JP2004041540A - 電気掃除機 - Google Patents
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- A47L5/12—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum
- A47L5/22—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum with rotary fans
Abstract
【課題】部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドルを掃除機本体の前部にしっかりと固定することができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】本体ケース５内に電動送風機７等を収納した掃除機本体１の前部にハンドル２０を備えた電気掃除機において、本体ケース５の前部にフロントカバー１８を備え、このフロントカバー１８にハンドル２０の取付部２１が嵌め込まれる嵌合部（切欠部２２）を形成すると共に、ハンドル２０の取付部２１におけるフロントカバー１８内側に位置する部位に抜け止め部（凸部２３）と本体ケース５側に当接する当接部２４とを一体に形成して、ハンドル２０をフロントカバー１８と共に本体ケース５に固定した。
【選択図】 図１
【解決手段】本体ケース５内に電動送風機７等を収納した掃除機本体１の前部にハンドル２０を備えた電気掃除機において、本体ケース５の前部にフロントカバー１８を備え、このフロントカバー１８にハンドル２０の取付部２１が嵌め込まれる嵌合部（切欠部２２）を形成すると共に、ハンドル２０の取付部２１におけるフロントカバー１８内側に位置する部位に抜け止め部（凸部２３）と本体ケース５側に当接する当接部２４とを一体に形成して、ハンドル２０をフロントカバー１８と共に本体ケース５に固定した。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は電気掃除機に係わり、特に掃除機本体の前部にハンドルを備えた電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的な床移動型の電気掃除機においては、通常、掃除機本体の上面側にハンドルが備えられているが、掃除機本体は、使用しないときに背面側を下にして立てた状態に置かれるので、上面側のハンドルでは立てた状態のとき持ちにくい。ハンドルが掃除機本体の前部にあれば、通常の状態と立てた状態のいずれの状態でも容易に持つことができて便利である。
【０００３】
ところが、掃除機本体の前部にハンドルを固定する場合、ハンドル以外に抜け止め部品やネジが必要であった。
【０００４】
また、実開昭６３−６４３５７号公報（Ａ４７Ｌ ９／３２）には、略コの字状に形成され、一辺の握り部と左右２辺の摺動部とを有するハンドルを本体ケースとフロントカバーにより摺動自在に支持すると共に、フロントカバーの吸気口の外側左右に上記ハンドルの摺動部を配置してなる電気掃除機が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように掃除機本体の前部にハンドルを固定する場合には、ハンドル以外に抜け止め部品やネジが必要であったため、部品点数が増え、コスト高となるという課題があった。
【０００６】
また、前記公報に開示されたものでは、長く使用する間に摺動部に所謂ガタつきが生じたり、塵埃が侵入して、摺動がうまくできなくなり、持ち運ぶときにハンドルをしっかりとした状態に固定できなくなるという課題があった。
【０００７】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドルを掃除機本体の前部にしっかりと固定することができる電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、本体ケース内に電動送風機等を収納した掃除機本体の前部にハンドルを備えた電気掃除機において、前記本体ケースの前部にフロントカバーを備え、このフロントカバー又はその隣接部にハンドルの取付部が嵌め込まれる嵌合部を形成すると共に、前記ハンドルの取付部におけるフロントカバー又はその隣接部の内側に位置する部位に抜け止め部と前記本体ケース側に当接する当接部とを一体に形成して、ハンドルをフロントカバーを用いて本体ケースに固定したことを特徴とするものである。
【０００９】
具体的には、前記フロントカバーは、前記本体ケースにおける下ケースの前面部に取り付けられ、吸引口に連通してホースが接続される差込口を有するもので、このフロントカバー又はその隣接部の上部に前記ハンドルが取り付けられることを特徴とするものである。
【００１０】
また、前記嵌合部は、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁に形成された切欠部から成り、前記ハンドルの両端側に形成された取付部が弾性的に嵌合されることを特徴とするものである。
【００１１】
また、前記抜け止め部は、前記取付部の上下に形成された凸部から成ることを特徴とするものである。
【００１２】
さらに、前記ハンドルの取付部に、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁の切欠部に形成された突出縁が嵌合する溝を形成したことを特徴とするものである。
【００１３】
また、前記ハンドルの握り部が斜め上方に湾曲した形状に形成されて成ることを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図１〜図１０を参照して詳細に説明する。
【００１５】
本実施形態の掃除機本体１は、下ケース２と上ケース３及び集塵蓋４から成る本体ケース５内に、図２に示すように、前側から、紙パック等の集塵袋が内蔵される集塵室６、電動送風機７を内蔵する電動送風機室８、コードリール９を内蔵するコードリール室１０を順次備えている。
【００１６】
集塵室６の上面開口１１は、後側に回動支点が設けられた集塵蓋４により開閉自在に密閉される。集塵蓋４には、その上面中央部に臨ませて集塵室４内の集塵量を使用者に指示するためのインジケータ１２が取り付けられている。
【００１７】
また、集塵室６の下方に位置する底面側にはキャスター式の前車輪１３が備えられ、電動送風機室８やコードリール室１０の両側面側には大径の後車輪１４が備えられており、この後車輪１４には、電動送風機７からの排気を側方に排出するための排気孔１５が形成されている。
【００１８】
一方、下ケース２の前面部２ａには、集塵室４の吸引口１６に連通して図示しないホースが接続される差込口１７を有するフロントカバー１８が取り付けられており、このフロントカバー１８の上部に、握り部１９が斜め上方に湾曲した形状に形成されたハンドル２０が取り付けられている。
【００１９】
上記ホース差込口１７が形成されたフロントカバー１８には、図３等に示すように、その上部両側縁１８ａにハンドル２０の両端側に形成された取付部２１が嵌合される切欠部２２が形成されている。
【００２０】
一方、ハンドル２０には、図４等に示すように、その両端側にあって上記フロントカバー１８の切欠部２２に嵌合される取付部２１に、上下に突出する抜け止め用の凸部２３と、この凸部２３よりも先端側にあって下ケース２側に当接する当接部２４とが一体に形成されている。また、上記抜け止め用の凸部２３の手前内側には、図４，図８に示すようにフロントカバー１８の切欠部２２に形成された突出縁２５が嵌合する溝２６が形成されている。そして、このハンドル２０の両取付部２１，２１間の間隔は、フロントカバー１８の両切欠部２２，２２間の幅よりも小さく形成されており、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を広げてフロントカバー１８の両切欠部２２，２２に嵌合することにより、ハンドル２０の取付部２１がフロントカバー１８の切欠部２２に両側から弾性的に嵌合するように構成されている。
【００２１】
以上の構成において、掃除機本体１の組み立て時に上記ハンドル２０を取り付けるときには、まず、上述したように、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を広げてフロントカバー１８の両切欠部２２，２２に嵌合することにより、図５〜図７に示すようにハンドル２０をフロントカバー１８に取り付ける。
【００２２】
そして、ハンドル２０が取り付けられたフロントカバー１８を、図８〜図１０に示すように、掃除機本体１の下ケース２の前面部２ａに形成された取付位置に嵌め込み、ネジ等により固定する。
【００２３】
これにより、ハンドル２０の取付部２１先端の当接部２４が図８に示すように下ケース２の前面部２ａの内側壁面２ｂに突き当たり、抜け止め用の凸部２３がフロントカバー１８によって下ケース壁面２ｂ方向に押さえ付けられて挟み込まれた状態になり、ハンドル２０の取付部２１はフロントカバー１８の切欠部２２に嵌合しているので、ハンドル２０の前後方向及び上下左右方向をしっかりと固定することができる。従って、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドル２０を掃除機本体１の前部にしっかりと固定することができる。
【００２４】
また、ハンドル２０の取付部２１が嵌合されるフロントカバー１８側の嵌合部が、フロントカバー１８の両側縁１８ａに形成された切欠部２２から成り、ハンドル２０の両端側に形成された取付部２１が弾性的に嵌合されるので、長く使用してもガタつき等が生じることもなく、しっかりと固定できる。
【００２５】
また、抜け止め部が取付部２１の上下に形成された凸部２３から成るものであるから、上述した固定状態がより強固になる。
【００２６】
さらに、ハンドル２０の取付部２１に、フロントカバー１８の切欠部２２に形成された突出縁２５が嵌合する溝２６が形成されているので、上述した固定状態がさらに強固になる。
【００２７】
また、ハンドル２０の握り部１９が斜め上方に湾曲した形状に形成されているので、掃除機本体１を横にした通常の状態と立てた状態のいずれの場合でも、手を不自然な状態にすることなく、ホースと干渉したりすることもなくなるので、ハンドル２０の握り部１９が持ちやすくなる。
【００２８】
なお、上記実施形態では、フロントカバー１８の両側縁１８ａにハンドル２０の取付部２１が嵌合される切欠部２２を形成したが、逆にフロントカバー１８の隣接部，すなわち下ケース２の前面部２ａの対向縁にハンドル２０の取付部２１が嵌合される切欠部を形成するようにしても良い。なお、この場合には、ハンドル２０の両取付部２１，２１間の間隔は、対向縁の両切欠部間の幅よりも大きく形成し、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を狭めて対向縁の両切欠部に嵌合することにより、ハンドル２０の取付部２１が対向縁の切欠部に内側から弾性的に嵌合するように構成する。また、抜け止め用の凸部２３の手前外側に、対向縁の切欠部に形成される突出縁が嵌合する溝を形成する。このように構成すれば、前記実施形態とほぼ同様な作用効果が得られる。
【００２９】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、本体ケースの前部にフロントカバーを備え、このフロントカバー又はその隣接部にハンドルの取付部が嵌め込まれる嵌合部を形成すると共に、ハンドルの取付部におけるフロントカバー又はその隣接部の内側に位置する部位に抜け止め部と本体ケース側に当接する当接部とを一体に形成して、ハンドルをフロントカバーを用いて本体ケースに固定することにより、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドルを掃除機本体の前部にしっかりと固定することができる。
【００３０】
具体的には、前記フロントカバーは、本体ケースにおける下ケースの前面部に取り付けられ、吸引口に連通してホースが接続される差込口を有するもので、このフロントカバー又はその隣接部の上部にハンドルが取り付けられる。
【００３１】
また、前記嵌合部は、フロントカバーの両側縁又はその対向縁に形成された切欠部から成り、ハンドルの両端側に形成された取付部が弾性的に嵌合されるものであるから、長く使用してもガタつき等が生じることもなく、しっかりと固定できる。
【００３２】
また、前記抜け止め部は、前記取付部の上下に形成された凸部から成るものであるから、上述した固定状態がより強固になる。
【００３３】
さらに、前記ハンドルの取付部に、フロントカバーの両側縁又はその対向縁の切欠部に形成された突出縁が嵌合する溝を形成したことにより、上述した固定状態がさらに強固になる。
【００３４】
また、前記ハンドルの握り部が斜め上方に湾曲した形状に形成されて成るものであるから、掃除機本体を横にした通常の状態と立てた状態のいずれの場合でも、手を不自然な状態にすることなく、ホースと干渉したりすることもなくなるので、ハンドルの握り部が持ちやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の一実施形態に係る電気掃除機における掃除機本体の斜視図。
【図２】同じく、その縦断面図。
【図３】上記実施形態のフロントカバー単体の正面図。
【図４】同じく、ハンドル単体の斜視図。
【図５】上記ハンドルをフロントカバーに取り付けた状態を示す斜視図。
【図６】同じく、上面図。
【図７】同じく、側面図。
【図８】上記図７のＡ−Ａ断面図で、掃除機本体に取り付けた状態を示す。
【図９】上記フロントカバーを取り付ける前の掃除機本体の正面図。
【図１０】ハンドルが取り付けられたフロントカバーを掃除機本体に取り付けるところを示す斜視図。
【符号の説明】
１ 掃除機本体
２ 下ケース
２ａ 前面部
２ｂ 壁面
３ 上ケース
４ 集塵蓋
５ 本体ケース
６ 集塵室
７ 電動送風機
８ 電動送風機室
９ コードリール
１０ コードリール室
１３ 前車輪
１４ 後車輪
１５ 排気孔
１６ 吸引口
１７ ホース差込口
１８ フロントカバー
１８ａ 側縁
１９ 握り部
２０ ハンドル
２１ 取付部
２２ 切欠部
２３ 凸部
２４ 当接部
２５ 突出縁
２６ 溝
【発明の属する技術分野】
本願発明は電気掃除機に係わり、特に掃除機本体の前部にハンドルを備えた電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的な床移動型の電気掃除機においては、通常、掃除機本体の上面側にハンドルが備えられているが、掃除機本体は、使用しないときに背面側を下にして立てた状態に置かれるので、上面側のハンドルでは立てた状態のとき持ちにくい。ハンドルが掃除機本体の前部にあれば、通常の状態と立てた状態のいずれの状態でも容易に持つことができて便利である。
【０００３】
ところが、掃除機本体の前部にハンドルを固定する場合、ハンドル以外に抜け止め部品やネジが必要であった。
【０００４】
また、実開昭６３−６４３５７号公報（Ａ４７Ｌ ９／３２）には、略コの字状に形成され、一辺の握り部と左右２辺の摺動部とを有するハンドルを本体ケースとフロントカバーにより摺動自在に支持すると共に、フロントカバーの吸気口の外側左右に上記ハンドルの摺動部を配置してなる電気掃除機が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように掃除機本体の前部にハンドルを固定する場合には、ハンドル以外に抜け止め部品やネジが必要であったため、部品点数が増え、コスト高となるという課題があった。
【０００６】
また、前記公報に開示されたものでは、長く使用する間に摺動部に所謂ガタつきが生じたり、塵埃が侵入して、摺動がうまくできなくなり、持ち運ぶときにハンドルをしっかりとした状態に固定できなくなるという課題があった。
【０００７】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドルを掃除機本体の前部にしっかりと固定することができる電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、本体ケース内に電動送風機等を収納した掃除機本体の前部にハンドルを備えた電気掃除機において、前記本体ケースの前部にフロントカバーを備え、このフロントカバー又はその隣接部にハンドルの取付部が嵌め込まれる嵌合部を形成すると共に、前記ハンドルの取付部におけるフロントカバー又はその隣接部の内側に位置する部位に抜け止め部と前記本体ケース側に当接する当接部とを一体に形成して、ハンドルをフロントカバーを用いて本体ケースに固定したことを特徴とするものである。
【０００９】
具体的には、前記フロントカバーは、前記本体ケースにおける下ケースの前面部に取り付けられ、吸引口に連通してホースが接続される差込口を有するもので、このフロントカバー又はその隣接部の上部に前記ハンドルが取り付けられることを特徴とするものである。
【００１０】
また、前記嵌合部は、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁に形成された切欠部から成り、前記ハンドルの両端側に形成された取付部が弾性的に嵌合されることを特徴とするものである。
【００１１】
また、前記抜け止め部は、前記取付部の上下に形成された凸部から成ることを特徴とするものである。
【００１２】
さらに、前記ハンドルの取付部に、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁の切欠部に形成された突出縁が嵌合する溝を形成したことを特徴とするものである。
【００１３】
また、前記ハンドルの握り部が斜め上方に湾曲した形状に形成されて成ることを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図１〜図１０を参照して詳細に説明する。
【００１５】
本実施形態の掃除機本体１は、下ケース２と上ケース３及び集塵蓋４から成る本体ケース５内に、図２に示すように、前側から、紙パック等の集塵袋が内蔵される集塵室６、電動送風機７を内蔵する電動送風機室８、コードリール９を内蔵するコードリール室１０を順次備えている。
【００１６】
集塵室６の上面開口１１は、後側に回動支点が設けられた集塵蓋４により開閉自在に密閉される。集塵蓋４には、その上面中央部に臨ませて集塵室４内の集塵量を使用者に指示するためのインジケータ１２が取り付けられている。
【００１７】
また、集塵室６の下方に位置する底面側にはキャスター式の前車輪１３が備えられ、電動送風機室８やコードリール室１０の両側面側には大径の後車輪１４が備えられており、この後車輪１４には、電動送風機７からの排気を側方に排出するための排気孔１５が形成されている。
【００１８】
一方、下ケース２の前面部２ａには、集塵室４の吸引口１６に連通して図示しないホースが接続される差込口１７を有するフロントカバー１８が取り付けられており、このフロントカバー１８の上部に、握り部１９が斜め上方に湾曲した形状に形成されたハンドル２０が取り付けられている。
【００１９】
上記ホース差込口１７が形成されたフロントカバー１８には、図３等に示すように、その上部両側縁１８ａにハンドル２０の両端側に形成された取付部２１が嵌合される切欠部２２が形成されている。
【００２０】
一方、ハンドル２０には、図４等に示すように、その両端側にあって上記フロントカバー１８の切欠部２２に嵌合される取付部２１に、上下に突出する抜け止め用の凸部２３と、この凸部２３よりも先端側にあって下ケース２側に当接する当接部２４とが一体に形成されている。また、上記抜け止め用の凸部２３の手前内側には、図４，図８に示すようにフロントカバー１８の切欠部２２に形成された突出縁２５が嵌合する溝２６が形成されている。そして、このハンドル２０の両取付部２１，２１間の間隔は、フロントカバー１８の両切欠部２２，２２間の幅よりも小さく形成されており、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を広げてフロントカバー１８の両切欠部２２，２２に嵌合することにより、ハンドル２０の取付部２１がフロントカバー１８の切欠部２２に両側から弾性的に嵌合するように構成されている。
【００２１】
以上の構成において、掃除機本体１の組み立て時に上記ハンドル２０を取り付けるときには、まず、上述したように、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を広げてフロントカバー１８の両切欠部２２，２２に嵌合することにより、図５〜図７に示すようにハンドル２０をフロントカバー１８に取り付ける。
【００２２】
そして、ハンドル２０が取り付けられたフロントカバー１８を、図８〜図１０に示すように、掃除機本体１の下ケース２の前面部２ａに形成された取付位置に嵌め込み、ネジ等により固定する。
【００２３】
これにより、ハンドル２０の取付部２１先端の当接部２４が図８に示すように下ケース２の前面部２ａの内側壁面２ｂに突き当たり、抜け止め用の凸部２３がフロントカバー１８によって下ケース壁面２ｂ方向に押さえ付けられて挟み込まれた状態になり、ハンドル２０の取付部２１はフロントカバー１８の切欠部２２に嵌合しているので、ハンドル２０の前後方向及び上下左右方向をしっかりと固定することができる。従って、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドル２０を掃除機本体１の前部にしっかりと固定することができる。
【００２４】
また、ハンドル２０の取付部２１が嵌合されるフロントカバー１８側の嵌合部が、フロントカバー１８の両側縁１８ａに形成された切欠部２２から成り、ハンドル２０の両端側に形成された取付部２１が弾性的に嵌合されるので、長く使用してもガタつき等が生じることもなく、しっかりと固定できる。
【００２５】
また、抜け止め部が取付部２１の上下に形成された凸部２３から成るものであるから、上述した固定状態がより強固になる。
【００２６】
さらに、ハンドル２０の取付部２１に、フロントカバー１８の切欠部２２に形成された突出縁２５が嵌合する溝２６が形成されているので、上述した固定状態がさらに強固になる。
【００２７】
また、ハンドル２０の握り部１９が斜め上方に湾曲した形状に形成されているので、掃除機本体１を横にした通常の状態と立てた状態のいずれの場合でも、手を不自然な状態にすることなく、ホースと干渉したりすることもなくなるので、ハンドル２０の握り部１９が持ちやすくなる。
【００２８】
なお、上記実施形態では、フロントカバー１８の両側縁１８ａにハンドル２０の取付部２１が嵌合される切欠部２２を形成したが、逆にフロントカバー１８の隣接部，すなわち下ケース２の前面部２ａの対向縁にハンドル２０の取付部２１が嵌合される切欠部を形成するようにしても良い。なお、この場合には、ハンドル２０の両取付部２１，２１間の間隔は、対向縁の両切欠部間の幅よりも大きく形成し、ハンドル２０の両取付部２１，２１間を狭めて対向縁の両切欠部に嵌合することにより、ハンドル２０の取付部２１が対向縁の切欠部に内側から弾性的に嵌合するように構成する。また、抜け止め用の凸部２３の手前外側に、対向縁の切欠部に形成される突出縁が嵌合する溝を形成する。このように構成すれば、前記実施形態とほぼ同様な作用効果が得られる。
【００２９】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、本体ケースの前部にフロントカバーを備え、このフロントカバー又はその隣接部にハンドルの取付部が嵌め込まれる嵌合部を形成すると共に、ハンドルの取付部におけるフロントカバー又はその隣接部の内側に位置する部位に抜け止め部と本体ケース側に当接する当接部とを一体に形成して、ハンドルをフロントカバーを用いて本体ケースに固定することにより、部品点数が増加することなく、低コストで、ハンドルを掃除機本体の前部にしっかりと固定することができる。
【００３０】
具体的には、前記フロントカバーは、本体ケースにおける下ケースの前面部に取り付けられ、吸引口に連通してホースが接続される差込口を有するもので、このフロントカバー又はその隣接部の上部にハンドルが取り付けられる。
【００３１】
また、前記嵌合部は、フロントカバーの両側縁又はその対向縁に形成された切欠部から成り、ハンドルの両端側に形成された取付部が弾性的に嵌合されるものであるから、長く使用してもガタつき等が生じることもなく、しっかりと固定できる。
【００３２】
また、前記抜け止め部は、前記取付部の上下に形成された凸部から成るものであるから、上述した固定状態がより強固になる。
【００３３】
さらに、前記ハンドルの取付部に、フロントカバーの両側縁又はその対向縁の切欠部に形成された突出縁が嵌合する溝を形成したことにより、上述した固定状態がさらに強固になる。
【００３４】
また、前記ハンドルの握り部が斜め上方に湾曲した形状に形成されて成るものであるから、掃除機本体を横にした通常の状態と立てた状態のいずれの場合でも、手を不自然な状態にすることなく、ホースと干渉したりすることもなくなるので、ハンドルの握り部が持ちやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の一実施形態に係る電気掃除機における掃除機本体の斜視図。
【図２】同じく、その縦断面図。
【図３】上記実施形態のフロントカバー単体の正面図。
【図４】同じく、ハンドル単体の斜視図。
【図５】上記ハンドルをフロントカバーに取り付けた状態を示す斜視図。
【図６】同じく、上面図。
【図７】同じく、側面図。
【図８】上記図７のＡ−Ａ断面図で、掃除機本体に取り付けた状態を示す。
【図９】上記フロントカバーを取り付ける前の掃除機本体の正面図。
【図１０】ハンドルが取り付けられたフロントカバーを掃除機本体に取り付けるところを示す斜視図。
【符号の説明】
１ 掃除機本体
２ 下ケース
２ａ 前面部
２ｂ 壁面
３ 上ケース
４ 集塵蓋
５ 本体ケース
６ 集塵室
７ 電動送風機
８ 電動送風機室
９ コードリール
１０ コードリール室
１３ 前車輪
１４ 後車輪
１５ 排気孔
１６ 吸引口
１７ ホース差込口
１８ フロントカバー
１８ａ 側縁
１９ 握り部
２０ ハンドル
２１ 取付部
２２ 切欠部
２３ 凸部
２４ 当接部
２５ 突出縁
２６ 溝
Claims (6)
- 本体ケース内に電動送風機等を収納した掃除機本体の前部にハンドルを備えた電気掃除機において、
前記本体ケースの前部にフロントカバーを備え、このフロントカバー又はその隣接部にハンドルの取付部が嵌め込まれる嵌合部を形成すると共に、前記ハンドルの取付部におけるフロントカバー又はその隣接部の内側に位置する部位に抜け止め部と前記本体ケース側に当接する当接部とを一体に形成して、ハンドルをフロントカバーを用いて本体ケースに固定したことを特徴とする電気掃除機。 - 前記フロントカバーは、前記本体ケースにおける下ケースの前面部に取り付けられ、吸引口に連通してホースが接続される差込口を有するもので、このフロントカバー又はその隣接部の上部に前記ハンドルが取り付けられることを特徴とする請求項１記載の電気掃除機。
- 前記嵌合部は、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁に形成された切欠部から成り、前記ハンドルの両端側に形成された取付部が弾性的に嵌合されることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の電気掃除機。
- 前記抜け止め部は、前記取付部の上下に形成された凸部から成ることを特徴とする請求項３記載の電気掃除機。
- 前記ハンドルの取付部に、前記フロントカバーの両側縁又はその対向縁の切欠部に形成された突出縁が嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項３又は請求項４記載の電気掃除機。
- 前記ハンドルの握り部が斜め上方に湾曲した形状に形成されて成ることを特徴とする請求項３ないし請求項５のいずれかに記載の電気掃除機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP2002205317A JP2004041540A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 電気掃除機 |
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|---|---|---|---|---|
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- 2003-07-10 KR KR10-2003-0046869A patent/KR100504932B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (7)
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|---|---|---|---|---|
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