JP2002272657A

JP2002272657A - 電気掃除機

Info

Publication number: JP2002272657A
Application number: JP2001073994A
Authority: JP
Inventors: Takanobu Kamioka; 孝暢上岡; Koji Hasu; 浩二蓮; Shiro Ishii; 史郎石井; Kenji Yanagisawa; 健児柳沢
Original assignee: Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2001-03-15
Filing date: 2001-03-15
Publication date: 2002-09-24

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単な構造で高さを低く抑えることにより掃
除機本体を小型化することができ、その上集塵袋の着脱
が容易な集塵ケースを備えた電気掃除機を提供する。【解決手段】内部に集塵室３及び電動送風機７を有す
る掃除機本体１と、集塵袋４０が装着されて集塵室３内
に着脱自在に設置される集塵ケース２０とを備え、この
集塵ケース２０を、集塵袋４０が当接する前面板２１と
集塵袋４０が載置される底板２２とによりほぼＬ字状に
形成し、前面板２１の上部に上下に移動可能な持ち手３
０を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に係
り、さらに詳しくは、集塵袋を装着して集塵室に着脱自
在に収容される集塵ケースを備えた電気掃除機に関すも
のである。

【０００２】

【従来の技術】掃除機本体に設けた集塵室内に集塵袋を
着脱自在に装着する電気掃除機は広く使用されている
が、最近では、集塵袋を手を汚さずに容易に集塵室に着
脱できるように、集塵袋を装着した集塵ケースを集塵室
内に着脱可能に収容するようにした電気掃除機が提案さ
れている。

【０００３】図１０は特開２０００−７０１９４号公報
に記載されたこの種電気掃除機の斜視図、図１１はその
バスケットの斜視図である。両図において、５０は電気
掃除機の掃除機本体で、集塵室５１、電動送風機が収容
された電動機室などが設けられており、集塵室５１の上
部は開口されて取出口５２が設けられ、この取出口５２
の上部には開閉自在の蓋体５３が設けられている。５４
は集塵室５１の前面側において掃除機本体５０に設けら
れ、ホースなどが接続される吸入口である。

【０００４】５５は合成樹脂からなり紙パックを装着す
るバスケットで、上部と後部が開放されたほぼ箱状に形
成されている。そして、前面板５６の中央部にはホース
などの接続口５８が設けられており、上端部にはバスケ
ット５５の出し入れや運搬などのための取っ手５９が設
けられている。６０は前面板５６と取っ手５９との間に
設けられて紙パックを固定するクランプ、６１は底板５
７と前面板５１との間に形成された紙パックの嵌合溝で
ある。

【０００５】上記のようなバスケット５５に紙パックを
装着するには、紙パックの開口部に設けた固定板の下部
を嵌合溝６１に嵌入し、上部をクランプ６０により固定
し、紙パックを底板５７上に載置する。また、紙パック
を取り外す場合はクランプ６０を解除すればよい。

【０００６】このようなバスケット５０は、紙パックを
装着した状態で集塵室５１内に挿入し所定の位置に設置
して蓋体５３を閉じ、ロックする。掃除によって吸引さ
れた塵埃が紙パック内に一杯に溜ったときは、蓋体５３
を開放し、取っ手５９を持って取出口５３からバスケッ
ト５０を引き上げ、ゴミ袋などに入れてクランプ６０を
解除すれば、紙パックは自重により後部の開口部から落
下する。そして、前述の要領で新らしい紙パックをバス
ケット５０に装着し、再び集塵室５１内に挿入して設置
する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】掃除機本体の集塵室内
に紙パック（集塵袋）が装着されたバスケットを着脱時
に設置する場合、着脱時に手で持っための持ち手が必要
であり、この持ち手は紙パックの取付部の近傍（したが
って、蓋体の前面側）に設けることが使用時の利便性の
面で望ましい。一方、近年電気掃除機の小型化が進んで
おり、前述のように、バスケット５０前面板５６の上端
部から上方に取っ手５９を延設した場合は、バスケット
５０の前面側が高くなるため、これを収容する集塵室５
１の上部を取っ手５９を内包しうるように大きく形成し
なければならず、このため、形状上の制約があるばかり
でなく、掃除機本体が大型化するという問題がある。

【０００８】また、上述のバスケット５０は、前面板５
６、底板５７及び左右の側板により箱状に形成され、さ
らに紙パックを固定するためのクランプ６０等が設けら
れているため、構造が複雑でコストアップになり、その
上、紙パックの着脱が面倒である。

【０００９】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、簡単な構造で高さを低く抑えることにより
掃除機本体を小型化することができ、その上集塵袋の着
脱が容易な集塵ケースを備えた電気掃除機を提供するこ
とを目的としたものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明に係る電気掃除機
は、内部に集塵室及び電動送風機を有する掃除機本体
と、集塵袋が装着されて前記集塵室内に着脱自在に設置
される集塵ケースとを備え、該集塵ケースを、集塵袋が
当接する前面板と該集塵袋が載置される底板とによりほ
ぼＬ字状に形成し、前記前面板の上部に上下に移動可能
な持ち手を設けたものである。

【００１１】また、上記の集塵ケースの持ち手を持ち部
と脚部とによりほぼコ字状に形成すると共に、前面板の
上部に前記持ち手の脚部が上下に摺動可能に挿入される
ガイドを設けた。さらに、上記の集塵ケースの持ち手を
上方に付勢する弾性体を設けた。

【００１２】また、本発明に係る電気掃除機は、内部に
集塵室及び電動送風機を有する掃除機本体と、集塵袋が
装着されて前記集塵室内に着脱自在に設置される集塵ケ
ースとを備え、該集塵ケースを、集塵袋が当接する前面
板と前記集塵袋が載置される底板とによりほぼＬ字状に
形成し、前記前面板の上部に前後方向に回動可能な持ち
手を設けたものである。

【００１３】上記のいずれかの集塵ケースの底板に、前
面板に近接して集塵袋の固定部を設けた。また、上記い
ずれかの掃除機本体の上蓋の下面に、該上蓋を閉じたと
きに集塵室内に設置された集塵ケースの持ち手に当接す
る持ち手押えを設けた。

【００１４】

【発明の実施の形態】［実施の形態１］図１は本発明の
実施の形態１に係る掃除機本体の縦断面図である。図に
おいて、１は電気掃除機の本体（以下、掃除機本体とい
う）で、前面側にはホース等の接続部が挿入される円筒
状の差込口２が設けられており、差込口２の後部側には
上部が開口されてこの差込口２と連通する集塵室３が設
けられている。４は多数の通気孔５を有し、集塵室３の
後部に設けられた隔壁、６は隔壁４の後部に設けられた
電動機室で、隔壁４に当接して電動送風機７が設置され
ている。

【００１５】８は電動機室６の仕切り壁で、掃除機本体
１の後壁との間にはコードリール９が配設されている。
１０は集塵室３の上部開口部を開閉する上蓋で、後部側
がヒンジ１１を介して掃除機本体１に開閉自在に装着さ
れ、前面側には差込口２の上方において掃除機本体１に
設けられた係止部１２に着脱自在に係止する係止爪１３
が設けられている。なお、１４は後述の集塵ケース２０
の持ち手３０の位置に対応して、上蓋１０の下面に設け
られた例えばリブの如き持ち手押えである。なお、１５
は掃除機本体１の下面前部側に設けた前輪、１６は掃除
機本体１の両側壁の後部側に設けた後輪である。

【００１６】２０は集塵室３内に着脱自在に設置される
集塵ケースである。この集塵２０は、図２に示すよう
に、前面板２１と底板２２とによりほぼＬ字状に形成さ
れており、前面板２１のほぼ中央部には、ホース等の接
続部が挿入される開口部２３が設けられている。２４
（図１）はこの開口部２３に装着されたパッキンであ
る。２５は底板２２と前面板２１との間に設けたリブ２
６の前面板２１側に形成された集塵袋固定部、２７は前
面板２１の両側縁に設けた集塵袋保持部である。なお、
２２ａは底板２２に設けた複数の通気孔である。

【００１７】３０は前面板２１の上部に設けた持ち手
で、持ち部３１の両側に脚部３２を有するほぼコ字状で
断面四角形に形成されており、その詳細を図３に示す。
図３（ａ）において、３５は前面板２１の上部前面側
に、持ち手３０の脚部３２に対応して設けられた一対の
持ち手ガイドで、有底で持ち手３０の脚部３２の外形よ
り若干大きい四角形のガイド穴３６を有し、前壁の上下
方向には摺動穴３７が設けられている。そして、持ち手
３０の脚部３２をガイド穴３６内に挿入し、脚部３２の
先端部に設けた係止爪３３を摺動穴３７に嵌入する。

【００１８】これにより、持ち手３０は持ち手ガイド３
５のガイド穴３６内に上下に摺動可能に保持され、持ち
手３０を引き上げたときは、図３（ａ）に示すように、
係止爪３３が摺動穴３７の上端部に当接してその位置に
保持され、持ち手３０から手を離すと自重により落下
し、図３（ｂ）に示すように、係止爪３３が摺動穴３７
の下端部に当接し、その位置に停止する。このとき、持
ち手３０は、その持ち部３１のみが持ち手ガイド３５上
に突出する。

【００１９】次に、上記のように構成した本実施の形態
の作用を説明する。先ず、図２、図４に示すように、集
塵ケース２０の集塵袋固定部２５に、集塵袋４０の固定
板４１の下部を嵌合して集塵袋保持部２７の間に位置さ
せると共に前面板２１に当接させ、集塵袋４０の底部を
底板２２上に載置する。このとき、固定部４１に設けた
ホース等の接続部が挿入される穴４２が前面板２１の開
口部２３と整合する。これにより、集塵ケース２０への
集塵袋４０の装着は終了する。

【００２０】次に、図５に示すように、掃除機本体１の
上蓋１０をヒンジ１１を軸に回動し、ほぼ垂直に立てて
集塵室３の上部を開放する。そして集塵ケース２０の持
ち手３０を上方に引き上げて手に持ち、集塵室３の開口
部から集塵室３内に挿入する。所定の位置に設置された
ときは、手を離すと持ち手３１は自重により下降し、図
３（ｂ）の状態になる。このとき、前面板２１の開口部
２３及び集塵袋４０の固定板４１に設けた穴４２が掃除
機本体１の差込口２と整合し、かつ、パッキン２４によ
り気密に保持される。

【００２１】集塵ケース２０の装着が終ったときは、上
蓋１０を閉じてその係止爪１３を係止部１２に係止させ
てロックする。このときの状態を図１に示す。なお、上
蓋１０を閉じるとその下面に設けた持ち手押え１４が持
ち手３０の持ち部３１に当接するので、掃除機本体１を
移動させたりしても、持ち手３０が動揺することはな
い。

【００２２】上記のような集塵袋４０が装着された集塵
ケース２０が集塵室３に設定された電気掃除機により床
面などを掃除する場合は、例えば、先端部に床用吸込具
を備えた接続パイプを、ホースの一端に設けた取っ手に
接続し、ホースの他端に設けた接続部を、掃除機本体１
の差込口２にその先端部が集塵袋４０内に達するまで挿
入して接続する。

【００２３】そして、コードリール９を繰り出して電源
に接続し、ホースの取っ手に設けた電源スイッチをＯＮ
する。これにより、電動送風機７が駆動されて床用吸込
具が空気と共に塵埃を吸い込み、塵埃を含んだ空気は接
続パイプ、ホースを経て集塵袋４０内に吸引される。そ
して、塵埃は集塵袋４０内に捕集され、集塵袋４０によ
って清浄化された空気は、隔壁４の通気孔５から吸い込
まれて電動送風機のモータを冷却し、後壁などに設けた
排気口から外部へ排出される。

【００２４】集塵袋４０内に捕集した塵埃が一杯に溜っ
たときは、図５に示すように、上蓋１０を開放し、集塵
ケース２０の持ち手３０の持ち部３１をつまんで引上
げ、持ち手３０を手に持って集塵ケース２０全体を引上
げて集塵室３から取出す。そして、ゴミ袋等に挿入して
集塵ケース２０を傾ければ、塵埃が一杯に詰った集塵袋
４０は自重により集塵ケース２０から離れゴミ袋等の中
に落下する。集塵袋４０が落下したときは、前述の要領
で新らしい集塵袋４０を集塵ケース２０に装着し、集塵
室３内に挿入する。

【００２５】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態に係る電気掃除機の集塵ケース２０は、前面板２１
と底板２２とによりＬ字状に形成され、前面板２１に持
ち手３０及び持ち手ガイド３５を設け、底板２２の前面
板２１寄りに集塵袋４０の固定部２５を設けただけなの
で構造がきわめて簡単で、集塵袋４０の装着が容易であ
り、また、集塵袋４０内に塵埃が溜ったときは、なんら
の操作をすることなく集塵ケース２０を傾けるだけで集
塵袋４０を落下させることができるので、使い勝手がよ
くきわめて便利である。

【００２６】また、集塵ケース２０の持ち手３０を上下
動可能に構成したので、集塵室３への挿入、取出しが容
易であり、さらに持ち手３０が下方に位置するため集塵
ケース２０を小型化でき、集塵室３にコンパクトに収納
することができる。このため掃除機本体を小型化するこ
とができる。また、上蓋１０の下面に、上蓋１０を閉じ
たときに集塵ケース２０の持ち手３０に当接する持ち手
押え１４を設けたので、掃除機本体１の移動時に持ち手
３０が動揺したり音を発したりすることもない。

【００２７】［実施の形態２］図６は本発明の実施の形
態２に係る掃除機本体の縦断面図である。なお、実施の
形態１と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省
略する。本実施の形態は、図７に示すように、塵埃ケー
ス２０の持ち手ガイド３５のガイド穴３６内において、
持ち手３０の脚部３２の下端部とガイド穴３６の底部と
の間に、例えばコイルばねの如き弾性体３８を介装し
て、持ち手３０を常時上方に付勢するようにしたもので
ある。これにより、常時は図７（ａ）に示すように、係
止爪３３が摺動穴３７の上端部に位置し、強く圧下する
と図７（ｂ）に示すように、係止爪３３は摺動穴３７の
下端部に位置する。

【００２８】本実施の形態における集塵ケース２０への
集塵袋４１の着脱手順は実施の形態１の場合と同様であ
るが、集塵室３への挿入、取出しにあたっては、持ち手
３０が常時前面板２１から上方に突出しているので、持
ち部３２を容易に手で持つことができる。また、上蓋１
０を閉じると、図６に示すように、持ち手３０は弾性体
３８に付勢されて前面板２１の上端部から突出している
ため、先ず、上蓋１０の下面（又は持ち手押え１４）が
持ち手３０に当り、さらに上蓋１０を圧下すると、持ち
手３０は弾性体３８に抗して下降するので上蓋１０を閉
じることができ、係止爪１３を係止部１２に係止させて
ロックすることができる。

【００２９】さらに、上蓋１０を閉じたときに、上蓋１
０は持ち手３０により上方に押圧されているので、使用
中に上蓋１０がガタついたり持ち手１０が動揺したりす
ることがない。また、上蓋１０が不完全閉止状態のとき
は、上蓋１０は持ち手３０に付勢されて一部開放されて
いるので、容易に発見することができる。また、上蓋１
０を勢いよく閉じた場合でも持ち手３０の付勢力によっ
て緩衝されるので、係止部１２や係止爪１３が損傷する
ことはない。

【００３０】上蓋１０を開放するために係止爪１３と係
止部１２とのロックを解除すると、上蓋１０は持ち手３
０に押し上げられて、図６に示すように自動的に半開き
状態になるので、上蓋１０の先端部を持って容易に開放
することができる。

【００３１】［実施の形態３］図８は本発明の実施の形
態３に係る掃除機本体の縦断面図である。なお、実施の
形態１，２と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明
を省略する。実施の形態１，２では、塵埃ケース２０の
持ち手３０を、上下に移動させる場合について説明した
が、本実施の形態は、持ち手を前後に回動させるように
したのである。

【００３２】図８において、３０ａは集塵ケース２０に
設けた持ち手で、その詳細を図９に示す。図９におい
て、３５ａは前面板２１の前側に設けた一対の持ち手３
０ａの支持部で、前面板２１の上端部より上方が開口さ
れて断面コ字状に形成されており、この中に持ち手３０
ａの脚部３２ａを挿入してピン３９により回動自在に支
持したものである。このように構成した持ち手３０ａ
は、図８に示すように、支持部３５ａの前壁から前面板
２１の上端部の範囲で、矢印で示すように自在に回動す
ることができる。

【００３３】上記のように構成した本実施の形態におい
て、持ち手３０ａを手に持って集塵ケース２０を集塵室
３内に収納した状態では、持ち手３０は、図８に破線で
示すようにほぼ垂直に立った状態にあり、上蓋１０を閉
じると、図８に実線で示すように、上蓋１０の下面に沿
って後方に回動するので、上蓋１０を支障なく閉じるこ
とができる。塵埃が溜った集塵袋４０を捨てるために上
蓋１０を開放すると、持ち手３０ａは図８に実線で示す
ように後方に倒れた状態にあるので、持ち手３０ａを図
８の破線の位置まで回動させて、塵埃ケース２０を取り
出せばよい。

【００３４】なお、支持部３５ａにピン３９によって支
持された持ち手３０ａの脚部３２ａと前面板２１との間
に、例えば板ばねやコイルばねの如き弾性体を介装し、
持ち手３０ａを常時図８の破線の位置にあるように付勢
すれば、上蓋１０を閉じたときは上蓋１０の下面に押さ
れて図８の実線の位置まで回動し、上蓋１０の下面に当
接してその付勢力により上蓋１０のガタつきを防止す
る。また、上蓋１０を開放したときは弾性体の付勢力に
より自動的に図８の破線の状態に戻るので、集塵ケース
２０の取出しが容易である。

【００３５】

【発明の効果】請求項１に係る電気掃除機は、内部に集
塵室及び電動送風機を有する掃除機本体と、集塵袋が装
着されて集塵室内に着脱自在に設置される集塵ケースと
を備え、この集塵ケースを、集塵袋が当接する前面板と
集塵袋が載置される底板とによりほぼＬ字状に形成し、
前面板の上部に上下に移動可能な持ち手を設けたので、
簡単な構造で高さを低く抑えることにより、掃除機本体
を小型化することができ、その上集塵袋の着脱が容易で
ある。

【００３６】請求項２に係る電気掃除機は、請求項１の
電気掃除機において、集塵ケースの持ち手を持ち部と脚
部とによりほぼコ字状に形成すると共に、前面板の上部
に持ち手の脚部が上下に摺動可能に挿入される持ち手ガ
イドを設けたので、集塵ケースを集塵室に収容したとき
は持ち手を下降させて前面板の高さを低くできるため、
掃除機本体を小型化することがでる。

【００３７】請求項３に係る電気掃除機は、請求項１又
は２の電気掃除機において、集塵ケースの持ち手を上方
に付勢する弾性体を設け、上蓋の開閉により持ち手を自
動的に昇降させるようにしたので、使い勝手のよい集塵
ケースを得ることができる。

【００３８】請求項４に係る電気掃除機は、内部に集塵
室及び電動送風機を有する掃除機本体と、集塵袋が装着
されて集塵室内に着脱自在に設置される集塵ケースとを
備え、この集塵ケースを、集塵袋が当接する前面板と集
塵袋が載置される底板とによりほぼＬ字状に形成し、前
面板の上部に前後方向に回動可能な持ち手を設けたの
で、請求項１の場合と同様の効果を得ることができる。

【００３９】請求項５に係る電気掃除機は、請求項１〜
４のいずれかの電気掃除機において、集塵ケースの底板
に、前面板に近接して集塵袋の固定部を設けたので、集
塵袋を簡単かつ確実に集塵ケースに装着することができ
る。

【００４０】請求項６に係る電気掃除機は、請求項１〜
５のいずれかの電気掃除機において、掃除機本体の上蓋
の下面に、上蓋を閉じたときに集塵室内に設置された集
塵ケースの持ち手に当接する持ち手押えを設けたので、
上蓋のガタつきや持ち手の動揺を防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１に係る掃除機本体の縦
断面図である。

【図２】図１の集塵ケースの斜視図である。

【図３】図２の集塵ケースの要部の説明図である。

【図４】図２の集塵ケースに集塵袋を装着した状態を
示す斜視図である。

【図５】実施の形態１の作用説明図である。

【図６】本発明の実施の形態２に係る掃除機本体の縦
断面図である。

【図７】図６の集塵ケースの要部の説明図である。

【図８】本発明の実施の形態３に係る掃除機本体の縦
断面図である。

【図９】図８の集塵ケースの要部の説明図である。

【図１０】従来の紙パックを装着するバスケットを備
えた掃除機本体の一例の斜視図である。

【図１１】図１０のバスケットの斜視図である。

【符号の説明】

１掃除機本体、３集塵室、７電動送風機、１４
持ち手押え、２０集塵ケース、２１前面板、２２
底板、２５集塵袋固定部、３０持ち手、３５持ち
手ガイド、３８弾性体、４０集塵袋。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者蓮浩二埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地１三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者石井史郎埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地１三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者柳沢健児埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地１三菱電機ホーム機器株式会社内Ｆターム(参考） 3B062 AD01 AD03 AD14 AD20

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内部に集塵室及び電動送風機を有する掃
除機本体と、集塵袋が装着されて前記集塵室内に着脱自
在に設置される集塵ケースとを備え、該集塵ケースを、集塵袋が当接する前面板と該集塵袋が
載置される底板とによりほぼＬ字状に形成し、前記前面
板の上部に上下に移動可能な持ち手を設けたことを特徴
とする電気掃除機。
【請求項２】集塵ケースの持ち手を持ち部と脚部とに
よりほぼコ字状に形成すると共に、前面板の上部に前記
持ち手の脚部が上下に摺動可能に挿入される持ち手ガイ
ドを設けたことを特徴とする請求項１記載の電気掃除
機。
【請求項３】集塵ケースの持ち手を上方に付勢する弾
性体を設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の電
気掃除機。
【請求項４】内部に集塵室及び電動送風機を有する掃
除機本体と、集塵袋が装着されて前記集塵室内に着脱自
在に設置される集塵ケースとを備え、該集塵ケースを、集塵袋が当接する前面板と前記集塵袋
が載置される底板とによりほぼＬ字状に形成し、前記前
面板の上部に前後方向に回動可能な持ち手を設けたこと
を特徴とする電気掃除機。
【請求項５】集塵ケースの底板に、前面板に近接して
集塵袋の固定部を設けたことを特徴とする請求項１〜４
のいずれかに記載の電気掃除機。
【請求項６】掃除機本体の上蓋の下面に、該上蓋を閉
じたときに集塵室内に設置された集塵ケースの持ち手に
当接する持ち手押えを設けたことを特徴とする請求項１
〜５のいずれかに記載の電気掃除機。