたキー信号を生成するエンコーダ回路などを備えて
おり、オペレータによってこれらの各キーが操作された
とき、この操作内容に応じたキー信号を生成してこれを
前記本体装置4に供給する。
【0012】また、マウス3は移動自在に構成される匡
体、この匡体の動きに応じた移動データを生成する移動
検出回路、前記匡体上に設けられ、オペレータによって
操作されたとき、スイッチ信号を生成する複数のスイッ
チなどを備えており、オペレータによって動かされたと
き、この動きに応じた移動データを生成してこれを前記
本体装置4に供給し、また各スイッチが操作されたと
き、この操作内容に応じたスイッチ信号を生成してこれ
を前記本体装置4に供給する。
【0013】本体装置4は各種の情報処理を行なうCP
U回路7と、このCPU回路7の動作を規定するプログ
ラムや定数データなどが格納されているROM回路8
と、前記CPU回路7の作業エリアなどとして使用され
るRAM回路9と、前記CPU回路7によって処理され
た情報などの格納場所となる大容量記憶回路10と、前
記キーボード2から出力されるキー信号を取り込んで前
記CPU回路7に供給するキーボードインタフェース回
路11と、前記マウス3から出力される移動データやス
イッチ信号を取り込んで前記CPU回路7に供給するマ
ウスインタフェース回路12と、前記CPU回路7と現
場側監視制御操作装置などとの間の通信をサポートする
通信インタフェース回路13と、前記CPU回路7から
出力される表示データを取り込んで表示信号を生成し、
これを前記CRT5に供給するCRTインタフェース回
路14とを備えている。
【0014】そして、通信回線6を介して供給される状
態信号を取り込み、この状態信号の内容および予め設定
されている画面データなどに基づいて表示信号を生成
し、CRT5の表示面上に、監視制御対象となっている
プラントの状態を示す系統表示画面や各種の操作ウイン
ドウなどを表示するとともに、キーボード2やマウス3
の操作内容に基づいて制御信号を生成し、これを通信回
線6を介して現場側監視制御操作装置やプラントを構成
する各機器に供給してプラント各部を制御する。
【0015】CRT5は箱状に形成される匡体、この匡
体に収納されるブラウン管などを備えており、前記本体
装置4から出力される表示信号を取り込んでブラウン管
上に、監視制御対象となるプラントの系統や運転状態な
どを示す系統表示画面や操作ウインドウなどを表示す
る。
【0016】次に、図1に示すブロック図を参照しなが
ら、この実施例の監視制御操作動作を説明する。
【0017】まず、この中央側監視制御操作装置および
現場側監視制御操作装置によって監視制御されるプラン
ト側が図2に示す如く上水道システム20であり、第1
ポンプ21a〜第4ポンプ21d毎に、図3に示す如く
シーケンス19が設定され、現場側が選択されていると
き、停止指令または運転指令のいずれかを指定すること
ができ、また中央側が選択されているとき、自動運転指
令または手動運転指令のいずれかを指定した後、手動運
転指令を選択したとき、停止指令または運転指令のいず
れかを指定することができ、また自動運転指令を選択し
ているとき、自動運転条件が成立しているかどうかを判
定し、この条件が成立しているとき、自動運転を行なう
ことができるものと仮定する。
【0018】この場合、中央側監視制御操作装置のCR
T5の表示面上に、図4に示すプラントの系統表示図2
3がその運転状態に応じた色区分で表示される。
【0019】ここで、キーボード2やマウス3を操作し
てCRT5の表示面22上に表示されている操作対象機
器、例えば第1ポンプ21aを指定すれば、図5に示す
如くCRT5の表示面22上に前記第1ポンプ21aに
対する操作ウインドウ24、すなわち前記第1ポンプ2
1aに対する操作内容を指定する中央運転指示スイッチ
25、現場運転指示スイッチ26、自動運転指示スイッ
チ27、手動運転指示スイッチ28、運転指示スイッチ
29、停止指示スイッチ30などがそのシーケンス19
とともに表示される。
【0020】そして、このとき、キーボード2やマウス
3を操作して、操作ウインドウ24のスクロール指令を
入力すれば、このスクロール指令の内容に応じて操作ウ
インドウ24の内容がスクロールされて、操作に必要な
部分が表示される。
【0021】これによって、オペレータに制御操作対象
となる第1ポンプ21aのシーケンス19を理解させな
がら、この第1ポンプ21aに対する操作内容を指定す
る中央運転指示スイッチ25、現場運転指示スイッチ2
6、自動運転指示スイッチ27、手動運転指示スイッチ
28、運転指示スイッチ29、停止指示スイッチ30な
どの操作を行なわせることができる。
【0022】このようにこの実施例においては、CRT
5の表示面22上に表示されている各機器のうち、制御
対象となる機器を選択したとき、この機器に対する中央
運転指示スイッチ25、現場運転指示スイッチ26、自
動運転指示スイッチ27、手動運転指示スイッチ28、
運転指示スイッチ29、停止指示スイッチ30などの各
指示スイッチとともに、前記機器のシーケンス19を示
す操作ウインドウ24を表示してオペレータに前記機器
のシーケンス19を確認させた上で、各指示スイッチを
操作させるようにしたので、プラントのシーケンス19
を理解していない人に対しても、操作ウインドウ24の
表示内容を見ただけで、シーケンス19の内容を理解さ
せて各操作スイッチを操作させることができ、これによ
って操作の確実性を大幅に向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラントのシーケンスを理解していない人に対しても、操
作ウインドウの表示内容を見ただけで、シーケンスの内
容を理解させて各操作スイッチを操作させることがで
き、これによって操作の確実性を大幅に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視制御操作装置の一実施例を適
用した中央側監視制御操作装置の一例をブロック図であ
る。
【図2】図1に示す中央側監視制御操作装置によって監
視制御されるプラントの一例を示す系統図である。
【図3】図3に示すプラントを構成する第1ポンプ〜第
4ポンプを制御するときの流れを示すシーケンス図であ
る。
【図4】図1に示す中央側監視制御操作装置の表示例を
示す正面図である。
【図5】図1に示す中央側監視制御操作装置の表示例を
示す正面図である。
【図6】分散型監視制御システムにおいて使用される監
視制御操作装置や現場側監視制御操作装置などの監視制
御操作装置の表示例を示す正面図である。
【図7】図6に示す監視制御操作装置の表示例を示す正
面図である。
【符号の説明】
2 キーボード 3 マウス 4 本体装置 5 CRT(表示器) 6 通信回線 7 CPU回路(表示制御部、制御部) 8 ROM回路 9 RAM回路 10 大容量記憶回路 11 キーボードインタフェース回路 12 マウスインタフェース回路 13 通信インタフェース回路 14 CRTインタフェース回路 19 シーケンス(関係) 20 上水道システム(プラント) 21a〜21d 第1ポンプ〜第4ポンプ(各機器) 23 系統表示図 22 表示面 24 操作ウインドウ 25 中央運転指示スイッチ(制御スイッチ) 26 現場運転指示スイッチ(制御スイッチ) 27 自動運転指示スイッチ(制御スイッチ) 28 手動運転指示スイッチ(制御スイッチ) 29 運転指示スイッチ(制御スイッチ) 30 停止指示スイッチ(制御スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 G06F 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントを構成する各機器からの信号を
    取り込んで前記プラントの状態を監視するとともに、各
    種の制御信号を生成して前記プラントを構成する各機器
    を制御する監視制御操作装置において、 前記プラントを構成する各機器から成る系統表示画面を
    表示させ、この系統表示画面中のいずれかの機器が指定
    された場合には、当該系統表示画面とともに、指定され
    た機器の操作スイッチ画面をそのシーケンスに対応させ
    て表示させる表示制御部と、 を備えたことを特徴とする監視制御操作装置。
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