JPH02242293A - プラント監視制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は大規模プラントを集中監視制御するためのプラ
ント情報表示方法に係わり、特に運転員が大形表示装置
を共用して１つのプラントを分担して監視制御するのに
好適なプラント情報表示方法に関する。

［従来の技術］ 大規模プラントの集中監視システムでは、プラント情報
の集約化と操作の自動化を調和させ、かつ操作ガイド、
診断、予測等の機能を装備した中央制御装置が用いられ
ている。そしてこの制御装置には、２０インチ程度のカ
ラーＣＲＴ表示方式や音声告知方式などが採用されてお
り、またプラント全体の状態を把握するという目的には
１台のＣＲＴでは不十分なため、数台のＣＲＴに情報を
分割して表示するという方法が用いられている。

しかしながら、１台のＣＲＴを何人もの運転員が同時に
見ることはできないため、中央制御室にいる運転員が現
在のプラント運転状態を同時に全体的に把握することは
困難である。そのため、各運転員が各サブシステムをプ
ラント全体から見て最適な状態に制御しようとすると状
況判断に時間を要し、特に緊急時には対応が遅れる可能
性があるという問題があった。

そこで、特開昭５６−１９０８７においては、計算機シ
ステムのＣＲＴ表示用のビデオ信号を大形表示装置に導
き、これを表示することを提案している。

この例では、予め計算機に記憶されている画面を大きく
表示し一度に多人数の運転員が見ることができるため、
多くの運転員がプロセス運転状態を同時に把握し、最適
制御の判断などを合議により速やかに行うことができる
としている。

一方、特願昭６１−３０６３６９においては、中央制御
室にいる運転員全員が現在のプラントの状態をその運転
状況に応じて同時にかつ的確に把握することを可能とす
るために、大形表示装置を用いた中央制御装置を提案し
ている。この例では、プラントの停止時、起動時、運転
時などの運転状態に応じ、必要な情報を集約した大画面
を大形デイスプレィに表示するものとしている。

［発明が解決しようとする課題］ これらの方式においては１例えばプラントの停止時、起
動時、運転時などの運転状態により、必要な情報を集約
して大形画面に表示し、全操作員が要約されたプラント
情報を大画面で見ることになる。

しかしながら１個別ＣＲＴの詳細な情報はそのＣＲＴを
監視している運転員しか見ることができず、また、各運
転員が各々の個別ＣＲＴでどの詳細画面を監視している
かをお互いに知ることができず、従って運転員の間で合
議による迅速な対応が行えないという問題は、依然とし
て解決されていなかった。

本発明の目的は、大形表示装置により、各運転員がプラ
ントの運転状態に応じた全体的なプラント情報を見るこ
とができ、その上洛々の運転員の個別ＣＲＴ監視状態を
、運転員全員が大画面上で知ることができるようにした
プラント情報表示方法を提供するにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的は、プラント情報を集約表示した大画面上に
、個別ＣＲＴ画面をＣＲＴ番号と画面番号とともにウィ
ンドウを設けて表示する手段と、各ＣＲＴ画面を表示す
るか否か、どの位置にどの大きさで表示するかをプラン
トの運転状態に応じて制御する手段とを設けることによ
り達成される。

［作用］ 大形デイスプレィに表示する基本画面の情報は、従来の
個別ＣＲＴと同様、計算機システムによりプラントの運
転状態に応じて最適な内容で自動的に選択表示されるよ
うにする。それによって、運転員全員がプラントの基本
的な状態を総括的にかつ的確に把握し判断できるように
する。

次に、各々の個別ＣＲＴ画面を、大画面上の重要な情報
表示を妨げない場所に、ＣＲＴ番号と画面番号を明示し
てマルチウィンドウ表示する。その際、特定の機器に対
する詳細情報であるＣＲＴ画面は、大画面上の該当機器
の近傍に表示するものとする。また、運転状態に応じて
特に監視を必要とするＣＲＴ画面は、全運転員がその詳
細情報を見ることができるようにウィンドウサイズを大
きく表示する。また１表示の必要のないＣＲＴ画面は表
示しない。これにより、各々の運転員の個別監視状況と
、運転状態に応じた詳細情報を、全運転員が大画面上で
見ることができプラントの運転状態に応じて迅速な対応
が可能となる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図〜第９図により説明する
。第２図は、大規模プラントの監視制御を行う中央制御
室の例を示しており、個別ＣＲＴ３、操作パネル４など
を備えた統括監視制御盤２の後方に、大画面を表示する
大形表示装置く以下、大形デイスプレィとも呼ぶ）１を
３面配置し、操作性、監視性の向上をはかっている。

第３図は、プラント監視制御システムの構成例である。

プラント８のプロセス情報は、プロセス入出力袋［５ａ
、５ｂに取込まれて計算機５０ａ、　５０ｂに送られる
。計算機５０ａ、　５０ｂはプロセス情報を収集２編集
し、データ伝送路７を介して各個別ＣＲＴコントローラ
３０ａ、　３０ｂ、大形デイスプレィコントローラ１０
ａ、　１０ｂに監視情報表示データを出力する。各運転
員は１個別ＣＲＴ３ａ、３ｂ、大形デイスプレィｌａ、
ｌｂの画面でプラント運転状態を監視し、タッチパネル
６ａ、　６ｂ、操作パネル４などの操作入力装置により
、ブランド運転操作、ＣＲＴ画面手動切替操作等、各種
操作を行う。操作情報は計算機５０ａ、　５０ｂに取込
まれ、運転操作信号はプロセス入出力装置５ａ、５ｂを
介してプラント８へ１画面切替情報は個別ＣＲＴコント
ローラ３０ａ。

３０ｂへ出力される。

第４図は、本発明による大画面の表示例である。

大形デイスプレィ１上の大画面１１には、現在の運転状
態に応じた総括的な基本画面が表示され、統括監視制御
盤２上の各個別ＣＲＴ３ａ〜３ｅには、各運転員が監視
すべきサブシステム詳細画面が表示されている。さらに
大画面上には、各個別ＣＲＴに表示されている詳細画面
を、ＣＲＴ番号と画面番号を明示してウィンドウ３１〜
３５に表示している。これにより、各操作員はお互いの
監視状況を把握することができ、監視されるべき詳細画
面が洩れている場合には運転員同志で指摘し合ったり、
必要な画面を切替表示することができる。

以下、第１図、第５図〜第９図により、マルチウィンド
ウ表示の管理および処理方法を説明する。

第１図は計算機における画面管理表示処理の概略を示す
フローチャートである。プラント８（第３図）のプラン
ト情報より運転状態の変化を計算機５０ａまたは５０ｂ
で検出した場合には、画面自動切替処理１００を起動す
る。ここで運転状態というのは。

起動前準備、起動中２Ｍ転中、出力上昇中、出力下降中
、異常発生中などである１本処理１００は、運転状態に
応じて大画面２個別ＣＲＴ画面を最適な監視画面に切替
表示するもので５表示すべき画面は運転状態別自動切替
表示画面管理テーブルＴ１より判定し、各表示装置にそ
の画面を出力する（ステップ１００Ｂ　、　１００Ｇ）
。

表１ 運転状態別自動切替表示画面管理テーブルＴ１表２ 運転状態別ＣＲＴ画面画面ウィンドウ表示管理テーブル
表２表上記のテーブルＴ１の例を示す、このテーブルＴ
１によれば、例えば起動前準備であればｒ大画面」上に
は「プラント全体図」とあるため、それまでの表示画面
に代わって「プラント全体図」を計算機５０ａまたは５
０ｂ内のメモリから読み出して、大画面にその「プラン
ト全体図Ｊの内容を表示する。（例えば第４図）さらに
個別ＣＲＴ１〜４にも画面番号ｒｌｏＩＪ　、　　ｒ２
０１」、・・・ｒ４０５Ｊが格納されているため、それ
らの画面情報を読み出し、対応する個別ＣＲ’Ｔにそれ
までの画面に代わって表示する。

一方、個別ＣＲＴ画面の個別ＣＲＴへの表示は、操作パ
ネル上の画面選択スイッチ操作によっても切替られる。

これはコンソールでの切替要求操作により、ＣＲＴ画面
切替処理１０１が起動し、操作内容に応じたＣＲＴへの
切替画面情報が出力される（ステップｔｏｔ　ｃ　）。

ここで画面自動切替処理１００．　ＣＲＴ画面自動切替
１０１のいずれにおいても、ＣＲＴの画面切替と同時に
ウィンドウ表示処理１００Ａ、　ｌ０ＩＡが実行される
。このウィンドウ表示処理は、パラメータとしてプラン
トの運転状態９個別ＣＲＴ番号９個別ＣＲＴ画面番号を
それぞれの処理の中から受は取り、運転状態別ＣＲＴ画
面ウィンドウ表示管理テーブルＴ２より上記量は取った
内容対応のウィンドウ表示位置とウィンドウサイズ（ま
とめてウィンドウ表示情報という）を取り出し、大形デ
イスプレィコントローラ１０ａ、　１０ｂへこのウィン
ドウ表示情報と、個別ＣＲＴ上に表示中の表示画面情報
とを出力する。こうして大形表示装置上には第４図のよ
うなＣＲＴ１〜５の個別画面３１〜３５が表示される。

表２は運転状態別ＣＲＴ画面ウィンドウ表示管理テーブ
ルＴ２の例を示しており、ウィンドウ表示位置は大画面
上の情報表示を妨げず（重なり表示をさせない、とくに
重要情報は重ならないようにする）、かつ関連機器の近
傍に表示されるようにウィンドウ表示座標を画面ごとに
設定している。

例えば第４図の容器３４Ａの近傍にＣＲＴ４の画面が表
示される。ウィンドウサイズは、個別ＣＲＴ画面サイズ
を１とし、運転状態に応じて詳細情報を見る必要がある
画面は２倍、３倍のサイズ等の拡大サイズを設定できる
。むろん縮小も可能である。

以上に示した本発明の表示方法を用いた表示例のいくつ
かを次に示す。

第５図は、大画面の基本画面の一例でプラント全体図で
ある。第６図はＣＲＴ詳細画面の一例でプラント起動前
準備運転の主要パラメータトレンドグラフである。第７
図は、運転状態起動前準備の大画面表示例で、ＣＲＴ３
で監視中の画面ウィンドウ３３を拡大表示し、詳細情報
を運転員全員が監視できるようにしたものである。また
、例えばＮＮという機器の関連情報が４０５画面に表示
されているとすれば、当該ウィンドウ３４は機器ＮＮの
近傍に表示される。

第８図は、ある設備系の運転状態の詳細画面例で、第９
図は当該設備系動作時の大画面表示例である。拡大表示
されたＣＲＴ２ウィンドウ３２の下に隠れた大画面の表
示情報は、８１０画面の情報の要約であるので隠れても
差し支えなく、８１０画面ウィンドウで詳細情報を見る
ことができる。

また、各々の運転状態に応じて、ウィンドウ表示の必要
がないと判断されるＣＲＴ画面に対しては１例えば表２
の運転状態別ＣＲＴ画面ウィンドウ表示管理テーブルＴ
２のウィンドウサイズを“０”とすることにより、大画
面上にウィンドウ表示を行わないようにすることもでき
る。第１０図はその表示例で、ＣＲＴ１ウィンドウ３１
とＣＲＴ４ウィンドウ３４はＣＲＴ番号と画面番号のみ
を表示し、個別ＣＲＴ画面の内容はウィンドウ表示しな
い。この例でも、各操作員が個別ＣＲＴでどの画面を監
視しているかをお互いに把握することができる。

さらにウィンドウ表示が不要な個別ＣＲＴ画面′であっ
て、第１０図のようなＣＲＴ番号２画面番号の表示も不
要である場合には、例えば運転状態別ＣＲＴ画面ウィン
ドウ表示管理テーブルＴ２のウィンドウサイズを−１″
′とすることにより、大画面上に何も表示しないように
することもできる。

また、各個別ＣＲＴ画面の大画面上でのウィンドウ表示
の要／不要は、統括監視制御盤２上の操作パネル４に、
各ＣＲＴごとおよび全ＣＲＴ−括のウィンドウ表示要／
不要選択スイッチを設け、運転員が手動で選択できるよ
うにすることも可能である。使い方の一例としては、現
在ウィンドウサイズ１で表示されているＣＲＴの表示要
スイッチをさらに続けて押すごとにウィンドウサイズを
１→２→３倍とし、逆に不要を続けて押すごとに３→２
→１→Ｏ（ＣＲＴ番号２画面番号のみ表示）→−１（−
斉非表示）とするなどが考えられる。

［発明の効果コ 本発明によれば、大画面上の個別画面マルチウィンドウ
表示により、各運転員が互いに他の運転員の監視状況を
知ることができるので、監視されるべき個別画面の監視
が洩れている場合には速やかに認識でき、どの個別ＣＲ
Ｔの画面を切替えるべきかを全体から判断し、最適な監
視体制を速やかに整えることが可能となるという効果が
ある。

また、運転状態に応じて特に監視を必要とする個別ＣＲ
Ｔ画面は大画面上のウィンドウサイズを大きく表示する
ことにより、全運転員がその詳細状況を監視することが
できるので、特に緊急時には多くの運転員がプロセス運
転状況を同時に把握し、最適制御の判断などを合議によ
り速やかに行うことが可能となる、という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は計算機における画面管理表示処理のフローチャ
ート、第２図は大規模プラント監視制御における中央制
御室を示す図、第３図はプラント監視システムの構成例
を示す図、第４図は本発明による大画面上の個別ＣＲＴ
画面ウィンドウ表示の例を示す図、第５図は大画面の基
本画面の一例を示す図、第６図および第８図は個別ＣＲ
Ｔ表示画面の例を示す図、第７図、第９図および第１０
図は本発明による大画面上の個別ＣＲＴ画面ウィンドウ
表示の別の例を示す図である。 １・・・大形表示装置、２・・・統括監視制御盤、３ａ
−３ｅ−個別ＣＲＴ、４・・・操作パネル、５０ａ、　
５０ｂ・・・計算機、　１０ａ、　１０ｂ・・・大形デ
イスプレィコントローラ、６ａ、　６ｂ・・・タッチパ
ネル、８・・・プラント。 １１・・・大画面、３１〜３５・・・ウィンドウ。 第１図 山砂１１１１７１８処鑞１００ 代理人　弁理士　　秋　本　正　実

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プラントの全運転員が見ることのできる大形表示装
   置と、各運転員が個々に監視する小形表示装置と、上記
   大形表示装置および小形表示装置の表示制御を行う制御
   装置とを設け、該制御装置が、プラントの運転状態に応
   じて、全運転員が監視するための情報を定めて上記大形
   表示装置に表示させ、かつ上記大形表示装置の表示情報
   の内の局所的な情報のより詳細な内容を示す情報あるい
   は局所的な情報に関連する情報を定めて上記小形表示装
   置の各々に表示させるとともに、上記制御装置が、上記
   小形表示装置の表示情報と該情報の番号および当該小形
   表示装置の識別番号を上記大形表示装置上にウィンドウ
   を設けて表示できるようにしたことを特徴とするプラン
   ト情報表示方法。 ２、前記ウィンドウの位置を、当該ウィンドウに表示さ
   れる内容に関連した前記大形表示装置上の表示情報の近
   くに設けることを特徴とする請求項１記載のプラント情
   報表示方法。 ３、前記制御装置に、前記大形表示装置上に設けるウィ
   ンドウの大きさを、プラントの運転状態に応じて制御す
   る倍率制御手段を設けたことを特徴とする請求項１記載
   のプラント情報表示方法。 ４、前記制御装置に、前記小形表示装置の表示情報を前
   記大形表示装置上にウィンドウ表示するかしないかを、
   各小形表示装置ごとに選択する選択手段を設けたことを
   特徴とする請求項１記載のプラント情報表示方法。 ５、前記選択手段は、前記制御装置に設けたスイッチ手
   段を介して人手による操作を可能としたことを特徴とす
   る請求項４記載のプラント情報表示方法。 ６、前記倍率制御手段は、予め定められたウィンドウの
   基準の大きさに対する倍率をプラントの運転状態に応じ
   て定めることにより上記ウィンドウの大きさの制御を行
   うとともに、上記倍率を０としたときは該当する小形表
   示装置の表示情報は前記大形表示装置上には表示せずに
   当該小形表示装置の識別番号とその表示情報の番号のみ
   を表示し、上記倍率を−１としたときは上記小形表示装
   置の表示情報と該情報の番号および当該小形表示装置の
   識別番号の全てを上記大形表示装置上に表示しないこと
   を特徴とする請求項３記載のプラント情報表示方法。