JP2005206137A - 自動二輪車における熱交換器の配設構造。 - Google Patents

自動二輪車における熱交換器の配設構造。 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動二輪車における熱交換器の配設構造において、前記自動二輪車への熱交換器の適切な配設構造の選択により、該熱交換器における冷却効率の向上を図る。
【解決手段】 自動二輪車50に搭載された内燃機関Eのクランクケース1上部前方中央部1cに熱交換器であるオイルクーラLcが配設されており、この配設位置は丁度自動二輪車50の前方から見てフロントフォーク53間に位置している。そして、オイルクーラLcの前記配設はその冷却フィンのフィン面が前記フロントフォーク23間かつ前輪の上方を通り抜ける走行風に対して垂直もしくは略垂直となる関係をもつようになされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪車における熱交換器の配設構造に関し、特に熱交換器の冷却効率の向上に視点がおかれた熱交換器の自動二輪車への配設構造の改良技術に関する。
従来から自動二輪車における熱交換器の配設構造として、内燃機関の前方に熱交換器を配設したものが知られている。そして、この熱交換器の配設構造は車両進行方向に対し、略垂直に配置されている。ところが実際の走行風の流れはフロントフォーク間かつ前輪の上方を通り内燃機関の下方に抜けるような流れであるため(例えば、特許文献1,2参照)、このような熱交換器の配設構造においては、熱交換器の冷却フィンに対する走行風の入射角が小さくなってしまい高い冷却効果を得ることができない。その結果熱交換器における最大効率を引出すことができず、内燃機関における十分な冷却性の確保のためには熱交換器を大型化する必要性があった。そして、空冷式内燃機関の場合、熱交換器が内燃機関の前方にあると該機関に当たる風量が減少し、また、熱交換器が大きいとデザイン上の問題も無視することができない。
特許第3206151号公報(第3頁、第1−2図) 実開平1−176591号公報(第1頁、第1図)
図13(a)(b)に図示される上述の特許文献1に記載の発明には、自動二輪車に搭載された水冷式エンジン0Eが記載され、このエンジン0Eのオイルクーラ01はラジエタ02の下方のエンジン0E前方下部に取付けられており、オイルクーラ01はその多数の冷却フィン011が並列する面をやや上部が前傾とされて車体に対して配設され、これら冷却フィン011は車両の進行方向に対して直交する方向に延び、したがって、これら冷却フィン011はそのフィン面を走行風に対して略平行に近い角度とされたオイルクーラ01の配設構造が記載されている。
また、図14に図示される上述の特許文献2に記載の発明においても、特許文献1に記載の発明同様、オイルクーラ01はラジエタ02の下方でかつオイルパン03に近いエンジン0E前方の下部に取付けられ、その多数の冷却フィンの並列する面は実質的に車両の進行方向に対して垂直もしくは略垂直な状態とされている。そして、これら冷却フィンは車両の進行方向に対して直交する方向に延びて、冷却フィンのフィン面は走行風に対して水平もしくは略水平とされた構造が記載されている。
ところで、上述の特許文献1,2に記載の発明においては、いずれもその熱交換器であるオイルクーラの配設は、車両走行時の走行風に対してその冷却フィンが平行もしくは略平行、あるいは所定の角度をもって傾斜した鋭角で対向するような関係とされている。そして、このような冷却フィンの走行風に対する対向関係の設定は、冷却フィン間を比較的抵抗なく走行風が流れるので走行風の円滑な流れの形成と所定の熱交換効率の確保という視点においてはそれなりに評価されるものである。
しかしながら、前記走行風の円滑な流れの形成は、走行風が冷却フィンの表面を撫でるように流れ去るため冷却フィンに充分な量の冷却風を当てることができず、冷却フィンのフィン面への充分な冷気の供与がなされず、冷却フィンにおいて走行風の冷気をより効率的に吸収し生かすという点からは決して満足できる結果を与えるものではなく、熱交換器におけるより一層の熱交換効率の向上という視点からは改良すべき余地が残されるところである。
また、上述の熱交換器の配設構造によれば、熱交換器の多数の冷却フィンが並列する広い面積をもつ平面が走行風に対して直交もしくは略直交するように対向するので、その投影面積が大きく機関に直接当たる走行風の流れに与える影響が大きく、機関に直接当たる走行風量の減少を招くので前記熱交換器の配設構造は、とりわけ空冷式内燃機関における機関の冷却という視点からは歓迎されるところではない。
上述したような状況の中で、自動二輪車における熱交換器の熱交換効率の更なる向上のための、比較的簡単な構造変更により、かつ車両走行時における走行風の冷却フィンへの充分な供給が達成され最大限の熱交換効率を引出すことができる自動二輪車への熱交換器の配設に視点が置かれた改良構造の提供が求められている。
本発明は、上述した課題を解決するための自動二輪車における熱交換器の配設構造に関し、特に熱交換器の冷却効率の向上に視点がおかれた熱交換器の配設構造の改良に関し、車体フレーム前方のヘッドパイプに取付けられるフロントフォークと、該フロントフォークに支持される前輪と、該前輪の後方に配置される内燃機関と、該内燃機関と前輪との間に配置された冷却フィンを有する熱交換器とを備えた自動二輪車における熱交換器の配設構造において、該熱交換器の前記配設は、前記冷却フィンがそのフィン面をフロントフォーク間かつ前輪の上方を通り、内燃機関の下部に抜ける走行風に対して垂直もしくは略垂直となるような関係とされてなされることを特徴とする。
また、前記熱交換器を内燃機関のシリンダの下方近傍のクランクケースの上部に設けたことを特徴とする。
さらに、前記熱交換器の冷却フィンのピッチを中心部は広く端部は狭くしたことを特徴とする。
また、前記熱交換器をラウンド状に形成したことを特徴とする。
そして、前記熱交換器上方のシリンダブロックにシリンダ軸線方向の冷却フィンが設けられたことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明は、前記熱交換器の配設が、前記冷却フィンがそのフィン面をフロントフォーク間かつ前輪の上方を通り、内燃機関の下部に抜ける走行風に対して垂直もしくは略垂直となるような関係とされてなされるから、フロントフォーク間を通り機関の下部に抜ける走行風に対し、車両側面視で熱交換器を垂直にレイアウトしたので、自動二輪車の走行風の流れに対し、一番効率のよい角度で取付けることで熱交換器の冷却フィンにより多くの走行風を当て冷却効率を高めることができ、また、車両前方から見た熱交換器の前衛投影面積を小さくすることができるので機関自体に導かれる走行風の流量も増え、熱交換器と機関のそれぞれに走行風を導くことが可能であり、全体として冷却性を向上させることができる。
本発明の請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記熱交換器を内燃機関のシリンダの下方近傍のクランクケースの上部に設けたから、シリンダおよびシリンダヘッドに当たって向きを変えた冷却風を効果的に熱交換器に導入し利用することができる。
本発明の請求項3に係る発明は、前記請求項1または2に記載の発明において、前記熱交換器の冷却フィンのピッチを中心部は広く端部では狭くしたから、熱交換器の中心部のピッチを広げることで走行風が熱交換器によって拡散することが抑制でき、その結果多くの冷却風を熱交換器に通すことができる。また、空冷式内燃機関の場合は、熱交換器に当たった走行風をシリンダに設けられた冷却フィン等に効率良く導くことができる。
本発明の請求項4に係る発明は、前記請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発明において、前記熱交換器をラウンド状に形成したから、熱交換器の側方に抜けようとする走行風を効果的に冷却に用いることができる。
本発明の請求項5に係る発明は、前記請求項1ないし4のいずれか1つに記載の発明において、前記熱交換器上方のシリンダブロックにシリンダ軸線方向の冷却フィンが設けられたから、シリンダブロックを走行風に対する壁として積極的に利用することによって走行風の利用効率を向上することができる。すなわち、シリンダブロックに当たった走行風を積極的にシリンダ軸線方向に指向した冷却フィンにより熱交換器に向けて導入することができる。
熱交換器の配設が、該熱交換器の冷却フィンがそのフィン面をフロントフォークのフォーク間を通り内燃機関の下部を抜ける走行風に対して垂直もしくは略垂直となるような関係とされてなされることで実施される。
図1ないし図11に基づいて本発明の実施例1について説明する。
図1には、本実施例1の熱交換器装備の内燃機関Eが搭載される車両50である自動二輪車の一部構造が示され、該図には機関Eの搭載部近傍構造のみが図示されている。自動二輪車はその車体フレームの前方部を形成するヘッドパイプ51を備え、該ヘッドパイプにはその下部に図1には図示されない前輪52を支持するフロントフォーク53(図11参照)が、また、その上部には図示されないハンドルが取付けられている。
ヘッドパイプ51には、図示されないメインフレームとダウンチューブが取付けられており、メインフレームには図示されないシートレールやバックステイが取付けられ、さらに後輪を支持するスイングアーム58等が取付けられている。
車体フレームには既述のように内燃機関Eが搭載されており、図1において該機関Eはその側面視における所定の断面図で示されており、該機関Eとしては4サイクルの並列4気筒機関が採用され、この機関Eは頭上弁式のツインカム機構(DOHC)を備え、車両50への搭載時においてはそのシリンダE0の頭部排気口E2側が走行方向を向き、吸気口E1側は右上方を向くように配置されており、シリンダE0の上部から吸気管E11が右上方へと延び、この吸気管E11には図示されない気化器やエアクリーナが接続されている。また、排気管E21は図示のようにシリンダE0の前側から車体下方を通って後方へと延びている。
機関EのシリンダE0は、その下部がクランクケース1の上部に載置固定され、該シリンダE0は直接クランクケース1に連結固定されるシリンダブロック2と、このシリンダブロック2の上部にその下部が連結固定されるシリンダヘッド3と、さらに、シリンダヘッド3の上部を覆いかつ該ヘッド3に固定されるシリンダヘッドカバー4からなり、結局これら構造部がスタッドボルト等により互いに一体化されることで構成されている。
クランクケース1には、図2に図示されるようにクランク軸10が回転可能に支承されており、クランク軸10の4個所のクランクピン10aにはそれぞれコンロッド10bがその大端部10cを介して取付けられ、これらコンロッド10bの小端部10dにはピストンピン10eを介してそれぞれピストンPが取付けられる。そして、これらピストンPは前記シリンダブロック2に形成されたシリンダ孔2aないし2d内を往復摺動する。
また、クランク軸10にはその長手方向の図示における右寄り位置にドライブギア10fが取付けられ、このギア10fは変速装置のメインシャフト11上で遊嵌されたドリブンギア11aと噛合い、該ドリブンギア11aから開閉クラッチ11bを介して前記メインシャフト11にクランク軸10からの回転駆動力が伝達され、メインシャフト11の回転は変速ギアGにおける選択的なギアの噛合いを介してカウンタシャフト12に伝達され、駆動スプロケット12aにより駆動チエーン13を介して図示されない車両走行用駆動輪である後輪を回転させる。
クランク軸10には、その長手方向略中央部に並列して2つの径の異なるスプロケット10g,10hが設けられ、その大径のスプロケット10gはチエーン14を介して発電機15を駆動するものであるが(図1も参照)、該発電機15には図示されない一方向クラッチを介した同軸の関係をもってスタータモータが接続されている。また、小径のスプロケット10hは後に説明されるチエーン16によりカム軸を駆動するためのものである。さらに該クランク軸10の長手方向の図示における左方寄りの位置には、パルサロータ10iが取付けられている。
クランクケース1の下方底部にはオイルパン1bが設けられており(図1参照)、オイルパン1bの略垂直上方に位置してオイルポンプLpA,LpBが配設され、またオイルポンプLpA,LpBからの吐出油を受入れる潤滑オイルを濾過するためのオイルフィルタLfや、機関冷却に供された戻りオイルのためのオイルクーラLc等が該ケース1に設けられている。なお、オイルフィルタLfやオイルクーラLcの特徴的な該ケース1への配設構造や、クランクケース1およびシリンダE0に配設される潤滑および冷却のためのオイル供給通路、該供給通路によるオイルの供給については後に詳しく説明されるので、ここではその説明は省略される。
そして、上述のクランクケース1の上部には既述のようにシリンダブロック2が載置固定される。シリンダブロック2は、図3に図示されるようにその平面視において車両50の前後方向に対して直交する方向に長い略矩形状の形状をなし、その長手方向に沿って図示されるような4つのシリンダ孔2aないし2dが並列配置され、これらシリンダ孔2aないし2d内には上述のピストンPが往復摺動可能に配置される。
シリンダブロック2の長手方向中央部20には、上述したカム軸駆動用のチエーン16が通過するための空間部21が形成され、この空間部21は前記ブロック2の長手方向中央部20の該ブロック2の巾方向やや後方寄りの位置で該ブロック2の上下を貫通しており、シリンダブロック2の平面視において巾方向に長い略矩形状をなしている。したがって、シリンダブロック2の4つのシリンダ孔2aなし2dは、該ブロック2の長手方向中央部20において互いに前記空間部21により左右に2つづつ離間して配置されている。
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が固定されており、シリンダヘッド3は、図4に図示されており、該図は、シリンダヘッド3の所定断面における上面図であり、この図から理解できるように前記シリンダブロック2と同様略矩形状をなしており、また、図2の参照から明らかなようにその下部にシリンダブロック2の4つのシリンダ孔2aないし2dに対応した4つの。凹所3a1ないし3d1があり、これらの凹所3a1ないし3d1と前記シリンダブロック2のそれぞれのシリンダ孔2aないし2d上部とにより燃焼室3aないし3dが形成されている。
燃焼室3aないし3dのそれぞれには該室に臨むように点火プラグ3eが装着され、また図2に図示されるようにこれら燃焼室3aないし3dにはそれぞれ吸、排気口3f,3gが開口され、該吸・排気口3f,3gには吸・排気通路3h,3iが連通され、吸気通路3hには該図には図示されない燃料噴射装置が装着され、さらには、これら燃焼室3aないし3dにおける吸・排気口3f,3gの開閉を行なう吸・排気弁3k,3mと、これら吸・排気弁3k,3mの開閉作動をなすためのカムを備えた2本のカム軸からなる動弁機構等がシリンダヘッド3の構造部に配置されている。
そして、図4に図示されるようにシリンダヘッド3の上述の上面図において、シリンダヘッド3の長手方向中央部30でその巾方向後方寄りに位置して所定の巾と長さの該ヘッド3を上下で貫通する前記カム軸駆動チエーン16のための空間部31が設けられ、この空間部31はシリンダブロック2に設けられた前記チエーン16のための空間部21とその位置が整合され、該シリンダヘッド3とシリンダブロック2の接合部においてはその空間部21,31の開口形状は互いに整合性をもつようになされている。
したがって、図1に図示されるように、前記空間部21,31を通過するカム軸駆動チエーン16は、クランク軸10からシリンダヘッド3の上部まで支障なく通過することができるようになされている。なお、図1において16aはチエーンテンショナであり、16bはチエーンテンショナの張力を調整するダンパである。また、図4における矢印イで示されるものは車両走行時の走行風の流れである。
ところで、前記動弁機構は図1,2等の参照から理解できるように、端的には複数のカム32a,33aを備えた2本のカム軸32,33と、これらカム軸32,33を駆動するための駆動機構、前記カム32a,33aに当接してそのバルブステム3k1,3m1を押動する吸・排気弁3k,3mのリフタ3k2,3m2等を含む弁作動機構等からなるものである。
そして、前記2本のカム軸32,33は、シリンダヘッド3の上部で、かつ車両50の進行方向に対して直交するように前後して所定の間隔をもって、しかも互いに平行な位置関係をもって回転可能に軸受支持され、これらカム軸32.33のそれぞれに備えられるカム32a,33aは(図2参照)上述のように吸・排気弁3k,3mの開閉作動のためにそのバルブリフタ3k2,3m2にそれぞれ当接されている。
したがって、これらのカム32a,33aは各吸・排気弁3k,3mのバルブステム3k1,3m1上端に対応して該カム軸32,33に配設され、本実施例においては車両50の後方側のカム軸32は吸気弁3kの開閉用カム32aが配設されるカム軸32であり、また前方側のカム軸33は排気弁3mの開閉用カム33aが配設されるカム軸33であり、図2に図示されるように各燃焼室3aないし3dにはそれぞれ2つの吸気弁3kと2つの排気弁3mが配設されているから、これら2本のカム軸32,33にはそれぞれ8個のカム32a,33aが配設されている。
そして、図1に図示されるように、既述したシリンダヘッド3の上部に配置された2本のカム軸32,33の内、後方のカム軸32にクランク軸10からの回転駆動力が伝達され、この駆動力の伝達はクランク軸10のスプロケット10hとカム軸32のスプロケット32b間に掛け渡された前記カム軸駆動チエーン16によりなされる。後方カム軸32に伝達された駆動力は、さらに前方カム軸33に伝達され、この駆動力の伝達は、後方カム軸32のスプロケット32cと前方カム軸33のスプロケット33c間に掛け渡されたカム軸間駆動チエーン34によりなされる。
したがって、内燃機関Eの運転において、クランク軸10の回転駆動力はカム軸駆動チエーン16およびカム軸間の駆動チエーン34を介して両カム軸32,33にそれぞれ伝達される。そして、両カム軸32,33の回転によるクランク軸10の回転と同調されたカム32a,33aの回動により、上述のバルブリフタ3k2,3m2、バルブステム3k1,3k2の押動を介して周知のようにピストンPの昇降と同調された吸・排気弁3k,3mの開閉作動がなされ、機関の燃焼における吸・排気が行なわれる。
シリンダヘッド3の上部はシリンダヘッドカバー4により覆われ、シリンダヘッドカバー4は、図5にその斜視図が図示されるように、該カバー4により覆われるシリンダヘッド3と同様に車両の進行方向に直交する方向に長い略矩形状の構造を備えており、このカバー4は2本のカム軸32,33(点線図示)をその上方から略完全に覆うが、カム軸32,33の長手方向略中央部に取付けられるスプロケット32b,32c,33cを収容しチエーン16,34が移動する空間の上部は別構造とされるチエーンカバー41により覆われている。
したがって、チエーンカバー41は実質的にシリンダヘッドカバー4の中央部を横断しており、シリンダヘッドカバー4は全体として、その平面視、図5に図示される略H字状の外形形状をなしている。
本発明の実施例における自動二輪車と、該自動二輪車に搭載される機関構造は概ね上述のようなものである。
ここで、本発明の内燃機関Eに装備される既述の熱交換器であるオイルクーラLcとオイルフィルタLfの構造の概略とその特徴的な前記機関Eへの配設構造について説明し、またこのオイルクーラLcとオイルフィルタLfを包含する機関Eにおける潤滑オイルおよび冷却オイルの供給構造について説明することにする。
オイルクーラLcとオイルフィルタLfは、図1,6等に図示されるようにいずれも車両50の進行方向に向かって機関Eの前側に取付けられ、より具体的には熱交換器であるオイルクーラLcはクランクケース1上部の前側中央1cに、またオイルフィルタLfはクランクケース1下部の前側中央1dにそれぞれ取付けられており、オイルクーラLcとオイルフィルタLfは車両50の前方から見た場合、互いに上下関係をもって配置されており、オイルクーラLcは丁度、オイルフィルタLfの垂直上方に位置するようになされている(図8,10,11参照)。
オイルクーラLcは、図6,8,9,10等の参照から明らかなように、その外形形状が相対向する広い2面LcA,LcBと、相対向する巾狭の長い対をなす対向面LcC,LcDと巾狭の短い対をなす対向面LcE,LcFとを備えた直方体をなしており、その相対向する広い2面LcA,LcBには該面の略全面に亘り互いに平行な関係をもって等ピッチで並列された複数の冷却フィンFが備えられており、これら冷却フィンFは前記広い2面LcA,LcBの長手方向に沿って前記関係をもって延びている。
そして、図8に図示されるように、オイルクーラLcはその長手方向が車体フレームのダウンチューブ55間を実質的に横断するように横方向に延び、すなわち、オイルクーラLcはその長手方向を車両50の前後方向に対して直交する方向に向けて前記対をなすダウンチューブ55間で延び、しかもその冷却フィンFが備えられた広い2面LcA,LcBが上下となるようにして配置され、前記対をなす長い巾狭の一方の面LcDがクランクケース1の上部前側中央1cにて固定されることで機関Eの前方に取付けられている(図6参照)。
したがって、オイルクーラLcの冷却フィンFは、前記上下配置とされた広い2面LcA,LcBにおいて実質的に車両50の前後方向に対して直交する方向に互いに平行して延びるように複数並列させた構造として位置付けられ、オイルクーラLcはこの冷却フィンFの配設構造をもって図6,8,9,10等に図示される如く、その直方体における巾狭の長い側面LcC,LcDを前後として略水平に指向して、より具体的には前記巾狭の長い一側面LcCを前にして車両50の前方に向かってやや前側が下がる指向性をもって機関Eのクランクケース1上部の前方中央1cから突出するように設置されている。
そして、図11に図示されるように、車体フレームの対をなすダウンチューブ55間(図11においては省略されている)に配置されるオイルクーラLcは、車両50の前方から見ると丁度、前輪52を支持するフロントフォーク53の対をなすフォーク53a,53b間に位置する関係とされ、車両50の走行におけるフォーク間53a,53bを抜けて機関Eの下方に流れる走行風イは直接オイルクーラLcに向かって流れる。
したがって、オイルクーラLcは走行風イによりきわめて効果的に冷却され、しかもオイルクーラLcの冷却フィンFのフィン面が車両50の前後方向に対して直交する方向に延びる配設構造とされているから、すなわち、実質的に走行風イの流れに対して冷却フィンFのフィン面が垂直もしくは略垂直をなすような配設構造とされているから、さらにその冷却効果が向上される。
また、オイルフィルタLfは、図1,6,11等から明らかなようにその外形形状が略円筒状をなしており、上述のクランクケース1下部への配設に際して、オイルフィルタLfは対をなすダウンチューブ53a,53b間の空間からやや下方へ外れたクランクケース1下部の前方中央1dから車両50の前方に向かって突出するように配置され、既に述べたことではあるが該円筒状をなすオイルフィルタLfの突出は丁度オイルクーラLcの垂直下方においてなされている。なお、オイルクーラLcとオイルフィルタLfの内部構造については、従来から知られたものであり、格別特徴的なものでないからその説明は省略される。
そして、上述のオイルクーラLcとオイルフィルタLfを包含する潤滑オイルおよび冷却オイルの供給通路の構造と、これらオイル供給通路による機関Eの潤滑および冷却は概ね以下のようなものである。
本実施例の内燃機関Eのクランクケース1下方底部には、図1、6、9等に図示され、また既述のようにオイルパン1bが設けられており、丁度、このオイルパン1bの上方、より具体的には略垂直上方に2つのオイルポンプLpA,LpBが配設され、このオイルポンプLpA,LpBの吸込み口はそれぞれ下方に延びるオイル吸込み管LA1,LB1を介してオイルパン1b内のオイル中に浸漬されるストレーナ1b1に連結されている。オイルポンプLpA,LpBのそれぞれの吐出口にはオイル供給通路LA,LBが連結され、これらの通路LA,LBにより実質的に2つのオイル供給系統が構成される。
その一方のオイル供給系統は、機関Eの各所の潤滑に供される潤滑オイルの供給通路であり、該通路は、図6,7,10の参照から理解できるようにオイル供給通路LAからなり、前記ポンプLpAの吐出口とオイルフィルタLfのオイル入口部を連通する通路LA2と、オイルフィルタLfのオイル出口部をクランク軸10下方の該軸10長手方向に沿って延長するメインギャラリLA4に連通する通路LA3と、このメインギャラリLA4とクランク軸10の6つのジャーナル1aに対応する位置とを互いに連通する6本のオイル供給通路LA5と、クランク軸10のジャーナル1aの潤滑オイルを4つの各シリンダ孔2aないし2d内壁へ向けて直接噴射する所定のジャーナル1aに設けられた4つの噴射口1a1を備えている(図2も参照)。
そして、クランク軸10の所定のジャーナル1aと、カム32a,33aやカム軸32,33等動弁系潤滑用の4本のオイル供給通路LA7とを連通するためのシリンダブロック2のシリンダ孔2aないし2d間を通過する4本の通路LA6と(図7参照)を備えている。なお、図7においてはオイル供給通路LA7が1本のみ図示され他は省略されている。該通路LA7は4つの各シリンダに対応して設けられるものである。
また、他方のオイル供給系統は、機関Eの冷却に供される冷却オイルの供給通路であり、該通路は、図6,7の参照から理解できるようにオイル供給通路LBからなり、オイルポンプLpBの吐出口とシリンダブロック2の吸気側下部で該ブロック2の長手方向に沿って延びるオイル供給ギャラリLB3とを連通する通路LB2と、オイル供給ギャラリLB3からシリンダブロック2の該吸気側でその上下方向を通過して4つの各燃焼室3aないし3d上部の点火プラグ装着部に形成された4本の環状通路LB5の入口に連通する4本の通路LB4を備えている。なお、図7において環状通路LB5は1本のみが図示され他は省略されている。
そして、さらに、上述の各環状通路LB5の出口とオイル排出ギャラリLB7を連通する4本の通路LB6と、オイル排出ギャラリLB7とオイルクーラLcの戻りオイル受入口を連通する短い通路LB8と、オイルクーラLcの出口とオイルパン1bを結ぶ戻りオイル通路LB9とを備え、また、オイル供給ギャラリLB3はカムチエーン16への細いオイル供給通路LB10も備えている(図7参照)。
次に、上述したオイル供給通路LA,LBによる機関Eにおける潤滑と冷却のためのオイルの供給について説明する。
先ず、前記一方のオイル供給系統による機関Eにおける潤滑のためのオイルの供給は、機関Eの運転に関連したオイルポンプLpAの作動により、オイルパン1b内の潤滑オイルがストレーナ1b1およびオイル吸込み管LA1を介してオイルポンプLpAにより吸い上げられ、ポンプLpA内に吸い上げられた潤滑オイルはそのポンプ圧が高められてポンプ吐出口から圧送され、この圧送オイルはオイルポンプLpAとオイルフィルタLfを連通する通路LA2を経てオイルフィルタLfへと送られる。
オイルフィルタLf内に入った潤滑オイルは、該フィルタLfにより濾過され、そのオイルに混在した金属片やゴミ等が除去された後、メインギャラリLA4に圧送され、ここからクランク軸10の各ジャーナル1aやコンロッド10bの軸受部等に6本の通路LA5を経て圧送され、これら部分の潤滑に供されるとともに、シリンダブロック2内の4本の通路LA6を経て、シリンダヘッド3内を上方へ延びるカム32a,33aやカム軸32,33等の動弁系への4本の供給通路LA7へと供給され、該動弁系における各部所の潤滑を効果的に行なう。
また、潤滑オイルの一部はクランク軸10の所定のジャーナル1aに設けられた噴射部1a1から直接シリンダ孔2aないし2dの内壁に向かって噴射され(図2,6参照)、該内壁とピストンリングとの摺動部等の効果的な潤滑が行なわれる。そして、これらの機関E各部の潤滑に供されたオイルは、油滴となって機関Eの内部壁等に沿って流れ、直接クランクケース1下方低部のオイルパン1b内へと滴下する。
また、他方のオイル供給系統による機関Eにおける冷却のためのオイル供給は、上記同様の過程を経て、冷却オイルがオイルポンプLpBから吐出圧送され、該オイルは通路LB2を介して機関Eの吸気側下方でシリンダブロック2の長手方向に沿って延びるオイル供給ギャラリLB3に供給され、オイル供給ギャラリLB3からシリンダブロック2の吸気側の4本の通路LB4を経て、4つのそれぞれの燃焼室3aないし3dの点火プラグ装着座内の該点火プラグ3eを囲む環状オイル供給通路LB5内へと供給される(図6,7参照)。この冷却オイル供給により点火プラグ3eの装着座とその近傍が効果的に冷却される。
そして、点火プラグ3eの装着座内の前記4本の環状のオイル供給通路LB5内を通過した上述の冷却オイルは、シリンダヘッド3下部の点火プラグ3e装着座を横断してシリンダブロック2の排気側の4本の戻り通路LB6を経て、クランクケース1上部排気側のオイル排出ギャラリLB7に達し、ここから短い通路LB8を経て、オイルクーラLcに入る戻りオイルとなり、オイルクーラLcにおいて冷却された後、戻りオイル通路LB9を経てオイルパン1b内へと戻される。また、このオイル供給過程においてオイル供給ギャラリLB3から細いオイル供給通路LB10を通じてカムチエーン16における潤滑がなされる(図7参照)。
上述した本発明の実施例1は、とりわけ、オイルクーラLcの車両50や機関Eに対する特徴的な配設構造の具備により、車両50の走行時におけるフロントフォークのフォーク53a,53b間を抜けて機関Eの下方に流れる走行風イに対して該クーラLcの直交する巾の狭い長い側面LcCを対向させ、しかも該側面LcCがやや前下がりとなるように指向しているから、該クーラLcの前記長い側面LcCに沿って実質的に平行に配設される多数の冷却フィンFは、そのフィン面が走行風イに対して垂直もしくは略垂直になるように配設され、走行風イを直接冷却フィンFの広いフィン面に効果的に当てることができるので、走行風による冷気の効果的な吸収が可能となり、オイルクーラLcにおける熱交換機能が大幅に向上される(図11参照)。
また、オイルクーラLcは前記巾狭の長い側面LcCを車両の走行方向に対向させる配設構造であるから、車両50の前方から見たオイルクーラLcはその前衛投影面積が小さくされるので、該クーラLcの機関E前方における突出配置での存在にもかかわらず充分な量の走行風イが機関Eに直接導かれるので、機関Eの冷却効率を向上させることができる(図11参照)。
さらに、オイルクーラLcは、内燃機関EのシリンダE0下方近傍のクランクケース1の上部に配設されたから、シリンダブロック2やシリンダヘッド3に衝突してその向きを変えた走行風イを効果的にオイルクーラLcに取込み利用できるので、オイルクーラLcにおける熱交換効率をより高めることができる等の作用効果を奏するものである。
本発明の実施例1においては、熱交換器上方のシリンダブロック2における冷却フィンF1はシリンダの軸線方向に対して直交する方向、すなわち、水平もしくは略水平方向に指向して設けられているが(図2,6,11等参照)、この実施例2においては、図12に図示されるように熱交換器上方のシリンダブロック2における冷却フィンF1は、シリンダの軸線方向に対して平行もしくは略平行、すなわち、垂直もしくは略垂直方向に指向して設けられている。
そして、この実施例2の構造によれば、前記実施例1における作用効果に加えて、さらに、シリンダブロック2を走行風に対する壁として積極的に利用することができるので、走行風の利用効率が向上する。すなわち、シリンダブロック2に当たった走行風を積極的にシリンダ軸線方向に指向した冷却フィンF1により熱交換器に向けて導入することができる。
本実施例1,2のような空冷式内燃機関においては、内燃機関前方に熱交換器を配置するとシリンダボア間およびプラグ座付近の冷却の妨げになる可能性があるが、本発明の上述した実施例1,2における構成によりこのような冷却のための機構が有効に活用できる。
なお、上述の実施例1,2においては、オイルクーラLcのその多数の冷却フィンFにおけるピッチ間隔は等ピッチとされたが、勿論これに限定されるものではなく、適宜ピッチ間隔は選択できるものであり、たとえば、オイルクーラLcにおける冷却フィンFのピッチ間隔をその中央部で広くして、端部では狭くする選択をなして、オイルクーラLcに直接当たる走行風の取込みを良くして、該クーラLcとの衝突による走行風の拡散を抑制し、結果として該クーラLcを通過する走行風の風量の増大を図ることができる。
また、実施例1,2におけるオイルクーラLcの外形形状は、角張った直方体の形状とされたが、これに限定されるものではなく、たとえば、全体的に丸みを持たせて図11(b)に図示するようなラウンド形状とすることができ、この形状選択によればオイルクーラLcの側方を抜けようとする走行風をより効果的に該クーラLcにおける冷却に用いることができる。
本発明の実施例1,2におけるオイルクーラLcとオイルフィルタLfの配設構造を備えた内燃機関は、自動二輪車に限らず他の同様な車両や類似車両に適用できる。
本発明の特徴的なオイルクーラ配設構造を備える側断面で示される内燃機関と、該機関が搭載される車両の一部側面が示される図である。 本発明の内燃機関の主要部を示す図である。 本発明の内燃機関のシリンダブロックを示す平面図である。 本発明の内燃機関のシリンダヘッドを示す該ヘッドの所定断面における平面図である。 本発明の内燃機関のシリンダヘッドカバーを示す斜視図である。 本発明の内燃機関におけるオイル供給通路の構造を示す図である。 本発明の内燃機関におけるオイル供給通路の説明図である。 本発明の内燃機関におけるオイルクーラとオイルフィルタの配設構造を示す図であり、図1における矢視Z方向から見た図である。 本発明のオイルクーラを平面から見た図であり、該オイルクーラのオイル供給通路への結合関係が示される図である。 本発明のオイルクーラやオイルフィルタ、オイル供給通路の一部構造が明瞭に示される内燃機関の側断面図である。 (a)は、本発明の自動二輪車を前方から見た斜視図であり、オイルクーラの機関への配設状況が説明される図であり、(b)は、該機関に配設される他のオイルクーラを示す図である。 本発明の別の実施例を示す図11と同様の図である。 従来のオイルクーラの内燃機関への配設構造を示す図であり、(a)は、側面図、(b)は正面図である。 従来のオイルクーラの内燃機関への配設構造の他の例を示す図である。
符号の説明
1・・・クランクケース、1a・・・ジャーナル、1b・・・オイルパン、1b1・・・ストレーナ、10・・・クランク軸、10a・・・クランクピン、10b・・・コンロッド、10c・・・大端部、10d・・・小端部、10e・・・ピストンピン、10f・・・ドライブギア、10g・・・大径スプロケット、10h・・・小径スプロケット、10i・・・パルサロータ、11・・・、メインシャフト、11a・・・ドリブンギア、11b・・・クラッチ、12・・・カウンタシャフト、12a・・・スプロケット、13・・・駆動チエーン、14・・・チエーン、15・・・発電機、16・・・カム軸駆動チエーン、16a・・・チエーンテンショナ、16b・・・ダンパ、2・・・シリンダブロック、2a,2b,2c,2d・・・シリンダ孔、20・・・ブロック中央部、21・・・チエーンのための空間部、3・・・シリンダヘッド、3a,3b,3c,3d・・・燃焼室、3e・・・点火プラグ、3f・・・吸気口、3g・・・排気口、3h・・・吸気通路、3i・・・排気通路、3k・・・吸気弁、3m・・・排気弁、31・・・チエーンのための空間部、32・・・後方カム軸、33・・・前方カム軸、32a,33a・・・カム、32b,32c,33c・・・スプロケット、34・・・カム軸間駆動チエーン、4・・・シリンダヘッドカバー、41・・・チエーンカバー、50・・・車両、51・・・ヘッドパイプ、52・・・前車輪、53・・・フロントフォーク、53a,53b・・・フォーク、E・・・内燃機関、E1・・・吸気側、E11・・・吸気管、E2・・・排気側、E21・・・排気管、F・・・冷却フィン、F1・・・シリンダブロックの冷却フィン、G・・・変速ギア、LA,LB・・・オイル供給通路、LA1ないしLA7・・・通路、LB1ないしLB10・・・通路、LpA,LpB・・・オイルポンプ、Lc・・・オイルクーラ、Lf・・・オイルフィルタ、P・・・ピストン。

Claims (5)

  1. 車体フレーム前方のヘッドパイプに取付けられるフロントフォークと、該フロントフォークに支持される前輪と、該前輪の後方に配置される内燃機関と、該内燃機関と前輪との間に配置された冷却フィンを有する熱交換器とを備えた自動二輪車における熱交換器の配設構造において、
    該熱交換器の前記配設は、前記冷却フィンがそのフィン面をフロントフォーク間かつ前輪の上方を通り、内燃機関の下部に抜ける走行風に対して垂直もしくは略垂直となるような関係とされてなされることを特徴とする自動二輪車における熱交換器の配設構造。
  2. 前記熱交換器を内燃機関のシリンダの下方近傍のクランクケースの上部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車における熱交換器の配設構造。
  3. 前記熱交換器の冷却フィンのピッチを中心部は広く端部は狭くしたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車における熱交換器の配設構造。
  4. 前記熱交換器をラウンド状に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の自動二輪車における熱交換器の配設構造。
  5. 前記熱交換器上方のシリンダブロックにシリンダ軸線方向の冷却フィンが設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の自動二輪車における熱交換器の配設構造。
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