JPH0975295A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH0975295A
JPH0975295A JP7234487A JP23448795A JPH0975295A JP H0975295 A JPH0975295 A JP H0975295A JP 7234487 A JP7234487 A JP 7234487A JP 23448795 A JP23448795 A JP 23448795A JP H0975295 A JPH0975295 A JP H0975295A
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cover
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endoscope
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Tatsuya Furukawa
達也 古川
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/08Accessories or related features not otherwise provided for
    • A61B2090/0814Preventing re-use

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端カバーの取り外しが容易にでき、使用済
みの先端カバーを再使用するおそれがない内視鏡の提
供。 【解決手段】 内視鏡の先端構成部15にピンで固定さ
れたリング47には溝部56が形成され、この溝部56
には先端カバー31の後端側に設けた1対の係止片55
が係入されて固定され、この溝部56の逃げ部66に取
り外し用の抜去治具64の先端を挿入して溝部56の外
側に係止片55を外し、係止片55の根元で折り曲げる
ようにして溝部56との係合を解除することにより先端
カバー31を先端構成部15から取り外す。係止片55
は折り曲げられるので再使用することはできない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端構成部に着脱
可能な先端カバーを設けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにガストロスコープ、十二指
腸スコープ等の医療用内視鏡は、挿入部を患者の体腔内
に挿通して、患部の観察や処置等をおこなうものであ
る。患部を観察しながら鉗子を用いて生検組織の採取や
治療を行なう際、所望の患部に向ける機構が処置具起上
装置である。基本的に処置具起上装置は、挿入部の先端
部に起上軸を中心に回転可能に設けた処置具起上台と、
これに連結した操作ワイヤとで構成され、操作ワイヤを
手元側の操作部で進退させて処置具起上台の角度を調整
することにより鉗子の方向を定めている。
【0003】内視鏡の使用時、処置具起上台の起上軸と
先端構成部の嵌合部や操作ワイヤの端部に接続されてい
る操作ワイヤ固定部材と処置具起上台との嵌合部に体腔
内液が侵入する。従って、使用後には洗浄する必要があ
る。特に、操作ワイヤ固定部材や起上軸は、洗浄には大
変手間がかかる。
【0004】そこで、実公平2−25361で開示され
ているように、着脱自在の先端カバーを用いて起上台周
辺の洗滌性を向上させたものが考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】着脱式先端カバーは汚
れがひどく症例毎に交換する必要がある。しかしなが
ら、従来技術のような構造であると、再使用が可能とな
ってしまい、間違えて十分に滅菌、洗浄の行なわれてい
ない使用済みの先端カバーが再使用されるおそれがあ
る。
【0006】また、十分に消毒、滅菌された場合でも、
プラスチックで構成されている先端カバーは、何度も使
用しているうちに取り付け部分の強度が落ちて症例中に
脱落してしまうおそれがある。さらに、着脱自在の先端
カバーであるために、簡単に取り外せる必要があった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、先端カバーの取り外しが容易にでき、使用済みの
先端カバーを再使用するおそれがない内視鏡を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】内視鏡の先端構成部に設
けられた溝部に、内視鏡用先端カバーに設けられた係止
片が係止することによって、上記先端構成部に装着する
ことのできる着脱自在な先端カバーを持つ内視鏡におい
て、上記先端カバーを上記先端構成部より取り外す際
に、取り外し用の治具を用いて上記係止片を折り曲げる
等、塑性変形させることによって、簡単に先端カバーを
取り外すことが出来る。また、係止片を塑性変形させて
しまうため先端カバーを再利用することができなくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図11は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示
し、図2は先端構成部を覆う先端カバーを示し、図3は
図2のA−A線断面を示し、図4は図3(B)のB−B
線断面を示し、図5はライトガイドファイバの先端側の
成形部分を示し、図6は図3(B)のC−C線断面を示
し、図7は図2のD−D線断面を示し、図8は装着前の
先端カバーと先端構成部を示し、図9はリング単体の正
面図及び側面図を示し、図10は先端カバーの先端構成
部への装着状態を示し、図11は抜去治具の外観を示
す。
【0010】図1に示すように内視鏡装置1は撮像手段
を内蔵した本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡2
と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3
と、撮像手段に対する信号処理を行う信号処理手段を内
蔵したビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4
により信号処理された映像信号による内視鏡像を表示す
るモニタ5と、映像信号を記録及び再生するVTRデッ
キ6と、映像信号により内視鏡像のハードコピーを得る
ビデオプリンタ7と、映像信号を記録する大容量の記憶
装置であるビデオディスク8とから構成される。
【0011】この電子内視鏡2は細長の挿入部9と、こ
の挿入部9の後端に形成された操作部11と、この操作
部11から外部に延出されたユニバーサルケーブル12
とを有し、このユニバーサルケーブル12の末端にはコ
ネクタ13が設けてあり、このコネクタ13は光源装置
3に着脱自在で接続される。また、このコネクタ13に
はスコープケーブル14の一方の端部に設けたコネクタ
が接続され、他方の端部に設けたコネクタはビデオプロ
セッサ4に着脱自在で接続される。
【0012】挿入部9はその先端に形成された先端構成
部15と、この先端構成部15の後端に形成され、湾曲
自在の湾曲部16と、この湾曲部16の後端から操作部
11の前端に至る長尺で可撓性を有する可撓部17とか
ら構成される。
【0013】図4に示すように挿入部9内には照明光を
伝送するライトガイドファイバ21が挿通されている。
このライトガイドファイバ21はさらに操作部11、ユ
ニバーサルケーブル12内を挿通され、コネクタ13の
ライトガイドコネクタに至る。
【0014】このライトガイドコネクタには光源装置3
から照明光が供給され、この供給された照明光はライト
ガイドファイバ21で伝送される。そして、図4に示す
ように先端構成部15で屈曲されて固定された先端面か
らさらに照明レンズ22を経て照明光を挿入部9の長手
方向と直交する側方(図4では上方)に出射し、患部等
の対象物を照明する。
【0015】この照明レンズ22が取り付けられた照明
窓に隣接して観察窓が形成され、この観察窓には対象物
の像を結ぶ対物光学系23を構成する対物第1レンズ2
3a、プリズム23b対物後群レンズ系23cが取り付
けられている。対物光学系23の結像位置には図示しな
いCCD等の固体撮像素子を内蔵した固体撮像装置24
が配置され、光学像を光電変換する。この固体撮像装置
24は挿入部9内等を挿通された信号線と接続され、こ
の信号線はコネクタ13からさらにスコープケーブル1
4内を挿通され、ビデオプロセッサ4と接続されるよう
になっている。
【0016】また、この固体撮像装置24は上記CCD
等の固体撮像素子、IC,コンデンサ等の電子部品、回
路基板等の内蔵物を金属製で熱伝導性の高いシールド枠
25で覆い、さらにシールド枠25内部に図示しない放
熱用シリコーンを充填して構成されている。シールド枠
25で覆うことによりCCD等の固体撮像素子にノイズ
が侵入したり、外部にノイズを放射するのを低減化する
と共に、熱放散の機能を高くして熱雑音の発生を低減化
し、かつ固体撮像素子の熱による劣化等を防止するよう
にしている。
【0017】また、先端構成部15には観察窓にその先
端が対向するように送気送水ノズル26が設けられ、こ
の送気送水ノズル26の基端には送気送水チャンネルを
形成する送気送水チューブ27が固定され、観察窓に取
付られた対物第1レンズ23aの外表面が汚れても、送
水及び送気することにより洗浄して、観察視野を確保で
きるようにしている。
【0018】図3及び図4に示すようにライトガイドフ
ァイバ21の先端側は対物光学系23の下側のライトガ
イド蓋28内に配置され、さらにその先端側は図4に示
すように先端面が側方を向くように対物光学系23の外
側で屈曲され、先端構成部15に設けた側方に開口する
孔部29内に配置されている。そして、図3に示すよう
に断面がコ字(或いはU字)状のライトガイド蓋28内
に接着剤30(図4参照)を充填し、ライトガイドファ
イバ21の先端側を先端構成部15に固着している。な
お、図3(A)〜(D)において、図3(A)のみに各
部材の符号を示し、図3(B)〜(D)では主要部以外
の符号を省略している。
【0019】この先端構成部15はその周囲が、着脱可
能(或いは交換可能)な先端カバー31で覆われてい
る。また、図3に示すようにライトガイド蓋28の下側
は円弧形状にして先端カバー31で覆うようにしてい
る。また、ライトガイド蓋28の先端側を円錐形状91
に成形して、先端カバー31の先端側のR形状を大きく
とれるようにした。ライトガイドファイバ21の先端側
の成形部32が配設される孔部29は円形にされてい
る。
【0020】図5はライトガイドファイバ21の先端側
の成形部32を示す。図5(A)はライトガイドファイ
バ21の先端側の平面図、図5(B)は側面図、図5
(C)及び図5(D)は図5(B)のE−E線及びF−
F線断面図をそれぞれ示す。図5(A)(B)に示すよ
うにライトガイドファイバ21の先端側の屈曲される部
分は、図5(C)に示す断面形状が正方形状の成形部3
2が形成されている。この成形部32の後端側は徐々に
(ファイバの)充填率を下げた移行部33を経て、図5
(D)に示す断面形状が略長方形状で充填率が小さく、
軟性の軟性部34に至るようにしている。移行部33は
挿入部9の軸方向に形成されている。
【0021】また、図1に示すように操作部11の先端
付近には鉗子等の処置具を挿入するための処置具挿入口
(或いは鉗子挿入口)35が設けてあり、この鉗子挿入
口35は内部で処置具チャンネル(或いは鉗子チャンネ
ル)36に連通する。
【0022】この鉗子チャンネル36は挿入部9の軸方
向に形成され、操作部11の先端付近で2つに分岐し、
一方は鉗子挿入口35側に連通し、他方は操作部11の
吸引操作機構を介してユニバーサルケーブル内を挿通さ
れ、コネクタ13の図示しない吸引口金を介して吸引装
置に接続される。つまり、この鉗子チャンネル36は吸
引のチャンネルとしても利用される。この鉗子チャンネ
ル36はチャンネルチューブ40で形成され、このチャ
ンネルチューブ40の先端は図6に示すように先端構成
部15に接着剤で固着されたチャンネル口金92の後方
に突出する後端に接続されている。
【0023】図6に示すように鉗子チャンネル36の先
端開口の前の先端構成部15を覆う先端カバー31には
側方に開口する凹部37が設けられ、この凹部37には
鉗子チャンネル36内を挿通された処置具類を患部側等
の対象部位側に誘導する鉗子起上機構38を形成する鉗
子起上台39が配置され、この鉗子起上台39の基端側
は起上軸41で回転可能に支持されている。この起上軸
41は図7でも示している。
【0024】また、この鉗子起上台39の先端側にはワ
イヤ固定部材42により起上操作を行うための起上ワイ
ヤ43の先端が固定され、例えばこの起上ワイヤ43を
後方側に引くように移動することにより、図6の実線か
ら2点鎖線で示すように鉗子起上台39を起上させるこ
とができる。
【0025】この起上ワイヤ43は挿入部9内に形成さ
れたワイヤチャンネル44内を挿通され、その後端は操
作部11の図示しない起上操作レバーに接続され、この
起上操作レバーを回動などの操作を行うことにより起上
ワイヤ43を押し引きして鉗子起上台39を起上軸41
を中心に回動して、鉗子起上台39の起上角を制御する
ことができる。
【0026】この鉗子起上台39の起上角の制御によ
り、鉗子チャンネル36の先端開口から突出される鉗子
の先端側の軸部を、起上させた鉗子起上台39の斜面部
で押して、その突出される方向を規制し、所望の方向に
ガイドできるようにしている。図4及び図6に示すよう
に先端構成部15の後端には湾曲自在の湾曲部16を構
成する最先端の湾曲駒45の先端が固着され、この湾曲
駒45の後端には図示しない次段の湾曲駒がリベット等
で回動自在に接続される。湾曲駒45の外周は保護部材
として、湾曲性に富むチューブ形状の湾曲ゴム46で被
覆され、湾曲部16を保護している。
【0027】この湾曲部16を湾曲させる図示しないア
ングルノブが操作部11に設けられ、このアングルノブ
の湾曲操作はアングルワイヤにより伝達される。このア
ングルワイヤは先端構成部15又は最先端の湾曲駒45
に固着されている(図示略)。上記湾曲ゴム46の先端
は先端構成部15に取り付けられたポリサルホン等の絶
縁部材よりなるリング47に密着させて糸巻き接着48
により固定されている。
【0028】このリング47は図3に示すように4本の
抜け止め用のピン51、52、53、54により先端構
成部15に固定されている。これらのピン51〜54の
うち、肉の厚い部分に設けられたピン51、52は金
属、肉の薄い部分に設けられたピン53、54はプラス
ティックで作られたものを用いている。
【0029】このリング47には以下に説明するように
先端カバー31の係止片55を係止する溝部56が設け
られ、係止片55をこの溝部56に係止させて先端カバ
ー31を抜け落ちないように確実に固定でき、かつ取り
外し用の抜去治具64を用いることにより係止片55を
溝部56の外側に外し、かつ各係止片55の根元付近で
外側に折り曲げることにより溝部56との係合を解除す
ることにより簡単に先端カバー31を先端構成部15か
ら取り外しができ、かつこの取り外しの際に係止片55
を塑性変形させることになるので再び先端カバー31を
(先端構成部15に装着して内視鏡検査には)使用でき
ないようにしていることが特徴となっている。図8は装
着前の先端カバー31と先端構成部15を分離して側面
図(厳密には側面方向より僅かに上方向からの側面図)
及び底面図で示す。
【0030】図8の右側に示す先端構成部15には、そ
の左側に示すポリサルホン等で形成された先端カバー3
1が先端側から着脱自在に取り付く。先端カバー31の
後端側は開口し、この後端には周方向に1対の係止片5
5が設けられている。この係止片55の2本分の長さは
先端カバー31の全周の半分以下であり、厚さは0.4
mmである。先端構成部15に固定されるリング47に
は周方向に溝部56が設けられており、この溝部56に
係止片55が外装され、溝部56の段差部50で抜け止
めされて先端カバー31が先端構成部15に取り付けら
れる。図9はリング47単体の正面図及び側面図を示
す。
【0031】リング47の周方向に設けられた溝部56
の端部側57にはスロープ形状にしたスロープ部58が
形成されており、また溝部56の前方側周辺にもスロー
プ形状にしたスロープ部59が形成されており、先端側
から挿入されてきた先端カバー31の係止片55がこの
スロープ部58、59により広げられて溝部56に嵌ま
り込み、その後方側の段差部50で先端カバー31の抜
け止めの機能が発揮されて確実に固定される。
【0032】図8に示すように、先端カバー31を装着
する際には先端カバー31に設けられている誘導ガイド
61を先端構成部15に設けられた誘導溝62に挿通し
ながら先端カバー31を挿入していく。この際、誘導ガ
イド61の端部は誘導溝62に挿入し易いようにテーパ
部63が設けられている。また、誘導ガイド61と誘導
溝62は先端カバー31の先端構成部15の回転止めの
機能を兼ねている。
【0033】リング47は先端カバー31が何度も着脱
されるため、それに耐える耐性を有する。そのため、ポ
リサルホン等のプラスティックにガラスを混ぜて先端カ
バー31よりも硬い材質で成型されている。先端カバー
31を取り外す場合には抜去治具64を用いる。図10
は先端カバー31の先端構成部15への装着状態を示
す。また、図11に抜去治具64の外観図を示す。
【0034】図10に示すように(装着された各係止片
55の先端近傍に隣接して)リング47に形成された肉
厚部65には抜去治具64の挿入用の逃げ66が設けら
れている。また、図3(A)及び図8に示すように係止
片55の先端部とリング47の間に隙間67が設けられ
ており、抜去治具64で係止片55を取り外し易くして
いる。次に先端カバー31の取り外し方法を説明する。
【0035】a)上記逃げ66と隙間67を使って、抜
去治具64を片方の係止片55の先端部の下方に挿入す
る。この様子を図3(A)に示す。 b)更に、抜去治具64をリング47の溝部56内に沿
って、係止片55の根元まで挿入する。この様子を図3
(B)に示す。
【0036】c)抜去治具64を係止片55の根元まで
挿入したら、指と抜去治具64で係止片55を挟み、係
止片55を折り曲げて係止片55を塑性変形し、溝部5
6との係合を解除する。この様子を図3(C)に示す。 d)もう片方の係止片55に対しても、上記a)〜c)
を行う。この様子を図3(D)に示す。
【0037】e)両方の係止片55が十分に折れ曲がっ
ていることを確認して、先端カバー31を先端構成部1
5の前方に引っ張るようにして先端構成部15から取り
外す。このように装着された先端カバー31は抜去治具
64を用いることにより簡単に外すことができる。
【0038】上記先端カバー31を取り外す工程におい
て、抜去治具64は先端カバー31を取り外す度にリン
グ47を突くので、リング47の溝部56を傷つけにく
くするために、抜去治具64の材質は先端カバー31や
リング47よりも軟らかいアクリル等のものを用いてい
る。つまり、硬い材質を用いている順に並べると、リン
グ47、先端カバー31、抜去治具64の順となる。溝
部56内を挿通できるように、図2に示すように抜去治
具64の先端付近の横幅L2は、溝部56の横幅L1よ
りも小さくなっている。
【0039】上記のような取り外し方をすると、一度先
端カバー31を取り外してしまえば、係止片55を折り
曲げて塑性変形させているので、再度同じ先端カバー3
1を取り付けることができなくなる。よって、先端カバ
ー31を取り外す度に新しく、清潔で、滅菌された先端
カバー31を取り付けることとなり、先端カバー31の
洗滌の手間や患者間の感染を低減させることができる。
また、抜去治具64を用いることによって、簡単に先端
カバー31を外すことができる。
【0040】(第2の実施の形態)図12ないし図15
は本発明の第2の実施の形態に係り、図12は先端カバ
ーが装着された先端構成部を断面図で示し、図13は抜
去治具の形状を示し、図14は先端構成部に装着された
先端カバーを抜去治具で取り外す様子を示し、図15は
図14のG−G線断面を示す。
【0041】図12に示すように本実施の形態では係止
片55の先端近傍に位置するリング47の肉厚部65は
溝部56に向かってスロープ形状のスロープ部71が形
成されており、このスロープ部71に沿って抜去治具7
2を挿入し易くした。なお、図12(A)及び(B)に
おいて、図12(A)のみに各部材の符号を示し、図1
2(B)では主要部以外の符号を省略している。
【0042】図13に示すように抜去治具72の先端部
73には箱部74が設けられている。図14に示すよう
にこの箱部74内の幅は係止片55の幅よりも大きく、
箱部74内に係止片55の先端部が納まるようになって
いる。
【0043】図15に示すように先端構成部15の側面
に設けられた穴部75には、内面に突起部76が設けら
れた筒状のゴム部材77が嵌入されている。先端カバー
31を装着後に、この筒状ゴム部材77に先端カバー3
1の穴部78越しにピン79に設けられたフランジ部8
0がゴム部材77内の突起部76により固定されてピン
79が先端カバー31の抜け止めとなっている。図15
の2点鎖線は固定前のピン79を示し、このピン79を
矢印のように押し込むことにより実線で示すピン79の
ようになる。
【0044】次にこの実施の形態における抜去治具72
による先端カバー31の取り外し方法を説明する。 a)抜去治具72の先端部73を先端カバー31の穴部
78に挿入し、ピン79の引っかけ穴81に抜去治具7
2の先端部73を引っかけて、ピン79を引き抜く。
【0045】b)図12(A)に示すスロープ部71に
沿って、抜去治具72の先端部73を片方の係止片55
の下方に図12(B)のように挿入する。 c)抜去治具72を挿入しながら、係止片55を箱部7
4内の壁82に当たるまで導入していく。
【0046】d)溝部56に係止された係止片55を箱
部74の壁82に突き当てたまま、抜去治具72を持ち
上げて係止片55を折り曲げて係止片55を塑性変形
し、溝部56との係合を解除する。 e)もう一方の係止片55に対しても、上記b)〜d)
を行う。
【0047】f)両方の係止片55が十分に折れ曲がっ
ていることを確認して、先端カバー31を取り外す。こ
のようにして簡単に先端カバー31を先端構成部15か
ら外すことができる。
【0048】図12において、リング47の4本の抜け
止め用のピン51〜54のうち、金属でできたピン5
1、52の頭部にフランジ部83を設け、ピン51、5
2が沈みすぎないようにしている。また、ポリサルホン
等のプラスティックで形成されたピン53、54の頭部
は球状に形成されている。
【0049】上記のように抜去治具72に箱部74を設
けたことによって、係止片55の先端部や抜去治具72
の先端部73によってユーザが指を傷つけることを防ぐ
ことができる。その他は第1の実施の形態と同様の効果
を有する。
【0050】1.内視鏡の先端構成部に設けられた溝部
に、内視鏡用先端カバーに設けられた係止片が係止する
ことによって、上記先端構成部に装着することのできる
着脱自在な先端カバーを持つ内視鏡において、上記先端
カバーを上記先端構成部より取り外す際に、取り外し用
の治具を用いて上記係止片を塑性変形させる内視鏡。 (付記1の効果)取り外し治具を用いて係止片を折り曲
げることにより、簡単に先端カバーを取り外すことがで
き、また先端カバーの再使用を防止することができる。
【0051】2.付記1において、前記係止片と前記溝
部の間に、前記治具の入る隙間を設けたことを特徴とす
る内視鏡。 (付記2の効果)付記1と同様の効果を得ることができ
る。更に、前記溝部を設けたことにより、前記治具を係
止片の下に挿入し易くし、係止片を持ち上げ易くした。
【0052】3.付記1において、前記治具の先端部に
前記係止片が収まる。筒部材を設けたことを特徴とす
る。 (付記3の効果)付記1と同様の効果を得ることができ
る。更に、前記筒部を設けたことにより、ユーザの指を
係止片で傷つけることを防ぐことができる。
【0053】4.付記1において、前記治具を前記係止
片の接線方向より挿入することを特徴とする。 (付記4の効果)付記1と同様の効果を得ることができ
る。更に、前記治具が挿入し易くなった。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の先端構成部に設けられた溝部に、内視鏡用先端カ
バーに設けられた係止片が係止することによって、上記
先端構成部に装着することのできる着脱自在な先端カバ
ーを持つ内視鏡において、上記先端カバーを上記先端構
成部より取り外す際に、取り外し用の治具を用いて上記
係止片を塑性変形させるようにしているので、上記治具
により先端カバーを簡単に取り外しできると共に、取り
外した先端カバーは係止片が塑性変形しているので、再
び使用することを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡装置の全体構成を示す図。
【図2】先端構成部を覆う先端カバーと抜去治具での取
り外しの様子を示す底面図。
【図3】図2のA−A線の側面断面図。
【図4】図3(B)のB−B線断面図。
【図5】ライトガイドファイバの先端側の成形部分を示
す図。
【図6】図3(B)のC−C線断面図。
【図7】図2のD−D線断面図。
【図8】装着前の先端カバーと先端構成部を分離して示
す側面及び底面図。
【図9】リング単体の正面図及び側面図。
【図10】先端カバーの先端構成部への装着状態を示す
側面及び底面図。
【図11】抜去治具の外観を示す図。
【図12】本発明の第2の実施の形態における先端構成
部を覆う先端カバーと抜去治具での取り外しの様子を示
す底面図。
【図13】抜去治具を示す平面、側面及び正面図。
【図14】先端構成部を覆う先端カバーと抜去治具での
取り外しの様子を示す底面図。
【図15】図14のG−G線側面断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 9…挿入部 15…先端構成部 21…ライトガイドファイバ 23…対物光学系 24…固体撮像装置 31…先端カバー 35…鉗子挿入口 36…鉗子チャンネル 38…鉗子起上機構 39…鉗子起上台 41…起上軸 42…ワイヤ固定部材 43…起上ワイヤ 44…ワイヤチャンネル 47…リング 51〜54…ピン 56…溝部 55…係止片 61…誘導ガイド 62…誘導溝 64…抜去治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の先端構成部に設けられた溝部
    に、内視鏡用先端カバーに設けられた係止片が係止する
    ことによって、上記先端構成部に装着することのできる
    着脱自在な先端カバーを持つ内視鏡において、 上記先端カバーを上記先端構成部より取り外す際に、取
    り外し用の治具を用いて上記係止片を塑性変形させるこ
    とを特徴とする内視鏡。
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