JPH0966554A - スチレン系透明シートおよびフィルムの製造方法 - Google Patents

スチレン系透明シートおよびフィルムの製造方法

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JPH0966554A
JPH0966554A JP7223984A JP22398495A JPH0966554A JP H0966554 A JPH0966554 A JP H0966554A JP 7223984 A JP7223984 A JP 7223984A JP 22398495 A JP22398495 A JP 22398495A JP H0966554 A JPH0966554 A JP H0966554A
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JP
Japan
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sheet
film
vinyl aromatic
polymer
aromatic compound
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JP7223984A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Ito
久義 伊藤
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スチレン系重合体樹脂とスチレン−ブタジエン
ブロック共重合体樹脂の混合物を原料に用いたスチレン
系透明シート及びフィルムにおける、耐衝撃強度の低下
を改善する。 【解決手段】(A)スチレン系重合体24〜44wt
%、(B)ビニル芳香族化合物の含有量が15〜50w
t%の線状ブロック共重合体0〜15wt%と、(C)
ビニル芳香族化合物の含有量が65〜75wt%の枝別
れブロック共重合体50〜76wt%を混合して成る樹
脂組成物を、Tダイキャスト法によりシート若しくはフ
ィルム状に押し出し後、押し出し方向と直角方向に11
5〜125℃で1.6〜3.0倍一軸延伸するスチレン
系樹脂シート及びフィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装容器、ブ
リスター容器など包装容器の原反として使用可能な、高
耐衝撃性及び高透明性を兼備したスチレン系樹脂シート
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透明性を低下させること無く、脆
く耐衝撃強度に劣るポリスチレンの欠点を改良する方法
として、ビニル置換芳香族化合物含有量が多いビニル置
換芳香族化合物と共役ジオレフィンとからなるブロック
共重合体と、ビニル置換芳香族化合物含有量が少ないビ
ニル置換芳香族化合物と共役ジオレフィンとからなるブ
ロック共重合体とを、ポリスチレンに混合する方法が知
られている(特公昭56−50903公報、特公昭59
−43059公報)。この方法を用いることにより、ポ
リスチレンの透明性を大きく低下させること無く耐衝撃
強度を改善することがある程度可能であるが、この混合
物樹脂組成物をTダイキャスト法によりシート若しくは
フィルム状に押し出し成形すると、押し出し機のバレル
内での押し出し方向へのせん断圧、ダイより押し出した
後の引取りによる延伸効果などにより、シート若しくは
フィルムの押し出し方向に対して、ビニル芳香族化合物
と共役ジオレフィンとからなるブロック共重合体に由来
する樹脂組成物中のゴム層の配列、また樹脂組成物中の
高分子鎖の分子配向が発現して、押し出し方向にクラッ
クが成長しやすくなり耐衝撃強度が低下するという欠点
があった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ス
チレン系樹脂シートにおける分子配向の異方性に起因す
る耐衝撃強度低下を改良しうるスチレン系樹脂シート及
びフィルムの製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は鋭意研究を重ね
た結果、スチレン系重合体(A)、特定の線状ブロック
共重合体(B)、特定の枝別れブロック共重合体(C)
を特定量混合してなる樹脂組成物をTダイキャスト法に
よりシート若しくはフィルム状に特定の条件で押出成形
することにより、押出方向及び押出方向の直角方向への
クラックの成長を抑制し耐衝撃強度の改良をなすに至っ
た。
【0005】即ち、本発明の前記目的は、『(A)スチ
レン系重合体24〜44wt%、(B)ビニル芳香族化
合物の含有量が15〜50wt%の一般式(A−B)n
または(A−B)n−A(ただし、Aはビニル芳香族化
合物重合体ブロックを、Bは共役ジオレフィン重合体ブ
ロックを、nは(A−B)共重合体ブロックの繰り返し
単位を表し、少なくとも1以上の整数である。)で示さ
れる線状ブロック共重合体0〜15wt%と、(C)ビ
ニル芳香族化合物の含有量が65〜75wt%の一般式
(A−B)xY(ただし、Aはビニル芳香族化合物重合
体ブロックを、Bは共役ジオレフィン重合体ブロック
を、Yは放射状重合体の形成に使用される多官能性処理
剤から誘導される単数又は複数の原子、xは該多官能性
処理剤の官能基の数を表し、少なくとも3以上の整数で
ある。)で示される枝別れブロック共重合体50〜76
wt%を混合して成る樹脂組成物を、Tダイキャスト法
によりシート若しくはフィルム状に押し出し成形する際
に押し出し機のバレル内温度185〜230℃、押し出
し機のバレル内滞在時間t1(sec.)、バレル内せ
ん断速度sr(sec -1)がt1×sr≧3000の条件
で成形し、押し出し後、押し出し方向と直角方向に11
5〜125℃で1.6〜3.0倍一軸延伸するスチレン
系樹脂シート及びフィルムの製造方法。』によって、容
易に達成することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0007】本発明で用いる成分(A)スチレン系重合
体とは、ビニル芳香族化合物若しくはこれと共重合可能
なモノマーを重合することにより得たものである。ビニ
ル芳香族化合物と共重合可能なモノマーとしては、α−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、無水マレイン酸等が挙げられる。特に
好ましいスチレン系重合体としては、ポリスチレン、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体、アクリル酸エステ
ル−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレ
ン共重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体等が挙
げられ、これらは目的に応じて単独又は二種以上の混合
物として用いることができる。
【0008】成分(B)は、下式(I)で示される線状
ブロック共重合体である。
【0009】(A−B)n または (A−B)n−A …(I) (ただし、Aはビニル芳香族化合物重合体ブロックを、
Bは共役ジオレフィン重合体ブロックを、nは(A−
B)共重合体ブロックの繰り返し単位を表し、少なくと
も1以上の整数である。) 成分(C)のブロック共重合体は、下式(II)で示さ
れる枝別れブロック共重合体である。
【0010】(A−B)xY (ただし、Aはビニル芳香族化合物重合体ブロックを、
Bは共役ジオレフィン重合体ブロックを、Yは放射状重
合体の形成に使用される多官能性処理剤から誘導される
単数又は複数の原子、xは該多官能性処理剤の官能基の
数を表し、少なくとも3以上の整数である。) 本発明で用いられるブロック共重合体の成分(B)、
(C)を構成するビニル芳香族化合物とは、スチレン、
α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等で
特にスチレンが挙げられる。これらは、目的に応じて単
独又は二種以上の混合物として用いることができる。
又、共役ジオレフィンとは、共役二重結合を有するジオ
レフィンであり例えば、1、3−ブタジエン、イソプレ
ン、1、3−ペンタジエン、1、3−ヘキサジエン等で
特に1、3−ブタジエン及び、イソプレンが挙げられ
る。これらは目的に応じて単独又は二種以上の混合物と
して用いることができる。
【0011】本発明で用いられるブロック共重合体の成
分(B)、(C)はそれぞれ、(B)ビニル芳香族化合
物の含有量が15〜50wt%、好ましくは、35〜4
5wt%の線状構造を有するもの、(C)ビニル芳香族
化合物の含有量が65〜75wt%、好ましくは、70
〜75wt%の枝別れ状構造を有するものである。
【0012】成分(C)のビニル芳香族化合物の含有量
が65wt%より小さい場合は、成分(A)と成分
(C)の相溶性が低下し、本発明の配合比率で各成分を
混合、押し出しした際、押し出し後のシート若しくはフ
ィルム中のゴム層の押し出し方向に平行な配列が不十分
になるため、直角方向に一軸延伸する際にゴム層の配列
方向を延伸方向と直角方向に保つことができず、延伸後
のシートに十分な耐衝撃強度を付与することができな
い。成分(C)のビニル芳香族化合物の含有量が75w
t%を越える場合は、本発明の配合比率で各成分を混合
しても、最終的に形成される本発明の該シート若しくは
フィルムに十分な耐衝撃強度を付与することができな
い。
【0013】成分(C)として枝別れ状構造を有するビ
ニル置換芳香族化合物と共役ジオレフィンとからなるブ
ロック共重合体を用いることにより、成分(A)と成分
(C)、成分(B)と成分(C)の相溶性が向上して樹
脂組成物中のゴムが特殊な分散状態を取り、シート若し
くはフィルムの押し出し時に、押し出し機のバレル内で
受ける押し出し方向へのせん断圧、押し出し直後の引取
りによる延伸効果等により、シート若しくはフィルム中
のゴム層は押し出し方向に平行に線状に配列するが、成
分(C)が枝別れ構造でない場合は、押し出し後のシー
ト及びフィルム中のゴム層の押し出し方向に平行な配列
が不十分になるため、直角方向に一軸延伸する際にゴム
層の配列方向を延伸方向と直角方向に保つことができ
ず、延伸後のシートに十分な耐衝撃強度を付与すること
ができない。
【0014】本発明においては、前記した通り各成分を
特定量配合し、Tダイキャスト法によりシート若しくは
フィルム状に特定の条件で押し出し成形後、これをシー
ト若しくはフィルムの直角方向に特定の条件で一軸延伸
することにより、押し出し方向へのクラックの成長のし
やすさを改善し耐衝撃強度を改良できる。
【0015】各成分の配合比率を以下に示す。
【0016】成分(A);24〜44wt%、好ましく
は、20〜40wt% 成分(B); 0〜15wt%、好ましくは、 5〜1
0wt% 成分(C);50〜76wt%、好ましくは、55〜7
0wt% 押し出し条件は、バレル温度185〜230℃、好まし
くは、200〜220℃、t1×sr;≧3000、好
ましくは、t1×sr;≧4000である。ただし、t
1はバレル内滞在時間(sec.)、srはバレル内せ
ん断速度(sec-1)を表す。
【0017】延伸条件は、延伸温度115〜125℃、
好ましくは、120〜125℃、延伸方向は押出方向の
直角方向、延伸倍率1.6〜3.0倍、好ましくは、
2.0〜3.0倍である。
【0018】成分(B)の配合量が15wt%を越える
場合は、組成物の透明性が低下する。成分(C)の配合
量が50wt%より少ない場合は、組成物に十分な耐衝
撃性を付与することができない。成分(C)の配合量が
76wt%を越える場合は組成物の剛性が低下し、最終
的に形成されるシート若しくはフィルムの腰の強さが実
用強度に到達しない。
【0019】Tダイキャスト法によりシート若しくはフ
ィルム状に押し出し成形する際の、押し出し機のバレル
内温度が185℃より低い場合,若しくは、押し出し機
のバレル内滞在時間t1(sec.)、バレル内せん断
速度sr(sec -1)がt1×srが3000以下場合、
押し出し時の樹脂組成物の混練が十分では無く、押し出
し方向にゴム層を平行に配列させることができないた
め、直角方向に一軸延伸する際にゴム層の配列方向を延
伸方向と直角方向に保つことができず、延伸後のシート
若しくはフィルムに十分な耐衝撃強度を付与することが
できない。バレル内温度が230℃より高い場合、t1
×sr≧3000の条件で押し出すと、押し出し機内で
成分(B)及び成分(C)のゲル化が起こり、押し出し
後のシート若しくはフィルムの外観が損なわれる。
【0020】押し出したシート若しくはフィルムを押し
出し方向と直角方向に一軸延伸する際に、延伸温度が1
15℃より低い場合は、延伸時にシート若しくはフィル
ムが破断しやすくなり生産性が低下する。延伸温度が1
25℃より高い場合は、延伸時に逐次的に分子配向の緩
和が促進し、ゴム層の配列方向と高分子鎖の配向方向を
直行させることができず、延伸後のシート若しくはフィ
ルムに十分な耐衝撃強度を付与することができない。延
伸倍率が1.6倍より小さい場合は、シート若しくはフ
ィルム中の高分子鎖を十分に分子配向させることができ
ない。延伸倍率が3.0倍より高い場合、延伸方向と直
角方向に配列しているゴム層の配列状態が保てず、延伸
後のシート若しくはフィルムに十分な耐衝撃強度を付与
することができない。
【0021】本発明のスチレン系透明シート及びフィル
ムの原料としては、前記3成分の重合体以外にも必要に
応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、補
強材、スリップ剤、アンチブロッキング剤、核剤、架橋
剤、帯電防止剤、防曇剤、難燃剤、顔料、染料等の添加
剤が含まれていても良い。
【0022】本発明のスチレン系透明シート及びフィル
ムの原料を得る方法としては、従来公知の任意の方法を
用いることができる。例えば、V型ブレンダー、タンブ
ラー型ブレンダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキ
サー等において各成分を混合する方法及び前記方法で混
合した混合物を押し出し機、ニーダー、バンバリーミキ
サー等で溶融混練する方法等が用いられる。
【0023】得られた本発明のスチレン系透明シート及
びフィルムは、従来公知の任意の成型加工法を用い、様
々な製品に加工することができ、その加工法として、熱
板成型、真空成型等が挙げられるが、延伸したシート若
しくはフィルムの分子配向が成型時に緩和することを抑
制するためには、熱板成型が望ましい。
【0024】以下実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の例に限定されないことはいう
までもない。
【0025】
【実施例】本実験で使用した樹脂を下に記した。 成分(A) ;樹脂1…一般用ポリスチレン 住友化学工業製 E580 成分(B) ;樹脂2…線状スチレン−ブタジエンブロック共重合体 旭化成工業製 タフプレン126 成分(C) ;樹脂3…枝別れ状スチレン−ブタジエンブロック共重合体 フィリップス石油製 KレジンKR03 成分(C´);樹脂4…線状スチレン−ブタジエンブロック共重合体 旭化成工業製 アサフレックス810 本実験における評価方法及び評価基準を以下に記した。 落錘衝撃試験…ASTM D1709に準拠。撃心先端
R1/2インチ。値が大きいほど耐衝撃性が高い。 曇り度…ASTM D1003に準拠。値が小さいほど
透明性が良い。 (実施例1、2)表1に示した配合比率に従い各成分を
タンブラー型ブレンダーにて混合し、65mmの押出し
機でTダイキャスト法によりシートに成形した後、該シ
ートをバッチ式フィルム延伸装置を用いて、シートの押
出し方向の直角方向に延伸し、厚み0.25mmに成形
したシートの評価結果を表1に示した。本発明のシート
は、厚み0.25mmのシートで、耐衝撃強度が10k
gfcm以上、曇り度が3%以下と、耐衝撃強度と透明
性が高いレベルでバランスしていることが分かる。 ◎(比較例1)成分(B)の含有量が15wt%を越え
る場合、曇り度が6%以上と透明性に劣ることが分か
る。 (比較例2)成分(C)の含有量が50wt%より小さ
い場合、耐衝撃強度が3kgfcm以下と耐衝撃性に劣
ることが分かる。 (比較例3)成分(C)が枝別れ構造で無い場合、耐衝
撃強度が3kgfcm以下と耐衝撃性に劣ることが分か
る。 (比較例4、5)押し出し機のバレル内温度が185℃
より低い場合若しくは、押し出し機のバレル内滞在時間
t1(sec.)、バレル内せん断速度sr(sec -1
がt1×srが3000以下の場合、耐衝撃強度が3k
gfcm以下と耐衝撃性に劣ることが分かる。 (比較例6)延伸温度が125℃より高い場合、耐衝撃
強度が3kgfcm以下と耐衝撃性に劣ることが分か
る。 (比較例7、8)押出し方向と直角方向への延伸倍率が
1.6倍より低い場合若しくは、3.0倍より高い場
合、耐衝撃強度が3kgfcm以下と耐衝撃性に劣るこ
とが分かる。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の方法で得られた、スチレン系透
明シート、フィルム及び、該シート若しくはフィルムを
成型した容器は、透明性及び耐衝撃性に優れ、ハロゲン
化物等の有害物質を含有しないことから、リサイクル性
に優れており、食品容器やブリスターパック等のワンウ
ェイ包装用途に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)スチレン系重合体24〜44wt
    %、(B)ビニル芳香族化合物の含有量が15〜50w
    t%の一般式(A−B)nまたは(A−B)n−A(た
    だし、Aはビニル芳香族化合物重合体ブロックを、Bは
    共役ジオレフィン重合体ブロックを、nは(A−B)共
    重合体ブロックの繰り返し単位を表し、少なくとも1以
    上の整数である。)で示される線状ブロック共重合体0
    〜15wt%と、(C)ビニル芳香族化合物の含有量が
    65〜75wt%の一般式(A−B)xY(ただし、A
    はビニル芳香族化合物重合体ブロックを、Bは共役ジオ
    レフィン重合体ブロックを、Yは放射状重合体の形成に
    使用される多官能性処理剤から誘導される単数又は複数
    の原子、xは該多官能性処理剤の官能基の数を表し、少
    なくとも3以上の整数である。)で示される枝別れブロ
    ック共重合体50〜76wt%を混合して成る樹脂組成
    物を、Tダイキャスト法によりシート若しくはフィルム
    状に押し出し成形する際に押し出し機のバレル内温度1
    85〜230℃、押し出し機のバレル内滞在時間t1
    (sec.)、バレル内せん断速度sr(sec -1)がt
    1×sr≧3000の条件で成形し、押し出し後、押し
    出し方向と直角方向に115〜125℃で1.6〜3.
    0倍一軸延伸するスチレン系樹脂シート及びフィルムの
    製造方法。
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