JPH09511308A - 内燃機関に用いられる燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関に用いられる燃料噴射弁

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JPH09511308A JP8523155A JP52315596A JPH09511308A JP H09511308 A JPH09511308 A JP H09511308A JP 8523155 A JP8523155 A JP 8523155A JP 52315596 A JP52315596 A JP 52315596A JP H09511308 A JPH09511308 A JP H09511308A
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Abstract

(57)【要約】 公知の燃料噴射弁では、高温の内燃機関において、特に高温始動時または高温アイドリング時に噴射孔付板の上流側と、噴射孔とにおいて燃料の蒸発が行なわれる。これにより、燃料供給量が不足することに基づき内燃機関の運転特性が損なわれるので望ましくない。したがって、蒸気泡形成を回避することにより内燃機関の運転特性を改善されることが望ましい。弁座体(16)と噴射孔付板(21)との間の熱伝達を減少させる移行部分を、弁座体(16)に形成された隆起された弁座体段部(18)として設けることにより、噴射孔付板が、噴射された燃料の、取り出された蒸発熱に基づき冷却され、これにより、噴射孔(25)または上流側における蒸気泡形成の危険が減じられる。本発明による燃料噴射弁は特に、混合気圧縮型の火花点火式内燃機関の燃料噴射装置のために適している。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関に用いられる燃料噴射弁 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の燃料噴射弁から出発する。既 に公知の燃料噴射弁(ドイツ連邦共和国特許出願公開第4221185号明細書 )では、極めて高い機関温度および燃料温度において、特に高温始動時および高 温アイドリング時に、噴射された燃料量の減少(希薄化)が生じる。このことは 、弁ハウジングと弁座体と噴射孔付板とが著しく加熱されて、その結果、弁座体 と噴射孔付板との間もしくは噴射孔付板の噴射孔において、蒸気泡が形成される ことにより生ぜしめられる。このような蒸気泡形成に基づき、噴射孔を通じて液 状燃料と蒸気泡とから形成された2相流が流され、このような2相流では、単位 時間当たり通流する燃料量が減少してしまう。これにより、内燃機関の運転特性 には不都合な影響が与えられ、この場合、内燃機関の円滑でない運転が生じるか 、または内燃機関の停止が生じる。 発明の利点 請求項1の特徴部に記載の本発明による燃料噴射弁は、従来のものに比べて次 のような利点を有している。すなわち、本発明によれば特に極めて高い機関温度 および燃料温度において、噴射された燃料量の減少(希薄化)の危険が減じられ るか、またはそれどころか完全に回避されるので、特に高温始動時または高温ア イドリング時においても、高温の内燃機関の運転特性が改善される。弁座体と噴 射孔付板との間の少なくとも1つの移行部分により、弁座体から噴射孔付板への 熱伝達は減じられ、つまり弁座体と噴射孔付板とが互いに熱分離されるので、噴 射孔付板から取り出される、噴射孔付板で噴射された燃料を蒸発させるための所 要の蒸発熱に基づき、噴射孔付板の冷却が生ぜしめられ、それに対して弁座体か ら噴射孔付板への熱の後流は移行部分により減じられるか、またはほとんど完全 に遮断される。公知の燃料噴射弁に比べて低い温度を有する、冷却された噴射孔 付板に基づき、噴射孔付板の上流側における蒸気泡形成または噴射孔付板自体に おける蒸気泡形成は著しく減じられるか、または完全に回避されるので、噴射孔 付板を介して液状の燃料が流入する。これにより、特に高温始動時および高温ア イドリング時においても、内燃機関には十分な燃料が供給されるので、内燃機関 は確実な始動と運転とを実施することができる。 請求項2以下に記載の手段により、請求項1に記載の燃料噴射弁の有利な改良 が可能となる。 少なくとも1つの移行部分が、隆起された弁座体段部として弁座体に形成され ていると有利である。これ により、弁座体と噴射孔付板との間の接触面は減じられ、ひいては熱伝達のため の絞り個所が提供される。 少なくとも1つの移行部分が、隆起された噴射孔付板段部として噴射孔付板に 形成されていても同じく有利である。これにより、やはり弁座体と噴射孔付板と の間の接触面は減じられ、ひいては熱伝達が絞られる。この場合さらに、噴射孔 付板段部が、凹設された段部または湾曲部として噴射孔付板に形成されていると 有利である。本発明のさらに別の有利な構成では、少なくとも1つの移行部分が 、隆起された弁座体段部として弁座体に形成されており、さらに少なくとも1つ の移行部分が、隆起された噴射孔付板段部として噴射孔付板に形成されている。 これにより、弁座体と噴射孔付板との間の熱伝達が絞られる。付加的に、弁座体 段部もしくは噴射孔付板段部が円環状に形成されていると有利である。 同じく、噴射孔付板が弁座体段部に当て付けられて、この弁座体段部に結合さ れているか、もしくは噴射孔付板の噴射孔付板段部が弁座体に当て付けられて、 この弁座体に結合されていることも有利である。 本発明のさらに別の有利な構成では、少なくとも1つの移行部分が、断熱性の 別個の断熱体として形成されて、弁座体と噴射孔付板との間に配置されており、 これにより弁座体から噴射孔付板へ移行する熱量が減じられる。この場合、断熱 体がプラスチック、特にプ ラスチック射出成形体から形成されていると有利である。 図面 本発明の実施例を以下の図面につき詳しく説明する。第1図は本発明による燃 料噴射弁の第1実施例を示す概略図、第2図〜第8図は本発明による燃料噴射弁 の第2実施例〜第8実施例を示す部分的断面図である。 実施例の説明 第1図には、混合気圧縮型の火花点火式内燃機関の燃料噴射装置に用いられる 、本発明の第1実施例による燃料噴射弁の一部が示されている(その他の構成に 関しては既に公知である)。図示の燃料噴射弁は管状の弁ハウジング1を有して おり、この弁ハウジング1には弁長手方向軸線2に対して同心的に長手方向開口 3が形成されている。この長手方向開口3内には、たとえば管状の弁ニードル5 が配置されている。この弁ニードル5の、下流側の端部6は、球状の弁閉鎖体7 に結合されており、この弁閉鎖体7の周面には、たとえば5つの円形の平らな面 取り部8が設けられている。 燃料噴射弁の作動は公知の形式で、たとえば電磁式に行われる。弁ニードル5 を軸方向で運動させ、ひいては燃料噴射弁を戻しばね(図示しない)のばね力に 抗して開放するか、もしくは燃料噴射弁を閉鎖するた めには、電磁回路が働く。この電磁回路は電磁コイル10と、可動子11と、コ ア12とを有している。可動子11は、弁ニードル5の、弁閉鎖体7とは反対の 側の端部に、たとえばレーザを用いた溶接シームを介して結合されて、コア12 に向けられている。 弁閉鎖体7を軸方向運動時に案内するためには、弁座体16に設けられたガイ ド開口15が働く。弁ハウジング1の、下流側に位置する端部、つまりコア11 とは反対の側の端部には、弁長手方向軸線2に対して同心的に延びる長手方向開 口3内で、円筒状の弁座体16が押し込まれている。弁座体16の円周は、弁ハ ウジング1の長手方向開口3よりも少しだけ小さな直径を有している。弁座体1 6の、弁閉鎖体7とは反対の側の下側の端面17は、隆起された弁座体段部18 を備えている。この弁座体段部18には、たとえばポット状に形成された噴射孔 付板21の底部分20の上側の端面19が接触して、この弁座体段部18に同心 的にかつ固く結合されている。噴射孔付板21の底部分20の中心の範囲24は 、浸食加工または打抜き加工により加工成形された少なくとも1つの、たとえば 4つの噴射孔25を有している。 ポット状の噴射孔付板21の底部分20には、環状の保持縁部26が続いてい る。この保持縁部26は軸方向で弁座体16とは反対の側に延びていて、端部2 7にまで円錐状に外方に向かって曲げられている。弁 体16の円周直径が弁ハウジング1の長手方向開口3の直径よりも小さく形成さ れているので、長手方向開口3と、噴射孔付板21の、僅かに円錐状に外方に向 かって曲げられた保持縁部26との間でしか半径方向のプレス嵌めは行われない 。 弁座体16とポット状の噴射孔付板21とから成る弁座部分を長手方向開口3 に挿入する際の挿入深さは、弁ニードル5の行程の前調節を規定する。なぜなら ば、電磁コイル10が励磁されていない状態で弁ニードル5の一方の終端位置が 、弁座体16の弁座面29への弁閉鎖体7の当接に基づき規定されているからで ある。弁ニードル5の他方の終端位置は、電磁コイル10が励磁された状態で、 たとえば可動子11がコア12に当接することにより規定される。したがって、 弁ニードル5の両終端位置の間の距離が行程を成す訳である。 噴射孔付板21の保持縁部26の端部27は、長手方向開口3の壁に密にかつ 固く結合されている。このためには、保持縁部26の端部27と、長手方向開口 3の壁との間に、環状の溶接シーム30が設けられている。中心の範囲24の外 側では、別の環状の溶接シーム31を介して、底部分20が、弁座体16の端面 17に設けられた弁座体段部18に密に結合されている。燃料が弁ハウジング1 の長手方向開口3と弁座体16の周面との間を通って噴射孔25に流入しないよ うにするため、または燃料が弁ハウジング1の長手方向開口3と、ポット状の噴 射孔付板21の保持縁部26との間を通って直接に内燃機関の吸気管路に流入し ないようにするためには、弁座体16と噴射孔付板21との密な結合と、噴射孔 付板21と弁ハウジング1との密な結合とが必要となる。 球状の弁閉鎖体7は弁座体16の、流れ方向で円錐台形状に先細りになった弁 座面29と協働する。この弁座面29は軸方向でガイド開口15と、弁座体16 の下側の端面17に設けられた流出開口32との間に形成されている。弁座体1 6は電磁コイル10に面した側で弁座体開口34を有している。この弁座体開口 34は、弁座体16のガイド開口15の直径よりも大きな直径を有している。 弁閉鎖体7を軸方向運動時に正確に案内し、ひいては弁ニードル5を正確に案 内するために、ガイド開口15の直径は、球状の弁閉鎖体7が平らな面取り部8 以外でガイド開口15を小さな半径方向間隔を置いて貫通するように形成されて いる。 噴射孔付板21の底部分20の中心の範囲24は、たとえば下流側の方向で、 つまり弁閉鎖体7から離れる方向で、底部分20の平面から曲げ出されているの で、中心の範囲に膨出部36が形成されている。弁閉鎖体7の端面と、弁座面2 9と、膨出部36の壁もしくは噴射孔付板21の上側の端面19との間には、捕 集室37が形成される。この捕集室37には、弁閉鎖体7が弁座面29から持ち 上げられた状態でまず燃料が流入し、その後にこの燃料は噴射孔25によって調 量されて、内燃機関の吸気管路内へ噴射される。 弁座体16の下側の端面17に設けられた少なくとも1つの弁座体段部18は 、弁座体16から噴射孔付板21への移行部分を形成して、弁座体と噴射孔付板 との間の熱伝達を絞る。弁座体段部18は円環状に、特に弁長手方向軸線2に対 して同心的に形成されていると有利である。弁座体段部18は噴射孔付板21の 底部分20と弁座体16との間の接触面を減少させている。噴射孔付板21と弁 座体16とを熱分離するためには、弁座体段部18が軸方向で弁長手方向軸線2 に対して平行に数百分の一ミリメータ、たとえば五百分の一ミリメータの高さを 有しているだけで十分である。半径方向、つまり弁長手方向軸線2に対して直交 する横方向での弁座体段部18の幅は、約1mm、たとえば0.8mmである。 弁座体16の下側の端面17における弁座体段部18の位置は、流出開口32の 近傍の位置と、弁座体16の直径の近傍の位置、つまり長手方向開口3の近傍の 位置との間で適当に設定することができる。 弁座体16と噴射孔付板21との間の移行部分として働く弁座体段部18の横 断面が、下側の端面17の横断面に比べて小さく形成されていることに基づき、 弁座体と噴射孔付板との間の熱分離、ひいては熱伝達の絞りが達成されるので、 高温の内燃機関においても、高温始動時および高温アイドリング時に噴射孔25 を介して噴射される燃料の蒸発熱は、噴射孔付板21を捕集室37の範囲で冷却 するために十分となる。この場合、捕集室37の範囲と噴射孔25とにおいては 、内燃機関の望ましくない運転特性を招く蒸気泡は全く生じないか、またはほと んど生じなくなる。 以下の図面において、第1図の実施例に比べて同一の構成部分および同一作用 を有する構成部分は同じ符号で示されている。 第2図に部分的に示した燃料噴射弁では、弁座体16の下側の端面17に移行 部分は形成されていない。つまり、下側の端面17は平坦に延びている。第1図 に示した第1実施例とは異なり、第2図に示した第2実施例では、移行部分は隆 起された噴射孔付板段部39として形成されている。この噴射孔付板段部39は 底部分20の上側の端面19を弁座体16の方向に向かって越えて突出して、下 側の端面17に接触しており、さらに環状の溶接シーム31を介して下側の端面 17に結合されている。噴射孔付板21の、たとえば0.15mmの厚さの底部 分20に設けられた、少なくとも1つの噴射孔付板段部39は、円環状に形成さ れていると有利である。この噴射孔付板段部39は第1実施例における弁座体段 部18とほぼ同じ寸法を有 している。噴射孔付板段部39によって、同じく弁座体と噴射孔付板との間の熱 分離が得られ、ひいては熱伝達の絞りが得られる。噴射孔付板段部39の位置は 、弁座体16の流出開口32の近傍の位置と、噴射孔付板の直径の近傍の位置と の間で適当に設定することができる。 第3図に示した第3実施例では、第1図の第1実施例と第2図の第2実施例と が組み合わされている。この場合、移行部分として弁座体16に設けられた弁座 体段部18と、さらに噴射孔付板21の底部分20に設けられた噴射孔付板段部 39とが使用される。噴射孔付板段部39は弁座体段部18に接触していて、環 状の溶接シーム31によって弁座体段部18に密に結合されている。 第4図〜第6図に示した実施例では、弁座体16の下側の端面17が平坦に形 成されており、しかも噴射孔付板21の上側の端面19にも隆起部が設けられて いない。これまで説明した実施例とは異なり、第4図〜第6図に示した実施例で は、弁座体16と噴射孔付板21との間に、断熱性の別個の断熱体41として形 成された少なくとも1つの移行部分が配置されている。この移行部分は弁座体と 噴射孔付板との間の熱伝達を減少させ、これにより捕集室37もしくは噴射孔2 5における蒸気泡形成は減じられるか、または完全に回避される。弁閉鎖体7の 行程調節を行うためには、 第5図に示したように弁座体16が弁ハウジング1の長手方向開口3にプレス嵌 めにより押し込まれているか、または弁座体16が調節後に、第4図および第6 図に示した溶接シーム43によって下側の端面17に、弁座体16と弁ハウジン グ1との間で固定される。断熱体41のための材料としては、プラスチック、ゴ ム、セラミックスまたは別の断熱材料を使用することができる。 第4図に示した第4実施例では、断熱体41が平坦な板の形を有している。こ の断熱体41は、流出開口32を底部分20の中心の範囲24に接続する貫通孔 45を備えている。 第5図に示した第5実施例では、弁座体16の下側の端面17の範囲で弁ハウ ジング1に溝47が形成されている。この溝47はこの第5実施例では、軸方向 で弁長手方向軸線2に対して平行に延びているが、この場合、溝47は噴射孔付 板21の保持縁部26の端部27にまでは達していないので、端部27は長手方 向開口3の壁に接触して、溶接シーム30によりこの壁に溶接されていてよい。 溝47には、ポット状に形成された断熱体41の円筒状縁部49が係合する。第 5図に示した断熱体41は、たとえばプラスチックから成っていて、長手方向開 口3内での直接的な射出成形により製造されていてよい。引き続き、噴射孔付板 21が長手方向開口3に押し込まれて、溶接シーム3 0により溶接される。 第6図に示した第6実施例では、断熱体41がやはりポット状に形成されてい る。溝47および円筒状縁部49は弁座体16を起点にして軸方向で噴射孔付板 21の端部27を越えて延びているので、噴射孔付板21はその中心の範囲24 以外にも外側の表面においても断熱体41によって完全に取り囲まれる。噴射孔 付板21の端部27は、噴射孔付板21の挿入時に断熱体41の円筒状縁部49 に喰い込む。第6図の第6実施例で使用される断熱体41は、同じくプラスチッ ク射出成形により製造されていてよい。 第7図に示した第7実施例では、底部分20の上側の端面19に凹設された段 部52が、たとえばエンボス加工により加工成形されている。この段部52は、 少なくとも1つの噴射孔25を備えた中心の範囲24を、比較的大きな直径で取 り囲んでいるので、段部52を起点として底部分20の周囲にまで噴射孔付板段 部39が形成される。この噴射孔付板段部39は弁座体16の下側の端面17に 接触している。 第8図に示した第8実施例では、底部分20の上側の端面19に、凹設された 湾曲部53が、たとえばエンボス加工により加工成形されている。この湾曲部5 3は、少なくとも1つの噴射孔25を備えた中心の範囲を、比較的大きな直径で 取り囲んでいるので、湾曲部53を起点として底部分20の周囲にまで噴射孔付 板段部39が形成される。この噴射孔付板段部39は弁座体16の下側の端面1 7に接触している。 第1図〜第3図ならびに第7図および第8図に示した実施例に関して云えるこ とは、弁座体段部18もしくは噴射孔付板段部39の構成と、噴射孔付板21の 、たとえば僅か約0.15mmの厚さの横断面とに基づき、中心の範囲24への 熱流が減じられ、ひいては蒸気泡形成の危険も減じられることである。 同じく、第1図〜第3図ならびに第7図および第8図に示した実施例では、弁 座体段部18および/または噴射孔付板段部39の範囲に、断熱作用を有する適 当な断熱体を設けることも可能である。 上記実施例につき説明した本発明の構成は、ポット状の噴射孔付板のために適 しているだけではなく、完全に平坦に形成された噴射孔付板のためにも適してい る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI F02M 61/16 9429−3G F02M 61/16 V (72)発明者 ハルトムート アルブロット ドイツ連邦共和国 D−71732 タム レ ルヒェンヴェーク 18 (72)発明者 ノルベルト ベルツナー ドイツ連邦共和国 D−74078 ハイルブ ロン バムベルガー シュトラーセ 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内燃機関に用いられる燃料噴射弁であって、弁ハウジングと、可動の弁閉 鎖体とが設けられており、該弁閉鎖体が弁座面と協働し、該弁座面が弁座体に形 成されており、該弁座体の下流側に噴射孔付板が配置されており、該噴射孔付板 に少なくとも1つの噴射孔が設けられている形式のものにおいて、弁座体(16 )と噴射孔付板(21)との間の熱伝達が、少なくとも1つの移行部分(18, 39,41)により減じられていることを特徴とする、内燃機関に用いられる燃 料噴射弁。 2.前記移行部分が、隆起された弁座体段部(18)として弁座体(16)に 形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。 3.前記移行部分が、隆起された噴射孔付板段部(39)として噴射孔付板( 21)に形成されている、請求項1または2記載の燃料噴射弁。 4.噴射孔付板(21)の、弁座体(16)に面した上側の端面(19)が、 少なくとも1つの噴射孔(25)を有する中心の範囲(24)を備えており、さ らに噴射孔付板(21)が、外周から出発する噴射孔付板段部(39)を形成す る目的で、上側の端面(19)に対して凹設されかつ前記中心の範囲(24)を 比較的大きな直径で取り囲む段部(52)を有してい る、請求項3記載の燃料噴射弁。 5.噴射孔付板(21)の、弁座体(16)に面した上側の端面(19)が、 少なくとも1つの噴射孔(25)を有する中心の範囲(24)を備えており、さ らに噴射孔付板(21)が、外周から出発する噴射孔付板段部(39)を形成す る目的で、上側の端面(19)に対して凹設されかつ前記中心の範囲(24)を 比較的大きな直径で取り囲む湾曲部(53)を有している、請求項3記載の燃料 噴射弁。 6.弁座体段部(18)が、円環状に形成されている、請求項2記載の燃料噴 射弁。 7.噴射孔付板段部(39)が、円環状に形成されている、請求項3記載の燃 料噴射弁。 8.噴射孔付板(21)が弁座体段部(18)に接触していて、該弁座体段部 (18)に結合されている、請求項2記載の燃料噴射弁。 9.噴射孔付板(21)の噴射孔付板段部(39)が弁座体(16)に接触し ていて、該弁座体(16)に結合されている、請求項3から5までのいずれか1 項記載の燃料噴射弁。 10.前記少なくとも1つの移行部分が、断熱作用を有する別個の断熱体(4 1)として形成されていて、弁座体(16)と噴射孔付板(21)との間に配置 されている、請求項1記載の燃料噴射弁。 11.前記断熱体(41)が、プラスチック、セラ ミックスまたはガラスから形成されている、請求項10記載の燃料噴射弁。
JP52315596A 1995-02-02 1996-01-17 内燃機関に用いられる燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP3625838B2 (ja)

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