JPH09504359A - シルクスクリーン印刷による小型点火素子の活性金属の被覆 - Google Patents
シルクスクリーン印刷による小型点火素子の活性金属の被覆Info
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Abstract
(57)【要約】
a)リードワイヤー、b)セラミック基板、c)約150μm未満の厚みを有するろうパッド、を含み、このリードワイヤーとセラミック基板が、ろうパッドによって電気的に接続するように置かれたセラミック点火素子。
Description
【発明の詳細な説明】
シルクスクリーン印刷による小型点火素子の活性金属の被覆
背景技術
本発明は、セラミック点火素子(ceramic igniters)および
それに必要な電気的接続物の製造方法に関するものである。セラミック点火素子
に対する改良された電気的接続物は、点火素子の電気的な伝導部にろう付け用パ
ッドを置いてシルクスクリーン印刷し、次いで、そのろう付け用パッドに電気リ
ードワイヤーをろう付けすることにより製造される。慎重なシルクスクリーン印
刷は、ろう付け用パッド厚の好ましい制御をもたらす。薄いろう付け用パッドが
製造された場合には、熱衝撃に余り影響されず、しかもセラミックの膨張誘起破
壊が起こる傾向が少なくなる。
発明の背景
セラミック点火素子は、長年知られており、商業的に使用されて来たが、その
技術使用中の抵抗増加や点火素子の電気的接続の早期破断に悩まされ続けてきた
。セラミック点火素子の製造には、セラミック構成要素を通る電気的回路を構成
することが必要であり、その一部が高い抵抗を有するため、電流が電気リードか
らそれを流れる際に温度が上昇する。しかしながら、この電気リードとセラミッ
クとの間の導電性インターフェイスは、典型的に前記リードとセラミックに起因
する異質の熱膨張を経験し、そのため割れが発生し易い。更に、望ましくない高
い抵抗領域が、金属リードとセラミックとの間の反応、結合された機械的および
電気的な接続、機械的欠陥或いは化学的な劣化、例えば酸化、の何れかによって
しばしば生成
される。そのような抵抗の増加は、問題である。その理由は、点火素子は、例え
、電圧低下時あるいは最大需要期間中に標準作動電圧の85%(例えば、24.
0Vが20.4V)にまで電圧低下した場合でも、使用寿命全体を通して燃料ガ
スを点火可能でなければならないからである。もし、供給される電圧が極端に低
下した場合、特に古い点火素子は電気的接触が極端に劣化しており、不十分な点
火素子温度が結果として生じる。調和のとれた固有抵抗と電気的継続性を達成す
ることは、この分野における継続する目標であった。
セラミック点火素子のための電気的接続を製造する従前の試みは、様々な結果
をもたらした。例えば、U.S.Patent No.3,875,477は、
i)電気的接触が行われる領域で窒化珪素の部分に軽いサンドブラスト処理を行
い、ii)サンドブラスト処理されたターミナルエンド部にアルミニウム金属或い
はアルミニウム合金を、溶融金属中への浸漬或いは溶射により被覆し、そしてii
i)耐火性で高アルミナタイプの電気的絶縁性のセメントを使用する方法が開示
されている。U.S.Patent No.3,928,910は、セラミック
(SiC)本体の物理的スロットに高温の火炎或いはプラズマ溶射によって挿入
されたリードをそれぞれスロットに固定することを意図するだけでなく、その点
火素子のターミナル部分に完全にないしは連続して包み込むために接着された電
気リードを有するガス点火素子が開示されている。U.S.Patent No
.3,928,910は、簡単な機械的なスクリューとナットの組立部品がセラ
ミック本体に機械的に開けられた孔を通して置かれた珪化モリブデンを含むセラ
ミック点火素子が開示されている。しかしながら、これら先行技術のそれぞれの
接続手段は、意図した使用の実質的な抵抗の増加、例えば、少なくとも100,
000回オン/オフサイクル後に約5%の増加、或いは商業的な再生
産性の失敗のどちらの問題に悩まされている。
マサセチュッツ州、ワーセスターのノートン社は、電気的接触が、100,0
00回オン/オフサイクル後に接触抵抗において約2%変動以下を有するセラミ
ック点火素子を製造した。これらの点火素子は、(i)電気的接触がなされる部
分が少なくとも20重量%の珪化モリブデン量を有するセラミック点火素子を形
成し、(ii)それらの部分に本体の活性な金属ろうをペイントし、(iii)50
0℃以上の温度の溶融ろうの手段によって電気リードをパッドにろう付けするこ
とで準備される。しかしながら、ろう材とセラミックとの間の熱膨張の不均衡は
、しばしば、ろう材に亀裂を生じ、電気的接続の欠陥に繋がることになる。
従って、本発明は、商業的に流動性のある改良されたセラミック点火素子を製
造することを目的とし、
(i)十分な使用の後でも望ましい接触抵抗を維持し、そして、
(ii)ろう材において望ましい熱的膨張特性を有するものである。
発明の概要
本発明によれば、
a)リードワイヤー、
b)セラミック基板、および
c)約150μm未満の厚みを有するろうパッド、
を含み、このリードワイヤーとセラミック基板が、ろうパッドによって電気的に
接続にあるように置かれたセラミック点火素子を提供するものである。
同様に、本発明によれば、電気的伝導セラミック基板から成る改良されたセラ
ミック点火素子を製造する方法を提供するもので、
a)電気的な電導セラミック基板上にあるろう材をシルクスクリーン印刷する
ことにより、ろうパッドを作る工程、および
b)少なくとも約500℃の温度で溶けるはんだの手段で該ろうに電気的リー
ドをはんだ付けする工程、
を含む方法から成る。
図面の簡単な説明
第図1は、本発明によるろうパッドにはんだ付けされた接続リードを有する好
ましい点火素子の平面図である。
望ましい実施形態の説明
理論に拘束される訳ではないが、従来のセラミック基板上にろうを塗装する方
法では、要求された電気的接続を行うのに必要以上にろうを堆積させていたと考
えられる。温度変動の間にこの過剰なろうによって起こる体積の変化は、ろう材
の下にあるセラミックの破壊や回路の破損を引き起こすに十分であると考えられ
る。そのような温度変動は、点火素子の製造過程および使用中に起こると考えら
る。セラミック上にろう材を高度に制御された状態でシルクスクリーン印刷する
ことによって、ろう材を十分に薄く、かつ幅狭い寸法に仕上げることができるた
め、過剰なろう材の堆積を防止し、しかもろうパッドの熱膨張で誘起された破壊
および電気的接続欠陥を回避することができる。従って、本発明の点火素子は、
所望の長期間の接触抵抗を維持(ろう材の使用により)するだけでなく、所望の
熱膨張特性(ろう材の薄さにより)を有するものである。
セラミック上のろう材のシルクスクリーン印刷は、従来のシルクスクリーン印
刷の如何なる方法でも達成しうる。一つの態様として、マサチューセッツ州、バ
ーリントンのdeHaart社で入手可
能なModel #SP−SA−5シルクスクリーンユニットが使用された。し
かしながら、このユニットが使用された場合は、点火素子にろうパターンの適切
な記録を確実にするためにセラミック点火素子に対して最初にイニシャライズさ
れなければならない。このイニシャライズの方法は、マサチューセッツ州、バー
リントンのdeHaart社で入手可能な真鍮製の入れ子(nest)が、前記
ユニットの印刷テーブル上の真空ベースプレート上に埋め込まれた。超音波洗浄
された点火素子要素は、次いでテーブル上に置かれ、真空中に保持されるか、軽
度の粘着テープで保持される。同時に、ニューハンプシャー州、メリマックのR
IV社で入手可能なポリマーメッシュスクリーンが、当該設備におけるスクリー
ンと点火素子間の高さを調整するために該ユニットのスクリーン印刷位置に低く
置かれる。フィーラーゲージが、離間距離を約0.0015インチ(38.1ミ
クロン)に最初に調整するために使用される。この距離は、更に追加的な0.0
20インチ(508ミクロン)をスクリーンのスナップバックを許容するために
後退される。スクイジー圧力が約20psi下回る(downforce)よう
セットされる。このスクリーンは、次いでスクイジー入れ子設備と分離するよう
セットするために外枠から取り外される。スクイジー前部は、約0.001イン
チ(25.4ミクロン)離間するよう調整され、一方、スクイジー後部は、約0
.016インチ(406.4ミクロン)離間するよう調整されが、両者はフィー
ラーゲージおよびマイクロメーターダイアルでセットする。このスクリーンは、
次いでスクイジー枠に再配備される。入れ子設備に各要素と共にスクリーンパタ
ーンの記録は、印刷テーブル上のx−y軸マイクロメーターダイアル調整器を使
用する。点火素子ブランクは、設備内に置かれ、スクリーン印刷のために適切な
粘性を有するろうペーストが、ヘラ型の
スクリーンに適用される。このユニットは、次いで点火され、ろうが点火素子ブ
ランクに適用される。このブランクは、次いで視覚で検査され、更に点火素子脚
部、好ましくは脚部の端部約0.25インチ(6350ミクロン)以内を被覆す
るために中心位置にx−y軸調整がなされる。このプロセスは、更に適切な記録
が達成されるまで繰り返される。本発明によるシルクスクリーン印刷から製造さ
れたろうパッドは、典型的には約150ミクロン以下、好ましくは115ミクロ
ン以下、更に好ましくは80ミクロン以下の厚さを有している。理論に拘束され
る訳ではないが、この減厚されたパッドは、熱衝撃の期間中もろうパッドの熱膨
張反応を軽減する。
パッドは、典型的には約3.6mm2以下、好ましくは約2.6mm2以下、更
に好ましくは約2.2mm2以下の露出した表面領域を有している。最も好まし
くは、パッドは、長さ約0.06インチ、幅約0.02インチによって特徴ずけ
された露出した表面領域を有している。実用的には、ろうパッドの露出した表面
領域は、できる限り少なくすべきであり、パッドが、セラミック要素の製造プロ
セスで残された機械加工による疵に接触しないことを確実にするために点火素子
脚部端部の中心にあるようにしたことを見出したものである。
本発明で使用されるろう組成は、セラミック点火素子高い伝導部を伴って電気
的接続部を形成するこの分野での従来の如何なるろう組成であってもよい。セラ
ミックに対し要求された高度の粘着性を得るために、ろうは典型的にセラミック
材料に濡れ、かつ反応する活性金属を含んでおり、ろうに含まれるフィラーメタ
ルによって接着性が付与される。特に活性金属の例として、チタニウム、ジルコ
ニウム、ニオビウム、ニッケル、パラジウム及び金が含まれている。活性金属は
、好ましくは、チタニウム、ジウニウムである。この
活性金属に加えて、ろう材は、1種ないし2種以上の銀、銅、インジウム、錫、
鉛、カドミウムおよびリンのようなフィラーメタルを含んでいる。好ましくは、
フィラーメタル混合物が使用される。最も好ましくは、ろう材が、活性金属とし
てチタニウムからなり、かつフィラーメタルとして銅と銀の混合物からなる。一
般に、ろう材は、約0.1と約5ウエイトパーセント(“w/o”)の間の活性
金属と約99.9と約95w/oの間のフィラーメタルを含んでいる。このよう
に適切なろう材は、商業的にはウイスコンシン州、カダフィーのルーカス−ミル
ホート社の取引名Lucanexおよびカルフォルニア州、ベルモントのウエス
ゴ社Cusil、Cusinで入手可能である。本発明で有用と見出された特殊
なろう材は、Lucanex 721およびCusil Brazeを含んでお
り、それぞれの物は約70.5w/oの銀、約27.5w/oの銅、および約2
.0w/oのチタニウムを含んでいる。
本発明のセラミック部は、点火素子の分野で通常使用されているどんなセラミ
ックでもよい。好ましくは、セラミックは、窒化アルミ、硅化モリブデン、およ
び炭化珪素からなる。より好ましくは、U.S.Pat.No.5,045,2
37(Washburn patent)に開示されている窒化アルミ(AlN
),硅化モリブデン(MoSi2)および炭化珪素(SiC)の混合物が使用さ
れ、上記特許明細書の開示内容の全ては本発明の参照として取り入れた。
この点火素子は、好ましくは、約40〜70ボリュームパーセント(v/o)
の窒化物セラミックと約30〜60v/oのMoSi2および約1:3〜3:1
の量的比率にあるSiCから成る。より好ましい点火素子は、ウオシュバーン特
許に開示された種々の組成を有している。図1は、本発明による点火素子を示す
もので、点火
素子10の化学組成は、中間部14を通じて高度の抵抗部12から高度の伝導部
16まで様々に変化する。しかしながら、好ましくは、中間部14は、製造の簡
略化のために省略する。この点火素子は、本発明によれば2つの活性金属ろうパ
ッド18および18’が電気リード20および20’にそれぞれはんだ付けされ
ている。
高度の抵抗部12は、一般に少なくとも温度範囲1000〜1600℃におい
て少なくとも約0.04ohm−cm、好ましくは少なくとも約0.07ohm
−cmの固有抵抗を有している。それは、好ましくは、約50〜70v/oの窒
化物セラミックおよび30〜50v/oのMoSi2およびMoSi2の約1重量
部に対してSiC約2重量部の重量比率にあるSiCから成る。
前記中間部14が存在する場合には、好ましくは、約50〜70v/oの窒化
物セラミックおよび30〜50v/oのMoSi2および重量比率で約1:1に
あるSiCから成る。
高度の伝導部16は、一般に100〜800℃の温度範囲で約0.005oh
m−cm以下、好ましくは 約0.003ohm−cm以下の固有抵抗を有して
いる。それは、好ましくは、約30〜55v/oの窒化物セラミックおよび45
〜70v/oのMoSi2
および重量比率で約1:1〜2:3にあるSiCから成る。
このセラミック点火素子の抵抗組成として使用のために好適な窒化物は、窒化
硅素、窒化アルミ、窒化ボロン、およびそれらの混合物を含んでいる。好まし窒
化物は窒化アルミである。
本発明の電気的なワイヤーリードは、従来よりはんだによってろうパッドに接
続されている。はんだは、等級を落とすことなく使用中に約485℃の温度に維
持されるべきであり、しかも低い固有抵抗を有していなければならない。一般に
、約500℃の融点、好ましくは約600℃を越える融点を有するはんだが使用
される。好適
なはんだは、典型的には以下の組成をw/oとして含んでいる。
上述した他の金属は、アルミニウム、錫、インジウム、リン、カドミウム、およ
びニッケルから選択される1種またはそれ以上の金属を含んでいる。好適なはん
だは、商業的にはオハヨウ州、シンシナテイのJ.W.Harris社で入手可
能な取引名Safety−Silv 45である。ここで有用と判断された特殊
なはんだは、名目上45w/oの銀、30w/oの銅、および25w/oの亜鉛
を含んでいる。他の特殊なはんだは、Safety−Silv 1200を含め
て、名目上56%の銀、22%の銅、17%の亜鉛、および5%の錫を含んでお
り、またSafety−Silv 1577は、名目上25%の銀、52.5%
の銅、22.5%の亜鉛を含んでいる。
ろうパッドにリードワイヤをはんだ付けする際に、はんだを直接ワイヤーろう
パッドインターフェイス(フラックスで被覆された)に導入することが有益であ
ることを見いだした。トーチがこのインターフェイスに加熱のために適用される
場合、はんだはワイヤーに向かって流れ、そして伝導性の結合部のろう付けされ
た領域を強化する。幾つかの態様において、加熱源として酸素アセチレントーチ
が使用される。他の態様においては、コネチカット州、オールドセイブルックの
mta/Schunk Automation社で入手可能な水素を利用してい
るMicrofflame Soldering加熱システムが使用される。
点火素子がシルクスクリーンされた後で、それらは典型的にはグラファイト設
備でセラミックにろうを融合させるために加熱される。一般的に、点火素子は、
約0.0001Torr以下の圧力を有する炉で約810℃と約890℃の間の
温度で約6〜10分間加熱される。選択的に、それらは約50ppm以下の濃度
の酸素を含んだアルゴン雰囲気を有する連続ベルト炉で加熱されてもよい。本発
明の点火素子は、例えば炉や調理用機器のようなガス状燃料点火装置への適用例
を含む多くの用途に使用される。本発明の実施は、以下の実施例および比較例に
限定されることはない。
実施例
実施例 1
図1に示したような2重脚のヘアピン(U型)セラミック点火素子がウオシュ
バーン特許の教示に従って窒化アルミ、炭化硅素および硅化モリブデンで用意さ
れた。このセラミックの組成はw/oで以下の通りである。
次に、活性金属のろう付けペースト、Lucas−Mihaupt社で製造さ
れたLucanex 721が、金属の粉末状ろうを融合するために耐火性の金
属炉で高真空下で875℃で約6分間加熱され、化学的にセラミック基板と反応
させた。ろう材は、次いで、厚さ約150μmを有するパッドを形成するために
それぞれの脚の1000um x 2500umの領域をシルクスクリーンした
。
それぞれのろうパッドに従来の銅製の電気的ワイヤーを接着する
ために、Safety−Silv 45はんだ材が使用された。はんだ付けは、
熱源として酸素アセチレントーチを使用して実施した。はんだワイヤーは、接合
部に流れ込むように標準銀はんだフラックス中に浸漬され、そして接合される表
面を清浄化して銀はんだが溶けるよう許容し、ろう材のパッドワイヤーインター
フェイスに流れ込ませる。熱が除去され、接合部は、はんだが冷却で硬化される
まで追加的に5秒間その状態に維持される。
このプロセスで製造されたセラミック点火素子は、可視的な20倍の双眼顕微
鏡でろうパッドのクラックを検査した。ろうパッド部で約0.4%以下の割れが
観察された。
実施例 2
ろうが単にセラミック基板上でブラシ掛けされた以外は、実施例1と全じ方法
が繰り返された。得られたパッドは、厚さ約200μmで9.0mm2の領域を
有していた。次いで、この方法で製造されたセラミック点火素子は、ろうパッド
部の割れを上述のように検査した。ろうパッド部で約30%の割れが観察された
。これらの割れは、はんだ付けプロセスにおいて要求された熱に起因する熱衝撃
によって引き起こされたろうパッド部の量的膨張によるものと考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年8月24日
【補正内容】
明細書
そのような抵抗の増加は、問題である。その理由は、点火素子は、例え、電圧低
下時あるいは最大需要期間中に標準作動電圧の85%(例えば、24.0Vが2
0.4V)にまで電圧低下した場合でも、使用寿命全体を通して燃料ガスを点火
可能でなければならないからである。もし、供給される電圧が極端に低下した場
合、特に古い点火素子は電気的接触が極端に劣化しており、不十分な点火素子温
度が結果として生じる。調和のとれた固有抵抗と電気的継続性を達成することは
、この分野における継続する目標であった。
セラミック点火素子のための電気的接続を製造する従前の試みは、様々な結果
をもたらした。例えば、U.S.Patent No.3,875,477は、
i)電気的接触が行われる領域で窒化珪素の部分に軽いサンドブラスト処理を行
い、ii)サンドブラスト処理されたターミナルエンド部にアルミニウム金属或い
はアルミニウム合金を、溶融金属中への浸漬或いは溶射により被覆し、そしてii
i)耐火性で高アルミナタイプの電気的絶縁性のセメントを使用する方法が開示
されている。U.S.Patent No.3,928,910は、セラミック
(SiC)本体の物理的スロットに高温の火炎或いはプラズマ溶射によって挿入
されたリードをそれぞれスロットに固定することを意図するだけでなく、その点
火素子のターミナル部分に完全にないしは連続して包み込むために接着された電
気リードを有するガス点火素子が開示されている。U.S.Patent No
.3,928,910は、簡単な機械的なスクリューとナットの組立部品がセラ
ミック本体に機械的に開けられた孔を通して置かれた珪化モリブデンを含むセラ
ミック点火素子が開示されている。しかしながら、これら先行技術のそれぞれの
接続手段は、意図した使用の実質的な抵抗の増加、例えば、少なくとも100,
000回オン/オフサイクル後に約5%の増加、或いは商業的な再生
産性の失敗のどちらの問題に悩まされている。
EP−A−0486009は、
(a)リードワイヤー、
(b)セラミック基板、および
(c)ろうパッド、を含み、
前記リードワイヤーとセラミック基板がろうパッドによって電気的に接続する
ように置かれたことを特徴とするセラミック点火素子、
を開示している。
EP−A−0486009は、また、点火素子を製造する方法であって、
(a)電気的な伝導性のあるセラミック基板の表面にろう材を供給してろうパ
ッドを作る工程、
(b)少なくとも約500℃の温度で溶けるはんだの手段で該ろうに電気的リ
ードをはんだ付けする工程、を含み、
前記ろう材がブラシをかける手段によって供給されることを特徴とする方法を開
示している。このEP−A−0486009の実施例1に示されているように、
この方法では、ろうパッドの厚みが約200μという結果となる。
マサセチュッツ州、ワーセスターのノートン社は、電気的接触が、100,0
00回オン/オフサイクル後に接触抵抗において約2%変動以下を有するセラミ
ック点火素子を製造した。これらの点火素子は、(i)電気的接触がなされる部
分が少なくとも20重量%の珪化モリブデン量を有するセラミック点火素子を形
成し、(ii)それらの部分に本体の活性な金属ろうをペイントし、(iii)50
0℃以上の温度の溶融ろうの手段によって電気リードをパッドにろう付けするこ
とで準備される。しかしながら、ろう材とセラミックと
の間の熱膨張の不均衡は、しばしば、ろう材に亀裂を生じ、電気的接続の欠陥に
繋がることになる。
従って、本発明は、商業的に流動性のある改良されたセラミック点火素子を製
造することを目的とし、
(i)十分な使用の後でも望ましい接触抵抗を維持し、そして、
(ii)ろう材において望ましい熱的膨張特性を有するものである。
発明の概要
本発明によれば、
a)リードワイヤー、
b)セラミック基板、および
c)約150μm未満の厚みを有するろうパッド、
を含み、このリードワイヤーとセラミック基板が、ろうパッドによって電気的に
接続にあるように置かれたセラミック点火素子を提供するものである。
同様に、本発明によれば、電気的伝導セラミック基板から成る改良されたセラ
ミック点火素子を製造する方法を提供するもので、
a)電気的な電導セラミック基板上にあるろう材をシルクスクリーン印刷する
ことにより、ろうパッドを作る工程、および
b)少なくとも約500℃の温度で溶けるはんだの手段で該ろうに電気的リー
ドをはんだ付けする工程、
を含む方法から成る。
図面の簡単な説明
第図1は、本発明によるろうパッドにはんだ付けされた接続りードを有する好
ましい点火素子の平面図である。
望ましい実施形態の説明
理論に拘束される訳ではないが、従来のセラミック基板上にろうを塗装する方
法では、要求された電気的接続を行うのに必要以上にろうを堆積させていたと考
えられる。温度変動の間にこの過剰なろうによって起こる体積の変化は、ろう材
の下にあるセラミックの破壊や回路の破損を引き起こすに十分であると考えられ
る。そのような温度変動は、点火素子の製造過程および使用中に起こると考えら
る。セラミック上にろう材を高度に制御された状態でシルクスクリーン印刷する
ことによって、ろう材を十分に薄く、かつ幅狭い寸法に仕上げることができるた
め、過剰なろう材の堆積を防止し、しかもろうパッドの熱膨張で誘起された破壊
および電気的接続欠陥を回避することができる。従って、本発明の点火素子は、
所望の長期間の接触抵抗を維持(ろう材の使用により)するだけでなく、所望の
熱膨張特性(ろう材の薄さにより)を有するものである。
セラミック上のろう材のシルクスクリーン印刷は、従来のシルクスクリーン印
刷の如何なる方法でも達成しうる。一つの態様として、マサチューセッツ州、バ
ーリントンのdeHaart社で入手可能なModel #SP−SA−5シル
クスクリーンユニットが使用された。しかしながら、このユニットが使用された
場合は、点火素子にろうパターンの適切な記録を確実にするためにセラミック点
火素子に対して最初にイニシャライズされなければならない。このイニシャライ
ズの方法は、マサチューセッツ州、バーリントンのdeHaart社で入手可能
な真鍮製の入れ子(nest)が、前記ユニットの印刷テーブル上の真空ベース
プレート上に埋め込まれた。超音波洗浄された点火素子要素は、次いでテーブル
上に置かれ、真空中に保持されるか、軽度の粘着テープで保持される。同時に、
ニューハンプシャー州、メリマックのRIV社で入手可能なポリマ
ーメッシュスクリーンが、当該設備におけるスクリーンと点火素子間の高さを調
整するために該ユニットのスクリーン印刷位置に低く置かれる。フィーラーゲー
ジが、離間距離を約0.0015インチ(38.1ミクロン)に最初に調整する
ために使用される。この距離は、更に追加的な0.020インチ(508ミクロ
ン)をスクリーンのスナップバックを許容するために後退される。スクイジー圧
力が約20psi下回る(downforce)ようセットされる。このスクリ
ーンは、次いでスクイジー入れ子設備と分離するようセットするために外枠から
取り外される。スクイジー前部は、約0.001インチ(25.4ミクロン)離
間するよう調整され、一方、スクイジー後部は、約0.016インチ(406.
4ミクロン)離間するよう調整されが、両者はフィーラーゲージおよびマイクロ
メーターダイアルでセットする。このスクリーンは、次いでスクイジー枠に再配
備される。入れ子設備に各要素と共にスクリーンパターンの記録は、印刷テーブ
ル上のx−y軸マイクロメーターダイアル調整器を使用する。点火素子ブランク
は、設備内に置かれ、スクリーン印刷のために適切な粘性を有するろうペースト
が、ヘラ型のスクリーンに適用される。このユニットは、次いで点火され、ろう
が点火素子ブランクに適用される。このブランクは、次いで視覚で検査され、更
に点火素子脚部、好ましくは脚部の端部約0.25インチ(6350ミクロン)
以内を被覆するために中心位置にx−y軸調整がなされる。このプロセスは、更
に適切な記録が達成されるまで繰り返される。本発明によるシルクスクリーン印
刷から製造されたろうパッドは、典型的には約150ミクロン以下、好ましくは
115ミクロン以下、更に好ましくは80ミクロン以下の厚さを有している。理
論に拘束される訳ではないが、この減厚されたパッドは、熱衝撃の期間中もろう
パッドの熱膨張反応を軽減する。
パッドは、典型的には約3.6mm2以下、好ましくは約2.6mm2以下、更
に好ましくは約2.2mm2以下の露出した表面領域を有している。最も好まし
くは、パッドは、長さ約1.524mm(0.06インチ),幅約0.508m
m(0.02インチ)によって特徴ずけされた露出した表面領域を有している。
実用的には、ろうパッドの露出した表面領域は、できる限り少なくすべきであり
、パッドが、セラミック要素の製造プロセスで残された機械加工による疵に接触
しないことを確実にするために点火素子脚部端部の中心にあるようにしたことを
見出したものである。
本発明で使用されるろう組成は、セラミック点火素子高い伝導部を伴って電気
的接続部を形成するこの分野での従来の如何なるろう組成であってもよい。セラ
ミックに対し要求された高度の粘着性を得るために、ろうは典型的にセラミック
材料に濡れ、かつ反応する活性金属を含んでおり、ろうに含まれるフィラーメタ
ルによって接着性が付与される。特に活性金属の例として、チタニウム、ジルコ
ニウム、ニオビウム、ニッケル、パラジウム及び金が含まれている。活性金属は
、好ましくは、チタニウム、ジウニウムである。この活性金属に加えて、ろう材
は、1種ないし2種以上の銀、銅、インジウム、錫、鉛、カドミウムおよびリン
のようなフィラーメタルを含んでいる。好ましくは、フィラーメタル混合物が使
用される。最も好ましくは、ろう材が、活性金属としてチタニウムからなり、か
つフィラーメタルとして銅と銀の混合物からなる。一般に、ろう材は、約0.1
と約5ウエイトパーセント(“w/o”)の間の活性金属と約99.9と約95
w/oの間のフィラーメタルを含んでいる。このように適切なろう材は、商業的
にはウイスコンシン州、カダフィーのルーカス−ミルホート社の取引名Luca
nexおよびカルフォルニア州、ベルモントのウエスゴ社Cusil、Cusi
nで入手可能である。本発明で有用と見出された特殊なろう材は、Lucane
x 721およびCusil Brazeを含んでおり、それぞれの物は約70
.5w/oの銀、約27.5w/oの銅、および約2.0w/oのチタニウムを
含んでいる。
本発明のセラミック部は、点火素子の分野で通常使用されているどんなセラミ
ックでもよい。好ましくは、セラミックは、窒化アルミ、硅化モリブデン、およ
び炭化珪素からなる。より好ましくは、U.S.Pat.No.5,045,2
37(Washburn patent)に開示されている窒化アルミ(AlN
),硅化モリブデン(MoSi2)および炭化珪素(SiC)の混合物が使用さ
れ、上記特許明細書の開示内容の全ては本発明の参照として取り入れた。
この点火素子は、好ましくは、約40〜70ボリュームパーセント(v/o)
の窒化物セラミックと約30〜60v/oのMoSi2および約1:3〜3:1
の量的比率にあるSiCから成る。より好ましい点火素子は、ウオシュバーン特
許に開示された種々の組成を有している。図1は、本発明による点火素子を示す
もので、点火素子10の化学組成は、中間部14を通じて高度の抵抗部12から
高度の伝導部16まで様々に変化する。しかしながら、好ましくは、中間部14
は、製造の簡略化のために省略する。この点火素子は、本発明によれば2つの活
性金属ろうパッド18および18’が電気リード20および20’にそれぞれは
んだ付けされている。
高度の抵抗部12は、一般に少なくとも温度範囲1000〜1600℃におい
て少なくとも約0.04ohm−cm、好ましくは少なくとも約0.07ohm
−cmの固有抵抗を有している。それは、好ましくは、約50〜70v/oの窒
化物セラミックおよび30〜50v/oのMoSi2およびMoSi2の約1重量
部に対して
SiC約2重量部の重量比率にあるSiCから成る。
前記中間部14が存在する場合には、好ましくは、約50〜70v/oの窒化
物セラミックおよび30〜50v/oのMoSi2および重量比率で約1:1に
あるSiCから成る。
高度の伝導部16は、一般に100〜800℃の温度範囲で約0.005 o
hm−cm以下、好ましくは 約0.003 ohm−cm以下の固有抵抗を有
している。それは、好ましくは、約30〜55v/oの窒化物セラミックおよび
45〜70v/oのMoSi2および重量比率で約1:1〜2:3にあるSiC
から成る。
このセラミック点火素子の抵抗組成として使用のために好適な窒化物は、窒化
硅素、窒化アルミ、窒化ボロン、およびそれらの混合物を含んでいる。好まし窒
化物は窒化アルミである。
本発明の電気的なワイヤーリードは、従来よりはんだによってろうパッドに接
続されている。はんだは、等級を落とすことなく使用中に約485℃の温度に維
持されるべきであり、しかも低い固有抵抗を有していなければならない。一般に
、約500℃の融点、好ましくは約600℃を越える融点を有するはんだが使用
される。好適なはんだは、典型的には以下の組成をw/oとして含んでいる。
上述した他の金属は、アルミニウム、錫、インジウム、リン、カドミウム、およ
びニッケルから選択される1種またはそれ以上の金属を含んでいる。好適なはん
だは、商業的にはオハヨウ州、シンシナテイのJ.W.Harris社で入手可
能な取引名Safety−
Silv 45である。ここで有用と判断された特殊なはんだは、名目上45w
/oの銀、30w/oの銅、および25w/oの亜鉛を含んでいる。他の特殊な
はんだは、Safety−Silv 1200を含めて、名目上56%の銀、2
2%の銅、17%の亜鉛、および5%の錫を含んでおり、またSafety−S
ilv 1577は、名目上25%の銀、52.5%の銅、22.5%の亜鉛を
含んでいる。
ろうパッドにリードワイヤをはんだ付けする際に、はんだを直接ワイヤーろう
パッドインターフェイス(フラックスで被覆された)に導入することが有益であ
ることを見いだした。トーチがこのインターフェイスに加熱のために適用される
場合、はんだはワイヤーに向かって流れ、そして伝導性の結合部のろう付けされ
た領域を強化する。幾つかの態様において、加熱源として酸素アセチレントーチ
が使用される。他の態様においては、コネチカット州、オールドセイブルックの
mta/Schunk Automation社で入手可能な水素を利用してい
るMicrofflame Soldering加熱システムが使用される。
点火素子がシルクスクリーンされた後で、それらは典型的にはグラファイト設
備でセラミックにろうを融合させるために加熱される。一般的に、点火素子は、
約0.0133Pa(0.0001Torr)以下の圧力を有する炉で約810
℃と約890℃の間の温度で約6〜10分間加熱される。選択的に、それらは約
50ppm以下の濃度の酸素を含んだアルゴン雰囲気を有する連続べルト炉で加
熱されてもよい。本発明の点火素子は、例えば炉や調理用機器のようなガス状燃
料点火装置への適用例を含む多くの用途に使用される。本発明の実施は、以下の
実施例および比較例に限定されることはない。
実施例
実施例 1
図1に示したような2重脚のヘアピン(U型)セラミック点火素子がウオシュ
バーン特許の教示に従って窒化アルミ、炭化硅素および硅化モリブデンで用意さ
れた。このセラミックの組成はw/oで以下の通りである。
次に、活性金属のろう付けペースト、Lucas−Mihaupt社で製造され
たLucanex 721が、金属の粉末状ろうを融合するために耐火性の金属
炉で高真空下で875℃で約6分間加熱され、化学的にセラミック基板と反応さ
せた。ろう材は、次いで、厚さ約150μmを有するパッドを形成するためにそ
れぞれの脚の1000um x 2500umの領域をシルクスクリーンした。
それぞれのろうパッドに従来の銅製の電気的ワイヤーを接着するために、Sa
fety−Silv 45はんだ材が使用された。はんだ付けは、熱源として酸
素アセチレントーチを使用して実施した。はんだワイヤーは、接合部に流れ込む
ように標準銀はんだフラックス中に浸漬され、そして接合される表面を清浄化し
て銀はんだが溶けるよう許容し、ろう材のパッドワイヤーインターフェイスに流
れ込ませる。熱が除去され、接合部は、はんだが冷却で硬化されるまで追加的に
5秒間その状態に維持される。
このプロセスで製造されたセラミック点火素子は、可視的な20倍の双眼顕微
鏡でろうパッドのクラックを検査した。ろうパッド部で約0.4%以下の割れが
観察された。
実施例 2
ろうが単にセラミック基板上でブラシ掛けされた以外は、実施例1と全じ方法
が繰り返された。得られたパッドは、厚さ約200μmで9.0mm2の領域を
有していた。次いで、この方法で製造されたセラミック点火素子は、ろうパッド
部の割れを上述のように検査した。ろうパッド部で約30%の割れが観察された
。これらの割れは、はんだ付けプロセスにおいて要求された熱に起因する熱衝撃
によって引き起こされたろうパッド部の量的膨張によるものと考えられる。
請求の範囲
1.a)リードワイヤー(20、21’)、
b)セラミック基板(12、14、16)、および
c)ろうパッド(18、18’)を含み、
前記リードワイヤー(20、21’)と前記セラミック基板(12、14、1
6)が、ろうパッドによって電気的に接続するように置かれたセラミック点火素
子(10)であって、前記ろうパッドが約150μm未満の厚みを有することを
改良点とするセラミック点火素子(10)。
2.前記ろうパッド(18、18’)が、約115μm未満の厚みを有する請
求項1記載の点火素子(10)。
3.前記ろうパッド(18、18’)が、約80μm未満の厚みを有する請求
項1記載の点火素子(10)。
4.前記ろうパッド(18、18’)が、3.6mm2未満の露出した表面領
域を有する請求項1記載の点火素子(10)。
5.前記ろうパッド(18、18’)が、チタニウム、ジルコニウム、ニオビ
ウム、ニッケル、パラジウムおよび金からなる群から選ばれた一つの活性金属を
含む請求項1記載のセラミック点火素子(10)。
6.前記ろうパッド(18、18’)が、更に銀、銅、インジウム、錫、亜鉛
、鉛、カドミウムおよび燐からなる群から選ばれた少なくとも一つのフィラーメ
タルを含む請求項1記載のセラミック点火素子(10)。
7.前記ろうパッド(18、18’)が、チタニウム、銅および銀を含む請求
項1記載のセラミック点火素子(10)。
8.表面を有する電気的な伝導性のあるセラミック基板(12、
14、16)からなる改良されたセラミック点火素子(10)を製造する方法で
あって、
(a)電気的な伝導性のあるセラミック基板(12、14、16)表面にろう
パッド(18、18’)を作るためにろう材を供給する工程、および
(b)少なくとも約500℃の温度で溶解するはんだによって前記ろうパッド
(18、18’)に電気リード(20、20’)をはんだ付けする工程を含む方
法であって、
前記電気的な伝導性のあるセラミック基板(12、14、16)表面にシルク
スクリーン印刷によってろう材を適用する改良点とするセラミック点火素子(1
0)の製造方法。
9.前記ろう材が、チタニウム、ジルコニウム、ニオビウム、ニッケル、パラ
ジウムおよび金からなる群から選ばれた一つの活性金属を含む請求項8記載の方
法。
10.前記ろう材が、更に銀、銅、インジウム、錫、亜鉛、鉛、カドミウムおよ
び燐からなる群から選ばれた少なくとも一つのフィラーメタルを含む請求項9記
載の方法。
11.前記ろう材が、チタニウム、銅および銀を含む請求項8記載の方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
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,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
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N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU
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LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N
Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK
,TJ,TT,UA,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.a)リードワイヤー、 b)セラミック基板、 c)約150μm未満の厚みを有するろうパッド、を含み、 前記リードワイヤーと前記セラミック基板が、ろうパッドによって電気的に接 続するように置かれたことを特徴とするセラミック点火素子。 2.前記パッドが、約115μm未満の厚みを有する請求項1記載の点火素子 。 3.前記パッドが、約80μm未満の厚みを有する請求項1記載の点火素子。 4.前記パッドが、3.6mm2未満の露出した表面領域を有する請求項1記 載の点火素子。 5.チタニウム、ジルコニウム、ニオビウム、ニッケル、パラジウムおよび金 からなる群から選ばれた一つの活性金属を含む請求項1記載のセラミック点火素 子。 6.前記ろうパッドが、更に銀、銅、インジウム、錫、亜鉛、鉛、カドミウム および燐からなる群から選ばれた少なくとも一つのフィラーメタルを含む請求項 1記載のセラミック点火素子。 7.前記ろうパッドが、チタニウム、銅および銀を含む請求項1記載のセラミ ック点火素子。 8.電気的な伝導性のあるセラミック基板からなる改良されたセラミック点火 素子を製造する方法であって、 (a)電気的な伝導性のあるセラミック基板上にろう材をシルクスクリーン印 刷することによりろうパッドを作る工程、および (b)少なくとも約500℃の温度で溶解するはんだによって前 記ろうパッドに電気リードをはんだ付けする工程、 を含む方法。 9.前記ろう材が、チタニウム、ジルコニウム、ニオビウム、ニッケル、パラ ジウムおよび金からなる群から選ばれた一つの活性金属を含む請求項8記載の方 法。 10.前記ろう材が、更に銀、銅、インジウム、錫、亜鉛、鉛、カドミウムおよ び燐からなる群から選ばれた少なくとも一つのフィラーメタルを含む請求項9記 載の方法。 11.記ろう材が、チタニウム、銅および銀を含む請求項8記載の方法。
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