JP2000073729A - 4サイクル内燃機関 - Google Patents

4サイクル内燃機関

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JP2000073729A
JP2000073729A JP10247447A JP24744798A JP2000073729A JP 2000073729 A JP2000073729 A JP 2000073729A JP 10247447 A JP10247447 A JP 10247447A JP 24744798 A JP24744798 A JP 24744798A JP 2000073729 A JP2000073729 A JP 2000073729A
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oil
passage
pipe
combustion engine
internal combustion
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Noboru Nagai
昇 永井
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Kioritz Corp
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】オイルとブローバイガスを確実に分離できるオ
イル分離器を備えた、4サイクル内燃機関の提供。 【解決手段】油溜室内に収容された潤滑用オイルをコン
ロッドに設けられたオイルディッパーによってかきあげ
ることによって作られたオイルミストを、油溜室からカ
ム室32にブローバイガスとともに送出する4サイクル
内燃機関であって、カム室と気化器との間に設けられオ
イルミストに含有されたオイルとブローバイガスとを分
離するためのオイル分離器70を有し、該オイル分離器
は、上下方向に延び、かつ、上端がカム室と連通し、下
端が油溜室と連通する第一通路76と、一端が第一通路
の下端と連通し、他端が気化器のベンチュリと連通する
第二通路80と、を有することを特徴とする4サイクル
内燃機関。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用途がそれに限定され
るものではないが、特に、手持式刈払機等の手持ち式作
業機の駆動に使用するのに好適な4サイクル内燃機関に
関し、より詳細には、ブローバイガスと潤滑用オイルと
を分離するためのオイル分離器を有する4サイクル内燃
機関に関する。
【0002】
【従来技術】近年の排ガスによる大気汚染の改善の見地
から、従来、2サイクル内燃機関を使用するのが一般的
であった手持式刈払機等においても、4サイクル内燃機
関の採用が要請されている。このような4サイクル内燃
機関は、例えば、特開平8−260926号公報に開示
されており、クランク室の下方に、機関の各部を潤滑す
るためのオイルを収容するための油溜室(オイルパン)
を有する。該油溜室内のオイルは、コンロッドのビッグ
エンドに設けられたオイルディッパーによってかきあげ
られてオイルミストとなる。該オイルミストは、ピスト
ンの下降運動による正圧によって前記油溜室からカム室
へと押し出され、該カム室内の様々な部品がこれによっ
て潤滑される。また、ピストンが下降運動するとき、ク
ランク室に発生するブローバイガスもオイルミストと共
にカム室に送出され、その後、ブローバイガスはオイル
と分離されてブリーザ管から外部又はエアクリーナに放
出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにオイルを分
離するのは、ブローバイガスが、オイルと完全に分離さ
れないまま外部やエアクリーナに放出されると、手持式
作業機の各機種に想定されたオイル消費時間を大きく下
回って、オイルを使い切ってしまう事態が生じるととも
に、周辺を汚損するからである。また、オイルを含有し
たまま、エアクリーナを介して燃焼室に戻すと、燃焼効
率の低下や、フィルタエレメントの汚損の原因となる。
そこで本発明は、オイルとブローバイガスを分離するた
めの、作動が確実なオイル分離器を備えた4サイクル内
燃機関を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、油
溜室45内に収容された潤滑用オイルをコンロッド36
に設けられたオイルディッパー49によってかきあげる
ことによって作られたオイルミストを、前記油溜室45
からカム室32にブローバイガスとともに送出する4サ
イクル内燃機関6であって、前記カム室32と気化器5
6との間に設けられオイルミストに含有されたオイルと
ブローバイガスとを分離するためのオイル分離器70を
有し、該オイル分離器70は、上下方向に延び、かつ、
上端72aが前記カム室32と連通し、下端76aが前
記油溜室45と連通する第一通路76と、一端80aが
前記第一通路76の前記下端76aと連通し、他端80
bが前記気化器56のベンチュリ54と連通する第二通
路80と、を有する、ことを特徴とする4サイクル内燃
機関によって達成することができる。
【0005】本発明における前記4サイクル内燃機関
は、以下のように作用する。本発明にかかる前記4サイ
クル内燃機関のピストン34の昇降運動によって、前記
コンロッド36に設けられた前記オイルディッパー49
が、前記油溜室45内に収容された潤滑用オイルをかき
あげる。これにより、オイルミストが作られる。前記ピ
ストン34が上方に移動するとき、クランク室38内に
ブローバイガスが生じる。次いで、前記ピストン34が
下降するとき、前記油溜室45から前記カム室32にオ
イルミストがブローバイガスとともに送出される。この
オイルミストによって、前記カム室32内の各部材が潤
滑される。更に、余剰のオイルミストとブローバイガス
の混合気体は、上下方向に延びる前記第一通路76を通
って、前記油溜室45に向かって下方に流れる。この
間、オイルミストに含有されたオイルが自重により前記
第一通路76内で落下し、また、該第一通路76の内壁
に付着してその内壁を伝って流れ落ちて、ブローバイガ
スと分離される。分離されたオイルは前記油溜室45に
戻って再利用される。また、ブローバイガスは、前記第
一通路76の前記下端76aから前記第二通路80の前
記一端80aに流入し、前記他端80bから前記気化器
56の前記ベンチュリ54内に吸い込まれ、再燃焼され
る。なお、前記第一通路76の長さは、前記混合気体が
前記第一通路76を通過中に、オイルミストに含有され
たオイルの落下により、実質的にオイルを除去すること
ができる長さに設定すればよい。
【0006】本発明にかかる4サイクル内燃機関によれ
ば、簡易な構造を有するオイル分離器70によって、オ
イルとブローバイガスとの分離を確実に行うことができ
る。分離されたオイルは油溜室45に戻されるので、オ
イルを再利用することができ、オイルの必要以上の消費
を回避することができる。また、ブローバイガスだけを
燃焼室に戻すので、燃焼効率の低下を回避することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】手持ち式作業機の一つである刈払
機を例にして、本発明の実施の形態について添付図面を
参照しつつ、以下に詳細に説明する。図1は、刈払機の
全体を示す斜視図である。刈払機2は、図1に示すよう
に、伝動軸4aを内挿した操作桿4の後端部に4サイク
ル内燃機関6を、また、前記操作桿4の前端部には、矢
印で示す方向に回転して草等の刈払いを行う刈刃8aを
備えた作業部8を有する。前記4サイクル内燃機関6に
よる回転力は遠心クラッチ等を介して前記伝動軸4に伝
達されて、前記刈刃8aが回転駆動される。作業者は前
記操作桿4の中間に設けられた把持部10を両手で持っ
て刈払い作業を行う。
【0008】図2は、本実施の形態にかかる4サイクル
内燃機関の、図3に示すII−II矢視断面図であり、ま
た、図3は、図2と同様な、図2に示すIII −III 矢視
断面図である。図2及び図3に示す本実施の形態にかか
る4サイクル内燃機関6は空冷式であり、OHC方式を
採用し、図2を見て分かるように、クランクシャフト1
2の回転運動はカムシャフト14に歯車列16によって
伝達され、該歯車列16は、前記カムシャフト14に取
付けられたカム歯車18と、前記クランクシャフト12
に取付けられたクランク歯車20と、該クランク歯車2
0と前記カム歯車18との間に介在された二つの中間歯
車22、24とで構成されている。前記歯車列16は、
前記4サイクル内燃機関6のシリンダブロック26の前
側、すなわち前記刈刃8a側に、前記シリンダブロック
26に沿って上下方向に配列されている。前記歯車列1
6は歯車室28に収納されており、該歯車室28は、前
記シリンダブロック26の上部に設けられた動弁機構3
0を収容する着脱自在なカバー31で液密に覆われたカ
ム室32と連通し、これらは互いに連通空間を構成して
いる。前記カムシャフト14は、前記歯車列16によっ
て前記クランクシャフト12と同期して回転し、該クラ
ンクシャフト12が一回転する間、すなわち、ピストン
34が一往復する間に、前記カムシャフト14は1/2 回
転する。
【0009】また、前記4サイクル内燃機関6は、図3
に最も良く示されているように、コンロッド36の側方
と下方を包囲してクランク室38を形成する内側壁40
と、該内側壁40の周囲を取り囲むようにして配置さ
れ、かつ、その上端42a、42aが前記内側壁40と
連結されて、前記クランク室38の下方にオイル溜め領
域44を、また前記クランク室38の左右両側側方にオ
イル逃げ領域46、46を形成する外側壁42を有す
る。前記オイル溜め領域44と前記オイル逃げ領域4
6、46とで、油溜室45を構成している。また、図2
に示すように、前記コンロッド36のビッグエンドに
は、垂直方向下方に延びるオイルディッパー49が設け
られている。他方、前記内側壁40にはスリット48が
形成されており、前記オイルディッパー49が前記ピス
トン34の昇降運動に伴って、前記油溜室45内に出没
して、該油溜室45内のオイルをかきあげることができ
るようになっている。またオイルのかきあげ中、オイル
ミストが前記オイル溜め領域44から前記スリット48
を介してシリンダボア47内に取り込まれる。本実施の
形態にかかる前記刈払機2の前記4サイクル内燃機関6
は、前記刈刃8aによって腰より高い位置の草や頭上の
枝等を刈るとき、傾倒姿勢をとったり、倒立姿勢をとっ
たりする。これらの姿勢をとる場合、前記クランク室3
8の下方に形成された前記オイル溜め領域44に収容さ
れたオイルは、前記クランク室38の左右両側に形成さ
れた前記オイル逃げ領域46、46に流れ込むようにな
っており、これにより、多量のオイルが前記スリット4
8から前記クランク室38に直接流れ込むのが防止され
る。
【0010】また、図2及び図3を見て分かるように、
前記内側壁40の底部40aの下面には、一端が流入口
50aで前記オイル溜め領域44に向かって開放してお
り、他端が前記歯車室28に連通する、前記内側壁40
下面に沿って水平に設けられた内側壁水平管路50が形
成されている。更に、前述の如く、前記歯車室28は前
記カム室32に連通しており、更に、前記シリンダブロ
ック26には、一端(図示せず)が前記カム室32に開
放し、他端が排出口52bで前記クランク室38に向け
て開放するシリンダブロック垂直管路52を介して連通
している。すなわち、前記内側壁水平管路50と、前記
歯車室28と、前記カム室32と、前記シリンダブロッ
ク垂直管路52とで、前記オイル溜め領域44と前記シ
リンダボア47との間に、オイルミストの連通路が形成
されている。
【0011】更に、図3を見て分かるように、前記シリ
ンダブロック26の吸気側にはベンチュリ54を有する
気化器56が設けられ、更に、その外方にはエアクリー
ナ58が設けられている。図4は、図3に示すIV-IV 矢
視断面図であり、オイル分離室及びオイル分離器の詳細
を示す。更に、図5は、図4に示すオイル分離器のオイ
ル収集タンクの周辺部分の拡大図である。図2、図3及
び図4を見て分かるように、前記カム室32の上方に
は、該カム室32と連通するオイル分離室60が設けら
れている。該オイル分離室60の内部空間のうち、前記
刈刃8aから遠い側の後方部分、すなわち、図2及び図
4において向かって左側部分60aにはスチールウール
が、また、前記刈刃8aに近い側の前方部分、すなわ
ち、図2及び図4において向かって右側部分60bに
は、金属多孔体(金属製ハニカム)が収容されている。
また、前記カム室32と前記オイル分離室60との間の
仕切り壁62には、前記スチールウール60aの下方か
つ後方部分に垂直方向に開口する混合気体流入口64が
形成されており、互いに連通している。また、前記オイ
ル分離室60の上壁66には、前記金属多孔体60bの
前方部分に後述する細管72が連結されており、前記カ
ム室32から前記スチールウール60aと前記金属多孔
体60bを介して、前記細管72への流路を構成する。
【0012】更に、前記オイル分離室60と前記油溜室
45との間には、オイルをブローバイガスから分離する
ためのオイル分離器70が設けられている。該オイル分
離器70は、全体として略逆L字形の前記細管72を有
する。該細管72は、垂直方向に延び、下端が前記オイ
ル分離室60の前記上壁66に連結された立ち上がり部
分72aと、該立ち上がり部分72aに連設された水平
部分72bと、該水平部分72bに連設され、垂直方向
に真っ直ぐに延びて下端が下方に向けて開放する、第一
管としての垂直部分72cとを有する。該垂直部分72
cの内部空間によって第一通路76が構成される。また
前記水平部分72bには、前記オイル分離室60への逆
流を防止するための第三逆止弁74が設けられている。
前記カム室32を通過した余剰のオイルミスト及びブロ
ーバイガスの混合気体が、前記垂直部分72cを通過す
る間に、オイルが自重で落下し、また、前記垂直部分7
2cの内壁に付着して、ブローバイガスから除去される
ようになっている。従って、前記垂直部分72c又は前
記第一通路76の長さは、前記混合気体が通過中にオイ
ルを十分に除去することができる長さに、適宜決定され
る。
【0013】また、前記オイル分離器70は、垂直方向
に真っ直ぐに延び、かつ、前記細管72の前記垂直部分
72cの下方部分を取り囲む、第二管としての太管78
を有する。図5に示すように、該太管78の内径Dは、
前記細管72の外径dより大きく、前記細管72は、前
記太管78の内壁面のうち、前記刈刃8aから遠い側の
面、すなわち後面に接触するようにして偏位して位置決
めされている。これにより、前記ベンチュリ54に近い
側に、前記細管72の外周面と前記太管78の内周面と
の間の空間によって、第二通路80が構成される。前記
細管72の下端72dは前記太管78の下端78aより
上方で終端しており、従って、これにより前記第一通路
76の下端部76aと前記第二通路80の下端部80a
とが、互いに連通している。前記太管78の上端78b
と前記細管72の前記外周面との間は、気密に閉じられ
ている。更に、図3及び図4に示すように、前記太管7
8の上部には、前記気化器56の前記ベンチュリ54の
入口54aの中心軸線に対して垂直方向かつ水平方向に
開放する開口部78cが形成されている。該開口部78
cは、前記ベンチュリ54の前記入口54aから水平距
離hだけ離間するように配置されている。
【0014】前記オイル分離器70は、更に、前記太管
78の下方に位置して分離されたオイルを一時的に収容
するためのオイル収集タンク82が設けられている。該
オイル収集タンク82の容積は、一回の刈払作業中、す
なわち前記4サイクル内燃機関6を始動させてから停止
させるまでの間、前記オイル分離器70によって分離さ
れると想定されるオイルを十分に収容することができる
大きさを有する。図4に示すように、前記オイル収集タ
ンク82の底壁82aは、前記油溜室45内に収容され
たオイルの液面93より高い位置に位置決めされてい
る。前記太管78の下端78aは前記オイル収集タンク
82に、収集されたオイルの逆流を防止するための第二
逆止弁84を介して連結されている。図5に詳細に示す
ように、前記太管78の下端78aは、下端壁78dで
閉じられており、該下端壁78dの中心には、垂直方向
に延びる太管下孔78eが形成されている。また、前記
オイル収集タンク82の上壁には、前記太管78の下端
78aと嵌合し、前記下端壁78dとの間に空間を構成
する第二凹部82bが形成されている。該第二凹部82
bの底壁82cには、垂直方向に延びるオイル流入孔8
2dが形成されており、該オイル流入口82dの周囲に
は、上方に突出する四つの第二突起84aが等間隔に配
置されている。該突起の上に、第二板バルブ84bが載
置されている。該第二板バルブ84bは、前記4サイク
ル内燃機関6が傾倒姿勢や倒立姿勢をとるとき、図5に
おいて上方に移動して、前記太管78の前記下端壁78
dの前記太管下孔78eを閉じて、前記オイル収集タン
ク82内のオイルの逆流を防止するようになっている。
【0015】また、前記オイル分離器70は、前記オイ
ル収集タンク82の底壁82aから前記油溜室45まで
延びるオイル戻し管84を有し、該オイル戻し管84と
前記オイル収集タンク82の前記底壁82aとの間は、
前記第二逆止弁84と同様な構成を有する第一逆止弁8
6を介して連結されている。より詳細には、前記オイル
収集タンク82の前記底壁82aには、垂直方向に延び
るオイル流入孔82eが形成されている。更に、前記オ
イル収集タンク82の前記底壁82aの下方には、前記
オイル流出孔82eを取り囲んで前記底壁82aの下面
から下方に突出し、前記底壁82aとの間に空間を構成
する第一凹部82fが形成されている。該第一凹部82
fの底壁部分82gの中心には、垂直方向に延びる円形
孔82hが形成されている。前記底壁部分82gの上面
には、前記円形孔82hの周囲に等間隔に設けられた、
上方に突出する四つの第一突起86aが形成されてお
り、該突起86aの上に、第一板バルブ86bが載置さ
れている。前記第一逆止弁86は、前記4サイクル内燃
機関6が傾倒姿勢や倒立姿勢をとるとき、前記油溜室4
5内のオイルが、前記オイル戻し管84を介して前記オ
イル収集タンク82に逆流するのを防止するために設け
られている。
【0016】また、図中の91は排気マフラー、92は
燃料タンクである。上記4サイクル内燃機関6の作用
を、特に、オイルミスト及びブローバイガスの流れに重
点をおいて説明する。まず、刈払作業を開始するため
に、前記4サイクル内燃機関6を作動させる。ここで、
前記第一逆止弁86は、上記のように、本来、前記油溜
室45内のオイルが、前記オイル戻し管84を介して逆
流するのを防止するために設けられている。すなわち、
前記4サイクル内燃機関6が傾倒姿勢をとったり、倒立
姿勢をとるとき、前記第一板バルブ86bが図4におい
て上方に移動して、前記油溜室45内のオイルが逆流す
るのを防止するようになっている。しかし、前記4サイ
クル内燃機関6が直立姿勢をとるときでも、前記4サイ
クル内燃機関6を作動させると、温度の上昇により、前
記クランク室38内の圧力が上昇し、前記オイル戻し管
84を介して伝達された正圧によって、前記第一板バル
ブ86bが上方に押上げられ、前記第一逆止弁86前記
円形孔82を閉じる場合がある。このような場合は、前
記第一通路76内で除去されたオイルは、前記4サイク
ル内燃機関6の作動中、前記オイル収集タンク82内に
収容されたままとなる。
【0017】前記ピストン34の昇降運動により、前記
コンロッド36に設けられた前記オイルディッパー49
が、前記内側壁40に形成された前記スリット48を介
して前記油溜室45に出没して、該油溜室45内のオイ
ルをかきあげ、オイルミストを作る。前記油溜室45内
のオイルミストは、前記ピストン34の上下運動に伴う
前記クランク室38内の圧力変化によって、前記内側壁
水平管路50、前記歯車室28及び前記カム室32に送
出され、前記歯車列16や前記動弁機構30が潤滑され
る。オイルは、前記各歯車18、20、22、24に付
着して、前記歯車列16の回転によって上方に送られる
ことによっても、前記カム室32まで運ばれる。また、
前記ピストン34が上昇するとき、前記クランク室38
内にブローバイガスが生じる。該ブローバイガスも、前
記ピストン34の上下運動に伴う前記クランク室38内
の圧力変化によって、前記スリット48を介して前記油
溜室45内に送出され、更に、オイルミスト共に混合気
体として前記カム室32まで送出される。
【0018】前記カム室32内において、液状の余剰オ
イルは、前記カム室32から前記シリンダブロック垂直
管路52を介して前記クランク室38へと流れ、前記ス
リット48を介して前記油溜室45に戻される。他方、
前記カム室32内において、気体状のオイルミスト及び
ブローバイガスは、前記混合気体流入口64を介して前
記オイル分離室60内に流入し、更に、前記スチールウ
ール60a及び前記金属多孔体60bの中を通って、前
記細管72に向かって流出する。オイルミストが、前記
スチールウール60a及び前記金属多孔体60bの中を
通るとき、オイルの一部がこれらに付着して除去され
る。除去されたオイルは、自重によって前記混合気体流
入口64を介して前記カム室32の中に流れ落ち、更
に、前記カム室32から前記シリンダブロック垂直管路
52を介して前記クランク室38へと流れ、前記スリッ
ト48を介して前記油溜室45に戻される。
【0019】余剰のオイルミストとブローバイガスの混
合気体は、前記細管72に流入する。前記混合気体が前
記細管72の前記垂直部分72cの前記第一通路76の
中を下方に流れるとき、前記混合気体に含有されるオイ
ルが自重によって落下し、また、前記細管72の内壁に
付着してそれに沿って流れ落ちることにより除去され
る。除去されたオイルは、前記太管下孔78e、前記第
二逆止弁84の前記第二板バルブ84bと前記第二突起
84dとの間の隙間、更に、前記オイル流入孔82dを
介して、前記オイル収集タンク82内に流入する。ここ
で、上述の如く、前記4サイクル内燃機関6の運転中に
前記第二逆止弁86は閉じられている。従って、前記オ
イル収集タンク82内に流入したオイルは、前記4サイ
クル内燃機関6の運転中は、前記オイル収集タンク82
内に収容されたままとなる。
【0020】前記細管72の前記垂直部分72cを通過
することによってオイルが除去されたブローバイガス
は、前記第一通路76の前記下端76aから、前記第二
通路80の下端80aを介して、前記細管72の前記外
周壁と前記太管78の前記内周壁との間に形成された前
記第二通路80の中を上方に流れて、前記開口部78c
から前記エアクリーナ58を介して前記ベンチュリ54
の中に流れ、燃焼室90に戻される。このブローバイガ
スの流れは、前記ベンチュリ54内の負圧によって、前
記開口部78cを介して吸引されることにより生じる。
ここで、前記ベンチュリ54の負圧による吸引力が強す
ぎると、十分にオイルが除去される前に、オイルミスト
も負圧によって前記第一通路76から前記第二通路80
に引き込まれてしまう。このような事態が発生すると、
オイルを含有したままで、ブローバイガスが前記開口部
78c及び前記ベンチュリ54を介して、前記燃焼室9
0に戻されてしまうことになる。そこで、手持ち式作業
機に使用される4サイクル内燃機関の機種に応じて、下
記の二つの方法で、前記開口部78cにおける前記ベン
チュリ54による負圧の調整を行うことができる。第一
の方法は、前記太管78の中への前記細管72の挿入長
さを調節することにより行うことができる。すなわち、
前記細管72の前記下端72dから前記太管78に形成
された前記開口部78cまでの距離Lの長さを調整する
(図4参照)。該距離Lを長くすれば、前記下端72d
に作用する負圧が小さくなり、これにより、オイルミス
トが前記第一通路76を通過する間に、オイルを十分に
除去することができる。他方、前記開口部78cにおけ
る負圧が小さ過ぎると、オイルは十分に除去されるもの
の、前記第二通路80内でのブローバイガスの流れが停
滞し、ブローバイガスの前記燃焼室90への戻しが円滑
に行われなくなる。従って、このような場合は、前記細
管72の前記太管78の中への挿入長さを短くし、前記
距離Lを小さくして、前記下端72dに作用する負圧を
大きくするようにすればよい。
【0021】第二の方法は、前記開口部78cと前記ベ
ンチュリ54の前記入口54aとの距離hを調節するこ
とにより、前記開口部78cに作用する負圧の強さを調
節することができる。前記距離hを小さくすれば負圧が
大きくなり、他方、前記距離hを大きくすれば、負圧が
小さくなる。なお、前記開口部78cが、前記ベンチュ
リ54の前記入口54aの近傍に位置決めされているの
は、前記ベンチュリ54の絞り部54bと比較して、前
記入口54a側の負圧は大き過ぎず、しかも、単に、前
記開口部78cを前記入口54aに近づけたり、遠ざけ
たりするだけで、作用する負圧の大きさの調節を容易に
行うことができるからである。また、作業者が、例え
ば、前記刈払機2によって頭上の樹木の枝を刈るとき、
前記4サイクル内燃機関6が傾倒されて、水平姿勢や倒
立姿勢をとる場合がある。このような場合には、前記第
二逆止弁84の前記第二板バルブ84bが、図5におい
て重力によって上方に移動することにより、前記太管下
孔78eを閉じる。これにより、前記オイル収集タンク
82内に貯蔵されたオイルの逆流を防止することができ
る。また、前記第一逆止弁86の前記第一板バルブ86
bが、何らかの理由で、前記クランク室38内の内圧の
上昇により上方に移動せず、前記オイル流出孔82eを
閉じていない場合にも、同様にして、前記第一板バルブ
86bが自重によって、図4において上方に移動して前
記オイル流出口82eを閉じ、前記油溜室45からのオ
イルの逆流が防止される。同様に、前記細管72に設け
られた前記第三逆止弁74によって、前記オイル分離室
60にオイルが逆流するのが防止される。
【0022】刈払作業終了後に、前記4サイクル内燃機
関6の運転を停止させると、やがて、前記クランク室3
8が冷却され、内圧が大気圧に戻る。これにより、前記
第一板バルブ86bが自重で落下し、前記オイル流出孔
82eが開放さる。これにより、前記4サイクル内燃機
関6の作動中に、前記オイル収集タンク82内に収容さ
れたオイルが、水頭圧の差によって、前記オイル流出孔
82eから、前記第一板バルブ86bと前記第一突起8
6aとの間の隙間、及び、前記オイル戻し管84を経
て、前記油溜室45に戻る。本実施の形態によれば、前
記オイル分離器70には、前記細管72の前記垂直部分
72cで構成された前記第一通路76が設けられている
ので、オイルの自重による落下を利用して、簡易な構造
でオイルをブローバイガスから確実に除去することがで
きる。
【0023】また、本実施の形態によれば、前記第一逆
止弁86、前記第二逆止弁84、及び前記第三逆止弁7
4が設けられているので、前記4サイクル内燃機関6が
傾倒姿勢をとっても、オイルの逆流を防止することがで
きる。更に、本実施の形態によれば、前記第一逆止弁8
6が、前記クランク室38の温度上昇による内圧の増大
によって閉じられても、前記第一通路76の下端72d
の下方に前記オイル収集タンク82が設けられているの
で、前記4サイクル内燃機関6の作動中、オイルが前記
オイル収集タンク82に収容され、前記第一通路76が
除去されたオイルで塞がれることない。更に、本実施の
形態によれば、前記第二通路80の前記他端80bは、
前記ベンチュリ54の入口54a近傍に向けて開口して
いるので、前記ベンチュリ54の絞り部54bに向けて
開口している場合と比べて、作用する負圧の大きさが適
度であり、オイルを含有したブローバイガスが、前記第
二通路80に引き込まれてしまうのを防止することがで
きる。また、単に、前記開口部78cと前記ベンチュリ
54の前記入口54aとの距離hを変化させるだけで、
負圧の大きさを容易に調節することができる。
【0024】更に、本実施の形態によれば、前記細管7
2を前記太管78の中に挿入して、前記第一通路76と
前記第二通路80とを構成しているので、前記細管72
の前記太管78の中への挿入長さを調整することによ
り、4サイクル内燃機関の機種に応じて、前記ベンチュ
リ54による負圧の大きさの調節を、前記オイル分離器
70の構造の変更を必要とせずに行うことができる。更
に、本実施の形態によれば、前記オイル分離室60が設
けられているので、確実にオイルをブローバイガスから
分離することができる。また、該オイル分離室60によ
って、前記オイル分離器70の上流側で予め、ある程度
のオイルを除去するので、前記第一通路76の長さを比
較的短くしても、オイルを十分に除去することができ、
前記オイル分離器70を、前記4サイクル内燃機関6の
ハウジング内の限られた空間内に収めることができるよ
うに設計することができる。
【0025】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で
種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包
含されるものであることはいうまでもない。例えば、上
記実施の形態における刈払機2の前記4サイクル内燃機
関6は、傾倒姿勢や倒立姿勢をとることがあるために、
オイルの逆流防止のため、前記第一逆止弁86、前記第
二逆止弁84、前記第三逆止弁74が設けられている
が、前記4サイクル内燃機関6が、実質的に一定の姿勢
しかとらないような場合には、必ずしも、これらを設け
る必要はない。また、同様に、前記4サイクル内燃機関
6が直立姿勢しかとらないような場合には、必ずしも第
一逆止弁86を設ける必要はなく、この場合、オイル収
集タンク82を設けることも、必須要件ではない。すな
わち、前記クランク室38内の内圧の上昇によって前記
第一通路76と前記オイル戻し管84との間が閉じられ
ることもないので、前記第一通路76内で除去されたオ
イルは、前記戻し管84を介して、直接、前記油溜室4
5に戻るようにしてもよい。
【0026】更に、前記オイル分離器70は、前記細管
72と前記太管78を有する二重管で構成されており、
前記距離Lを調整する上で好都合である。しかし、これ
らは二重管である必要はなく、例えば、一本の管の内部
空間を、仕切り壁によって長手方向に沿って区切って、
内部に前記第一通路76と前記第二通路80を構成する
ようにしてもよい。また、前記オイル分離器70が、例
えば、互いに並設された、前記第一通路76を構成する
第一管72cと、前記第二通路80を構成する第二管7
8とを有し、前記第一管72cと前記第二管78のそれ
ぞれの下端が、前記オイル収集タンク82に個別に連結
され、前記第一通路76と前記第二通路80が、前記オ
イル収集タンク82の内部空間を介して互いに連通する
ようにしてもよい。
【0027】更に、本実施の形態においては、前記第一
通路76は、垂直方向に延びているが、上下方向であれ
ば、垂直方向に限らず斜め方向であってもよい。更に、
本実施の形態においては、前記第二通路80も垂直方向
に延びているが、垂直方向に限られず、斜め方向、ある
いは、水平方向に延びていてもよい。更に、本実施の形
態においては、前記開口部78cが、前記ベンチュリ5
4の前記入口54aの近傍に位置決めされているが、前
記第二通路80において、より大きな負圧が必要な場合
には、前記開口部78cと、前記ベンチュリ54の前記
絞り部54bとの間を、管等で連結するようにしてもよ
い。更に、上記実施の形態のように、オイルをより確実
に除去するためには、前記オイル分離室60が、前記オ
イル分離器70の上流側に設けられていることが望まし
いが、オイル分離室を設けることは、必須要件ではな
い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、オイルとブローバイガ
スを確実に分離できるオイル分離器を備えた、4サイク
ル内燃機関を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈払機の全体を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態にかかる4サイクル内燃機関の、
図3に示すII−II矢視断面図である。
【図3】図2と同様な、図2に示すIII −III 矢視断面
図である。
【図4】図3に示すIV-IV 矢視断面図であり、オイル分
離室及びオイル分離器の詳細を示す。
【図5】図4に示すオイル分離器のオイル収集タンクの
周辺部分の拡大図である。
【符号の説明】
6 4サイクル内燃機関 32 カム室 36 コンロッド 45 油溜室 49 オイルディッパー 54 ベンチュリ 54a 入口 56 気化器 70 オイル分離器 72a 上端 72c 第一管 72d 下端 76 第一通路 76a 下端 78 第二管 78c 開口部 78d 下端 80 第二通路 80a 一端 80b 他端 82 オイル収集タンク 84 第二逆止弁 86 第一逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G013 AA05 AB03 BA04 BB00 BB11 BB12 BC04 BC11 BD07 BD12 BD13 BD22 BD46 BD47 CA00 CA01 3G015 AA05 AB03 BB03 BB06 BB09 BD02 BD10 BD24 BD31 BE02 BE07 BE13 BE15 CA05 CA06 CA19 DA10 EA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油溜室(45)内に収容された潤滑用オ
    イルをコンロッド(36)に設けられたオイルディッパ
    ー(49)によってかきあげることによって作られたオ
    イルミストを、前記油溜室(45)からカム室(32)
    にブローバイガスとともに送出する4サイクル内燃機関
    (6)であって、 前記カム室(32)と気化器(56)との間に設けら
    れ、オイルミストに含有されたオイルとブローバイガス
    とを分離するためのオイル分離器(70)を有し、 該オイル分離器(70)は、上下方向に延び、かつ、上
    端(72a)が前記カム室(32)と連通し、下端(7
    6a)が前記油溜室(45)と連通する第一通路(7
    6)と、一端(80a)が前記第一通路(76)の前記
    下端(76a)と連通し、他端(80b)が前記気化器
    (56)のベンチュリ(54)と連通する第二通路(8
    0)と、を有する、ことを特徴とする4サイクル内燃機
    関。
  2. 【請求項2】 前記第一通路(76)の前記下端(76
    a)と前記油溜室(45)との間に、オイルを収集する
    ためのオイル収集タンク(82)が設けられ、該オイル
    収集タンク(82)と前記油溜室(45)との間には、
    前記油溜室(45)からのオイルの逆流を防止するため
    の第一逆止弁(86)が設けられている、ことを特徴と
    する請求項1に記載の4サイクル内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記第一通路(76)の前記下端(76
    a)と前記オイル収集タンク(82)との間に、前記オ
    イル収集タンク(82)内に収集されたオイルの逆流を
    防止するための第二逆止弁(84)が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の4サイクル内燃機
    関。
  4. 【請求項4】 前記第二通路(80)の前記他端(80
    b)は前記ベンチュリ(54)の入口(54a)近傍に
    向けて開口している、ことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の4サイクル内燃機関。
  5. 【請求項5】 それぞれ上下方向に真っ直ぐに延びる第
    一管(72c)と第二管(78)とを有し、前記第一管
    (72c)は前記第二管(78)内に挿入されており、
    前記第一管(72c)の内部空間によって前記第一通路
    (76)が構成され、また、前記第一管(72c)の外
    周面と前記第二管(78)の内周面との間の空間によっ
    て前記第二通路(80)が構成されており、前記第一管
    (72c)の下端(72d)が前記第二管(78)の下
    端(78d)よりも上方で終端して、前記第一通路(7
    6)と前記第二通路(80)とが互いに連通しており、
    前記第一管(72c)の前記上端(72a)が前記カム
    室(32)に連通しており、前記第二管(78)の前記
    下端(78d)が前記オイル収集タンク(82)に連結
    され、前記第二管(78)の上端部に、前記ベンチュリ
    (54)の内部空間に向けて開放する開口部(78c)
    が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の4サイクル内燃機関。
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