JPS624145A - シ−ト供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はファクシミリや複写機等に於いて、シートを供
給台にセットする際に、前記シートが必要以上に装置内
に挿入されるのを防止したシート供給装置に関するもの
である。

〈従来の技術〉 ファクシミリ等にあっては、シートを一枚づつ供給する
と共に、読み取り部で供給されたシートの画像を読み取
っている。

前記読み取り部にシートを供給するに際して従来のシー
ト供給装置は、供給台にセントされたシートを下流へ送
り出すピックアップローラと、送り出されたシートを一
枚づつに分離搬送する分離搬送部とから構成され、前記
供給台上に複数枚のシートをセットして装置のスタート
ボタンを押すと、前記ピックアンプローラがシート上に
落下すると共に回転して上層部のシート数枚を分離搬送
部に送り出し、該分離搬送部によって最上層にある一枚
のシートのみを読み取り部に供給するものであった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来の供給装置にあっては、シートを装置内に若干
挿入するようにしてセットするにも関わらず、その付近
にストッパー等が何等設けられていない為に、慣れない
とセットする際にシートを分離搬送部に至るまで深く挿
入してしまい、その結果シートが重送され易くなってし
まったり、シートが分離搬送部でロック状態となって全
く搬送されなくなったりする問題があった。

本発明の目的は前記従来の問題点を解決し、シートのセ
ントを簡単確実になし得るシート供給装置を提供せんと
するものである。

〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決する本発明の手段は、供給台に載置さ
れたシートを所定信号によって上流から下流へ送り出す
為の送り出し手段と、該送り出し手段の下流側に配設さ
れ、送り出されたシートを分離しつつ搬送する為の分離
搬送手段と、該分離搬送手段より上流側で且つ前記送り
出し手段より下流側に配設され、シートの有無を検出す
る検出センサーと、該検出センサーからの信号によって
前記送り出し手段を一定時間シートに接触させる制御手
段とを設けたことを特徴としたものである。

〈作用〉 上記手段によれば、シートを供給台上にセットすると、
シートが供給台上にセットされたことを検出センサーが
検出し、該検出信号を受けた制御手段を介して這り出し
手段がシート上に接触する為に、シートが該送り出し手
段によって押さえつけられ、それ以上装置内部には挿入
し得なくなるものである。

〈実施例〉 次に上記手段をファクシミリの読み取り装置に適用した
一実施例を説明する。

第１図はファクシミリの読み取り装置の断面図であって
その概略を説明すると、シートａ送上流側（図面右側）
にはシート供給台１が配設され、該供給台１に！！置さ
れた複数枚のシート２はシート有無センサー３によって
検出されると共に、送り出し手段たるピックアップロー
ラ４によって送り出され、ガイド部材６に導がれながら
搬送部材５及び分離部材７よりなる分ＭＥ送部Ａによっ
て一枚づつ分離されて下流（図面左側）へと供給される
如く構成されている。

また前記分Ｍ搬送部Ａの下流には読み取り部Ｂが配設さ
れ、分離されたシート２を搬送ローラ８ａ、ｇｂによっ
て定速搬送すると共に、光源９によってシート面を照射
し、その反射光を複数枚のミラー１０で反射すると共に
レンズ１１を介してＣＯＤやイメージセンサ−等の画像
読み取り素子１２によってシート２に記載された画像を
読み取り、且つ読み取り後のシート２を排出ローラ１３
によってシート排出台１４に排出する如く構成されてい
る。

次に前記ピックアンプローラ４及び分離搬送部Ａの構成
について詳述する。ピックアップローラ４及び搬送部材
５は搬送ユニットに取り付けられ、また分離部材７は分
離ユニットに取り付けられ、夫々のユニットが装置本体
に取り付けられるように構成されている。

ここで搬送ユニットについて説明すると、第２図及び第
３図に示す如く、搬送ユニット枠体５ａの上流側に搬送
軸５ｂが、また下流側に従動輪５Ｃが夫々回動可能に取
り付けられ、前記搬送軸５ｂにはモーター１５からの駆
動力がモーターギヤ１５ａ、分離軸ギヤ１５ｂ、アイド
ラギヤｔＳＣ及び搬送軸ギヤ１５ｄを順に介して伝達さ
れるように構成されている。そして前記搬送軸５ｂには
搬送駆動プーリ５ｄが固着され、従動軸５ｃには回動自
在に取り付けられた搬送アイドラ５ｅの両側に搬送従動
プーリ５ｆが固着または回動自在に取り付けられ、前記
両プーリ５ｄ、５ｆにはゴム材質の搬送ベルト５ｇが懸
架さ′れている。

また前記搬送駆動プーリ５ｄより上流側にはビックアン
プローラ４が配設され、該ピ・７クア７プローラ４が固
着されたローラ軸４ａにはアーム４ｂが取り付けられ、
該アーム４ｂが前記搬送駆動軸５ｂに回動自在に枢着さ
れている。また前記アーム４ｂは搬送駆動軸５ｂより下
流側に突出した突起部４ｃを有し、該突起部４ｃには第
４図に示す如きソレノイド１６と連結したカム１６ａが
係止している。従ってソレノイド１６が励磁して連結棒
１６ｂを第４図の矢印ａ方向に引っ張ると、該連結棒１
６ｂと一方端部で連結したリンク１６ｃが軸１６ｄを中
心にして時計方向に回転し、該回転によってリンク１６
ｃの他方端部に連結したカム１６ａが軸１６ｅを中心に
して反時計方向に回転し、前記アーム４ｂとの係止状態
を解除する為にピックアップローラ４がシート２上に自
重落下するものである。また逆にソレノイド１６の励磁
が解除されるとリンク１６ｃと固定板１６ｆとに張設さ
れたコイルバネ１６ｇの引張力によって前記リンク１６
ｃが反時計方向に回転し、これに伴うカム１６ａの回転
によって突起部４Ｃが押し下げられてピンクアップロー
ラ４が上昇する如く構成されている。

また前記ピックアップローラ軸４ａ及び搬送駆動軸５ｂ
には、夫々プーリ（図示せず）が固着されると共に、該
ブーりにはベルト４ｄが懸架され、搬送駆動軸５ｂの駆
動力がピックアップローラ４に伝達されるように構成さ
れている。

更に前記搬送駆動プーリ５ｄよりも上流側にシート有無
センサー３が配設されると共に、搬送従動プーリ５ｆよ
りも下流側にシート端部センサー１７が配設されている
。前記センサー３．１７はシート２が有る場合にはＯＮ
状態となり、無い場合には○ＦＦ状態となるものであっ
て、これ等は第５図に示すように、装置駆動系の制御手
段たる制御部１８に接続され、更に該制御部１８にはモ
ーター１５及びソレノイド１６が接続されている。この
制御部１８は前記夫々のセンサー３，１７からの検出信
号に応してモーター１５及びソレノイド１６の動作を制
御するものであり、特にシート２が供給台１上にセット
され、これが原稿有無センサー３で検出された場合に、
前記ソレノイド１６を所定時間励磁してビックアンプロ
ーラ４をシート２上に落下させる機能を有する。

次に分離ユニットについて説明すると、分離ユニットは
前記搬送ユニットの下方に配設され、分離ユニット枠体
７ａの上流側には分離軸７ｂが、また下流側には従動輪
７Ｃが回動可能に取り付けられ、且つ前記分離軸７ｂに
はモーター１５の駆動力がモーターギヤ１５ａから分離
軸ギヤ１５ｂを介して伝達されるように構成されている
。そして前記分離軸７ｂには分離駆動プーリ７ｄが固着
され、従動輪７Ｃには回動自在に取り付けられた２個の
従動アイドラ７ｅの間に分離従動プーリ７ｒが固着また
は回動自在に取り付けられ、更に両プーリ７ｄ、’７ｆ
間にはゴム材質の分離ベル）７ｇが懸架されている。

更に前記従動輪７ｃは上下方向に移動可能に構成される
と共に、分離ユニット枠体７ａに取り付けられた押圧バ
ネ７ｈによって上方に押圧され、これによって搬送ヘル
ド５ｇが分離アイドラ７ｅに圧接し、分離ベルト７ｇは
搬送アイドラ５ｅに近接するように構成されている。

尚、前記構成に於いて、搬送ベルト５ｇとシート２間の
摩擦係数をμ２、分離ベルト７ｇとシート２間の摩擦係
数をμ１、シート２相互間の摩擦係数をμ、とじた場合
、 μｆ〉μ「〉μ３ の関係に設定されている。

次に前記の如く構成された装置にシート２をセントし且
つ分離給送する場合について、第６図のフローチャート
を参照して説明する。

先ず複数枚のシート２を装置内部に挿入するようにして
シート供給台１にセットすると、シート有無センサー３
がＯＮ状態となってシート２を検出し、この検出信号を
受けた制御部１８によってソレノイド１６が所定時間励
磁され、ピックアップローラ４がシート２上に落下する
。従ってシート２は前記ビックアンプローラ４と供給台
１とによって挾持される為に、それ以上装置内部に挿入
することが出来なくなる。

次に前記ピックアップローラ４が落下している所定時間
内に装置のスタートボタン（図示せず）が押されると、
所定のシート給送動作が開始されるが、前記所定時間内
にスタートボタンが押されないと、ソレノイド１６の励
磁が解除されてピックアンプローラ４が上昇し、装置は
待機状態となる。

その後スタートボタンが押されると、ソレノイド１６が
再度励磁されてビックアンプローラ４がシート２上に落
下すると共に、モーター１５が駆動して第２図の矢印に
示すようにピックアップローラ４、搬送駆動プーリ５ｄ
及び分離駆動ブーＩＪ　７　ｄを夫々時計方向に回転さ
せる。従って供給台１上に載置されたシート２のうち上
層にある数枚のシート２がピンクアンプローラ４によっ
て分離搬送部Ａに送り出され、送り出されたシート２は
夫々時計方向に回転する搬送ベル）５ｇと分離ベルト７
ｇとの協働作用によって最上層の一枚のみが分離される
と共に、下流へと搬送される。

搬送されたシート２の先端がシート端部センサー１７の
位置を通過することによって該センサーがＯＮ状態とな
りシート先端が検出されると、該検出信号によってソレ
ノイド１６の励磁が解除されてピックアップローラ４が
上昇する。その後シート２が搬送ベル）５ｇによって搬
送され、その後端がシート端部センサー１７の位置を通
過することによって該センサーがＯＦＦ状態となりシー
ト後端が検出されると、供給台１上にシート２が残って
いる場合、即ちシート有無センサー３がＯＮ状態の場合
は、ソレノイド１６が再度励磁されてピンクアップロー
ラ４が落下し、二枚目以降のシート２を前記と同様に送
り出し、シート有無センサー３がＯＦＦ状態の場合はモ
ーター１５の駆動が停止する。

前記の如くシート２をセントしたときにピックアップロ
ーラ４が落下する為に、シート２の先端が分離搬送部Ａ
の直前位置になるようにセットされる。従ってシート２
が装置内部まで深く挿入されてしまうことはなく、更に
搬送ベル）５ｇの搬送効果及び分離ベルｔ−７ｇの分離
効果をベルトの長さだけ最大限に活用することが出来る
ものである。

尚、前述の実施例にあっては送り出し手段としてピック
アップローラ４を使用したが、これはローラ状のもので
なくても例えば回転ベルト状のものでも同様の効果を得
ることが出来る。

また前述の実施例にあってはシート２の分離、搬送に夫
々搬送ベル１−５ｇ及び分離ベル）７ｇを使用したが、
これらはベルトでなくても例えば、ローラやコロ等であ
ってもよいものである。

〈発明の効果〉 本発明は上述の如く、シートをセットしたときに送り出
し手段が所定時間シートと接触するように構成した為に
、シートは前記送り出し手段によって挾持され、装置内
部まで挿入されてしまうことかない、従って従来の如（
シートのセット不良に起因する重送や搬送不能状態を防
止することが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を適用したファクシミリの読
み取り装置の断面説明・図、第２図及び第３図はシート
給送部の断面説明図、第４図はソレノイド部分の構成説
明図、第５図はセンサーと駆動系とのブロック説明図、
第６図は動作のフローチャートである。 １は供給台、２はシート、３はシート有無センサー、４
はピックアップローラ、５は搬送部材、７は分離部材、
１５はモーター、１６はソレノイド、１７はシート端部
センサー、１８は制御部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給台に載置されたシートを所定信号によって上流から
   下流へ送り出す為の送り出し手段と、該送り出し手段の
   下流側に配設され、送り出されたシートを分離しつつ搬
   送する為の分離搬送手段と、該分離搬送手段より上流側
   で且つ前記送り出し手段より下流側に配設され、シート
   の有無を検出する検出センサーと、該検出センサーから
   の信号によって前記送り出し手段を一定時間シートに接
   触させる制御手段とを有してなるシート供給装置。