JPH09503257A - リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、または漂白するための多成分系ならびにその使用方法 - Google Patents

リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、または漂白するための多成分系ならびにその使用方法

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JPH09503257A JP8518274A JP51827496A JPH09503257A JP H09503257 A JPH09503257 A JP H09503257A JP 8518274 A JP8518274 A JP 8518274A JP 51827496 A JP51827496 A JP 51827496A JP H09503257 A JPH09503257 A JP H09503257A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、または漂白するための多成分系ならびにその使用方法に関する。この多成分系は、a.場合によっては少なくとも1つの酸化触媒およびb.少なくとも1つの適当な酸化剤およびc.ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン誘導体、ヒドロオキサム酸、ヒドロオキサム酸誘導体、少なくとも1個のN−ヒドロキシ−、オキシム−、N−オキシ−もしくはN,N′−ジオキシ官能基を有する脂肪族、脂環式、複素環式または芳香族化合物の群から選択された少なくとも1つのメディエーターおよびd.芳香族アルコール、カルボニル化合物、脂肪族エーテル、フェノールエーテルおよび/またはオレフィン(アルケン)の群からの場合による少なくとも1つのコメディエーターおよびe.それぞれ使用されるメディエーターの微少量の少なくとも1つの遊離アミンを含有することによって特徴付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、また は漂白するための多成分系ならびにその使用方法 本発明は、リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解 するか、または漂白するための多成分系ならびにその使用方法に関する。 現在、専らセルロース物質の製造に使用される方法としては、硫酸塩法および 亜硫酸塩法を挙げることができる。これら2つの方法を用いた場合には、煮沸下 および圧力下にセルロース物質が製造される。硫酸塩法は、NaOHおよびNa2 Sの添加下に作業され、一方で亜硫酸塩法の場合には、Ca(HSO32+S O2が使用される。 全ての方法は、主要な目的として使用される植物材料、木材または一年生植物 からのリグニンの除去を有している。 セルロースおよび半セルロースと一緒に植物材料(茎または幹)の主要成分を 成すリグニンは、除去されなければならない。それというのも、さもないと、黄 変せず、機械的に高負荷可能な紙を製造することは、不可能であるからである。 木材パルプの製造法は、木材を相応する前処理(化 学的、熱的または化学的熱的)後に粉砕によってデフィブリル化する、石による 砕木(砕木パルプ)またはリファイナー処理を用いて作業する。 この木材パルプは、なおリグニンの大部分を有している。この木材パルプは、 とりわけ新聞、グラビア誌等の製造に使用されている。 ここ数年来、リグニン分解に酵素を使用する可能性について研究がなされてい る。この種のリグニン分解系の作用機構は、適当な育成条件および誘導者の添加 によって白腐敗菌類のファネロカエテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chry sosporium)で十分な酵素量を生じることに成功したこととして、数年前に初め て解明された。その際に、これまで知られていなかったリグニンペルオキシダー ゼおよびマンガンペルオキシダーゼが見い出された。このファネロカエテ・クリ ソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)は、極めて有効なリグニン分解 体であるので、このファネロカエテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chryso sporium)の酵素を分離しかつ精製された形でリグニン分解に使用することが試 みられた。しかし、このことは成功しなかった。それというのも、この酵素は特 にリグニンの再重合を生じ、かつリグニンの分解は生じないことが明らかになっ たからである。 同様のことは、別のリグニン分解酵素種、例えばラッカーゼにも当てはまり、 このラッカーゼは、過酸化 水素の代わりに酸素を用いてリグニンを酸化分解する。全ての場合に類似の過程 を生じることを確認することができた。即ち、ラジカルを形成し、このラジカル は、再びそれ自体互いに反応し、ひいては重合を生じる。 即ち、今日では、生体内系を用いて作業する方法だけが存在する(真菌類系) 。最適化の試験の主要な重点は、いわゆる生物パルプ化および生物漂白である。 生物パルプ化は、パルプ砕木を生存する真菌類系で処理することである。 2種類の適用形がある: 1.木材パルプ(例えば、TMPまたは砕木パルプ)の製造の際にエネルギーを 節約するためのリファーナー処理または粉砕前のパルプ砕木の前処理。 他の利点は、物質の機械的性質が多くの場合に改善されることであり、1つの 欠点は、劣悪な最終白色度である。 2.セルロース煮沸(クラフト処理、亜硫酸塩処理)前のパルプ砕木(軟質木材 /硬質木材)の前処理。 この場合の目的は、煮沸化学薬品の減少、煮沸能力の改善および”エクステン デッド・クッキング”である。 また、利点として、前処理なしの煮沸と比較して煮沸後の改善されたカッパー 価の減少が達成される。 この方法の欠点は、砕木の不経済な滅菌を断念しよ うとする場合に、処理時間(数週間)が明らかに長いことおよび特に処理の間の 汚染化の危険が解決されないことにある。 生物漂白法は、同様に生体内系を用いて作業する。煮沸されたセルロース(軟 質木材/硬質木材)は、漂白前に真菌類が接種され、かつ数日間ないし数週間処 理される。この長い処理時間後にのみ、重要なカッパー価の減少および白色度の 上昇が判明し、このことは、常用の一連の漂白法における補充のために処理を不 経済にする。 多くの場合に不動態化された真菌類系を用いて実施される他の適用法は、セル ロース工場排水、殊に漂白工場排水が変色しかつAOXが減少するためにこの排 水を処理することにある(塩素−または二酸化塩素漂白工程で生じる排水の中の 塩素化化合物の減少)。 更に、ヘミセルラーゼ、特にキシラナーゼ、マンナナーゼを”漂白ブースター (Bleichbooster)”として使用することは、公知である。 この酵素は、専ら煮沸過程後に残留リグニンを部分的に覆う再沈殿キシランに 抗して作用し、この酵素の分解によって次の続く漂白過程において使用される漂 白化学薬品(特に、二酸化塩素)のためにリグニンの入手可能性を増大させる。 漂白化学薬品の実験室で検出された節約は、制限されてのみ大規模に行なわれ、 したがってこの酵素型は、全ての場合に漂白添加剤と して分級することができる。 リグニン分解酵素または真菌類の最近試みられた可能な他の使用は、”石炭の 液化”の際に認めることができる。先行する試験により、褐炭または石炭を生体 内での処理によって、例えば白腐敗菌類のファネロカエテ・クリソスポリウム( Phanerochaete chrysosporium)で攻撃させかつ液化させることの原理的な可能 性が示される(恒温保持時間数週間)。(Bioengineering 4.92.8 Jg.) 石炭の可能な構造は、リグニン構造と”或程度の”類似性を有する多環式の芳 香族環系の三次元網状構造を示す。 キレート化剤(親鉄剤、例えば蓚酸アンモニウム)および生物界面活性剤は、 リグニン分解酵素とともに共因子と見なされる。 国際出願PCT/EP87/00635には、リグニンをリグニンセルロース 含有材料から、同時の漂白下に除去するための1つの系が記載されており、この 系は、白腐敗菌類からのリグニン分解酵素と一緒に還元剤および酸化剤ならびに フェノール性化合物の添加下にメディエーター(Mediator)として作業する。 ドイツ連邦共和国特許第4008893号明細書(C2)の記載の場合には、 付加的にRed/Ox系にリグニン分解酵素の活性中心(補欠分子団)を刺激す る”擬態物質”が添加される。即ち、著しい性能の改 善を達成することができた。 国際出願PCT/EP92/01086の場合には、酸化電位において”同調 された”フェノール性または非フェノール性芳香族化合物によりレドックスカス ケードが付加的な改善策として使用されている。 3つの全ての方法の場合には、大工業的使用に限定することにより、僅かな物 質密度(最大4%まで)で使用可能性が存在し、最後の2つの出願の場合には、 キレート化合物を使用した際に金属の”浸出”の危険が存在し、このキレート化 合物は、特に後接続された過酸化物漂白過程の際に過酸化物の破壊をまねきうる 。 国際出願WO/12619、国際出願WO/12620および国際出願WO9 4/12621の記載から、ペルオキシダーゼの活性を所謂エンハンサー剤(En hancer-Substanz)を用いて促進させるような方法が公知である。 このエンハンサー剤は、国際出願WO94/12619においてその半減寿命 につき特徴付けられている。 国際出願WO94/12620の記載によれば、エンハンサー剤は、式A=N −N=Bを示し、この場合AおよびBは、それぞれ定義された環式基である。 国際出願WO94/12620の記載によれば、エンハンサー剤は、少なくと も2個の芳香環を有し、そ の中で少なくとも1個の芳香環がそれぞれ定義された基で置換されているような 有機化学薬品である。 これら3つの全ての出願は、”染料移行抑制剤”ならびに洗剤範囲内での洗剤 添加剤または洗剤組成物としてのペルオキシダーゼと一緒の各エンハンサー剤の 使用に関する。実際にこれらの出願の明細書中には、リグニンを処理するための 使用可能性が指摘されているが、しかし、これらの出願において具体的に開示さ れた物質を用いての固有の試験により、該物質は、リグニン含有物質の処理の際 にペルオキシダーゼの漂白作用を上昇させるためのメディエーターとして作用を 全く示さないことが判明した。 本発明の課題は、公知の系よりも有効である、リグニン、リグニン含有物質ま たは類似物質を変化させるか、分解するか、または漂白するための1つの系を提 供することである。 この課題は、 a.場合によっては少なくとも1つの酸化触媒および b.少なくとも1つの適当な酸化剤および c.ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン誘導体、ヒドロオキサム酸、ヒド ロオキサム酸誘導体、少なくとも1個のN−ヒドロキシ−、オキシム−、N−オ キシ−もしくはN,N′−ジオキシ官能基を有する脂肪族、脂環式、複素環式ま たは芳香族化合物の群から選択された少なくとも1つのメディエーターおよび d.アリール置換されたアルコール、カルボニル化合物、脂肪族エーテル、フェ ノールエーテルおよび/またはオレフィン(アルケン)の群からの場合による少 なくとも1つのコメディエーターおよび e.それぞれ使用されるメディエーターの微少量の少なくとも1つの遊離アミン を含有することを特徴とする、多成分系によって解決される。 特に、本発明による多成分系は、少なくとも1つの酸化触媒を含有する。 特に、本発明による多成分系は、少なくとも1つのコメディエーターを含有す る。 酸化触媒としては、本発明による多成分系において有利に酵素が使用される。 酵素の概念は、本発明の範囲内で酵素活性の蛋白質もしくはペプチドまたは酵素 の補欠分子団をも包含する。 酵素としては、本発明による多成分系において国際的な酵素の命名法、Commit tee of the International Union of Biochemistry and Molecular Biology(Enz yme Nomenclature,Academic Press,Inc.,1992,第24〜154頁)による系 統名1.1.1〜1.97のオキシドレダクターゼを使用することができる。 特に、以下に記載された系統名の酵素が使用される: 1級アルコール、2級アルコールおよびセミアセタ ールに対して作用する全てのデヒドロゲナーゼを包含しかつ受容体としてNAD+ またはNADP+(副系統名1.1.1)、サイトクロム(1.1.2)、酸素 (O2)(1.1.3)、ジスルフィド(1.1.4)、キノン(1.1.5) を有するかまたは別の受容体として(1.1.99)を有する系統名1.1の酵 素。 前記系統名の中、特に有利なのは、受容体としてのキノンを有する系統名1. 1.5の酵素および受容体としての酸素を有する系統名1.1.3の酵素である 。 殊に、この系統名中で有利なのは、セロビオース(Cellobiose):キオン−1 −オキシドレダクターゼ(quione-1-oxidoreduktase)(1.1.5.1)であ る。 更に、有利なのは、系統名1.2の酵素である。この酵素系統名(1.1.5 .1)は、アルデヒドを相応する酸またはオキソ基に酸化する酵素を包含する。 受容体は、NAD+、NADP+(1.2.1)、サイトクロム(1.2.2)、 酸素(1.2.3)、スルフィド(1.2.4)、鉄−硫黄−蛋白質(1.2. 5)または別の受容体(1.2.99)であることができる。 この場合、特に有利なのは、受容体としての酸素を有する系統名(1.2.3 )の酵素である。 更に有利なのは、系統名1.3の酵素である。 この系統名の場合には、供与体のCH−CH−基に作用する酵素が記載されて いる。 相応する受容体は、NAD+、NADP+(1.3.1)、サイトクロム(1. 3.2)、酸素(1.3.3)、キノンもしくは類縁化合物(1.3.5)、鉄 −硫黄−蛋白質(1.3.7)または別の受容体(1.3.99)である。 この場合には、同様に受容体としての酸素を有する系統名(1.3.3)の酵 素および受容体としてのキノン等を有する系統名(1.3.5)の酵素が特に有 利である。 更に、有利なのは、供与体のCH−NH2−基に作用する系統名1.4の酵素 である。 相応する受容体は、NAD+、NADP+(1.4.1)、サイトクロム(1. 4.2)、酸素(1.4.3)、ジスルフィド(1.4.4)、鉄−硫黄−蛋白 質(1.4.7)または別の受容体(1.4.99)である。 この場合特に有利なのは、受容体としての酸素を有する系統名1.4.3の酵 素である。 更に、供与体のCH−CH−基に作用する系統名1.5の酵素である。相応す る受容体は、NAD+、NADP+(1.5.1)、酸素(1.5.3)、ジスル フィド(1.5.4)、キノン(1.5.5)また は別の受容体(1.5.99)である。 この場合も特に有利なのは、受容体としての酸素(O2)(1.5.3)を有 する酵素およびキノン(1.5.5)を有する酵素である。 更に、有利なのは、NADHまたはNADPHに作用する系統名1.6の酵素 である。 この場合、受容体は、NADP+(1.6.1)、ヘムタンパク質(1.6. 2)、ジスルフィド(1.6.4)、キノン(1.6.5)、NO2−基(1. 6.6)およびフラビン(1.6.8)または個々の別の受容体(1.6.99 )である。 この場合、特に有利なのは、受容体としてのキノンを有する系統名1.6.5 の酵素である。 更に、有利なのは、供与体としての別のNO2化合物に作用する系統名1.7 の酵素および受容体としてサイトクロム(1.7.2)、酸素(O2)(1.7 .3)、鉄−硫黄−タンパク質(1.7.7)または別のもの(1.7.99) を有する酵素である。 更に有利なのは、供与体としての硫黄基に作用する系統名1.8の酵素および 受容体としてNAD+、NADP+(1.8.1)、サイトクロム(1.8.2) 、酸素(O2)(1.8.3)、ジスルフィド(1.8.4)、キノン(1.8 .5)、鉄−硫黄−タンパク質(1.8.7)または別の受容体(1.8.99 )を有する酵素である。 特に有利なのは、受容体としての酸素(O2)を有する系統名1.8.3の酵 素および受容体としてのキノン(1.8.5)を有する酵素である。 更に、有利なのは、供与体としてのヘム基に作用しかつ受容体として酸素(O2 )(1.9.3)、NO2化合物(1.9.6)および別のもの(1.9.9 9)を有する系統名1.9の酵素である。 この場合、特に有利なのは、受容体としての酸素(O2)を有する系統名1. 9.3の群である(サイトクロムオキシダーゼ)。 更に、好ましいのは、供与体としての水素に作用する系統名1.12の酵素で ある。 受容体は、NAD+またはNADP+(1.12.1)または別のもの(1.1 2.99)である。 その上、好ましいのは、系統名1.13および1.14の酵素である(オキシ ゲナーゼ)。 更に、好ましい酵素は、受容体としての超酸化物ラジカルに作用する系統名1 .15の酵素である。 この場合、特に有利なのは、超酸化物−ジスムターゼ(1.15.1.1)で ある。 更に、有利には、系統名1.16の酵素である。 受容体としては、NAD+またはNADP+(1.16.1)または酸素(O2 )(1.16.3)が作用する。 この場合、特に有利なのは、系統名1.16.3. 1の酵素である(フェロオキシダーゼ、例えばセルロプラスミン)。 更に、好ましい酵素は、群1.17(酸化して−CHOH−を生じるCH2基 に対する作用)、群1.18(供与体としての還元フェレドキシンに対する作用 )、群1.19(供与体としての還元フラボドキシンに対する作用)および群1 .97(別のオキシドレダクターゼ)に属するものである。 更に、特に有利なのは、受容体としての過酸化物に作用する群1.11の酵素 である。この個々の副系統名(1.11.1)は、ペルオキシダーゼを含有する 。 この場合、特に有利なのは、サイトクロム−C−ペルオキシダーゼ(1.11 .1.5)、カタラーゼ(1.11.1.6)、ペルオキシダーゼ(1.11. 1.6)、ヨウ化物−ペルオキシダーゼ(1.11.1.8)、グルタチオンー ペルオキシダーゼ(1.11.1.9)、塩化物−ペルオキシダーゼ(1.11 .1.10)、L−アスコルバート−ペルオキシダーゼ(1.11.1.11) 、ホスホリピド−ヒドロペルオキシド−グルタチオン−ペルオキシダーゼ(1. 11.1.12)、マンガン−ペルオキシダーゼ(1.12.1.13)、ジア リールプロパン−ペルオキシダーゼ(リグニナーゼ、リグニン−ペルオキシダー ゼ)(1.11.1.14)である。 特に有利なのは、ビスフェノールおよび類縁化合物に作用する系統名1.10 の酵素である。この酵素は、ビスフェノールおよび アスコルベートの酸化を促進する。受容体としては、NAD+、NADP+(1. 10.1)、サイトクロム(1.10.2)、酸素(1.10.3)または別の もの(1.10.99)が作用する。 また、これらの中、受容体としての酸素(O2)を有する系統名1.10.3 の酵素が特に有利である。 前記系統名の酵素の中、カテコールオキシダーゼ(チロシナーゼ)(1.10 .3.1)、L−アスコルベートオキシダーゼ(1.10.3.3)、o−アミ ノフェノールオキシダーゼ(1.10.3.4)およびラッカーゼ(ベンゾール ジオール:オキシゲンオキシドレダクターゼ)(1.10.3.2)の酵素が有 利であり、この場合ラッカーゼ(ベンゾールジオール:オキシゲンオキシドレダ クターゼ)(1.10.3.2)は、特に有利である。 前記酵素は、商業的に入手することができるかまたは標準法により取得するこ とができる。酵素を生産するための有機体としては、例えば植物、動物細胞、細 菌類および真菌類がこれに該当する。原則的に、天然に由来する有機体の酵素生 産体であっても遺伝子技術的に変化された有機体の酵素生産体であってもよい。 同様に、単細胞または多細胞の有機体の一部は、酵素 生産体、特に細胞培養基として考えることができる。 殊にラッカーゼを生産するために、殊に好ましい酵素、例えば群1.11.1 、特に群1.10.3からのものについては、例えば白腐敗菌類、例えばプレウ ロツス(Pleurotus)、フレビア(Phlebia)およびトラメテス(Trametes)が使 用される。 本発明による多成分系は、少なくとも1つの酸化剤を含有する。酸化剤として は、例えば空気、酸素、オゾン、H22、有機過酸化物、過酸、例えば過酢酸、 過蟻酸、過硫酸、過硝酸、メタクロルペルオキシ安息香酸、過塩酸、過硼酸、過 酢酸、過硫酸、過酸化物または酸素種およびそのラジカル、例えばOH、OOH 、一重項酸素、超酸化物(O2 -)、オゾン化物、ジオキシゲニル−カチオン(O2 + )、ジオキシラン、ジオキセタンまたはフレミルラジカルを使用することがで きる。 有利には、相応するオキシドレダクターゼによって発生されうる酸化剤、例え ばラッカーゼおよびカルボニルからなるジオキシランが使用されるかまたは化学 的にメディエーターを再生することができる(例えば、カロ酸+ベンズトリアゾ ールはヒドロキシベンズトリアゾールを生じる)かまたはこのメディエーターを 直接に反応させることができる酸化剤が使用される。 本発明による多成分系は、メディエーター(成分c)として特に少なくとも1 つのN−ヒドロキシ−、オ キシム−、N−オキシ−またはN−ジオキシ官能基を有する少なくとも1つの化 合物および/または式I、II、III、IVまたはVの中の1つを包含し、こ の場合式II、III、IVおよびVの化合物は、特に有利であり、かつ式IV およびVの化合物は、殊に有利である。 ヒドロキシルアミン:(開鎖状または環式、脂肪族または芳香族、複素環式) 一般式I 〔式中、一般式I中で、置換基R1およびR2は、同一でも異なっていてもよく、 互いに独立に次の基:水素、C1〜C12−アルキル−、カルボニル−C1〜C6− アルキル−、フェニル−、アリール基を表わし、これらの中、C1〜C12−アル キル−、カルボニル−C1〜C6−アルキル−、フェニル−、アリール基は、未置 換であるかまたはされに1回または数回基R3で置換されていてもよく、この場 合基R3は、次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ基、ホルミル基、カルボキシ 基ならびにその塩およびエステル、アミノ基、ニトロ基、C1〜C12−アルキル 基、C1〜C6−アルキルオキシ基、カルボニル−C1〜C6−アルキル基、フェニ ル基、スルホノ基、そのエステルお よび塩、スルファモイル基、カルバモイル基、ホスホ基、ホスホノ基、ホスホノ オキシ基ならびにその塩およびエステルの中の1個を表わすことができ、この場 合基R3のアミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、さらに未置換 であってもよいかまたは1−または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1 〜C3−アルコキシで置換されていてもよく、この場合基R1およびR2は、共通 に基−B−を形成することができ、かつこの場合−B−は、次の基:(−CHR4 −)n、(−CR4=CH−)mを表わし、この場合R4は、R3の定義と同様に1 個の置換基であり、nは1〜6の整数であり、mは1〜3の整数である〕で示さ れるもの。 例: ヒドロキシルアミン、 N,N−ジプロピルヒドロキシアミン、 N,N−ジイソプロピルヒドロキシルアミン、 N−ヒドロキシピロリジン、 N−ヒドロキシピペリジン、 N−ヒドロキシヘキサヒドロアゼピン、 N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、 フェニルヒドロキシルアミン、 3−ヒドロキシルアミノ−3−フェニルプロピオン酸、 2−ヒドロキシルアミノ−3−フェニルプロピオン酸 、 N−スルホメチルヒドロキシルアミン。 一般式IIの化合物は、次のものである: この場合、Xは、次の基を表わす:(−N=N−)、(−N=CR10−)p、 (−CR10=N−)p、(−CR11=CR12−)pであり、pは1または2に等しく、 この場合基R9〜R12、R15およびR16は、同一でも異なっていてもよく、互い に独立に次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびに その塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−ア ルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、スルホノ、そのエ ステルおよび塩、スルファモイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノ オキシならびにその塩およびエステルの中の1個を表わすことができ、この場合 さらに基R9〜R12、R15およびR 16のアミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であっても 1または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換さ れていてもよく、 この場合基R15およびR16は、共通に基−G−を形成することができ、この場合 −G−は、次の基:(−CR5=CR6−CR7=CR8−)または(−CR8=C R7−CR6=CR5−)の中の1個を表わす。 基R5〜R8は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、ハ ロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、ア ミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1−C6−アルキルオキシ、カルボニル −C1〜C6−アルキル、フェニル、スルホ、そのエステルおよび塩、スルファモ イル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならびにその塩および エステルの中の1個を表わすことができ、この場合さらに基R5〜R8のアミノ基 、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であっても1または2回ヒ ドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換されていてもよく 、この場合基R5〜R8のC1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基 、カルボニル−C1〜C6−アルキル基、フェニル基、アリール基は、未置換であ ってもさらに1または数回基 R18で置換されていてもよく、この場合基R18は、次の基:ハロゲン、ヒドロキ シ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1 〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アル キル、フェニル、アリールならびにそのエステルおよび塩の中の1個を表わすこ とができ、この場合基R18のカルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、 未置換であってもさらに1または2回基R19で置換されていてもよく、この場合 基R19は、次の基:水素、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩お よびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオ キシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールの中の1個を表わ すことができる。 例: 1−ヒドロキシ−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸、 1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 5−クロル−1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 5−メチル−1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 4−(2,2−ジメチルプロパノイル)−1−ヒドロ キシ−1H−1,2,3−トリアゾール、 4−ヒドロキシ−2−フェニル−2H−1,2,3−トリアゾール−1−オキシ ド、 2,4,5−トリフェニル−2H−1,2,3−トリアゾール−1−オキシド、 1−ベンジル−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 1−ベンジル−4−クロル−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 1−ベンジル−4−ブロム−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド、 1−ベンジル−4−メトキシ−1H−1,2,3−トリアゾール−3−オキシド 。 一般構造式IIIの化合物は、次のものである: この場合、Xは、次の基:(−N=N=)、(−N=CR10−)p、(CR10 =N−)p、(−CR11=CR12−)p、 の中の1個を表わし、pは1または2に等しい。 基R5〜R12は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、 ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、 アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニ ル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリール、スルホ、そのエステルおよび塩 、スルファモイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならびに その塩およびエステルの中の1個を表わすことができ、この場合さらに基R5〜 R12のアミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であっても 1または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換さ れていてもよく、 この場合基R5〜R12のC1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基、 カルボニル−C1〜C6−アルキル基、フェニル基、アリール基、アリール−C1 〜C6−アルキル基は、未置換であってもさらに1または数回基R13で置換され ていてもよく、この場合基R13は、次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホル ミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C12 −アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、フ ェニル、アリール、スルホノ、スルフェノ、スルフィノならびにそのエステルお よび 塩の中の1個を表わすことができ、 この場合基R13のカルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、未置換であ ってもさらに1または2回基R14置換されていてもよく、この場合基R14は、次 の基:水素、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル 、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボ ニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールの中の1個を表わすことができ る。 例: 1−ヒドロキシ−ベンズイミダゾール、 1−ヒドロキシベンズイミダゾール−2−カルボン酸、 1−ヒドロキシベンズイミダゾール、 2−メチル−1−ヒドロキシベンズイミダゾール、 2−フェニル−1−ヒドロキシベンズイミダゾール、 1−ヒドロキシインドール、 2−フェニル−1−ヒドロキシインドール。 一般式IVの物質は、次のものである: この場合、Xは、次の基:(−N=N=)、(−N =CR10−)m、(CR10=N−)m、(−CR11=CR12−)mの中の1個を表わす。 基R5〜R8およびR10〜R12には、上記の記載が当てはまる。 R17は、次のものであることができる:水素、C1〜C10−アルキル、C1〜C10 −アルキルカルボニル、その中で、C1〜C10−アルキルおよびC1〜C10−ア ルキルカルボニルは、未置換であるかまたはR3と同様に定義されている基R18 で1回または数回置換されていてもよい。 式IVの物質の中、殊に1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよび互変異性体 のベンゾトリアゾール−1−オキシドの誘導体ならびにそのエステルおよび塩が 有利である(式Vの化合物)。 基R5〜R8は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、ハ ロゲン、ヒドロキシ、ホ ルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C1 2 −アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、 フェニル、スルホノ、そのエステルおよび塩、スルファモイル、カルバモイル、 ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならびにその塩およびエステルの中の1個を 表わすことができ、この場合さらに基R5〜R8のアミノ基、カルバモイル基およ びスルファモイル基は、未置換であっても1または2回ヒドロキシ、C1〜C3− アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換されていてもよく、この場合基R5〜R8 のC1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基、カルボニル−C1〜C6 −アルキル基、フェニル基、アリール基は、未置換であってもさらに1または 数回基R18で置換されていてもよく、この場合基R18は、次の基:水素、ハロゲ ン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ 、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1 〜C6−アルキル、フェニル、アリール、スルホノ、スルフェノ、スルフィノな らびにそのエステルおよび塩の中の1個を表わすことができ、この場合基R18の カルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、未置換であってもさらに1ま たは2回基R19で置換されていてもよく、この場合基R19は、次の基:水素、ヒ ドロキシ、ホ ルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C1 2 −アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、 フェニル、アリールの中の1個を表わすことができる。 例: 1H−ヒドロキシベンゾトリアゾール類 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、ナトリウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、カリウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、リチウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、アンモニウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、カルシウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、マグネシウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール−6−スルホン酸 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール−6−スルホン酸、モノナトリウム塩 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール−6−カルボン酸 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール−6−N−フェニルカルボキシアミド 5−エトキシ−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−エチル−7−メチル−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ビス−(4−エトキシ−フェニル)−4,6 −ジニトロ−2,3−ジヒドロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ビス−(2−ブロモ−4−メチル−フェニル)−4,6−ジニトロ−2 ,3−ジヒドロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ビス−(4−ブロモ−フェニル)−4,6−ジニトロ−2,3−ジヒド ロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ビス−(4−カルボキシ−フェニル)−4,6−ジニトロ−2,3−ジ ヒドロ−1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール 4,6−ビス−(トリフルオロメチル)−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−ブロモ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−ブロモ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−ブロモ−7−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−ブロモ−7−メチル−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−ブロモ−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−ブロモ−4−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−クロロ−5−イソプロピル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−クロロ−6−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−クロロ−5−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−クロロ−7−メチル−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−クロロ−5−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−クロロ−4−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−クロロ−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−クロロ−4−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 7−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−ジアセチルアミノ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ジベンジル−4,6−ジニトロ−2,3−ジヒドロ−1−ヒドロキシベ ンゾトリアゾール 4,6−ジブロモ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,6−ジクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾー ル 5,6−ジクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,5−ジクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,7−ジクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5,7−ジクロロ−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5,6−ジメトキシ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 2,3−ジ−[2]ナフチル−4,6−ジニトロ−2,3−ジヒドロ−1−ヒド ロキシベンゾトリアゾール 4,6−ジニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,6−ジニトロ−2,3−ジフェニル−2,3−ジヒドロ−1−ヒドロキシベ ンゾトリアゾール 4,6−ジニトロ−2,3−ジ−p−トリル−2,3−ジヒドロ−1−ヒドロキ シベンゾトリアゾール 5−ヒドラジノ−7−メチル−4−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5,6−ジメチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−メチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−(1−メチルエチル)−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−メチル−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−メチル−4−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−メトキシ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−メトキシ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 7−メチル−6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−ニトロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−ニトロ−4−フェニル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−フェニルメチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 5−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,5,6,7−テトラクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,5,6,7−テトラフルオロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−テトラフルオロエチル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,5,6−トリクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4,6,7−トリクロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−スルファミド−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−N,N−ジエチル−スルファミド−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−N−メチルスルファミド−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1−ヒドロキシベ ンゾトリアゾール 6−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ−[1,5−a]−ピリジン−5 −イル)−1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール 6−(フェニル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール 6−[(5−メチル−1H−イミダゾ−1−イル)−フェニルメチル]−1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール 6−[(4−メチル−1H−イミダゾ−1−イル)−フェニルメチル]−1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール 6−[(2−メチル−1H−イミダゾ−1−イル)−フェニルメチル]−1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール 6−(1H−イミダゾール−1−イル−フェニルメチル)−1−ヒドロキシベン ゾトリアゾール 5−(1H−イミダゾール−1−イル−フェニルメチル)−1−ヒドロキシベン ゾトリアゾール 6−[1−(1H−イミダゾール−1−イル)−エチル]−1−ヒドロキシベン ゾトリアゾール−モノヒドロクロリド 3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド類 3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−アセチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−エトキシ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−エチル−7−メチル−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシ ド 6−アミノ−3,5−ジメチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−アミノ−3−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−ブロモ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ブロモ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−ブロモ−7−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−ブロモ−4−クロロ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシ ド 4−ブロモ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ブロモ−4−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−クロロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−クロロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−クロロ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジブロモ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジブロモ−3−メチル−3H−ベンゾトリア ゾール−1−オキシド 4,6−ジクロロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,7−ジクロロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5,6−ジクロロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジクロロ−3−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5,7−ジクロロ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 3,6−ジメチル−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 3,5−ジメチル−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 3−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−メチル−4−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 7−メチル−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−クロロ−6−ニトロ−3H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド類 2−(4−アセトキシ−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−アセチルアミノ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(4−エチル−フェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール −1−オキシド 2−(3−アミノフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(4−アミノフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−アミノ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−ブロモ−4−クロロ−6−ニトロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾー ル−1−オキシド 2−(4−ブロモフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−ブロモ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ブロモ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 2−(4−ブロモフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−2−(2−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−2−(3−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−2−(2−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−2−(3−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−2−(2,4−ジブロモフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 5−クロロ−2−(2,5−ジメチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 5−クロロ−2−(4−ニトロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−6−ニトロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキ シド 2−[4−(4−クロロ−3−ニトロ−フェニルアゾ)−3−ニトロフェニル] −4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(3−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾ トリアゾール−1−オキシ ド 2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾト リアゾール−1−オキシド 4−クロロ−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−クロロ−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 6−クロロ−4−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(2−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(3−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(4−クロロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 5−クロロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−[4−(4−クロロフェニルアゾ)−3−ニトロフェニル]−4,6−ジニ トロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(2−クロロフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 2−(4−クロロフェニル)−4,6−ジニトロ−2 H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−{4−[N′−(3−クロロフェニル)−ヒドラジノ]−3−ニトロフェニ ル}4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−{4−[N′−(4−クロロフェニル)−ヒドラジノ]−3−ニトロフェニ ル}4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(2−クロロフェニル)−6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(3−クロロフェニル)−6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(4−クロロフェニル)−6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(3−クロロフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(4−クロロフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 2−(4−クロロフェニル)−6−ピクリルアゾ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 5−クロロ−2−(2,4,5−トリメチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ ール−1−オキシド 4,5−ジブロモ−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 4,5−ジクロロ−6−ニトロ−2−フェニル−2H −ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,5−ジクロロ−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 4,7−ジクロロ−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 4,7−ジメチル−6−ニトロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1 −オキシド 2−(2,4−ジメチルフェニル)−4,6−ジニトロ−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 2−(2,5−ジメチルフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾ ール−1−オキシド 2−(2,4−ジメチルフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 2−(2,5−ジメチルフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−[3−ニトロ−4−(N′−フェニルヒドラジノ)−フ ェニル−]−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−[4−ニトロ−4−(N′−フェニルヒドラジノ)−フ ェニル−]−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(2,4−ジニトロフェニル)−4,6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾ ール−1−オキシド 2−(2,4−ジニトロフェニル)−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール− 1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4,6−ジニトロ−2−(2,4,5−トリメチルフェニル)−2H−ベンゾト リアゾール−1−オキシド 2−(4−メトキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−1− オキシド 5−メチル−6−ニトロ−2−m−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−メチル−6−ニトロ−2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 5−メチル−6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 6−メチル−4−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オ キシド 6−メチル−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−メチル−2−m−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−メチル−2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾ ール−1−オキシド 4−メチル−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−メチル−2−m−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−メチル−2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−メチル−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−[1]ナフチル−4−6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキ シド 2−[2]ナフチル−4−6−ジニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキ シド 2−[1]ナフチル−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−[2]ナフチル−6−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−(3−ニトロフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ニトロ−2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 4−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ニトロ−2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ニトロ−2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 6−ニトロ−2−(2,4,5−トリメチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ ール−1−オキシド 2−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−o−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド 2−p−トリル−2H−ベンゾトリアゾール−1−オキシド さらに、少なくとも1個のN−ヒドロキシ−、オキシム−、N−オキシ−、N ,N−ジオキシ官能基又は別の1個のヘテロ原子、例えばO原子、S原子、Se 原子、Te原子を有する複素環式化合物、例えば次の化合物は有利である: アジリジン、ジアジリジン、ピロール、ジヒドロピロール、テトラヒドロピロー ル、ピラゾール、ジヒドロピラゾール、テトラヒドロピラゾール、イミダゾール 、ジヒドロイミダゾール、テトラヒドロイミダゾール、ジヒドロイミダゾール、 1,2,3−トリアゾール、I,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ペンタ ゾール、ピペリジン、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジ ン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,2,3−トリアジ ン、テトラジン、アゼピン、オキサゾール、イソオキ サゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、モルホリン及びこれ らのベンゾ縮合された誘導体、例えば:インドール、イソインドール、インドリ ジン、インダゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、キノリン、イ ソキノリン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、フェナジン、ベンゾアゼ ピン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール。 縮合されたN−複素環式化合物、例えば、少なくとも1個のN−ヒドロキシ− 、オキシム−、N−オキシ−、N,N−ジオキシ−官能基及びN原子の他に別の 1個のヘテロ原子、例えばO原子、S原子、Se原子、Te原子を有していても よいトリアゾロ化合物及びテトラゾロ化合物は、同様に有利である。 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]イソキノリン [1,2,4]トリアゾロ[3,4−a]イソキノリン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b]イソキノリン [1,2,4]トリアゾロ[5,1−a]イソキノリン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン [1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン [1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリン [1,2,3]トリアゾロ[5,1−a]イソキノリン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b]ピリダジン [1,2,4]トリアゾロ[4,5−d]ピリダジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]シンノリン [1,2,4]トリアゾロ[3,4−a]フタラジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリミジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]ピリミジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−c]ピリミジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]キナゾリン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−c]キナゾリン [1,2,4]トリアゾロ[5,1−b]キナゾリン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−c]ピリミジン [1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−c]キナゾリン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン [1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[3,4−c][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[3,4−f][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,2,4]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,3,5]トリアジン [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン テトラゾロ[1,5−a]ピリジン テトラゾロ[1,5−b]イソキノリン テトラゾロ[1,5−a]キノリン テトラゾロ[5,1−a]イソキノリン テトラゾロ[1,5−b]ピリダジン テトラゾロ[1,5−b]シンノリン テトラゾロ[5,1−a]フタラジン テトラゾロ[1,5−a]ピリミジン テトラゾロ[1,5−c]ピリミジン テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン テトラゾロ[1,5−c]キナゾリン テトラゾロ[1,5−a]ピラジン テトラゾロ[1,5−a]キノキサリン テトラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアジン テトラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン テトラゾロ[1,5−d][1,2,4]トリアジン テトラゾロ[5,1−f][1,2,4]トリアジン その他: キノリン−N−オキシド イソキノリン−N−オキシド N−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン β−(N−オキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリノ)−プロピオン 酸 1,3−ジヒドロキシ−2N−ベンジルイミド−ベンゾイミダゾリン。 本発明による多成分系(d)には、例えば脂肪族エーテル、アリール置換され たアルコール、例えば次のものが含まれる。 2,3−ジメトキシベンジルアルコール 3,4−ジメトキシベンジルアルコール 2,4−ジメトキシベンジルアルコール 2,6−ジメトキシベンジルアルコール ホモバニリルイルアルコール エチレングリコールモノフェニルエーテル 2−ヒドロキシベンジルアルコール 4−ヒドロキシベンジルアルコール 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール 2−メトキシベンジルアルコール 2,5−ジメトキシベンジルアルコール 3,4−ジメトキシベンジルアミン 2,4−ジメトキシベンジルアミン−ヒドロクロリドベラトリルアルコール コニフェリルアルコール オレフィン(アルケン) 例えば 2−アリルフェノール 2−アリル−6−メチルフェノール アリルベンゼン 3,4−ジメトキシ−プロペニルベンゼン p−メトキシスチレン 1−アリルイミダゾール 1−ビニルイミダゾール スチレン スチルベン アリルフェニルエーテル 桂皮酸ベンジルエステル 桂皮酸メチルエステル 2,4,6−トリアリルオキシ−1,3,5−トリアジン 1,2,4−トリビニルシクロヘキサン 4−アリル−1,2−ジメトキシベンゼン 4−第三ブチル安息香酸ビニルエステル スカァレン ベンゾインアリルエーテル シクロヘキセン ジヒドロピラン N−ベンゾイル桂皮酸アニリド 有利にフェノールエーテル 例えば 2,3−ジメトキシベンジルアルコール 3,4−ジメトキシベンジルアルコール 2,4−ジメトキシベンジルアルコール 2,6−ジメトキシベンジルアルコール ホモバニリルアルコール 4−ヒドロキシベンジルアルコール 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール 2−メトキシベンジルアルコール 2,5−ジメトキシベンジルアルコール 3,4−ジメトキシベンジルアミン 2,4−ジメトキシベンジルアミン塩酸塩 ベラトリルアルコール コニフェリルアルコール ベラトロール アニソール 有利にカルボニル化合物、例えば 4−アミノベンゾフェノン 4−アセチルビフェニル ベンゾフェノン ベンジル ベンゾフェノンヒドラゾン 3,4−ジメトキシベンゾアルデヒド 3,4−ジメトキシ安息香酸 3,4−ジメトキシベンゾフェノン 4−ジメチルアミノベンゾアルデヒド 4−アセチルビフェニルヒドラゾン ベンゾフェノン−4−カルボン酸 ベンゾイルアセトン ビス−(4,4′−ジメチルアミノ)−ベンゾフェノン ベンゾイン ベンゾインオキシム N−ベンゾイル−N−フェニル−ヒドロキシルアミン 2−アミノ−5−クロロ−ベンゾフェノン 3−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾアルデヒド 4−メトキシベンゾアルデヒド アントラキノン−2−スルホン酸 4−メチルアミノベンゾアルデヒド ベンゾアルデヒド ベンゾフェノン−2−カルボン酸 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物 (S)−(−)−2−(N−ベンジルプロピル)−アミノベンゾフェノン ベンジルフェニル酢酸アニリド N−ベンジルベンゾアニリド 4,4′−ビス−(ジメチルアミノ)−チオベンゾフェノン 4,4′−ビス−(ジアセチルアミノ)−ベンゾフェノン 2−クロロベンゾフェノン 4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンゾアルデヒドヒドラジン 4−ヒドロキシベンゾフェノン 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 4−メトキシベンゾフェノン 3,4−ジヒドロキシベンゾフェノン p−アニス酸 p−アニスアルデヒド 3,4−ジヒドロキシベンゾアルデヒド 3,4−ジヒドロキシ安息香酸 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンゾアルデヒド 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸 4−ヒドロキシベンゾアルデヒド サリチルアルデヒド バニリン バニリン酸。 d)及びe)に記載された、多成分系の化合物の添加によって、カスケードの 形の反応の仲介が行なわれるかもしくは個々のメディエーター化合物の循環がイ ン・シトゥ(in situ)で、即ち反応中に行なわれ、かつ意外にもカッパー価低下 の本質的な改善又はメディ エーター量の低下が生じる。 請求項1記載の添加剤は、リグニン含有材料1gにつき有利に0.01〜0. 5mg量で使用される。特に有利に、リグニン含有材料1gにつき0.01〜0 .1mgが使用される。 各メディエーターの遊離アミンは、有利にメディエーター/アミンの比100 :1〜1:1、特に20:1〜1:1、殊に10:1〜2:1で使用される。 リグニン、リグニン含有材料もしくは類似の物質の変化、分解もしくは漂白の 場合の多成分系の有効性は、上記の成分の他になおMg2+イオンが存在する場合 にはしばしばなお高まる。Mg2+イオンは、例えば塩、例えばMgSO4として 使用することができる。この濃度は、リグニン含有材料に対して0.1〜2mg /gの範囲内、有利に0.2〜0.6mg/gである。 多くの場合には、本発明による多成分系の有効性のさらなる向上は、該多成分 系がMg2+イオンの他になお複合体形成物質、例えばエチレンジアミンテトラ酢 酸(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、ヒドロキシエ チレンジアミントリ酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミンペンタメチレン −ホスホン酸(DTMPA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ポリホスホン酸( PPA)等を含有することによって達成することができる。この濃度は、リグニ ン含有材料に対して0.2〜5mg/gの範囲内、有利に1〜3mg/gである 。 リグニンの処理のための方法への本発明による多成分系の使用は、例えば、そ れぞれ選択された請求項1記載の成分a)〜e)が同時もしくは任意の順序でリ グニン含有材料の水性懸濁液と混合されるによって行なわれる。 有利に、方法は、本発明による多成分系の使用下に酸素もしくは空気の存在下 で、常圧ないし10バールで、2〜11のpH範囲内で、温度20〜95℃でか つ紙料濃度0.5〜40%で実施する。 パルプ漂白の場合の酵素の使用にとって普通ではなくかつ意外な発見は、本発 明による多成分系の使用の場合に紙料濃度の上昇、カッパー価低下の著しい上昇 を可能にしたことである。 従って、意外にも、高められた紙料濃度によって多成分系のより良好な活性が 得られる。 経済的な理由から有利に本発明による方法は、紙料濃度12〜15%、特に有 利に14〜15%で実施される。 さらに、意外にも、酵素−メディエーター−段階前の酸性洗浄(pH2〜6、 有利に4〜5)もしくはQ−段階(pH2〜6、有利に4〜5)によって、この 特別な前処理なしの処理と比較して、多くのパルプの場合に著しいカッパー価低 下をもたらされることが判 明している。Q−段階の場合には、キレート剤として、上記目的に常用される物 質(例えばEDTA、DTPA)が使用される。これら物質は、有利に0.1% /to〜1%/to、特に有利に0.1%/to〜0.5%/toの濃度で使用 される。 本発明による方法には、有利にリグニン含有材料1gにつき酵素100〜10 0,000IUが使用される。特に有利にリグニン含有材料1gにつき酵素1, 000〜40,000IUが使用される。 本発明による方法の場合には、有利にリグニン含有材料1gにつき酸化剤0. 01mg〜100mgが使用される。特に有利にリグニン含有材料1gにつき酸 化剤0.01〜50mgが使用される。 本発明による方法の場合には、有利にリグニン含有材料1gにつきメディエー ター0.5〜80mgが使用される。特に有利にリグニン含有材料1gにつきメ ディエーター0.5〜40mgが使用される。 本発明による多成分系を用いることによって、例えば硫酸塩パルプ(広葉樹材 )の漂白の際に、約15%の範囲内の高い濃度の場合でさえ1〜4時間での約3 0から10へのカッパー価の低下というまったく意外な成果が達成され、この場 合、請求項1記載の成分d)及びe)の添加によって成分c)(メディエーター )の濃度の著しい低下が可能である。 同時に還元剤は、添加することができ、この還元剤 は、存在する酸化剤と共に一定のレドックス電位の調整に使用される。 還元剤として重亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム、アスコルビン酸 、チオ化合物、メルカプト化合物又はグルタチオン等は、使用することができる 。 反応は、例えばラッカーゼの場合には酸素供給下もしくは酸素過圧下に進行し 、ペルオキシダーゼ(例えばリグニンペルオキシダーゼ、マンガンペルオキシダ ーゼ)の場合には過酸化水素と共に進行する。この場合にはイン・シトゥ(in si tu)で、例えば酸素は、過酸化水素+カタラーゼによって生成することもでき、 かつ過酸化水素はグルコース+GODもしくは他の系によって生成することがで きる。 その上、上記の系にラジカル生成物質もしくはラジカル捕捉物質(例えばOH −もしくはOOH−ラジカルの捕捉)は、添加することができる。このような物 質は、レドックスメディエーターとラジカルメディエーターの範囲内の相互作用 を改善することができる。 反応溶液に別の金属塩を添加することもできる。 この塩は、キレート剤との相互作用の場合にラジカル生成物質もしくはレドッ クス中心として重要である。この塩は、反応溶液中でカチオンを生成する。この ようなイオンは、とりわけFe2+、Fe3+、Mn2+、Mn3+、Mn4+、Cu2+、 Ca2+、Ti3+、Cer4+ 、Al3+である。 さらに、溶液中に存在するキレートは、模擬物質(Mimicsubstanzen)として上 記の酵素の代わりに、例えばラッカーゼ(銅錯体)の代わりにか又はリグニン− もしくはマンガンペルオキシダーゼ(ヘム錯体)の代わりに使用することができ る。模擬物質とは、(本発明の場合には)酸化還元酵素の補欠分子族を模倣する ことができかつ、例えば酸化反応を触媒することができる物質のことである。 さらに反応混合物にはNaOClを添加することができる。この化合物は、過 酸化水素との相互作用において一重項酸素を生成することができる。 最後に、界面活性剤の使用下に処理を行なうことも可能である。このような界 面活性剤として非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤 及び両性界面活性剤は、考慮の対象となる。この界面活性剤は、繊維中への酵素 及びメディエーターの浸透を改善することができる。 同様に、多糖及び/又はタンパク質を添加することは反応にとって有効である ことができる。本発明の場合には、殊に多糖としてグルカン、マンナン、デキス トラン、レバン、ペクチン、アルギン酸塩又は植物ガム及び/又は菌類から形成 されたかもしくは酵母との混合培養で生産された特異の多糖並びにタンパク質と してゼラチン及びアルブミンを挙げることができる。 これら物質は、主として酵素のための保護コロイドとして使用される。 添加することができるさらなるタンパク質は、プロテアーゼ、例えばペプシン 、ブロメリン、パパイン等である。これらのタンパク質は、とりわけ、木材中に 存在するエクステンシスC(Extensins C)、即ちヒドロキシプロリン豊富なタン パク質、の分解によってリグニンのより良好な接近を達成することができる。 さらなる保護コロイドとしてアミノ酸、単糖、オリゴ糖、種々の分子量のPE G類、ポリエチレンオキシド及びポリジメチルシロキサンは、考慮の対象となる 。 本発明による方法は、通常の煮沸方法(場合によっては機械的な方法もしくは 圧力と結合した)、即ち著しく念入りな煮沸による離解によって50〜120カ ッパーの範囲内にあることができるカッパー価までが保証されている場合には、 硫酸塩−、亜硫酸−、オルガノゾル−もしくは類似のパルプの、かつ木材パルプ の脱リグニン(漂白)の場合ばかりではなく、木材もしくは一年草からのパルプ の製造の場合にも使用することができる。 パルプの漂白の場合、並びにパルプの製造には、処理は、NaOHを用いて処 理された紙料の洗浄及び抽出の後、又はこれらの中間段階なしで数回繰り返すこ とができる。このことによってなおかなり大きく低下 することができるカッパー価が得られ、かつ著しく白色度上昇が得られる。同様 にして酵素/メディエーター処理の前にO2−段階は、使用することもできるし 、記述のとおり、酸性洗浄もしくはQ−段階(キレート段階)は、実施すること もできる。 石炭(無煙炭、褐炭)の「液化」の場合には、例えば、木材もしくは一年草パ ルプの脱リグニン(漂白)の場合と類似の方法が使用される。 次に本発明を例につき詳説する。 例 1/2 例: 酵素的漂白及び硫酸塩パルプ 例 1: 絶対乾燥(atro)パルプ30g(広葉樹材O2脱リグニンされた)、紙料濃度3 0%(湿分約100g)を次の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール(HBT)150mg 、ベンゾトリアゾール(BT)15mg及びベンゾフェノン(B)3mgを撹拌 下に添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にp H4.5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベル シコロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ4,000IU(IU=1分間あ たりのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加する。溶液を20 0mlに再度補充し、かつ紙料を添加する。この混合 物をペースト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器(Reaktionsbombe)中に入れ、かつ 1〜10バールの過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 (表1参照) (表2参照) 変更 例/表 2: ヒドロキシベンゾトリアゾール75mg、ベンゾトリアゾール(BT)7.5m g及びベラトリルアルコール0.02mgを使用する。 例 3 例: 酵素的漂白及び硫酸塩パルプ 絶対乾燥パルプ30g(広葉樹材)、紙料濃度30%(湿分約100g)を次 の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにDTPA60mg及びMgSO415mgを撹拌下に 添加する。pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH 4.5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシ コロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ4,000IU(IU=1分間あた りのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml) を添加する。溶液を200mlに再度補充し、かつ紙料を添加する。この混合物 をペースト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 結果は、表3に記載されている。 例 4 前接続されたQ−段階を伴った硫酸塩パルプの酵素的漂白 絶対乾燥パルプ30g(広葉樹材1及び広葉樹材2)、紙料濃度30%(湿分 約100g)を次の溶液に添加する: 1) Q−段階: 水道水120mlにDTPA90mgを混合し、かつpH値 をH2SO40.5mを用いて、パルプの添加後にpH4.5となるように調整す る。溶液を200mlに再度補充し、かつペースト混練機で2分間で混合する。 引き続き、紙料を密閉されたガラス容器中で90℃で放置する。 引き続き、良好に洗浄された(水道水)し、紙料を 紙料濃度30%にしかつ次の溶液に添加する: 2) ラッカーゼ/抽出段階: 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾ ール300mgを添加する。pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵 素の添加後にpH4.5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコ リオルス ベルシコロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ4,000IU( IU=1分間あたりのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加す る。溶液を200mlに再度補充し、かつ紙料を添加する。この混合物をペース ト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。平行バッチで、Q−段階後 のカッパー価を測定する。結果は、表4に記載されている。 例 5 例: 酵素的漂白及び硫酸塩パルプ 絶対乾燥パルプ30g(広葉樹材1/広葉樹材2)、紙料濃度30%(湿分約 100g)を次の溶液に添加する: 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール(広葉樹材1)300mg及 びヒドロキシベンゾトリアゾール(広葉樹材2)150mgないしは300mg を撹拌下に添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加 後にpH4.5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ4,000IU(IU=1 分間あたりのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加する。溶液 を200mlに再度補充し、かつ紙料を添加する。この混合物をペースト混練機 で2分間で混合する。 紙料濃度15%で絶対乾燥30g=湿分100gのパルプを全体量200gに 添加し、即ち水道水80mlを予め添加し、かつ100mlに補充する。その他 については紙料濃度10%の場合と同様にして処理を行なう。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 結果は、表5に記載されている。 例/表: 例 1 硫酸塩パルプの酵素的漂白(広葉樹材)(O2脱リグニンされた) 例 2 硫酸塩パルプの酵素的漂白(広葉樹材)(O2脱リグニンされた) 例 3 硫酸塩パルプの酵素的漂白(広葉樹材) 例 4 例 5 例 6 例: 酵素的漂白及び硫酸塩パルプ 絶対乾燥パルプ30g(針葉樹材O2脱リグニンさ れた)、紙料濃度30%(湿分約100g)を次の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール300mgを撹拌下に 添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH4 .5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコ ロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ1000IUないしは10,000I U(IU=1分間あたりのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添 加する。紙料1gにつきリグニンペルオキシダーゼ1000IU、紙料1gにつ きペルオキシダーゼ(西洋ワサビ)1000IU及び紙料1gにつきチロシナー ゼ1000IUをそれぞれ別々のバッチで添加する。溶液を200mlに再度補 充し、紙料を添加する。この混合物をペースト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する(表6参照)。 例 7 例: 酵素的漂白及び硫酸塩パルプ 絶対乾燥パルプ30g(広葉樹材/針葉樹材)、紙料濃度30%(湿分約10 0g)を次の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール300mgを撹拌下に 添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH4 .5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコ ロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ20000IU(IU=1分間あたり のシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を 添加する。溶液を200mlに再度補充し、紙料を添加する。この混合物をペー スト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 針葉樹材の場合には15から6までのカッパー価の低下が得られ、かつ広葉樹 材の場合には30から15までカッパー価が低下した。 例 8 例: わらパルプの酵素的漂白 絶対乾燥パルプ30g、紙料濃度30%(湿分約100g)を次の溶液に添加 する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール300mgを撹拌下に 添加し、pH値をH2SO40.3mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH4 .5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコ ロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ20000IU(IU=1分間あたり のシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加する。溶液を200m lに補充し、紙料を添加す る。この混合物をペースト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 65から14までのカッパー価の低下が達成された。 例 9 例: 亜硫酸パルプの酵素的漂白 絶対乾燥パルプ30g、紙料濃度30%(湿分約100g)を次の溶液に添加 する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール300mgを撹拌下に 添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH4 .5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコ ロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ20000IU(IU=1分間あたり のシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加する。溶液を200m lに補充し、紙料を添加する。この混合物をペースト混練機で2分間で混合する 。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 紙料を改めて洗浄した後にカッパー価を測定する。 15.5から5.2までのカッパー価の低下が達成された。 例 10 硫酸塩パルプの酵素的漂白(広葉樹材/O2脱リグニンされた/針葉樹材(2回 処理)) 絶対乾燥パルプ30g(広葉樹材又は針葉樹材)、紙料濃度30%(湿分約1 00g)を次の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにヒドロキシベンゾトリアゾール300mgを撹拌下に 添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、パルプ及び酵素の添加後にpH4 .5となるように調整する。この混合物に紙料1gにつきコリオルス ベルシコ ロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ20000IU(IU=1分間あたり のシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml)を添加する。溶液を200m lに補充し、紙料を添加する。この混合物をペースト混練機で2分間で混合する 。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄しかつ紙料濃度8%及び 紙料1gにつきNaOH2%で60℃で1時間抽出する。 a) インキュベーション後直ちに洗浄段階なしに酵素+メディエーターを添加 し、混合し(2分間)かつ反応を改めて実施する(第1の処理の場合と同じ添加 量)。 b) インキュベーション後直ちに、洗浄段階及び紙料濃度30%への紙料の圧 搾の後に反応を全ての成分を供給することによって再び実施する。 c) 紙料を改めて洗浄した後に、抽出及び紙料濃度30%への紙料の圧搾の後 に反応を全ての成分を供給することによって再び実施する。 例 11 例: 砕木パルプの酵素的漂白 絶対乾燥砕木パルプ30g(トウヒ属)、紙料濃度30%(湿分約100g) を次の溶液に添加する: 1) 水道水120mlにN−ヒドロキシヘキサヒド ロアセピン300mgを撹拌下に添加し、pH値をH2SO40.5mを用いて、 パルプ及び酵素の添加後にpH4.5となるように調整する。この混合物に紙料 1gにつきコリオルス ベルシコロル(Coriolus versicolor)のラッカーゼ10 00IU(IU=1分間あたりのシリンガルダジン1μモルの変換の酵素のml )を添加する。溶液を200mlに再度補充し、紙料を添加する。この混合物を ペースト混練機で2分間で混合する。 その後に紙料を45℃に予熱された反応容器中に入れ、かつ1〜10バールの 過圧下で1〜4時間インキュベートする。 その後に紙料をナイロン篩(30μm)を介して洗浄する。 ISO−白色(ISO-Weisse)7%の白色度上昇が達成された。
【手続補正書】 【提出日】1996年8月15日 【補正内容】 (1) 明細書第54頁第7行の「100〜100,000IU」を「0.1〜 1000IU」と補正する。 (2) 同第58頁第22行〜第24行の「4,000IU(IU=… …酵素 のml)」を「4IU(1IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の 変換)」と補正する。 (3) 同第59頁第24行〜第25行の「4,000IU(IU=… …酵素 のml)」を「4IU(1IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の 変換)」と補正する。 (4) 同第61頁第7行〜第9行の「4,000IU(IU=… …酵素のm l)」を「4IU(1IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の変換 )」と補正する。 (5) 同第62頁第8行〜第9行の「4,000IU(IU=… …酵素のm l)」を「4IU(1IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の変換 )」と補正する。 (6) 同第67頁第8行〜第10行の「1000IUないしは10,000I U(IU=… …酵素のml)」を「1IUないしは10IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の変換)」と補正する。 (7) 同第68頁表6中の「10000IU」を「10IU」と補正する。 (8) 同第68頁表6中の「1000IU」を「1IU」と補正する。 (9) 同第68頁表の下第11行〜第12行の「20000IU(IU=… …酵素のml)」を「20IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml 酵素の変換)」と補正する。 (10) 同第69頁第11行〜第12行の「20000IU(IU=… …酵 素のml)」を「20IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素 の変換)」と補正する。 (11) 同第70頁第21行〜第22行の「20000IU(IU=… …酵 素のml)」を「20IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素 の変換)」と補正する。 (12) 同第71頁第21行〜第22行の「20000IU(IU=… …酵 素のml)」を「20IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素 の変換)」と補正する。 (13) 同第73頁第5行〜第7行の「1000IU(IU=… …酵素のm l)」を「1IU(IU=1μモル シリンガルダジン/分/ml酵素の変換) 」と補正する。 (14) 請求の範囲を別紙の通り補正する。 請求の範囲 1.リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、 または漂白するための系において、多成分系として a.場合によっては少なくとも1つの酸化触媒および b.少なくとも1つの適当な酸化剤および c.ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン誘導体、ヒドロオキサム酸、ヒ ドロオキサム酸誘導体、少なくとも1個のN−ヒドロキシ−、オキシム−、N− オキシ−もしくはN,N′−ジオキシ官能基を有する脂肪族、脂環式、複素環式 または芳香族化合物の群から選択された少なくとも1つのメディエーターおよび d.アリール置換されたアルコール、カルボニル化合物、脂肪族エーテル、フ ェノールエーテルまたはオレフィン(アルケン)の群からの場合による少なくと も1つのコメディエーターおよび e.それぞれ使用されるメディエーターの微少量の少なくとも1つの遊離アミ ン を含有することを特徴とする、リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変 化させるか、分解するか、または漂白するための多成分系。 .リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変 化させるか、分解するか、または漂白する方法において、請求項1記載の成分a )〜e)の中のそれぞれ選択された成分を同時にかまたは任意の順序でリグニン 含有物質の水性懸濁液と混合することを特徴とする、リグニン、リグニン含有物 質または類似物質を変化させるか、分解するか、または漂白する方法。 .炭素の液化のための請求項1記載の多成分系。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか、 または漂白するための系において、多成分系として a.場合によっては少なくとも1つの酸化触媒および b.少なくとも1つの適当な酸化剤および c.ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン誘導体、ヒドロオキサム酸、ヒ ドロオキサム酸誘導体、少なくとも1個のN−ヒドロキシ−、オキシム−、N− オキシ−もしくはN,N′−ジオキシ官能基を有する脂肪族、脂環式、複素環式 または芳香族化合物の群から選択された少なくとも1つのメディエーターおよび d.アリール置換されたアルコール、カルボニル化合物、脂肪族エーテル、フ ェノールエーテルまたはオレフィン(アルケン)の群からの場合による少なくと も1つのコメディエーターおよび e.それぞれ使用されるメディエーターの微少量の少なくとも1つの遊離アミ ン を含有することを特徴とする、リグニン、リグニン含有物質または類似物質を 変化させるか、分解するか、または漂白するための多成分系 2.上記成分a)〜e)とともにMg2+イオンをも 含有する、請求項1記載の多成分系。 3.酸化触媒、特に系統名1.1.1〜1.97のオキシドリダクターゼを使用 する、請求項1または2記載の多成分系。 4.酸素、過酸化物またはキノンを電子受容体として使用するオキシドリダクタ ーゼが使用されている、請求項3記載の多成分系。 5.オキシドリダクターゼとしてラッカーゼ(1.10.3.2)が使用されて いる、請求項3記載の多成分系。 6.NO−、NOH−またはH−NR−OH−含有の脂肪族、脂環式、複素環式 または芳香族化合物としてN−ヒドロキシ化合物、オキシム化合物、N−オキシ 化合物およびN,N′−ジオキシ化合物、ヒドロオキサム酸誘導体が一成分系ま たは多成分系中で使用されている、請求項1または2記載の多成分系。 7.NO−、NOH−またはH−NR−OH含有化合物として一般式I: で示されるヒドロキシルアミンが使用されており、この場合一般式I中で、置 換基R1およびR2は、 同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、C1〜C12−アルキ ル−、カルボニル−C1〜C6−アルキル−、フェニル−、アリール基を表わし、 これらの中、C1〜C12−アルキル−、カルボニル−C1〜C6−アルキル−、フ ェニル−、アリール基は、未置換であるかまたはされに1回または数回基R3で 置換されていてもよく、この場合基R3は、次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキ シ基、ホルミル基、カルボキシ基ならびにその塩およびエステル、アミノ基、ニ トロ基、C1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基、カルボニル− C1〜C6−アルキル基、フェニル基、スルホノ基、そのエステルおよび塩、スル ファモイル基、カルバモイル基、ホスホ基、ホスホノ基、ホスホノオキシ基なら びにその塩およびエステルの中の1個を表わすことができ、この場合基R3のア ミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、さらに未置換であってもよ いかまたは1−または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコ キシで置換されていてもよく、 この場合基R1およびR2は、共通に基−B−を形成することができ、かつこの 場合−B−は、次の基:(−CHR4−)n、(−CR4=CH−)mを表わし、こ の場合R4は、R3の定義と同様に1個の置換基であり、nは1〜6の整数であり 、mは1 〜3の整数である、請求項6記載の多成分系。 8.NO−、NOH−またはH−NR−OH含有化合物として一般式II: で示される化合物が使用されており、この場合、Xは、次の基:(−N=N− )、(−N=CR10−)p、(−CR10=N−)p、(−CR11=CR12−)p を表わし、pは1または2に等しく、 この場合基R9〜R12、R15およびR16は、同一でも異なっていてもよく、互 いに独立に次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならび にその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6− アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、スルホノ、その エステルおよび塩、スルファモイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホ ノオキシならびにその塩およびエステルの中の1 個を表わすことができ、この場合さらに基R9〜R12、R15およびR16のアミノ 基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であっても1または2回 ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換されていてもよ く、この場合基R15およびR16は、共通に基−G−を形成することができ、この 場合−G−は、次の基:(−CR5=CR6−CR7=CR8−)または(−CR8 =CR7−CR6=CR5−)の中の1個を表わし; 基R5〜R8は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、ハ ロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、ア ミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル −C1〜C6−アルキル、フェニル、スルホノ、そのエステルおよび塩、スルファ モイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならびにその塩およ びエステルの中の1個を表わすことができ、この場合さらに基R5〜R8のアミノ 基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であっても1または2回 ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換されていてもよ く、 この場合基R5〜R8のC1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基 、カルボニル−C1 〜C6−アルキル基、フェニル基、アリール基は、未置換であってもさらに1ま たは数回基R18で置換されていてもよく、この場合基R18は、次の基:水素、ハ ロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、ア ミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル −C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールならびにそのエステルおよび塩の中 の1個を表わすことができ、かつ この場合基R18のカルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、未置換で あってもさらに1または2回基R19で置換されていてもよく、この場合基R19は 、次の基:水素、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエス テル、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カ ルボニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールの中の1個を表わすことが できる、請求項6記載の多成分系。 9.NO−、NOH−またはH−NR−OH含有化合物として一般式III: で示される化合物が使用されており、この場合、Xは、次の基:(−N=N− )、(−N=CR10−)p、(−CR10=N−)p、(−CR11=CR12−)p を表わし、pは1または2に等しく、 基R5〜R12は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、 ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、 アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニ ル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリール、スルホノ、そのエステルおよび 塩、スルファモイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならび にその塩およびエステルの中の1個を表わすことができ、この場合さらに基R5 〜R12のアミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル基は、未置換であって も1または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで置換 されていてもよく、 この場合基R5〜R12のC1〜C12−アルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基 、カルボニル−C1〜C6−アルキル基、フェニル基、アリール基、アリール−C1 〜C6−アルキル基は、未置換で あってもさらに1または数回基R13で置換されていてもよく、この場合基R13は 、次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩 およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキル オキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリール、スルホノ、ス ルフェノ、スルフィノならびにそのエステルの中の1個を表わすことができ、こ の場合基R13のカルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、未置換であっ てもさらに1または2回基R14置換されていてもよく、この場合基R14は、次の 基:水素、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、 アミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニ ル−C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールの中の1個を表わすことができる 、請求項6記載の多成分系。 10.NO−、NOH−またはH−NR−OH−含有化合物として一般式IV: で示される化合物が使用されており、この場合、X は、次の基:(−N=N=)、(−N=CR10−)p、(CR10=N−)p、(− CR11=CR12−)p の中の1個を表わし、pは1または2に等しく、 基R5〜R8およびR10〜R12には、上記の記載が当てはまり、 R17は、次のものであることができる:水素、C1〜C10−アルキル、C1〜C10 −アルキルカルボニル、その中で、C1〜C10−アルキルおよびC1〜C10−ア ルキルカルボニルは、未置換であるかまたはR3と同様に定義されている基R18 で1または数回置換されていてもよい、請求項6記載の多成分系。 11.NO−、NOH−またはH−NR−OH−含有化合物として一般式V: で示される1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよび互変異性体のベンゾトリ アゾール−1−オキシド の誘導体ならびにそのエステルおよび塩が使用されており、この場合、 基R5〜R8は、同一でも異なっていてもよく、互いに独立に次の基:水素、ハ ロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、ア ミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル −C1〜C6−アルキル、フェニル、スルホノ、そのエステルおよび塩、スルファ モイル、カルバモイル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシならびにその塩およ びエステルの中の1個を表わすことができ、 この場合さらに基R5〜R8のアミノ基、カルバモイル基およびスルファモイル 基は、未置換であっても1または2回ヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜 C3−アルコキシで置換されていてもよく、この場合基R5〜R8のC1〜C12−ア ルキル基、C1〜C6−アルキルオキシ基、カルボニル−C1〜C6−アルキル基、 フェニル基、アリール基は、未置換であってもさらに1または数回基R18で置換 されていてもよく、この場合基R18は、次の基:水素、ハロゲン、ヒドロキシ、 ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、アミノ、ニトロ、C1〜 C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル−C1〜C6−アルキル 、フェニル、アリール、スルホノ、スルフェノ、ス ルフィノならびにそのエステルおよび塩の中の1個を表わすことができ、この場 合基R18のカルバモイル基、スルファモイル基、アミノ基は、未置換であっても さらに1または2回基R19で置換されていてもよく、この場合基R19は、次の基 :水素、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシならびにその塩およびエステル、ア ミノ、ニトロ、C1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、カルボニル −C1〜C6−アルキル、フェニル、アリールの中の1個を表わすことができる、 請求項6記載の多成分系。 12.NO−、NOH−またはH−NR−OH−含有化合物としてアゾールのも のが使用されている、請求項6記載の多成分系。 13.NO−、NOH−またはH−NR−OH−含有化合物として、例えば [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]イソキノリン、 [1,2,4]トリアゾロ[3,4−a]イソキノ リン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b]イソキノリン、 [1,2,4]トリアゾロ[5,1−a]イソキノリン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、 [1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン、 [1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリン、 [1,2,3]トリアゾロ[5,1−a]イソキノリン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b]ピリダジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,5−d]ピリダジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]キノリン、 [1,2,4]トリアゾロ[3,4−a]フタラジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリミジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]ピリミジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−c]ピリミジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]キナゾリン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−c]キナゾリン、 [1,2,4]トリアゾロ[5,1−b]キナゾリン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−c]ピリミジン、 [1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−c]キナゾリ ン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン、 [1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン、 [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−b][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[3,4−c][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[3,4−f][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,2,4]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,3,5]トリアジン、 [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、 テトラゾロ[1,5−a]ピリジン、 テトラゾロ[1,5−b]イソキノリン、 テトラゾロ[1,5−a]キノリン、 テトラゾロ[5,1−a]イソキノリン、 テトラゾロ[1,5−b]ピリダジン、 テトラゾロ[1,5−b]シンノリン、 テトラゾロ[5,1−a]フタラジン、 テトラゾロ[1,5−a]ピリミジン、 テトラゾロ[1,5−c]ピリミジン、 テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン、 テトラゾロ[1,5−c]キナゾリン、 テトラゾロ[1,5−a]ピラジン、 テトラゾロ[1,5−a]キノキサリン、 テトラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアジン、 テトラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン、 テトラゾロ[1,5−d][1,2,4]トリアジン、 テトラゾロ[5,1−f][1,2,4]トリアジンのようなトリアゾロ−ま たはテトラゾロ単位を含有する縮合された複素環式化合物のものが使用されてい る、請求項6記載の多成分系。 14.酸化剤として例えば空気、酸素、オゾン、H22、有機過酸化物、過酸、 例えば過酢酸、過蟻酸、過硫酸、過硝酸、メタクロルペルオキシ安息香酸、過塩 酸、過硼酸、過酢酸、過硫酸、過酸化物または酸素種およびそのラジカル、例え ばOH、OOH、一重項酸素、オゾン、超酸化物(O2 -)、オゾン化物、ジオキ シゲニル−カチオン(O2 +)、ジオキシラン、ジオキセタンまたはフレミルラジ カルが使用されている、請求項1または2に記載の多成分系。 15.成分d)の化合物が脂肪族エーテル、アリール置換アルコール、例えば 2,3−ジメトキシベンジルアルコール、 3,4−ジメトキシベンジルアルコール、 2,4−ジメトキシベンジルアルコール、 2,6−ジメトキシベンジルアルコール、 ホモバニリルアルコール、 エチレングリコールモノフェニルエーテル、 2−ヒドロキシベンジルアルコール、 4−ヒドロキシベンジルアルコール、 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール 、 2−メトキシベンジルアルコール、 2,5−ジメトキシベンジルアルコール、 3,4−ジメトキシベンジルアミン、 2,4−ジメトキシベンジルアミン塩酸塩、 ベラトリルアルコール、 コニフェリルアルコール である、請求項1または2に記載の多成分系。 16.成分d)の化合物がオレフィン(アルケン)、 例えば 2−アリルフェノール、 2−アリル−6−メチルフェノール、 アリルベンゼン、 3,4−ジメトキシ−プロペニルベンゼン、 p−メトキシスチレン、 1−アリルイミダゾール、 1−ビニルイミダゾール、 スチレン、 スチルベン、 アリルフェニルエーテル、 桂皮酸ベンジルエステル、 桂皮酸メチルエステル、 2,4,6−トリアリルオキシ−1,3,5−トリアジン、 1,2,4−トリビニルシクロヘキサン、 4−アリル−1,2−ジメトキシベンゾール、 4−第三ブチル安息香酸ビニルエステル、 スカァレン、 ベンゾインアリルエーテル、 シクロヘキセン、 ジヒドロピラン、 N−ベンジル桂皮酸アニリド である、請求項1または2に記載の多成分系。 17.成分d)の化合物がフェノールエーテル、例えば 2,3−ジメトキシベンジルアルコール、 3,4−ジメトキシベンジルアルコール、 2,4−ジメトキシベンジルアルコール、 2,6−ジメトキシベンジルアルコール、 ホモバニリルアルコール、 4−ヒドロキシベンジルアルコール、 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール、 2−メトキシベンジルアルコール、 2,5−ジメトキシベンジルアルコール、 3,4−ジメトキシベンジルアルコール、 2,4−ジメトキシベンジルアミン塩酸塩、 ベラトリルアルコール、 コニフェニルアルコール、 ベラトロール、 アニソール である、請求項1または2に記載の多成分系。 18.成分d)の化合物がカルボニル化合物、例えば 4−アミノベンゾフェノン、 4−アセチルビフェニル、 ベンゾフェノン、 ベンジル、 ベンゾフェノンヒドラゾン、 3,4−ジメトキシベンズアルデヒド、 3,4−ジメトキシ安息香酸、 3,4−ジメトキシベンゾフェノン、 4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、 4−アセチルビフェニルヒドラゾン、 ベンゾフェノン−4−カルボン酸、 ベンゾイルアセトン、 ビス−(4,4‘−ジメチルアミノ)−ベンゾフェノン、 ベンゾイン、 ベンゾインオキシム、 N−ベンゾイル−N−フェニル−ヒドロキシルアミン、 2−アミノ−5−クロル−ベンゾフェノン、 3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド、 4−メトキシベンズアルデヒド、 アントラキノン−2−スルホン酸、 4−メチルアミノベンズアルデヒド、 ベンズアルデヒド、 ベンゾフェノン−2−カルボン酸、 3,3‘,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物、 (S)−(−)−2−(N−ベンジルプロピル)−アミノベンゾフェノン、 ベンジルフェニル酢酸アニリド、 N−ベンジルベンズアニリド、 4,4‘−ビス−(ジメチルアミノ)−チオベンゾフェノン、 4,4‘−ビス−(ジアセチルアミノ)−ベンゾフェノン、 2−クロルベンゾフェノン、 4,4‘−ジヒドロキシベンゾフェノン、 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒドヒドラジン、 4−ヒドロキシベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 4−メトキシベンゾフェノン、 3,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、 p−アニス酸、 p−アニスアルデヒド、 3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、 3,4−ジヒドロキシ安息香酸、 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、 4−ヒドロキシベンズアルデヒド、 サリチルアルデヒド、 バニリン、 バニリン酸である、請求項1または2に記載の多成分系。 19.遊離アミンとしての成分e)としてその場での発生またはカスケードの形 での反応補助の場合には、ヒドロキシベンズトリアゾール、ベンズトリアゾール が使用されている、請求項1または2に記載の多成分系。 20.リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化させるか、分解するか 、または漂白する方法において、請求項1記載の成分a)〜e)の中のそれぞれ 選択された成分を同時にかまたは任意の順序でリグニン含有物質の水性懸濁液と 混合することを特徴とする、リグニン、リグニン含有物質または類似物質を変化 させるか、分解するか、または漂白する方法。 21.反応を2〜11のpH範囲内で20〜95℃、特に40〜95℃の温度お よび0.5〜40%の物質密度で空気および酸素の下で常圧または1〜10 バールで実施する、請求項20記載の方法。 22.物質密度が特に13〜15%である、請求項20または21に記載の方法 。 23.反応前に酸洗浄またはQ工程を使用する、請求項20または21に記載の 方法。 24.酸洗浄を60〜100℃でpH4〜5.5で30〜90分間4〜20%の 物質密度で実施する、請求項23記載の方法。 25.Q工程を(キレート形成剤0.05〜1.0%、特に0.2〜0.5%を 用いて)60〜100℃でpH4〜5.5で30〜90分間4〜20%の物質密 度で実施する、請求項23記載の方法。 26.酸洗浄およびQ工程のために90℃で1時間pH4.5〜5で10%の物 質密度を維持する、請求項23記載の方法。 27.反応溶液にヘミセルラーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼもし くはリパーゼまたは前記酵素の中2個またはそれ以上の酵素からなる混合物を添 加する、請求項20または21に記載の方法。 28.変性された酵素、酵素成分、補欠分子族または擬態物質、例えばヘム基お よびヘム基含有化合物を使用する、請求項20または21に記載の方法。 29.前記物質以外に1個またはそれ以上のベンゼン核を有するフェノール性化 合物および/または非フェノール性化合物を使用する、請求項20または2 1に記載の方法。 30.反応溶液に還元剤を添加する、請求項20または21に記載の方法。 31.還元剤として重亜硫酸ナトリウム、亜二チオン酸ナトリウム、アスコルビ ン酸、チオール化合物、メルカプト化合物またはグルタチオンを使用する、請求 項30記載の方法。 32.酸素をH22+カタラーゼによってまたはH22をGOD+グルコースに よってその場で発生させる、請求項20または21に記載の方法。 33.還元溶液にカチオン形成金属塩を添加する、請求項20または21に記載 の方法。 34.カチオンとしてFe2+、Fe3+、Mn2+、Mn3+、Ca2+、Cu2+、Ti3+ 、Ce4+、Al3+を使用する、請求項33記載の方法。 35.付加的に錯形成剤を反応溶液に添加する、請求項20または21に記載の 方法。 36.錯形成剤としてエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ジエチレント リアミンペンタ酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチレンジアミントリ酢酸(HE DTA)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸(DTMPA)、ニ トリロトリ酢酸(NTA)、ポリ燐酸(PPA)または別の鉄−、マンガン−も しくは銅−錯体、例えばジエチルアミン 、ヒドロキシルアミンを使用する、請求項35記載の方法。 37.NaOClを使用する、請求項20または21に記載の方法。 38.付加的に洗剤を使用する、請求項20または21に記載の方法。 39.洗剤として非イオン界面活性剤、イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤 、カチオン界面活性剤および両性界面活性剤を添加する、請求項38記載の方法 。 40.付加的に多糖類および/または蛋白質を反応溶液に添加する、請求項20 または21に記載の方法。 41.多糖類としてグルカン、マンナン、デキストラン、レバン、ペクチン、ア ルギン酸塩または植物ゴムおよび/または真菌類によって形成されるかまたは酵 母との混合培養で産生される固有の多糖類を使用する、請求項40記載の方法。 42.蛋白質としてゼラチンおよび/またはアルブミンを使用する、請求項40 記載の方法。 43.添加物としてモノ糖、オリゴマー糖、アミノ酸、ポリエチレングリコール 、ポリエチレンオキシド、ポリエチレンイミンおよびポリジメチルシロキサンを 使用する、請求項20または21に記載の方法。 44.系にラジカル形成剤またはラジカル捕獲剤を添加する、請求項20または 21に記載の方法。 45.セルロースの脱リグニン化または漂白のために一時的に全ての公知の煮沸 法の後に使用する、請求項1または2または20または21に記載の方法。 46.煮沸法として硫酸塩法、亜硫酸塩法、オルガゾル法、ASAM法、エナバ ッチ(Enabatch)法等を実施する、請求項45記載の方法。 47.全ての常用の漂白工程および別の工程順序、例えばQ工程、酸洗浄等後、 中または前に実施する、請求項46記載の方法。 48.本方法を多数の工程で実施し、この場合全ての工程の間に1つの洗浄およ び1つの洗浄及びアルカリ液を用いての抽出を行なうかまたは洗浄もしくは抽出 を行なう、請求項45から47までのいずれか1項に記載の方法。 49.炭素の液化のための請求項1記載の多成分系。
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