JPH09512655A - クーポン／バウチャーディスペンシングマシーンおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 硬貨分類計数機（１２００）および同機を操作して計数した硬貨の価値に基づく金券、製造業者のクーポン、およびストアクーポンを自動的に出す方法を開示する。硬貨は水平線から下向きに角度をつけたホッパートレイ（１２０６）内に置かれる。この蝶番付トレイを持ち上げると、硬貨はピーク構造上をゴミ処理システム（１３０４）を通って移動し硬貨分類計数装置（１２０２）内へ入る。硬貨の価値および各金種の硬貨の枚数を硬貨を計数する際に表示する。硬貨は保管領域（１６０８）内へ落下し、ユーザは金券や一連の製造業者のクーポンを発行してもらう。

Description

【発明の詳細な説明】 クーポン／バウチャーディスペンシングマシーン および方法 背景情報 本発明は１９９２年９月４日に提出され、ここに引用により援用される米国出 願連続番号第０７／９４０，９３１号の一部継続出願である。 本発明はクーポンディスペンシングマシーンおよび硬貨分類機に関する。 切手、チケット、クーポン、為替、銀行の取扱い標などを出すさまざまな機械 がある。レイモンド・ストークン（Raymond Stoken）への米国特許第５，０３９ ，８４８号に見られる１つのタイプの機械は、金銭と引換えにクーポンを出すも のである。ディスプレイエリアには、さまざまな利用可能なクーポンおよび各特 定のクーポンを得るために必要とされる特定の金額が示される。金銭は硬貨スロ ットを介して機械に挿入される。制御回路が、どのクーポンが選択されたか、こ のクーポンを購入するのに必要な金額、および硬貨スロットに挿入された金銭の 量が正確であるかどうかを判断する。制御回路は次に、クーポンディスペンサー に要求されたクーポンを出させる。 その他の機械は、他のタイプの製品を出す。たとえばローレンス・スミス（La wrence Smith）への米国特許第５，０２１，９６７号は、為替ディスペンシング マシーンである。この機械は顧客ではなくシステムオペレータによって 操作されるべく意図されており、したがって金銭を受取る能力を必要とはしない 。この機械はオペレータから必要なデータ入力を受けた後、ドットマトリックス プリンタで為替を印刷する。 そのようなこれまでの装置は、入れられる硬貨の価値が厳密であることを必要 とするため、任意の量の硬貨を持った顧客の観点からは不利なものである。さら に、装置は要求される金銭が支払われたかどうかを定め、かつ要求される量のも のが支払われたかどうかに従って適切な動作をとるためのメカニズムを必要とす る。 硬貨を分類する異なったさまざまな機械に特許が付与されている。デイビッド ・ゴー（David Goh）への米国特許第４，９９５，８４８号に示されるそのよう な１つの機械は硬貨を分類するのに２つの方法を用いており、この方法は双方と も硬貨の直径に基づくものである。この機械では、硬貨はホッパーの中に入れら れる。回転するホイールが硬貨を個別に傾斜したランプ上に給送する。硬貨は裏 面が支持表面に接して置かれている状態でランプを転がり落ちる。それらが支持 表面にある異なったサイズのスロットを通って落ちるとき、特定的な金種が選択 される。特定の金種はまた、ランプ表面から異なった距離で配列されているピー ラーナイフを用いても選択される。これらナイフは硬貨をランプから引っ繰り返 して瓶の中に入れる。これら双方の技術を用いることで、短いランプを用いるこ とができるよ うになる。ヨシオ・キノシタへの米国特許第４，０５９，１２２号に示される別 のタイプの機械は、硬貨を分類した後その金種に応じて硬貨の数を数えるもので ある。 硬貨を計数／分類するべく意図されている装置には、金銭的価値が硬貨を基準 としたままであるということ、つまり価値が硬貨という媒体から紙の形などのよ り便利な形態へ移行することがないという欠点がある。さらに、いくつかの計数 および分類装置はあるいくつかの他の理由によっても不利である。多くの装置は 、何らかの形態のゴミ制御装置を有するとは言え、硬貨に混じっているかもしれ ないゴミを完全に制御することには成功していなかった。その結果、多くのこれ までの装置は経験を積んだ、または熟練したオペレータによる操作にして適して おらず、硬貨の中に異物やゴミが含まれていることについてそれほど注意深くは ないかもしれない一般大衆によって用いられるには適していなかった。特定的に は、多くのこれまでの装置は各硬貨が個別にゴミ制御装置にさらされることはで きないような速度、すなわち何枚かの硬貨が他の硬貨をゴミ制御システムから遮 断してしまうかもしれないような速度で、硬貨を計数装置に投入するように設計 されていた。 いくつかの計数／分類装置は、硬貨の流れの制御が複雑または非効率的であっ たため、受入れられないほど著しく急増する硬貨の流れが詰まってしまうことを 防ぐのが困難または費用のかかるものであるか、さもなければ分類／計 数のメカニズムを圧倒してしまっている。いくつかの装置は計数／分類メカニズ ムにゆっくりとしか硬貨が入れられないように設計されているが、場合によって は、これは大量の硬貨を受入れる能力と引換えになされており、かつ／または受 入れられないほど低速な操作を結果としてもたらしている。 多くのこれまでの装置はメンテナンスおよび／またはクリーニングのための設 備が不十分な設計となっているため、そのようなこれまでの装置を適切にクリー ニング、維持、および／またはアップグレードすることは困難または不可能であ った。 したがって、任意の量の硬貨を受取る、すなわち厳密な最低限の金額の挿入を 要求せず、かつ硬貨の価値を硬貨という不便な媒体からより便利な媒体に変換す る装置を提供することが有利であろう。装置が、その機械の詰まりや破損を招く ことなく普通の顧客によって使用され得るような効果的かつ効率的なゴミ処理を もたらす装置を提供することはさらに有利であろう。また、複雑な電子／機械的 な可動部分なしで、かつ好ましくは重力のメカニズムを利用した、計数／分類お よび／またはゴミ処理システムに干渉し得る硬貨の流れの急激な増加を許すこと なく嵩だかい、または大量に流れる硬貨に対処する装置に備えることも有利であ ろう。また、分類された硬貨を便利にアクセスできる標準的なサイズの硬貨バッ グに効率的かつ便利に入れる装 置を提供することも有用であろう。 発明の概要 本発明は、いくつかの分類されていない硬貨を受取ることのできる装置を提供 する。硬貨は総合的な価値を判定するために分類および計数される。ユーザは合 計金額に関連した量についてバウチャー（金券、割引券等）を発行される。 本発明はこのマシーンが置かれている店舗の小売業者にも実際のユーザにも価 値あるサービスを提供する。家庭で小銭を貯めることはよくあるが、硬貨を大量 に持ち運ぶことは、扱いにくくて非実際的である。さらに、硬貨を消費するには 通常それを１つずつ製品のディスペンシングマシーンに入れるか、硬貨を手で数 える必要がある。本発明により、ユーザは定期的に余分な硬貨を金券と交換する ことができる。本発明は、自動的に硬貨の数を数えるため、ユーザは最初に硬貨 を数える必要がない。小売業者にとっての利点は数多くある。まず、バウチャー は現金または商品と交換可能であるが、ほとんどの顧客は自分が硬貨を交換した 店舗で品物を購入しがちである。第２に、顧客に便宜を図ることによって、小売 業者はその顧客たちから好感を持たれるようになる。したがって、本発明はバウ チャーの量が予めセットされておらず、かつまた、典型的な消費者による硬貨の 分類を可能とするバウチャー発行機を提供するものである。 １つの実施例では、硬貨はこのマシーンの表面の１つに組込まれた蝶番付ホッ パートレイまたは「硬貨トレイ」の中に入れられる。処理を活性化するには、ユ ーザは「スタート」ボタン（好ましくは「ソフト」ボタン）を押し、その後トレ イの一端を持ち上げて、硬貨が高速硬貨分類および計測メカニズムへシュートを 伝って落ちるようにする。好ましくは、ホッパートレイは下に向かって、シュー トまたは「移送トレイ」から離れるように構成される。したがってより低い位置 にあるホッパーと移送トレイとは角度をつけられた、またはピークになった構造 をなし、硬貨は移送トレイに入るためにはその上を動いていかなければならない 。好ましくは、移送トレイおよびホッパーの角度は、ホッパーが持ち上げられる につれ硬貨が実質的に単一の層になってこのピーク上を動いていくためピーク上 を移行していく硬貨に他の硬貨が重なったりそれらが他の硬貨によって遮蔽され たりすることが実質的にほとんどまたは全くないように、構成される。ピーク上 を移行した後、硬貨はゲートまたはスロットを通過する。このゲートまたはスロ ットは、好ましくはソレノイドメカニズムによって開閉される。 ゴミ制御システムは、ホッパーおよび移送トレイ内において、ファン、磁気シ ステムおよびさまざまなタイプの孔を含む。好ましくは、ファンは綺麗な方から 汚れた方にかけての方向にホッパーの頂部上に空気を吹き付け、それに より硬貨が個別にピーク上を通過していく際に空気を吹き付ける。１つの実施例 では、クリーニング用の空気の流れには分割経路または２つの経路があり、一方 の経路はピークの上にあり、もう１つの経路はホッパーの孔を介して上昇する。 好ましくは、ピークに、またはその近くに磁石が、各硬貨（またはゴミ）が他の 硬貨またはゴミによって遮断されることなくその磁石にさらされるように構成さ れている。硬貨は数を数えられて金種によって分類され、次に標準的なサイズの 硬貨バックの中に落とされる。１つの実施例では、硬貨が数えられる際、ビデオ スクリーン上に合計金額値が各金種の範囲内において数えられた硬貨の数ととも に表示される。コントローラがマシーンの表面のスロットを介してユーザに金券 を印刷して出す。 金券と硬貨を交換する他に、この発明の１つの実施例ではさまざまなバーゲン のために還元可能な別個になったスロットからの製造者のクーポンを出す。これ らのクーポンはユーザに無料で出される。好ましくは、このクーポンディスペン サーは硬貨分類器およびバウチャーディスペンサーと関連してでも、またはそこ から独立してでも動作することができる。１つの実施例において出されるクーポ ンの第２のタイプは、ストアクーポンである。１つの実施例では、これらのクー ポンはその店舗（またはチェーン店）に独自な特定のバーゲンのためだけに有効 である。たとえば、その店舗のマネージャーはある特定の品物が余っているた め限られた時間内で「１つ分で２つ」のバーゲンを提供したいと思うかもしれな い。選択された製品およびバーゲンも、ビデオディスプレイ上で販売促進されて もよい。これらの販売促進のテクニックには、簡単に変えることができるという 利点があり、したがって個々の店舗のマネージャーが１日の中の時間（たとえば 昼間の食品雑貨店の買物客対仕事帰りの買物客対夜遅くの買物客）などのファク タに従ったストアクーポン／広告を作ることができる一方で、チェーン店のオー ナーは特定の店舗の場所やニーズ（たとえば調製食品店対パン屋対花屋）に応じ てストアクーポン／広告を変えることができる。 一般に先行技術では、硬貨は１枚ずつマシーンに挿入されるか、大きな商業用 の分類機の場合には、訓練を受けた人員によって挿入される。本発明では、訓練 を受けていない人物が大量の硬貨をホッパートレイ内に投げ入れる。これらの訓 練を受けていないユーザは古い缶や瓶などの自分の個人持ちの容器を、先に硬貨 を調べることなくホッパーの中に直接空けてしまいがちである。したがって糸く ず、トークン、液体およびさまざまな他の物体が、おそらくは、硬貨に伴ってマ シーンの中に入ってしまうだろう。したがって、マシーンが使用中に損傷されな いことを確実にするため、ゴミ処理の方法が用いられる。 １つの実施例では、ユーザは検査エリアとして２倍になるホッパートレイ内に 硬貨を投入する。ホッパートレイの 底部には孔が開けられているので、小さい異物は硬貨分類メカニズムに入る代わ りにその孔を通って落ちることができる。硬貨がホッパー内にある間に、ユーザ には大きな異物を取除く機会がある。この孔により、硬貨から軽い物質を吹き飛 ばすべく、好ましくはホッパートレイの底部から上の方向かつピークおよび／ま たは機械から離れる方向に空気を流れさせることもできる。硬貨の検査後、ユー ザはまずこのマシーンを使用したいという希望を示す「ゴー」ボタンを押し、次 に蝶番付トレイの一端を持ち上げて、硬貨がゴミ処理シュートを下っていくよう にする。所望されるならば、または必要であれば、ユーザは硬貨を手でホッパー の外へ導き出しピークを超えさせることもできる。シュートは硬貨分類および計 数メカニズムにつながっている。１つの実施例では、「ゴー」ボタンが押される と硬貨分類器が開始され、硬貨計数器が初期化され、ゴミ処理シュート内のファ ンが活性化される。ファンは糸くずや埃などの軽量なゴミをシュートの外であり かつ硬貨計数器／分類器メカニズムから離れる方へ吹き飛ばす。ゴミ処理シュー トの底面は溝および孔のあるプレートであって、この機械の中に入れられたいか なる液体をも硬貨から取除いて集めることを可能とする。これにより、マシーン に与えられるかもしれないダメージが回避される。磁気ストリップが好ましくは シュートの入口および出口エリアに沿って位置付けられ、硬貨の中に含まれてい るかもしれないトークンおよ び／または外国の硬貨などのいかなる磁性または磁力の影響を受ける物品をも取 出す。 １つの実施例では、この装置はたとえば詰まりを回避または防止しかつゴミ処 理を支援するため、硬貨の流れが所望に反して押し寄せることを回避する特徴を 含む。上述のホッパーおよび移送トレイ間のピーク構成は、硬貨が単一の層また は面になってピーク上を動いていき、したがって硬貨の流れが過度に急増するこ とを防ぐということをもたらしているため、ホッパートレイ内への硬貨の流れの 制御に寄与している。硬貨はピーク上を移行した後、さらに硬貨が確実に単一層 または面となって移送トレイを下っていくように調整された高さを有するゲート を通過する。好ましくは、このゲートは移送トレイを下る物品の移動が所望の時 間まで（たとえばユーザが「ゴー」ボタンを押すまで、および／または最初にホ ッパーを持ち上げるまで）遮断されるように、たとえばソレノイド制御ゲートに よって開閉され得る。さらに、旋回するホッパートレイは、下方または休止位置 におけるその角度のため、自ずから空になる。なぜなら、ホッパーが休止位置に 下げられると、硬貨はピークおよびシュートから離れる方向に落ちてホッパーに 戻り、通常の状態ではピーク上の移動を続けることはないからである。 好ましくは、この装置はインテリジェントなコントローラ、たとえば４８６ク ラスのコンピュータなどのコンピュ ータによって制御されており、多数の資源、ならびにユーザ、店のオーナー、ま たはその他のこの装置の管理者、およびメンテナンスサービスおよび／または人 員と対話できる能力を備えている。１つの実施例では、コンピュータは映像によ るコミュニケーションだけでなく可聴コミュニケーションを提供するためのサウ ンドボードを含む。１つの実施例では、このコンピュータはたとえば新しいクー ポン、付加的なビデオまたはオーディオのディスプレイ、セールまたは販売促進 情報などの情報をダウンロードするため、中央または地域的な（店舗外の）場所 への遠隔通信のためのモデムを含む。１つの実施例では、モデムはまた、たとえ ば不調を診断する、ソフトウェアの修正またはアップグレードをダウンロードす るなどのため、メンテナンスサービスまたは人員と通信するためにも用いられ得 る。好ましくは、コンピュータは顧客による分類器／計数器の使用、顧客による 出されたクーポンの使用に関する情報などの統計的情報を保持して転送すること ができる。 １つの実施例では、この装置は組立、整備およびクリーニングを容易にするた めに構成されている。たとえば１つの実施例では、この装置はすべての主要な構 成要素が交差した筋交いや他の支持部材によって妨げられることなく（たとえば ドアを開けることによって）完全に露出され得るように構成される。好ましくは 、多くの構成要素が、清掃および／または整備のために完全または部分的に引出 さ れ得るように、レールまたはローラ上に装着される。 図面の簡単な説明 図１は、適当な環境における硬貨交換装置の一実施例を示す図である。 図２は、本発明の一実施例における主要な構成要素の内部のレイアウトを示す 図である。 図３は、システムレベルの電子機能を示すブロック図である。 図４は、システムの動作を示すフローチャートである。 図５は、システムの第２の実施例の動作を示すフローチャートである。 図６は、ステッピングモータ制御回路のブロック図である。 図７は、硬貨トレイおよびゴミ処理システムの側面図である。 図８Ａおよび８Ｂはゴミ処理システムの底部プレートの図である。 図８Ｃは、本発明の一実施例に従う移送トレイの底部プレートを示す図である 。 図９は、ゴミ処理システムの３次元的な図である。 図１０は、エスクロートレイの正面図である。 図１１は、エスクロートレイの側面図である。 図１２は、この発明の一実施例に従う硬貨交換装置の外側を示す立面図である 。 図１３は、本発明の一実施例に従う装置の主要なシステムを示すブロック図で ある。 図１４は、本発明の一実施例に従う角度をつけられた硬貨トレイおよびピーク 構造の斜視図である。 図１５は、本発明の一実施例に従う角度をつけられた硬貨トレイ、ピーク構造 および移送トレイの断面図である。 図１６は、いくつかの内部構成要素を示した、ドアが開いた位置にある本発明 に従う装置の立面図である。 図１７は、本発明の一実施例に従う硬貨バッグトロリー（移動滑車）の断面図 である。 図１８は、本発明の一実施例に従う制御およびＩ／Ｏシステム、ゴミ制御シス テムおよび計数／分類システムにおける構成要素を示すブロック図である。 図１９は、本発明の一実施例に従う計数および記録結果のための手順を示すフ ロー図である。 図２０は、本発明の一実施例に従うアクセスを得て、記録するための手順を示 すフロー図である。 図２１は、中央によって開始された遠隔アクセスのための手順を示すフロー図 である。 図２２は、遠隔地により開始された遠隔アクセスのための手順を示すフロー図 である。 図２３は、本発明の一実施例に従う移送トレイの投入トレイ、ピークおよび初 期部分を示す斜視図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１２〜１８はこの発明の一実施例に従う硬貨計数器／分類器およびクーポン ／バウチャーディスペンシング装置を示す。図１２の実施例では、装置は一般に 硬貨計数／分類部１２０２と、クーポンディスペンシング部１２０４を含む。１ つの実施例では、これらの部分は、硬貨計数部１２０２が一人の顧客の硬貨を数 えている間にディスペンシング部１２０４がクーポンおよび／またはバウチャー を別の顧客に出しているということが可能となるという意味において、独立的に 動作することができる。示されている実施例では、硬貨計数部１２０２は、投入 トレイまたはホッパー１２０６、バウチャーディスペンシングスロット１２０８ 、硬貨返却スロット１２１０、分類／計数メカニズム１２１２、ならびにキーボ ード１２１４と、付加的なキー１２１５と、スピーカ１２１６と、ビデオスクリ ーン１２１８とを含む顧客Ｉ／Ｏ装置を含む。クーポンディスペンシング部は、 ボタンなどの活性化装置１２２０およびクーポン受け器１２２２を含む。装置１ ２００は、その外部表面においてさまざまな印、サイン、表示、広告などを含む ことができる。示されている実施例では、計数／分類メカニズムは部分的にウィ ンドウ１２２６を介して見ることができる。電源コード１２２８が、後に述べる ようにメカニズムに電力を与える。 示されている実施例は、硬貨保持／移送システム１３０２、ゴミ制御システム １３０４、計数／分類システム１３ ０６、制御およびＩ／Ｏシステム１３０８、ならびにバウチャー／クーポンシス テム１３１０を含む、図１３に示したようないくつかの対話式システムを含む。 示されている実施例では、硬貨保持移送システム１３０２は、図１５に示したよ うに旋回するトレイまたはホッパー１２０６、ピーク状になった硬貨投入システ ムを形成するよう構成された移送トレイ、ならびにソレノイドおよびゲートシス テムを含む。ゴミ制御システム１３０４は、１つの実施例では、後により徹底的 に説明するように、ホッパー１２０６における孔を開けられた流通表面と、移送 トレイにおけるスロットおよび樋システムと、ゴミトレイと、磁石システムと、 ファンまたは送風システムとを含む。計数／分類システムは、図１６に示すよう に硬貨ホッパーと、硬貨計算器と、硬貨分類器と、硬貨収集バッグを含む。バウ チャー／クーポンシステムは、たとえば図１６に示すように、顧客の入力に応答 して、バウチャーまたはクーポンを出す、および／または印刷するための、１つ またはそれ以上のディスペンサーおよび／またはプリンタを含む。制御およびＩ ／Ｏシステムは、ゴミ制御システム、硬貨保持／移送システム、計数／分類シス テム、およびバウチャー／クーポンシステムの動作を調整するために設けられて いる。好ましくは、制御およびＩ／Ｏシステムは、ユーザへ、およびユーザから 、適切な情報および命令を受取ったり提供したりして、かつ１つの実施例では、 動作情報（ディスカウント情報、 クーポン情報、更新されたソフトウェアなど）を受取ったり、不調または診断ま たは統計的情報を提供したりすることなどのために、遠隔地との間で情報の送受 信をするために用いることができる。 図７は、この発明の一実施例に従う、旋回するトレイシステムを示す。このシ ステムにおいて、トレイ１２０は休止位置７１０にあり、実質的に水平である底 面を有する。ハンドル７１５を持ち上げ、硬貨トレイ１２０をポイント７３０の 周囲で旋回させることによって、硬貨は移送トレイ２３０に送られ得、重力が硬 貨を移送トレイ２３０に移動させ得る。 いくつかの例においては、図７に示される構成はそれほど最適ではないことが わかっている。硬貨がその水平面上に置かれると、硬貨は旋回点７３０より高く なる積み重なりまたは山の状態でとどまる。したがって、硬貨は、移送トレイ２ ３０に移動されると、トレイ１２０に置かれる硬貨の量によっては、急激に押し 寄せる状態で移送トレイ２３０に移る。この押し寄せは、下流の計数／分類機構 を埋め、および／または詰まらせ得る。この問題は、大量の硬貨がトレイに置か れた場合に、一旦詰まると、トレイをその水平位置に戻しても、硬貨を移送トレ イ２３０から移動させるよう働かないため、ほとんど役に立たず、さらには、移 送トレイ２３０への硬貨の流れを止められないかもしれない、ということによっ て一層大きくなる。図７の実施例 において、硬貨は、移送トレイ２３０に移るときに硬貨の一部が他の硬貨の上に 載る状態で積重なるいくつかの硬貨の流れまたは塊の状態で移送トレイ２３０に 通常は移動する。この硬貨の流れの構造は、硬貨を効果的にきれいにするのを妨 げ、詰まりの原因となる。 図１４は、この発明の別の実施例に従う硬貨トレイまたはホッパーを示す。図 １４の実施例において、トレイ１２０６の底面１４０２は、トレイが休止または 最も下の位置にあるときは、下向きに、移送トレイから遠ざかる方向に角度づけ されている。このように、ホッパー１４０２がその縁まで満たされたときでも、 ユーザがハンドル１４０４を持ち上げること等によってトレイを持ち上げ始める まで、硬貨は移送トレイ１４０６には流れ始めない。ユーザがホッパーをその最 も下の位置１４０８から上側の位置１４１０に持ち上げると、上側の縁１４１２ まで積み上げられた硬貨は、旋回点またはピーク１４１４より高い位置にくる。 ピーク１４１４を越える臨界高さに達した最初の硬貨は滑り出し、最終的にはピ ーク１４１４を越えて移送トレイ１４０６へ移動する。ピーク１４１４は、一般 に、トレイが持ち上げられると、一般に１つの硬貨が他の硬貨に実質的にほとん どまたは全く重ならないように１つの面または層となってピーク１４１４を越え て移動するような角度を有する。後により十分記載するように、この種の硬貨の 流れは多数の利点を与える。それは、ある硬貨が他の硬貨をゴ ミ処理システムから遮ることなく各硬貨を個々に磁気システムおよび／または送 風システムに晒すことを可能にするため、ゴミ処理システムにおいて役に立つ。 それはさらに、一般に硬貨の単一の層だけが所与の時間にピーク１４１４を越え て移るということによって硬貨の流れが制限されるため、移送トレイ１４０６へ の硬貨の望ましくない押し寄せまたは大量の流れを防ぐのに役立つ。このシステ ムはさらに、硬貨の大きな流れが起こった場合に、ユーザはトレイをその最も下 の位置１４１８方向へ下に移動させて硬貨をトレイ１４０６から遠ざける方向に 移動させ、移送トレイ１４０６への入口をあけるという意味で自己清掃的である ことから、有用である。好ましくは、トレイ１４０２の底部は、水平面に対して 、約１０°と約１５°との間、好ましくは約１１°と約１２°との間の角度にあ り、より好ましくは約１１．５６°の角度にある。移送トレイの初期の下方向へ の傾斜は、水平面に対して、約２５°と３５°との間の角度にあり、好ましくは 約２８°と約３１°との間であり、より好ましくは約３０°の間の角度で傾けら れる。したがって、硬貨トレイの底面と移送トレイの初期傾斜との間の角１４２ ２は約１３５°と１４０°との間であり、好ましくは約１３８°である。 一実施例において、硬貨トレイの縁部の周囲の隙間１４２４を充填する材料を 与えることは有用であることがわかっている。この材料を与えることは、硬貨が 隙間に落ちる ことを防止し、ユーザの指が挟まれるのを防止することにおいて有用であること がわかっている。一実施例において、商標Ｖｅｌｃｒｏ^TM下で販売されるような 硬いループ状の材料（好ましくは、ループ材料のみを用い、フック材料は用いな い）が有用であることがわかっているが、フェルト、ゴム、プラスチック等他の 材料を用いてもよい。 図１５に示されるように、移送トレイ１４０６は初期傾斜部１４２８と下流部 １４３０とを含む。好ましくは、初期傾斜部１４２８は、硬貨トレイ１４０２の 底面１４０２と同様、下により十分に記載されるゴミ処理システムに有用な多数 の孔が設けられる。ゲートは、初期部１４２８上に位置づけられ、上側の開いた 位置１４３２から下側のまたは閉じた位置１４３４へ可動である。一実施例にお いて、ゲートの動きは、後により十分に記載されるように、制御およびＩ／Ｏシ ステム１３０８により制御される、制御可能ソレノイド１４３６によって達成さ れる。開いたゲート１４３２は、硬貨がピーク１４１４上を通過した後に通過し なければならないスロットを定義する。このスロットはゲートがその下側位置１ ４３４に移動することによって閉じられる。好ましくは、ゲートは、休止期間中 に異物が計数／分類システムに入るのを防ぐため、ユーザが（たとえばスタート ボタンを押すことによって）計数／分類プロセスを開始するまで、下側位置１４ ３４にとどまる。いくつかの実施例において、ゲートは、計数／分類機構の詰ま り または他の不調に応答して、その閉じた位置に動かされる。ゲートによって定義 されるスロットの大きさは、硬貨の単一の層または面より厚い厚み等の所定の厚 みより厚い硬貨の流れの通過を防ぐことによって硬貨の好ましくない流れまたは 押し寄せを防止するのにさらに役立つ。 移送トレイの下部１４３０は、図８Ａおよび図８Ｂに示されるように、長さ方 向に走る複数の溝を有する下面１４０６を有する。これにより、硬貨が山に沿っ て載る一方で、液体または他のゴミは谷８２０を流れるかまたは下に移動するこ とができる。図８Ｂに示される実施例において、多数の孔が移送トレイの谷に形 成される。一実施例において、孔は、図８Ｃに示されるように、その最も狭い領 域がピーク１４１４方向を指す、実質的に非対称の「涙の雫」の形状を有する。 この構成は、液体等のゴミを取除くのに特に効果的であると考えられる。孔８３ ０′を通過したゴミは、下に記載されるようにゴミトレイに注ぐ樋１４３８に集 められる。 移送トレイ１４３０の下部の孔ならびに漏斗および樋１４３８は、ゴミ制御シ ステム１３０４の一部を形成する。移送トレイ１４２８の上部および硬貨トレイ またはホッパー１２０６の孔も、これら孔が、それらより小さい密集したゴミが それら孔を通って落ち硬貨から分離されることを可能にするため、ゴミ制御シス テム１３０４の一部を形成する。これらの孔を通って落ちたものおよび樋１４３ ８か ら出たものは、図１６に見られるように、ゴミトレイ１６０２に集められる。図 １６は、キャビネットの扉があいた状態で、装置のある内部構造を見せる、図１ ２の装置を示す。ゴミトレイ１６０２は、ホッパー１２０６と上側移送トレイ１ ４２８との穿孔部分と樋１４３８との下に置かれ、これら装置を通過するものを 受けるよう構成される。ゴミトレイ１６０２は、ゴミを空けるために、引出し状 の態様で引き出されるよう構成される。一実施例において、ゴミトレイ１６０２ は、たとえば典型的なソフトドリンクの缶のこぼれた中身を受けて溜めることが できるよう、少なくとも１２液量オンスに等しい容量を有する。 ホッパー１２０６および上側移送トレイ１４２８の孔は、ゴミ制御システムに おいて第２の機能をさらに与え得る。この第２の機能において、硬貨から、およ び計数器／分類器から軽量の物質を吹き飛ばすよう、孔を通って上方向に空気を 送るための装置が設けられる。好ましくは、１つ以上のファンがこの目的のため に設けられる。このファンは、たとえば活性化またはゴーボタン１２１５を押す と活性化されるよう、制御Ｉ／Ｏシステム１３０８によって制御され得る。好ま しくは、空気の流れは、反流態様で、つまり清潔な領域から汚れた領域方向へ、 つまり計数器／分類器の領域から移送トレイおよび硬貨トレイ方向に吹くよう構 成される。一実施例において、２つの別個のファンが設けられる。１つのファン は、ホッパーの底部および移送トレ イ１４２８、１４０２の上部の孔を通る流れを与える。別のファンは、開いたゲ ート１４３２を通して、およびピーク１４１４上で、空気の流れを与える。この 流れは硬貨が一層状でピーク１４１４上を通過する際に硬貨を個々にきれいにす ることにおいて有用であり、というのも、この構成では各硬貨は空気の流れを個 々に受けるからである。一実施例において、第２のファンは、移送トレイ１４３ ２を吹き上がってピーク１４１４上でより効率的な空気の流れを与えるよう、箱 構造１４４０に構成される。開いたゲート１４３２を通る流れの方向づけおよび ／または同様の構造は集中または「風トンネル」効果を生ずるので、相対的に高 速の空気速度がピーク１４１４において硬貨を有効にきれいにするために与えら れる。 硬貨保持／移送システム１３０２から出された硬貨は、計数／分類システム１ ３０６に与えられる。硬貨ホッパー１６０４は移送トレイ１４３０からの硬貨を 受けてこれらの硬貨を計数器分類器機構に与える。多数の計数器分類器が用いら れ得る。一実施例において、スカイカム・モデル６４０（Skycam Model６４０） が用いられる。他の分類器計数器には、ブラント・インク(Brandt，Inc)および 日立製作所の販売するものが含まれる。図１６に示されるように、ホッパーおよ び分類器／計数器は、清掃、メンテナンス、取替え等を容易にするために外方向 に引き出され得るよう、レール１６０６ａ、１６０６ｂ上に載せられる。一 実施例において、ホッパー１６０４は、清掃およびメンテナンスをさらに容易に するために、上に向かって傾斜をつけられ得る。 計数器／分類器は、１つ以上の転がる、取外し可能なトロリー１６１０ａ、１ ６１０ｂに配置される複数の硬貨バッグ１６０８に、硬貨の種々の金種に従って 硬貨を出す。図示される実施例において、硬貨バッグ１６０８は、銀行での預金 等、硬貨の整理を容易にするよう、標準サイズの硬貨バッグである。好ましくは 、各バッグは、分類器によって満たされると既知のある量の硬貨を溜めるよう、 分類器は特定のバッグに所与の金種の硬貨を所定量まで入れるよう構成される。 一旦１つのバッグが所与の金種で満たされると、分類器はその金種の硬貨を第２ のバッグに入れ始め得る。代替的に、計数器は、どのバッグに硬貨がどれだけ入 れられているかを把握することなく、その金種の硬貨のために指定される複数の バッグの１つに硬貨を出し得る。図１７に示されるように、バッグのための容器 は、一旦バッグが硬貨で満たされるとそれらが詰まることなく容器から容易に取 出され得るよう、好ましくは形状１７０２にテーパされる。キャスター１７０４ は、たとえば一杯になった硬貨バッグを取外して所望の位置へ運ぶために、装置 １２００からの引出しを容易にする。図１６は５つおよび３つの格間にそれぞれ 対応するよう構成されるトロリー１６１０ｂを示しているが、他の構成も用いら れ得る。一実施 例において、各トロリーは前列と後列との２列のバッグに対応し、各列に８つの バッグを有するよう構成される。 一実施例において、この装置は、アクセスを制限する機械的および／または電 気的ロック等によって、数えられた硬貨、つまり硬貨バッグに対し制限されたア クセスを与える。一実施例において、硬貨バッグは、通常は、装甲車サービス等 の認可された貨幣移送業者のみによって接近され、たとえば店員は通常は近づけ ない。好ましくは、店員は、ロックされた硬貨バッグに通常は近づくことなく、 図６に示されるように、ドアを開けること等によって装置の内部に接近すること ができる。一実施例では、装置は、硬貨バッグロックを解除すること等によって 硬貨バッグへのアクセスがあればそれを検知してメモリに記憶する。好ましくは 、装置は、そのような情報を、アクセスの時間、アクセスのモード、および／ま たは硬貨バッグにアクセスする者の認識コードとして記憶する。一実施例におい て、この装置は、装置の内部への店員によるアクセス等、機械への他のタイプの アクセスに関する情報を、たとえそれが硬貨バッグへのアクセスを含まなくとも 、メモリにさらに記憶する。 計数／分類システム１３６０の動作は、制御Ｉ／Ｏシステム１３０８によって 制御される。一実施例において、計数および分類システムは、ユーザが活性化ま たは「ｇｏ」ボタン１２１５を押すことに応答して活性化される。計数 ／分類システム１３０６は制御およびＩ／Ｏシステム１３０８へ情報をさらに送 り返す。制御およびＩ／Ｏシステムは計数プロセスの結果に関する情報、特に、 計数された硬貨の数および／または硬貨の値に関する情報を受取る。好ましくは 、この情報は、命令、広告、娯楽ディスプレイ等とともに、スクリーン１２１８ 上に表示される。好ましくは、計数／分類システムは、ホッパーまたは計数器／ 分類器の、検知された詰まりまたは他の不調または空の状態等のステータスに関 し、制御およびＩ／Ｏシステム１３０８にさらに情報を与える。 一実施例において、マイクロプロセッサは、多くの場合検知された詰まりを自 動的に取除くような方法で（つまり、たとえば店員による介入を要することなし に）、その詰まりに応答し得る。一実施例において、装置は計数器への硬貨の流 れを一時的に停止して、たとえば、ホッパー２８０に多数の硬貨を溜める。硬貨 がホッパーに溜まった後、多くの場合詰まりを取除くための手段として硬貨の突 然の流れを利用するために、マイクロプロセッサはその溜まった硬貨を計数器に 突然入らせる。このようにして、マイクロプロセッサ制御の硬貨の流れを利用し 、たとえばソフトウェアを用いることによって硬貨計数器に実質的な修正を行な うことなく、少なくともある種の計数器の詰まりを取除くことを達成することが 可能である。 計数／分類システムからの空状態信号に続いて、所定の 期間の経過後、制御およびＩ／Ｏシステムは、すべての所望の硬貨がシステムに 入れられたことをユーザに（たとえばキーボードを介して）選択的に示した後、 バウチャーを発行するようバウチャー／クーポンシステム１３１０に信号を出力 し得る。バウチャー／クーポンシステム１３１０は、次いで、計数／分類システ ムによって数えられた硬貨の値に関連するバウチャーを出す。一実施例において 、バウチャーは、計数された硬貨の値と等しい値を有する。別の実施例では、計 数／分類システムを用いるための誘導として、バウチャーは、計数された量より も大きい量に対してのものであってもよい。一実施例において、その過剰量は、 装置１２００が取付けられる小売の場所においてのみ利用可能であってもよい。 別の実施例において、計数器／分類器システムから収入を引出す手段として、バ ウチャーは、固定サービス料金または歩合サービス請求金額の差引き等による、 計数された量よりも少ない量のためのものであってもよい。 図示される実施例において、バウチャーは印刷システムにより出力される。好 ましくは、印刷システムは、システムにより発生されるノイズの量を低減するよ う、非衝撃印刷システムである。非衝撃システムは、熱印刷システム、レーザプ リントシステム、インジェクトシステム等であり得る。ノイズが許容され得る場 合には、衝撃システムも用いられ得る。 バウチャーは、好ましくは、装置１２００が取付けられる小売の場所において 引換え可能である。一実施例において、バウチャーは、装置１２００が取付けら れる小売の場所で購入された商品に対してのみ引換え可能である。別の実施例に おいて、バウチャーは、そのバウチャーの商品または現金の値のいずれに対して も引換え可能である。さらに別の実施例では、溜められた硬貨の値は、顧客の持 つ１つ以上の口座に、たとえばそれら顧客の銀行口座へその量を電子送金するこ とによって送られ得る。一実施例において、装置１２００は、ユーザの銀行口座 への資金の移転を容易にするために磁気的にエンコードされる銀行カードを読取 るための磁気カードリーダを含む。 好ましくは、装置１２００は、クーポンまたは他の市場販売もしくは広告物を 出す能力をさらに有する。一実施例においては、同額の現金を得るよりも、むし ろ分類器／計数器を用いるための誘導を与えるため、および商品を購入するため にユーザにバウチャーを利用するよう促すために、バウチャーが出されると必ず クーポンが出される。 好ましくはバウチャーは装置１２００内で印刷されるが、予め印刷されたバウ チャーおよび／またはクーポンを出すことも可能である。好ましくは、バウチャ ーおよび／またはクーポンは、偽造物に対する防護のためにセキュリティー上の 工夫を含む。 一実施例において、バウチャーディスペンシングシステ ムは、クーポンディスペンシングシステムとは独立して動作し得る。このことは 、たとえば、制御およびＩ／Ｏシステムに応答して各々制御される、独立したバ ウチャープリンタおよびクーポンディスペンサーを有することによって達成され 得る。好ましくは、クーポンは、硬貨を計数してバウチャーを受取るためにユー ザが装置１２００を用いるときは必ずクーポンがユーザに与えられる。好ましく は、クーポンディスペンシングシステムは、計数／分類およびバウチャーディス ペンシングシステムとは独立して、かつそれと同時に用いられ得る。たとえば、 装置は、それが硬貨を計数し分類し終わるのを最初の顧客が待つ間に第２のユー ザがクーポンを要求して機械からそれを受取るように構成され得る。一実施例で は、クーポンは、ユーザが硬貨を硬貨スロットに挿入することに応答して出され る。好ましくは、装置は、硬貨スロットに挿入される硬貨があればそれを少なく とも１つのクーポンとともにユーザに即座に戻すよう構成される。このように、 クーポンディスペンサーに関連して用いられる硬貨スロットは、ユーザがクーポ ンを受取ることを望んでいることを装置１２００に知らせるための手段である。 押しボタン、キーボード、手書き入力または筆跡認識、音声認識等、クーポンを 要求する（他のユーザＩ／Ｏを与える）ための他のアイテムも用いられ得る。 一実施例において、バウチャーおよび／またはクーポン は、装置１２００が設置される店で入手できる販売品に関する、印刷された情報 を含む。一実施例において、装置１２００は、プログラムされ得、必要に応じて 特定の店の位置に特定である情報を含むよう更新され得る。たとえば、バウチャ ーおよび／またはクーポンは、この特定の店における販売品の位置に関する情報 を含む「ショッピングリスト」フォーマットを含んで印刷され得る。たとえば、 クーポンは、そのクーポンが当てはまる商品がどの通路に配置されるかについて の情報を含むよう印刷され得る。 図１８は、制御Ｉ／Ｏシステム１８０８、計数／分類システム１８０６、およ びバウチャー／クーポンシステム１８１０の主要構成要素の一部を示すブロック 図である。制御およびＩ／Ｏシステム１８０８の中央構成要素は、好ましくは、 モデルＡＴＩ−３８６ＶＬ１８１２としてたとえばアトロニクス（Atronics）か ら入手可能な、３８６ＤＸ−４０ＰＣシステム等のＰＣ型システムであるデータ 処理システムである。データ処理システム１８１２は、ＳＶＧＡディスプレイボ ード１８１６を介して、１４インチのＳＶＧＡモニタ１８１４等のモニタに出力 を与える。音声出力は、当該技術分野において利用可能な任意の音声ボードを用 いて、音声ボード１８２０を介してスピーカ１８１８に与えられ得る。大量デー タ記憶装置は、ハードディスクドライブコントローラ１８２４を介して制御され るハードディスクドライブ１８２２により与えられる。モデムボー ド１８２６は、所望される場合に電話回線１８２８を介して接続されるモデムを 介して通信を与えるために用いられる。モデム通信は、データおよび／またはプ ログラムをデータプロセッサ１８１２にアップロードまたはダウンロードするた めに用いられ得る。たとえば、出されるクーポンのタイプまたは値の変更が中央 部からダウンロードされ得る。（たとえば上述したように「ショッピングリスト 」フォーマットクーポンまたはバウチャーを出すための）店内の商品の位置に関 する情報は、モデム１８２４、１８２６を介して与えられ得る。 図示される直列通信回線１８３２、１８３４等の、１つ以上の非モデム通信回 線を通して通信を与えることもできる。図示される実施例において、直列通信回 線１８３４は、硬貨計数器／分類器１８３６または「走査硬貨」アセンブリに接 続される。この通信回線１８３４は、たとえば、計数された硬貨の数または値を データプロセッサ１８１２に通信するために、または動作を開始するためのコマ ンド等、データプロセッサ１８１２からのコマンドを分類器／計数器１８３６に 通信するために用いられ得る。 シリアル通信ライン１８３２は、サービス通信を与えるため等の多くの目的の ために用いることができる。１つの実施例では、データプロセッサ１８１２と、 ラップトップまたは他のポータブルコンピュータ等の他のコンピュータとの接続 を可能にするためにシリアルＩ／Ｏポートが設け られる。このようにして、サービスを行なう人は、たとえばメインテナンスまた は診断のサービスを行なったり、新しいデータまたはプログラミングのアップロ ードを行なったり、統計情報等のデータをダウンロードしたりする目的のために 中央データプロセッサ１８１２と直接通信することができる。図示した実施例で は、シリアルライン１８３２、１８３４は、当該技術分野において既知の種類の シリアル通信ボード１８３８を介して制御される。図示した実施例では、シリア ル通信ボード１８３８はまた、入／出力（Ｉ／Ｏ）ボード１８４２と通信する。 Ｉ／Ｏボード１８４２は、ユーザまたは他の人と通信を送受するように構成され る。このために、Ｉ／Ｏボードは、標準の１２キーの数字キーパッド１８４４の ようなキーパッドと、「ゴー」、「キャンセル」等のためのキースイッチのよう な１つ以上のキースイッチ１８４６とに接続される。図示した実施例では、Ｉ／ Ｏボード１８４２は、たとえば圧電ビーパー１８４８および／またはサービスが 必要とされていることを店員に知らせるためのライトのような活性化可能なライ トを介してオーディオ出力を与えることができる。データプロセッサ１８１２お よびＩ／Ｏボード１８４２の両方にハードリセットコマンドを発行するためにリ セットスイッチ１８５２が設けられる。ＰＣ電源１８５４は、６３０ワットの中 断不可能な電源１８５６のような外部電源から電力を受け、調整した電力をプロ セッサ１８１２およびハード ディスクドライブ１８２２に与える。 電源１８５６は好ましくは電力源を直接Ｉ／Ｏボード１８４２に与える。好ま しくは、データプロセッサ１８１２および／またはＩ／Ｏボード１８４２は、電 源異常が起こった場合でも重要なデータまたはプログラムを損失せずにシステム の動作を順序正しく停止させることができるようにするのに十分な不揮発性メモ リを含む。好ましくは、中断不可能な電源１８５６は、電力コードの延長部１８ ５８を介して電力の中断等の電源異常が起こった場合でも順序正しい動作の停止 および処理の終了を可能にするのに十分な電力を与える。電源１８５６はまた好 ましくはモニタ１８１４および計数器／分類器１８４６に直接電力を与え、かつ 、２４ボルトおよび５ボルトの電源１８６２および１８６４を介して電力をＩ／ Ｏボード１８４２に与える。 Ｉ／Ｏボード１８４２は、汚れ除去ファン１８６６のようなゴミ制御システム の部分と、振動硬貨フィーダー１８６８や硬貨受け器またはホッパー１８７２の ような計数器／分類器機構の部分とを制御するために用いられる。図示した実施 例では、Ｉ／Ｏボード１８４２は、クーポンディスペンサー１８７４を制御し、 かつ、バウチャープリンタコントローラ１８７６を介してバウチャー紙供給１８ ７８およびバウチャープリンタ／カッターサブアセンブリ１８８２を制御する。 図１６は、１つの実施例に従ったシステムの多くの構成 要素の配置を示している。好ましくは、ドア１６２２および１６２４が図示した ような開いた位置にある場合、クリーニングおよび／またはメインテナンスのた めにほとんどまたはすべての構成要素にアクセス可能である。図示した実施例で は、ドア１６２２の内側にバウチャープリンタ１８８２が装着される。多くのプ リンタをこの目的のために用いることができる。１つの実施例では、セイコー(S eiko)から入手可能なモデルＬＰＴ５２４２−４４８プリンタを用いる。キャビ ネットの右側の部分は、たとえば予め印刷された製造者のクーポンシートをシュ ート１６２６を介してドア１６２４の外側の部分にあるクーポンホッパー１２２ ２に出すクーポンフィーダー１８７４を含む。図示した実施例では、コンピュー タに比較的清潔な場所を与えるために、コンピュータ１６２６はキャビネットの 右側部分の頂部に置かれる。Ｉ／Ｏボードはシートフィーダー１６３２に隣接し て配置される。 動作において、クーポンを受取りたいとだけ考えているユーザは、ユーザが押 す入力装置によってその意思を示す。この入力装置にはたとえばボタンが可能で ある。１つの実施例では、ユーザは、ダミー硬貨スロット１２２０に硬貨を挿入 することによってクーポンフィーダーを活性化することができ、この硬貨はコイ ン返還スロット１２２１を介して返還される。ボタンまたは他の入力装置は、ユ ーザがクーポンが欲しいという意思を表わしたことを示す信号を プロセッサ１８１２に伝送する。それに応答して、データプロセッサ１８１２は クーポンディスペンシングユニット１８７４に信号を送り、予め定められた枚数 のクーポン（たとえば１枚）をホッパー１２２２に出す。１つの実施例では、短 期間の間に予め定められた数を超えるクーポンリクエストが入力されると、マイ クロプロセッサはクーポンを出すのを停止するかまたはクーポンを出すのを遅ら せる。これは、たとえばクーポンのいたずらの消費を防ぐためである。１つの例 では、マイクロプロセッサがたとえば１０秒の予め定められた時間内に３つのク ーポンリクエストを検出すると、マイクロプロセッサはたとえば３０秒の時間の 間クーポンを出す動作を保留する。 図示した実施例ではクーポンを要求するための入力装置は比較的単純（たとえ ば１つのリクエストボタン）であるが、ユーザがメニューから特定の所望のクー ポンを要求できるようにするようなより精巧なインタフェースを設けることも可 能である。 硬貨計数器／分類器を使用したいと考えるユーザはまず分類したい硬貨を硬貨 トレイ１２０６に入れる。その後、ユーザは、スクリーン１２１８に表示される 指示に従ってスタートまたは「ゴー」ボタン１２１５を押す。好ましくは、ユー ザによって活性化されるボタンのいくつかまたはすべては、「簡単な」ボタンで あり、活性化ボタンの位置、インジケータ、凡例またはその他の意味が変更可能 なビデ オディスプレイ上に示される（たとえば、ユーザが装置を活性化するために押す べきボタンを指す、ディスプレイ上の矢印）。「スタート」ボタン１２１５が活 性化されたという知らせを受取ると、データプロセッサ１８１２は複数個のコマ ンドを出力して計数／分類動作を開始する（これらのコマンドのうちのいくつか は図１８に示すようにＩ／Ｏボード１８４２を介して出力される）。これらのコ マンドは、ファン１８６６、磁石等のゴミ制御システムの構成要素を活性化する ため、ソレノイド１４３６を活性化することによってゲートを開くため、および ／または、振動硬貨フィーダー１８６８を活性化するためのコマンドを含み得る 。コンピュータ１８１２はまた、硬貨を流し始めるために硬貨トレイのハンドル を持ち上げる指示のような指示をユーザに出力し得る。多くのユーザインタフェ ースを設けることができる。１つの実施例では、装置は、ユーザが装置の使用の 初心者であるか経験者であるかを示す入力を受取ることができる。このようにし て、初心者には詳しい指示を与えることができ、経験者には一連の指示ディスプ レイをより迅速に与えることができる。どちらの場合も、所望の硬貨計数を達成 するのにボタンを押さえる回数の総数が比較的少なくてすむ装置を提供すること が好ましい。好ましくは、ユーザは、計数手順を開始するために第１のボタンを 押し、計数手順を停止させるのに第２のボタンを押すだけでよい。（スタートボ タンの必要性をなくすため に）硬貨がトレイに入れられたことを自動的に検出する、ならびに／または、ス トップボタンを押さえる必要をなくすために硬貨の流れが止まったことおよび／ または入力ホッパーまたはトレイの空の状態を自動的に検出する他のインタフェ ースを用いることも可能であろう。 ユーザがトレイを持ち上げると、硬貨は制限された深さ、好ましくは１つの層 でピーク１４１４上を通って移送トレイ１４２８および１４３０に移動する。硬 貨はピーク上を通過しながら上述のような送風機構によってきれいにされる。硬 貨は、移送トレイを下に移動しながら上述のような磁石の傍を通って硬貨からた とえば磁気バストークン等が分離される。異物および液体は硬貨から吹き払われ てマシーンの外に出されるかまたは穴を通って汚れトレイに落ちる。移送トレイ を下に向かって流れる硬貨は硬貨ホッパー１６３４に入り、そこで、ホッパーの 出口に接続される振動硬貨フィーダーによって計数器／分類器機構１２１２に動 かされる。計数器／分類器機構は硬貨を計数し、計数器／分類器機構１２１２ま たは制御Ｉ／Ｏ機構１３０８において現在の合計がメモリにストアされる。好ま しくは、コンピュータ１８１２は計数処理の間スクリーン１２１８上に硬貨の現 在の総額を示す。計数後、硬貨は金種別に分類され、さらに金種別に硬貨バッグ １６０８に入れられる。計数／分類器機構１２１２は、その機構に硬貨がそれ以 上入れられなければそのことをコンピュータ１８１２に知ら せる。硬貨の流れが止まった後たとえば約１０秒の予め定められた時間が経過す ると、コンピュータ１８１２は、スクリーン１２１８に、ユーザが所望の硬貨を すべて入れたかどうかをユーザに尋ねるメッセージを表示させる。一旦ユーザが 所望の硬貨をすべて入れたことを確認すると、コンピュータ１８１２は、計数し た硬貨の金額に関連する額、好ましくは計数した硬貨の金額に少なくとも等しい 額のバウチャーを出すようにバウチャー／クーポンシステム１３１０を制御する 。１つの実施例では、コンピュータ１８１２はまた、ユーザが硬貨の金額に関連 する価値のバウチャーと、１枚以上のクーポンとの両方を受取ることができるよ うに、１枚以上のクーポンを１８７４で出すようにする。 図１９は、ある関係のある情報の記録も含む硬貨計数手順を示している。好ま しくは、電力損失または電力低下の際に情報が失われないように、この情報はコ ンピュータによって不揮発性媒体に記録される。上述のように、「開始」または 「ゴー」信号が１９０２で受取られると、装置は、一般に上述のように１９０４ で計数を開始し、１９０６で停止信号が受取られる時点まで計数を続ける。硬貨 が受取られかつ計数されると、１９０８でバウチャーの額が計算される。１つの 実施例では、バウチャーの額は、処理手数料だけ少ない総額に等しいことによっ て、計数された総額に関連する。１つの実施例では、処理手数料は種々の 金種の数に依存し、たとえば、この処理手数料は、ペニーを計数した場合１ドル 当り１０セントであり、他の金種を計数した場合１ドル当り５セントであること が可能である。別の実施例では、バウチャーの額は、総額に等しいことによって 総額に関連する。さらに他の実施例では、バウチャーの額はたとえば計数装置を 用いるのにプレミアを与えるために総額を超えることによって総額に関連する。 バウチャーの額を計算した後、１９１０でバウチャーに印刷が行なわれる。好 ましくは、バウチャーは、バウチャーの額の他に多くの項目の情報を含む。これ らのさらなる情報項目は、計数が行なわれたマシーンの場所または他の識別子、 バウチャーを現金または商品と交換することができる店またはその他の場所また は他の識別子、処理を行なった時間と日付、計数した総額、計数した各金種の硬 貨の数、拒絶された硬貨またはその他の数、および処理管理番号のうちの１つ以 上を含み得る。好ましくは、管理番号は、少なくとも特定の場所および日付また は時間に対して１つしかない。１つの実施例では、バウチャーにはバーコードの ような走査可能なコードが印刷される。これにより、たとえば食品雑貨店または 他の小売店の勘定カウンタで、統一商品コード（ＵＰＣ）のバーコードを走査す るのと同じようにたとえばバーコードを走査することによってバウチャーを容易 に交換することができるようになる。 この装置は、処理に関する情報を記録し、好ましくはコ ンピュータを用いて不揮発性媒体に記録する。１つの実施例では、記録される情 報は、バウチャーの額、管理番号、計数した硬貨の数、処理時間等の、バウチャ ー上に含むことができる上述の情報を含む。 好ましくは、この装置はまた、種々の硬貨バッグに入れられた硬貨の量を判断 する。これにより、以下により詳細に示すように、１９２２で、バッグの容量の ほぼ一杯になったときに装置が信号または通知を出力することができ、装甲自動 車の乗員または他の人が一杯になったバッグを回収して空のバッグと交換するこ とができる。上述のように、１つの実施例では、装置はまた計数処理が終わると 、１９２４で１枚以上のクーポンを自動的に出す。 １９１０でバウチャーに種々の印刷を行なうことおよび１９２０で処理に関す る種々の情報を記録することは種々の有用な機能を果たす。バウチャー上に情報 を表示することによってユーザには計数の正確さおよび／または許容度を確認す るさらなる機会が与えられ、さらには、起こったかもしれないいかなる故障をも 見つけ出すことができるかもしれない。この情報は、店員がバウチャーの正確さ および信用度を確認する際にも有用である。たとえば店が開いていない時間に処 理が行なわれたことがバウチャーに示されていたりそれと同様の矛盾がバウチャ ーに示されていれば、店員にはそのバウチャーが不正確であるまたは本物でない ことがわかるであろう。さらに、店員は、不審な場合 には、バウチャーに印刷されている情報と装置に記録されている情報とを調べて （以下により詳細に説明する）、その信用度をさらにチェックすることができる 。 １９２０での情報の記録は多くの理由のため有用である。まず、以下により詳 細に示すように、この情報はたとえば銀行での預金のための硬貨バッグの回収を 容易にするという点で有用である。この情報はまた、店員が特定の処理を確認す るまたは故障を見つけ出す際に有用である。この情報はさらに、計数器管理会社 が銀行で預けた額および計数した額を確認したり、マシーンから回収された額と 銀行に預けられた額との間に不一致があればその誤りの源を判断する助けとなる 点で有用である。たとえば、記録された情報は、管理会社および店員が故障を診 断するまたは装置に点検またはメインテナンスが必要であることを認識するとい う点で有用である。 図２０は、マシーンのアクセス、すなわち、普通のユーザが使うマシーンの通 常の計数とバウチャーおよびクーポンの分配とのためのもの以外の部品または構 成要素へのアクセスを可能にしかつより簡単にし、さらにそのアクセスに関する 情報を記録するための処理手順を示している。図示した実施例では、装甲自動車 （または他の金銭移送サービス）からのアクセスおよび店（または他の遠隔の設 備）からのアクセスに関する情報が記録される。他の種類のアクセスは、独立し たサービスまたはメインテナンス契約者 等によるサービス、修理もしくはメインテナンスのアクセス、および／または、 計数器装置管理会社によるアクセスを含み得る。 図示した実施例では、マシーンは、アクセスまたはアクセスの試みを検出する ことができ、それが起こった時間を２００２で記録する。１つの実施例では、装 置は、キーを挿入して回すことによってマシーンを動作モードから店アクセスモ ードおよび／または装甲自動車アクセスモードに変えることができるキースイッ チを含む。好ましくは、このキースイッチは、モードを変える際にマイクロプロ セッサに信号を与え、装置がアクセスまたはアクセスの試みを検出しかつその時 間を記録することができるように構成される。 装置は好ましくは、（たとえばキースイッチの回転によって）アクセスの試み が検出されると、好ましくは装置による即時の出力に応答して人識別番号（ＰＩ Ｎ）のような信用できることを証明する入力を受取るように構成され、その後こ の識別は２００４で記録される。その後に続く処理手順は、２００６で、アクセ スが店員によるものであるか装甲自動車の乗員によるものであるかに依存する。 １つの実施例では、店員ができるアクセスおよび店員が入手できる情報の種類 は限られている。たとえば、２００８で店員は計数装置で起こった種々の処理に 関する情報を調べることができる。この装置は最も新しく起こった処理 を表示し、（たとえばキーボードを介する）コマンドの受取りを印刷して、その 前のまたは後の処理にスクロールすることができる。いくつかの実施例では、店 員は今、状態情報（たとえば、計数した総額、装甲自動車の乗員によって取出さ れた額、装置の中のクーポンの量、硬貨バッグが一杯であるか空であるか、等） を調べることができ、または、問題の報告（ジャム、紙またはクーポンの供給ミ ス、電源の故障等）を２０１０で調べることができる。 １つの実施例では、装置は、２０１２で、あまり重要でない問題点を修理する または装置を点検もしくは維持する方法に関する指示、たとえば、ジャムをなく す指示、クーポン、紙、インク等の供給を再補充する指示を（動作モードまたは 店アクセスモードで）出力することができる。 店員が所望の店アクセス手順を終えると、店員はマシーンを「動作」モードに 戻し、そうすると、マシーンは２０１４で店員によるアクセスの終了を検出し記 録する。 典型的にはたとえば銀行での預金のための硬貨バッグの回収のために装甲自動 車の乗員によってアクセスが行なわれる場合、いくつかの項目がマシーンによっ て印刷される。好ましくは、この印刷はバウチャーに印刷を行なう場合に用いた プリンタと同じプリンタによって行なわれ、マイクロプロセッサの制御下で行な われる。２０２０で印刷され得る１つの項目は、装甲自動車の乗員が装置から回 収している金額を記す、装甲自動車の乗員の受取りを示すもので ある。好ましくは、この受取りには管理番号が付される。 好ましくは、マシーンはまた、２０２２で、回収したお金を銀行に預ける際に 用いる銀行預入伝票も印刷する。１つの実施例では、お金は２つ以上の口座に預 けられる。たとえば、１つの実施例では、処理手数料（図１９に関して上で説明 した）は計数機の所有者／操作者の口座に預けられ、残りの資金はバウチャーが 交換される小売店または他の場所の口座に預けられる。他の実施例もまた可能で ある。たとえば、１つの実施例では、計数装置の所有者／操作者は店または小売 店に処理手数料を上回るサービス手数料を課す場合があり、これにより、それぞ れの預入伝票の額に影響を与える。代替的には、計数装置の所有者／操作者はユ ーザに課せられた処理手数料があればそれよりも少ない金額を受取って、計数装 置の所有者／操作者と店とで処理手数料を効果的に分けたいと考えているであろ う。別の実施例では、ユーザから処理手数料を受取らず、その代わりに、マシー ンの所有者／操作者は直接店に手数料を課す場合がある。これらのおよび他の変 形例および代替例は、２０２２で種々の預入伝票に関して計算された額に反映さ れ得る。好ましくは、預入伝票には後で確認するための管理番号が付される。 １つの実施例では、２０２４で、装置は回収している種々の硬貨バッグに取付 けるタグも印刷する。このタグは好ましくは各バッグ中の硬貨の金種とその金種 の硬貨の数と を示す。好ましくは、この硬貨バッグのタグにも管理番号が付される。１つの実 施例では、２０２０、２０２２、２０２４で印刷された項目のすべてに対して同 じ管理番号が用いられる。２０２０、２０２２、２０２４で印刷された項目はま た、店の場所、マシーン識別子番号、時間、日付等の他の情報も含み得る。 好ましくは、装置は、たとえばコンピュータを用いて情報を不揮発性媒体上に 記録することによって関係のある情報を記録する。この２０２６で記録される情 報は、最初の残高、回収した硬貨バッグの数および種類、回収した各バッグ中の 硬貨の金種および数、それぞれの預金額、管理番号、および終わりの残高を含み 得る。 １つの実施例では、装甲自動車の乗員はまたマシーンの点検および／またはメ インテナンスのためにも利用される。１つの実施例では、マシーンは、２０２８ で、たとえば装甲自動車の乗員に、さらなるまたは新しいクーポンを装填し、紙 、インク等の供給を再補充することを要求または指示することによって、そのよ うなサービスのリクエストまたは指示を与えることができる。装甲自動車の乗員 は、仕事を終えると、マシーンを閉じて動作モードに戻す。この時点で、マシー ンは、２０３０で、装甲自動車によるアクセスが終了したことを検出し、装甲自 動車によるアクセスの終了時間を記録する。 計数器のある場所で直接情報を得ることによって情報に アクセスすることの他に、装置はまた、マシーンのある場所（または「遠隔」） からたとえばマシーンの所有者／操作者のオフィスのような中央に情報を与える ために構成される。遠隔アクセスはまた、銀行または会計事務所のような他のも のに関しても行なうことができる。１つの実施例では、通信は、モデムボード１ ８２６のような通信装置を用いて行なうことができる。通信は、ローカルエリア ネットワークシステムを介して、無線通信システム（たとえば無線ＬＡＮまたは セルラー電話通信システム）を介して、または、たとえば対話型テレビまたはビ デオ通信システムのようなケーブル通信によっても行なうことができる。 図２１は中央２１０２が遠隔アクセスを開始する手順を示す。たとえば、中央 はたとえば経理、メンテナンスなどに必要な情報を得るために１つ以上の種々の 遠隔場所へのアクセスを開始できる。図２１の実施例では、図２０との関連で上 述したように典型的には装甲自動車のアクセスに関して記録された情報を含む装 甲自動車業務処理に関する情報をダウンロードするように遠隔場所に指示できる ２１０４。中央は、たとえば予め定められた期間に生じた種々の業務処理に関す る情報をダウンロードするように遠隔地に命令できる２１０６。業務処理情報は 、たとえば図１９との関連で上述したように業務処理に関して記録された情報を 含み得る。中央はサービスまたはメンテナンスの状態または問題に関する情報を ダウンロードするように遠隔地 に指示できる２１０８。たとえば、ダウンロードされたサービスまたはトラブル の報告は、詰まりや誤って供給することなどの種々の機能不全の時間および性質 についての情報を含み得る。ダウンロードされた情報は、追加のまたは新しいク ーポンの供給、テープ、インクなどの供給の注意、またはクリーニング、バッテ リもしくはその他の部品交換などの所要の定期的メンテナンスを知らせることが 必要かもしれない項目の状態に関する情報を含む可能性がある。 図２２は、遠隔地が開始し得る遠隔アクセス２２０２を示す。たとえば、遠隔 地は硬貨バッグがほぼ満杯であるような状況においては中央への呼出しを開始し て、装甲自動車を派遣して遠隔地にサービスさせることが必要であることを中央 に知らせることができる２２０４。遠隔地は、機能不全を中央に知らせるために 呼出しを開始できる２２０６。好ましくは、装置はいくつかのレベルの機能不全 を検出できる。上記のようにある実施例では、店の人員または中央（サービス） の人員が介在しなくてもマシンはいくつかのタイプの硬貨の詰まりを取り除くこ とができるだろう。マシンが自動的に取り除くことができないタイプの機能不全 を検出するかもしれず、または自動的に機能不全を処理しようとするかもしれな いが成功しない場合がある。この場合、マシンはこの状況を店の人員に通知しよ うとし、および／または店の人員にこの状況を修正するために次に行 なわなければならない手順について通知しようとするかもしれないことがある。 このような通知は、信号を店の中央コンピュータに送ること、「トラブル」ライ トまたはその他のインジケータを照明すること、ビデオスクリーンにメッセージ を表示することなどを含み得る。 場合によっては、マシンは、自動で処理できないまたは処理できなかったと判 断し、店の人員が修理できないまたは修理できなかった機能不全を経験し得る。 この場合、装置は中央へのアクセスを開始してこのような機能不全について報告 し、中央がサービス人員を派遣してこの状況を修正するようにできる。 遠隔装置は、追加のまたは新しいクーポンの供給、ペーパーテープ、インクな どの供給などのメンテナンスを行なうことが必要であることを中央に知らせるた めに中央への呼出しを開始し得る。 図１−１１は、可能性のある環境、スーパーマーケットにおける硬貨交換キオ スク１００の第２の実施例を示す。図１−１１の実施例は図１２−１８の実施例 と多くの特徴を共有しており、このような共通の特徴についての以下の説明は、 図１２−１８の実施例の対応する特徴に当てはまるものである。図１で、キオス ク１００は自立構造であり、所要のフロアスペースを減じるまたは最小限とする ために小さなフットプリントを備えるように設計されている。下側の前面１１０ には何もなく、硬貨が分離され、数えられ てエスクロートレイ１０５に落下するのをユーザは見ることができる。このプロ セスをユーザが見ることができるようにすることによって、マシンの信頼性が高 まる。さらに、この分類プロセスを見ることは興味深いものであるため、ユーザ はマシンの動作に引込まれ、さらにこのマシンを使用する気にさせられる。 始めに硬貨は硬貨トレイ１２０に置かれ、ここで小さな異物はトレイの下部の 孔を通して落下し、ユーザは硬貨の分類の前に大きな異物を取り除くことができ る。ユーザの側で分類プロセス開始の準備ができると、「ゴー」ボタン１１５を 押さなければならない。ボタン１１５は硬貨計数器を初期化し、硬貨分類器を活 性化し、ゴミ処理シュート内のファンを活性化する。システムが予め定められた 期間内に硬貨を検出しなければ、硬貨分類器およびファンは非活性化される。ユ ーザは次にトレイ１２０の端部を持ち上げる。トレイは右側で蝶番で留められ、 硬貨をキオスクに送るシュートとして働く。ユーザへの指示、取引情報、店のバ ーゲン、および広告がビデオスクリーン１３０に示されている。スクリーン１３ ０を用いて、ユーザとなり得る人を引きつけるために注意を引く表示をすること も可能である。一旦コインがキオスクに入れられ、ゴーボタンが押されると、ゴ ミ除去および硬貨分類プロセスが開始される。硬貨分類プロセスの間、予め定め られた物理的規準に合わない硬貨は拒否されシュート１６５を介してユーザに戻 さ れる。ある実施例では、硬貨が数えられるときに、ビデオスクリーンは全貨幣価 値および各金種で集められた硬貨の数を表示する。 分類プロセスの最後に、ユーザは示された硬貨の価値を認め取引を継続するか 、または取引を取消すかを問われる。この選択は２つのボタン１５０のうち一方 を押すことによって行なわれる。ユーザが取引を継続するならば、エスクロート レイ１０５の硬貨は保管場所に入れられ、スロット１６０を通してユーザにバウ チャーが発行される。ある実施例では、バウチャーは数えられた硬貨の価値があ り、小売り業者のレジで購入のために現金またはクレジットに償還できる。バウ チャープリンタにより印刷され店のバーゲンに役立つ店のクーポンは、金券と共 に出される。製造業者のクーポンは隣接するスロット１６５を通しユーザに無料 で与えられる。ユーザが取引を取消せば硬貨は領域１７０で戻される。キオスク １００の上側の後方部１４０は、広告および注意を設けることができる表示板で ある。表示板１４０を用いて、現在このマシンがどのクーポンを出しているかを 示すこともできる。 キオスク１００の内部のレイアウトが図２に示されている。硬貨蓄積領域２１ ０は取引終了後硬貨を保持する。領域２１０を大きな収容ビンに分離して各金種 を保持させるか、またはすぐ使用できる硬貨トレイに分離することができる。蓄 積領域が満杯に近くなると、キオスク１００の外 側のインジケータ２５５が店の人員に蓄積領域２１０を空にするように通知する 。 ゴミ処理システム２３０の外側がこの図では見えている。液体はシステム２３ ０の孔が空いて溝が付けられた下部の板を通して落ち、一方糸屑およびその他の 細かい物質はシュート内にある小さなファンによって吹き飛ばされる。液体はゴ ミ容器に集められる。システム２３０の端部で、硬貨は硬貨計数器および分類器 ２８０に送られる。これは商業上利用可能な分類器である。ある実施例では修正 したホッパーを備えるスキャンコインモデル（Scan Coin Model）１０９を用い ているが、いくつかの製造業者が適切なマシンを製造している。計数器は混合さ れた硬貨を受入れ、外国硬貨および偽硬貨を検出することができる。拒絶された 硬貨はシュート１６５を通してユーザに戻される。 キオスクのある実施例では、２つの異なるプリンタが用いられている。プリン タ２７０は金券および店のクーポンを印刷するために用いられる。プリンタ２７ ０を、たとえばエプソン（Epson）ＴＭ２６７プリンタとすることができる。金 券は金券の額に加え、偽造を困難にするために店の名前、取引番号、バーコード などのその他の情報を含むであろう。特別な紙およびインクを用いて偽造しにく くすることも可能である。ある実施例では、別のプリンタ２９５は各取引を連続 して記録する。このプリンタはエプソンＲＰ２６５である。第２の実施例では、 プリンタ２７０が 二重の機能を果たす。プリンタは金券の印刷に加え、店の人員が指示すれば関連 の取引情報すべてを印刷する。ＣＰＵ２９０もまたこの情報をストアする。 ある実施例では、ＶＧＡスクリーン２５０はスーパー（Super）ＶＧＡモニタ であり、ＣＰＵ２９０はベルモント（Belmont）、３８６、４０ＭＨｚ ＣＰＵ であり、大容量シート供給器２６０は、グラドコ（Gradco）が製造するモデル番 号ＨＣＦ−１０００の修正された１０００シート供給器である。警告ライト２５ ５は、プリンタの紙が少ないか、シート供給器の紙が少ないか、またはシステム の機能不全があった場合に店の人員に警告する。 図３は、システムレベル電子機能のブロック図である。システム全体はＣＰＵ ２９０によって制御される。システム情報はユーザとの通信に用いられるのと同 じモニタであるディスプレイ１３０に示される。システム入力はデータバス３８ ０を介してＣＰＵ２９０に結合される。押ボタンスイッチ３３０および３２５は 取引の受入れまたは取消しのためにユーザによって用いられる。スイッチ３３５ は、店の人員がシステムに、システム情報をメンテナンスプリンタ２９５または フロッピーディスクにダウンロードするように指示するのに用いられるメンテナ ンススイッチである。メンテナンススイッチを用いて硬貨の詰まりを取り除くこ とができるモードおよび内部の店の硬貨計数モードにすることもできる。この内 部の店の硬貨計数モードにより、 小売り業者はバウチャーおよびクーポン機能を飛ばして自動販売機および現金レ ジスタからの硬貨を分類し数えることができる。リーディングエッジセンサ３４ ０は、クーポンのシートが出されるごとにシステムに知らせる。ステッピングモ ータ３２０がクーポンシートを与える。ユーザが押ボタンスイッチ１１５を押し 下げると、計数システムが初期化され、硬貨計数器／分類器２８０およびゴミ処 理ファン双方が活性化される。マイクロスイッチ３５０および３５５は、エスク ロートレイステッピングモータ３６０を非活性化し、ステッピングモータがトレ イの指定された限界を超えてトレイを動かして機械的損傷を引起こすことを防止 し、ＣＰＵ２９０にエスクロートレイの位置を示す（すなわち、静止位置では硬 貨をユーザ位置に返却し、または硬貨をマシンの蓄積領域位置に送る）。ＣＰＵ ２９０はまたバウチャープリンタ２７０を制御する。 図４のフローチャートは、本発明のある実施例に従う硬貨交換キオスクの動作 を示す。ユーザは種々の金種の硬貨を外部トレイに置く（ステップ４０５）。小 さな異物はホッパートレイの下部の孔を通して落下し（ステップ４１０）、一方 大きな異物はユーザによって除去される（ステップ４１５）。ユーザの側でマシ ン使用開始の準備ができれば、ユーザは「ゴー」ボタンを押す（ステップ４２０ ）。ゴーボタンを押すことにより硬貨分類器が活性化され、硬貨計数器が初期化 され、ゴミ処理シュート内のファンが活 性化される（ステップ４２５）。次にユーザはホッパートレイの端部を持ち上げ 、ゴミ処理システムの入口シュートにコインを送る（ステップ４２８）。硬貨が ゴミ処理システムを通過する際、液体などの何らかのゴミは取り除かれる（ステ ップ４３０）。硬貨は次に計数および分類される（ステップ４４０）。このステ ップの間予め定められた物理的規準に合わない硬貨は拒絶されユーザに戻される （ステップ４３５）。硬貨の計数の際、硬貨の価値および各金種で数えられた硬 貨の数がモニタに表示される（ステップ４４０）。製造業者のクーポンがこのと き与えられる（ステップ４４０）。すべての硬貨が数えられた後、ユーザは決定 された価値を認めて取引を継続するか、またはその価値を拒否して取引を停止す るかを尋ねられる（ステップ４５０）。ユーザが示された価値を拒否することを 決断すれば、硬貨は返却される（ステップ４５５）。ユーザが示された価値を認 めて取引を継続することにすれば、示された価値に対する金券が出される（ステ ップ４６０）。 図５のフローチャートは、第２の実施例における硬貨交換キオスクの動作を示 す。ユーザは種々の金種の硬貨を外部トレイに置く（ステップ５０５）。小さな 異物はホッパートレイの下部の孔を通して落下し（ステップ５１０）、一方大き な異物はユーザによって除去される（ステップ５１５）。ユーザ側でマシンの使 用開始の準備ができれば、ユーザは「ゴー」ボタンを押す（ステップ５２０）。 ゴー ボタンを押すことによって硬貨分類器が活性化され、硬貨計数器が初期化され、 ゴミ処理シュート内のファンが活性化される（ステップ５２５）。次にユーザは ホッパートレレイの端部を持上げ、ゴミ処理システムの入口シュートにコインを 送る（ステップ５２８）。硬貨がゴミ処理システムを通過する際、液体など何ら かのゴミは取り除かれる（ステップ５３０）。次に硬貨が計数され分類される（ ステップ５４０）。このステップの間に予め定められた物理的規準に合わない硬 貨は拒絶されユーザに戻される（ステップ５３５）。硬貨計数の際、硬貨の価値 がモニタに表示され、かつ各金種で数えられた硬貨の数がモニタに表示される（ ステップ５４０）。製造業者のクーポンがこのときに出される（ステップ５４０ ）。すべての硬貨の計数後、ユーザは決定された価値を認め取引を続けるか、ま たはその価値を拒絶して取引を停止するかを尋ねられる（ステップ５４５）。ユ ーザが示された価値を拒絶することにすれば、硬貨は返却され（ステップ５５０ ）、取引は終了する（ステップ５９５）。 ユーザが示された価値を認め取引を続けることにすれば、そのコインの価値全 部または一部を慈善のために寄付するかどうかを尋ねられる（ステップ５５３） 。ユーザが慈善に寄付することを望まなければ、金券が発行され（ステップ５７ ７）、取引は終了する（ステップ５９５）。ユーザが慈善に寄付することを望め ば、寄付する慈善を選択する ことが求められる（ステップ５５７、５６０、５６５および５７０）。リストに 挙げられた慈善のいずれにも寄付したくなければ、取引は終了し（ステップ５９ ５）、硬貨は返却される（ステップ５７３）。 寄付したい慈善を選択した後、ユーザは硬貨の全額を寄付したいかどうかを尋 ねられる（ステップ５８０）。ユーザが全額を寄付することを望めば、金額およ びその慈善を示す領収書が発行される（ステップ５８３）。ＣＰＵ２９０は寄付 された金額および慈善を記録する（ステップ５８３）ため、硬貨がキオスク１０ ０から出される際、適切な金額が適切な慈善組織に届けられる。ユーザが全額の 一部だけを寄付することを選択すれば、寄付する金額を投入する（ステップ５８ ７）。この時点で寄付された部分に対する領収書が発行され、全額の残り部分に 対する金券が発行され、ＣＰＵ２９０は寄付された金額および慈善を後の基金支 払いのために記録する（ステップ５９０）。 図６は、キオスク１００で用いられる２つのステッピングモータのためのステ ッピングモータ制御回路のブロック図である。一方のステッピングモータはクー ポンディスペンサーを制御し、他方のステッピングモータはエスクロートレイを 制御する。この２つのモータに対する回路は全く同じである。ブロック６１５お よび６２０の発振器はステッピングモータのレートを設定するパルスを発生する 。ブロック６１５および６２０のディップスイッチにより発振 器のレートを手動で設定することができる。各モータは第２の発振器、ブロック ６２５および６３０を有し、これはチョッピングレートを設定する。ブロック６ ３５および６４０のステップパターントランスレータは、両方の発振器を用いて ステップモータパターンを発生する。電力効率を最大にするために２つの異なる 発振器が用いられる。 動作においては、コンピュータ２９０はクーポンディスペンサーステッピング モータ６４５またはエスクロートレイステッピングモータ６５０のいずれかにい つ電力を供給すべきかを決定する。この入力はインタフェース６１０を介して与 えられる。この信号は入力選択器６５５または６６０いずれかが受取る。ある実 施例ではこの信号はデジタルである。信号次第で、選択器はステッピングモータ の動作の時間の長さを決定する。たとえば、インタフェース６１０からの１つの 信号によりクーポンディスペンサー（モータ６４５）はクーポンの１枚のシート のみを出し、一方別の信号によりクーポンの２枚のシートを出すであろう。同様 に、インタフェース６１０からの１つの信号によりエスクロートレイ（モータ６ ５０）はある方向に回転し硬貨をユーザに返却する一方、異なる信号によりモー タは反対側に回転し硬貨を硬貨容器に入れるだろう。電力駆動装置６６５および ６７０は指示されると十分な電力を供給してステッピングモータ６４５および６ ５０を動作させる。 図７は硬貨トレイ１２０およびゴミ処理シュート２３０ の側面図である。硬貨トレイ１２０は通常キオスク１００の最上面と接触してい る（位置７１０）。ユーザは自分の硬貨をトレイに置き、このときに目立った異 物を取り除く。ユーザ側で分類プロセス開始の準備ができると、硬貨トレイ１２ ０のハンドル７１５を持ち上げる。トレイはポイント７３０で蝶番留めされてい る。トレイ１２０が位置７２０にあるとき、硬貨はゴミ処理シュート２３０を通 して落下する。硬貨は空き７４０を通してシュート２３０を出て、硬貨分類およ び計数メカニズムに入る。偶然に硬貨ホッパーに落ちた液体は樋７５０を通して 適切な収集容器に送られる。 図８Ａは、ゴミ処理システム２３０の下部の板の図である。図８Ｂは、この板 の小さな部分を拡大した図である。この板の表面には長さ方向に走る溝があり、 これらの溝が交互になった峰８１０と谷８２０との連続を形成している。硬貨は この板の表面に沿って動き、一方液体は谷８２０を流れ、最後には谷８２０の下 部に開けられた孔８３０を通して流れる。液体は次に樋７５０を通して送られ集 められる。鋭い峰８１０がテフロンコーティングと組合されて、硬貨についてく るかもしれない液体によって生じる摩擦を最小とするのに役立つ。これが今度は 分類プロセスの減速を防止するのに役立つ。 図９はゴミ処理シュート２３０の立体図である。硬貨は９３０の方向にシュー トに入り、移動する。硬貨がこのシ ュートを移動する際に、ファン（図示せず）が９１０の方向にシュートで空気を 送る。小さな紙または糸屑などの軽量の物質は硬貨から離れマシンの外に飛ばさ れる。液体は下部の板８００の穴を通して流れ、樋７５０を流れ、別の容器で集 められる。硬貨ホッパーの出口端部およびゴミ処理シュートの入口端部に沿う磁 気ストリップ９５０がトークンおよび偽硬貨などの鉄の物体を集め、これらを硬 貨から取り除く。 図１０は、エスクロートレイ１０５の前面図である。トレイ１０５は４つのビ ンに分割される。ビン１０１０は分類器２８０からダイムを受け、ビン１０２０ はペニーを受けビン１０３０は５セントを受け、ビン１０４０は２５セントを受 ける。ステッピングモータ３６０はウォームギア１０５５および１０６０を駆動 する。ステッピングモータ３６０は活性化されるとトレイの下部表面１０８０を 軸１０７０に沿い移動させる。トレイの下部１０８０が外側にユーザに向かって 回転すれば、硬貨は硬貨蓄積容器に送られる。トレイの下部１０８０がユーザか ら離れて内側に回転すれば、硬貨は返却容器に送られる。 図１１は、エスクロートレイ１０５の側面図である。ステッピングモータ３６ ０はウォームギア１０５５および１０６０を駆動する。ステッピングモータ３６ ０が活性化されると、ウォームギア１０６０は軸１０７０に沿って回転する。ギ ア１０６０が時計回りに回転すると、下部表面１ ０８０が回転し硬貨をトレイ１７０でユーザに返却することができる。ギア１０ ６０が反時計回りに回転すると、下部表面１０８０が回転して硬貨を硬貨の保管 場所に送ることができる。マイクロスイッチ１１３０によりステッピングモータ がトレイの下部１０８０をその予め定められたストップを超えて動かすことが防 止される。 上記の説明を考慮すれば、本発明の数多くの利点が理解されるだろう。典型的 な設備では、ユーザは、買物客が店の商品に使うことができるバウチャー、およ び値引きをすることによって店の商品を購入する刺激を与えるフリークーポンの 組合せを受取るだろう。典型的には、買物客は買物の前に硬貨計数操作を行ない 、そうすることによって買物客は店で商品を購入する動機、およびそうするため の資金（「使用可能な」バウチャーの形で）双方を有することになるだろう。 当該業者には理解されるように、本発明は本発明の精神および本質的特性から 逸脱することなくその他の特定的な形式で実施され得る。たとえば、同じプリン タを用いてバウチャーおよび定期メンテナンス報告双方を印刷することが可能で ある。したがって、本発明の好ましい実施例の開示は例示であることを意図する が、以下の請求の範囲において述べられる本発明の範囲を制限するものではない 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．硬貨の合計を決定するための硬貨計数手段と、 ユーザから任意の金種の複数の硬貨を受けるための手段を含み、前記受けるた めの手段は、第１の保持位置から第２の運搬位置まで回動自在で、前記複数の硬 貨を前記硬貨分類手段へ運搬するための第１のトレイを含み、さらに 前記受けるための手段に結合されて、前記複数の硬貨の中に含まれる不用物を 取除くための手段と、 前記硬貨計数手段に結合されて、前記合計に関連する価値の金券を出すための 手段とを含む装置。 ２．前記受けるための手段が前記硬貨計数手段の方へ前記第１のトレイから硬貨 を運ぶための運搬トレイを含む、請求項１に記載の装置。 ５．前記第１のトレイが前記第１のトレイと前記運搬トレイとの間にある軸を中 心に回動可能である、請求項２に記載の装置。 ６．前記硬貨の各々が実質的に平らで、かつ各硬貨の面は前記第１のトレイから 前記運搬トレイへ移動する際、前記軸に対し垂直な想像上の面に対し実質的に垂 直のままである、請求項５に記載の装置。 ７．前記第１のトレイが下部表面を有し、前記第１のトレイの前記下部表面は、 前記第１の配置で、前記運搬トレイから離れる方向に、水平線に対して第１の角 度をなして下向きに傾斜する、請求項５に記載の装置。 １３．前記ゴミを取除くための手段が前記硬貨計数手段から離れかつ前記受ける ための手段に向かう方向に空気の流れを引き起こすよう配置された少なくとも第 １のファンを含む、請求項１に記載の装置。 ２３．複数のクーポンを出すための手段をさらに含む、請求項１に記載の装置。 ２４．前記クーポンを出すための手段が前記金券を出すための手段から独立して 動作可能である、請求項２３に記載の装置。 ２８．キャビネットと、 前記キャビネットに対し回動するように装着され、複数の硬貨を受けるよう配 置された第１のトレイを含み、前記トレイは第１の保持位置から前記硬貨を前記 第１のトレイから外へ移動させるための第２の位置へ移動可能であり、さらに 前記第１のトレイから外へ移動させた硬貨を受けかつ前記硬貨を硬貨計数機構 へ導くための移送トレイと、 前記硬貨が前記硬貨計数機構に入る前に前記硬貨からゴミを吹き飛ばすための 少なくとも第１のファンと、 前記硬貨計数機構によって計数された前記硬貨の価値に関連する価値の金券を 出すためのバウチャーディスペンサーとを含む装置。 ２９．金券を出すための方法であって、 複数の硬貨を受けるように配置された下部表面を有する 第１のトレイを設けるステップを含み、前記第１のトレイが、前記下部表面が水 平線に対し第１の角度を規定する第１の保持位置に位置決め可能であり、さらに 前記第１の保持位置から中間位置を通って前記第１のトレイから外へ前記硬貨 を移動させるための第２の位置まで、前記第１のトレイを移動させるステップを 含み、前記下部表面は前記中間位置において、水平線に対し第２の角度を規定し 、同角度は前記第１の角度より浅く、さらに 前記複数の硬貨からゴミを取除くステップと、 硬貨計数機構へ前記硬貨を移送するステップと、 前記硬貨計数機構を用いて前記硬貨の総額を決定するステップと、 制御可能なバウチャーディスペンサーを設けるステップと、 前記硬貨計数機構と前記制御可能なバウチャーディスペンサーとに結合された コンピュータを設けるステップと、 前記硬貨計数機構からの前記総額の表示を前記コンピュータに伝達するステッ プと、 前記コンピュータからのコマンドシーケンスを前記制御可能なバウチャーディ スペンサーに伝達して、前記バウチャーディスペンサーに前記総額に関連する価 値の金券を出させるようにするステップとを含む、方法。 ３２．中央に結合され得る遠隔位置を利用する、硬貨自動計数方法であって、 中央コンピュータ設備を設けるステップを含み、 複数の自動硬貨計数装置を含み、各硬貨計数装置が前記中央コンピュータ設備 と電子的通信を行なうことができる通信設備を含み、さらに 前記複数の自動硬貨計数装置の各々において硬貨を受けかつこれを計数して前 記硬貨の少なくとも第１の合計を得るステップと、 前記複数の自動硬貨計数装置の各々からの前記第１の合計に関連する情報を、 前記通信設備を用いて前記中央コンピュータ設備に伝達するステップとを含む、 方法。 ３３．前記複数の自動硬貨計数装置の各々で、少なくとも第１のバウチャーを出 力するステップをさらに含み、前記バウチャーが計数された硬貨の量に関連する 量のものである、請求項３２に記載の方法。 ３９．前記複数の硬貨計数装置の各々において他の情報を決定するステップを含 み、前記他の情報とは、前記硬貨の各金種の枚数と、 各計数ステップの時間とのうちの少なくとも１つを含み、さらに 前記他の情報を前記通信設備を用いて前記中央コンピュータ設備へ伝達するス テップをさらに含む、請求項３２に記載の方法。 ４２．硬貨計数装置において硬貨アクセス制御を行なうための方法であって、 前記硬貨計数装置において計数された硬貨に対するアクセスを制限するロック を設けるステップと、 前記ロックの解除を検知するステップと、 前記ロックの解除の時間を記録するステップとを含む、方法。