JPH0966862A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JPH0966862A
JPH0966862A JP24842695A JP24842695A JPH0966862A JP H0966862 A JPH0966862 A JP H0966862A JP 24842695 A JP24842695 A JP 24842695A JP 24842695 A JP24842695 A JP 24842695A JP H0966862 A JPH0966862 A JP H0966862A
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JP
Japan
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panel
cross
tail cross
tail
rear pillar
Prior art date
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Pending
Application number
JP24842695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Josa
正俊 帖佐
Tsukasa Hayashizaki
司 林崎
Toru Kamibeppu
徹 上別府
Hisatomo Kawano
寿智 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のテールクロスメンバとリヤピラーとの
結合部の強度を強化する。 【解決手段】 水平方向に閉断面なすテールクロスメン
バ1の左右両端に、垂直方向の閉断面をなす左右のリヤ
ピラー3の下端部を結合した結合部において、テールク
ロスメンバ1の端部にテールクロスアウタパネル12を
延長するテールクロスコーナーパネル2を結合してリヤ
ピラー3内に延在せしめる。そしてテールクロスコーナ
ーパネル2の先端21をリヤピラー3のインナパネル3
1の下端部材33およびリインフォースメント32の結
合端縁に重ね合わせて溶接するとともに、テールクロス
コーナーパネル2の上縁22および下縁23を上記下端
部材33に溶接し、該下端部材33と上記テールクロス
コーナーパネル2とで、リヤピラー3の下端部内にリヤ
ピラー3の閉断面と直交する水平方向の閉断面を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックドアを有す
る車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バン型車両やワゴン型車両等において、
バックドア開口縁の下部コーナー部(図3のA部)は、
バックドアの開口の下縁を形成するテールクロスメンバ
とバックドア開口左右の側縁を形成するリヤピラーとが
結合されている。図4に示すように、上記テールクロス
メンバ1はテールクロスインナパネル11とテールクロ
スアウタパネル12とよりなり、水平方向に閉断面をな
している。一方、上記リヤピラー3は、リヤピラーイン
ナパネル31と、その外側のリヤピラーリインフォース
メント(以下、リインフォースメントという)32とよ
りなり、縦方向に閉断面をなしている。そして、リヤピ
ラー3の外面はクォーターパネル4と、その後端縁に結
合した後端コーナー部材(トルーフと呼ばれる)41と
で覆い隠すとともに、上記コーナー部材41の後端縁が
リヤピラー3の後端縁およびテールクロスアウタパネル
12に結合せしめてある。
【0003】上記テールクロスメンバ1と上記リヤピラ
ー3との結合部では、リヤピラー3はリヤピラーインナ
パネル31の下端に結合した下端部材(ガセットと呼ば
れる)33と上記リインフォースメント32とで閉断面
をなすとともにほぼL字形に曲成してあり、下端の水平
方向に開口した端末部に上記テールクロスメンバ1の側
端を挿入して溶接結合してある。テールクロスメンバ1
の挿入端は、テールクロスアウタパネル12の側端縁に
より閉じられ、コーナー部水平側の閉断面を仕切るバル
クヘッドとして強度を高めるとともに、ダストシールの
役割をなしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
後部車体構造では、車体のバックドア開口、特にテール
クロスメンバ1に下方へ大荷重がかかると、曲げモーメ
ントが、比較的幅が広くフラットなリヤピラー下端部材
33やリインフォースメント32に伝達されてこれ等が
変形し、後端コーナー部の下端で断面くずれが生じるお
それがあった。
【0005】そこで本発明は、後部車体、特にリヤピラ
ーとテールクロスメンバとの結合部の強度を更に強化し
て断面くずれの発生を防止することを課題としてなされ
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は図1,図2に示
すように、インナパネル11およびアウタパネル12と
で水平方向に閉断面を形成するテールクロスメンバ1の
左右両端と、インナパネル31およびリインフォースメ
ント32とで垂直方向の閉断面を形成する左右のリヤピ
ラー3の下端部とを結合せしめた車両の後部車体構造に
おいて、テールクロスメンバ1の左右両端に、リヤピラ
ーインナパネル31の下端部材33およびリインフォー
スメント32の下端部内面に沿って延びるテールクロス
コーナーパネル2を延設し、該テールクロスコーナーパ
ネル2の先端21を上記下端部材33およびリインフォ
ースメント32の結合端縁に重ね合わせて溶接するとと
もに、テールクロスコーナーパネル2の上縁22および
下縁23をリヤピラー3の上記下端部材33に溶接し、
下端部材33と上記テールクロスコーナーパネル2と
で、リヤピラー3の下端部内にリヤピラー3の閉断面と
直交する水平方向の閉断面を形成する。
【0007】上記テールクロスコーナーパネル2は、テ
ールクロスアウタパネル12を延長する断面コ字形で、
両端を閉じた構造とし、その底面25を上記リヤピラー
3のリインフォースメント32の下端部および該リイン
フォースメント32を覆う後端コーナー部材41とを重
ね合わせて溶接する。
【0008】リヤピラー3の下端内部に、テールクロス
アウタパネル12を延長するテールクロスコーナーパネ
ル2により、リヤピラー3の閉断面と直交する閉断面を
形成したから、車体の後端コーナー部の強度が大きく強
化される。更に、テールクロスコーナーパネル2、リイ
ンフォースメント32および後端コーナー部材41とを
重ね合わせて溶接接合せしめることで、車体の後端コー
ナー部の強度は一層強化される。追加される部材はテー
ルクロスコーナーパネル2のみで、重量の増加も極めて
少なくすむ。
【0009】
【発明の実施の形態】図3に示すワゴン車の後部車体の
バックドア開口下縁の下部コーナー部(A部)は、図1
(A)に示すように、水平方向に延びる閉断面構造のテ
ールクロスメンバ1の側端と、縦方向に延びる閉断面構
造のリヤピラー3とを直交するように結合せしめてあ
る。
【0010】上記テールクロスメンバ1は、図1
(A)、図2に示すように、断面ほぼ逆L字形のインナ
パネル11と、断面ほぼL字形のアウタパネル12とで
構成され、両者の上縁どうしを溶接結合するとともに、
アウタパネル12の下縁を上記インナパネル11の側面
の中間部に溶接結合して、水平方向の閉断面を形成して
いる。図中121はサービスホールである。Fはリヤフ
ロアパネルである。
【0011】一方、上記リヤピラー3は、図1(A)に
示すように、リヤピラーインナパネル31と、その外側
のリインフォースメント32との前端縁および後端縁ど
うしを溶接結合せしめた垂直方向の閉断面構造としてあ
る。そして、リヤピラー3の外周は、クォーターパネル
4の後端コーナー部材41で覆われており、後端コーナ
ー部材41はその前端縁がクォーターパネル4の後端縁
に、その後端縁がリヤピラー3の後端縁にそれぞれ結合
せしめてある。
【0012】テールクロスメンバ1の側端とリヤピラー
3の下端との結合部においては、リヤピラーインナパネ
ル31の下端にインナパネルの下端部材たるガセット3
3が結合してあり、リヤピラー3の下端はガセット33
とリインフォースメント32とでテールクロスメンバ1
側が開口するL字形の閉断面を形成している。図1
(B)、図2に示すように、ガセット33は車体のコー
ナー状に湾曲しており、その後端縁がテールクロスメン
バ1のインナパネル11の側端縁に溶接結合してある。
ガセット33には複数のサービスホール331が設けて
ある。
【0013】ガセット33の内面にはテールクロスコー
ナーパネル2が設けてある。テールクロスコーナーパネ
ル2は、テールクロスアウタパネル12を延長する断面
コ字形の細長容器体状でガセット33に沿って湾曲せし
めてあり、両端は閉じてある。テールクロスコーナーパ
ネル2は外周がフランジ状としてあり、先端縁21はガ
セット33の先端縁およびリインフォースメント32の
先端縁と溶接結合してあり、その上端縁22および下端
縁23がガセット33の内面に溶接結合してある。テー
ルクロスコーナーパネル2の後端はテールクロスメンバ
1の側端開口に挿入され、後端縁24はテールクロスイ
ンナパネル11の側端に溶接結合するとともに、後端外
周はテールクロスアウタパネル12に溶接結合してあ
る。これにより、テールクロスコーナーパネル2はリヤ
ピラー3の下端を形成するガセット33とで水平方向の
閉断面を形成する。この閉断面はテールクロスメンバ1
の水平方向の閉断面を延長するとともに閉鎖端26で仕
切られており、リヤピラー3の下端内部でリヤピラー3
の垂直方向の閉断面と直交する構造としてある。
【0014】断面コ字形のテールクロスコーナーパネル
2の底面25は、図1(A)(B)に示すように、後端
のテールクロスアウタパネルとの結合部付近から前端に
かけてリインフォースメント32の内面に沿う形状とし
てあり、リインフォースメント32およびその外側を覆
う後端コーナー部材41と重ね合わせた3重構造としし
てある。そして、底面25の断面台形状に突出せしめた
複数の溶接座面251がリインフォースメント32と後
端コーナー部材41とを重ね合わせて溶接結合してあ
る。
【0015】
【発明の効果】上述のように本発明では、リヤピラーの
下端内部に、テールクロスメンバを連結し、かつ、リヤ
ピラーのインナパネルおよびリインフォースメントと一
体化した閉断面構造をリヤピラーの閉断面と直交する方
向に形成したから、テールクロスメンバに大荷重がかか
り、リヤピラーとテールクロスメンバとの結合部に大き
な曲げモーメントが作用しても、これに充分に耐えるこ
とができ、上記結合部で断面くずれが生じることはな
い。また、従来構造に対して単にテールクロスコーナー
パネルを追加するのみで、効果的に上記結合部の強度を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の後部車体構造の後方斜視
図、図1(B)は図1(A)のIB−IB線に沿う位置での
断面図である。
【図2】本発明の後部車体構造の要部分解図である。
【図3】本発明が適用されるワゴン型車両の後方斜視図
である。
【図4】図4(A)は従来の後部車体構造の後方斜視
図、図4(B)は図4(A)のIVB−IVB線に沿う位置
での断面図である。
【符号の説明】
1 テールクロスメンバ 11 テールクロスインナパネル 12 テールクロスアウタパネル 2 テールクロスコーナーパネル 21 テールクロスコーナーパネルの先端 22 テールクロスコーナーパネルの上端 23 テールクロスコーナーパネルの下端 3 リヤピラー 31 リヤピラーインナパネル 32 リヤピラーリインフォースメント 33 リヤピラーインナパネルの下端部材(ガセット) 4 クォーターパネル 41 クォーターパネル後端コーナー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 寿智 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式会 社トヨタ車体研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナパネルおよびアウタパネルとで水
    平方向に閉断面を形成するテールクロスメンバの左右両
    端と、インナパネルおよびその外側のリインフォースメ
    ントとで垂直方向の閉断面を形成する左右のリヤピラー
    の下端部とを結合せしめた車両の後部車体構造におい
    て、テールクロスメンバの左右の両端に、リヤピラーの
    インナパネルおよびリインフォースメントの下端部内面
    に沿ってリヤピラー内へコーナー状に延びるテールクロ
    スコーナーパネルを延設し、該テールクロスコーナーパ
    ネルの先端を、リヤピラーのインナパネルとリインフォ
    ースメントの結合端縁に重ね合わせて溶接するとともに
    テールクロスコーナーパネルの上縁および下縁をリヤピ
    ラーのインナパネルに溶接し、上記リヤピラーのインナ
    パネルと上記テールクロスコーナーパネルとで、リヤピ
    ラーの下端部内にリヤピラーの閉断面と直交する水平方
    向の閉断面を形成したことを特徴とする車両の後部車体
    構造。
  2. 【請求項2】 上記テールクロスコーナーパネルを、両
    端閉鎖で断面形状を上記テールクロスメンバのアウタパ
    ネルの断面形状にほぼ合致するコ字形に形成した請求項
    1記載の車両の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 上記テールクロスコーナーパネルの底面
    と、上記リインフォースメントと、該リインフォースメ
    ントを覆うクォーターパネルの後端コーナー部とを重ね
    合わせて溶接した請求項2記載の車両の後部車体構造。
JP24842695A 1995-08-31 1995-08-31 車両の後部車体構造 Pending JPH0966862A (ja)

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