JPH09386U - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH09386U
JPH09386U JP1362596U JP1362596U JPH09386U JP H09386 U JPH09386 U JP H09386U JP 1362596 U JP1362596 U JP 1362596U JP 1362596 U JP1362596 U JP 1362596U JP H09386 U JPH09386 U JP H09386U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電気掃除機は、排気グリルが上本体と
下本体との間に嵌め込み方式で取り付けられているた
め、モーターの排気の力で排気グリルが共振し、騒音発
生の要因となっていた。 【解決手段】 モーターを保持する下本体3と、該下本
体3に取り付けられた排気グリル89とを備えた電気掃
除機において、前記下本体3と排気グリル89の下面と
の間に前バンパー73を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、図6の如く、電気掃除機本体15が上本体16と下本体 17とから成る箱型のものであり、該電気掃除機本体15の前部に集塵室18が 形成され、後部に機構室19が形成される。
【0003】 前記集塵室18は上面開放に形成され、該集塵室18の上面開口部には、本体 蓋20が配される。該本体蓋20の後部は、上本体16に固着されるパネル21 に軸22を中心として回動自在に取付けられ、本体蓋20の前部には、軸23を 中心として揺動するクランプ24が設けられる。該クランプ24の係止部24a は、下本体17に突設される被係合片25と係合して本体蓋20の不用意な開放 を防止するため、圧縮ばねであるクランプスプリング26により常時係止方向に 付勢されている。
【0004】 一方、本体蓋20の中央部には、吸込ホース(図示せず)の端部が挿入される 吸口27が形成され、該吸口27には、吸込ホースの抜去時に摺動してこれを閉 止するシャッター28が設けられる。本体蓋20の裏側には蓋パッキン29を介 して裏蓋30が固定され、該裏蓋30の中央の吸口27に対応する部分には吸口 パッキン31が装着される。
【0005】 前記機構室19には、吸口27から集塵室18を経て排気口32に至る空気流 を形成するモーター33が防振ゴム34に支持されて収容されている。機構室1 9と集塵室18との連通口35には、吸気グリル36が設けられ、該吸気グリル 36の後方に吸気フィルター37が設けられる。また、機構室19の後部の排気 口32には、後方に向かって水平方向に空気を排出するように排気グリル38が 嵌め込み方式にて取付けられる。
【0006】 前記集塵室18の内部には、集塵袋39が配される。該集塵袋39は、塵埃等 を補集し通気性を有する材料で構成される集塵袋本体40と、該集塵袋本体40 の開口部に固着され平面視長方形の台紙41とから成る。該台紙41の中央部に は前記吸口27とほぼ同形の取入口41aが穿設され、該取入口41aの周囲が 前記吸口パッキン31に当接している。
【0007】 集塵室18の前部には、前記下本体17と一体に形成される前支持板43が設 けられ、該前支持板43には台紙41の前端部41bが載置される。一方、集塵 室18の後壁面の上部には、ヒンジ部44を介して後支持板45が回動自在に軸 支され、該後支持板45は台紙41の後端部41cを把持する。前記ヒンジ部4 4は、集塵室18の後壁面から穿設されるアーム46と、該アーム46から集塵 室18の壁面と平行な水平方向に突出する軸47とを備え、該軸47に、後支持 板45の軸孔が回動自在に外嵌して成る。そして、該後支持板45の先端に把持 部48が形成される。該把持部48は、台紙41の板厚と同幅で台紙41の一辺 と同長の溝状のものであり、台紙41の後端部41cが差し込まれることにより これを把持する。
【0008】 また、該把持部48の入口には、テーパ部49が形成され、台紙41の装着を 容易とする。
【0009】 ヒンジ部44の軸47には、後支持板45を上方向に付勢する付勢装置50が 設けられている。該付勢装置50は、軸47に外嵌するねじれコイルばねであり 、該ばね50の一端は集塵室18の後壁面と当接し、ばね50の他端は後支持板 45の後壁45aに係合する。該ばね50は、把持部板45が下回動し、台紙4 1が離脱されると後支持板45を上回動させる程度の比較的弱いものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 従来の排気グリル38は、上本体16と下本体17との間に嵌め込み方式で取 り付けられているため、モーター33の排気の力で排気グリル38が共振し、騒 音発生の要因となっていた。
【0011】 本考案は、上記課題に鑑み、モーターによる電気掃除機本体の振動が排気グリ ルに伝わらないようにして、騒音の発生を防止できる電気掃除機の提供を目的と する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の電気掃除機は、モーターを保持する電気 掃除機本体と、該電気掃除機本体に取り付けられた排気グリルとを備えた電気掃 除機において、前記電気掃除機本体と排気グリルの下面との間に振動吸収手段を 設けたことを特徴とするものである。
【0013】 上記構成によれば、本考案の電気掃除機は、電気掃除機本体と排気グリルの下 面との間に振動吸収手段を設けた構成なので、モーターによる電気掃除機本体の 振動が振動吸収手段にて吸収されて排気グリルに伝達され難くなる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施の形態の電気掃除機の外観図であり、図2はその中央断 面図、図3は下本体の組品図を示す一部破断平面図である。
【0016】 本実施の形態の電気掃除機本体1は、図2の如く、上本体2と下本体3とから 成る箱型のものであり、該電気掃除機本体1の前部に集塵室4が形成され、後部 に機構室5が形成される。
【0017】 前記集塵室4は、上面開放に形成され、該集塵室4の上面開口部には本体蓋6 が配される。該本体蓋6の後部は、上本体2の軸7を中心として回動自在に取付 けられ、本体蓋6の前部にはクランプ8が設けられ、本体蓋6の不容易な開放を 防止するため、圧縮ばねであるクランプスプリング9により常時係止方向に付勢 されている。
【0018】 前記機構室5には、集塵室4を経て本体1の両側に形成された排気口10に至 る空気流を形成するモーター11が、防振ゴム12と固定防振ゴム13を介して 、下本体3に収容されている。
【0019】 機構室5と集塵室4との間には吸気グリル60が設けられ、該吸気グリル60 の後方に吸気フィルター61が設けられる。
【0020】 また、モーター11の排気側には高性能フィルター61が設けられており、該 高性能フィルター61の出し入れ用の開口部62が電気掃除機本体1の下本体3 の下側に設けられている。開口部62は、底カバー63により開閉自在に閉塞さ れている。底カバー63は、爪64を下本体3の被係止部65に係脱自在に係止 した状態でネジ66にて下本体3にネジ止めされている。
【0021】 集塵室4の前部には、紙袋の台紙67を支持する前支持板68が突起69にて 下本体3のスリーブ70に固定されており、また、集塵室4の後部には、紙袋の 台紙67を支持する後支持板71がバネ72を介して下本体3に回動自在に取り 付けられている。
【0022】 下本体3の前部から両側面にかけて、前バンパー73が取り付けられ、後部に は電気掃除機本体縦置き用後バンパー74が突起75を下本体3のリブ76を通 して固定されている。同様に下本体3のリブ77に本体蓋6と集塵室4をシール するためのフィルターパッキン78が取り付けられている。
【0023】 また、下本体3には左右一対の後車輪79が回動自在に取り付けられており、 同様に前輪80がワッシャー81を介して下本体3のボス82に回動自在に取り 付けられている。
【0024】 上本体2には、紙袋を取り出し時に本体蓋6を垂直にロックするための板バネ 83がネジ84にて固定されている。
【0025】 上本体2の後側に、付属品収納室開閉用蓋85が軸86を中心として回動自在 に取り付けられている。該付属品開閉用蓋85には、上本体2にロックするため のラッチ機構87が取り付けられている。
【0026】 電気掃除機本体1の左右両側には、高性能フィルター61から電気掃除機本体 1内部の両側に形成された通路88を経て送られてくる風を外部に排気する排気 グリル89が設けられている。
【0027】 該排気グリル89は、図4及び図5に示す如く、電気掃除機本体1の上本体2 及び下本体3から独立した部品により構成されている。そして、該排気グリル8 9は、その内側にフィルター90が取り付けられ、上部突起91を上本体2の溝 92に嵌め込み、かつ下部突起93を軟質部材からなる前バンパー73を介して 下本体3のスリーブ94に嵌め込み、ネジ95にて上本体2に固定されている。
【0028】 上記構成において、排気グリル89は下面を軟質の前バンパー73を介して下 本体3に取付けられ、下本体3と分離させているため、バンパー73で振動が吸 収され、モーター11を直接支持している下本体3からの振動の伝達がなく、し かも上本体2にネジ95で固定しているので、モーター11の排気によって排気 グリル89が共振をすることもない。また、排気グリル89の下部突起93と下 本体3のスリーブ94とによりバンパー73をはさみ込んでいるため、バンパー 73が外に外れることもない。
【0029】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明したように、本考案の電気掃除機によれば、電気掃除機本体と排気 グリルの下面との間に振動吸収手段を設けた構成なので、モーターによる電気掃 除機本体の振動が振動吸収手段にて吸収されて排気グリルに伝達され難くなり、 排気グリルの振動による騒音の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気掃除機の外観図である。
【図2】その中央断面図である。
【図3】下本体の一部破断平面図である。
【図4】排気グリル取り付け状態の側面図である。
【図5】その断面図である。
【図6】従来の電気掃除機の断面図である。
【符号の説明】
3 下本体 11 モーター 73 前バンパー 89 排気グリル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターを保持する電気掃除機本体と、
    該電気掃除機本体に取り付けられた排気グリルとを備え
    た電気掃除機において、 前記電気掃除機本体と排気グリルの下面との間に振動吸
    収手段を設けたことを特徴とする電気掃除機。
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JP2002143041A (ja) * 2000-11-08 2002-05-21 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
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JP2601114Y2 (ja) 1999-11-08

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