JPH0952638A - 自動給紙装置 - Google Patents
自動給紙装置Info
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- JPH0952638A JPH0952638A JP7207033A JP20703395A JPH0952638A JP H0952638 A JPH0952638 A JP H0952638A JP 7207033 A JP7207033 A JP 7207033A JP 20703395 A JP20703395 A JP 20703395A JP H0952638 A JPH0952638 A JP H0952638A
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- radius
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- separation roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分離ローラが所定量だけ摩耗したことを目視
により検知することを可能にして、分離ローラの適正な
交換時期を容易かつ正確に知ることが可能な自動給紙装
置を提供する。 【解決手段】 摩擦分離部材32の外周面には摩耗検出溝
32aが周方向に形成されており、使用開始前の初期状態
の分離ローラ31においては、回転中心Lから原稿に接触
するローラ面までの半径がR、回転中心Lから摩耗検出
溝32a底面までの半径がRMIN(ここで、RMIN<R)とな
るように摩擦分離部材32が形成されている。ここで、分
離ローラ31は、回転中心Lから摩擦分離部材32のローラ
面までの半径がRMIN以上あれば、フィードローラの回
転時にフィードローラによって搬送路内に給紙される1
枚の原稿を除く他の原稿を、摩擦分離部材32の摩擦力に
よりフィードローラと分離ローラ31との挾持部の手前に
確実に保持することが可能になる。
により検知することを可能にして、分離ローラの適正な
交換時期を容易かつ正確に知ることが可能な自動給紙装
置を提供する。 【解決手段】 摩擦分離部材32の外周面には摩耗検出溝
32aが周方向に形成されており、使用開始前の初期状態
の分離ローラ31においては、回転中心Lから原稿に接触
するローラ面までの半径がR、回転中心Lから摩耗検出
溝32a底面までの半径がRMIN(ここで、RMIN<R)とな
るように摩擦分離部材32が形成されている。ここで、分
離ローラ31は、回転中心Lから摩擦分離部材32のローラ
面までの半径がRMIN以上あれば、フィードローラの回
転時にフィードローラによって搬送路内に給紙される1
枚の原稿を除く他の原稿を、摩擦分離部材32の摩擦力に
よりフィードローラと分離ローラ31との挾持部の手前に
確実に保持することが可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ等に適用
され所定の用紙装填部に装填された用紙束から用紙を1
枚ずつ分離搬送する自動給紙装置に関するものである。
され所定の用紙装填部に装填された用紙束から用紙を1
枚ずつ分離搬送する自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、スキャナに適用された従来の自
動給紙装置の一例であるADF(AutoDocument Feede
r)の概略構成を示す側面断面図、図7及び図8は、それ
ぞれ従来のADFにおける分離給紙部を示す斜視図及び
側面断面図、図9は、図6に示すADFに配置された分
離ローラ及びその支持部の斜視図である。1はスキャナ
本体、2はスキャナ本体1において読取位置に配置され
たコンタクトガラスである。コンタクトガラス2の下方
には、それぞれ図示を省略した照明用光源,読取光学
系,光学センサ等が配置されている。ここで、スキャナ
本体は、コンタクトガラス2上の読取位置Rを通過する
原稿Dを照明用光源によって照明し、読取光学系が結像
した反射光を光学センサによって読み取ることにより、
原稿Dに形成された画像を電気的な画像信号に変換す
る。
動給紙装置の一例であるADF(AutoDocument Feede
r)の概略構成を示す側面断面図、図7及び図8は、それ
ぞれ従来のADFにおける分離給紙部を示す斜視図及び
側面断面図、図9は、図6に示すADFに配置された分
離ローラ及びその支持部の斜視図である。1はスキャナ
本体、2はスキャナ本体1において読取位置に配置され
たコンタクトガラスである。コンタクトガラス2の下方
には、それぞれ図示を省略した照明用光源,読取光学
系,光学センサ等が配置されている。ここで、スキャナ
本体は、コンタクトガラス2上の読取位置Rを通過する
原稿Dを照明用光源によって照明し、読取光学系が結像
した反射光を光学センサによって読み取ることにより、
原稿Dに形成された画像を電気的な画像信号に変換す
る。
【0003】10はスキャナ本体1の上部に配置されたA
DF、11は原稿Dの束が載置される原稿給紙トレー、12
は給紙部材であるピックアップローラ、13はフィードロ
ーラ、14はフィードローラ13に一定圧で接触する分離ロ
ーラ、15,16及び17はそれぞれ搬送ローラ、18,19及び
20は、それぞれ搬送ローラ15,16,17と共にローラ対を
構成する加圧ローラ、21は加圧ローラ19の支軸19aを中
心として開閉可能に支持された上部カバー、22及び23は
原稿Dの搬送路を構成する上ガイド板及び下ガイド板、
24は原稿排紙トレーである。
DF、11は原稿Dの束が載置される原稿給紙トレー、12
は給紙部材であるピックアップローラ、13はフィードロ
ーラ、14はフィードローラ13に一定圧で接触する分離ロ
ーラ、15,16及び17はそれぞれ搬送ローラ、18,19及び
20は、それぞれ搬送ローラ15,16,17と共にローラ対を
構成する加圧ローラ、21は加圧ローラ19の支軸19aを中
心として開閉可能に支持された上部カバー、22及び23は
原稿Dの搬送路を構成する上ガイド板及び下ガイド板、
24は原稿排紙トレーである。
【0004】ADF10はそれぞれ図示を省略した駆動機
構及びクラッチ機構を備え、ピックアップローラ12及び
フィードローラ13は、それぞれクラッチ機構を介して駆
動機構に連結され、給紙開始時の所定期間だけ給紙方向
(矢印方向)に回転する。また、搬送ローラ15,16,17
は、駆動機構により原稿給紙トレー11上の原稿Dが給紙
開始されてから全ての原稿Dの排紙が完了するまで継続
して給紙方向に回転する。
構及びクラッチ機構を備え、ピックアップローラ12及び
フィードローラ13は、それぞれクラッチ機構を介して駆
動機構に連結され、給紙開始時の所定期間だけ給紙方向
(矢印方向)に回転する。また、搬送ローラ15,16,17
は、駆動機構により原稿給紙トレー11上の原稿Dが給紙
開始されてから全ての原稿Dの排紙が完了するまで継続
して給紙方向に回転する。
【0005】読取位置Rに給紙される原稿Dは、原稿装
填部である原稿給紙トレー11及び下ガイド板23上に載置
されて、給紙側の先端部が上部カバー21内においてピッ
クアップローラ12の下方となる装填位置に挿入される。
ピックアップローラ12は、外周面の一部が高摩擦係数を
有する摩擦部材(図示省略)によって形成され、給紙時に
は装填位置に装填された原稿Dに圧接するように構成さ
れている。分離ローラ14は、表層部が原稿Dに対して一
定の摩擦係数を有する摩擦分離部材14aによって形成さ
れ、図8に示すように下ガイド板23内においてブラケッ
ト25によって軸支されている。また、分離ローラ14は、
また内部にスプリングクラッチ(図示省略)を備え、この
スプリングクラッチによって摩擦分離部材14aを支持し
た筒状の外周部(図示省略)が回転する際に一定の回転抵
抗を発生させている。ブラケット25は図9に示す支軸26
に回転可能に嵌挿しており、この支軸26は給紙時に図9
に示す矢印方向に回転する。この際、分離ローラ14は、
回転抵抗が付加された外周部を、支軸26で大径に形成さ
れた段部26aの外周面に当接させて従動回転させること
により、外周部の回転抵抗に対応する力で摩擦分離部材
14aをフィードローラ13に圧接させる。
填部である原稿給紙トレー11及び下ガイド板23上に載置
されて、給紙側の先端部が上部カバー21内においてピッ
クアップローラ12の下方となる装填位置に挿入される。
ピックアップローラ12は、外周面の一部が高摩擦係数を
有する摩擦部材(図示省略)によって形成され、給紙時に
は装填位置に装填された原稿Dに圧接するように構成さ
れている。分離ローラ14は、表層部が原稿Dに対して一
定の摩擦係数を有する摩擦分離部材14aによって形成さ
れ、図8に示すように下ガイド板23内においてブラケッ
ト25によって軸支されている。また、分離ローラ14は、
また内部にスプリングクラッチ(図示省略)を備え、この
スプリングクラッチによって摩擦分離部材14aを支持し
た筒状の外周部(図示省略)が回転する際に一定の回転抵
抗を発生させている。ブラケット25は図9に示す支軸26
に回転可能に嵌挿しており、この支軸26は給紙時に図9
に示す矢印方向に回転する。この際、分離ローラ14は、
回転抵抗が付加された外周部を、支軸26で大径に形成さ
れた段部26aの外周面に当接させて従動回転させること
により、外周部の回転抵抗に対応する力で摩擦分離部材
14aをフィードローラ13に圧接させる。
【0006】次に、ADF10による給紙動作を説明す
る。給紙開始時にピックアップローラ12が給紙方向に1
回転することにより、原稿給紙トレー11及び下ガイド板
23上に装填された原稿Dの束から少なくとも1枚の原稿
Dを搬送方向に押し出し、この原稿Dをフィードローラ
13と分離ローラ14との挾持部に挿入する。ピックアップ
ローラ12によって押し出された原稿Dが1枚の場合に
は、原稿Dは、原稿Dに対して分離ローラ14より大きな
摩擦係数を有するフィードローラ13によって搬送路内に
搬送される。また、ピックアップローラ12によって押し
出された原稿Dが複数枚の場合には、支軸26の回転に伴
って分離ローラ14が給紙方向とは逆に回転することによ
り、摩擦分離部材14aとの摩擦力によって最上部を除く
原稿Dが前記挾持部の手前に保持され、最上部の1枚の
原稿Dのみがフィードローラ13によって分離されて搬送
路内に給紙される。搬送されなかった残りの原稿Dは、
次の給紙タイミングでピックアップローラ12が1回転す
ることにより、再びフィードローラ13と分離ローラ14と
の挾持部に挿入され、最初の場合と同様に最上部の1枚
の原稿Dのみが搬送路内に分離給紙される。
る。給紙開始時にピックアップローラ12が給紙方向に1
回転することにより、原稿給紙トレー11及び下ガイド板
23上に装填された原稿Dの束から少なくとも1枚の原稿
Dを搬送方向に押し出し、この原稿Dをフィードローラ
13と分離ローラ14との挾持部に挿入する。ピックアップ
ローラ12によって押し出された原稿Dが1枚の場合に
は、原稿Dは、原稿Dに対して分離ローラ14より大きな
摩擦係数を有するフィードローラ13によって搬送路内に
搬送される。また、ピックアップローラ12によって押し
出された原稿Dが複数枚の場合には、支軸26の回転に伴
って分離ローラ14が給紙方向とは逆に回転することによ
り、摩擦分離部材14aとの摩擦力によって最上部を除く
原稿Dが前記挾持部の手前に保持され、最上部の1枚の
原稿Dのみがフィードローラ13によって分離されて搬送
路内に給紙される。搬送されなかった残りの原稿Dは、
次の給紙タイミングでピックアップローラ12が1回転す
ることにより、再びフィードローラ13と分離ローラ14と
の挾持部に挿入され、最初の場合と同様に最上部の1枚
の原稿Dのみが搬送路内に分離給紙される。
【0007】上ガイド板22及び下ガイド板23によって構
成された搬送路内に給紙された原稿Dは、ローラ15,18
とローラ16,19とによって一定速度で搬送される。この
原稿Dは、前述したようにコンタクトガラス2上の読取
位置Rでスキャナ本体によって画像が読み取られた後、
ローラ17,20によって原稿排紙トレー24上に排紙され
る。
成された搬送路内に給紙された原稿Dは、ローラ15,18
とローラ16,19とによって一定速度で搬送される。この
原稿Dは、前述したようにコンタクトガラス2上の読取
位置Rでスキャナ本体によって画像が読み取られた後、
ローラ17,20によって原稿排紙トレー24上に排紙され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなADF10
では、給紙時に分離ローラ14の摩擦分離部材14aが原稿
Dに摺接することにより摩擦分離部材14aが摩耗しやす
い。摩擦分離部材14aの摩耗が進行して分離ローラ14の
外径が一定値以下になると、原稿Dに対する摩擦力が低
下することにより、最上部の原稿D以外の原稿Dをフィ
ードローラ13と分離ローラ14との挾持部手前に確実に保
持することができなくなる。このため、摩擦分離部材14
aが所定量以上摩耗すると、一回の分離給紙動作により
最上部の原稿Dが搬送路内に給紙されないノーフィード
や、複数枚の原稿Dが搬送路内に給紙されてしまうマル
チフィードなどの給紙不良が生じやすくなる。
では、給紙時に分離ローラ14の摩擦分離部材14aが原稿
Dに摺接することにより摩擦分離部材14aが摩耗しやす
い。摩擦分離部材14aの摩耗が進行して分離ローラ14の
外径が一定値以下になると、原稿Dに対する摩擦力が低
下することにより、最上部の原稿D以外の原稿Dをフィ
ードローラ13と分離ローラ14との挾持部手前に確実に保
持することができなくなる。このため、摩擦分離部材14
aが所定量以上摩耗すると、一回の分離給紙動作により
最上部の原稿Dが搬送路内に給紙されないノーフィード
や、複数枚の原稿Dが搬送路内に給紙されてしまうマル
チフィードなどの給紙不良が生じやすくなる。
【0009】しかしながら、このような給紙不良は、摩
擦分離部材14aの摩耗以外の要因でも生じることがある
ため、ユーザやサービスマンは、ノーフィードやマルチ
フィード等の給紙不良の原因が摩擦分離部材14aの摩耗
によるものか、他の要因によるものかを勘によって判断
していた。勘によらずに摩擦分離部材14aが所定量以上
摩耗していることを判断しようとする場合には、分離ロ
ーラ14をブラケット25から取り外して分離ローラ14の外
径を測定するなどの煩雑な作業が必要になる。また、摩
擦分離部材14aが局部的に偏摩耗しているような場合に
は、分離ローラ14の測定によっても摩擦分離部材14aの
摩耗を正確に判断することが困難であった。
擦分離部材14aの摩耗以外の要因でも生じることがある
ため、ユーザやサービスマンは、ノーフィードやマルチ
フィード等の給紙不良の原因が摩擦分離部材14aの摩耗
によるものか、他の要因によるものかを勘によって判断
していた。勘によらずに摩擦分離部材14aが所定量以上
摩耗していることを判断しようとする場合には、分離ロ
ーラ14をブラケット25から取り外して分離ローラ14の外
径を測定するなどの煩雑な作業が必要になる。また、摩
擦分離部材14aが局部的に偏摩耗しているような場合に
は、分離ローラ14の測定によっても摩擦分離部材14aの
摩耗を正確に判断することが困難であった。
【0010】本発明の目的は、分離ローラが所定量だけ
摩耗したことを目視により検知することを可能にして、
分離ローラの適正な交換時期を容易かつ正確に知ること
が可能な自動給紙装置を提供することにある。
摩耗したことを目視により検知することを可能にして、
分離ローラの適正な交換時期を容易かつ正確に知ること
が可能な自動給紙装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の給紙装置は、用紙装填部に
装填された用紙束の少なくとも一部を搬送方向に押し出
す給紙部材と、この給紙部材により押し出された用紙束
の最下面及び最上面のうち一方の面にローラ面を接触さ
せて用紙束に対して摩擦力を作用させる分離ローラと、
この分離ローラによって摩擦力が作用している用紙束に
おける他方の面に接触して、給紙方向に回転するととも
に接触している1枚の用紙のみを搬送路内に給紙するフ
ィードローラとを備えた給紙装置において、使用開始前
の初期状態で半径Rの前記分離ローラが、前記フィード
ローラの回転時に搬送用紙以外の用紙束を保持する摩擦
力を作用させることが可能な最小半径をRMIN(ここで、
RMIN<R)とした場合、前記分離ローラのローラ面にお
ける周方向に摩耗検出溝を形成し、この摩耗検出溝がR
MINの半径を有することを特徴とする。
め、本発明の請求項1記載の給紙装置は、用紙装填部に
装填された用紙束の少なくとも一部を搬送方向に押し出
す給紙部材と、この給紙部材により押し出された用紙束
の最下面及び最上面のうち一方の面にローラ面を接触さ
せて用紙束に対して摩擦力を作用させる分離ローラと、
この分離ローラによって摩擦力が作用している用紙束に
おける他方の面に接触して、給紙方向に回転するととも
に接触している1枚の用紙のみを搬送路内に給紙するフ
ィードローラとを備えた給紙装置において、使用開始前
の初期状態で半径Rの前記分離ローラが、前記フィード
ローラの回転時に搬送用紙以外の用紙束を保持する摩擦
力を作用させることが可能な最小半径をRMIN(ここで、
RMIN<R)とした場合、前記分離ローラのローラ面にお
ける周方向に摩耗検出溝を形成し、この摩耗検出溝がR
MINの半径を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の給紙装置は、用紙装
填部に装填された用紙束の少なくとも一部を搬送方向に
押し出す給紙部材と、この給紙部材により押し出された
用紙束の最下面及び最上面のうち一方の面にローラ面を
接触させて用紙束に対して摩擦力を作用させる分離ロー
ラと、この分離ローラによって摩擦力が作用している用
紙束における他方の面に接触して、給紙方向に回転する
とともに接触している1枚の用紙のみを搬送路内に給紙
するフィードローラとを備えた給紙装置において、使用
開始前の初期状態で半径Rの前記分離ローラが、前記フ
ィードローラの回転時に搬送用紙以外の用紙束を保持す
る摩擦力を作用させることが可能な最小半径をRMIN(こ
こで、RMIN<R)とした場合、前記分離ローラのローラ
面における端部に、ローラ面に対して凹の段状となる摩
耗検出部を形成し、この摩耗検出部がRMINの半径を有
することを特徴とする。
填部に装填された用紙束の少なくとも一部を搬送方向に
押し出す給紙部材と、この給紙部材により押し出された
用紙束の最下面及び最上面のうち一方の面にローラ面を
接触させて用紙束に対して摩擦力を作用させる分離ロー
ラと、この分離ローラによって摩擦力が作用している用
紙束における他方の面に接触して、給紙方向に回転する
とともに接触している1枚の用紙のみを搬送路内に給紙
するフィードローラとを備えた給紙装置において、使用
開始前の初期状態で半径Rの前記分離ローラが、前記フ
ィードローラの回転時に搬送用紙以外の用紙束を保持す
る摩擦力を作用させることが可能な最小半径をRMIN(こ
こで、RMIN<R)とした場合、前記分離ローラのローラ
面における端部に、ローラ面に対して凹の段状となる摩
耗検出部を形成し、この摩耗検出部がRMINの半径を有
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はスキャナに適用された本実施
形態の自動給紙装置の一例であるADFの概略構成を示
す側面断面図、図2及び図3は、それぞれ本実施形態の
ADFにおける分離給紙部を示す斜視図及び側面断面
図、図4は、図1に示すADFに配置された分離ローラ
及びその支持部の斜視図であり、図6乃至9に基づいて
説明した部材に対応する部材については同一符号を付
す。ここで、スキャナ本体1の上部に配置されたADF
30において、従来のADF10と異なる点は分離ローラ31
の構造のみであり、他の構成及び動作については図6乃
至図9に基づいて既に説明したADF10と共通であるの
で、共通部分についての説明は省略する。
基づいて説明する。図1はスキャナに適用された本実施
形態の自動給紙装置の一例であるADFの概略構成を示
す側面断面図、図2及び図3は、それぞれ本実施形態の
ADFにおける分離給紙部を示す斜視図及び側面断面
図、図4は、図1に示すADFに配置された分離ローラ
及びその支持部の斜視図であり、図6乃至9に基づいて
説明した部材に対応する部材については同一符号を付
す。ここで、スキャナ本体1の上部に配置されたADF
30において、従来のADF10と異なる点は分離ローラ31
の構造のみであり、他の構成及び動作については図6乃
至図9に基づいて既に説明したADF10と共通であるの
で、共通部分についての説明は省略する。
【0014】分離ローラ31は、その表層部が原稿Dに対
して一定の摩擦係数を有する摩擦分離部材32によって形
成され、図3に示すように下ガイド板23内においてブラ
ケット25によって軸支されている。また、分離ローラ31
は、内部にスプリングクラッチ(図示省略)を備え、この
スプリングクラッチによって摩擦分離部材32を支持した
筒状の外周部(図示省略)が回転する際に一定の回転抵抗
を発生させている。ブラケット25は図4に示す支軸26に
回転可能に嵌挿されており、この支軸26は給紙時に図4
に示す矢印方向に回転する。この際、分離ローラ31は、
回転抵抗が付加された外周部を、支軸26で大径に形成さ
れた段部26aの外周面に当接させて従動回転させること
により、外周部の回転抵抗に対応する力で摩擦分離部材
32をフィードローラ13に圧接させる。
して一定の摩擦係数を有する摩擦分離部材32によって形
成され、図3に示すように下ガイド板23内においてブラ
ケット25によって軸支されている。また、分離ローラ31
は、内部にスプリングクラッチ(図示省略)を備え、この
スプリングクラッチによって摩擦分離部材32を支持した
筒状の外周部(図示省略)が回転する際に一定の回転抵抗
を発生させている。ブラケット25は図4に示す支軸26に
回転可能に嵌挿されており、この支軸26は給紙時に図4
に示す矢印方向に回転する。この際、分離ローラ31は、
回転抵抗が付加された外周部を、支軸26で大径に形成さ
れた段部26aの外周面に当接させて従動回転させること
により、外周部の回転抵抗に対応する力で摩擦分離部材
32をフィードローラ13に圧接させる。
【0015】また、摩擦分離部材32の外周面には摩耗検
出溝32aが周方向に形成されており、使用開始前の初期
状態の分離ローラ31においては、図4に示すように回転
中心Lから原稿Dに接触するローラ面までの半径がR、
回転中心Lから摩耗検出溝32a底面までの半径がR
MIN(ここで、RMIN<R)となるように摩擦分離部材32が
形成されている。
出溝32aが周方向に形成されており、使用開始前の初期
状態の分離ローラ31においては、図4に示すように回転
中心Lから原稿Dに接触するローラ面までの半径がR、
回転中心Lから摩耗検出溝32a底面までの半径がR
MIN(ここで、RMIN<R)となるように摩擦分離部材32が
形成されている。
【0016】ここで、回転中心Lから摩耗検出溝32aの
底面までの半径RMINは、摩擦分離部材32の摩耗が進行
するともに低下する原稿Dに対する摩擦力によって規定
された値であり、分離ローラ31は、回転中心Lから摩擦
分離部材32のローラ面までの半径がRMIN以上あれば、
フィードローラ13の回転時にフィードローラ13によって
搬送路内に給紙される1枚の原稿Dを除く他の原稿D
を、摩擦分離部材32の摩擦力によりフィードローラ13と
分離ローラ31との挾持部の手前に確実に保持することが
可能になる。
底面までの半径RMINは、摩擦分離部材32の摩耗が進行
するともに低下する原稿Dに対する摩擦力によって規定
された値であり、分離ローラ31は、回転中心Lから摩擦
分離部材32のローラ面までの半径がRMIN以上あれば、
フィードローラ13の回転時にフィードローラ13によって
搬送路内に給紙される1枚の原稿Dを除く他の原稿D
を、摩擦分離部材32の摩擦力によりフィードローラ13と
分離ローラ31との挾持部の手前に確実に保持することが
可能になる。
【0017】分離ローラ31は、使用開始後、摩擦分離部
材32が原稿Dとの接触によって摩耗することにより、経
時的に回転中心Lからローラ面までの半径が減少するこ
とになる。この際、分離ローラ31の半径がRMINより大
きい場合には、原稿Dと接触するローラ面と摩耗検出溝
32aとの間には明瞭な段差が存在するため、目視によっ
て分離ローラ31の半径がRMINより大きいことを容易に
判断することができる。この状態から摩擦分離部材32の
摩耗がさらに進行して、分離ローラ31の半径がRMINと
略等しくなった場合には、原稿Dと接触するローラ面と
摩耗検出溝32aとの段差が不明瞭になるか、もしくは消
失するため、目視によって分離ローラ31の半径がRMIN
になったことを容易に判断することができるので、ユー
ザ又はサービスマンは分離ローラ31の適正な交換時期を
容易かつ正確に知ることができる。
材32が原稿Dとの接触によって摩耗することにより、経
時的に回転中心Lからローラ面までの半径が減少するこ
とになる。この際、分離ローラ31の半径がRMINより大
きい場合には、原稿Dと接触するローラ面と摩耗検出溝
32aとの間には明瞭な段差が存在するため、目視によっ
て分離ローラ31の半径がRMINより大きいことを容易に
判断することができる。この状態から摩擦分離部材32の
摩耗がさらに進行して、分離ローラ31の半径がRMINと
略等しくなった場合には、原稿Dと接触するローラ面と
摩耗検出溝32aとの段差が不明瞭になるか、もしくは消
失するため、目視によって分離ローラ31の半径がRMIN
になったことを容易に判断することができるので、ユー
ザ又はサービスマンは分離ローラ31の適正な交換時期を
容易かつ正確に知ることができる。
【0018】図5は本実施形態のADFにおける摩擦分
離部材の他の例を備えた分離ローラ及びその支持部の斜
視図であり、摩擦分離部材33において原稿Dに接触する
ローラ面の一方の端部には、ローラ面に対して凹の段状
となる摩耗検出部33aが形成されている。使用開始前の
初期状態の分離ローラ31においては、図5に示すように
回転中心Lから原稿Dに接触するローラ面までの半径が
R、回転中心Lから摩耗検出部33aの底面までの半径が
RMIN(ここで、RMIN<R)となるように摩擦分離部材33
が形成されている。
離部材の他の例を備えた分離ローラ及びその支持部の斜
視図であり、摩擦分離部材33において原稿Dに接触する
ローラ面の一方の端部には、ローラ面に対して凹の段状
となる摩耗検出部33aが形成されている。使用開始前の
初期状態の分離ローラ31においては、図5に示すように
回転中心Lから原稿Dに接触するローラ面までの半径が
R、回転中心Lから摩耗検出部33aの底面までの半径が
RMIN(ここで、RMIN<R)となるように摩擦分離部材33
が形成されている。
【0019】ここで、回転中心Lから摩耗検出部33aの
底面までの半径RMINは、摩擦分離部材33の摩耗が進行
するともに低下する原稿Dに対する摩擦力によって規定
された値であり、分離ローラ31は、回転中心Lから摩擦
分離部材33のローラ面までの半径がRMIN以上あれば、
フィードローラ13の回転時にフィードローラ13によって
搬送路内に給紙される1枚の原稿Dを除く他の原稿D
を、摩擦分離部材33の摩擦力によりフィードローラ13と
分離ローラ31との挾持部の手前に確実に保持することが
可能になる。
底面までの半径RMINは、摩擦分離部材33の摩耗が進行
するともに低下する原稿Dに対する摩擦力によって規定
された値であり、分離ローラ31は、回転中心Lから摩擦
分離部材33のローラ面までの半径がRMIN以上あれば、
フィードローラ13の回転時にフィードローラ13によって
搬送路内に給紙される1枚の原稿Dを除く他の原稿D
を、摩擦分離部材33の摩擦力によりフィードローラ13と
分離ローラ31との挾持部の手前に確実に保持することが
可能になる。
【0020】分離ローラ31は、使用開始後、摩擦分離部
材33が原稿Dとの接触によって摩耗することにより、経
時的に回転中心Lからローラ面までの半径が減少するこ
とになる。この際、分離ローラ31の半径がRMINより大
きい場合には、原稿Dと接触するローラ面と摩耗検出部
33aとの間には明瞭な段差が存在するため、目視によっ
て分離ローラ31の半径RがRMINより大きいことを容易
に判断することができる。この状態から摩擦分離部材33
の摩耗がさらに進行して、分離ローラ31の半径がRMIN
と略等しくなった場合には、原稿Dと接触するローラ面
と摩耗検出部33aとの段差が不明瞭になるか、あるいは
消失するため、目視によって分離ローラ31の半径がR
MINになったことを容易に判断できるので、ユーザ又は
サービスマンは分離ローラ31の適正な交換時期を容易か
つ正確に知ることができる。
材33が原稿Dとの接触によって摩耗することにより、経
時的に回転中心Lからローラ面までの半径が減少するこ
とになる。この際、分離ローラ31の半径がRMINより大
きい場合には、原稿Dと接触するローラ面と摩耗検出部
33aとの間には明瞭な段差が存在するため、目視によっ
て分離ローラ31の半径RがRMINより大きいことを容易
に判断することができる。この状態から摩擦分離部材33
の摩耗がさらに進行して、分離ローラ31の半径がRMIN
と略等しくなった場合には、原稿Dと接触するローラ面
と摩耗検出部33aとの段差が不明瞭になるか、あるいは
消失するため、目視によって分離ローラ31の半径がR
MINになったことを容易に判断できるので、ユーザ又は
サービスマンは分離ローラ31の適正な交換時期を容易か
つ正確に知ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の自動給紙装置によれば、使用開始前の初期状態で
半径Rの前記分離ローラが、前記フィードローラの回転
時に搬送用紙以外の用紙束を保持する摩擦力を作用させ
ることが可能な最小半径をRMIN(ここで、RMIN<R)と
した場合、前記分離ローラのローラ面における周方向に
摩耗検出溝を形成し、この摩耗検出溝がRMINの半径を
有することにより、分離ローラの半径がRMINより大き
い場合には、分離ローラにおいて原稿と接触するローラ
面と摩耗検出溝との間には明瞭な段差が存在するため、
目視によって分離ローラの半径がRMINより大きいこと
を容易に判断することができ、かつ摩耗の進行によって
分離ローラの半径がRMINと略等しくなった場合には、
分離ローラにおいて原稿と接触するローラ面と摩耗検出
溝との段差が不明瞭になるか、あるいは消失するため、
目視によって分離ローラの半径がRMINになったことを
判断できるので、ユーザ又はサービスマンは分離ローラ
の適正な交換時期を容易かつ正確に知ることができる。
記載の自動給紙装置によれば、使用開始前の初期状態で
半径Rの前記分離ローラが、前記フィードローラの回転
時に搬送用紙以外の用紙束を保持する摩擦力を作用させ
ることが可能な最小半径をRMIN(ここで、RMIN<R)と
した場合、前記分離ローラのローラ面における周方向に
摩耗検出溝を形成し、この摩耗検出溝がRMINの半径を
有することにより、分離ローラの半径がRMINより大き
い場合には、分離ローラにおいて原稿と接触するローラ
面と摩耗検出溝との間には明瞭な段差が存在するため、
目視によって分離ローラの半径がRMINより大きいこと
を容易に判断することができ、かつ摩耗の進行によって
分離ローラの半径がRMINと略等しくなった場合には、
分離ローラにおいて原稿と接触するローラ面と摩耗検出
溝との段差が不明瞭になるか、あるいは消失するため、
目視によって分離ローラの半径がRMINになったことを
判断できるので、ユーザ又はサービスマンは分離ローラ
の適正な交換時期を容易かつ正確に知ることができる。
【0022】また、請求項2記載の自動給紙装置によれ
ば、使用開始前の初期状態で半径Rの前記分離ローラ
が、前記フィードローラの回転時に搬送用紙以外の用紙
束を保持する摩擦力を作用させることが可能な最小半径
をRMIN(ここで、RMIN<R)とした場合、前記分離ロー
ラのローラ面における端部に、ローラ面に対して凹の段
状となる摩耗検出部を形成し、この摩耗検出部がRMIN
の半径を有することにより、分離ローラの半径がRMIN
より大きい場合には、分離ローラにおいて原稿と接触す
るローラ面と摩耗検出部との間には明瞭な段差が存在す
るため、目視によって分離ローラの半径RがRMINより
大きいことを容易に判断することができ、かつ摩耗の進
行によって分離ローラの半径がRMINと略等しくなった
場合には、分離ローラにおいて原稿と接触するローラ面
と摩耗検出部との段差が不明瞭になるか、あるいは消失
するため、目視によって分離ローラの半径がRMINにな
ったことを判断できるので、ユーザ又はサービスマンは
分離ローラの適正な交換時期を容易かつ正確に知ること
ができる。
ば、使用開始前の初期状態で半径Rの前記分離ローラ
が、前記フィードローラの回転時に搬送用紙以外の用紙
束を保持する摩擦力を作用させることが可能な最小半径
をRMIN(ここで、RMIN<R)とした場合、前記分離ロー
ラのローラ面における端部に、ローラ面に対して凹の段
状となる摩耗検出部を形成し、この摩耗検出部がRMIN
の半径を有することにより、分離ローラの半径がRMIN
より大きい場合には、分離ローラにおいて原稿と接触す
るローラ面と摩耗検出部との間には明瞭な段差が存在す
るため、目視によって分離ローラの半径RがRMINより
大きいことを容易に判断することができ、かつ摩耗の進
行によって分離ローラの半径がRMINと略等しくなった
場合には、分離ローラにおいて原稿と接触するローラ面
と摩耗検出部との段差が不明瞭になるか、あるいは消失
するため、目視によって分離ローラの半径がRMINにな
ったことを判断できるので、ユーザ又はサービスマンは
分離ローラの適正な交換時期を容易かつ正確に知ること
ができる。
【図1】スキャナに適用された本発明の実施形態の自動
給紙装置の一例であるADFの概略構成を示す側面断面
図である。
給紙装置の一例であるADFの概略構成を示す側面断面
図である。
【図2】本発明の実施形態のADFにおける分離給紙部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態のADFにおける分離給紙部
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図4】図1に示すADFに配置された分離ローラ及び
その支持部の斜視図である。
その支持部の斜視図である。
【図5】本発明の実施形態のADFにおける摩擦分離部
材の他の例を備えた分離ローラ及びその支持部の斜視図
である。
材の他の例を備えた分離ローラ及びその支持部の斜視図
である。
【図6】スキャナに適用された従来の自動給紙装置の一
例であるADFの概略構成を示す側面断面図である。
例であるADFの概略構成を示す側面断面図である。
【図7】従来のADFにおける分離給紙部を示す斜視図
である。
である。
【図8】従来のADFにおける分離給紙部を示す側面断
面図である。
面図である。
【図9】図6に示すADFに配置された分離ローラ及び
その支持部の斜視図である。
その支持部の斜視図である。
11…原稿給紙トレー、 12…ピックアップローラ、 13
…フィードローラ、 22…上ガイド板、 23…下ガイド
板、 25…ブラケット、 26…支軸、 31…分離ロー
ラ、 32,33…摩擦分離部材、 32a…摩耗検出溝、 3
3a…摩耗検出部、D…原稿。
…フィードローラ、 22…上ガイド板、 23…下ガイド
板、 25…ブラケット、 26…支軸、 31…分離ロー
ラ、 32,33…摩擦分離部材、 32a…摩耗検出溝、 3
3a…摩耗検出部、D…原稿。
Claims (2)
- 【請求項1】 用紙装填部に装填された用紙束の少なく
とも一部を搬送方向に押し出す給紙部材と、この給紙部
材により押し出された用紙束の最下面及び最上面のうち
一方の面にローラ面を接触させて用紙束に対して摩擦力
を作用させる分離ローラと、この分離ローラによって摩
擦力が作用している用紙束における他方の面に接触し
て、給紙方向に回転するとともに接触している1枚の用
紙のみを搬送路内に給紙するフィードローラとを備えた
給紙装置において、使用開始前の初期状態で半径Rの前
記分離ローラが、前記フィードローラの回転時に搬送用
紙以外の用紙束を保持する摩擦力を作用させることが可
能な最小半径をRMIN(ここで、RMIN<R)とした場合、
前記分離ローラのローラ面における周方向に摩耗検出溝
を形成し、この摩耗検出溝がRMINの半径を有すること
を特徴とする自動給紙装置。 - 【請求項2】 用紙装填部に装填された用紙束の少なく
とも一部を搬送方向に押し出す給紙部材と、この給紙部
材により押し出された用紙束の最下面及び最上面のうち
一方の面にローラ面を接触させて用紙束に対して摩擦力
を作用させる分離ローラと、この分離ローラによって摩
擦力が作用している用紙束における他方の面に接触し
て、給紙方向に回転するとともに接触している1枚の用
紙のみを搬送路内に給紙するフィードローラとを備えた
給紙装置において、使用開始前の初期状態で半径Rの前
記分離ローラが、前記フィードローラの回転時に搬送用
紙以外の用紙束を保持する摩擦力を作用させることが可
能な最小半径をRMIN(ここで、RMIN<R)とした場合、
前記分離ローラのローラ面における端部に、ローラ面に
対して凹の段状となる摩耗検出部を形成し、この摩耗検
出部がRMINの半径を有することを特徴とする自動給紙
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7207033A JPH0952638A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 自動給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7207033A JPH0952638A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 自動給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952638A true JPH0952638A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16533098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7207033A Pending JPH0952638A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 自動給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0952638A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018916A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Kyocera Mita Corp | 給紙機構、給紙装置、画像形成装置 |
KR101133830B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2012-04-06 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 마모 검지형 컨베이어 체인과 그 마모 정도 판별방법 |
WO2016031792A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
JP2019151448A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | キヤノン株式会社 | 分離ローラ、シート給送装置、及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP7207033A patent/JPH0952638A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101133830B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2012-04-06 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 마모 검지형 컨베이어 체인과 그 마모 정도 판별방법 |
JP2009018916A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Kyocera Mita Corp | 給紙機構、給紙装置、画像形成装置 |
WO2016031792A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
JP2016050075A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
CN106573742A (zh) * | 2014-08-29 | 2017-04-19 | 佐藤控股株式会社 | 弹性体辊 |
US10406833B2 (en) | 2014-08-29 | 2019-09-10 | Sato Holdings Kabushiki Kaisha | Elastic roller |
JP2019151448A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | キヤノン株式会社 | 分離ローラ、シート給送装置、及び画像形成装置 |
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