JP3979836B2 - 船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸を縦置きに配置するとともに、該クランク軸でバランサ軸を回転駆動するように構成した船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船外機に搭載されるエンジンでは、振動の抑制を図る観点から、ウエイトが形成されたバランサ軸を配置する場合がある。このバランサ軸を配置するにあたっては、チルトアップを想定した高さ寸法及び船外機を2機並列に搭載する場合の船幅寸法に影響がでないようにレイアウトする必要がある。
【0003】
そこで、バランサ軸をクランク軸の船体前方の上下方向中央部に該クランク軸と平行に配置する場合がある(例えば、特開平4−337143号公報参照)。このように配置することによって、船外機の高さ寸法,船幅寸法を大きくすることなく、必要最小限のスペースにバランサ軸を配置することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記バランサ軸はクランク軸により高速で回転駆動されることから、該バランサ軸の軸受部に十分な潤滑油を供給する必要がある。この場合、バランサ軸用潤滑系をエンジン潤滑系から独立させて構成すると、潤滑系全体の構造が複雑となったり、各被潤滑部への供給量にアンバランスが生じたりするという懸念があり、この点での考慮が必要である。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので、各被潤滑部への供給量のアンバランスが生じることなく、かつ潤滑系全体の構造を複雑にすることなくバランサ軸に十分な潤滑油を供給できる船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、クランク軸と平行にバランサ軸を配設し、該バランサ軸を上記クランク軸により回転駆動するように構成し、上記クランク軸が航走時に略垂直をなすよう船体に縦置きに搭載される船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造において、上記クランク軸のクランクジャーナルに供給された潤滑油の一部を分岐させて上記バランサ軸の軸受部に供給するとともに、上記クランク軸とバランサ軸との間に上記クランク軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すバッフル板を配設し、上記クランクケースの、上記バッフル板のクランク軸回転方向上流側の縁部に臨む部分には、上下方向に延びるガイドリブが該バッフル板に近接するように一体形成されており、該ガイドリブとバッフル板とで上記クランク軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すオイル回収通路が形成されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、クランク軸と平行にバランサ軸を配設し、該バランサ軸を上記クランク軸により回転駆動するように構成し、上記クランク軸が航走時に略垂直をなすよう船体に縦置きに搭載される船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造において、上記クランク軸のクランクジャーナルに供給された潤滑油の一部を分岐させて上記バランサ軸の軸受部に供給するとともに、上記バランサ軸を支持するバラサンサハウジングには上記バランサ軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すオイル回収凹部が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記バランサ軸のバランサウェイトは、バランサ軸直角方向に見たとき、上記クランク軸の上下方向中央部に位置するクランクジャーナルを上,下にて挟むように形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1又は2において、上記バランサ軸を回転駆動する駆動歯車はクランク軸と別体に形成され、該クランク軸のクランクウェブに固着されていることを特徴としている。
【0014】
【発明の作用効果】
請求項1の発明に係るバランサ軸潤滑構造によれば、クランクジャーナルに供給された潤滑油の一部を分岐させてバランサ軸の軸受部に供給したので、クランクジャーナルに供給された余剰の潤滑油をバランサ軸に供給することができ、ひいては各被潤滑部への必要な供給量をバランスよく確保でき、またクランクジャーナルに供給された余剰の潤滑油を分岐させてバランサ軸に供給する構造であり、特別な潤滑経路を設ける必要がなく、簡単な潤滑構造で実現できる。
【0017】
また、クランク軸とバランサ軸との間にバッフル板を配置したので、クランク軸により攪拌された潤滑油のバランサ軸側への進入がバッフル板によって抑制され、下方に流れることとなり、潤滑油を効率良く回収することができる。
【0018】
さらにまた、クランクケースのバッフル板の回転上流側縁部に臨む部分にガイドリブを形成し、該ガイドリブとバッフル板とでオイル回収通路を形成したので、クランク軸により攪拌された潤滑油がオイル回収通路に集められて下方に流れることとなり、潤滑油を効率よく回収することができる。即ち、クランク軸により攪拌された潤滑油がクランクケースとバッフル板との隙間からバランサ軸側に進入すると、該バランサ軸によりさらに攪拌されることとなり、潤滑油の回収が悪化するという懸念がある。
【0019】
請求項2の発明では、バランサハウジングにバランサ軸により攪拌された潤滑油を回収するオイル回収凹部を形成したので、潤滑油を効率よく回収することができる。
【0020】
請求項3の発明では、バランサウェイトを、クランク軸の上下方向中央部に位置するクランクジャーナルを上,下にて挟むように形成したので、クランク軸中央部にてバランサウェイトが回転することとなり、振動の発生をより一層抑制することができる。
【0021】
請求項4の発明では、バランサ軸を駆動する駆動歯車をクランク軸とは別体に形成し、これをクランクウェブに固着したので、駆動歯車の大径化を防止でき、ひいてはバランサ軸周りの大型化を防止できる。即ち、例えばクランクウェブに駆動歯車を一体に形成する場合には、歯切り加工を行なう関係からクランクウェブと同等以上の外径にする必要があり、それだけ駆動歯車が大径化するという懸念がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1ないし図9は、本発明の一実施形態による船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造を説明するための図であり、図1は船外機に搭載されたエンジンの側面図、図2はエンジンの平面図、図3,図4はエンジンのバランサ軸周りの断面側面図,断面平面図、図5はバランサ軸のクランク軸との位置関係を示す図、図6はバランサハウジングの背面図、図7はバランサハウジングの断面平面図(図6のVII-VII 線断面図)、図8はバランサハウジングの平面図、図9は船外機の側面図である。
【0024】
図において、1は船体2の船尾2aに配設された船外機であり、これはクランプブラケット3にスイベルアーム4を介してチルト軸5回りに上下方向に揺動可能に枢支され、かつ旋回軸6回りに左右方向に旋回可能に支持されている。
【0025】
上記船外機1は、スクリュー7及び前後進切換機構7aが配設されたロアケース8にアッパケース9を接続し、該アッパケース9にエキゾーストガイド10を介在させてエンジン11を搭載し、該エンジン11の周囲をカウリング12で水密に囲んだ構造となっている。上記アッパケース9内にはドライブシャフト13が配設されている。このドライブシャフト13の上端は上記エンジン11のクランク軸15に連結され、下端は上記前後進切換機構7aを介してスクリュー7に連結されている。
【0026】
上記エンジン11は、水冷式4サイクル並列4気筒エンジンであり、上記クランク軸15が航走時に略垂直となるように縦置きに船体2に搭載されている。上記エンジン11は、シリンダブロック11bの前合面に上記クランク軸15の前半部を覆うクランクケース11aを結合し、上記シリンダブロック11bの後合面にシリンダヘッド11c,ヘッドカバー11dを結合した概略構造となっている。
【0027】
上記シリンダブロック11bの各シリンダボア内にはピストン16が摺動自在に挿入され、該各ピストン16はコンロッド17により上記クランク軸15の第1,第2,第3,第4クランクピン18a,18b,18c,18dに連結されている。上記クランク軸15の第1,第5クランクジャーナル部19a,19eは上記クランクケース11a,シリンダブロック11bの合面に形成された第1,第5ジャーナル軸受20a,20eによって軸支され、第2,第3,第4クランクジャーナル部19b,19c,19dはシリンダブロック11bの合面とこれにボルト締めにより装着された軸受キャップ14とで形成された第2,第3,第4ジャーナル軸受20b,20c,20dによって軸支されている。
【0028】
上記クランク軸15は、上記第1〜第5クランクジャーナル部19a〜19e,第1〜第4クランクピン18a〜18d,及び第1,第2,第3,第4クランクウェブ対21,22,23,24を一体に連結した鍛造成形品である。上記第1〜第4クランクウェブ対21〜24はそれぞれ上,下クランクウェブ21a,21b,22a,22b,23a,23b,24a,24bにより構成されている。また、上記クランク軸15の上端部には発電機26が配設されており、該発電機26の外周には始動用リングギヤ25が装着されている。
【0029】
上記エキゾーストガイド10の下面にはクランクケース11aに連通するオイルパン30が接続されている。該オイルパン30内の潤滑油は、不図示のオイルポンプによりオイルストレーナを介して吸い込まれ、オイルフィルタ31を介してメインギャラリ32に供給され、該メインギャラリ32を通ってクランク軸受部及び吸気,排気カム軸受部(不図示)等の各被潤滑部に供給される。この各被潤滑部に供給された潤滑油は自然落下により上記オイルパン30に回収される。上記オイルフィルタ31はシリンダブロック11bの右側壁に装着されており、上記メインギャラリ31はシリンダブロック11bの縦壁にクランク軸15と平行に延びるよう形成されている。
【0030】
上記メインギャラリ31はこれから分岐するジャーナル通路31aにより上記第1〜第5ジャーナル軸受20a〜20eにそれぞれ連通している。また下から順に第5ジャーナル軸受20eは第4クランクピン18dの軸受に、第4ジャーナル軸受20dは第3クランクピン18cの軸受に、第3ジャーナル軸受20cは第2クランクピン18bの軸受に、及び第2ジャーナル軸受20bは第1クランクピン18aの軸受にそれぞれ連通路32により連通接続されている。
【0031】
上記メインギャラリ31に加圧供給された潤滑油は各ジャーナル通路31aを通って第1〜第5ジャナール軸受20a〜20eに供給される。また第2〜第5ジャーナル軸受20b〜20eに供給された潤滑油は各連通路32を通って第1〜第4クランクピン18a〜18dの軸受に供給される。
【0032】
上記クランクケース11aの前壁にはバランサ軸装着用開口11a´が形成されており、該開口11a´部分に第1,第2バランサ軸35,36が並行に配設されている。この各バランサ軸35,36はクランク軸15と平行に、かつ該クランク軸15の上下方向上部の船体前方に配置されている。
【0033】
上記第1バランサ軸35は、軸本体35aの上下方向中央部にバランサ歯車37を一体形成し、該バランサ歯車37の上側に第1歯車38を一体形成するとともに、下側に上下一対の第1ウェイト39a,39bを一体形成して構成されている。また上記第2バランサ軸36は、軸本体36aの上部に上記第1歯車38に噛合する第2歯車40を一体形成し、下部に上記第1ウェイト39a,39bと対象をなすように第2ウェイト41a,41bを一体形成して構成されている(図5参照)。
【0034】
上記第1,第2バランサ軸35,36の第1,第2ウェイト39a,39b,41a,41bは、バランサ軸直角方向に見て、上記クランク軸15の上下方向中央に位置する第3クランクジャーナル部19cを上,下にて挟むように配置されている。
【0035】
上記第1,第2バランサ軸35,36は共通のバランサハウジング44内に予め組み付けることによりバランサモジュールとされている。このバランサハウジング44は、上記開口11a´を閉塞する形状の箱状のハウジング本体45内に上記第1,第2バランサ軸35,36の軸本体35a,36aを支持する上下一対の第1,第2軸受部46,47を一体形成し、該第1,第2軸受部46,47に上側キャップ50,下側キャップ51をボルト締め固定することにより上記第1,第2バランサ軸35,36を回転自在に支持した構造となっている。そして上記バランサハウジング44はハウジング本体45の周縁部を上記開口11a´の周縁部にボルト締めすることによりクランクケース11aに油密に固定されている。
【0036】
上記クランク軸15には上記バランサ歯車37に噛合する駆動歯車53が装着されている。この駆動歯車53はクランク軸15とは別体に形成されたものであり、上記クランク軸15の第2クランクウェブ対22の上クランクウェブ22aに固着されている。詳細には、上クランクウェブ22aに突設された結合段部22cに駆動歯車53の結合穴53aを嵌合させ、焼き嵌め,あるいは圧入により固着されている。
【0037】
上記クランク軸15が時計回り回転すると駆動歯車53がバランサ歯車37を介して第1バランサ軸35を反時計回りに2倍速で回転させ、これに伴って第2バランサ軸36が時計回りに第1バランサ軸35と同速で回転する。このようにしてクランク軸15の回転によるエンジン振動を抑制している。
【0038】
バランサ軸方向に見て上記ハウジング本体45の第1,第2バランサ軸35,36の間には該バランサ軸35,36と平行に延びるオイル供給通路55が形成されており、また該オイル供給通路55と各第1,第2軸受部46,47とを連通する供給路55a,55bが形成されている。上記オイル供給通路55の上流端には上端に位置する第1クランクジャーナル部19aの軸受20aに連通する分岐通路56が連通接続されている。なお該分岐通路56はクランクケース11aに形成されている。これによりメインギャラリ31から第1クランクジャーナル部19aに供給された潤滑油の一部を分岐させて上記各第1,第2軸受部46,47に供給するようになっている。
【0039】
また上記ハウジング本体45の第1,第2バランサ軸35,36の間には上記オイル供給通路55に沿って上下方向に延びるオイル回収凹部57が形成されており、該回収凹部57には第1,第2バランサ軸35,36の回転により攪拌された潤滑油が集まるようになっている。
【0040】
上記クランク軸15と第1,第2バランサ軸35,36との間には両者の間を区分けするバッフル板60が配設されている。このバッフル板60はクランクケース11aの前壁の略全面を覆う大きさからなるものであり、該バッフル板60の上記駆動歯車53,バランサ歯車37及び第1,第2歯車38,40に臨む部分には接触を回避するための逃げ孔60aがくり抜いて形成されている。
【0041】
図4に示すように、上記バッフル板60の右側縁部60bはクランクケース11aに略当接しており、両者の隙間を閉塞している。またクランク軸回転方向上流側に位置する左側縁部60cはクランクケース11aとの間に隙間を設け、かつ内壁面に略沿うように湾曲形成されている。そして上記クランクケース11aの開口11a´縁部には上記バッフル板60の左側縁部60cに近接するように延びるガイドリブ11fが突出形成されている。このガイドリブ11fと左側縁部60cとで上下方向に延びるオイル回収通路62が形成されており、これによりクランク軸15の回転により攪拌された潤滑油を集めて下方に流すようになっている。
【0042】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【0043】
本実施形態のバランサ軸潤滑構造によれば、メインギャラリ31から最上端に位置する第1クランクジャーナル部19aに供給された潤滑油の一部を分岐させて第1,第2バランサ軸35,36の各軸受部46,47に供給するようにしたので、第1クランクジャーナル部19aに供給された余剰の潤滑油を利用してバランサ軸を潤滑することができ、各クランクジャーナル部19a〜19e,各クランクピン18a〜18d等の被潤滑部への潤滑油の供給量をバランスよく確保できる。即ち、第2〜第5クランクジャーナル部19b〜19eに供給された潤滑油の一部分は第1〜第4クランクピン18a〜18dの潤滑に使用されるが、上端のクランクジャーナル19aについてはクランクピンが存在しない。従ってクランクピンに供給すべき量の潤滑油を各バランサ軸35,36の潤滑に使用できるので、第1〜第5クランクジャーナル部19a〜19eへの潤滑油供給量にアンバランスが生じにくい。
【0044】
またクランクケース11aに分岐通路56を形成するとともに、バランサハウジング44にオイル供給通路55,供給路55a,55bを形成して第1クランクジャーナル部19aから潤滑油を供給する構造であるので、特別な潤滑経路を設ける必要がなく、また簡単な潤滑通路の形成が容易である。即ち、上端の第1クランクジャーナル部19aから分岐通路56を分岐させたので、この分岐通路56をクランクケース11aの上端壁を利用して容易に形成できるが、第2クランクジャーナル部19bより下側から分岐させる場合、該分岐通路を形成すべき壁面が近くにないので、通路構造が複雑になる。
【0045】
本実施形態では、バランサハウジング44に第1,第2バランサ軸35,36を予め組付けてバランサモジャールとし、これをクランクケース11aの開口11a´に取付けるようにしたので、組み付け工数を低減できるとともに、組み付け作業を簡単に行なうことができる。
【0046】
本実施形態では、上記クランク軸15と第1,第2バランサ軸35,36との間に両者の間を区分けするバッフル板60を配置したので、該バッフル板60によりクランク軸15により攪拌された潤滑油を下方に流すことができ、潤滑油を効率良く回収することができる。
【0047】
また上記バランサハウジング44の第1,第2バランサ軸35,36の間に上下方向に延びるオイル回収凹部57を形成したので、互いにオイル回収凹部57に向けて回転するバランサ軸35,36により攪拌された潤滑油を効率よく回収することができる。また駆動歯車53の回転により上記バッフル板60の逃げ孔60aから入り込んだ潤滑油を両バランサ軸35,36により回収凹部57に導くことができ、潤滑油の戻りの悪化を防止することができる。
【0048】
本実施形態では、上記クランクケース11aのバッフル板60のクランク軸回転上流側の左側縁部60cに臨む部分にガイドリブ11fを一体形成し、該ガイドリブ11fと左側縁部60cとでオイル回収通路62を形成したので、クランク軸15により攪拌された潤滑油がオイル回収通路62に集められて下方に流れることとなり、潤滑油を効率よく回収することができる。即ち、クランク軸15により攪拌された潤滑油がバランサ軸側に進入すると、両バランサ軸35,36によりさらに攪拌されることとなり、潤滑油の回収が悪化するという懸念がある。
【0049】
本実施形態では、第1,第2バランサ軸35,36の第1,第2ウェイト39a,39b,41a,41bをクランク軸15の上下方向中央に位置する第3クランクジャーナル部19cを上,下にて挟むように配置したので、振動の発生をより一層抑制することができる。
【0050】
また本実施形態では、第1バランサ軸35のバランサ歯車37を駆動する駆動歯車53をクランク軸15とは別体に形成し、該駆動歯車53を第2クランクウェブ対22の上クランクウェブ22aに固着したので、駆動歯車53の大径化を防止でき、ひいてはバランサ軸周りの大型化を防止できる。例えば、上記上クランクウェブ22aに駆動歯車を一体に形成する場合には、歯切り加工を行なう関係からクランクウェブより大きい外径にする必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるバランサ軸潤滑構造を説明するための船外機用エンジンの側面図である。
【図2】上記エンジンの平面図である。
【図3】上記エンジンのバランサ軸周りの断面側面図である。
【図4】上記バランサ軸周り断面平面図である。
【図5】上記バランサ軸のクランク軸との位置関係を示す図である。
【図6】上記バランサ軸のバランサハウジングの背面図である。
【図7】上記バランサハウジングの断面平面図(図6のVII-VII 線断面図)である。
【図8】上記バランサハウジングの平面図である。
【図9】上記エンジンが搭載された船外機の側面図である。
【符号の説明】
1 船外機
11 エンジン
11a クランクケース
11a´ バランサ軸装着用開口
11f ガイドリブ
15 クランク軸
19a 第1クランクジャーナル部
19c 第3クランクジャーナル部
22a クランクウェブ
31 メインギャラリ
35,36 バランサ軸
39a,39b 第1バランサウェイト
41a,41b 第2バランサウェイト
44 バランサハウジング
46,47 軸受部
53 駆動歯車
57 オイル回収凹部
60 バッフル板
62 オイル回収通路
Claims (4)
- クランク軸と平行にバランサ軸を配設し、該バランサ軸を上記クランク軸により回転駆動するように構成し、上記クランク軸が航走時に略垂直をなすよう船体に縦置きに搭載される船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造において、
上記クランク軸のクランクジャーナルに供給された潤滑油の一部を分岐させて上記バランサ軸の軸受部に供給するとともに、上記クランク軸とバランサ軸との間に上記クランク軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すバッフル板を配設し、
上記クランクケースの、上記バッフル板のクランク軸回転方向上流側の縁部に臨む部分には、上下方向に延びるガイドリブが該バッフル板に近接するように一体形成されており、該ガイドリブとバッフル板とで上記クランク軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すオイル回収通路が形成されていることを特徴とする船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造。 - クランク軸と平行にバランサ軸を配設し、該バランサ軸を上記クランク軸により回転駆動するように構成し、上記クランク軸が航走時に略垂直をなすよう船体に縦置きに搭載される船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造において、
上記クランク軸のクランクジャーナルに供給された潤滑油の一部を分岐させて上記バランサ軸の軸受部に供給するとともに、上記バランサ軸を支持するバラサンサハウジングには上記バランサ軸により攪拌された潤滑油を下方に戻すオイル回収凹部が形成されていることを特徴とする船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造。 - 請求項1又は2において、上記バランサ軸のバランサウェイトは、バランサ軸直角方向に見たとき、上記クランク軸の上下方向中央部に位置するクランクジャーナルを上,下にて挟むように形成されていることを特徴とする船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造。
- 請求項1又は2において、上記バランサ軸を回転駆動する駆動歯車はクランク軸と別体に形成され、該クランク軸のクランクウェブに固着されていることを特徴とする船外機用エンジンのバランサ軸潤滑構造。
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