JP3414035B2 - 空冷４サイクルエンジンシリンダの冷却装置 - Google Patents
空冷４サイクルエンジンシリンダの冷却装置Info
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空冷４サイクルエンジン
シリンダの冷却装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】車両用のエンジンの冷却方法としては、
主に水冷式と空冷式とがある。水冷式の冷却方法は、シ
リンダやシリンダヘッドの回りにウォータージャケット
を配置し、このウォータージャケット内に冷却水を循環
させてエンジンの冷却を行っている。そして、エンジン
により熱せられた冷却水はラジエターで冷やされるよう
になっている。一方、空冷式の冷却方法は、シリンダや
シリンダヘッドの回りに複数枚の冷却フィンを配置し、
これらの冷却フィンの間に走行風を通過させてエンジン
の冷却を行っている。 【０００３】ところで、車両用のエンジンのうち４サイ
クルエンジンは、クランクシャフトと動弁装置のカムシ
ャフトとを作動連結するカムチェーン（またはベルト）
が収納されるカムチェーン室をシリンダの一側に備えて
いる。 【０００４】図５は、一般的な空冷４サイクルエンジン
のシリンダＣＹの平断面図である。図５に示すように、
シリンダＣＹの一側、例えば図における下方にはカムチ
ェーン室ＣＣが配置されている。そして、シリンダＣＹ
の他側、例えば図における上方および左右両方には冷却
フィンＦが配置されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダは一般に鋳造品であるため、その型割りの関係からカ
ムチェーン室側に冷却フィンを設けるのは困難である。
また、カムチェーン室側には締付ボスの座面を確保する
必要があったり、組付工具の逃げが必要なため、やはり
冷却フィンを設けるのは困難である。 【０００６】カムチェーン室側に冷却フィンが設けられ
ない結果、シリンダのカムチェーン室側の冷却が不利に
なり、シリンダのボアＢが均一に熱膨張できず、シリン
ダボアＢの歪みが発生してブローバイガスが増加したり
潤滑オイルの消費量が増加するといった問題を発生させ
る。 【０００７】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、シリンダボアの熱膨張の均一化を図った空冷４
サイクルエンジンシリンダの冷却装置を提供することを
目的とする。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明に係る空冷４サイ
クルエンジンシリンダの冷却装置は、上述した課題を解
決するために、請求項１に記載したように、ピストンを
摺動自在に収納するシリンダの一側に動弁装置を駆動す
るカムチェーン等を収納するカムチェーン室を備え、上
記シリンダの他側に冷却フィンを備えると共に、上記カ
ムチェーン室の外壁にオイルポンプより圧送される潤滑
オイルの一部を導いた空冷４サイクルエンジンにおい
て、上記カムチェーン室の外壁にボス部を上記カムチェ
ーン室の外壁と一体または一体的に突設し、このボス部
にオイルパイプが接続されたユニオンボルトをねじ結合
すると共に、このユニオンボルト内に穴径調整ジェット
を配置し、上記オイルポンプより圧送される潤滑オイル
の一部を上記オイルパイプおよびユニオンボルトを経由
させて上記穴径調整ジェットにより流速を早めて上記シ
リンダの外壁に向かって噴射させたものである。 【０００９】 【作用】上記の構成を有する本発明においては、シリン
ダの一側に動弁装置を駆動するカムチェーン等を収納す
るカムチェーン室を備え、上記シリンダの他側に冷却フ
ィンを備えたエンジンの上記カムチェーン室の外壁にオ
イルポンプが接続されたオイル通路を形成し、このオイ
ル通路から上記シリンダの外壁に向かって潤滑オイルを
噴射させたため、上記シリンダのボアを均一に熱膨張さ
せることができ、上記シリンダのボアの歪みが抑えられ
てブローバイガスや潤滑オイルの消費量の増加が抑制さ
れる。 【００１０】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【００１１】図１は、この発明を適用した空冷４サイク
ル単気筒エンジンの一例を示す図で３ある。また、図２
は図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図、図３は図２のＩＩ
Ｉ−ＩＩＩ線に沿う断面図、そして図４は図２のＩＶ−
ＩＶ線に沿う断面図である。 【００１２】図１〜図４に示すように、エンジン１は主
にシリンダヘッド２、シリンダ３、そしてクランクケー
ス４から外形が構成される。 【００１３】クランクケース４内にはクランクシャフト
５が配置される。クランクシャフト５は、例えば組立式
のものであり、一対のクランクジャーナル５ａとクラン
クウェブ５ｂとから構成される。クランクウェブ５ｂの
一側にはバランスウェイト５ｃが設けられる一方、クラ
ンクウェブ５ｂの他側は互いにクランクピン６により接
続されてクランクシャフト５が一体化される。そして、
クランクピン６には、コンロッド７の大端部７ａが連結
され、また、コンロッド７の小端部７ｂは、ピストンピ
ン８を介してピストン９に連結される。 【００１４】シリンダ３内にはピストン９が摺動自在に
収納される。また、シリンダヘッド２とピストン９との
間の空間には燃焼室１０が形成され、その中央部には外
方から点火プラグ１１がねじ結合される。 【００１５】ピストン９の往復ストロークはクランクシ
ャフト５により回転運動に変換され、クランクシャフト
５に設けられた図示しないプライマリードライブギヤか
ら図示しないクラッチ機構を介してクランクケース４内
に設けられたミッション機構１２に伝達される。 【００１６】シリンダヘッド２内には、吸気通路１３お
よび排気通路１４が形成され、吸気通路１３には図示し
ないキャブレタが吸気管１５を介して接続される一方、
排気通路１４には排気管１６が接続される。また、シリ
ンダヘッド２内にはカムシャフト１７やロッカアーム１
８、吸・排気バルブ１９，２０等から構成される動弁装
置２１が設けられる。カムシャフト１７の一端にはカム
スプロケット２２が設けられ、このカムスプロケット２
２はカムチェーン２３によってクランクシャフト５に設
けられたカムチェーンドライブスプロケット２４と作動
連結される。そして、クランクシャフト５の回転がカム
チェーン２３を介してカムシャフト１７に伝達されるこ
とにより、動弁装置２１が作動される。なお、カムチェ
ーン２３はシリンダ３の一側、例えば図２における左側
にシリンダ３と一体に形成されたカムチェーン室２５に
収納される。 【００１７】カムチェーン室２５側を除くシリンダ３の
周囲には複数枚の冷却フィン２６がシリンダ３と一体に
形成される。一方、カムチェーン室２５の外壁２５ａの
ほぼ中央にはボス部２７がカムチェーン室２５の外壁２
５ａと一体または一体的に突設され、このボス部２７に
オイルパイプ２８が接続されたユニオンボルト２９がね
じ結合される。オイルパイプ２８は、図示しないメイン
ギャラリーを介して図示しないエンジン潤滑装置のオイ
ルポンプに接続される一方、ユニオンボルト２９内のオ
イル通路３０には穴径調整ジェット３１が配置される。 【００１８】次に、本実施例の作用について説明する。 【００１９】図示しないエンジン潤滑装置のオイルポン
プより圧送された潤滑オイルの一部は、オイルパイプ２
８、ユニオンボルト２９内のオイル通路３０を経て、穴
径調整ジェット３１により流速が早められて、図２およ
び図４の矢印が示すように、カムチェーン室２５の内
壁、すなわちシリンダ３の外壁３ａに向かって噴射され
る。シリンダ３の外壁３ａに向かって噴射された潤滑オ
イルはシリンダ３の熱を吸収することによりシリンダ３
を冷却し、回収された後に再びオイルポンプによりエン
ジン１各部へ圧送される。 【００２０】オイルパイプ２８やユニオンボルト２９内
のオイル通路３０、穴径調整ジェット３１の径を調節す
ることにより、潤滑オイルによるシリンダ３の冷却効率
を冷却フィン２６によるシリンダ３の冷却効率とバラン
スさせることができ、シリンダ３のボア３２を均一に熱
膨張させることができる。シリンダ３のボア３２の熱膨
張の均一化を図ることによりシリンダ３のボア３２の歪
みが抑えられ、ブローバイガスや潤滑オイルの消費量の
増加が抑制される。 【００２１】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空冷
４サイクルエンジンシリンダの冷却装置によれば、シリ
ンダの一側に動弁装置を駆動するカムチェーン等を収納
するカムチェーン室を備え、上記シリンダの他側に冷却
フィンを備えたエンジンにおいて、上記カムチェーン室
の外壁にオイルポンプが接続されたオイル通路を形成
し、このオイル通路から上記シリンダの外壁に向かって
潤滑オイルを噴射させたため、上記シリンダのボアを均
一に熱膨張させることができ、上記シリンダのボアの歪
みが抑えられてブローバイガスや潤滑オイルの消費量の
増加が抑制される。
シリンダの冷却装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】車両用のエンジンの冷却方法としては、
主に水冷式と空冷式とがある。水冷式の冷却方法は、シ
リンダやシリンダヘッドの回りにウォータージャケット
を配置し、このウォータージャケット内に冷却水を循環
させてエンジンの冷却を行っている。そして、エンジン
により熱せられた冷却水はラジエターで冷やされるよう
になっている。一方、空冷式の冷却方法は、シリンダや
シリンダヘッドの回りに複数枚の冷却フィンを配置し、
これらの冷却フィンの間に走行風を通過させてエンジン
の冷却を行っている。 【０００３】ところで、車両用のエンジンのうち４サイ
クルエンジンは、クランクシャフトと動弁装置のカムシ
ャフトとを作動連結するカムチェーン（またはベルト）
が収納されるカムチェーン室をシリンダの一側に備えて
いる。 【０００４】図５は、一般的な空冷４サイクルエンジン
のシリンダＣＹの平断面図である。図５に示すように、
シリンダＣＹの一側、例えば図における下方にはカムチ
ェーン室ＣＣが配置されている。そして、シリンダＣＹ
の他側、例えば図における上方および左右両方には冷却
フィンＦが配置されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダは一般に鋳造品であるため、その型割りの関係からカ
ムチェーン室側に冷却フィンを設けるのは困難である。
また、カムチェーン室側には締付ボスの座面を確保する
必要があったり、組付工具の逃げが必要なため、やはり
冷却フィンを設けるのは困難である。 【０００６】カムチェーン室側に冷却フィンが設けられ
ない結果、シリンダのカムチェーン室側の冷却が不利に
なり、シリンダのボアＢが均一に熱膨張できず、シリン
ダボアＢの歪みが発生してブローバイガスが増加したり
潤滑オイルの消費量が増加するといった問題を発生させ
る。 【０００７】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、シリンダボアの熱膨張の均一化を図った空冷４
サイクルエンジンシリンダの冷却装置を提供することを
目的とする。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明に係る空冷４サイ
クルエンジンシリンダの冷却装置は、上述した課題を解
決するために、請求項１に記載したように、ピストンを
摺動自在に収納するシリンダの一側に動弁装置を駆動す
るカムチェーン等を収納するカムチェーン室を備え、上
記シリンダの他側に冷却フィンを備えると共に、上記カ
ムチェーン室の外壁にオイルポンプより圧送される潤滑
オイルの一部を導いた空冷４サイクルエンジンにおい
て、上記カムチェーン室の外壁にボス部を上記カムチェ
ーン室の外壁と一体または一体的に突設し、このボス部
にオイルパイプが接続されたユニオンボルトをねじ結合
すると共に、このユニオンボルト内に穴径調整ジェット
を配置し、上記オイルポンプより圧送される潤滑オイル
の一部を上記オイルパイプおよびユニオンボルトを経由
させて上記穴径調整ジェットにより流速を早めて上記シ
リンダの外壁に向かって噴射させたものである。 【０００９】 【作用】上記の構成を有する本発明においては、シリン
ダの一側に動弁装置を駆動するカムチェーン等を収納す
るカムチェーン室を備え、上記シリンダの他側に冷却フ
ィンを備えたエンジンの上記カムチェーン室の外壁にオ
イルポンプが接続されたオイル通路を形成し、このオイ
ル通路から上記シリンダの外壁に向かって潤滑オイルを
噴射させたため、上記シリンダのボアを均一に熱膨張さ
せることができ、上記シリンダのボアの歪みが抑えられ
てブローバイガスや潤滑オイルの消費量の増加が抑制さ
れる。 【００１０】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【００１１】図１は、この発明を適用した空冷４サイク
ル単気筒エンジンの一例を示す図で３ある。また、図２
は図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図、図３は図２のＩＩ
Ｉ−ＩＩＩ線に沿う断面図、そして図４は図２のＩＶ−
ＩＶ線に沿う断面図である。 【００１２】図１〜図４に示すように、エンジン１は主
にシリンダヘッド２、シリンダ３、そしてクランクケー
ス４から外形が構成される。 【００１３】クランクケース４内にはクランクシャフト
５が配置される。クランクシャフト５は、例えば組立式
のものであり、一対のクランクジャーナル５ａとクラン
クウェブ５ｂとから構成される。クランクウェブ５ｂの
一側にはバランスウェイト５ｃが設けられる一方、クラ
ンクウェブ５ｂの他側は互いにクランクピン６により接
続されてクランクシャフト５が一体化される。そして、
クランクピン６には、コンロッド７の大端部７ａが連結
され、また、コンロッド７の小端部７ｂは、ピストンピ
ン８を介してピストン９に連結される。 【００１４】シリンダ３内にはピストン９が摺動自在に
収納される。また、シリンダヘッド２とピストン９との
間の空間には燃焼室１０が形成され、その中央部には外
方から点火プラグ１１がねじ結合される。 【００１５】ピストン９の往復ストロークはクランクシ
ャフト５により回転運動に変換され、クランクシャフト
５に設けられた図示しないプライマリードライブギヤか
ら図示しないクラッチ機構を介してクランクケース４内
に設けられたミッション機構１２に伝達される。 【００１６】シリンダヘッド２内には、吸気通路１３お
よび排気通路１４が形成され、吸気通路１３には図示し
ないキャブレタが吸気管１５を介して接続される一方、
排気通路１４には排気管１６が接続される。また、シリ
ンダヘッド２内にはカムシャフト１７やロッカアーム１
８、吸・排気バルブ１９，２０等から構成される動弁装
置２１が設けられる。カムシャフト１７の一端にはカム
スプロケット２２が設けられ、このカムスプロケット２
２はカムチェーン２３によってクランクシャフト５に設
けられたカムチェーンドライブスプロケット２４と作動
連結される。そして、クランクシャフト５の回転がカム
チェーン２３を介してカムシャフト１７に伝達されるこ
とにより、動弁装置２１が作動される。なお、カムチェ
ーン２３はシリンダ３の一側、例えば図２における左側
にシリンダ３と一体に形成されたカムチェーン室２５に
収納される。 【００１７】カムチェーン室２５側を除くシリンダ３の
周囲には複数枚の冷却フィン２６がシリンダ３と一体に
形成される。一方、カムチェーン室２５の外壁２５ａの
ほぼ中央にはボス部２７がカムチェーン室２５の外壁２
５ａと一体または一体的に突設され、このボス部２７に
オイルパイプ２８が接続されたユニオンボルト２９がね
じ結合される。オイルパイプ２８は、図示しないメイン
ギャラリーを介して図示しないエンジン潤滑装置のオイ
ルポンプに接続される一方、ユニオンボルト２９内のオ
イル通路３０には穴径調整ジェット３１が配置される。 【００１８】次に、本実施例の作用について説明する。 【００１９】図示しないエンジン潤滑装置のオイルポン
プより圧送された潤滑オイルの一部は、オイルパイプ２
８、ユニオンボルト２９内のオイル通路３０を経て、穴
径調整ジェット３１により流速が早められて、図２およ
び図４の矢印が示すように、カムチェーン室２５の内
壁、すなわちシリンダ３の外壁３ａに向かって噴射され
る。シリンダ３の外壁３ａに向かって噴射された潤滑オ
イルはシリンダ３の熱を吸収することによりシリンダ３
を冷却し、回収された後に再びオイルポンプによりエン
ジン１各部へ圧送される。 【００２０】オイルパイプ２８やユニオンボルト２９内
のオイル通路３０、穴径調整ジェット３１の径を調節す
ることにより、潤滑オイルによるシリンダ３の冷却効率
を冷却フィン２６によるシリンダ３の冷却効率とバラン
スさせることができ、シリンダ３のボア３２を均一に熱
膨張させることができる。シリンダ３のボア３２の熱膨
張の均一化を図ることによりシリンダ３のボア３２の歪
みが抑えられ、ブローバイガスや潤滑オイルの消費量の
増加が抑制される。 【００２１】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空冷
４サイクルエンジンシリンダの冷却装置によれば、シリ
ンダの一側に動弁装置を駆動するカムチェーン等を収納
するカムチェーン室を備え、上記シリンダの他側に冷却
フィンを備えたエンジンにおいて、上記カムチェーン室
の外壁にオイルポンプが接続されたオイル通路を形成
し、このオイル通路から上記シリンダの外壁に向かって
潤滑オイルを噴射させたため、上記シリンダのボアを均
一に熱膨張させることができ、上記シリンダのボアの歪
みが抑えられてブローバイガスや潤滑オイルの消費量の
増加が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る空冷４サイクルエンジンシリンダ
の冷却装置の一実施例を示す空冷４サイクル単気筒エン
ジンの左側面図。 【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図。 【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図。 【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図。 【図５】従来の一般的な空冷４サイクルエンジンのシリ
ンダの平断面図。 【符号の説明】 １ エンジン ３ シリンダ ３ａ シリンダの外壁 ２１ 動弁装置 ２３ カムチェーン ２５ カムチェーン室 ２５ａ カムチェーン室の外壁 ２６ 冷却フィン ２７ ボス部 ２８ オイルパイプ ２９ ユニオンボルト ３０ オイル通路 ３１ 穴径調整ジェット ３２ シリンダボア
の冷却装置の一実施例を示す空冷４サイクル単気筒エン
ジンの左側面図。 【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図。 【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図。 【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図。 【図５】従来の一般的な空冷４サイクルエンジンのシリ
ンダの平断面図。 【符号の説明】 １ エンジン ３ シリンダ ３ａ シリンダの外壁 ２１ 動弁装置 ２３ カムチェーン ２５ カムチェーン室 ２５ａ カムチェーン室の外壁 ２６ 冷却フィン ２７ ボス部 ２８ オイルパイプ ２９ ユニオンボルト ３０ オイル通路 ３１ 穴径調整ジェット ３２ シリンダボア
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F01P 3/02
F01M 1/08
F02B 67/06
F02F 1/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ピストンを摺動自在に収納するシリンダ
の一側に動弁装置を駆動するカムチェーン等を収納する
カムチェーン室を備え、上記シリンダの他側に冷却フィ
ンを備えると共に、上記カムチェーン室の外壁にオイル
ポンプより圧送される潤滑オイルの一部を導いた空冷４
サイクルエンジンにおいて、上記カムチェーン室の外壁
にボス部を上記カムチェーン室の外壁と一体または一体
的に突設し、このボス部にオイルパイプが接続されたユ
ニオンボルトをねじ結合すると共に、このユニオンボル
ト内に穴径調整ジェットを配置し、上記オイルポンプよ
り圧送される潤滑オイルの一部を上記オイルパイプおよ
びユニオンボルトを経由させて上記穴径調整ジェットに
より流速を早めて上記シリンダの外壁に向かって噴射さ
せたことを特徴とする空冷４サイクルエンジンシリンダ
の冷却装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06303195A JP3414035B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 空冷４サイクルエンジンシリンダの冷却装置 |
| MYPI96000852A MY123041A (en) | 1995-03-22 | 1996-03-08 | Cooling system for engine cylinder |
| KR1019960007793A KR0152763B1 (ko) | 1995-03-22 | 1996-03-21 | 엔진 실린더용 냉각시스템 |
| CN96105947A CN1077204C (zh) | 1995-03-22 | 1996-03-22 | 发动机气缸的冷却系统 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06303195A JP3414035B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 空冷４サイクルエンジンシリンダの冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08260960A JPH08260960A (ja) | 1996-10-08 |
| JP3414035B2 true JP3414035B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=13217559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06303195A Expired - Fee Related JP3414035B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 空冷４サイクルエンジンシリンダの冷却装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3414035B2 (ja) |
| KR (1) | KR0152763B1 (ja) |
| CN (1) | CN1077204C (ja) |
| MY (1) | MY123041A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101122256B (zh) * | 2006-08-08 | 2011-09-14 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的冷却装置 |
| JP5013615B2 (ja) * | 2008-06-17 | 2012-08-29 | 富士重工業株式会社 | エンジンのシリンダ冷却構造 |
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