JP2663959B2 - プログラマブルターミナル - Google Patents

プログラマブルターミナル

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JP2663959B2
JP2663959B2 JP12497092A JP12497092A JP2663959B2 JP 2663959 B2 JP2663959 B2 JP 2663959B2 JP 12497092 A JP12497092 A JP 12497092A JP 12497092 A JP12497092 A JP 12497092A JP 2663959 B2 JP2663959 B2 JP 2663959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルコント
ローラに接続され、当該プログラマブルコントローラか
らの画面切替え指示により、モニタ画面や、操作指示画
面等をディスプレイ上に表示するプログラマブルターミ
ナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラマブルコントローラに通
信回線を介して接続されたプログラマブルターミナルに
おいては、プログラマブルコントローラ内部のI/O状
態をモニタしたり、あるいはI/O状態を変更するため
に、小さなLCD表示部を備えたプログラミングコンソ
ール(以下、プロコンという)を別途プログラマブルコ
ントローラに接続している。
【0003】その際、通常プログラマブルコントローラ
は制御盤内に取付けられているため、直接作業者が制御
盤を開けてプロコンを接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のプロコ
ンには2〜4行程度で十数文字文の表示部しかなく、一
度に多くのI/O状態をモニタ、変更するには不十分で
あったため、I/O状態全てを表示するのに手間がかか
り、モニタあるいは変更処理等が非常に煩わしいという
問題がある。
【0005】また、プロコンを接続する際には制御盤を
開閉する必要があるため、その開閉操作が危険で、専門
の保全者等でなければ操作できない、という問題があ
る。
【0006】そこで、本発明はこのような問題に着目し
てなされたもので、プロコンを接続することなく、I/
O状態のモニタや変更を容易かつ迅速にできるプログラ
マブルターミナルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、プログラマブルコントローラに接続さ
れ、当該プログラマブルコントローラからの画面切替え
指示により、プログラマブルコントローラの任意のI/
Oの状態をモニタするモニタ画面等をディスプレイ上に
表示するプログラマブルターミナルにおいて、プログラ
マブルコントローラの各I/OのI/O番号およびI/
O状態とが設定されるI/Oモニタテーブルを記憶した
モニタテーブル記憶手段と、プログラマブルコントロー
ラからの画面切替え指示を受け、上記モニタテーブル記
憶手段に記憶されたI/Oモニタテーブル画面、あるい
はモニタ画面等をディスプレイ上に表示する表示制御手
段と、上記表示制御手段によってディスプレイ上にI/
Oモニタテーブル画面が表示された場合には、そのI/
Oモニタテーブル画面上のI/O番号およびI/O状態
を設定するI/O設定手段と、上記I/O設定手段によ
って設定された各I/Oの内、任意のI/Oを選定する
I/O選定手段と、上記I/O選定手段によって選定さ
れたI/OのI/O番号およびI/O状態をプログラマ
ブルコントローラへ送り、当該I/O番号に基づきI/
O状態を変更するI/O状態変更手段と、上記表示制御
手段によってディスプレイ上にモニタ画面が表示された
場合には、そのモニタ画面上のI/O番号に基づいてプ
ログラマブルコントローラへI/O状態を問合せ、当該
モニタ画面上におけるI/O状態を応答のあったI/O
状態に変更するI/O状態モニタ手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、プログラマブルコントローラに接
続されたプログラマブルターミナルにおいて、ディスプ
レイ上にI/Oモニタテーブル画面が表示された場合に
は、そのI/Oモニタテーブル画面上のI/O番号およ
びI/O状態を設定し、続いて設定された各I/Oの
内、任意のI/Oを選択してI/OのI/O番号および
I/O状態をプログラマブルコントローラへ送り、I/
O番号に基づきI/OのI/O状態を変更する。
【0009】また、ディスプレイ上にモニタ画面が表示
された場合には、そのモニタ画面上のI/O番号に基づ
いてプログラマブルコントローラへI/O状態を問合
せ、当該モニタ画面上におけるI/O状態をプログラマ
ブルコントローラから応答のあったI/O状態に変更す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るプログラマブルターミナ
ル(以下、PTという)の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は、プログラマブルコントローラ(以
下、PCという)1と、当該PC1に通信回線4を介し
て接続された本実施例に係るPT2の構成を示してい
る。
【0012】PC1は、CPU11を中心に、システム
ROM12、ラダープログラム等のユーザプログラムが
格納されたユーザプログラムメモリ13、データメモリ
14、および通信回線4との間のインタフェースをとる
入出力インタフェース15を接続して構成されている。
【0013】PT2は、CPU21を中心に、CPU2
1を表示制御手段、I/O状態変更手段およびI/O状
態モニタ手段として動作させるためのシステムプログラ
ムが格納されたシステムROM22、I/Oモニタテー
ブル画面データを記憶したワークメモリ23、データメ
モリ24、VRAM25、作成した画面を記憶した画像
データメモリ26、LCDなどの表示部27、ファンク
ションキー等の入力部28、入出力インタフェース2
9、およびツール用インタフェース30を接続して構成
されている。
【0014】そしてPT2には、このツール用インタフ
ェース30を介してFITやパソコン等のツール端末3
が接続されている。ツール端末3は、図示してないがC
PUや、ROMやRAM等のメモリ、入力部、表示部等
が備えられており、PT2専用のツール・プログラムに
より、I/Oモニタテーブル画面やモニタ画面、操作指
示画面等のPT2に表示すべき画面を作成できるように
構成されている。
【0015】図2は、PT2の表示部27上に表示され
るI/Oモニタテーブル画面40の一例を示している。
【0016】このI/Oモニタテーブル画面40は、ツ
ール端末3により作成され、編集初期画面(図示せず)
のメニュー上で“プロコン機能”という題目が選択され
ることにより表示部26上に表示されるもので、I/O
モニタテーブル41と、I/O設定手段およびI/O選
定手段として機能するタッチスイッチ群42とから構成
されている。
【0017】I/Oモニタテーブル41は、モニタある
いは変更先のI/O毎に、“I/Oモニタテーブル番号
(No)”、“I/O名称”、“I/O番号”、及び
“モニタ内容(モニタ先のI/O状態)”の各項目の表
示欄が設けられており、タッチスイッチ群41の各種機
能キーによりオペレータが自由に選択して設定できるよ
うに作成されている。
【0018】タッチスイッチ群42には、I/Oモニタ
テーブル41上で“No”や“I/O名称”等の項目を
選択する“↑”,“→”等のカーソル移動キーや、その
内容を設定する0〜9の“数字”キー、その内容を変更
する際に押される“変更”キー、選択や設定の際に各種
機能キーを決定する“ENT”キー等の、強制的にセッ
ト、リセットする“強制セット”、“強制リセット”キ
ーなどの各種機能キーが設けられている。
【0019】図3〜図5は、PC1の特定のI/Oの状
態をモニタするため、ツール端末3により作成されて表
示部27上に表示されるI/Oモニタ画面の作成前、作
成後、およびI/Oモニタ時の状態を各々示している。
【0020】図3に示す画面50は、I/Oモニタ画面
の作成前を示しており、ツール端末3により“故障発
生”や“制御盤の入力コネクタ・・・チェック下さい。
CN1の3が・・・確認下さい。”の文字が入力された
故障発生用I/Oのモニタ画面である。そしてこの画面
50上でカーソル等により例えばAという点を指定し
て、図2に示すI/Oモニタテーブル画面40のI/O
モニタテーブル41上の故障検出用I/Oである“No
4”を指定する。するとこのI/Oモニタテーブル41
上から指定された“No4”のI/O名称およびモニタ
内容が読出されて、図4に示すようにこの画面50で指
定された点Aに“CN1”、“0000 0000 0000 0000
(I/Oモニタテーブル41に最初に設定されたI/O
の初期状態。)”というようにI/O名称およびモニタ
内容が表示されたモニタ画面60が作成される。
【0021】そして、PC1からPT2への画面切替え
指示により、このモニタ画面60の表示が指示された場
合には、後述するようにしてPC1の故障発生用I/O
をモニタしたI/O状態が図5に示す如くモニタ画面6
0に表示される。なお図5では、現在の100chのI
/Oに何らかの故障が発生し、そのI/O状態が画面6
0上にモニタされたことを示している。
【0022】次に、PT2におけるI/O状態のモニタ
/変更処理を、図6のフローチャートを基に説明する。
【0023】この処理は、PT2の入力部28のキー入
力によるPC1へのI/Oモニタ/変更指令、あるいは
PC1でユーザプログラムメモリ13のラダープログラ
ムを実行中にI/Oエラーが発生した場合等に、I/O
モニタ/変更指令が出力され(ステップ100)、この
I/Oモニタ/変更指令をPC1のCPU11が受けて
システムROM12のシステムプログラム、あるいはユ
ーザプログラムメモリ13のラダープログラム中のI/
Oモニタ/変更処理を実行して、PC1からPT2へ画
面切替え指示が送信されることにより開始する(ステッ
プ105)。
【0024】PT2では、CPU21がその画面切替え
指示を受けて、その指示がI/Oモニタテーブル画面4
0(図2参照)への画面切替え指示である場合には(ス
テップ110“Yes”)、PC1のI/O状態変更が指
示されたことになるため、まずCPU21がワークメモ
リ23からI/Oモニタテーブル画面40のデータを読
出して、図2に示す如くそのI/Oモニタテーブル画面
40を表示部27上に表示する。
【0025】I/Oモニタテーブル画面40が表示され
たら、PT2のオペレータがI/Oモニタテーブル41
上の“No”あるいは“I/O名称”を基に変更しよう
とするI/Oをタッチスイッチ群42により選択して、
そのモニタ内容を変更する(ステップ120)。すると
CPU21がその変更指示を受けて、PT2のI/Oモ
ニタテーブル40のモニタ内容を書き替え(ステップ1
30)、続いて“ENT”キーの押下によりそのI/O
のモニタ内容、すなわちI/O状態を決定する(ステッ
プ140“Yes”)。
【0026】I/O状態が決定されると、その決定指示
をCPU21が受けて、CPU21はそのI/O番号や
I/O状態を入出力インタフェース29、および通信回
線4を介してPC1へ送り(ステップ150)、そのI
/O番号に対応したI/OのI/O状態をPT2側で変
更、決定した新たなI/O状態に書替える(ステップ1
60)。これで、I/O状態の変更処理が終了する。
【0027】従って、本実施例によれば、プロコン等が
有するPC1のI/O状態変更機能をPT2に持たせた
ことになるため、PC1のI/O状態を変更する際に、
逐一制御盤を開けてプロコンを接続する必要がなく、そ
のための危険や煩わしさがなくなると共に、PC1側の
ラダープログラムの負担をかけずにI/O状態を変更で
きることになる。
【0028】一方、PC1からの画面切替え指示がI/
Oモニタテーブル画面40でなく(ステップ110“N
o ”)、I/Oモニタ画面60(図4、図5参照)であ
る場合には(ステップ200“Yes”)、まずCPU2
1がそのI/Oモニタ画面60データを画像データメモ
リ26から読出して表示部27上に表示し、そのI/O
モニタ画面60上に表示されたI/Oの“I/O番号”
に基づき通信回線4を介してPC1にアクセスし、当該
I/Oの状態を問合せる(ステップ210)。
【0029】PC1では、CPU11がそのI/Oの状
態を検出してI/O番号およびI/O状態をPT2に返
答し(ステップ220)、PT2ではPC1からの返答
を通信回線4、入出力インタフェース29を介してCP
U21が受ける。そして、CPU21は、I/Oモニタ
画面60上で返答されたI/O番号のI/Oのモニタ内
容を当該返答された新たなI/O状態に書替える(ステ
ップ230)。
【0030】従って、本実施例によれば、PC1からの
画面切替え指示によりI/Oモニタ画面60が表示され
た場合に、PT2によりI/Oモニタ画面60に現在の
PC1のI/O状態がモニタされ、プロコン等が有する
PC1のI/Oモニタ機能をPT2に持たせたことにな
るため、I/Oモニタする際にプロコンを接続する必要
がなくなると共に、PC1側のラダープログラムに負担
をかけずにI/Oモニタが可能になる。
【0031】このため、I/Oモニタ/変更を迅速かつ
容易にできると共に、そのI/Oモニタ/変更の際に、
制御盤を開閉する際の危険がなくなり、専門の保全者等
も必要なくなる。
【0032】ところで、PC1からの画面切替え指示が
I/Oモニタテーブル画面40でなく(ステップ110
“No ”)、またI/Oモニタ画面60でもない場合に
は(ステップ200“No ”)、CPU21は画像デー
タメモリ26からその指示された画面を読出して表示す
る(ステップ300)。
【0033】なお、本実施例では、PT2にI/Oモニ
タ機能およびI/O変更機能の双方を持たせて説明した
が、PT2にI/Oモニタ機能あるいはI/O変更機能
のどちらか一方の機能のみを持たせるようにしても良
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、PCの
I/O状態を変更するI/O変更機能、およびPCのI
/O状態をモニタするI/Oモニタ機能をPTに持たせ
たため、I/O状態をモニタ/変更する際に、プロコン
を接続する必要なく、かつ、PC側のラダープログラム
に負担をかけることもなく、I/Oモニタ/変更できる
ことになる。
【0035】このため、I/Oモニタ/変更を迅速かつ
容易にできると共に、そのI/Oモニタ/変更の際に、
制御盤を開閉する際の危険がなくなり、専門の保全者等
も必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプログラマブルターミナルの実施
例を示すブロック図。
【図2】I/Oモニタテーブル画面を示す説明図。
【図3】作成前のI/Oモニタ画面を示す説明図。
【図4】作成後のI/Oモニタ画面を示す説明図。
【図5】PCのI/O状態をモニタした際のI/Oモニ
タ画面を示す説明図。
【図6】PTにおけるI/O状態のモニタ/変更処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントローラ(PC) 2 プログラマブルターミナル(PT) 3 ツール端末 21 CPU(表示制御手段,I/O状態変更手段,I
/O状態モニタ手段) 22 システムROM 23 ワークメモリ(モニタテーブル記憶手段) 24 データメモリ 25 VRAM 26 画像データメモリ 27 表示部(ディスプレイ) 28 入力部 29 入出力インタフェース 30 ツール用インタフェース 41 I/Oモニタテーブル 42 タッチスイッチ群(I/O設定手段,I/O選定
手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラに接続さ
    れ、当該プログラマブルコントローラからの画面切替え
    指示により、プログラマブルコントローラの任意のI/
    Oの状態をモニタするモニタ画面等をディスプレイ上に
    表示するプログラマブルターミナルにおいて、 プログラマブルコントローラの各I/OのI/O番号お
    よびI/O状態とが設定されるI/Oモニタテーブルを
    記憶したモニタテーブル記憶手段と、 プログラマブルコントローラからの画面切替え指示を受
    け、上記モニタテーブル記憶手段に記憶されたI/Oモ
    ニタテーブル画面、あるいはモニタ画面等をディスプレ
    イ上に表示する表示制御手段と、 上記表示制御手段によってディスプレイ上にI/Oモニ
    タテーブル画面が表示された場合には、そのI/Oモニ
    タテーブル画面上のI/O番号およびI/O状態を設定
    するI/O設定手段と、 上記I/O設定手段によって設定された各I/Oの内、
    任意のI/Oを選定するI/O選定手段と、 上記I/O選定手段によって選定されたI/OのI/O
    番号およびI/O状態をプログラマブルコントローラへ
    送り、当該I/O番号に基づきI/O状態を変更するI
    /O状態変更手段と、 上記表示制御手段によってディスプレイ上にモニタ画面
    が表示された場合には、そのモニタ画面上のI/O番号
    に基づいてプログラマブルコントローラへI/O状態を
    問合せ、当該モニタ画面上におけるI/O状態を応答の
    あったI/O状態に変更するI/O状態モニタ手段と、 を具備することを特徴とするプログラマブルターミナ
    ル。
JP12497092A 1992-05-18 1992-05-18 プログラマブルターミナル Expired - Lifetime JP2663959B2 (ja)

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JPH05324015A JPH05324015A (ja) 1993-12-07
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