JP2007068749A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態での操作性を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用する際には二次電池11を吸込口体部10の電池ボックス部に装着して二次電池11からの給電により掃除部の駆動部を駆動させる。吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用する際には二次電池11を掃除機本体1の本体用電池ボックスBに装着して電源コード12を介して外部の電源により充電する。吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続した状態での操作性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、掃除機本体の吸込側に接続した状態での使用と掃除機本体から取り外した状態での単独使用とが選択可能な吸込口体部を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通し集塵袋すなわち紙パックなどが着脱可能な集塵室が設けられている。また、掃除機本体には、集塵室に連通する本体吸込口が開口形成されている。さらに、この本体吸込口にはホース体が連通接続されるとともに、このホース体の先端部に、手元操作部、延長管および床ブラシからなる吸込口体部が着脱可能に連通接続される。この吸込口体部は、床ブラシに、掃除部としての回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動させるモータとがそれぞれ設けられ、モータに給電する二次電池が延長管に設けられていることにより、この吸込口体部を掃除機本体の吸込側から取り外してこの吸込口体部単独でも掃除可能に構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−47577号公報(第5頁、図7)
しかしながら、上述の電気掃除機では、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続して使用する場合には、延長管に設けた二次電池の分、吸込口体部が重くなり、掃除の際の取り回しすなわち操作性が良好でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態での操作性を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、二次電池を着脱可能に保持する掃除機本体用電池装着部を有し、この掃除機本体用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動可能な電動送風機を収容した掃除機本体と、二次電池を着脱可能に保持する吸込口体部用電池装着部、および、この吸込口体部用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動する掃除部を有し、掃除機本体の吸込側に着脱可能に設けられ、この掃除機本体の吸込側に接続した状態での使用と掃除機本体から取り外した状態での単独使用とが選択可能な吸込口体部とを具備し、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態で使用する際に、吸込口体部用電池装着部から取り外した二次電池を、本体用電池装着部に装着して使用可能であるものである。
また、本発明は、電動送風機を収容し、二次電池を着脱可能に保持する掃除機本体用電池装着部を有し、かつ、この掃除機本体用電池装着部に装着された二次電池を外部電源により充電可能な掃除機本体と、二次電池を着脱可能に保持する吸込口体部用電池装着部、および、この吸込口体部用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動する掃除部を有し、掃除機本体の吸込側に着脱可能に設けられ、この掃除機本体の吸込側に接続した状態での使用と掃除機本体から取り外した状態での単独使用とが選択可能な吸込口体部とを具備し、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態で使用する際に、吸込口体部用電池装着部から取り外した二次電池を、掃除機本体用電池装着部に装着して充電可能であるものである。
本発明によれば、吸込口体部を掃除機本体の吸込側から取り外して使用する際には二次電池を吸込口体部の吸込口体部用電池装着部に装着して掃除部を駆動させ、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続して使用する際には二次電池を掃除機本体の本体用電池装着部に装着して電動送風機を駆動させることで、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態での操作性を向上できる。
また、本発明によれば、吸込口体部を掃除機本体の吸込側から取り外して使用する際には二次電池を吸込口体部の吸込口部用電池装着部に装着して掃除部を駆動させ、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続して使用する際には二次電池を掃除機本体の本体用電池装着部に装着して外部の電源により充電させることで、吸込口体部を掃除機本体の吸込側に接続した状態での操作性を向上できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図10を参照して説明する。
図1において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示しない集塵パックにて集塵する。
また、この掃除機本体1には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部5が着脱可能に設けられている。この手元操作部5には、掃除機本体1内の電動送風機2などを複数の動作モードに設定する複数の設定ボタン6が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部7が基端側に向けて突設されている。
さらに、この手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。またさらに、この延長管8の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。そして、これら手元操作部5、延長管8および床ブラシ9により吸込口体部10が構成されている。
また、掃除機本体1内には、電動送風機2に給電するとともに、この電動送風機2への通電状態で、掃除機本体1の底部などに設けられた掃除機本体用電池装着部としての本体用電池ボックス部Bに着脱可能な二次電池11を充電可能な電源コード12が導出可能に設けられている。この電源コード12は、掃除機本体1内に設けられ電動送風機2の駆動を制御する図示しない制御回路などに電気的に接続されている。
そして、吸込口体部10は、図1の実線に示すように、掃除機本体1の吸込側に接続されて使用する場合と、図1の想像線に示すように、単独使用する場合とを選択可能に構成されている。すなわち、吸込口体部10は、図2に示すように、ホース体4の先端部にて、略円筒状の接続管部15が設けられ、ホース体4の先端にて掃除機本体1の吸込側に着脱可能にとなっている。この接続管部15は、ホース体4が周方向に回動可能に接続される接続基端部16と、この接続基端部16よりも径小に形成されこの接続基端部16から略同軸上に突設された接続突部17とを有している。
接続基端部16は、側部にクランプ18が設けられ、このクランプ18が手元操作部5の基端側に設けられたクランプ受部19と着脱可能に係合されることで、ホース体4と手元操作部5とを着脱可能に接続するように構成されている。
接続突部17は、ホース体4と手元操作部5とを接続する際に手元操作部5の基端側に挿入されるものであり、先端側の外周部に、手元操作部5の基端側の内周に圧接されて環状のパッキン20が設けられ、ホース体4と手元操作部5とを気密に接続可能となっている。
床ブラシ9は、図1に示すように、前後方向である走行方向に対して横長四角形状のケース体25を備えている。また、この床ブラシ9には、ケース体25の後部に、延長管8の先端側に連通接続される連通管26が突設されている。
ケース体25は、図3ないし図5に示すように、電動送風機2(図1)の駆動により空気とともに塵埃を吸い込む吸込口31が開口され上側が開放された横長の下ケース32と、この下ケース32の上側を閉塞してこの下ケース32に取り付けられる横長の上ケース33と、これら下ケース32および上ケース33に挟持されるバンパ34とを有している。また、このケース体25内には、吸込口31と連通管26とを連通する風路部36が設けられ、この風路部36内には、吸込口体部側集塵部としての集塵ボックス37を取り付け可能な収容空間部38と、この収容空間部38の上方に位置し二次電池11を着脱可能な吸込口体部用電池装着部としての電池ボックス部39とが設けられている。
吸込口31は、下ケース32の前側に位置して設けられた横長四角形状の開口である。また、この吸込口31には、風路部36内に回転自在に設けられ回転駆動部としてのモータ41により回転される回転清掃体としての回転ブラシ42が臨んで位置している。そして、これらモータ41と回転ブラシ42とにより、吸込口体部10に駆動部43が構成されているとともに、この駆動部43と集塵ボックス37とにより、吸込口体部10に掃除部44が構成されている。
モータ41は、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外してこの吸込口体部10に二次電池11を接続した状態で二次電池11から給電を受け、かつ、設定ボタン6により回転のオンオフを設定され、オン状態の際に、回転ブラシ42を回転駆動させるものである。そして、このモータ41は、出力軸46の先端部にプーリ47が設けられ、このプーリ47と回転ブラシ42との間に、モータ41の回転力を回転ブラシ42に伝達するベルト48が巻き掛けられている。
回転ブラシ42は、回転軸心となる細長円筒状の軸芯部としてのブラシ組立51を備え、このブラシ組立51の外周面全体には、毛ブラシ、あるいはゴムブレードなどの複数の清掃部材52が径方向に突出するように螺旋状に取り付けられている。また、ブラシ組立51の両端部には、下ケース32の両側部にブラシ組立51を回転可能に支持する軸受53,54がそれぞれ取り付けられている。
下ケース32の吸込口31の後方には、この吸込口31と略等しい左右方向寸法を有する横長に形成され集塵ボックス37を着脱する集塵ボックス着脱口56が開口形成されている。また、この下ケース32の吸込口31および集塵ボックス着脱口56の両側部には、前後方向に沿って連続する側部区画リブ57,58がそれぞれ設けられている。さらに、この下ケース32の集塵ボックス着脱口56の後側の縁部には、収容空間部38の後部を区画する下側後部区画リブ62が上方に向けて突設されている。そして、この下ケース32の前端部の両側近傍には、前輪63,63が回転自在に設けられ、かつ、左右方向中心部の後部から後方に突出し連通管26の先端部が回動可能に軸支された下側突出部64の両側部には、後輪65,65が回転自在に設けられている。
側部区画リブ57は、下ケース32の一側寄りの前端から後端に亘って直線状に形成され、下ケース32の一側部との間にベルト空間部66を区画している。このベルト空間部66には、モータ41のプーリ47と、回転ブラシ42の軸受53と、ベルト48とがそれぞれ収容されている。
側部区画リブ58は、下ケース32の他側寄りの前端から下側後部区画リブ62に亘って直線状に形成され、下ケース32の他側部および下側後部区画リブ62との間に軸受空間部67を区画している。この軸受空間部67には、回転ブラシ42の軸受54が収容されている。
下側後部区画リブ62は、側部区画リブ58から左右方向中心部側へと突設された一側部側区画リブ71と、下ケース32の他側部から左右方向中心部側へと突設された他側部側区画リブ72とを備えている。
一側部側区画リブ71は、先端部が後方へと屈曲されて下側突出部64にて連通管26の先端部の一側へと連続し、下ケース32の一側部の後端部との間にモータ41を収容するモータ収容部74を区画形成している。
他側部側区画リブ72は、先端部が後方へと屈曲されて下側突出部64にて連通管26の先端部の他側へと連続している。
そして、これら各区画リブ71,72の間に、風路部36の後部下側が区画されている。
上ケース33は、図1、図4および図6に示すように、前後方向の略中心域に、電池ボックス部39に対応して横長に形成された電池着脱口76が開口形成されている。また、この上ケース33の電池着脱口76の前縁および後縁には、上側前部区画リブ78および上側後部区画リブ79が下方に向けてそれぞれ突設されている。さらに、この上ケース33の電池着脱口76の両側縁には、上ケース33を下ケース32に取り付けた状態で各区画リブ71,72の上端部にそれぞれ当接する上側区画リブ81(一方のみ図示)がそれぞれ突設されている。そして、上ケース33の左右方向中心部の後部には、下側突出部64に対応して突出し後輪65,65を回転可能に軸支する上側突出部82が突設されている。
電池着脱口76は、二次電池11を電池ボックス部39に着脱可能とする開口であり、電池蓋84により閉塞可能となっている。この電池蓋84は、図示しないが、例えば螺子止めなどにより電池着脱口76に対して係止可能に設けられ、この係止により、二次電池11を電池ボックス部39内に保持する。また、この電池蓋84の下部には、電池ボックス部39の上部を気密に閉塞するための環状のパッキン85が取り付けられている。
上側前部区画リブ78は、電池ボックス部39の前部を区画するものであり、図示しないが、左右方向に直線状に形成されている。また、この上側前部区画リブ78の左右方向中央部には、吸込口31側と電池ボックス部39とを連通し風路部36の一部をなす連通口87が開口形成されている。この連通口87は、二次電池11を電池ボックス部39に取り付けた状態で閉塞される。
上側後部区画リブ79は、電池ボックス部39の後部を区画するものであり、図示しないが、下側後部区画リブ62の各区画リブ71,72の上方に対応する形状に形成され、風路部36の後部上側が間に区画されている。
そして、区画リブ78,79,81,81のそれぞれの上端部には、電池着脱口76の縁部に沿って、電池蓋84を取り付ける際のパッキン85の座部となる段差部89が形成されている。
バンパ34は、例えばゴム、あるいはエラストマなどの、可撓性を有する合成樹脂などの部材で形成され、床ブラシ9の両側部から前側に亘って連続している。
風路部36は、吸込口31の上部が回転ブラシ42を収容する回転ブラシ収容部となっている。
集塵ボックス37は、図7ないし図9に示すように、ケース部91と、このケース部91に回動可能に取り付けられる開閉板92と、ケース部91内に可動可能に設けられた開閉体としての開閉枠93とを備えている。
ケース部91は、横長平板状のボックス下ケース95と、このボックス下ケース95の後部および両側部から垂直上方に設けられたボックス中ケース96と、このボックス中ケース96の上部に取り付けられる横長平板状のボックス上ケース97とを有し、これらボックス下ケース95、ボックス中ケース96およびボックス上ケース97の前端部により、風路部36に臨んで開閉板92の回動により開閉される開口98が区画されている。
ボックス下ケース95は、収容空間部38の内縁の前後寸法および左右寸法に沿った四角形状に形成され、前端部近傍に、開閉枠93の前端側を押さえる開閉枠支持部101,101が突設されている。また、このボックス下ケース95の左右両側部には、集塵ボックス37をケース体25に係止可能とする係止爪部102,102がそれぞれ突設されている。
各開閉枠支持部101は、ボックス下ケース95の上面にそれぞれ鉤状に突設され、左右方向中心側から開閉枠93の前端部を係合可能となっている。
各係止爪部102は、ボックス下ケース95の両側部から左右方向に突出した突出部104と、この突出部104の先端部から上方へと屈曲された屈曲部105と、この屈曲部105からボックス下ケース95の左右方向の中心側へと突出した爪部106とを備えている。
屈曲部105の外側面には、摘まれることで係止爪部102を可撓変形させて係止爪部102のケース体25への係合を外すことが可能な摘み部108が突設されている。
爪部106は、図1および図10に示すように、ケース体25の両側部(一側部のみ図示)にて上ケース33から下ケース32に亘って上下方向に沿って形成された凹溝状の係止凹部109に係止されるものである。
ボックス中ケース96は、図7ないし図9に示すように、ボックス下ケース95の後部に沿う垂直な四角形板状の中ケース後板111と、この中ケース後板111の両側部からボックス下ケース95の両側部に沿ってそれぞれ前方へと屈曲して突設された四角形板状の中ケース側板112,112とを備え、中ケース後板111と各中ケース側板112との間に亘って区画板113がそれぞれ連続して設けられている。
中ケース後板111は、上下方向の略中心域にて、各区画板113の近傍である左右方向両側部近傍に、上側へと屈曲された鉤状の係合部115,115が突設されている。これら係合部115,115には、開口98を閉塞する方向に開閉板92を付勢する付勢部材としての環状のゴム116,116がそれぞれ係合されている。
区画板113は、中ケース後板111から前方へと突設された区画側板部121と、中ケース側板112から左右方向の中心側へと突設された区画前板部122とを有し、中ケース後板111および中ケース側板112との間に、挿入空間部123を区画形成している。
各区画側板部121は、各係合部115の側方にそれぞれ位置し、中ケース後板111の上端部から下端部に亘ってそれぞれ連続している。また、これら区画側板部121の下端部には、開閉枠93の一部が挿入されて前後に摺動可能となる側部挿入孔124が前後方向に長手状にそれぞれ切り欠き形成されている。
各区画前板部122は、中ケース側板112の前後方向の中心域からそれぞれ突設され、先端部が区画側板部121の先端部と一体となっている。また、これら区画前板部122は、中ケース側板112の上端部から下端部に亘って連続し、この下端部に、開閉枠93の一部が挿入される前部挿入孔126がそれぞれ切り欠き形成されている。
各挿入空間部123は、上下方向に長手状の空間部であり、側部挿入孔124および前部挿入孔126により外部と連通している。また、各挿入空間部123内には、図6に示す二次電池11の電池ボックス部39への取り付けにより開閉板92を回動させて開口98を開く機構部131がそれぞれ収容されている。
各機構部131は、挿入空間部123内で上下方向に摺動可能な可動体としての斜面板133と、この斜面板133の上部に接続されて上端側がボックス上ケース97の上方に位置する開閉ボタン134と、この開閉ボタン134を上方向に付勢するボタン付勢部材としてのばね135とを有している。
各斜面板133は、略直方体状に形成され、下端部の前側に、前方に向けて上側へと傾斜した傾斜面137が設けられている。また、各斜面板133の上部には、この斜面板133を挿入空間部123に対して抜け止めする抜け止めフランジ部138がフランジ状に突設され、この抜け止めフランジ部138の上部に、環状の斜面板パッキン139が取り付けられている。さらに、各斜面板133の抜け止めフランジ部138よりも上方には、斜面板133を開閉ボタン134と接続するための接続突出部141がそれぞれ突設されている。
開閉ボタン134は、ボックス上ケース97の上方から挿入空間部123へとそれぞれ挿入されるもので、下側が開口された略有蓋角筒状のボタン本体143と、このボタン本体143の上端部からフランジ状に突出したボタン部144とを有し、このボタン部144の下部に、環状のボタンパッキン145が取り付けられている。
ボタン本体143は、各斜面板133の接続突出部141が下側から挿入される部分である。また、このボタン本体143は、ばね135に挿入されている。
ボタン部144は、開閉ボタン134が挿入空間部123内へと埋没することを防止するもので、ボックス上ケース97との間にばね135が保持されている。
ボックス上ケース97は、ボックス下ケース95と略等しい四角形状に形成され、後部寄りの両側部に、開閉ボタン134のボタン本体143が挿入される角孔状の挿入孔147,147がそれぞれ穿設されている。
開閉板92は、開口98よりも一回り大きい横長四角形状に形成され、上端部の後部に、上側へと厚み寸法が小さくなるように傾斜した集塵傾斜面149が設けられている。また、この開閉板92の両側部の下部には、この開閉板92をケース部91のボックス下ケース95の前端部両側に回動可能に軸支する回動軸部151,151がそれぞれ左右方向の中心側へと突設されている。さらに、この開閉板92には、ボックス中ケース96の係合部115,115との間でゴム116,116がそれぞれ係合される開閉板係合部152,152がそれぞれ鉤状に突設されている。
開閉枠93は、各挿入空間部123に下方からそれぞれ挿入される枠斜面板154,154と、これら枠斜面板154,154間を連結する連結部155と、枠斜面板154,154のそれぞれから前方へと突設された開閉板当接部としての足部156とを備えている。
各枠斜面板154は、挿入空間部123よりも前後方向に小さい直方体状に形成され、上端部の後側に、斜面板133の傾斜面137に対応して前方に向けて上方に傾斜した枠傾斜面158が設けられている。この枠傾斜面158は、各挿入空間部123に挿入された各斜面板133の傾斜面137に対向し、この傾斜面137と当接することで斜面板133の上下方向のストロークに対応して開閉枠93を前後方向に摺動させる。
連結部155は、細長棒状に形成され、各側部挿入孔124に両端部がそれぞれ挿入されて、開閉枠93の前後動に伴い各側部挿入孔124内で前後に摺動可能となっている。
各足部156は、各前部挿入孔126に基端部が挿入されているとともに、先端側がボックス下ケース95の開閉枠支持部101,101のそれぞれに係合されて支持されている。また、各足部156は、各枠斜面板154が挿入空間部123内で最も後側に位置した状態でボックス下ケース95の前端部近傍に先端が位置し、かつ、各枠斜面板154が挿入空間部123内で最も前側に位置した状態で開閉板92の後面近傍に位置している。
さらに、これら足部156の先端部には、上方に向けて屈曲された屈曲当接部161がそれぞれ設けられている。これら屈曲当接部161は、下側が円弧状となるように屈曲され、足部156,156を開閉枠支持部101,101に係合させた状態でこれら開閉枠支持部101,101よりも前方に位置し、開閉枠93の前方向への摺動により開閉板92の後面に当接してこの開閉板92を前方へ押動するものである。
図3に示す収容空間部38は、電池ボックス部39の下部に連通し、この電池ボックス部39に二次電池11を取り付けない状態で、電池ボックス部39を介して電池着脱口76からケース体25の外部に露出することで、集塵ボックス37を収容空間部38に取り付けているかどうかを目視確認できるように構成されている。
電池ボックス部39は、図6に示すように、例えば左右方向両側近傍に、各区画リブ78,79間に亘って連続する遮蔽壁部163,163が設けられている。また、例えば電池ボックス部39の側部を区画する上側区画リブ81のいずれか一方には、二次電池11を電池ボックス部39に取り付けた状態でこの二次電池11の図示しない電池端子と電気的に接続される端子164が設けられている。
遮蔽壁部163,163は、二次電池11を電池ボックス部39に取り付ける際に、この二次電池11の両側部近傍に設けられた凹部166(一方のみ図示)に嵌合することで二次電池11を電池ボックス部39内で位置決め固定するとともに、これら遮蔽壁部163,163の間が、連通口87から連通管26へと連通する風路部36の後部をなすものである。
さらに、この遮蔽壁部163,163と電池ボックス部39を区画する上ケース33の各区画リブ78,79,81,81との間には、各端子164が位置しているとともに、集塵ボックス37を収容空間部38に取り付けた状態で各開閉ボタン134のボタン部144がそれぞれ臨んでいる。
連通管26は、ケース体25に対して上下方向に回動可能に設けられ、先端側が風路部36に連通し、基端側が延長管8の先端側に連通接続される。
そして、二次電池11は、図1に示すように、本体用電池ボックス部B(図1)と電池ボックス部39とに選択的に装着可能に設けられている。ここで、本体用電池ボックス部Bは、図示しないが、電池ボックス部39と同様に、例えば本体電池蓋などにより開閉可能となっているとともに、二次電池11を取り付けた状態で二次電池11の電池端子に電気的に接続される本体端子と、二次電池11の凹部166に嵌合される本体遮蔽壁部とが、内部にそれぞれ設けられている。本体端子は、掃除機本体1内の制御回路などに電気的に接続されており、電源コード12により電動送風機2を駆動させる際に、この電源コード12からの給電により充電されるものである。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
集塵ボックス37の組み立てに際しては、まず、ボックス下ケース95の前端部両側に開閉板92の回動軸部151をそれぞれ回動可能に軸支するとともに、開閉枠93の各足部156をボックス下ケース95の各開閉枠支持部101に係合させて、ボックス中ケース96を上側からボックス下ケース95へと取り付ける。
このとき、開閉枠93の各枠斜面板154を各挿入空間部123内に下方から挿入し、連結部155を各側部挿入孔124に、各足部156を各前部挿入孔126にそれぞれ嵌合させる。
また、挿入空間部123内に、機構部131の各斜面板133を、傾斜面137が後側上方に位置するように挿入する。
さらに、ボックス中ケース96の各係合部115と、開閉板92の各開閉板係合部152との間に、それぞれゴム116,116を係合させる。
この後、ボックス上ケース97をボックス中ケース96の上部に取り付けるとともに、各開閉ボタン134のボタン本体143をばね135に挿通して、このボタン本体143の先端を各挿入孔147からそれぞれ挿入空間部123内へと挿入し、機構部131の各斜面板133の接続突出部141と接続し、集塵ボックス37を完成する。
この完成した集塵ボックス37は、床ブラシ9の集塵ボックス着脱口56から収容空間部38に予め取り付けておく。すなわち、集塵ボックス37の各係止爪部102の爪部106を、床ブラシ9のケース体25の各係止凹部109にそれぞれ係合させることで、集塵ボックス37をケース体25に係止する。この状態で、図4に示すように、集塵ボックス37の開口98は開閉板92により閉塞されているとともに、風路部36は吸込口31と連通管26とを連通している。
そして、通常の掃除をする際には、作業者は、図1の実線に示すように、掃除機本体1の本体吸込口3にホース体4を接続するとともに、接続管部15を手元操作部5の基端側に挿入して図2に示すクランプ18とクランプ受部19とを係合することで、手元操作部5、延長管8および床ブラシ9を順次連通接続した吸込口体部10をホース体4の先端部に連通接続する。
さらに、掃除機本体1の本体用電池ボックス部Bの本体電池蓋を開け、二次電池11をこの本体用電池ボックス部Bに予め取り付けておく。このとき、二次電池11の凹部166を本体遮蔽壁部に嵌合させるとともに二次電池11の電池端子を掃除機本体1の本体端子に電気的に接続し、本体電池蓋を閉じる。
この後、作業者が、掃除機本体1から電源コード12を引き出して図示しないコンセントに接続した後、把持部7を把持して所定の設定ボタン6を操作すると、この設定ボタン6により設定された動作モードに応じて電動送風機2が所定の動作モードで駆動される。
次いで、作業者は、把持部7を把持して床面上で床ブラシ9を前後に走行させて床面の塵埃を吸込口31から吸い込む。
この吸込口31から空気とともに吸い込まれた塵埃は、連通口87および風路部36を介して連通管26へと流れ、この連通管26を介して、延長管8、手元操作部5、ホース体4および本体吸込口3を介して掃除機本体1内に収容された紙パックへと吸い込まれ、吸込風がこの紙パックを通過する際に、塵埃が紙パックにより捕集される。
そして、塵埃が捕集された空気は、電動送風機2へと吸気されて排気風となり、掃除機本体1の図示しない排気孔から外部へと排気される。
一方、少量の塵埃を短時間で掃除したい場合には、図1に示すように、クランプ18を操作して想像線のように掃除機本体1の本体吸込口3に接続されたホース体4から吸込口体部10を取り外すとともに、掃除機本体1の本体電池蓋を開けて本体用電池ボックス部Bから二次電池11を取り外し、この取り外した二次電池11を、図6に示すように、床ブラシ9の電池蓋84を開けて電池着脱口76から取り付ける。このとき、二次電池11の各凹部166を電池ボックス部39の各遮蔽壁部163に嵌合させ、二次電池11の電池端子を電池ボックス部39の端子164に電気的に接続する。
すると、図5に示すように、二次電池11により連通口87が閉塞されることで風路部36と連通管26との連通状態が遮断されるとともに、二次電池11の下部により、電池ボックス部39内に臨む各開閉ボタン134のボタン部144がばね135の付勢力に抗して、それぞれボタン部144がボックス上ケース97の上面に当接するまで下方へ押され、この開閉ボタン134の下方への移動に伴って下方へ移動した斜面板133の傾斜面137と開閉枠93の枠傾斜面158とが当接し、さらに斜面板133が下方に移動することで開閉枠93が前方へと押され、各足部156が開閉板92の後面に当接し、ゴム116の弾性力に抗して開閉板92の上部が回動軸部151,151を中心として前方へと回動して、開口98が開いて風路部36へと連通した状態に維持される。
そして、作業者は、電池蓋84を閉じた後、把持部7を把持して所定の設定ボタン6を操作し、モータ41を介して回転ブラシ42を回転させ、清掃部材52により床面上の塵埃を掻き上げて、開口98から集塵ボックス37内へと集塵する。
集塵ボックス37内に塵埃が所定量以上溜まった場合には、電池蓋84を開けて電池着脱口76から二次電池11を取り外すと、各ばね135の付勢力により開閉ボタン134が元の状態に復帰するとともに、ゴム116の弾性力により、開閉板92の上部が回動軸部151,151を中心として後方へと回動し、この開閉板92により開口98が閉塞される。
この状態で、作業者は、集塵ボックス37の各摘み部108(図10)をケース体25の側方へとそれぞれ引っ張ることで爪部106と係止凹部109との係合を外して、集塵ボックス37を集塵ボックス着脱口56から取り外し、例えばごみ箱の上方などにてボックス上ケース97を開いたり、あるいは開閉ボタン134,134を押して開口98を開いたりして、集塵ボックス37の内部に収容された塵埃を廃棄する。
上述したように、上記第1の実施の形態では、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用する際には二次電池11を吸込口体部10の電池ボックス部39に装着してこの二次電池11からの給電により掃除部44の駆動部43を駆動させ、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用する際には二次電池11を掃除機本体1の本体用電池ボックス部Bに装着して電源コード12を介して外部の電源により充電する構成とした。
このため、例えば吸込口体部の掃除部を駆動させるための二次電池を床ブラシなどに常時装着する従来の構成と比較して、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用する際には、比較的重量が大きい二次電池11が吸込口体部10に取り付けられていないので、吸込口体部10が軽くなるとともに操作時に不要なモーメントが発生したりせず、特に、床ブラシ9を床面から持ち上げる際に作業者に負担が掛からず、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続した状態での取り回し、すなわち操作性を向上できる。
そして、少量の塵埃を短時間に簡単に掃除したい場合には、掃除機本体1に集塵パックを装着したり、重い掃除機本体1を持ち出したりすることなく吸込口体部10のみを掃除機本体1の吸込側から取り外して容易に準備および掃除が可能な電気掃除機を、安価に提供できる。
また、二次電池11を充電するための専用の充電台などを掃除機本体1と別個に設ける必要がなく、製造性および使い勝手が向上する。
さらに、二次電池11を掃除機本体1と吸込口体部10とに選択的に着脱することにより、例えば吸込口体部10に二次電池11を装着したままの状態では掃除機本体1の吸込側にこの吸込口体部10を取り付けても電動送風機2を駆動させることができないので、誤操作を確実に防止できる。
そして、二次電池11の吸込口体部10への着脱に応じて、集塵ボックス37の開口98が開閉するので、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用する場合にのみ集塵ボックス37が有効となるため、掃除機本体1を用いる通常の掃除の際の掃除効率が低下したりすることがなく、使い勝手がより向上する。
しかも、二次電池11で連通口87を閉塞することにより、二次電池11の着脱に応じて風路部36が開閉されるので、回転ブラシ42が床面から掻き上げた塵埃が風路部36内に入り込むことを防止できる。
また、集塵ボックス37の開閉板92が開いた状態での下端部となる開閉板92の上端部に集塵傾斜面149を設けることで、開閉板92がちりとりのように回転ブラシ42が掻き上げた塵埃を開口98から集塵ボックス37内へと集め易くなり、集塵性能を向上できる。
さらに、風路部36の一部となる電池ボックス部39内に、端子164および開閉ボタン134を風路部36から区画する遮蔽壁部163,163を設けることにより、端子164および開閉ボタン134の周辺が略密閉空間となり吸込風が殆ど流れず、吸い込んだ塵埃が端子164および開閉ボタン134などに付着することを防止できる。
そして、遮蔽壁部163,163の厚み寸法を互いに異ならせ、これら遮蔽壁部163,163に嵌合する凹部166を二次電池11に設けることで、二次電池11の電池ボックス部39への取り付け方向を規制し、二次電池11の誤装着を確実に防止でき、かつ、二次電池11の電池端子と電池ボックス部39の端子164との確実な接続を得ることができる。
また、集塵ボックス37をケース体25に対して着脱可能とすることにより、集塵ボックス37に捕集した塵埃を容易に廃棄できる。
さらに、電池ボックス部39の底部を収容空間部38へと連通する貫通孔とすることで、集塵ボックス37の収容空間部38への取り付けを電池着脱口76側から作業者が容易に目視確認できるので、集塵ボックス37の取り付け忘れを確実に防止できる。
なお、上記第1の実施の形態において、開閉板92は、二次電池11の着脱に伴い例えば電気的に開閉させる構成としてもよい。
また、開閉板92は、ゴム116に代えてばねなどで復帰方向に付勢するなど、開閉枠93の動作により開閉する任意の構成とすることができる。
さらに、集塵ボックス37は、螺子によりケース体25に係止したり、あるいは回動させてロックする機構によりケース体25に係止したりしてもよい。
そして、電池蓋84をケース体25に固定する構成は、任意に設定できる。
また、電池ボックス部39は、収容空間部38を電池着脱口76から目視できる窓部を備えていれば、床面を設けてもよい。
さらに、集塵ボックス37の収容空間部38への取り付け状態を作業者に報知する報知手段を設けてもよい。
そして、開閉板92の上端部に鋸歯状の突部を設けてもよい。この場合には、開閉板92の開閉に伴い、例えば回転ブラシ42の清掃部材52に絡み付いた糸ごみなどを切断することも可能になる。
次に、第2の実施の形態を図11ないし図17を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、図11に示すように、二次電池11を、掃除機本体1の本体用電池ボックス部Bと、延長管8の上流側の下部に設けられた吸込口体部用電池装着部としての電池ボックス部171とのそれぞれに着脱可能な点で、上記第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、電池ボックス部171は、図12および図13に示すように、延長管8の下部両側から下方に突出した一対のボックス側板173,173とこれらボックス側板173,173の前端部および後端部に設けられた一対のボックス端板174,174と、これらボックス側板173,173およびボックス端板174,174の各下端部に連続するボックス下板175とを備え、このボックス下板175には、二次電池11を電池ボックス部171内に挿入可能な角孔状の電池着脱口176が穿設されている。この電池着脱口176には、この電池着脱口176に着脱可能に設けられた電池蓋177により閉塞可能となっている。
また、電池ボックス部171の内部には、延長管8の内部の風路の一部をなす蛇腹風路181が延長管8の軸方向に沿って設けられている。さらに、この蛇腹風路181の一側部には、モータ41および制御回路などと電気的に接続される図示しないリード線を内部に収容したリード線収容部182が、蛇腹風路181と略平行に設けられている。そして、この電池ボックス部171の内部には、蛇腹風路181を閉塞可能な閉塞板183が設けられている。
電池蓋177は、二次電池11を電池ボックス部171内に保持するものであり、電池着脱口176の形状に対応した四角形板状に形成され、長手方向の一端部に、電池蓋177を電池ボックス部171に係合させる電池蓋係合部185が突設されているとともに、長手方向の他端部に、電池蓋177を電池ボックス部171に係止させる電池蓋係止部186が突設されている。
電池蓋係合部185は、例えば平面視で四角形状に形成され、電池蓋177の幅方向の中心部から突出しているとともに、先端部に、例えば一対の係合爪188,188が突設されている。そして、この電池蓋係合部185は、一方のボックス端板174に設けられた係合凹部189に嵌合するとともに、この係合凹部189に切り欠き形成された例えば一対の爪係合部191,191に係合爪188,188が係合されるように構成されている。
電池蓋係止部186は、例えば平面視で半円形状に形成され、電池蓋177の幅方向の中心部から突出している。また、この電池蓋係止部186には、丸孔状の螺子孔193が穿設されている。そして、この電池蓋係止部186は、他方のボックス端板174に設けられた係止凹部194に嵌合するとともに、この係止凹部194に穿設された螺子止め孔195に、螺子孔193に挿入された螺子196の先端部を螺子止めすることで、電池蓋177が電池着脱口176に係止されるように構成されている。
また、蛇腹風路181は、図14および図15に示すように、延長管8の内部に形成された風路198,198間を電池ボックス部171内で連通するもので、可撓性を有する例えばポリプロピレンなどの合成樹脂により断面ドーム状に形成され、これら風路198,198を区画する風路区画部199,199に両端部が接続されている。
図13に戻って、リード線収容部182は、内部が筒状に形成されており、リード線に接続され二次電池11を電池ボックス部171内に取り付けた状態でこの二次電池11の電池端子と接続される接点201,201が電池着脱口176側すなわち下側に露出して設けられている。
閉塞板183は、平面視で二次電池11の形状に応じた四角形板状に形成され、蛇腹風路181の下部に取り付けられている。また、この閉塞板183の四隅には、それぞれ板突出部203が突設され、これら板突出部203には、丸孔状の支持孔204がそれぞれ穿設されている。これら支持孔204には、延長管8内に風路区画部199,199と平行に設けられこれら風路区画部199,199との間に風路198,198を形成する区画部205から下方に突設されたガイド支持部としての略円柱状の支持柱206がそれぞれ挿通されており、これら支持柱206に沿って閉塞板183が上下に摺動可能となっている。さらに、この閉塞板183は、二次電池11を電池ボックス部171内に取り付けた状態で、蛇腹風路181を区画部205へと押し潰し可能な厚み寸法を有している。
各支持柱206は、延長管8の区画部205にそれぞれ設けられた固定部207に上端部が固定され下端部が支持孔204にそれぞれ挿通されている。また、各支持柱206のそれぞれは、閉塞板183の上面との間にて、この閉塞板183を下方向へと付勢するばね208に挿通されている。
固定部207は、各支持柱206の上端部にてこれら支持柱206よりも径大の略円柱状に形成され、閉塞板183が各支持柱206に沿って上方向へ摺動した際のストッパとなるとともに、ばね208の上端部を閉塞板183との間に保持する部分である。
また、床ブラシ9には、上記第1の実施の形態の風路部36に代えて、図16および図17に示すように、集塵風路部211が設けられている。この集塵風路部211は、吸込口31および連通管26にそれぞれ連通しており、図11の実線に示すように吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続した状態では、空気とともに塵埃が通過する風路部の一部となり、図11の想像線に示すように吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外した状態では、回転ブラシ42により掻き上げられた塵埃が収容される吸込口体部側集塵部となる。
さらに、図16および図17に示すように、吸込口31の後側の縁部には、リブ213が上方向に突設されている。このリブ213は、集塵風路部211の前端部に位置し、この集塵風路部211に収容された塵埃が床ブラシ9を前側に傾斜させた際に落下することを防止するものである。
そして、この第2の実施の形態では、通常の掃除の際には、上記第1の実施の形態と同様に使用する。このとき、回転ブラシ42が床面から掻き上げた塵埃は、吸込口31から集塵風路部211および連通管26を経由して図11に示す延長管8、手元操作部5、ホース体4、本体吸込口3および集塵パックへと順次吸い込まれる。
一方、少量の塵埃を短時間に掃除する際には、掃除機本体1から取り外した二次電池11を、電池蓋177を取り外した電池ボックス部171に取り付け、二次電池11により閉塞板183を下側へ押し付けて蛇腹風路181を閉塞し、二次電池11の電池端子を接点201に接続する。
この後、電池蓋177の電池蓋係合部185の係合爪188,188をそれぞれ係合凹部189の爪係合部191,191に係合させるとともに、電池蓋係止部186を係止凹部194に嵌合して螺子孔193に螺子196を挿入して螺子止め孔195に螺子止めし、電池蓋177を電池着脱口176に取り付ける。
さらに、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外し、所定の設定ボタン6を操作してモータ41を介して回転ブラシ42を回転させ、床面の塵埃を掻き上げて、集塵風路部211に捕集する。
このように、上記第2の実施の形態によれば、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用する際には二次電池11を吸込口体部10の電池ボックス部171に装着してこの二次電池11からの給電により掃除部44の駆動部43を駆動させ、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用する際には二次電池11を掃除機本体1の本体用電池ボックス部Bに装着して電源コード12を介して外部の電源により充電することで、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することが可能になる。
また、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用する際には風路部の一部をなす集塵風路部211が、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用する際には、回転ブラシ42が床面から掻き上げた塵埃を収容する吸込口体側集塵部を兼ねることにより、例えば吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して掃除した際に集塵風路部211に捕集された塵埃が、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側に接続して使用すると、延長管8などを経て掃除機本体1へと吸い込まれるので、吸込口体部10を掃除機本体1の吸込側から取り外して使用した後に、集塵風路部211に捕集した塵埃を別個に廃棄する必要がなく、使い勝手がより向上する。
なお、上記第2の実施の形態において、リブ213に代えて、回転ブラシ42の回転に伴い開閉する逆止弁を吸込口31の後縁部に設ける構成も可能である。
また、電池ボックス部171に二次電池11を着脱することに伴い蛇腹風路181を開閉する構成としては、例えばシャッタで蛇腹風路181を開閉したり、電池ボックス部171に取り付けた際に二次電池11自体により蛇腹風路181を閉塞したり、あるいは二次電池11の着脱に応じて蛇腹風路181を電気的に開閉したりする任意の構成とすることが可能である。
さらに、上記各実施の形態において、例えば二次電池11を掃除機本体1の本体用電池ボックス部Bに装着した状態で電動送風機2に給電するコードレス型の電気掃除機とすることも可能である。この場合にも、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
そして、吸込口体部10側には、掃除機本体1の本体用電池ボックスBに取り付けられた二次電池11の一部のみを着脱する構成とすることも可能である。
また、電気掃除機としては、紙パック式の電気掃除機に限らず、例えばサイクロン式の電気掃除機などとすることも可能である。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機の吸込口体部と掃除機本体の吸込側との取付部を示す斜視図である。 同上電気掃除機の吸込口体部の一部を示す平面図である。 同上吸込口体部に二次電池を取り付けていない状態の一部を示す縦断面図である。 同上吸込口体部への二次電池の取り付け状態の一部を示す縦断面図である。 同上吸込口体部の二次電池の取付部近傍を示す分解斜視図である。 同上電気掃除機の吸込口体部側集塵部を示す分解斜視図である。 同上吸込口体部側集塵部の開口の開放状態を示す斜視図である。 同上吸込口体部側集塵部の開口の閉塞状態を示す斜視図である。 同上吸込口体部への吸込口体部側集塵部を取り付け状態の一部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機の吸込口体部の二次電池の取付部近傍を示す斜視図である。 同上吸込口体部の二次電池の取付部を示す分解斜視図である。 同上吸込口体部に二次電池を取り付けていない状態を示す縦断面図である。 同上吸込口体部への二次電池の取り付け状態を示す縦断面図である。 同上吸込口体部の一部を示す平面図である。 同上吸込口体部の一部を示す縦断面図である。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
10 吸込口体部
11 二次電池
36 風路部
37 吸込口体部側集塵部としての集塵ボックス
39,171 吸込口体部用電池装着部としての電池ボックス部
43 駆動部
44 掃除部
98 開口
B 掃除機本体用電池装着部としての本体用電池ボックス部

Claims (3)

  1. 二次電池を着脱可能に保持する掃除機本体用電池装着部を有し、この掃除機本体用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動可能な電動送風機を収容した掃除機本体と、
    二次電池を着脱可能に保持する吸込口体部用電池装着部、および、この吸込口体部用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動する掃除部を有し、前記掃除機本体の吸込側に着脱可能に設けられ、この掃除機本体の吸込側に接続した状態での使用と前記掃除機本体から取り外した状態での単独使用とが選択可能な吸込口体部とを具備し、
    前記吸込口体部を前記掃除機本体の吸込側に接続した状態で使用する際に、前記吸込口体部用電池装着部から取り外した二次電池を、前記本体用電池装着部に装着して使用可能である
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 電動送風機を収容し、二次電池を着脱可能に保持する掃除機本体用電池装着部を有し、かつ、この掃除機本体用電池装着部に装着された二次電池を外部電源により充電可能な掃除機本体と、
    二次電池を着脱可能に保持する吸込口体部用電池装着部、および、この吸込口体部用電池装着部に装着された二次電池からの給電により駆動する掃除部を有し、前記掃除機本体の吸込側に着脱可能に設けられ、この掃除機本体の吸込側に接続した状態での使用と前記掃除機本体から取り外した状態での単独使用とが選択可能な吸込口体部とを具備し、
    前記吸込口体部を前記掃除機本体の吸込側に接続した状態で使用する際に、前記吸込口体部用電池装着部から取り外した二次電池を、前記掃除機本体用電池装着部に装着して充電可能である
    ことを特徴とした電気掃除機。
  3. 吸込口体部は、掃除機本体の吸込側と接続される風路部を備え、
    掃除部は、
    前記風路部に対して開閉可能な開口を備えた吸込口体部側集塵部と、
    給電により駆動されて被掃除面の塵埃を前記風路部へと掻き上げる駆動部とを有し、
    前記開口は、二次電池を前記吸込口体部の吸込口体部用装着部に装着した状態で開放されるとともに、前記二次電池を前記吸込口体部の前記吸込口体部用装着部から取り外した状態で閉塞される
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
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