JP3146535B2 - 4ストロークエンジンの潤滑オイル通路 - Google Patents
4ストロークエンジンの潤滑オイル通路Info
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- JP3146535B2 JP3146535B2 JP19425091A JP19425091A JP3146535B2 JP 3146535 B2 JP3146535 B2 JP 3146535B2 JP 19425091 A JP19425091 A JP 19425091A JP 19425091 A JP19425091 A JP 19425091A JP 3146535 B2 JP3146535 B2 JP 3146535B2
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- lubricating oil
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4ストロークエンジン
の潤滑オイル通路に関する。
の潤滑オイル通路に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用等の4ストロークエンジンにおい
て、エンジンケース内部に設置されたオイルポンプが吐
出する潤滑オイルは、エンジンケースやシリンダブロッ
ク、シリンダヘッド等の内部に形成された潤滑オイル通
路を通って各潤滑部分に供給される。
て、エンジンケース内部に設置されたオイルポンプが吐
出する潤滑オイルは、エンジンケースやシリンダブロッ
ク、シリンダヘッド等の内部に形成された潤滑オイル通
路を通って各潤滑部分に供給される。
【0003】潤滑オイル通路は、ドリル加工によってエ
ンジンケースに形成したり、シリンダブロックやシリン
ダヘッドを貫いてエンジンケースに締結するスタッドボ
ルトの挿通孔の隙間を利用して形成していた。
ンジンケースに形成したり、シリンダブロックやシリン
ダヘッドを貫いてエンジンケースに締結するスタッドボ
ルトの挿通孔の隙間を利用して形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドリル
加工によってエンジンケースに潤滑オイル通路を形成す
るには小径のドリルで斜めに深く穴加工する必要がある
ため、ドリルの折損が起こり易いことに加え、エンジン
ケースの内部に鋳巣がある場合には、潤滑オイル通路が
鋳巣に連通して潤滑オイル漏れの原因になるおそれがあ
る。
加工によってエンジンケースに潤滑オイル通路を形成す
るには小径のドリルで斜めに深く穴加工する必要がある
ため、ドリルの折損が起こり易いことに加え、エンジン
ケースの内部に鋳巣がある場合には、潤滑オイル通路が
鋳巣に連通して潤滑オイル漏れの原因になるおそれがあ
る。
【0005】そして、このように潤滑オイル通路の形成
加工に失敗すると、大型の部品であるエンジンケースが
丸ごと不良品になってしまい、エンジンケースの歩留ま
りが低下してエンジン全体の製造コストを跳ね上げてし
まう。
加工に失敗すると、大型の部品であるエンジンケースが
丸ごと不良品になってしまい、エンジンケースの歩留ま
りが低下してエンジン全体の製造コストを跳ね上げてし
まう。
【0006】一方、スタッドボルトの挿通孔を利用した
潤滑オイル通路は、断面積を大きくとれないために潤滑
オイルの流動抵抗が大きくなり、多量の潤滑オイルを送
るのが困難である上に、潤滑オイル通路の設置場所がス
タッドボルトの位置に限定されるため、レイアウト性が
悪い。
潤滑オイル通路は、断面積を大きくとれないために潤滑
オイルの流動抵抗が大きくなり、多量の潤滑オイルを送
るのが困難である上に、潤滑オイル通路の設置場所がス
タッドボルトの位置に限定されるため、レイアウト性が
悪い。
【0007】特に、シリンダヘッド内部の動弁装置へ通
じる潤滑オイル通路は、ドリル加工による潤滑オイル通
路と、スタッドボルトの挿通孔を利用した潤滑オイル通
路とが併用されるため、上記した問題点を併せ持つ。
じる潤滑オイル通路は、ドリル加工による潤滑オイル通
路と、スタッドボルトの挿通孔を利用した潤滑オイル通
路とが併用されるため、上記した問題点を併せ持つ。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、オイル通路の形成に伴うエンジン
ケースの歩留まり低下を回避してエンジンの製造コスト
ダウンを図るとともに、潤滑オイルの供給量を増大させ
て潤滑性能を向上させ、併せてオイル通路のレイアウト
性を向上させるとともにエンジンケースの剛性を高める
ことのできる4ストロークエンジンの潤滑オイル通路を
提供することを目的とする。
めになされたもので、オイル通路の形成に伴うエンジン
ケースの歩留まり低下を回避してエンジンの製造コスト
ダウンを図るとともに、潤滑オイルの供給量を増大させ
て潤滑性能を向上させ、併せてオイル通路のレイアウト
性を向上させるとともにエンジンケースの剛性を高める
ことのできる4ストロークエンジンの潤滑オイル通路を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る4ストロークエンジンの潤滑オイル通
路は、上側のアッパエンジンケースと下側のロアエンジ
ンケースとに分割されるエンジンケースの内部にオイル
ポンプが設置され、このオイルポンプが吐出する潤滑オ
イルをエンジンの各潤滑部分に供給する4ストロークエ
ンジンの潤滑オイル通路において、上記エンジンケース
とは別体であってエンジンケース内部に固定される内部
装置に、上下方向に延びるゲート通路を一体に形成し、
このゲート通路の上端開口部と下端開口部を、それぞれ
アッパエンジンケース内部に形成されたアッパオイル通
路とロアエンジンケース内部に形成されたロアオイル通
路の、エンジンケース内部側への開口部に接続したもの
である。
め、本発明に係る4ストロークエンジンの潤滑オイル通
路は、上側のアッパエンジンケースと下側のロアエンジ
ンケースとに分割されるエンジンケースの内部にオイル
ポンプが設置され、このオイルポンプが吐出する潤滑オ
イルをエンジンの各潤滑部分に供給する4ストロークエ
ンジンの潤滑オイル通路において、上記エンジンケース
とは別体であってエンジンケース内部に固定される内部
装置に、上下方向に延びるゲート通路を一体に形成し、
このゲート通路の上端開口部と下端開口部を、それぞれ
アッパエンジンケース内部に形成されたアッパオイル通
路とロアエンジンケース内部に形成されたロアオイル通
路の、エンジンケース内部側への開口部に接続したもの
である。
【0010】また、本発明に係る4ストロークエンジン
の潤滑オイル通路は、前記ゲート通路を、その上端側と
下端側から別々にドリル加工して形成し、上端側からの
ドリル加工の軸心位置と下端側からのドリル加工の軸心
位置を食い違わせてゲート通路を非連続直線状に形成し
た。
の潤滑オイル通路は、前記ゲート通路を、その上端側と
下端側から別々にドリル加工して形成し、上端側からの
ドリル加工の軸心位置と下端側からのドリル加工の軸心
位置を食い違わせてゲート通路を非連続直線状に形成し
た。
【0011】
【作用】請求項1のように4ストロークエンジンの潤滑
オイル通路を構成することにより、ドリル加工によって
細長いオイル通路をエンジンケース内部に形成するべき
箇所が少なくなるため、ドリルの折損等による不良や、
潤滑オイル通路がエンジンケース内部の鋳巣に連通する
ことによる不良の発生率が減少する。しかも、万一ゲー
ト通路の形成加工に失敗しても、エンジンケース自体が
不良品になるおそれがなく、大型部品であるエンジンケ
ースの歩留まりの低下が回避される。
オイル通路を構成することにより、ドリル加工によって
細長いオイル通路をエンジンケース内部に形成するべき
箇所が少なくなるため、ドリルの折損等による不良や、
潤滑オイル通路がエンジンケース内部の鋳巣に連通する
ことによる不良の発生率が減少する。しかも、万一ゲー
ト通路の形成加工に失敗しても、エンジンケース自体が
不良品になるおそれがなく、大型部品であるエンジンケ
ースの歩留まりの低下が回避される。
【0012】さらに、上記構成によれば、ゲート通路の
断面積を大きくして潤滑オイルの供給量を増大させ、潤
滑性能を向上させるとともに、ゲート通路の位置を自由
にレイアウトすることが可能となり、その上ゲート通路
自体がアッパエンジンケースとロアエンジンケースとの
間に挟まれて強度部材として機能するため、エンジンケ
ースの剛性を向上させることができる。
断面積を大きくして潤滑オイルの供給量を増大させ、潤
滑性能を向上させるとともに、ゲート通路の位置を自由
にレイアウトすることが可能となり、その上ゲート通路
自体がアッパエンジンケースとロアエンジンケースとの
間に挟まれて強度部材として機能するため、エンジンケ
ースの剛性を向上させることができる。
【0013】また、請求項2のように構成すれば、アッ
パオイル通路とロアオイル通路に位置のずれがあって
も、そのずれに合わせてゲート通路の形状を対応させる
ことができ、レイアウト性が一層向上する。
パオイル通路とロアオイル通路に位置のずれがあって
も、そのずれに合わせてゲート通路の形状を対応させる
ことができ、レイアウト性が一層向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0015】図2は、本発明に係る4ストロークエンジ
ンの潤滑オイル通路を備えた自動二輪車用の一般的な4
ストロークエンジンの縦断面図であり、図3は図2のI
II−III線に沿う断面を示す図である。
ンの潤滑オイル通路を備えた自動二輪車用の一般的な4
ストロークエンジンの縦断面図であり、図3は図2のI
II−III線に沿う断面を示す図である。
【0016】このエンジン1は、例えば直列4シリンダ
配置のDOHCエンジンで、エンジンケース2の上部前
方にシリンダブロック3とシリンダヘッド4とヘッドカ
バー5が順次載置され、固定される。
配置のDOHCエンジンで、エンジンケース2の上部前
方にシリンダブロック3とシリンダヘッド4とヘッドカ
バー5が順次載置され、固定される。
【0017】エンジンケース2は、図2のIII−II
I線に沿って上下に分割される一般的な形式のもので、
上側がアッパエンジンケース2a、下側がロアエンジン
ケース2bとなり、ロアエンジンケース2bの下面には
オイルパン6が装着され、ロアエンジンケース2bおよ
びオイルパン6には、潤滑オイルOが溜められている。
I線に沿って上下に分割される一般的な形式のもので、
上側がアッパエンジンケース2a、下側がロアエンジン
ケース2bとなり、ロアエンジンケース2bの下面には
オイルパン6が装着され、ロアエンジンケース2bおよ
びオイルパン6には、潤滑オイルOが溜められている。
【0018】アッパエンジンケース2aとロアエンジン
ケース2bとの合面にはクランクシャフト7とカウンタ
シャフト8とドライブシャフト9が、それぞれ横向き
に、回転自在に軸支される。
ケース2bとの合面にはクランクシャフト7とカウンタ
シャフト8とドライブシャフト9が、それぞれ横向き
に、回転自在に軸支される。
【0019】カウンタシャフト8の一端にはクラッチ1
1が軸装されており、クラッチ11と回転一体であるプ
ライマリドリブンギヤ12は、クランクシャフト7に回
転一体のプライマリドライブギヤ13に噛合している。
1が軸装されており、クラッチ11と回転一体であるプ
ライマリドリブンギヤ12は、クランクシャフト7に回
転一体のプライマリドライブギヤ13に噛合している。
【0020】カウンタシャフト8とドライブシャフト9
には複数のギヤが嵌挿され、トランスミッション14が
構成されている。
には複数のギヤが嵌挿され、トランスミッション14が
構成されている。
【0021】またドライブシャフト9は、エンジンケー
ス2の側面より突出しており、この突出部分にスプロケ
ットギヤ15が回転一体に固定され、このスプロケット
ギヤ15には自動二輪車の後輪を駆動するチェーン16
が掛けられる。
ス2の側面より突出しており、この突出部分にスプロケ
ットギヤ15が回転一体に固定され、このスプロケット
ギヤ15には自動二輪車の後輪を駆動するチェーン16
が掛けられる。
【0022】前記シリンダブロック3内部に形成された
シリンダ17には、ピストン18が摺動自在に挿入され
ており、このピストン18はコンロッド19によって上
記クランクシャフト7に偏心介装されたクランクピン2
1に連接される。
シリンダ17には、ピストン18が摺動自在に挿入され
ており、このピストン18はコンロッド19によって上
記クランクシャフト7に偏心介装されたクランクピン2
1に連接される。
【0023】このためシリンダ17内におけるピストン
18の往復運動は、クランクシャフト7の回転に変換さ
れ、クランクシャフト7の回転はプライマリドライブギ
ヤ13によってクラッチ11に伝わり、クラッチ11の
接続によってカウンタシャフト8が回転する。
18の往復運動は、クランクシャフト7の回転に変換さ
れ、クランクシャフト7の回転はプライマリドライブギ
ヤ13によってクラッチ11に伝わり、クラッチ11の
接続によってカウンタシャフト8が回転する。
【0024】カウンタシャフト8の回転はトランスミッ
ション14により減速されてドライブシャフト9に伝達
され、ドライブシャフト9はスプロケットギヤ15およ
びチェーン16を介して後輪を駆動する。
ション14により減速されてドライブシャフト9に伝達
され、ドライブシャフト9はスプロケットギヤ15およ
びチェーン16を介して後輪を駆動する。
【0025】シリンダヘッド4には、動弁装置22を駆
動する2本のカムシャフト23,24が回転自在に軸支
され、図示しないチェーン等の伝達手段によってクラン
クシャフト7に駆動される。このカムシャフト23,2
4は、ロッカシャフト25,26廻りに揺動自在である
ロッカアーム27,28を押圧し、バルブスプリング2
9,30のはね力に抗して吸気バルブ32および排気バ
ルブ33をシリンダ17内に開弁させ、シリンダヘッド
4に形成された吸気ポート34および排気ポート35を
所定のタイミングでシリンダ17に連通し、シリンダ1
7内のガス交換を行なわせる。
動する2本のカムシャフト23,24が回転自在に軸支
され、図示しないチェーン等の伝達手段によってクラン
クシャフト7に駆動される。このカムシャフト23,2
4は、ロッカシャフト25,26廻りに揺動自在である
ロッカアーム27,28を押圧し、バルブスプリング2
9,30のはね力に抗して吸気バルブ32および排気バ
ルブ33をシリンダ17内に開弁させ、シリンダヘッド
4に形成された吸気ポート34および排気ポート35を
所定のタイミングでシリンダ17に連通し、シリンダ1
7内のガス交換を行なわせる。
【0026】クランクシャフト7とトランスミッション
14の中間部となるロアエンジンケース2b上にはオイ
ルポンプ36が固定されている。このオイルポンプ36
は、エンジンケース2(2a,2b)とは完全に別体の
内部装置として設けられるものであり、ボルト等によっ
てエンジンケース2の内部に固定される。オイルポンプ
36は例えばトロコイドポンプであり、ポンプシャフト
37に回転一体のポンプドリブンギヤ38がポンプドラ
イブギヤ39に噛合している。ポンプドライブギヤ39
はプライマリドリブンギヤ12に回転一体に設けられ、
回転駆動される。
14の中間部となるロアエンジンケース2b上にはオイ
ルポンプ36が固定されている。このオイルポンプ36
は、エンジンケース2(2a,2b)とは完全に別体の
内部装置として設けられるものであり、ボルト等によっ
てエンジンケース2の内部に固定される。オイルポンプ
36は例えばトロコイドポンプであり、ポンプシャフト
37に回転一体のポンプドリブンギヤ38がポンプドラ
イブギヤ39に噛合している。ポンプドライブギヤ39
はプライマリドリブンギヤ12に回転一体に設けられ、
回転駆動される。
【0027】図1は、オイルポンプ36周辺の拡大図で
あり、本発明の一実施例を示している。
あり、本発明の一実施例を示している。
【0028】図1、図2および図3に示すように、内部
装置であるオイルポンプ36の、例えば前面には、上下
方向に延びる縦筒形のゲート通路40が一体形成されて
いる。このゲート通路40は、ドリル加工等によりポン
プケース41に形成されており、ゲート通路40の上端
開口部が、アッパエンジンケース2aの内部に形成され
たアッパオイル通路43のエンジンケース2内部への開
口部に、Oリング45を介して液密に接続され、ゲート
通路40の下端開口部が、ロアエンジンケース2bの内
部に形成されたロアオイル通路44のエンジンケース2
内部への開口部に、Oリング45を介して液密に接続さ
れている。
装置であるオイルポンプ36の、例えば前面には、上下
方向に延びる縦筒形のゲート通路40が一体形成されて
いる。このゲート通路40は、ドリル加工等によりポン
プケース41に形成されており、ゲート通路40の上端
開口部が、アッパエンジンケース2aの内部に形成され
たアッパオイル通路43のエンジンケース2内部への開
口部に、Oリング45を介して液密に接続され、ゲート
通路40の下端開口部が、ロアエンジンケース2bの内
部に形成されたロアオイル通路44のエンジンケース2
内部への開口部に、Oリング45を介して液密に接続さ
れている。
【0029】オイルポンプ36下面の吸入孔46および
吐出孔47は、それぞれロアエンジンケース2bを挟ん
でオイルパン6内に開口し、吸入孔46にはオイルパン
6の深部に開口するオイルストレーナ48が接続され、
吐出孔47にはオイルパン6に一体的に設けれらた案内
通路49が接続されている。
吐出孔47は、それぞれロアエンジンケース2bを挟ん
でオイルパン6内に開口し、吸入孔46にはオイルパン
6の深部に開口するオイルストレーナ48が接続され、
吐出孔47にはオイルパン6に一体的に設けれらた案内
通路49が接続されている。
【0030】上記各接続部にはOリング51,52が介
在し、シーリングされる。
在し、シーリングされる。
【0031】案内通路49は、ロアエンジンケース2b
の前面等に設置されたオイルフィルタ53に接続され、
オイルフィルタ53からは、前記ロアオイル通路44が
導出されている。
の前面等に設置されたオイルフィルタ53に接続され、
オイルフィルタ53からは、前記ロアオイル通路44が
導出されている。
【0032】図4は、エンジン1の潤滑オイル供給経路
を示し、図5は図4のV−V線に沿う断面で、上記潤滑
オイル供給経路を示している。
を示し、図5は図4のV−V線に沿う断面で、上記潤滑
オイル供給経路を示している。
【0033】ロアエンジンケース2bには、クランクシ
ャフト7に平行し、ロアオイル通路44に交差する形で
メインギャラリ54が形成されている。このメインギャ
ラリ54からは、クランクジャーナル55および噴射ノ
ズル56に継がるクランクオイル通路57と、トランス
ミッション14のベアリング等に継がるトランスミッシ
ョンオイル通路58が分岐している。
ャフト7に平行し、ロアオイル通路44に交差する形で
メインギャラリ54が形成されている。このメインギャ
ラリ54からは、クランクジャーナル55および噴射ノ
ズル56に継がるクランクオイル通路57と、トランス
ミッション14のベアリング等に継がるトランスミッシ
ョンオイル通路58が分岐している。
【0034】一方、シリンダヘッド4内部において、カ
ムシャフト23,24に平行して設けられたヘッドギャ
ラリ59,60は、オイルパイプ62によって接続さ
れ、さらにオイルホース63によって前記アッパオイル
通路43に継がっている。
ムシャフト23,24に平行して設けられたヘッドギャ
ラリ59,60は、オイルパイプ62によって接続さ
れ、さらにオイルホース63によって前記アッパオイル
通路43に継がっている。
【0035】上記ヘッドギャラリ59,60は、カムシ
ャフト23,24の軸受やロッカシャフト25,26な
どに通じている。
ャフト23,24の軸受やロッカシャフト25,26な
どに通じている。
【0036】そしてクランクシャフト7が回転し、オイ
ルポンプ36が駆動されると、オイルパン6内の潤滑オ
イルOは、図4および図5中に矢印で示すように、オイ
ルストレーナ48を経て吸入孔46に吸入され、吐出孔
47から吐出されて案内通路49を流れ、オイルフィル
タ53で浄化された後にロアオイル通路44に入る。
ルポンプ36が駆動されると、オイルパン6内の潤滑オ
イルOは、図4および図5中に矢印で示すように、オイ
ルストレーナ48を経て吸入孔46に吸入され、吐出孔
47から吐出されて案内通路49を流れ、オイルフィル
タ53で浄化された後にロアオイル通路44に入る。
【0037】ロアオイル通路44よりメインギャラリ5
4に流れ込んだ潤滑オイルはクランクオイル通路57お
よびトランスミッションオイル通路58にそれぞれ分流
する。
4に流れ込んだ潤滑オイルはクランクオイル通路57お
よびトランスミッションオイル通路58にそれぞれ分流
する。
【0038】クランクオイル通路57に分流した潤滑オ
イルは、クランクジャーナル55を潤滑し、一部の潤滑
オイルは噴射ノズル56よりピストン18の裏側に噴射
され、ピストン18を冷却するとともにピストン18や
コンロッド19、およびシリンダ17の壁面などを潤滑
した後に、流下してオイルパン6に戻る。
イルは、クランクジャーナル55を潤滑し、一部の潤滑
オイルは噴射ノズル56よりピストン18の裏側に噴射
され、ピストン18を冷却するとともにピストン18や
コンロッド19、およびシリンダ17の壁面などを潤滑
した後に、流下してオイルパン6に戻る。
【0039】また、トランスミッションオイル通路58
に分流した潤滑オイルは、トランスミッション14のベ
アリングなどを潤滑し、オイルパン6へ流下する。
に分流した潤滑オイルは、トランスミッション14のベ
アリングなどを潤滑し、オイルパン6へ流下する。
【0040】一方、ロアオイル通路44からゲート通路
40に流入した潤滑オイルは、アッパオイル通路43
と、オイルホース63と、オイルパイプ62を経て、ヘ
ッドギャラリ59,60に流入し、カムシャフト23,
24の軸受およびロッカシャフト25,26の内部、並
びにカムシャフト23,24とロッカアーム27,28
との摺動部分、および吸、排気バルブ32,33の摺動
部分等に分配された後に下方へ落下し、リターンパイプ
64を通ってオイルパン6へ戻る。
40に流入した潤滑オイルは、アッパオイル通路43
と、オイルホース63と、オイルパイプ62を経て、ヘ
ッドギャラリ59,60に流入し、カムシャフト23,
24の軸受およびロッカシャフト25,26の内部、並
びにカムシャフト23,24とロッカアーム27,28
との摺動部分、および吸、排気バルブ32,33の摺動
部分等に分配された後に下方へ落下し、リターンパイプ
64を通ってオイルパン6へ戻る。
【0041】以上のように、この潤滑オイル供給経路で
は、シリンダヘッド4内部の動弁装置22に潤滑オイル
を供給する通路を設けるにあたり、エンジンケース2の
内部に別体の内部装置として設けられたオイルポンプ3
6にゲート通路40を形成し、このゲート通路40を用
いてオイルフィルタ53からの潤滑オイルを一旦エンジ
ンケース2の外部に導出し、オイルホース63によって
ダイレクトにシリンダヘッド4に導いている。
は、シリンダヘッド4内部の動弁装置22に潤滑オイル
を供給する通路を設けるにあたり、エンジンケース2の
内部に別体の内部装置として設けられたオイルポンプ3
6にゲート通路40を形成し、このゲート通路40を用
いてオイルフィルタ53からの潤滑オイルを一旦エンジ
ンケース2の外部に導出し、オイルホース63によって
ダイレクトにシリンダヘッド4に導いている。
【0042】このため、シリンダヘッド4内部へのオイ
ル通路を、図1および図4に示すクランクオイル通路5
7や、トランスミッションオイル通路58のように、エ
ンジンケース2の内部に細長い通路をドリル加工によっ
て斜めに形成する必要がなく、したがってドリルの折損
等による不良発生率が減少し、シリンダヘッド4内部へ
のオイル通路を低コストにて形成することができる。
ル通路を、図1および図4に示すクランクオイル通路5
7や、トランスミッションオイル通路58のように、エ
ンジンケース2の内部に細長い通路をドリル加工によっ
て斜めに形成する必要がなく、したがってドリルの折損
等による不良発生率が減少し、シリンダヘッド4内部へ
のオイル通路を低コストにて形成することができる。
【0043】また、上記のようにドリル加工に依存して
オイル通路を形成する必要性が少なくなることから、エ
ンジンケース2の内部に鋳巣が発生している場合に、ド
リル加工により形成される潤滑オイル通路が鋳巣に連通
して潤滑オイルを漏出させる可能性を極めて低くするこ
とができる。
オイル通路を形成する必要性が少なくなることから、エ
ンジンケース2の内部に鋳巣が発生している場合に、ド
リル加工により形成される潤滑オイル通路が鋳巣に連通
して潤滑オイルを漏出させる可能性を極めて低くするこ
とができる。
【0044】そして、万一ゲート通路40の形成加工に
失敗しても、小さなオイルポンプ36が不良品になるだ
けであり、エンジンケース2自体が不良品になるおそれ
がないため、大型部品であるエンジンケース2の歩留ま
り低下を回避してエンジン1の製造コストダウンに多大
に貢献することができる。
失敗しても、小さなオイルポンプ36が不良品になるだ
けであり、エンジンケース2自体が不良品になるおそれ
がないため、大型部品であるエンジンケース2の歩留ま
り低下を回避してエンジン1の製造コストダウンに多大
に貢献することができる。
【0045】さらに、スタッドボルト挿通孔を潤滑オイ
ル通路として使用する必要がないため、ゲート通路40
の断面積を大きくとることが可能であり、充分な量の潤
滑オイルを供給して潤滑性能を向上できると同時に、ゲ
ート通路40の位置を自由にレイアウトすることができ
る。
ル通路として使用する必要がないため、ゲート通路40
の断面積を大きくとることが可能であり、充分な量の潤
滑オイルを供給して潤滑性能を向上できると同時に、ゲ
ート通路40の位置を自由にレイアウトすることができ
る。
【0046】しかも、ゲート通路40自体がアッパエン
ジンケース2aとロアエンジンケース2bとの間に挟ま
れて強度部材として機能するため、エンジンケース2の
剛性を向上させることができる。
ジンケース2aとロアエンジンケース2bとの間に挟ま
れて強度部材として機能するため、エンジンケース2の
剛性を向上させることができる。
【0047】また、図1に示すように、ゲート通路40
は、その上端側と下端側から別々にドリル加工されて形
成されるが、上端側からのドリル加工の軸心位置と、下
端側からのドリル加工の軸心位置を前後に食い違わせる
ことにより、ゲート通路40は非連続直線状(略クラン
ク状)に形成され、カムチェーンテンショナ65を避け
るために後方にずらされたアッパオイル通路43の位置
に対応している。このように、アッパオイル通路43と
ロアオイル通路44が必ずしも同一軸線上になくても、
ゲート通路40によって両通路43,44の位置ずれに
対応することができ、この点でもエンジン内部のレイア
ウト性を向上させることができる。
は、その上端側と下端側から別々にドリル加工されて形
成されるが、上端側からのドリル加工の軸心位置と、下
端側からのドリル加工の軸心位置を前後に食い違わせる
ことにより、ゲート通路40は非連続直線状(略クラン
ク状)に形成され、カムチェーンテンショナ65を避け
るために後方にずらされたアッパオイル通路43の位置
に対応している。このように、アッパオイル通路43と
ロアオイル通路44が必ずしも同一軸線上になくても、
ゲート通路40によって両通路43,44の位置ずれに
対応することができ、この点でもエンジン内部のレイア
ウト性を向上させることができる。
【0048】なお、本発明に係る4ストロークエンジン
の潤滑オイル通路は、シリンダヘッド4に限らず、他の
部分に継がる潤滑オイル通路に利用することができる。
の潤滑オイル通路は、シリンダヘッド4に限らず、他の
部分に継がる潤滑オイル通路に利用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る4ス
トロークエンジンの潤滑オイル通路は、上側のアッパエ
ンジンケースと下側のロアエンジンケースとに分割され
るエンジンケースの内部にオイルポンプが設置され、こ
のオイルポンプが吐出する潤滑オイルをエンジンの各潤
滑部分に供給する4ストロークエンジンの潤滑オイル通
路において、上記エンジンケースとは別体であってエン
ジンケース内部に固定される内部装置に、上下方向に延
びるゲート通路を一体に形成し、このゲート通路の上端
開口部と下端開口部を、それぞれアッパエンジンケース
内部に形成されたアッパオイル通路とロアエンジンケー
ス内部に形成されたロアオイル通路の、エンジンケース
内部側への開口部に接続したものである。
トロークエンジンの潤滑オイル通路は、上側のアッパエ
ンジンケースと下側のロアエンジンケースとに分割され
るエンジンケースの内部にオイルポンプが設置され、こ
のオイルポンプが吐出する潤滑オイルをエンジンの各潤
滑部分に供給する4ストロークエンジンの潤滑オイル通
路において、上記エンジンケースとは別体であってエン
ジンケース内部に固定される内部装置に、上下方向に延
びるゲート通路を一体に形成し、このゲート通路の上端
開口部と下端開口部を、それぞれアッパエンジンケース
内部に形成されたアッパオイル通路とロアエンジンケー
ス内部に形成されたロアオイル通路の、エンジンケース
内部側への開口部に接続したものである。
【0050】上記構成によれば、ドリル加工によって細
長い潤滑オイル通路をエンジンケース内部に形成するべ
き箇所が少なくなるため、ドリルの折損等による不良発
生率を減少させるとともに、エンジンケースやシリンダ
ブロック、シリンダヘッド内部の鋳巣に潤滑オイル通路
が連通することによる不良発生をも防止し、オイル通路
の形成に伴うエンジンケースの歩留まり低下を回避して
エンジンの製造コストダウンを図ることができる。
長い潤滑オイル通路をエンジンケース内部に形成するべ
き箇所が少なくなるため、ドリルの折損等による不良発
生率を減少させるとともに、エンジンケースやシリンダ
ブロック、シリンダヘッド内部の鋳巣に潤滑オイル通路
が連通することによる不良発生をも防止し、オイル通路
の形成に伴うエンジンケースの歩留まり低下を回避して
エンジンの製造コストダウンを図ることができる。
【0051】また、潤滑オイル通路の断面積を大きくと
って充分な量の潤滑オイルを供給可能にすると同時に、
ゲート通路の位置を自由にレイアウト可能にし、しかも
ゲート通路自体を強度部材として活用してエンジンケー
スの剛性を高めることができる。
って充分な量の潤滑オイルを供給可能にすると同時に、
ゲート通路の位置を自由にレイアウト可能にし、しかも
ゲート通路自体を強度部材として活用してエンジンケー
スの剛性を高めることができる。
【図1】オイルポンプ周辺の拡大図であり、本発明の一
実施例を示す図。
実施例を示す図。
【図2】本発明を適用した自動二輪車用4ストロークエ
ンジンの縦断面図。
ンジンの縦断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面を示す図。
【図4】エンジンの潤滑オイル供給経路を示す図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面を示す図。
1 エンジン 2 エンジンケース 2a アッパエンジンケース 2b ロアエンジンケース 6 オイルパン 36 オイルポンプ 40 ゲート通路 43 アッパオイル通路 44 ロアオイル通路 46 吸入孔 47 吐出孔 48 オイルストレーナ 49 案内通路 54 メインギャラリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 1/06 F01M 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】 上側のアッパエンジンケースと下側のロ
アエンジンケースとに分割されるエンジンケースの内部
にオイルポンプが設置され、このオイルポンプが吐出す
る潤滑オイルをエンジンの各潤滑部分に供給する4スト
ロークエンジンの潤滑オイル通路において、上記エンジ
ンケースとは別体であってエンジンケース内部に固定さ
れる内部装置に、上下方向に延びるゲート通路を一体に
形成し、このゲート通路の上端開口部と下端開口部を、
それぞれアッパエンジンケース内部に形成されたアッパ
オイル通路とロアエンジンケース内部に形成されたロア
オイル通路の、エンジンケース内部側への開口部に接続
したことを特徴とする4ストロークエンジンの潤滑オイ
ル通路。 - 【請求項2】 前記ゲート通路を、その上端側と下端側
から別々にドリル加工して形成し、上端側からのドリル
加工の軸心位置と下端側からのドリル加工の軸心位置を
食い違わせてゲート通路を非連続直線状に形成した請求
項1に記載の4ストロークエンジンの潤滑オイル通路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19425091A JP3146535B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 4ストロークエンジンの潤滑オイル通路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19425091A JP3146535B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 4ストロークエンジンの潤滑オイル通路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539707A JPH0539707A (ja) | 1993-02-19 |
JP3146535B2 true JP3146535B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=16321490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19425091A Expired - Fee Related JP3146535B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 4ストロークエンジンの潤滑オイル通路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146535B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4238203B2 (ja) * | 2004-01-30 | 2009-03-18 | 本田技研工業株式会社 | エンジン |
CN100396892C (zh) * | 2004-01-30 | 2008-06-25 | 本田技研工业株式会社 | 发动机 |
JP6353679B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-07-04 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP19425091A patent/JP3146535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0539707A (ja) | 1993-02-19 |
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