JP2001263028A - 側弁型エンジン - Google Patents
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Abstract
の如何なる運転姿勢でも,動弁機構その他を潤滑するこ
とができ,しかも耐久性の高い側弁型エンジンを提供す
る。 【解決手段】 クランクケース6からシリンダブロック
7にわたりその一側壁に,クランク室6aとは隔離して
オイルOを貯留するオイルタンク13を形成し,このオ
イルタンク13には,貯留オイルOからオイルミストを
生成するオイルミスト生成手段36〜41と動弁機構2
3とを収容し,クランク軸12により駆動される冷却フ
ァン24をオイルタンク13に隣接して配置する一方,
クランクケース6を挟んでオイルタンク13と反対でク
ランク軸12に遠心クラッチ31を設けた。
Description
するクランク室を有するクランクケースと,シリンダボ
アを有するシリンダブロックとを備え,このシリンダブ
ロックの側壁には,吸気弁及び排気弁,並びにこれら弁
をクランク軸に連動して開閉駆動する動弁機構を設け
た,側弁型エンジンの改良に関する。
62−223404号公報に開示されているように,既
に知られている。
側弁型エンジンは,クランクケースの下部に油溜めを設
け,コンロッドの大端部に形成したオイルディッパによ
り油溜めの貯留オイルを飛散させて,その飛散オイルを
ピストンや動弁機構に振りかけるようにしている。
に油溜めを設けることから,エンジン本体の全高が高く
なって,コンパクト化が困難となる。
動弁機構と同側でクランク軸に設けているため,クラン
ク軸は,動弁機構及び動力取出し機構からの負荷を一端
部に集中して受けることになり,その一端部を支持する
軸受等の耐久性に影響を与える。
ので,エンジン本体の全高を下げながら,エンジンの如
何なる運転姿勢でも,動弁機構その他を潤滑することが
でき,しかも耐久性の高い前記側弁型エンジンを提供す
ることを目的とする。
に,本発明は,クランク軸を収容するクランク室を有す
るクランクケースと,シリンダボアを有するシリンダブ
ロックとを備え,このシリンダブロックの側壁には,吸
気弁及び排気弁,並びにこれら弁をクランク軸に連動し
て開閉駆動する動弁機構を設けた,側弁型エンジンにお
いて,クランクケースからシリンダブロックにわたりそ
の一側壁に,クランク室とは隔離してオイルを貯留する
オイルタンクを形成し,このオイルタンクには,貯留オ
イルからオイルミストを生成するオイルミスト生成手段
と前記動弁機構とを収容すると共に,オイルタンク内で
生成されたオイルミストをクランク室に供給し得るよう
にし,クランク軸により駆動される冷却ファンをオイル
タンクに隣接して配置する一方,クランクケースを挟ん
でオイルタンクと反対でクランク軸に動力取出し機構を
設けたことを第1の特徴とする。
発明の実施例におけるオイルスリンガ36〜41に対応
し,前記動力取出し機構は,同実施例における遠心クラ
ッチ31に対応する。
をクランクケースからシリンダブロックにわたりその一
側壁に連設したことから,クランクケースの下部に油溜
めを設ける必要がなくなり,エンジンの全高を低く抑え
て,そのコンパクト化を図ることができる。
手段により生成されたオイルミストで満たすと共に,そ
のオイルミストをクランク室に供給するので,オイルタ
ンク内に配設された動弁機構は勿論,クランク室内の各
部を,エンジンの如何なる運転姿勢でも,確実に潤滑す
ることができる。
が配置されるので,この冷却ファンにより生起させた冷
却風によってオイルタンク,したがってその内部の貯留
オイル及びオイルミストを効果的に冷却し,各部の潤滑
及び冷却を良好に行うことができる。
力取出し機構がそれぞれ連結されるので,エンジンの作
動中,動弁機構及び動力取出し機構からの負荷は,クラ
ンク軸の両端部に分散して作用することになるため,ク
ランク軸及びその軸受並びにクランクケースの側壁への
集中荷重を回避して,それらの耐久性を向上させること
ができる。
リンダボア及びクランク軸の各軸線と直交する方向に沿
ってシリンダブロックの両側に気化器及び排気マフラを
配設したことを第2の特徴とする。
マフラをオイルタンク,冷却ファン及び動力取出し機構
に何ら邪魔されることなく容易にレイアウトすることが
でき,エンジンのコンパクト化に寄与し得る。
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
サイクルエンジンの一使用例を示す斜視図,図2は上記
四サイクルエンジンの縦断側面図,図3は図2の3−3
線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図4の
5−5線断面図,図6は図5の6−6線断面図である。
ドヘルド型四サイクルエンジンEは,例えば動力トリマ
Tの動力源として,その駆動部に取付けられる。動力ト
リマTは,その作業状態によりカッタCを色々の方向に
向けて使用されるので,その都度エンジンEも大きく傾
けられ,あるいは逆さにされ,その運転姿勢は一定しな
い。
型四サイクルエンジンEのエンジン本体1は,クランク
室6aを有するクランクケース6,一つのシリンダボア
7aを有するシリンダブロック7,並びに燃焼室8aを
有するシリンダヘッド8からなっており,シリンダブロ
ック7及びシリンダヘッド8の外周には多数の冷却フィ
ン11が形成される。
2は,クランクケース6の左右両側壁にボールベアリン
グ14,14′を介して回転自在に支承されと共に,シ
リンダボア7aに嵌装されたピストン15にコンロッド
16を介して連接される。
にかけてその左側壁にはオイルタンク13が連設され
る。このオイルタンク13は,クランクケース6及びシ
リンダブロック7に一体に連なるタンク内側半体13a
と,これにボルト結合されるタンク外側半体13bとか
らなっており,このオイルタンク13をクランク軸12
の左端部が貫通して外部に突出し,このクランク軸12
の外周面に密接するオイルシール17がタンク外側半体
13bに装着される。
12の左端部には,多数の冷却羽根25を備えた冷却フ
ァン兼フライホイール24が固着され,このフライホイ
ール24の外側にリコイル式スタータ26が配設され
る。
グ14′の外側に隣接してオイルシール17′が装着さ
れ,このオイルシール17′を貫通して外部に突出する
クランク軸12の右端部に駆動板27が固着され,この
駆動板27に複数の遠心シュー28(図には1個のみを
示す)が揺動自在に軸支される。この遠心シュー28
は,前記カッタCを駆動する駆動軸29に連なるクラッ
チドラム30と共に遠心クラッチ31を構成するもの
で,クランク軸12の回転数が所定値を超えると,遠心
シュー28が,それ自体の遠心力によりクラッチドラム
30の内周壁に圧接して,クランク軸12の出力トルク
を駆動軸29に伝達するようになる。
は,オイルタンク13と同側に張出す張出し部19を有
し,この張出し部19の下部はタンク内側半体13aの
上壁の一部を構成する。この張出し部19においてシリ
ンダヘッド8に燃焼室8aが形成され,それに連なる吸
気ポート9i及び排気ポート9eがシリンダブロック7
に形成される。燃焼室8aに電極を望ませる点火プラグ
10はシリンダヘッド8に螺着される。
上壁には,吸気ポート9i及び排気ポート9eを開閉す
る吸気弁18i及び排気弁18eが各弁頭をオイルタン
ク13内に突出するようにして昇降自在に取付けられ
る。そして,これら吸気弁18i及び排気弁18eを開
閉駆動する動弁機構23がオイルタンク13内に配設さ
れる。
着される駆動ギヤ32と,クランク軸12の上方でオイ
ルタンク13に設けられた一対の支軸33,34に回転
自在に支承されて駆動ギヤ32により2分の1の減速比
をもって駆動される一対の被動ギヤ36,37と,これ
ら被動ギヤ36,37にそれぞれ一体に形成される吸気
カム21i及び排気カム21eと,オイルタンク13に
揺動自在に軸支されて吸気カム21i及び吸気弁18i
間に介裝される吸気カムフォロワ22iと,排気カム2
1e及び排気弁18e間に介裝される排気カムフォロワ
22eと,吸気弁18i及び排気弁18eをそれぞれ閉
じ方向に付勢する弁ばね20i,20eとから構成され
る。こうして,エンジンEは側弁型に構成される。
37と排気カム21eは,それぞれオイルタンク13の
左右内側壁に近接するように,互いに大きく軸方向に離
隔して配置され,しかも吸気カム21i及び排気カム2
1eにそれぞれ隣接して歯車型のオイルスリンガ39,
40が一体に形成される。
2の下方に位置する更に1本の支軸35が設けられ,こ
の支軸35には,駆動ギヤ32により駆動される被動ギ
ヤ38及びこれと一体の羽根型のオイルスリンガ41が
回転自在に支承される。これら被動ギヤ38及びオイル
スリンガ41は,それぞれオイルタンク13の左右内側
壁に近接するように,互いに軸方向に離隔して配置され
る。
オイルOが貯留されるもので,エンジンEの如何なる運
転姿勢においても,各3個の被動ギヤ36〜38及びオ
イルスリンガ39〜41の何れかが貯留オイルO中に一
部を浸漬していて,その回転により貯留オイルOを飛散
させ,オイルミストを生成するようになっている。した
がって,3個の被動ギヤ36〜38も,オイルスリンガ
として機能するものであり,結局,3本の支軸33,3
4,35には,それぞれ軸方向に離隔した一対のオイル
スリンガ36,39;37,40;38,41が支持さ
れることになる。
化器2及びエアクリーナ4が順次接続され,排気ポート
9eには排気マフラ3が接続される。その気化器2及び
排気マフラ3は,クランク軸12及びシリンダボア7a
の各軸線と直交する方向に沿って配置される。
a間におけるオイルミストの循環経路について,図2,
図4〜図6により説明する。
は,オイルタンク13内で生成されたオイルミストを上
記二室13,6a間で循環させるための往路45及び復
路46が設けられる。その往路45は,クランク軸12
に形成されてオイルタンク13及びクランク室6a間を
連通する通孔で構成され,復路46は,クランクケース
6底壁の弁孔47と,この弁孔47を介してクランク室
6aに連通する弁室48と,この弁室48及びオイルタ
ンク13間を連通する第1戻し管49とで構成される。
弁室48には,弁孔47を開閉するリード弁からなる一
方向弁51が設けられ,ピストン15の昇降運動に伴い
クランク室6aに正圧が発生したとき開弁して弁孔47
を開き,負圧が発生したとき閉弁して弁孔47を閉じる
ようになっている。
タンク13への開口端は,エンジンEの如何なる運転姿
勢でも,貯留オイルOの液面から常に露出するように配
置されるものである。
連通孔52を介して連通するブリーザ室53が設けられ
る。このブリーザ室53は,障壁54により複数の膨張
室53a,53b(図では2室)に仕切られる。これら
膨張室53a,53bは,障壁54の両側の絞り通路5
5,55を介して相互に連通しており,連通孔52から
最も離れた膨張室53bは,ブリーザパイプ56を介し
て前記エアクリーナ4内に連通される。
平室57aが設けられ,またブリーザ室53の,オイル
タンク13側の一側には,この水平方向の偏平室57a
の一端から立ち上がる縦方向い偏平室57bが設けら
れ,両偏平室57a,57bにより吸い出し室57が構
成される。そして水平方向の偏平室57aは,数箇所に
分散配置したオリフィス58,58…を介してブリーザ
室53と連通され,縦方向い偏平室57bも,ブリーザ
室53の天井に近接したオリフィス58,58…を介し
てブリーザ室53と連通される。
てオイルタンク13内と連通される。その際,第2戻し
管59のオイルタンク13への開口端は,第1戻し管4
9と同様に,エンジンEの如何なる運転姿勢でも,貯留
オイルOの液面から常に露出するように配置される 上記弁室48及びブリーザ室53は,クランクケース6
の下部に一体に形成された囲い壁60と,その下端面に
接合されるガスケット61との間に画成され,また水平
方向の偏平室57aは,ガスケット61と,その周縁部
を挟んで囲い壁60に結合される底板62との間に画成
される。また縦方向い偏平室57bは,ブリーザ室63
及びオイルタンク13間の隔壁に形成される。
これを覆うエンジンカバー65が固着され,このカバー
によってリコイルスタータ26が支持され,このリコイ
ルスタータ26の周囲のエンジンカバー65に空気取り
入れ口66がフライホイール24の冷却羽根25に対向
して設けられる。
る。
に駆動ギヤ32が回転すると,これによって,3本の支
軸33,34,35に支持された3組のオイルスリンガ
36,39;37,40;38,41が一斉に回転し,
エンジンかの如何なる運転姿勢でも,何れか1個のオイ
ルスリンガが貯留オイルOを飛散してオイルミストを確
実に生成するので,オイルタンク13内を常にオイルミ
ストで満たすことができる。このようなオイルタンク1
3に動弁機構23が配設され,上部の被動ギヤ36,3
7と共に回転する吸気カム21i及び排気カム21eが
弁ばね20i,20eと協働しながらカムフォロワ22
i,22eを介して吸気弁18i及び排気弁18eを適
時開閉駆動するので,この動弁機構23の各部を上記オ
イルミストにより確実に潤滑することができる。したが
って,動弁機構23の潤滑のための特別なオイル供給油
路をエンジン本体1に設ける必要がなく,エンジンEの
小型,軽量化を図ることができる。またオイルタンク1
3をクランクケース6からシリンダブロック7にわたり
その一側壁に連設したことから,クランクケース6の下
部に油溜めを設ける必要がなくなり,エンジンEの全高
を低く抑えて,その小型化を一層図ることができる。
昇降に伴い負圧及び正圧が交互に発生する圧力脈動が生
じ,その負圧発生時には,一方向弁51が閉弁して弁孔
47を閉じると共に,クランク軸12の通孔,即ち往路
45を通してオイルタンク13内のオイルミストをクラ
ンク室6aに吸入し,これによりクランク軸12及びピ
ストン15を潤滑することができる。このとき,オイル
タンク13内は,オイルミストのクランク室6aへの吸
入により減圧される。
して弁孔47を開くので,クランク室6aのオイルミス
トは,復路46,即ち弁孔47,弁室48及び第1戻し
管49を通して低圧のオイルタンク13内に戻される。
こうしてオイルミストはオイルタンク13及びクランク
室6aの2室間を循環すれば足りるので,上記2室1
3,6a間を結ぶ往路45及び復路46を比較的短く,
且つ単純化することが可能となり,エンジン本体1の小
型,軽量化に寄与し得る。
ーバイガスは,オイルミストと共に弁室48へ,更に連
通孔52を通ってブリーザ室53へ移り,第1及び第2
膨張室53a,53bを経るうちに気液分離され,ブロ
ーバイガスのみはブリーザパイプ56からエアクリーナ
4へと排出される。
ルは,オリフィス58,58…を通って吸い出し室57
に流入する。第1吸い出し室57及び第2吸い出し室5
7は,第2戻し管59を介して低圧のオイルタンク13
内と連通しているので,吸い出し室57に移ったオイル
は第2戻し管59を通してオイルタンク13内に吸い上
げられる。特に,吸い出し室57は,前述のように,水
平方向の偏平室57aと,その一端部から立ち上がる縦
方向い偏平室57bとからなっていて,それぞれオリフ
ィス58,58…を介してブリーザ室53と連通してい
るので,水平方向の偏平室57aを下方にしたエンジン
Eの成立時は勿論,縦方向い偏平室57bを下方にした
エンジンEの横倒し時でも,ブリーザ室53に溜まった
オイルを吸い出し室57に流入させ,オイルタンク13
に戻すことができる。
て,クランク軸12により駆動される冷却羽根25付き
のフライホイール24が配置されるので,冷却羽根25
の回転によりエンジンカバー65の空気取り入れ口66
から吸入された冷却空気をオイルタンク13に直ちに当
てゝ,その内部の貯留オイルO及びオイルミストを効果
的に冷却し,各部の潤滑及び冷却を良好に行うことがで
きる。
ランク軸12の両端部に動弁機構23及び遠心クラッチ
31がそれぞれ連結されるので,エンジンEの作動中,
動弁機構23及び駆動軸29による負荷は,クランク軸
12の両端部に分散して作用することになるため,クラ
ンク軸12及びそれを支持するベアリング14,1
4′,並びにクランクケース6の側壁への集中荷重を回
避して,それらの耐久性を向上させることができる。ま
たそれらの負荷容量を特別大きくせずとも良いので,エ
ンジンEのコンパクト化を一層図ることができる。
は,クランク軸12及びシリンダボア7aの各軸線と直
交する方向に沿って配置されるので,気化器2及び排気
マフラ3を,クランク軸12の軸線にそって並ぶオイル
タンク13,冷却ファン24及び遠心クラッチ31に何
ら邪魔されることなく容易にレイアウトすることがで
き,エンジンEのコンパクト化に寄与し得る。
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計
変更が可能である。例えば,一方向弁61に代えて,ク
ランク軸12に連動して,オイル送り導管60をピスト
ン15の下降時に導通し,その上昇時に遮断するように
作動するロータリバルブを設けることもできる。
ば,クランク軸を収容するクランク室を有するクランク
ケースと,シリンダボアを有するシリンダブロックとを
備え,このシリンダブロックの側壁には,吸気弁及び排
気弁,並びにこれら弁をクランク軸に連動して開閉駆動
する動弁機構を設けた,側弁型エンジンにおいて,クラ
ンクケースからシリンダブロックにわたりその一側壁
に,クランク室とは隔離してオイルを貯留するオイルタ
ンクを形成し,このオイルタンクには,貯留オイルから
オイルミストを生成するオイルミスト生成手段と前記動
弁機構とを収容すると共に,オイルタンク内で生成され
たオイルミストをクランク室に供給し得るようにし,ク
ランク軸により駆動される冷却ファンをオイルタンクに
隣接して配置する一方,クランクケースを挟んでオイル
タンクと反対でクランク軸に動力取出し機構を設けたの
で,クランクケースの下部に油溜めを設ける必要がなく
なり,エンジンの全高を低く抑えて,そのコンパクト化
を図ることができ,しかもオイルタンクで生成されたオ
イルミストにより動弁機構は勿論,クランク室内の各部
を,エンジンの如何なる運転姿勢でも,確実に潤滑する
ことができる。さらにオイルタンクに隣接する冷却ファ
ンにより生起させた冷却風によってオイルタンク,した
がってその内部の貯留オイル及びオイルミストを効果的
に冷却し,各部の潤滑及び冷却を良好に行うことができ
る。またクランク軸の両端部に動弁機構及び動力取出し
機構が配置されることから,動弁機構及び動力取出し機
構からの負荷を,クランク軸の両端部に分散させて,ク
ランク軸及びその軸受への集中荷重を回避し,それらの
耐久性を向上させることができる。
ンダボア及びクランク軸の各軸線と直交する方向に沿っ
てシリンダブロックの両側に気化器及び排気マフラを配
設したので,気化器及び排気マフラをオイルタンク,冷
却ファン及び動力取出し機構に何ら邪魔されることなく
容易にレイアウトすることができ,エンジンのコンパク
ト化に寄与し得る。
ンジンの使用例を示す斜視図。
ガ)
Claims (2)
- 【請求項1】 クランク軸(12)を収容するクランク
室(6a)を有するクランクケース(6)と,シリンダ
ボア(7a)を有するシリンダブロック(7)とを備
え,このシリンダブロック(7)の側壁には,吸気弁
(18i)及び排気弁(18e),並びにこれら弁をク
ランク軸(12)に連動して開閉駆動する動弁機構(2
3)を設けた,側弁型エンジンにおいて,クランクケー
ス(6)からシリンダブロック(7)にわたりその一側
壁に,クランク室(6a)とは隔離してオイル(O)を
貯留するオイルタンク(13)を形成し,このオイルタ
ンク(13)には,貯留オイル(O)からオイルミスト
を生成するオイルミスト生成手段(36〜41)と前記
動弁機構(23)とを収容すると共に,オイルタンク
(13)内で生成されたオイルミストをクランク室(6
a)に供給し得るようにし,クランク軸(12)により
駆動される冷却ファン(24)をオイルタンク(13)
に隣接して配置する一方,クランクケース(6)を挟ん
でオイルタンク(13)と反対でクランク軸(12)に
動力取出し機構(31)を設けたことを特徴とする,側
弁型エンジン。 - 【請求項2】 請求項1記載の側弁型エンジンにおい
て,シリンダボア(7a)及びクランク軸(12)の各
軸線と直交する方向に沿ってシリンダブロック(7)の
両側に気化器(2)及び排気マフラ(3)を配設したこ
とを特徴とする,側弁型エンジン。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000079308A JP3803526B2 (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 側弁型エンジン |
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