JPS61143896A

JPS61143896A - 硬貨選別機

Info

Publication number: JPS61143896A
Application number: JP59265199A
Authority: JP
Inventors: 貢三上; 雪本　孝二; 順石井
Original assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Current assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Priority date: 1984-12-18
Filing date: 1984-12-18
Publication date: 1986-07-01
Also published as: US4706795A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、自動販売機等に使用する硬貨選別傭に関し、
特に複数種の硬貨を選別する硬貨選別機に関する。

従来の技術硬貨の径、厚み、材質等で硬貨を偽貨と選別し、かつ、
硬貨の種類をも選別するようにした硬貨選別機は従来か
ら種々開発され公知である。これらの硬貨選別機にはク
レードルを使用して選別するものが多いが、クレードル
で硬貨の径による選別を行う場合、径の小さいものはク
レードルの両端部の間を通り抜は一方の硬貨通路へ導か
れ、径の大きいものはクレードルの両端部に乗りクレー
ドルが揺動して他方の硬貨通路へ導くものであるが、径
が小さいことにもかかわらずクレードルの端部に乗りク
レードルを揺動させて、流れるべきではない他方の硬貨
通路へ導かれるという誤選別の問題があった。

また、硬貨通路には、水やほこり、油等が侵入し硬貨通
路に付着して硬貨の流れを悪くするため、硬貨通路は定
期的に清掃をする必要がある。そのために硬貨通路を形
成するゲートは開閉自在にされているものは公知である
。さらに自動販売機等の返却レバーが作動されたとき、
ゲートを開放し、ゲートとメインプレート間に詰まった
硬貨を返却するように構成したものも公知である。

発明が解決しようとする問題点本発明は、上述した従来から存在する硬貨選別機の改良
に関し、複数種の硬貨を偽貨から選別すると共にこれら
複数種の硬貨を振り分けて選別する硬貨選別機において
、上述したようなりレードルによる誤選別を防止するこ
とにある。また、硬貨通路に付着した油や塵芥を取除き
清掃することが容易な硬貨選別機を得ることをも目的と
している。また、硬貨通路上に詰まっていた硬貨等の返
却をスムースに行えるようにした硬貨選別機を提供する
ことも目的としている。

問題点を解決するための手段クレードルの両端部間より径の小さい硬貨をクレードル
の両端部間をすり抜は通過させるためにクレードルの両
端部間方向へ付勢されたスイングレバーを設けた。また
、硬貨通路の清掃を容易にするために硬貨通路を形成す
るリアゲートをメインプレートにピボットピンで回動自
在に枢着し、該ピボットピンにスプリングとリアゲート
ストップを貫挿し、上記スプリングは上記リアゲートス
トップをピボットピンの軸方向の一方向へ押圧すると共
に上記リアゲートストップと上記リアゲートを相反する
方向へ付勢させる。そして、上記リアゲートストップは
上記スプリングの力に抗してピボットピンの他方の軸方
向へ移動させられたとき、上記メインプレートに設けら
れた孔と係合するように配設する。さらに、硬貨通路上
に詰まった硬貨を返却するとき返却動作をスムースにさ
せるために、ゲートに回動自在のローラを設け、ゲート
レバーのテーパ状突起を係合させるようにした。

作　　用クレードルの両端部間より径の小さい硬貨は上記スイン
グレバーに押され、クレードルの両端部間から確実にす
り抜は一方の硬貨通路へ導かれ、径の大きい硬貨はクレ
ードルを揺動させて上記スイングレバーを押しのけて他
方の硬貨通路へ導かれ、誤選別を生じることはない。ま
た、上記リアゲートは上記スプリングによって上記メイ
ンプレート側へ押圧され、上記リアゲートを開けるとき
は上記リアゲートストップをピボットピンの軸方向へ移
動させてメインプレートに設けられた孔と係合させ、上
記リアゲートストップを回動できるようにしたから、リ
アゲートは開放することができ、かつ、開放した位置に
保持されるためリアゲート部の硬貨通路の清掃が容易に
なる。さらに、ゲートレバーが作動したときは、ゲート
レバー上のテーバ状突起がローラを介してゲートを開く
ため、硬貨の返却動作が小さな力でスムースに行われる
。

実施例第１図は、本発明の一実施例の正面図、第２図は同底面
図、第３図は同背面図、第４図は同組立図である。なお
、第１図、第２図においてはフロントカバー３０を取除
いている。

１はメインプレートで、第４図に示すように、該メイン
プレート１の軸受部５０．５１に軸３６を介してゲート
１２．マグネットゲート２０が回動自在に取付けられ、
ゲートスプリング２１によって常にメインプレート１側
へ押圧され、かつ、これらメインプレート１とゲート１
２．マグネットゲート２０間に間隙等を設け、硬貨通路
Ｒ１゜Ｒ２，Ｒ３を形成している。さらに、メインプレ
ート１の下部にはシュート２８が取付けられ、また、メ
インプレート１の背面にもリアブゲート３８がピボット
ピン４１．スプリング４０によって回動自在で、かつ、
メインプレート１側に押圧されるように取付けられてい
る。さらに、メインプレート１の裏面下方にはマグネッ
トブラケット３５が取り付けられている。そして、これ
らシュート２８．リアアゲート３８．マグネツトブラケ
ツト３５とメインプレート１間も間隙が設けられ、硬貨
通路を形成している。メインプレート１にはスクリュー
１０でファンネル９が固着され、自動販売機等に投入さ
れた硬貨を該硬貨選別機にガイドするようにしている。

なお、４はスプリングワッシャである。

上記ゲート１２には第１スイングレバー１７が回動自在
に枢着され、該第１スイングレバー１７の先端１７ａが
上記ゲート１２に設けられた孔Ｓ１を通って硬貨通路内
に突出している。そして、通常は第１図に示すような状
態でバランスが取られている。また、第２スイングレバ
ー１４も上記ゲート１２に回動自在に枢着され、その先
端１４ａが上記ゲート１２に設けられた孔Ｓ２を通って
硬貨通路に突出している。さらに、キャリアーム１６も
上記ゲート１２に回動自在に枢着され、その先端１６ａ
が上記ゲート１２に設けられた孔Ｓ３を通って硬貨通路
へ突出している。また、１８はクレードルで、該クレー
ドル１８も上記ゲート１２に回動自在に枢着され、ゲー
ト１２に設けられた孔８４．８５を通って硬貨通路に上
記クレードル１８の画先端１８ａ、１８ｂは突出してい
る。

そして、上記第１スイングレバー１７．第２スイングレ
バー１４．キャリアーム１６．クレードル１８はバラン
サー等により通常は第１図に示すような状態に位置して
いる。さらに、上記ゲート１２にはトランスファレバー
１９が回動自在に枢着され、その自重によりその先端が
常に硬貨通路上へ突出し、落下してきた硬貨を後述する
リアゲート３８とメインプレート１で形成するメインプ
レート１の裏面の硬貨通路へ導くようになっている。

上記マグネットゲート２０にはマグネット２３ａ、ポー
ルマグネット２５が取付けられている。

なお、２４はマグネット２３ａを取付けるためのマグネ
ットカバーである。

シュート２８にはレバー２９が回動自在に枢着され、そ
の先端２９ａ　、２９ｂが該シュート２８に設けられた
孔Ｓ６及び切欠部Ｓ７を通って硬貨通路へ突出している
。また、スクリュー１０で第１のストリングカッター２
７が硬貨通路面に固着されている。

メインプレート１の裏面には枢着部５３．５４に回動自
在に枢着されたピボットピン４１にリアゲート３８が取
付けられ、かつ、該ピボットピン４１にはコイルスプリ
ング４０．リアゲートストップ３９が貫挿されており、
上記スプリング４０は上記リアゲート３８をメインプレ
ート１側へ押圧すると共に、上記リアゲートストップ３
９の先端３９′をメインプレート１を押圧するように付
勢している。上記リアゲートストップ３９の先端３９′
はテーパ状になっており、メインプレート１に設けた孔
Ｓ８の端部を上記スプリング４０の力で押圧しており、
リアゲート３８を開くときは上記リアゲートストップ３
９を上記スプリング４０を圧縮させながら、第３図右方
に移動させ、上記リアゲートストップ３９の先端３９′
が上記孔Ｓ８と係合し、該先端３９′は孔Ｓ８内に侵入
し、該先端３９′がリアゲート３８の上端部と当接する
。この状態にしておいて、上記リアゲートストップ３９
またはリアゲート３８を第３図の状態において手前に引
き上げれば、上記リアゲートストップ３９は孔Ｓ８内に
侵入しリアゲート３８を開くことができる。また、メイ
ンプレート１の裏面には第２のストリングカッター４２
がスクリュー１０等で固着され、該ストリングカッター
４２の先端は切目が設けられ、メインプレート１の表か
ら裏へ硬貨を導入するための孔Ｓ９のエツジに切目を境
として一方が折り曲げられ、他方は上方（リアゲート側
）へ折り曲げられ、糸づつの硬貨を糸によって引き上げ
ようするとき、該糸を上記切目に挾み切断するようにし
たものである。また、メインプレート１の裏面にはマグ
ネットブラケット３５が固着され、該マグネットブラケ
ット３５にはマグネット２３ｂが取付けられ、硬貨通路
面に面して第２のディフレクタ−５がその位置を調整で
きるようにスクリュー１０で固着されている。

さらに、第２のセパレータ４４もその位置が調整できる
ようにスクリュー１０で固着され、ビン５５で回動自在
に固着されたセパレータ片５６がマグネットブラケット
３５に設けられた孔Ｓ１０を通って硬貨通路面に突出し
ている。また、メインプレート１の裏面には第１のセパ
レータ３７がその位置を調整自在にスクリュー１０で固
着され、ビン５７で回動自在に固着されたセパレータ片
５８がメインプレート１に設けられた孔８１１を通って
硬貨通路に突出している。ざらに、第１のディフレクタ
２がメインプレート１の表側の硬貨通路上にその位置を
調整自在にスクリュー１０で固着されている。また、メ
インプレート１の裏面に設けられた軸受部６０．６１に
枢着された軸４６によりクレムエクステンション４５が
回動自在に取付けられ、該クレムエクステンション４５
はメインプレート１の裏面に固着されたスプリング４７
によりメインプレート１より離反するように付勢されて
おり、図示しない電磁石がＯＦＦになったとき電磁石の
アクチュエイタが上記クレムエクステンション４５を押
圧し、該クレムエクステンション４５に設けた突起Ｐ１
〜Ｐ３をメインプレート１に設けた孔８１２，８１３．
８１４及びマグネットブラケット３５上の孔８１５を通
って硬貨通路内に突出し、投入された硬貨を自動返却す
るようになっている。また、メインプレート１には軸５
２にゲートレバー６が回動自在に枢着され、スプリング
８によって第１図中反時計方向に付勢されており、該ゲ
ートレバー６にはゲートレバーローラ７が回転自在に枢
着され、さらにゲート１２に回動自在に枢着されたロー
ラ６２と係合し、ゲート１２をメインプレート１から離
反させるためのテーバ状の突起６３を有する。また、上
記ゲートレバー６にはビン６４が固着され、該ビン６４
はメインプレート１に設けられた孔８１８を貫通し、メ
インプレート１０表側には一端をメインプレート１に回
動自在に枢着されたフロントワイパー１１の孔Ｓ１６と
係合し、メインプレート１の裏側ではワイパーアクチュ
エイタ３３に設けられた孔８１７と係合している。また
、ワイパーアクチュエイタ３３の先端には孔Ｓ１９を有
し、該孔５１９とメインプレート１にビン６５で回動自
在に枢着されたリアワイパー３２上のビン６７が係合し
ている。そして、また、ワイパーアクチュエイタ３３の
先端部にはテーバ状の突起６８を有し、リアゲート３８
と係合している。

自動販売機等の返却レバーが作動され、ゲートレバー６
が作動すると、上記テーバ状の突起６３がローラ６２と
係合しゲート１２をメインプレート１から離反させると
共に、フロントワイパー１１、ワイパーアクチュエイタ
３３．リアワイパー３２を作動させると共にリアゲート
３８を開き、硬貨通路上に詰まった硬貨を排出するよう
になっている。なお、上記マグネットゲート２０にはシ
ックネススクリュー２６ａがメインプレート１側へ突出
するように設けられ、また、メインプレート１にもシッ
クネススクリュー２６ｂがメインプレート１の裏面から
表面へ突出るように設けられ、この２つのシックネスス
クリュー２６ａ、２６ｂによってメイプレート１とマグ
ネットゲート２０の間隙が調整され、偽貨等の厚みのあ
る硬貨はこの間隙で阻止するようになっている。また、
マグネットブラケット３５にもシツクネススクリュー２
６ｃが設けられ、該シツクネススクリュー２６Ｇとメイ
ンプレート１間の間隙によって厚みのある硬貨を排除し
ている。なお、１３はレールである。

次に、この実施例の作用について述べる。

本実施例は、径の異なる３種類の硬貨Ｃ１，Ｃ２、Ｃ３
を選別するもので、径の一番大きい硬貨Ｃ１が投入され
ると、該硬貨Ｃ１はファンネル９に対抗するゲート１２
のガイド片に６９にガイドされ、キャリアーム１６の硬
貨通路へ突出する先端１６ａに乗り、自重でキャリアー
ム１６は孔Ｓ３に沿って枢着点を中心に回転し、コイン
レール７０上へ運ばれる。硬貨Ｃ１はコインレール７０
上に乗り落下するが、その間マグネット２３ａの影響を
受け、正貨であれば第１のディフレクタ２に当り、第１
のセパレータ３７と第１のディフレクタ２間を扱け、硬
貨排出口Ｒ１′へ導かれる。

すなわち、第１図において、硬貨通路Ｒ１に沿って硬貨
Ｃ１は流れ選別されるものである。しかし、硬貨の径が
大きいと、メインプレート１とゲート１２間で形成され
る硬貨通路の入口かキャリアーム１６とゲート１２に設
けられたガイド片６９間に止まる。また、径が小さいと
、キャリアーム１６の先端１６ａに乗らずすり抜けて後
述する径の小さい硬貨の選別通路Ｒ２，Ｒ３へ移動する
。また、硬貨の厚みが大きいと、シックネススクリュー
２６ａ　、２６ｂでメインプレート１とマグネットゲー
ト２０間の間隙が調整されているので、硬貨はメインプ
レート１とマグネットゲート２０で挟持され落下するこ
とができない。さらに、硬貨の材質が異なっているとマ
グネット２３ａの影響で第１のディフレクタ２に衝突し
て反発したり、第１のセパレータ３７に当って第１のデ
ィフレクタ２と第１のセパレータ３７間に落下せずにシ
ュート２８に設けられた孔Ｓ６を通り、ガイド４８に沿
って返却通路へ導かれている。

次に、径が中間の大きさの硬貨Ｃ２は、キャリアーム１
６をすり抜はクレードル１８の先端１８ａ、ｉ８ｂ間に
乗り、自重でクレードル１８を第１図中時計方向に回転
させ、第１のスイングレバー１７の先端１７ａを押し、
コインレール１３に運ばれ、ボールマグネット２５の影
響を受けて第１のセパレータ３７に当り、その反発力に
よりレバー２９の先端２９ａ、２９ｂ間を通り抜けて硬
貨出口Ｒ２’　に導かれる。すなわち、正貨は硬貨通路
Ｒ２を通ることとなる。しかし、径が大きいと、クレー
ドル１８の両１１８ａ、１８ｂに乗り硬貨通路Ｒ２へ導
かれるとき、硬貨通路Ｒ２を形成するゲート１２に突設
して設けられたガイド部材に当り止まる。また、硬貨が
厚いと前述したようにメインプレート１とマグネットゲ
ート２０で挾持されて落下は停止する。また、厚みが薄
いとレール１３から落下し、シックネススクリュー２６
ｄに当り返却通路へ導かれる。また、硬貨の材質が異な
っていると、ボールマグネット２５の影響により第１の
セパレータ３７へ衝突したときの反発力が変わり、レバ
ー２９の両先端２９ａ、２９ｂ間を通り抜けることがで
きず、シュート２８への孔Ｓ６を通り、ガイド４８でガ
イドされて返却通路へ導かれる。

最小の硬貨Ｃ３はキャリアーム１６を通り抜け、クレー
ドル１８の先端１８ａ、１８ｂ間をも通り扱けるが、こ
の際クレードル１８の先端１８ｂに乗ってクレードル１
８の先端１８ｂに乗ってクレードル１８が回転し、この
最小の硬貨Ｃ３が中間の径の硬貨Ｃ２の硬貨通路Ｒ２へ
移行しないように、第１のスイングレバー１７が該硬貨
Ｃ３をクレードル１８の先端１８ａ、１８ｂ間の方へ押
圧するから硬貨Ｃ３は確実にクレードル１８の先端１８
ａ、１８ｂ間を通り抜ける。そして、トランスファレバ
ー１９によりリアゲート３８側、即ちメインプレート１
の裏側の通路へ導かれ、マグネットブラケット３５上の
マグネット２３ｂの影響を受けて第２のディフレクタ５
に当り、該第２のディフレクタ５と第２のセパレータ４
４間を通り抜け、硬貨出口Ｒ３’　に導かれる。そして
、硬貨の厚みの厚いものはメインプレー１・１とマグネ
ットブラケット３５に設けられたシックネススクリュー
２６ｃに挾まれ、落下することができず、材質が異なる
ものはマグネット２３ｂの影響を受けて第２のディフレ
クタ５と第２のセパレータ４４間を通り抜けることがで
きず、返却通路ＲＯへ導かれる。また、正貨Ｃ３の径よ
り小さいものも第２のディフレクタ５と第２のセパレー
タ４４間を通り扱けることができず返却通路へ導かれる
。

以上が本実施例における硬貨選別機の作用であるが、硬
貨が硬貨通路Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３上に詰まったとき等は自
動販売機の返却レバー等の操作によりゲートレバー６が
押され、該ゲートレバー６は軸５２を中心に第１図中時
計方向に回動し、該ゲートレバー６上のテーパ状の突起
６３がローラ６２を介してゲート１２を持ち上げ、該ゲ
ート１２は軸３６を中心にスプリング２１の力に抗して
回転してメインプレート１から離反し、硬貨通路Ｒ１，
Ｒ２，Ｒ３を大きく開く。さらに、ゲートレバー６が回
動すると、該ゲートレバー６に設けられたビン６４によ
りフロントワイパー１１．ワイパーアクチュエイタ３３
が作動し、フロントワイパー１１は第１図中時計方向に
回転し、メインプレート１とゲート１２．マグネットゲ
ート２０間に詰まっていた硬貨を払い落す。また、ワイ
パーアクチュエイタ３３がビン６４で押圧され、第３図
中右下方向に移動させられると、該ワイパーアクチュエ
イタ３３の先端部に設けられたテーパ状の突起６８がリ
アゲート３８を押し上げ、リアゲート３８はスプリング
４０の力に抗してメインプレート１から離反し硬貨通路
を開放する。さらに、ワイパーアクヂュエイタ３３の孔
８１９とビン６７を介して枢着されたリアワイパー３２
も軸６５を中心に反時計方向に回動し、メインプレート
１とマグネットブラケット３５間に停止していた硬貨を
払い落し硬貨を返却させる。

また、停電や自動販売動作中等の理由で図示しない電磁
石がＯＦＦになると、該電磁石のアクチュエイタにより
クレムエクステンション４５がスプリング４７に抗して
押圧され、クレムエクステンション４５に設けられた突
起Ｐ１．Ｐ２．Ｐ３がメインプレート１及びマグネット
ブラケット３５に設けられた孔８１２．Ｓ１３．８１４
，３１５を介して硬貨通路上に突出して硬貨を硬貨返却
通路へ導き投入硬貨を返却する。

次に、該硬貨選別機を長期使用していると、はこりや油
、水等により硬貨通路等に異物が付着し、選別効率が悪
くなる。そこで、硬貨通路を清掃する必要があるが、メ
インプレート１とゲート１２゜マグネットゲート２０間
の硬貨通路を清掃する場合には、ゲート１２を軸３６を
中心にスプリング２１の力に抗して、第１図中手前へ開
き、すなわちゲート１２．マグネットゲート２０をメイ
ンプレート１より離反させて、メインプレート１及びゲ
ート１２．マグネットゲート２０．硬貨通路面等を清掃
ずればよい。また、リアゲート３８部の硬貨通路等を清
掃するときは、リアゲートストップ３９を第３図中スプ
リング４０の力に抗して右方へ移動させると、リアゲー
トストップ３９の先端３９′がメインプレート１に設け
られた孔Ｓ８と係合し、その位置に保持される。そのた
め、リアゲートストップ３９及びリアゲート３８は第３
図においてピボットピン４１を中心に回転可能となり、
リアゲート３８またはリアゲートストップ３９の下方を
手前に引くとリアゲート３８は聞き、約１８０度回転で
き、その位置に保持される。そのため、リアゲート３８
部の硬貨通路の清掃を簡単に行うことができる。また、
清掃を終了したときは、リアゲート３８を閉鎖しリアゲ
ートストップ３９の下方を押圧すればリアゲートストッ
プ３９の先端３９′と上記孔Ｓ８との係合がはずれスプ
リング４０により第３図左方へ移動され、リアゲート３
８を閉鎖状態に保持する。

発明の効果以上述べたように、本発明の硬貨選別機はクレードルで
硬貨の径等によって硬貨選別を行う場合、クレードルの
両端の突出部間をづり抜けて落下すべきにもかかわらず
、クレードルの一方の端部に乗り異った硬貨通路へ導か
れることを防止するために、スイングレバーを設け、ク
レードルに乗った硬貨をクレードルの両端間方向へ押圧
するようにしたから、クレードルの両端間より径の小さ
い硬貨は確実にクレードルの両端間をすり抜け、径が大
きいものはスイングレバーを押し退は正常の硬貨の通路
へ導かれられるから誤選別が生じることなく、クレード
ルの選別機能を向上させるものである。

また、硬貨通路等を清掃するとき、本発明のリアゲート
はリアゲートストッパによって、開いた位置に保持する
ことができ、また、閉鎖したときも確実に閉鎖した位置
に保持することができ、硬貨通路等の清掃を行うとき非
常に便利である。

さらに、ゲートレバーが作動したとき、ゲートレバー上
のテーパ状突起とゲートに回転自在に枢着されたローラ
が係合し、該ローラは回転しながら上記テーパ状突起に
よりゲートをメインプレートから離反させるようにした
から、摩擦が少く、従来のようにゲートレバー上のテー
パ状突起で直接ゲートの端部を押し上げる方式のように
ゲートレバーに大きな力を与える必要はなく、自動販売
間等の返却レバーを作動する力が少くてすみ、子供の力
によっても返却動作をさせることができる。

４、図面の簡な説明第１図は、本発明の一実施例においてフロントカバーを
取除いたときの正面図、第２図は同底面図、第３図は同
背面図、第４図は同組立図である。

１・・・メインプレート、２・・・第１のディフレクタ
、５・・・第２のディフレクタ、６・・・ゲートレバー
、９・・・ファンネル、１１・・・フロントワイパー、
１２・・・ゲート、１４・・・第２のスイングレバー、
１６・・・キャリアーム、１７・・・第１のスイングレ
バー、１８・・・クレードル、１９・・・トランスファ
レバー、２０・・・マグネットゲート、２３ａ　、２３
ｂ・・・マグネット、２５・・・ボールマグネット、２
６ａ　、２６ｂ　、２６ｃ　、２６ｄ　−・・シツクネ
ススクリュー、３０・・・フロントカバー、３２・・・
リアワイパー、３３・・・ワイパーアクチュエイタ、３
５・・・マグネツ１−ブラケット、３７・・・第１のセ
パレータ、３８・・・リアゲート、３９・・・リアゲー
トストップ、４４・・・第２のセパレータ、４５・・・
クレムエクステンション。

特許出願人　　株式会社日本コインコ一６′。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数種の硬貨を偽貨から選別し各種類毎に硬貨を
振り分ける硬貨選別機において、硬貨の径によって硬貨
を振り分けるクレードルを有し、該クレードルの両端間
方向へ付勢されたスイングレバーを有し、該スイングレ
バーは上記クレードルの両端部間より径の小さい硬貨を
クレードルの両端間よりすり抜けるように付勢し、径の
大きいものは上記スイングレバーを押し退けてクレード
ルから転出させるようにしたことを特徴とする硬貨選別
機。
（２）メインプレートの表側硬貨通路からメインプレー
トの裏側硬貨通路へ導くトランスファーレバーを有し、
裏側硬貨通路にはメインプレートにピボットピンで回動
自在に枢着されたリアゲートを設け、上記ピボットピン
にはスプリングが貫挿され、該スプリングは上記ピボッ
トピンに回動自在に枢着されたリアゲートストップをピ
ボットピンの一方の軸方向へ付勢すると共に上記リアゲ
ートとリアゲートストップを相反する方向へ付勢し、上
記リアゲートストップは上記スプリングに抗して他方向
へ移動させられたとき上記メイプレートに設けられた孔
と係合し、上記リアゲートストップ及びリアゲートを上
記ピボットピンを中心に回動可能にしたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の硬貨選別機。
（３）硬貨返却時に作動されるゲートレバーはテーパ状
突起を有し、メインプレートと一定間隙を設けて回動自
在に枢着され上記間隙で硬貨通路を形成させるゲートに
は上記ゲートレバーのテーパ状突起と係合するローラを
有し、上記ゲートレバーが作動されたとき上記テーパ状
突起がローラを介して上記ゲートをメインプレートから
離反させ硬貨通路を開放する特許請求の範囲第１項また
は第２項記載の硬貨選別機。