JP3207868B2 - 船外機及びエンジン - Google Patents

船外機及びエンジン

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JP3207868B2
JP3207868B2 JP13207491A JP13207491A JP3207868B2 JP 3207868 B2 JP3207868 B2 JP 3207868B2 JP 13207491 A JP13207491 A JP 13207491A JP 13207491 A JP13207491 A JP 13207491A JP 3207868 B2 JP3207868 B2 JP 3207868B2
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信一 宮腰
英夫 繁冨
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略垂直方向に向けたク
ランク軸を有するエンジンを本体上部に配置して成る船
外機及びそのエンジン自体に関し、特にエンジンに対す
る上側支持部材との結合部より上方に配置するバランサ
機構の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランク軸を垂直方向に向けたエンジン
において、その振動吸収のため、クランク軸とは別軸の
バランサ機構を備えたものがあり、具体的には、船外機
に適用されたものであって、その本体上部に配置したエ
ンジンの上方にバランサ機構を設けたものが、特開昭6
3−192693号公報により公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの上方にバランサ機構を設けたものでは、エンジンの
重心位置が上がってしまう問題がある。またバランサ機
構を設ける場合、例えば気化器、始動用モータ、フライ
ホイール等の補機を含めたエンジン構成品との干渉や、
エンジンの支持構造との干渉も考慮しなければならな
い。
【0004】そこで本発明の目的は、エンジンの重心位
置を上げることなく、エンジン構成品及び支持構造との
干渉回避も考慮してバランサ機構を好適位置に配置して
成る船外機及びそのエンジン自体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、請求項1では、略垂直方向に向けたクランク
軸22を有し、4個のシリンダ32をその軸線が水平と
なるように上下方向に配置した多気筒エンジン21を上
部に配置して成る船外機本体20と、この船外機本体2
0を上下の支持部材11,16により支持して船体の船
尾に取り付ける船外機取付手段1とを備え、且つ前記多
気筒エンジン21には、上側の前記支持部材11との結
合部43を設けるとともに、この結合部43より上方に
バランサ機構71を配置した船外機であって、前記バラ
ンサ機構71は、上下に配置された前記シリンダ32の
上から2番目のシリンダに対応して形成されたバランサ
収納部45内に配設されて設けられ、該バランサ機構7
1は、略垂直方向を向く前記クランク軸22と軸線を平
行に配置し、隣接して左右に配置された2本の支軸7
2,77と、この2本の各支軸72,77に設けられた
被動歯車74,79及びウェイト部とから成る第1バラ
ンサ73と第2バランサ78から成り、且つ前記一方の
被動歯車74に噛合するバランサ駆動用歯車26を、
垂直方向を向く前記クランク軸22の該被動歯車74と
同じ高さ位置に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1では、上側支持部材11との結合部
上方において、クランク軸22と軸線を平行に配置し
た支軸72と、この支軸72に設けられた被動歯車74
及びウェイト部76とから成るバランサ機構71を備
え、且つその被動歯車74に噛合するバランサ駆動用歯
26を、多気筒エンジン21の上側気筒のクランク軸
22に設けられるクランクウェブ23に形成した多気筒
エンジン21本体上部に配置して成る船外機なの
で、クランク軸に隣接してバランサ機構が設けられたも
のとなり、従ってエンジン重心位置の上昇を抑えること
ができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した第1実施例に係る船外機の縦断
側面を示す図1において、1は船外機取付手段、20は
船外機本体である。船外機取付手段1は、図示せぬ船体
の船尾に固定されるスターンブラケット2と、このスタ
ーンブラケット2に水平方向の軸線を有するチルト軸3
を介して揺動可能に支持されたスイベルケース4と、こ
のスイベルケース4に回動可能に支持された略垂直方向
の軸線を有するスイベル軸5と、このスイベル軸5の上
下に一体に設けられて船外機本体20を支持する上下の
支持部材11,16とから構成されており、その上側支
持部材11には、前方へ延びる操作用ハンドルまたはリ
モコン用ステアリングケーブルの取付部6が一体に設け
られている。そして上下の支持部材11,16は、後方
へ延びる左右二股状のアーム部12,17を備え、この
アーム部12,17により吸振ラバー13,18を介し
て船外機本体20を支持するものである。
【0008】船外機本体20は、上部に直列多気筒4サ
イクルエンジン21を配置して成るもので、このエンジ
ン21は、クランク軸22を略垂直に配置して、後方へ
略水平に延びる複数のシリンダ32…を上下方向に4
並べたものであり、31はシリンダブロック、38はピ
ストン、39はコンロッド、41はクランクケース、5
1はシリンダヘッド、52は燃焼室、53はヘッドカバ
ー、54はカム軸、55,56は吸排気弁用ロッカーア
ーム、57,58は吸排気弁、59は点火プラグであ
る。クランク軸22は、4本のシリンダ数に対応して、
ジャーナル部23…、クランクピン24…、対をなすク
ランクウェブ25…を一体に備えて成るもので、シリン
ダブロック31及びクランクケース41の割り面間に形
成した軸受部33…,42…(図2及び図3参照)に回
転自在に支承されている。
【0009】このクランク軸22は、上方から2番目の
シリンダ32に対応する上側のクランクウェブ25aに
バランサ駆動用歯車26を形成するとともに、クランク
ケース41上方へ突出する上端部にカム軸駆動用プーリ
27及びその上方のフライホイール28を設ける一方、
クランクケース41下方へ突出する下端部には駆動用歯
車29を設けて成る。そしてエンジン21の上方におい
て、クランク軸22上端部のカム軸駆動用プーリ27と
カム軸54…上端部の被動プーリ61…とにタイミング
ベルト62が掛装されており、またクランクケース41
の側面部には、オイルフィルタ63と、始動用のスター
タモータ64(図3及び図4参照)が備えられている。
更に図3及び図4の如く、シリンダヘッド51の一側面
に開口する吸気通路35…には、吸気マニホルド65、
シリンダ対応の気化器66…及び吸気チャンバ67が接
続されており、またシリンダヘッド51の他側面に開口
する排気通路36…には、排気マニホルド69が接続さ
れている。
【0010】以上のエンジン21において、上方から3
番目のシリンダ32に対応する下側のクランクウェブ2
5bと、その下(最下位)のシリンダ32に対応する上
側のクランクウェブ25cとの間に、前記上側支持部材
11の二股状アーム部12との結合部を設ける。即ち図
2及び図3にも示すように、前記両クランクウェブ25
b,25c間のクランク軸ジャーナル23cを支承する
軸受部33,42の両側方に近づけて、シリンダブロッ
ク31及びクランクケース41の側壁部内に、略ボック
ス状をなして連続する左右一対の結合部34,43、3
4,43を一体に形成する。この結合部34,43、3
4,43は、両クランクウェブ25b,25cの回転軌
跡Rの範囲内に一部が臨んでおり、またクランクケース
41の前壁部には、結合部43,43に連続して前記二
股状アーム12を臨ませる凹部44が形成されている。
この左右の結合部34,43、34,43内において、
前記吸振ラバー13,13を夫々介装して前記上側支持
部材11の二股状をなす左右のアーム部12,12を挿
入することにより、船外機本体1をその上方のエンジン
21部分で船外機取付手段1の前記スイベル軸5上部に
支持する。
【0011】更にクランクケース41の前壁部には、上
方から2番目のシリンダ32に対応してバランサ収納部
45が形成されており、この収納部45内にバランサ機
構71が配設されている。即ちバランサ機構71は、図
2及び図4にも示すように、垂直方向の第1支軸72に
支承した第1バランサ73と、その側方に配設される垂
直方向の第2支軸77に支承した第2バランサ78とで
構成されており、支軸72と77を含む第1バランサ7
3と第2バランサ78とは左右に配置されている。これ
により、第1バランサ73、第2バランサ78の2個の
バランサを備えつつ、図4で明確なように、これ等は左
右に隣接して配置されることとなり、エンジンの外形を
コンパクト化することができる。第1バランサ73は、
上部に前記クランクウェブ25aのバランサ駆動用歯車
26と1:2の増速比をもって噛合する被動歯車74
を、ダンパーラバー75を介して設けるとともに、下部
にウェイト部76を一体に備えて成る。第2バランサ7
8は、第1バランサ73の歯車74と噛合する被動歯車
79を上部に一体に備えるとともに、図示せぬ前記と同
様のウェイト部を一体に備えて成る。尚、バランサ収納
部45の上面部には、両支軸72,77の抜け止めを行
う蓋板46がボルト結合されている。
【0012】以上のエンジン21を上部に配置して成る
船外機本体20は、図1のように、エンジン21を覆う
アッパーカバー81及びロアーカバー82を設けるとと
もに、エンジン21の下方にはエクステンションケース
85が結合一体化されており、このエクステンションケ
ース85内にバーチカル軸91が配設されている。そし
てエクステンションケース85の両側壁部には、下側の
前記支持部材16の二股状アーム部17を、吸振ラバー
18を介して支持する結合部87が形成されている。こ
のように船外機本体20は、上方のエンジン21及びそ
の下方のエクステンションケース85による上下方向の
スパンを確保した位置で、船外機取付手段1のスイベル
軸5に対し、上下の支持部材11,16により、ラバー
13,18による吸振機能を夫々持ちながら結合支持さ
れている。尚、ロアーカバー82には前記上側支持部材
11を挿入する切り欠き部83が形成されている。また
ロアーカバー82後部下及びエクステンションケース8
5後部上間を覆うリヤカバー84が設けられており、更
にエクステンションケース85上部内で、エンジン21
下面にはオイルパン88が結合されている。
【0013】バーチカル軸91は、前記クランク軸22
の回転を、エクステンションケース85下方に連結され
る図示せぬギヤケース内において、プロペラを有するプ
ロペラ軸に傘歯車機構(何れも不図示)を介して伝達す
るもので、このバーチカル軸91は、エクステンション
ケース85内の前部に形成したガイド筒86に挿通され
ている。以上のバーチカル軸91の軸線Vに対して、前
記クランク軸22の軸線Cは後方へ平行にオフセット配
置されており、バーチカル軸91の上端部には、クラン
ク軸22下端部の前記駆動用歯車29に噛合する被動歯
車92が設けられている。従ってクランク軸22の回転
は、回転伝達機構をなす歯車29,92を介してバーチ
カル軸91に伝達される。尚、バーチカル軸91の歯車
92を含む上端部は、前記クランクケース41の下面及
び前記オイルパン88の一部に形成した収納部47,8
9内に軸受支持されている。
【0014】以上の構成による船外機によれば、特に船
外機本体20の上部に配置したエンジン21に結合する
上側支持部材11において、その左右二股状をなすアー
ム部12,12の少なくとも一部が、側面視において、
クランクウェブ25b,25cの回転平面の間に臨み、
且つ平面視において、そのクランクウェブ25b,25
cの回転軌跡Rの範囲内に臨む位置に、エンジン21の
シリンダブロック31及びクランクケース41による両
側壁に形成した結合部34,43、34,43を有する
構造のため、シリンダブロック31及びクランクケース
41によるエンジン21の外形内に上側支持部材11の
二股状アーム部12が入り込んだものとなっている。従
って例えば船体の陸揚げ時等において、チルトアップ状
態における船体内側へ入り込む船外機部分をコンパクト
にすることができるとともに、船外機全体の左右幅の増
大をも有効に抑えることができるものである。
【0015】そしてクランク軸22の軸線Cを、バーチ
カル軸91の軸線Vより後方にオフセットさせた構造の
ため、前記の如くチルトアップ状態における船体内側へ
入り込む船外機部分を更にコンパクトにすることができ
るものである。尚、このようにクランク軸22の軸線C
を、バーチカル軸91の軸線Vより後方にオフセットさ
せた構造を単独で実施することによっても、チルトアッ
プ状態における船体内側へ入り込む船外機部分のコンパ
クト化が図れる。
【0016】更にエンジン21に関しては、クランク軸
22の上方から2番目のシリンダ32に対応する上側の
クランクウェブ25aにバランサ駆動用歯車26を形成
し、この歯車26と1:2の増速比をもって噛合する被
動歯車74を垂直方向の第1支軸72の上部に備えると
ともに、下部にウェイト部76を一体に備えて成る第1
バランサ73と、その歯車74と噛合する被動歯車79
を第2支軸77の上部に備えるとともに、同様のウェイ
ト部を一体に備えて成る第2バランサ78とで構成され
たバランサ機構71を設けており、両バランサ73,7
8がクランク軸22の2倍の速度で互いに逆方向に回転
するため、クランク軸22の2次振動成分を打ち消すこ
とができるものとなっている。また第1バランサ73に
おいて、その被動歯車74をダンパーラバー75を介し
て第1支軸72に設けているので、被動歯車74と前記
クランクウェブ25aのバランサ駆動用歯車26及び第
2バランサ78の被動歯車79との噛み合い音の発生が
防止される。
【0017】しかも以上の如くコンパクトに構成したバ
ランサ機構71を、クランク軸22に隣接して設けた構
造のため、従来の如くエンジン上方にバランサ機構を設
けたものに比べて、エンジン21の重心位置の上昇を抑
えることができるものとなっている。そして以上のバラ
ンサ機構71は、クランク軸22に対し燃焼室52と反
対側でチルト軸33側に配置されているため、船外機取
付手段1の上方でクランク軸22の前方のスペースを有
効に利用してバランサ機構71を設けたものとなってお
り、またエンジン21は、吸気マニホルド65、気化器
66及び吸気チャンバ67等による燃料供給手段を一側
方に配置して、他側方に始動用のスタータモータ63を
配置してなるため、燃料供給手段(吸気マニホルド6
5、気化器66及び吸気チャンバ67)やスタータモー
タ64との干渉をも回避してバランサ機構71を設けた
ものとなっている。
【0018】次に第2実施例について説明する。図5は
第2実施例に係る船外機を示すもので、前記第1実施例
と同様の構成部分には同一符号を付して、その構造及び
作用効果の説明を省略する。即ち第2実施例において、
前記第1実施例と異なる点は、図示の如く側面視におい
て、クランク軸22の軸線Cを、その上部が下部よりも
前方に位置するよう前傾させることにより、船外機本体
20上部に配置したエンジン21自体が前傾姿勢となる
よう構成したことである。
【0019】このようにクランク軸22の軸線Cを、側
面視において、上部が下部より前方に位置するよう前傾
させた構造によれば、上側支持部材11により結合支持
されたエンジン21が前傾姿勢となって、スイベル軸5
を基準とするエンジン21の重心までの距離を短くでき
るため、例えば船体がジャンプした場合等において、ス
イベル軸5部分にかかるエンジン21からの重量的な負
荷を小さくすることができる。尚、以上の実施例におい
ては、直列4気筒4サイクルエンジンとしたが、気筒数
については少なくとも2気筒あれば良く、また2サイク
ルエンジンにも同様に適用可能であること勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、請求項1
は、略垂直方向に向けたクランク軸22を有し、4個の
シリンダ32をその軸線が水平となるように上下方向に
配置した多気筒エンジン21を上部に配置して成る船外
機本体20と、この船外機本体20を上下の支持部材1
1,16により支持して船体の船尾に取り付ける船外機
取付手段1とを備え、且つ前記多気筒エンジン21に
は、上側の前記支持部材11との結合部43を設けると
ともに、この結合部43より上方にバランサ機構71を
配置した船外機であって、前記バランサ機構71は、
下に配置された前記シリンダ32の上から2番目のシリ
ンダに対応して形成されたバランサ収納部45内に配設
されて設けられ、該バランサ機構71は、略垂直方向を
向く前記クランク軸22と軸線を平行に配置し、隣接し
て左右に配置された2本の支軸72,77と、この2本
の各支軸72,77に設けられた被動歯車74,79及
びウェイト部とから成る第1バランサ73と第2バラン
サ78から成り、且つ前記一方の被動歯車74に噛合す
るバランサ駆動用歯車26を、略垂直方向を向く前記ク
ランク軸22の該被動歯車74と同じ高さ位置に設け
た。従って、クランク軸22に隣接してバランサ機構7
1を設けた構造にして、エンジン重心位置の上昇を抑え
ることができる。特に本発明は、第1バランサ73と第
2バランサ78から成るバランサ機構71を、クランク
軸22と軸線を平行に配置し、且つ隣接して左右に配置
された2本の支軸72,77と、この2本の各支軸7
2,77に設けられた被動歯車74,79及びウェイト
部とで構成したので、4気筒エンジンのように大型の船
外機のエンジンにおいて、エンジン前後方向、左右方向
(幅)が大きくなることがなく、小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例に係る船外機を示
す縦断側面図
【図2】その上側支持部材による結合部及びバランサ機
構部を示す要部拡大図
【図3】同じく上側支持部材による結合部における横断
平面図
【図4】バランサ機構部における横断平面図
【図5】本発明を適用した第2実施例に係る船外機を示
す縦断側面図
【符号の説明】
1…船外機取付手段、2…スターンブラケット、3…チ
ルト軸、4…スイベルケース、5…スイベル軸、11,
16…支持部材、20…船外機本体、21…エンジン、
22…クランク軸、25…クランクウェブ、26…バラ
ンサ駆動用歯車、28…フライホイール、29,92…
回転伝達機構(歯車)、31…シリンダブロック、32
…シリンダ、34,43…結合部、41…クランクケー
ス、51…シリンダヘッド、52…燃焼室、64…始動
用モータ、65,66,67…燃料供給手段(吸気マニ
ホルド、気化器、吸気チャンバ)、71…バランサ機
構、72,77…支軸、73,78…バランサ、74,
79…被動歯車、75…ダンパーラバー、76…ウェイ
ト部、91…バーチカル軸、C…クランク軸の軸線、V
…バーチカル軸の軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−192918(JP,A) 特開 昭63−255566(JP,A) 特開 平2−274691(JP,A) 実開 昭54−164386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/26 B63H 21/26 - 21/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略垂直方向に向けたクランク軸22を有
    し、4個のシリンダ32をその軸線が水平となるように
    上下方向に配置した多気筒エンジン21を上部に配置し
    て成る船外機本体20と、この船外機本体20を上下の
    支持部材11,16により支持して船体の船尾に取り付
    ける船外機取付手段1とを備え、且つ前記多気筒エンジ
    ン21には、上側の前記支持部材11との結合部43を
    設けるとともに、この結合部43より上方にバランサ機
    構71を配置した船外機であって、 前記バランサ機構71は、上下に配置された前記シリン
    ダ32の上から2番目のシリンダに対応して形成された
    バランサ収納部45内に配設されて設けられ、該バラン
    サ機構71は、略垂直方向を向く前記クランク軸22と
    軸線を平行に配置し、隣接して左右に配置された2本の
    支軸72,77と、この2本の各支軸72,77に設け
    られた被動歯車74,79及びウェイト部とから成る第
    1バランサ73と第2バランサ78から成り、 且つ前記一方の被動歯車74に噛合するバランサ駆動用
    歯車26を、略垂直方向を向く前記クランク軸22の該
    被動歯車74と同じ高さ位置に設けた、 ことを特徴とする船外機。
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JP7269007B2 (ja) 2015-10-20 2023-05-08 ポスコ カンパニー リミテッド 方向性電磁鋼板の絶縁被膜形成用組成物、これを用いた絶縁被膜の形成方法、および絶縁被膜が形成された方向性電磁鋼板

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