JPH0949411A - 船外機用4サイクルエンジン - Google Patents

船外機用4サイクルエンジン

Info

Publication number
JPH0949411A
JPH0949411A JP7201201A JP20120195A JPH0949411A JP H0949411 A JPH0949411 A JP H0949411A JP 7201201 A JP7201201 A JP 7201201A JP 20120195 A JP20120195 A JP 20120195A JP H0949411 A JPH0949411 A JP H0949411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cylinder
engine
cylinder head
cylinder block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7201201A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takahashi
正哲 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
Priority to JP7201201A priority Critical patent/JPH0949411A/ja
Priority to US08/689,301 priority patent/US5687686A/en
Publication of JPH0949411A publication Critical patent/JPH0949411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/02Pressure lubrication using lubricating pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/02Arrangements of lubricant conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/20SOHC [Single overhead camshaft]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さを抑えつつ排気量アップを図ることがで
きるとともに、カム室に回収されたオイルをシリンダブ
ロックに常に確実に戻すことができる船外機用4サイク
ルエンジンを提供すること。 【構成】 船外機用4サイクルエンジンにおいて、シリ
ンダヘッド9のカム室のオイルを回収してこれをシリン
ダブロックへ戻すためのオイル回収路34を最下段の気
筒のウォータジャケット35の下端縁よりも上方であっ
て、且つ、シリンダヘッド9の両側方に形成する。本発
明によれば、オイル回収路34がシリンダヘッド9の最
下段の気筒のウォータジャケット35の下端縁よりも上
方に形成されるため、排気量アップを目的としてシリン
ダボア径を拡大しても、エンジンの全高を低く抑えるこ
とができる。又、オイル回収路34はシリンダヘッド9
の両側方に形成されるため、チルト操作によってエンジ
ンが傾斜しても、カム室の底部に回収されたオイルは何
れか一方のオイル回収路34からシリンダブロック側に
常に確実に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク軸及びカ
ム軸を上下方向に配して成る船外機用4サイクルエンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】斯かる船外機用4サイクルエンジンにお
いては、シリンダのカム室内に収容されたカムやカム軸
等の動弁機構を潤滑したオイルはカム室底部に回収さ
れ、そこに形成されたオイル回収路を通ってシリンダブ
ロック側に戻され、エンジン底部に設けられたオイルパ
ンに回収され、オイルポンプによって昇圧されて再びエ
ンジン各部の潤滑に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン出
力の向上を図るにはシリンダボア径を拡大して排気量を
増大させる必要があるが、このとき、エンジン高さを極
力低く抑えるにはカム室底部に形成される前記オイル回
収路の位置が問題となる。
【0004】ところが、従来は例えば単一のオイル回収
路が最下段の気筒のウォータジャケットの下端縁よりも
下方に形成されていたため、エンジン出力の向上を図る
ためにシリンダボア径を拡大すると、これに伴ってエン
ジン高さが必然的に高くなっていた。
【0005】従って、本発明の目的とする処は、高さを
抑えつつ排気量アップを図ることができる船外機用4サ
イクルエンジンを提供することにある。
【0006】又、本発明の目的とする処は、チルト操作
又はステアリング操作によってエンジンが傾斜しても、
カム室に回収されたオイルをシリンダブロックへ常に確
実に戻すことができる船外機用4サイクルエンジンを提
供することにある。
【0007】一方、ブローバイガス還元装置を備える船
外機用4サイクルエンジンにあっては、ピストンとシリ
ンダ壁の間からクランク室に漏れ出るブローバイガスは
シリンダブロックに形成されたブローバイガス通路を通
って吸気中に還元されるが、該ブローバイガスにはオイ
ルが含まれるために途中でオイル分を除去する必要があ
る。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、ブロー
バイガスからオイル分をより確実に除去することができ
る船外機用4サイクルエンジンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、クランク軸及びカム軸を上
下方向に配して成る船外機用4サイクルエンジンにおい
て、シリンダヘッドのカム室のオイルを回収してこれを
シリンダブロックへ戻すためのオイル回収路を最下段の
気筒のウォータジャケットの下端縁よりも上方であっ
て、且つ、シリンダヘッドの少なくとも一側方に形成し
たことを特徴とする。
【0010】従って、請求項1記載の発明によれば、オ
イル回収路がシリンダヘッドの最下段の気筒のウォータ
ジャケットの下端縁よりも上方に形成されるため、排気
量アップを目的としてシリンダボア径を拡大しても、エ
ンジンの全高を低く抑えることができる。
【0011】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記オイル回収路をシリンダヘッドの
両側方に形成したことを特徴とする。
【0012】従って、請求項2記載の発明によれば、チ
ルト操作又はステアリング操作によってエンジンが傾斜
しても、カム室底部に回収されたオイルは、シリンダヘ
ッドの両側方に形成されたオイル回収路の何れか一方か
らシリンダブロックに常に確実に戻される。
【0013】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、シリンダブロックに形成され
たブローバルガス通路の入口部にバッフルプレートを設
けたことを特徴とする。
【0014】従って、請求項3記載の発明によれば、ピ
ストンとシリンダ壁の間からクランク室に漏れ出るブロ
ーバイガスに含まれるオイル分は、シリンダブロックに
形成されたブローバイガス通路の入口部においてバッフ
ルプレートによってブローバイガスから分離されるた
め、ブローバイガスからオイル分がより確実に除去され
る。尚、ブローバイガスはオイルセパレータに導かれ、
オイルセパレータによってオイル分が更に除去される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明に係る船外機用4サイクルエ
ンジンを備える船外機の破断部分側面図、図2は同船外
機上部の破断側面図、図3は4サイクルエンジンの破断
平面図、図4は同4サイクルエンジンのシリンダヘッド
の側断面図、図5は図4の矢視A方向の図、図6は同4
サイクルエンジンのシリンダブロックの平断面図、図7
は同シリンダブロックの底面図(図6の矢視B方向の
図)である。
【0017】図1に示す船外機50の上部のカウリング
51内には本発明に係る4サイクルエンジン1が収納さ
れており、同船外機50の下半部には推進装置52が設
けられている。尚、船外機50はチルト操作によってチ
ルト軸53を中心として上下に回動するとともに、ステ
アリング操作によってスイベル軸54を中心として左右
に回動する。又、船外機50の推進装置52は、エンジ
ン1によって回転駆動される不図示のプロペラを備えて
いる。
【0018】而して、本発明に係る4サイクルエンジン
1は直列4気筒エンジンであって、そのクランク軸2は
上下方向(図3の紙面垂直方向)に長く配されている。
又、図3に示すように、このエンジン1のシリンダブロ
ック3には水平を成す4つのシリンダ4が上下方向に並
設されており、各シリンダ4内にはピストン5が水平方
向に摺動自在に嵌装されている。そして、各ピストン5
はコンロッド6を介して前記クランク軸2に連結されて
いる。尚、クランク軸2は、シリンダブロック3とこれ
に被着されたケースカバー7によって画成されるクラン
ク室8内に回転自在に収納されている。
【0019】一方、図3及び図5に示すように、シリン
ダブロック3の側部に被着されたシリンダヘッド9には
各気筒毎に吸気通路10と排気通路11が形成されてお
り、シリンダヘッド9には各吸気通路10に連なるキャ
ブレタ12が接続されている。そして、キャブレタ12
には吸気マニホールド13を介してサイレンサ14が接
続されている。
【0020】他方、シリンダブロック3には上下方向に
長い断面矩形の排気通路15が形成されており、該排気
通路15にはシリンダヘッド9に形成された前記排気通
路11が接続されている。
【0021】又、シリンダヘッド9に形成された前記吸
気通路10と排気通路11は図3及び図5に示すよう
に、シリンダ4に吸気ポート10a、排気ポート11a
としてそれぞれ開口しており、これらの吸気ポート10
aと排気ポート11aは吸気バルブ16、排気バルブ1
7によってそれぞれ適当なタイミングで開閉される。即
ち、吸気バルブ16と排気バルブ17はそれぞれバルブ
スプリング18,19によって閉じ側に付勢されてお
り、これらの頭部にはロッカーアーム20,21の各一
端が当接している。そして、各ロッカーアーム20,2
1は軸22によって回動自在に支持されており、これら
の他端部はカム軸23に一体に形成されたカム23a,
23bに当接している(図3及び図4参照)。
【0022】ところで、図2に示すように、上記カム軸
23はクランク軸2と平行に上下方向に配されており、
その上端部には大径のプーリ24が結着されており、該
プーリ24とクランク軸2の上部に結着された小径のプ
ーリ25との間には無端状のベルト26が水平に巻装さ
れている。尚、プーリ24の径はプーリ25のそれの2
倍の大きさに設定されている。又、クランク軸2の上端
にはフライホイール27が結着されており、同クランク
軸2の下端には垂直下方に延びる駆動軸44(図1参
照)が結着されている。そして、駆動軸44は推進装置
52の不図示の前後進切換機構等を含む動力伝達系を介
して不図示のプロペラに連結されている。
【0023】他方、図2及び図4に示すように、前記カ
ム軸23の下端部にはトロコイド式のオイルポンプ28
が直結されている。又、図3に示すように、シリンダブ
ロック3の排気側の側部にはオイルフィルタ29が着脱
可能に螺着されており、該オイルフィルタ29とシリン
ダブロック3の間には、エンジン冷却水によってオイル
を冷却する間座タイプのオイルクーラー30が介設され
ている。尚、図3に示すように、オイルクーラー30の
中心部には、シリンダブロック3に形成されたウォータ
ジャケット31を流れるエンジン冷却水が冷却水配管3
2を経て導入され、該冷却水はその周囲を流れることに
よって、そこを流れるオイルとの間で熱交換を行ってオ
イルを冷却する。
【0024】又、図1に示すように、エンジン1の下端
にはエキゾーストガイド45を介してオイルパン46が
取り付けられており、該オイルパン46内には吸込管4
7が収納されており、吸込管46はオイル通路48を介
して前記オイルポンプ28の吸込口に接続されている。
尚、吸込管48の先部にはオイルストレーナ49が取り
付けられている。
【0025】而して、本実施の形態においては、図2、
図4及び図5に示すように、シリンダヘッド9のシリン
ダブロック3との合面には、カム室33内に収納された
ロッカーアーム20,21やカム軸23等の動弁機構を
潤滑してカム室33の底部に溜ったオイルをシリンダブ
ロック3側へ戻すための2つのオイル回収路34がシリ
ンダヘッド9の底部の両側方に形成されている。
【0026】ところで、シリンダヘッド9には、各気筒
の燃焼室Sの周囲にウォータジャケット35が形成され
ているが、前記オイル回収路34は最下段の気筒のウォ
ータジャケット35の下端縁よりも上方(中心点が上
方)に形成されている。つまり、各オイル回収路34
は、その中心点を結ぶ直線Mが最下段の気筒のウォータ
ジャケット35の下端縁を通る直線Lよりも上方に位置
するように形成されているる(図4及び図5参照)。
【0027】そして、上記各オイル回収路34は、図2
に示すように、シリンダブロック3の底部に形成された
オイル通路36に接続されている。
【0028】ところで、図4に示すように、シリンダヘ
ッド9に被着されたカムキャップ38の一部には、プレ
ート39によって区画されたオイルセパレータ40が形
成されており、該オイルセパレータ40は図3に鎖線に
て示すように前記サイレンサ14に接続されている。
【0029】一方、図6及び図7に示すように、シリン
ダブロック3の吸気側の各気筒の間には、前記クランク
室8(図3参照)とカム室(図4参照)に連通する計3
つのブローバイガス通路41が略水平に形成されてお
り、各ブローバイガス通路41の入口部には、2つのボ
ルト42によってシリンダブロック3に取り付けられた
1枚の細長いバッフルプレート43が設けられている。
このバッフルプレート43はブローバイガス通路41の
入口部を覆うように設けられているが、図6に示すよう
に、該バッフルプレート43とブローバイガス通路41
の入口部の間には所定の隙間が形成されている。
【0030】以上において、当該エンジン1が作動して
クランク軸2が所定の速度で回転駆動されると、その回
転は図1に示す駆動軸44及び推進装置52の動力伝達
系を経て不図示のプロペラに伝達されるとともに、プー
リ25、ベルト26及びプーリ24を経て1/2の速度
に減速されてカム軸23に伝達され、該カム軸23がク
ランク軸2の1/2の速度で回転駆動される。このカム
軸23が回転すると、これに一体に形成されたカム23
a,23bにそれぞれ当接するロッカーアーム20,2
1によって吸気バルブ16と排気バルブ17がそれぞれ
適当がタイミングで開閉され、各シリンダ4において所
要のガス交換がなされる。
【0031】又、カム軸23の回転によって、該カム軸
23の下端部に直結されたオイルポンプ28が回転駆動
され、図1に示すオイルパン46に回収されたオイル
は、該オイルポンプ28によって昇圧された後、エンジ
ン1の各部に供給されて潤滑に供される。尚、図1に鎖
線にて示すように、クランク軸2の下端にオイルポンプ
28’を直結するようにしても良い。
【0032】ところで、シリンダヘッド9のカム室33
内に収納された動弁機構を構成するロッカーアーム2
0,21やカム軸23を潤滑したオイルはカム室33の
底部に溜り、そこに形成されたオイル回収路34からシ
リンダブロック3のオイル通路36へと流れ、最終的に
図1に示すオイルパン46に回収され、以後は同様の作
用を繰り返してエンジン1内を循環して各部の潤滑に供
される。
【0033】而して、本実施の形態においては、前述の
ようにオイル回収路34をシリンダヘッド9の最下段の
ウォータジャケット35の下端縁よりも上方に形成した
ため、当該エンジン1の排気量アップを目的として各シ
リンダ4のボア径を拡大しても、エンジン1の全高を低
く抑えることができる。つまり、エンジン1の全高を低
く抑えつつ、各シリンダ4のボア径を拡大して排気量ア
ップを図り、以てエンジン1の出力向上を達成すること
ができる。
【0034】又、本実施の形態においては、オイル回収
路34をシリンダヘッド9の両側方に形成したため、チ
ルト操作又はステアリング操作によってエンジン1が傾
斜しても、カム室33の底部に回収されたオイルは何れ
か一方のオイル回収路34からシリンダブロック3側に
常に確実に戻される。
【0035】ところで、エンジン1の作動中において、
ピストン5とシリンダ4との間からクランク室8に漏れ
出るブローバイガスはシリンダブロック3に形成された
ブローバイガス通路41を通ってシリンダヘッド9のカ
ム室33に至り、オイルセパレータ40においてオイル
分を除去された後にサイレンサ14に戻されて吸気中に
還元される。
【0036】而して、本実施の形態においては、前述の
ようにブローバイガス通路41の入口部にバッフルプレ
ート43を設けたため、ブローバイガスはバッフルプレ
ート43を迂回して流れ、そこで流速が低下するため、
これに含まれる密度の大きなオイル分が分離される。こ
のようにブローバイガスはオイルセパレータ40に至る
前に予めオイル分を除去されるため、該ブローバイガス
からオイル分をより確実に除去することができる。
【0037】尚、本実施の形態においては、ブローバイ
ガス通路41がオイル戻り通路とは別設されているた
め、オイルのオイルパン46への戻りスムーズになされ
る。又、図示のようにブローバイガス通路41はシリン
ダブロック3の軸受部3aの横(つまり、図6の矢印a
方向に回転するクランク軸2に対して連れ回りの影響が
少ない部位)に形成されている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、オイル回収路がシリンダヘッドの
最下段の気筒のウォータジャケットの下端縁よりも上方
に形成されるため、排気量アップを目的としてシリンダ
ボア径を拡大しても、エンジンの全高を低く抑えること
ができるという効果が得られる。
【0039】又、請求項2記載の発明によれば、オイル
回収路をシリンダヘッドの両側方に形成したため、チル
ト操作又はステアリング操作によってエンジンが傾斜し
ても、カム室底部に回収されたオイルをオイル回収路の
何れか一方からシリンダブロックに常に確実に戻すこと
ができるという効果が得られる。
【0040】更に、請求項3記載の発明によれば、ピス
トンとシリンダ壁の間からクランク室に漏れ出るブロー
バイガスに含まれるオイル分は、シリンダブロックに形
成されたブローバイガス通路の入口部においてバッフル
プレートによってブローバイガスから分離されるため、
ブローバイガスからオイル分をより確実に除去すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンを備
える船外機の破断部分側面図である。
【図2】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンを備
える船外機上部の破断側面図である。
【図3】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンの破
断平面図である。
【図4】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンのシ
リンダヘッドの側断面図である。
【図5】図4の矢視A方向の図である。
【図6】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンのシ
リンダブロックの平断面図である。
【図7】本発明に係る船外機用4サイクルエンジンのシ
リンダブロックの底面図(図6の矢視B方向の図)であ
る。
【符号の説明】
1 船外機用内燃エンジン 2 クランク軸 3 シリンダブロック 9 シリンダヘッド 23 カム軸 34 オイル回収路 35 ウォータジャケット 41 ブローバイガス通路 43 バッフルプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸及びカム軸を上下方向に配し
    て成る船外機用4サイクルエンジンにおいて、シリンダ
    ヘッドのカム室のオイルを回収してこれをシリンダブロ
    ックへ戻すためのオイル回収路を最下段の気筒のウォー
    タジャケットの下端縁よりも上方であって、且つ、シリ
    ンダヘッドの少なくとも一側方に形成したことを特徴と
    する船外機用4サイクルエンジン。
  2. 【請求項2】 前記オイル回収路をシリンダヘッドの両
    側方に形成したことを特徴とする請求項1記載の船外機
    用4サイクルエンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダブロックに形成されたブローバ
    ルガス通路の入口部にバッフルプレートを設けたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の船外機用4サイクルエ
    ンジン。
JP7201201A 1995-08-07 1995-08-07 船外機用4サイクルエンジン Pending JPH0949411A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7201201A JPH0949411A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 船外機用4サイクルエンジン
US08/689,301 US5687686A (en) 1995-08-07 1996-08-07 Lubricating system for four cycle outboard motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7201201A JPH0949411A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 船外機用4サイクルエンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949411A true JPH0949411A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16437029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7201201A Pending JPH0949411A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 船外機用4サイクルエンジン

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5687686A (ja)
JP (1) JPH0949411A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6283083B1 (en) 1999-03-30 2001-09-04 Suzuki Motor Corporation Lubricating construction for outboard motor

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6286476B1 (en) * 1996-04-30 2001-09-11 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Engine lubricating system
JP4035210B2 (ja) 1996-12-24 2008-01-16 ヤマハマリン株式会社 船外機におけるエンジン用オイルポンプ構造
JPH10252432A (ja) * 1997-03-06 1998-09-22 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの潤滑装置
JP4066274B2 (ja) * 1997-07-07 2008-03-26 ヤマハマリン株式会社 船外機のオイル通路構造
JP3852723B2 (ja) * 1997-09-12 2006-12-06 本田技研工業株式会社 竪型内燃機関
JP3963292B2 (ja) * 1998-04-24 2007-08-22 ヤマハマリン株式会社 船外機用エンジン
JP4063401B2 (ja) * 1998-05-27 2008-03-19 ヤマハマリン株式会社 船外機におけるエンジン用オイルポンプ構造
JP2000073729A (ja) * 1998-09-01 2000-03-07 Kioritz Corp 4サイクル内燃機関
DE60023369T2 (de) * 1999-01-26 2006-04-20 Yamaha Marine K.K., Hamamatsu Aussenbordmotor
JP2000227017A (ja) * 1999-02-03 2000-08-15 Yamaha Motor Co Ltd ジェット推進艇
JP2001041018A (ja) 1999-07-30 2001-02-13 Sanshin Ind Co Ltd エンジンのクランク軸受け構造
DE10138698B4 (de) * 2000-08-11 2008-02-07 Honda Giken Kogyo K.K. Motor in DOHC-Bauart
JP4391003B2 (ja) 2000-11-07 2009-12-24 ヤマハ発動機株式会社 船外機
JP4259744B2 (ja) 2000-11-27 2009-04-30 ヤマハ発動機株式会社 船外機用4サイクルエンジンの燃料供給装置
US6564905B1 (en) 2001-08-14 2003-05-20 Brunswick Corporation Lubrication system for a marine engine
JP2003065015A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Sanshin Ind Co Ltd 船外機における潤滑油ポンプ装置
JP2003065153A (ja) 2001-08-29 2003-03-05 Sanshin Ind Co Ltd 多気筒内燃機関の潤滑油排出装置
US6834635B2 (en) * 2001-10-01 2004-12-28 Suzuki Kabushiki Kaisha Outboard motor
JP3979836B2 (ja) * 2001-12-14 2007-09-19 ヤマハマリン株式会社 船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造
US7198019B1 (en) 2005-07-06 2007-04-03 Brunswick Corporation Lubricating system for a marine engine
EP2385229B1 (de) * 2010-05-04 2017-08-02 Ford Global Technologies, LLC Brennkraftmaschine mit Flüssigkeitskühlung
US9457881B1 (en) 2013-03-15 2016-10-04 Brunswick Corporation Outboard marine engines having a bedplate and cover assembly

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794803B2 (ja) * 1990-08-01 1995-10-11 本田技研工業株式会社 水平シリンダを備えるエンジンの潤滑油路構造及びそのエンジンを搭載してなる船外機
CA2138335C (en) * 1993-12-18 1998-08-04 Kouji Koishikawa Engine and outboard engine structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6283083B1 (en) 1999-03-30 2001-09-04 Suzuki Motor Corporation Lubricating construction for outboard motor

Also Published As

Publication number Publication date
US5687686A (en) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0949411A (ja) 船外機用4サイクルエンジン
US8464684B2 (en) Lubrication system for a dry sump internal combustion engine
US7845323B2 (en) Internal combustion engine cam follower arrangement
US6725958B2 (en) Snowmobile
US6257178B1 (en) Internal combustion engine for a motorcycle
US7637236B2 (en) Cylinder head for an overhead-cam internal combustion engine, engine incorporating same, and vehicle incorporating the engine
JP3413444B2 (ja) 船外機用4サイクルエンジン
JPH0949409A (ja) 船外機用4サイクルエンジン
JP3184360B2 (ja) 船外機のブリーザ構造
US20050263123A1 (en) Air intake system of outboard motor
JP3975150B2 (ja) 頭上弁式内燃機関のブリーザ構造
JPH11148329A (ja) 竪型内燃機関
JP3922913B2 (ja) 船外機用v型4サイクルエンジン
JP3942698B2 (ja) 船外機用dohc型エンジンのブローバイガス還元装置
JP2005206137A (ja) 自動二輪車における熱交換器の配設構造。
JP3413443B2 (ja) 船外機用エンジン
JP2003002295A (ja) 船外機の冷却構造
JP4413396B2 (ja) 船外機用水冷エンジン
JP3105532B2 (ja) 水冷式エンジンのオイル冷却装置
JP4549871B2 (ja) ドライサンプ式潤滑装置を備える内燃機関
JPH0968026A (ja) 4サイクルエンジンの潤滑装置
JP4285014B2 (ja) 船外機の補機取付構造
JP2000045860A (ja) 頭上弁式エンジンのシリンダヘッド冷却装置
JP2004232591A (ja) 船外機の吸気装置
JP4097301B2 (ja) 竪型内燃機関