JP2014050499A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵装置を掃除機本体から取り外す際に、集塵装置を容易に取り外すことができ、使い勝手のよい電気掃除機の提供。
【解決手段】電動送風機を内蔵する掃除機本体と、電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵装置と、集塵装置に回動自在に軸支されたハンドルと、ハンドルの回動軸部に配置され、ハンドルが倒立状態となる方向にハンドルを付勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に反してハンドルを収納状態で保持する保持部と、ハンドルと保持部との係合を解除する操作部と、を備え、集塵装置が掃除機本体に取り付けられた状態で、操作部が操作されると、操作部の動作に連動してハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向に回動されるとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除される電気掃除機。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関する。
従来、サイクロン式の電気掃除機においては、電気掃除機の使い勝手を向上させるべく、集塵装置に設けられたハンドルが倒立状態で集塵装置が掃除機本体に取り付けられた際に、ハンドルが倒立状態から収納状態へと回動するとともに、ハンドルと掃除機本体とが係合し、集塵装置が掃除機本体に取り付けられる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図10(a)及び(b)に示すように、従来の電気掃除機200は、吸引風を発生させる電動送風機(図示せず)を内蔵する掃除機本体201と、掃除機本体201に着脱自在に取り付けられ、電動送風機(図示せず)で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵装置202と、を備えている。また、集塵装置202の上部には、端部に第1の爪部204を有するとともに、中央部に第3の凹部(図示せず)を有するハンドル203と、第1の爪部204と係合し、ハンドル203を倒立状態で保持する第1の凹部205と、第3の凹部(図示せず)と係合し、ハンドル203を収納状態で保持する第2の爪部206と、が設けられている。さらに、掃除機本体201には、使用者が掃除機本体201を持ち運ぶ際に保持する本体ハンドル207が設けられており、この本体ハンドル207には、集塵装置202が掃除機本体201に取り付けられた際に、第1の爪部204と係合する第2の凹部208が設けられている。
そして、図10(a)及び(b)に示すように、従来の電気掃除機200においては、集塵装置202のハンドル203が倒立状態で集塵装置202が掃除機本体201に取り付けられた場合、ハンドル202と本体ハンドル207とが当接することで、第1の爪部204と第1の凹部205との係合が解除され、ハンドル203が倒立状態から収納状態へと回動するとともに、第1の爪部204と第2の凹部208とが嵌合し、この状態で使用者がハンドル203を下方へと押し下げることで、ハンドル203に設けた第3の凹部(図示せず)と集塵装置202に設けた第2の爪部206とが嵌合され、集塵装置202が掃除機本体201に取り付けられるように構成されている。
特開2012−55500号公報
しかしながら、上記従来の電気掃除機においては、電気掃除機の使い勝手を向上させるという観点からは未だ改善の余地があった。
すなわち、上記従来の電気掃除機において、集塵装置は、ハンドルに設けられた第1の爪部と本体ハンドルに設けられた第2の凹部、及び、ハンドルに設けられた第3の凹部と集塵装置の上部に設けられた第2の爪部が嵌合することで、掃除機本体に取り付けられているため、集塵装置を掃除機本体から取り外す際、使用者はハンドルを手動で回動させて、第1の爪部と第2の凹部との嵌合、及び、第3の凹部と第2の爪部との嵌合の両方を解除する必要があった。そのため、ハンドルの回動が重くなってしまい、使用者がハンドルを容易に回動させることができず、掃除機本体から集塵装置を容易に取り外すことができ
ない場合があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、集塵装置を掃除機本体から取り外す際に、集塵装置を容易に取り外すことができ、使い勝手のよい電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、吸引風を発生させる電動送風機を内蔵する掃除機本体と、掃除機本体に取り付けられ、電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵装置と、集塵装置に回動自在に軸支されたハンドルと、ハンドルの回動軸部に配置されており、ハンドルが倒立状態となる方向にハンドルを付勢する付勢手段と、集塵装置に設けられており、ハンドルと係合し、付勢手段の付勢力に反してハンドルを収納状態で保持する保持部と、集塵装置に設けられており、ハンドルと保持部との係合を解除する操作部と、を備え、集塵装置は、ハンドルと掃除機本体とが係合され、かつ、ハンドルと保持部と係合されることで、掃除機本体に取り付けられており、集塵装置が掃除機本体に取り付けられた状態で、操作部が操作されると、操作部の動作に連動してハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向に回動されるとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除される電気掃除機を提供する。
これにより、集塵装置が掃除機本体に取り付けられハンドルが収納状態となっている状態で、操作部が操作されると、操作部の動作に連動してハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向へと自動的に回動するとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除されることになる。そのため、使用者が集塵装置を掃除機本体から取り外す場合、使用者は、操作部を操作し、ハンドルと保持部との係合を解除するだけで、付勢手段の付勢力によってハンドルを容易に回動させることができ、ハンドルと掃除機本体との係合を解除することができるため、操作部を操作するだけで集塵装置を掃除機本体から容易に取り外すことができ、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
本発明の電気掃除機によれば、使用者が集塵装置を掃除機本体から取り外す場合、使用者は、操作部を操作し、ハンドルと保持部との係合を解除するだけで、付勢手段の付勢力によってハンドルを容易に回動させることができ、ハンドルと掃除機本体との係合を解除することができるため、操作部を操作するだけで集塵装置を掃除機本体から容易に取り外すことができ、電気掃除機の使い勝手を向上させることができるようになる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 本発明の実施の形態1における掃除機本体の全体斜視図 本発明の実施の形態1における掃除機本体の全体断面図 本発明の実施の形態1における集塵装置の前面斜視図 本発明の実施の形態1における集塵装置の全体断面図 本発明の実施の形態1における集塵装置の後面斜視図 本発明の実施の形態1におけるハンドルを取り外した状態の集塵装置の後面斜視図 本発明の実施の形態1におけるハンドルが収納状態から倒立状態へと回動する様子を示す集塵装置の部分拡大断面図 (a)本発明の実施の形態1における集塵装置が掃除機本体に装着される様子を示す掃除機本体の側面図、(b)本発明の実施の形態1における集塵装置が掃除機本体に装着された状態を示す掃除機本体の側面図 (a)従来の電気掃除機における集塵装置が掃除機本体に装着される様子を示す掃除機本体の側面図、(b)従来の電気掃除機における集塵装置が掃除機本体に装着された状態を示す掃除機本体の側面図
第1の発明は、吸引風を発生させる電動送風機を内蔵する掃除機本体と、掃除機本体に取り付けられ、電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵装置と、集塵装置に回動自在に軸支されたハンドルと、ハンドルの回動軸部に配置されており、ハンドルが倒立状態となる方向にハンドルを付勢する付勢手段と、集塵装置に設けられており、ハンドルと係合し、付勢手段の付勢力に反してハンドルを収納状態で保持する保持部と、集塵装置に設けられており、ハンドルと保持部との係合を解除する操作部と、を備え、集塵装置は、ハンドルと掃除機本体とが係合され、かつ、ハンドルと保持部と係合されることで、掃除機本体に取り付けられており、集塵装置が掃除機本体に取り付けられた状態で、操作部が操作されると、操作部の動作に連動してハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向に回動されるとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除される電気掃除機としたものである。
これにより、集塵装置が掃除機本体に取り付けられハンドルが収納状態となっている状態で、操作部が操作されると、操作部の動作に連動してハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向へと自動的に回動するとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除されることになる。そのため、使用者が集塵装置を掃除機本体から取り外す場合、使用者は、操作部を操作し、ハンドルと保持部との係合を解除するだけで、付勢手段の付勢力によってハンドルを容易に回動させることができ、ハンドルと掃除機本体との係合を解除することができるため、操作部を操作するだけで集塵装置を掃除機本体から容易に取り外すことができ、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、集塵装置が掃除機本体に取り付けられた状態で操作部が操作され、ハンドルと保持部との係合が解除され、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態へと回動されると、ハンドルと掃除機本体との係合が解除されるとともに、ハンドルの回動に連動してハンドルと掃除機本体と当接され、集塵装置が掃除機本体から離間する方向に押上られる構成としたものである。
これにより、使用者が集塵装置を掃除機本体から取り外すために操作部を操作して、ハンドルと保持部との係合が解除すると、ハンドルが付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向へと自動的に回動するとともに、ハンドルと掃除機本体との係合が解除され、ハンドルの回動に連動してハンドルと掃除機本体とが当接し、集塵装置が掃除機本体から離間する方向に押し上げられるため、集塵装置を掃除機本体からより容易に取り外すことができ、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、付勢手段は、ハンドルの回動時にハンドルの回転軸部と同軸に回動する構成としたものである。
これにより、ハンドルの回動時に、付勢手段に過度な荷重がかかることを十分に防止することができるため、付勢手段の付勢力によってハンドルを容易に回動させることができるとともに、過度な荷重により付勢手段が変形することを十分に防止することができるため、付勢手段が劣化することを十分に防止することができ、付勢手段の付勢力によってハンドルを確実に回動させることができる。
第4の発明は、特に第1〜第3の発明において、付勢手段は、ねじりばねで構成されており、ねじりばねは、ねじりばねの一端のみがハンドルに固定されており、ねじりばねの他端は、ハンドルが収納状態であるときには、集塵装置に当接するとともに、ハンドルが収納状態から倒立状態に回動するときには、ハンドルの回動に連動して同軸に回動するように構成されているものである。
これにより、付勢手段をねじりばねで構成しているため、付勢手段を安価に構成することができる。また、ねじりばねは、ねじりばねの一端がハンドルに固定されているため、ハンドルの回動軸部にねじりばねを確実に保持させることができるため、付勢手段の付勢力、すなわち、ねじりばねの付勢力によって、ハンドルを確実に回動させることができる。さらに、ねじりばねは、ねじりばねの一端のみがハンドルに固定されており、ねじりばねの他端は、ハンドルが収納状態であるときには、集塵装置に当接するとともに、ハンドルが収納状態から倒立状態に回動するときには、ハンドルの回動に連動して回動するように構成されているため、ねじりばねの付勢力をハンドルに確実に伝達し、ハンドルを収納状態から倒立状態となる方向へと確実に回動させることができる。また、ハンドルの回動時に、ねじりばねに過度な荷重がかかり、ねじりばねが変形することを十分に防止することができるため、ねじりばねが劣化することを十分に防止でき、ねじりばねの付勢力によってハンドルをより確実に回動させることができる。
第5の発明は、特に第1〜第4の発明において、付勢手段は、ねじりばねで構成されており、ねじりばねは、ねじりばねの一端のみがハンドルに固定されており、ねじりばねは、ハンドルの回動角度がねじりばねが無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばねの一端がハンドルの回動に連動して回動するとともに、ねじりばねの他端が集塵装置に当接しており、ハンドルの回動角度がねじりばねが無荷重状態となる角度以上になった場合には、ねじりばねの両端がハンドルの回動に連動して回動するように構成されているものである。
これにより、ねじりばねは、ハンドルの回動角度がねじりばねが無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばねの一端がハンドルの回動に連動して回動するとともに、ねじりばねの他端が集塵装置に当接しており、ハンドルの回動角度がねじりばねが無荷重状態となる角度以上になった場合には、ねじりばねの両端がハンドルの回動に連動して回動するように構成されているため、ねじりばねの付勢力をハンドルに確実に伝達し、ハンドルを確実に回動させることができる。また、ねじりばねが無荷重状態となる角度以上にハンドルを回動させた際に、ねじりばねに過度な荷重がかかることがなく、ねじりばねが変形することを十分に防止することができるため、過度な荷重によってねじりばねが劣化することを十分に防止することができ、ねじりばねの付勢力によってハンドルを確実に回動させることができる。
第6の発明は、特に第1〜第5の発明において、集塵装置は、掃除機本体に所定角度傾斜した状態で取り付けられ、操作部は、集塵装置の前方の上部に配置されており、ハンドルは、集塵装置の後方に向かって回動する構成としたものである。
これにより、集塵装置が掃除機本体に対して所定角度傾斜した状態で取り付けられるため、掃除機本体を小型化することができる。また、集塵装置の前方の上部に操作部を配置し、集塵装置の後方に向かってハンドルが回動するように構成しているため、操作部が掃除機本体の前面の上部に配置される構成となり、使用者が操作部を操作しやすくなるとともに、使用者が操作部を操作してハンドルを回動させた際に、ハンドルが使用者の手にぶつかることがなく、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の電気掃除機の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の電気掃除機の実施の形態1について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における掃除機本体の全体斜視図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1における掃除機本体の全体断面図である。また、図4は、本発明の実施の形態1における集塵装置の全体斜視図である。さらに、図5は、本発明の実施の形態1における集塵装置の全体断面図である。また、図6は、本発明の実施の形態1における集塵装置の後面斜視図である。さらに、図7は、本発明の実施の形態1におけるハンドルを取り外した状態の集塵装置の後面斜視図である。また、図8は、本発明の実施の形態1におけるハンドルが収納状態から倒立状態へと回動する様子を示す集塵装置の部分拡大断面図である。さらに、図9(a)は、本発明の実施の形態1における集塵装置が掃除機本体に装着される様子を示す掃除機本体の側面図であり、図9(b)は、本発明の実施の形態1における集塵装置が掃除機本体に装着された状態を示す掃除機本体の側面図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、吸引風を発生させる電動送風機9(図3参照)を内蔵する掃除機本体1と、掃除機本体1に着脱自在に取り付けられる集塵装置2と、被清掃面の塵埃を捕集する吸込具3と、一端が吸込具3に着脱自在に接続される伸縮自在或いは継ぎ自在の延長管4と、一端が延長管4の他端に着脱自在に接続され、他端が掃除機本体1に設けられた吸気口1aに着脱自在に接続されるホース5と、から構成されている。
吸込具3には、被清掃面の塵埃を掻きあげる回転ブラシ(図示せず)と、回転ブラシ(図示せず)を回転駆動する電動機(図示せず)と、が内蔵されている。また、ホース5の延長管4側の端部には、掃除の際に使用者が保持する把手部6を備えた先端パイプ7が設けられており、この先端パイプ7を介して延長管4とホース5とが着脱自在に接続されている。さらに、ホース5の掃除機本体1側の端部には、接続パイプ8が設けられており、この接続パイプ8を介して掃除機本体1の吸気口1aとホース5とが着脱自在に接続されている。
図2及び図3に示すように、掃除機本体1の後部には、吸引風を発生させる電動送風機9を内蔵する電動送風機室10が形成されている。また、掃除機本体1の後部には、商用電源に接続される電源コード(図示せず)を巻き取る電源コード巻取り装置(図示せず)が内蔵されている。
掃除機本体1の前部には、電動送風機9で発生された吸引風によって吸引された塵埃を分離捕集する集塵装置2が着脱自在に取り付けられる集塵装置収納部11が配置されており、集塵装置2は集塵装置収納部11に所定角度傾斜して取り付けられることで、集塵装置2が掃除機本体1に所定角度傾斜した状態で取り付けられる。ここで、本実施の形態においては、集塵装置2が略45度傾斜した状態で掃除機本体1に取り付けられるように構成している。
掃除機本体1の後方の下部の両側には、1対の走行用の車輪12が回動自在に配置されている。また、掃除機本体1の底面の前方には、同じく走行用のキャスター13が回動自在に配置されている。さらに、掃除機本体1の上部には、使用者が掃除機本体1を持ち運ぶ際に保持する本体ハンドル14が設けられている。この本体ハンドル14は、掃除機本
体1に集塵装置2が取り付けられた状態で、集塵装置2の上方に位置するように設けられている。また、本体ハンドル14の掃除機本体1側の両端部には、集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられた際に、後述する集塵装置2のハンドル23に設けられた爪部34と係合する第1の凹部14aが設けられている。
図4〜図9に示すように、集塵装置2は、主として、両端に開口部(図示せず)を有する略円筒状の集塵装置本体15と、集塵装置本体15の内部に集塵装置本体15と同心状に配置されており、一次フィルター16を有する一次フィルター取り付け枠17と、一次フィルター取り付け枠17の上方に配置された二次フィルター18と、一次フィルター16の下方に配置された傘状の第1の延出部19と、一次フィルター16と第1の延出部19との間に配置された第2の延出部20と、集塵装置本体15に回動自在に取り付けられており、集塵装置本体15の下端側の開口部(図示せず)を開閉自在に覆う下蓋体21と、集塵装置本体15に着脱自在に取り付けられており、集塵装置本体15の上端側の開口部(図示せず)及び二次フィルター18の上面を覆う上蓋体22と、上蓋体22に回動自在に軸支されたハンドル23と、から構成されている。また、集塵装置本体15、下蓋体21、上蓋体22、及び、ハンドル23により、集塵装置2の外郭が形成されている。
集塵装置本体15は、集塵装置本体15の長手方向の中央部の内径が集塵装置本体15の長手方向の両端の内径よりも小さくなるように形成されている。また、集塵装置本体15の後部には、掃除機本体1の集塵装置収納部11に集塵装置2が取り付けられた状態で、掃除機本体1の吸気口1aと連通する流入口15aが形成されている。さらに、集塵装置本体15の内部には、電動送風機9で発生された吸引風によって吸引され、掃除機本体1に設けられた吸気口1aを介して集塵装置本体15に設けられた流入口15aから集塵装置2の内部に流入した塵埃を遠心分離する遠心分離空間部2aと、遠心分離空間部2aの下流側に設けられており、遠心分離空間部2aで遠心分離された塵埃を捕集する塵埃蓄積空間部2bと、が形成されている。この遠心分離空間部2aは、集塵装置本体15の内面と一次フィルター16とによって集塵装置2の長手方向の略中央部に形成されている。また、塵埃蓄積空間部2bは、集塵装置本体15の内面、第1の延出部19、及び、下蓋体21によって集塵装置2の下部に形成されている。
一次フィルター16は、金属材料で構成されており、金属表面部分には樹脂などによる凹凸形状を設けない構成とすることで、旋回流が滑らかに流れることになり、分離効率を高めるとともに、塵埃などの巻きつきを軽減する効果を発揮する。なお、一次フィルター16の表面に研磨処理を施すことによって、その効果を高めることができ、また抗菌処理を施すことによって、一次フィルター16を清潔に保つことができる。また、一次フィルター16は、集塵装置本体15と略同心状に形成された一次フィルター取り付け枠17に取り付けられた状態で集塵装置本体15の内部に配置されているとともに、一次フィルター取り付け枠17が集塵装置本体15の内部に取り付けられた状態で、一次フィルター16は集塵装置本体15の流入口15aに対向する位置に位置するように構成されている。
一次フィルター16の上方、すなわち、一次フィルター取り付け枠17の上部には、プリーツ状に形成された二次フィルター18が配置されており、一次フィルター16を通過した塵埃が二次フィルター18によって捕集されるように構成されている。また、二次フィルター18の上部には、二次フィルター18に付着した塵埃を除塵する除塵部24と、除塵部24を駆動させる駆動部25と、が配置されている。除塵部24は、二次フィルター18の上面と当接するように二次フィルター18と後述する上蓋体22との間に配置されており、駆動部25は、後述する上蓋体22の内部に配置されている。
一次フィルター16の下部には、一次フィルター取り付け枠17の下端から集塵装置本体15の下方に向かって延出された傘状の第1の延出部19が形成されている。第1の延
出部19は、集塵装置本体15の長手方向の中心軸に対して所定角度傾斜するように一次フィルター取り付け枠17の下端から集塵装置本体15の下方に向かって延出された第1の傾斜部19aと、集塵装置本体15の長手方向の中心軸に対して略平行となるように第1の傾斜部19aの下端から集塵装置本体15の下方に向かって延設された垂直部19bと、第1の傾斜部19aと垂直部19bの内側に設けられ、第1の傾斜部19aの上端から集塵装置本体15の下方に向かって延出された略円筒状の第1の円筒部19cと、第1の円筒部19cの内側に設けられているとともに、第1の傾斜部19aの上端から集塵装置本体15の中心軸に向かって延設され、除塵部24によって二次フィルター18から除塵された塵埃を集塵装置2の下部に導く第2の傾斜部19dと、第2の傾斜部19dの下部から集塵装置本体15の下方に向かって延設された第2の円筒部19eと、から構成されている。
第1の傾斜部19aは、集塵装置本体15の下方に向かうにつれて集塵装置本体15の径方向に広がるように形成されている。また、第1の傾斜部19a及び垂直部19bと集塵装置本体15の内面との間には、遠心分離空間部2aで遠心分離された塵埃を塵埃蓄積空間部2bへと導く塵埃通路部2cが形成されており、この塵埃通路部2cは、塵埃通路部2cの幅H1が遠心分離空間部2aの幅H2よりも小さくなるように形成されている。さらに、垂直部19bの下端と後述する下蓋体21との間、および、第1の円筒部19cの下端と後述する下蓋体21との間には隙間(図示せず)が形成されている。また、第1の傾斜部19a及び垂直部19bと第1の円筒部19cとの間、および、第1の円筒部19cと第2の傾斜部19d及び第2の円筒部19eとの間には、空間(図示せず)が形成されており、この空間(図示せず)によって、塵埃蓄積空間部2bに蓄積された塵埃が遠心分離空間部2aへ舞いあがることを防止している。さらに、第2の円筒部19eは、第2の円筒部19eの下端が後述する下蓋体21に当接するように構成されている。また、第1の延出部19の一次フィルター取り付け枠17側の端部には、第1の延出部19から一次フィルター取り付け枠17側に向かって延設された嵌合爪部(図示せず)が設けられている。さらに、一次フィルター取り付け枠17の内部の嵌合爪部(図示せず)に対応する位置には、嵌合爪部(図示せず)と嵌合する嵌合突起部(図示せず)が設けられており、この嵌合爪部(図示せず)と嵌合突起部(図示せず)とが嵌合することで、一次フィルター取り付け枠17の下端に第1の延出部19が取り付けられる。ここで、本実施の形態においては、嵌合爪部(図示せず)と嵌合突起部(図示せず)とを嵌合させることで、一次フィルター取り付け枠17の下端に第1の延出部19を取り付ける構成について説明したが、第1の延出部19は溶着などの手段によって一次フィルター取り付け枠17の下端に取り付けられていてもよい。
一次フィルター16と第1の延出部19との間には、一次フィルター16から離れる方向に向かって延設された第2の延出部20が設けられている。また、第2の延出部20には、第1の延出部19に設けられた嵌合爪部(図示せず)が挿入される嵌合孔部(図示せず)が設けられており、第2の延出部20は、第1の延出部19の嵌合爪部(図示せず)が第2の延出部20の嵌合孔部(図示せず)に挿入された状態で、第1の延出部19の嵌合爪部(図示せず)と一次フィルター取り付け枠17の嵌合突起部(図示せず)とが嵌合されることで、一次フィルター取り付け枠17と第1の延出部19とで挟持されている。さらに、第2の延出部20は、一次フィルター16側に向かって凸状となるように所定の曲率で湾曲して形成されている。また、第2の延出部20は、第2の延出部20の外周側の端部と集塵装置本体15との間、及び、第2の延出部20の外周側の端部と第1の延出部19との間に隙間(図示せず)が形成されるように構成されている。
下蓋体21は、集塵装置本体15の前方の下部に設けたヒンジ部26に回動自在に取り付けられるとともに、集塵装置本体15に設けた尾錠部27によって、集塵装置本体15の下端の開口部(図示せず)を閉塞した状態で集塵装置本体15に保持される。また、下
蓋体21の集塵装置本体15に当接する位置には、第1のシール部材28が配置されており、この第1のシール部材28によって、下蓋体21が集塵装置本体15の下端の開口部(図示せず)を閉塞した状態で、集塵装置本体15と下蓋体21との間の気密性が保持されている。さらに、下蓋体21の第2の円筒部19eと当接する位置には、第2のシール部材29が配置されており、この第2のシール部材29によって、下蓋体21が集塵装置本体15の下端の開口部(図示せず)を閉塞した状態で、第2の円筒部19eと下蓋体21との間の気密性が保持されている。また、下蓋体21は、使用者が後述する上蓋体22に設けられた開閉操作部31を操作することで、集塵装置本体15の後部に設けられたスライダー30が下方に押し下げられ、このスライダー30によって尾錠部27が回動されることで、下蓋体21と尾錠部27との係合が解除され、集塵装置本体15の下端の開口部(図示せず)を開放されるように構成されている。
上蓋体22は、集塵装置本体15内に一次フィルター取り付け枠17及び二次フィルター18が取り付けられた状態において、集塵装置本体15の上端の開口部(図示せず)及び二次フィルター18の上面を覆うように、集塵装置本体15の上部に着脱自在に取り付けられている。また、上蓋体22の内部には、除塵部24を駆動する駆動部25が内蔵されている。さらに、上蓋体22の後部には、集塵装置本体15の流入口15aから集塵装置2の内部へと流入し、一次フィルター16及び二次フィルター18によって塵埃が除去されたあとの吸引風を集塵装置2の外部へと排出する流出口22aが設けられている。また、上蓋体22の上面の後部には、集塵装置本体15の下端側の開口部(図示せず)が下蓋体21によって閉塞された状態において、下蓋体21と尾錠部27との係合を解除する開閉操作部31が配置されている。さらに、上蓋体22は、集塵装置本体15の上部に回動自在に配置された一対のバックル部32が上蓋体22のバックル部32に対応する位置に設けられた嵌合凸部(図示せず)と嵌合することで、集塵装置本体15に取り付けられている。
図4〜図9に示すように、上蓋体22には、使用者が掃除機本体1から集塵装置2を取り外し、集塵装置2を持ち運ぶ際に使用する略U字状のハンドル23が上蓋体22に回動自在に軸支されている。ハンドル23は、ハンドル23の収納状態において、ハンドル23の下部を構成する下部ハンドル体23aと、下部ハンドル体23aに取り付けられており、ハンドル23の収納状態において、ハンドル23の上部を構成する上部ハンドル体23bと、から構成されている。
下部ハンドル体23aの内側の端部には、ハンドル23を上蓋体22に回動自在に軸支する一対の回動軸部23cが下部ハンドル体23aの内側から上蓋体22に向かって延設されており、この回動軸部23cが上蓋体22の回動軸部23cに対応する位置に形成された一対の軸穴部22bに回動自在に取り付けられることで、ハンドル23が上蓋体22に回動自在に取り付けられている。また、回動軸部23cには、ハンドル23を収納状態から倒立状態となる方向に付勢する付勢手段であるねじりばね33が回動軸部23cに回動軸部23cと同軸に取り付けられている。
ねじりばね33は、一端がハンドル23の下部ハンドル体23aと上部ハンドル体23bとで挟持されることでハンドル23に保持固定されるとともに、他端が上蓋体22の上面で、かつ、軸穴部22bの下方に形成された溝部22cから集塵装置2の上蓋体22の内部に挿入されている。また、集塵装置2の後方側の溝部22cの端部には、ねじりばね33の他端と当接するリブ体22dが上蓋体22の内部から上蓋体22の上方に向かって、集塵装置2の長手方向の中心軸と略平行に形成されている。さらに、ねじりばね33は、ハンドル23が収納状態から倒立状態へと回動する際に、ハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するように構成されており、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度が所定角度未満である場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね3
3の一端のみがハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、上蓋体22の内部に挿入されたねじりばね33の他端はリブ体22dに当接されることで回動が規制されており、ハンドル23の回動角度が所定角度以上になった場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、上蓋体22の内部に挿入されたねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の他端がハンドル23の回動に連動して溝部22cに沿って回動軸部23cと同軸で回動し、ハンドル23の回動に連動して、ねじりばね33の両端が回動軸部23cと同軸で回動するように構成されている。
ここで、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね33の一端のみがハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、上蓋体22の内部に挿入されたねじりばね33の他端はリブ体22dに当接されることで回動が規制され、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上になった場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の他端がハンドル23の回動に連動して溝部22cに沿って回動軸部23cと同軸で回動し、ハンドル23の回動に連動して、ねじりばね33の両端が回動軸部23cと同軸で回動するように構成されていることが好ましい。この構成により、ハンドル23が収納状態から倒立状態へと回動する際に、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端が上蓋体22の内部でリブ体22dに当接されているため、ねじりばね33の付勢力でハンドル23を確実に回動させることができる。また、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上となった場合には、ねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の両端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動されるため、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上となった状態において、ねじりばね33に過度の荷重がかかることがなく、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができる。そのため、過度な荷重によってねじりばね33が劣化することを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
なお、本実施の形態におけるハンドル23の収納状態とは、ハンドル23の下面が上蓋体22の上面と略平行になっている状態、すなわち、後述するハンドル23に設けられた第3の凹部36と後述する上蓋体22に設けられた保持部37とが係合されている状態であり、図2〜図5及び図9に(b)に示すハンドル23の状態、および、図8中の実線で示すハンドル23の状態P1である。また、本実施の形態におけるハンドル23の倒立状態とは、ハンドル23が収納状態から90度以上倒立した状態であり、図6に示す状態、及び、図8中の二点鎖線で示すハンドル23の状態P2である。さらに、本実施の形態において、ねじりばね33が無荷重状態となる角度とは、ねじりばね33が自然状態に近い状態となる角度であり、図8中の一点鎖線で示すハンドル23の状態P3である。
また、ハンドル23の回動軸部23c側の端部、すなわち、下部ハンドル体23aの回動軸部23c側の端部には、ハンドル23の収納状態において、ハンドル23の回動軸部23c側の端部から集塵装置2の上方に向かって延設された爪部34が形成されている。爪部34は、集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられた状態において、掃除機本体1の本体ハンドル14に形成された第1の凹部14aと係合され、掃除機本体1に集塵装置2を保持させるとともに、ハンドル23の倒立状態において、上蓋体22の上面に形成された第2の凹部35と係合され、ハンドル23を倒立状態で保持させるように構成されている。また、爪部34は、後述するハンドル23に設けられた第3の凹部36と後述する上
蓋体22に設けられた保持部37との係合が解除され、ねじりばね33の付勢力によって、ハンドル23が収納状態から倒立状態へと回動される際に、掃除機本体1の本体ハンドル14と当接し、集塵装置2を掃除機本体1から離間する方向に押し上げるように構成されている。
ハンドル23の中央部、すなわち、下部ハンドル体23aの中央部には、第3の凹部36が形成されている。また、上蓋体22の前部には、ハンドル23の中央部に形成された第3の凹部36と係合し、ねじりばね33の付勢力に反してハンドル23を収納状態で保持する保持部37が設けられている。さらに、上蓋体22の前部には、ハンドル23に形成された第3の凹部36と上蓋体22に設けられた保持部37とが係合され、ハンドル23が収納状態で保持されている状態において、第3の凹部36と保持部37との係合を解除する操作部38が設けられており、この操作部38は、保持部37と一体的に形成されている。また、操作部38の裏面には、操作部38を上蓋体22の内部から上蓋体22の外部に向かって付勢するコイルバネ39が配置されている。保持部37及び操作部38は、上蓋体22の内部から上蓋体22の外部に突出するように、上蓋体22の内部に摺動自在に設けられている。また、保持部37及び操作部38は、コイルバネ39の付勢力に反して操作部38が上蓋体22の内部に押込まれた場合、操作部38の動作に連動して、保持部37が上蓋体22の内部へと移動し、保持部37と第3の凹部36との係合が解除されるように構成されている。
以上のように構成された電気掃除機100について、以下、その動作、作用を説明する。
掃除機本体1に集塵装置2が取り付けられた状態、すなわち、掃除機本体1の本体ハンドル14に形成された第1の凹部14aと集塵装置2のハンドル23に形成された爪部34とが係合され、かつ、集塵装置2のハンドル23が収納状態となっている状態で、使用者が把手部6を保持し、電気掃除機100の運転を開始すると、電動送風機9で吸引風が発生し吸引力が発生する。この状態で、使用者が被清掃面上で吸込具3を動かすと、吸込具3から被清掃面上の塵埃が吸引風とともに吸引される。吸込具3から吸引された塵埃を含む吸引風は、延長管4及びホース5を介して吸気口1aから掃除機本体1内へと流入する。掃除機本体1内へと流入した塵埃を含む吸引風は、掃除機本体1の内部に形成された連通風路(図示せず)を通って集塵装置2の後部に形成された流入口15aから集塵装置2の内部へと流入する。
集塵装置2の内部に流入した塵埃を含む空気は、集塵装置本体15の内面と一次フィルター16とで形成される遠心分離空間部2aに流入し、遠心分離空間部2aで発生する旋回流により粗塵や細塵などを含む塵埃と空気とが遠心分離される。遠心分離空間部2aで遠心分離された塵埃は、第1の延出部19及び第2の延出部20と集塵装置本体15の内面との間に形成された塵埃通路部2cを通り、集塵装置本体15の内面、第1の延出部19、及び、下蓋体21によって集塵装置2の下部に形成された塵埃蓄積空間部2bへと蓄積される。
ここで、図5に示すように、本実施の形態においては、塵埃通路部2cの幅H1が遠心分離空間部2aの幅H2がよりも小さくなるように形成しているため、遠心分離空間部2aから塵埃蓄積空間部2bに流入する空気の流速を増加させることができ、遠心分離空間部2aから塵埃蓄積空間部2bに向けて押さえつける力を発生させることができる。そのため、塵埃蓄積空間部2bに蓄積した塵埃を圧縮することができるとともに、塵埃蓄積空間部2bに蓄積した塵埃が遠心分離空間部2aに舞い戻ることを防止することができる。
また、塵埃蓄積空間部2bに塵埃とともに流入した空気は、電動送風機9の吸引力によ
って塵埃蓄積空間部2bから遠心分離空間部2aへと流れるが、このとき、塵埃蓄積空間部2bに蓄積された塵埃が塵埃蓄積空間部2bから遠心分離空間部2aへと流れる空気の流れによって遠心分離空間部2aへと導かれてしまい、一次フィルター16に付着してしまうことがある。そこで、本実施の形態においては、一次フィルター16の下部に第1の延出部19を形成するとともに、一次フィルター16と第1の延出部19との間に第2の延出部20を形成することで、塵埃蓄積空間部2bに流入した空気とともに塵埃蓄積空間部2bから遠心分離空間部2aへと舞い戻ろうとする塵埃を一次フィルター16から離れる方向、すなわち、遠心分離空間部2aの旋回気流の流速が速い領域に導き、塵埃蓄積空間部2bから遠心分離空間部2aへ舞い戻ろうとする塵埃を、遠心分離空間部2aから塵埃蓄積空間部2bへと流れる塵埃とともに塵埃蓄積空間部2bへと流入させ、塵埃蓄積空間部2bに蓄積された塵埃が遠心分離空間部2a側へと舞い戻り、一次フィルター16に付着することを防止することができる。また、本実施の形態においては、一次フィルター16の下部に形成した第1の延出部19の第1の傾斜部19a及び垂直部19bと第2の円筒部19eとの間に第1の円筒部19cを設けるとともに、一次フィルター16と第1の延出部19との間に第2の延出部20を形成し、塵埃蓄積空間部2bに流入した空気が遠心分離空間部2aへと流れる流路の長さを長くすることで、塵埃蓄積空間部2bに蓄積された塵埃が塵埃蓄積空間部2bから遠心分離空間部2aへと流れる空気とともに遠心分離空間部2aに流入することを防止している。
遠心分離空間部2aで塵埃が遠心分離された空気は、一次フィルター16を通過し、その後、二次フィルター18を通過することで、遠心分離空間部2aで遠心分離されず、空気とともに一次フィルター16を通過した塵埃が二次フィルター18で捕集される。そして、塵埃を含まない空気のみが二次フィルター18を通過し、集塵装置2の流出口22aから集塵装置2の外部へと排出される。集塵装置2から排出された空気は、掃除機本体1の内部へと流入するとともに、掃除機本体1の内部に形成された吸気通路(図示せず)を介して電動送風機9の吸気口(図示せず)から電動送風機9の内部へと流入する。そして、電動送風機9の内部へと流入した空気は、電動送風機9の外部へと排出され、その後、電動送風機室10を介して掃除機本体1に形成された排気口(図示せず)から掃除機本体1の外部へと排出される。
二次フィルター18で捕集された塵埃は、電動送風機9の運転停止時に、二次フィルター18の上方に設けられた除塵部24に駆動部25から振動が与えられることによって、二次フィルター18から剥離される。そして、二次フィルター18から剥離された塵埃は、一次フィルター取り付け枠17より内側の空間を通り、一次フィルター16の下方へと導かれる。一次フィルター16の下方へと導かれた塵埃は、第1の延出部19に形成された第2の傾斜部19dによって第2の円筒部19eの内部へと導かれ、第2の円筒部19eの内部に蓄積される。
使用者が集塵装置2の内部に蓄積した塵埃を捨てる場合、使用者は、集塵装置2の前方の上部、すなわち、集塵装置2の上蓋体22の前部に設けられた操作部38を操作し、ハンドル23の第3の凹部36と保持部37との係合、及び、掃除機本体1の本体ハンドル14に設けられた第1の凹部14aと集塵装置2のハンドル23に設けられた爪部34との係合を解除することで、集塵装置2を掃除機本体1から取り外し、集塵装置2の内部に蓄積した塵埃を廃棄する。
具体的には、掃除機本体1に集塵装置2が所定角度傾斜した状態で取り付けられた状態において、掃除機本体1の本体ハンドル14に形成された第1の凹部14aと集塵装置2のハンドル23に形成された爪部34とが係合され、かつ、集塵装置2のハンドル23に設けられた第3の凹部36と集塵装置2の上蓋体22に設けられた保持部37とがねじりばね33の付勢力に反して係合されることで、集塵装置2は掃除機本体1に保持されてい
る。この状態で、集塵装置2の内部に溜まった塵埃を捨てるために、使用者がコイルバネ39の付勢力に反して操作部38を上蓋体22の内部へと移動させると、操作部38の動作に連動して保持部37が上蓋体22の内部へと移動し、ハンドル23に設けられた第3の凹部36と保持部37との係合が解除される。第3の凹部36と保持部37との係合が解除されると、ねじりばね33の付勢力により、ハンドル23が収納状態から倒立状態となる方向へと回動され、ハンドル23の回動に連動して、掃除機本体1の本体ハンドル14に形成された第1の凹部14aとハンドル23の端部に形成された爪部34との係合が解除されるとともに、ハンドル23の回動に連動して、爪部34が本体ハンドル14に当接し、集塵装置2が掃除機本体1から離間する方向に押し上げられる。この状態で、使用者は、ハンドル23を保持し、集塵装置2を掃除機本体1の上方へと持ち上げることで、集塵装置2を掃除機本体1から取り外すことができる。
このとき、ねじりばね33は、ハンドル23の回動時にハンドル23の回動軸部23cと同軸で回動するように構成されているため、ハンドル23の回動時に、ねじりばね33に過度な荷重がかかることを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を容易に回動させることができるとともに、過度な荷重によりねじりばね33が変形することを十分に防止することができるため、過度な荷重によってねじりばね33が劣化することを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
また、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度が所定角度未満である場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね33の一端のみがハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端は上蓋体22の内部でリブ体22dに当接され、回動が規制されている。そのため、ねじりばね33の付勢力をハンドル23に確実に伝達することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を収納状態から倒立状態になる方向へと確実に回動させることができる。また、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度が所定角度以上になった場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、上蓋体22の内部に挿入されたねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の他端がハンドル23の回動に連動して溝部22cに沿って回動軸部23cと同軸で回動し、ハンドル23の回動に連動して、ねじりばね33の両端が回動軸部23cと同軸で回動するように構成されている。そのため、ハンドル23が所定角度以上回動された状態で、ねじりばね33に過度の荷重がかかることがないため、ねじりばね33が変形することがなく、ねじりばね33の変形によってねじりばね33が劣化することを十分に防止でき、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23をより確実に回動させることができる。
ここで、本実施の形態においては、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ハンドル23に固定されたねじりばね33の一端のみがハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、上蓋体22の内部に挿入されたねじりばね33の他端はリブ体22dに当接されることで回動が規制され、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上になった場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の他端がハンドル23の回動に連動して溝部22cに沿って回動軸部23cと同軸で回動し、ハンドル23の回動に連動して、ねじりばね33の両端が回動軸部23cと同軸で回動するように構成している。この構成により、ハンドル23が収納状態から倒立状態へと回動する際に、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端が上蓋体2
2の内部でリブ体22dに当接されているため、ねじりばね33の付勢力でハンドル23を確実に回動させることができる。また、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上となった場合には、ねじりばね33の他端とリブ体22dとの当接が解除され、ねじりばね33の両端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動されるため、使用者がハンドル23を保持し、集塵装置2を掃除機本体1から取り外した際に、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上となった場合であっても、ねじりばね33に過度の荷重がかかることがなく、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができる。そのため、過度な荷重によってねじりばね33が劣化することを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
集塵装置2を掃除機本体1から取り外した後、使用者は、ハンドル23が倒立状態となるようにハンドル23をさらに回動させる。このとき、使用者は、ハンドル23を上蓋体22の上面に対して90度以上倒立させ、爪部34と第2の凹部35とを係合させ、ハンドル23を倒立状態で保持固定させる。この状態で、使用者は、ハンドル23を保持し、集塵装置2をゴミ箱等の上へと移動させ、上蓋体22の上面の後部に形成された開閉操作部31を操作する。使用者により開閉操作部31が操作されると、スライダー30が下方に押し下げられ、尾錠部27が回動し、下蓋体21と尾錠部27との係合が解除され、集塵装置2の塵埃蓄積空間部2bに蓄積された塵埃が集塵装置本体15の下端側の開口部(図示せず)から集塵装置2の外部へと排出される。
使用者が集塵装置2内に蓄積した塵埃を捨て、集塵装置2を掃除機本体1に装着する場合、使用者は、ハンドル23が倒立状態で保持固定されたままの状態で、集塵装置2を掃除機本体1の集塵装置収納部11に取り付け、集塵装置2を掃除機本体1へと取り付ける。
図9(a)及び(b)に示すように、ハンドル23が倒立状態のまま、使用者により集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられると、集塵装置2の上蓋体22に設けられたハンドル23と掃除機本体1の上部に設けられた本体ハンドル14とが当接し、爪部34と第2の凹部35との係合が解除され、ハンドル23が倒立状態から収納状態へと回動し、爪部34と第1の凹部14aとが係合する。この状態で、使用者がハンドル23を下方へと押し下げると、ねじりばね33の付勢力に反して、ハンドル23に設けた第3の凹部36と上蓋体22に設けた保持部37とが係合され、集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられる。このとき、保持部37及び操作部38は、上蓋体22に摺動自在に取り付けられているため、保持部37及び操作部38は、使用者がハンドル23を下方へと押し下げた際にハンドル23の回動に連動して上蓋体22の内部へと押し込まれるとともに、ハンドル23が収納状態となったときに、コイルバネ39の付勢力により上蓋体22の内部から上蓋体22の外部へと移動され、第3の凹部36と保持部37とがねじりばね33の付勢力に反して係合される。また、集塵装置2を掃除機本体1から取り外す場合と同様に、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度が無荷重状態となる角度以上である場合には、ねじりばねの33の両端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動し、ハンドル23の回動角度がねじるばね33が無荷重状態となる角度未満になった場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動軸部23cと同軸で回動するとともに、ねじりばね33の他端とリブ体22dとが当接され、ねじりばね33の他端の回動が規制される。そのため、ハンドル23の回動時にねじりばね33に過度な荷重がかかることがなく、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができるとともに、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられている状態において、集塵装置2を掃除機本体1から取り外すために、使用者によって操作
部38が上蓋体22の内部へと押込まれると、操作部38の動作に連動して、保持部37と第3の凹部36との係合が解除され、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23が収納状態から倒立状態へと回動されるとともに、爪部34と第1の凹部14aとの係合が解除されるように構成されているため、使用者は操作部38を操作し、ハンドル23と保持部37との係合を解除するだけで、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を容易に回動させることができ、ハンドル23と掃除機本体1との係合を解除することができるため、集塵装置2を掃除機本体1から容易に取り外すことができ、電気掃除機100の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、集塵装置2が掃除機本体1に取り付けられた状態で操作部38が操作され、ハンドル23と保持部37との係合が解除され、ハンドル23がねじりばね33の付勢力によって収納状態から倒立状態へと回動されると、ハンドル23と掃除機本体1との係合が解除されるとともに、ハンドル23の回動に連動してハンドル23の爪部34と掃除機本体1の本体ハンドル14と当接され、集塵装置2が掃除機本体1から離間する方向に押上られるように構成しているため、ハンドル23の回動に連動して集塵装置2を掃除機本体1から離間させることができ、集塵装置2を掃除機本体1からより容易に取り外すことができるとともに、電気掃除機100の使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、ハンドル23の回動時に、ねじりばね33がハンドル23の回動軸部23cと同軸で回動するように構成しているため、ハンドル23の回動時に、ねじりばね33に過度な荷重がかかることを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を容易に回動させることができるとともに、ねじりばね33に過度な荷重がかかり、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができる。そのため、過度な荷重によってねじりばね33が劣化することを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
また、本実施の形態においては、ねじりばね33の一端のみがハンドル23に固定されており、ねじりばね33の他端は、ハンドル23が収納状態であるときには、集塵装置2に当接するとともに、ハンドル23が収納状態から倒立状態に回動するときには、ハンドル23の回動に連動して同軸に回動するように構成されているため、ねじりばね33の付勢力をハンドル23に確実に伝達し、ハンドル23を収納状態から倒立状態となる方向へと確実に回動させることができる。また、ハンドル23の回動時に、ねじりばね33に過度な荷重がかかり、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができるため、ねじりばね33が劣化することを十分に防止でき、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23をより確実に回動させることができる。
さらに、本実施の形態においては、ねじりばね33は、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばね33の一端がハンドル23の回動に連動して回動するとともに、ねじりばね33の他端が集塵装置2に当接しており、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度以上になった場合には、ねじりばね33の両端がハンドル23の回動に連動して回動するように構成されているため、ハンドル23の回動角度がねじりばね33が無荷重状態となる角度未満である場合には、ねじりばね33の付勢力をハンドル23に確実に伝達し、ハンドル23を確実に回動させることができる。また、ねじりばね33が無荷重状態となる角度以上にハンドル23を回動させた際に、ねじりばね33に過度な荷重がかかることがなく、ねじりばね33が変形することを十分に防止することができるため、過度な荷重によってねじりばね33が劣化することを十分に防止することができ、ねじりばね33の付勢力によってハンドル23を確実に回動させることができる。
また、本実施の形態においては、集塵装置2が掃除機本体1に略45度傾斜した状態で取り付けられるように構成している。また、本実施の形態においては、集塵装置2の前方の上部、すなわち、上蓋体22の前面に操作部38を配置するとともに、ハンドル23が収納状態から倒立状態となる方向へと回動する際に、ハンドル23が集塵装置2の後方に向かって回動するように構成している。そのため、掃除機本体1を小型化することができるとともに、使用者が操作部38を操作しやすくなり、使用者が操作部38を操作してハンドル23を回動させて際に、ハンドル23が使用者の手にぶつかることがなく、電気掃除機100の使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、ハンドル23を収納状態から倒立状態となる方向へと回動させるために、使用者がコイルバネ39の付勢力に反して操作部38を上蓋体22の内部へと移動させた場合、操作部38の動作に連動して保持部37が上蓋体22の内部に移動するように構成している。また、本実施の形態においては、集塵装置2を掃除機本体1に取り付けるために、使用者が集塵装置2を掃除機本体1の集塵装置収納部11に取り付け、ハンドル23を倒立状態から収納状態へと回動させ、ハンドル23を下方へと押し下げた場合、ハンドル23の回動に連動して、保持部37及び操作部38が上蓋体22の内部へと押し込まれるとともに、ハンドル23が収納状態となったときに、コイルバネ39の付勢力により上蓋体22の内部から上蓋体22の外部へと移動されるように構成されている。この構成により、操作部38の動作、及び、ハンドル23の回動に連動して、保持部37を上蓋体22の内部へと移動させることができるため、ハンドル23の回動時に、ハンドル23と保持部37との摩擦により、保持部37が磨耗することを十分に防止することができる。そのため、ねじりばね33の付勢力に反して第3の凹部36と保持部37とを確実に係合させることができ、ハンドル23を収納状態で確実に保持することができる。
本発明の電気掃除機は、集塵装置を掃除機本体から取り外す場合、使用者は、操作部を操作し、ハンドルと保持部との係合を解除するだけで、付勢手段の付勢力によってハンドルを容易に回動させ、ハンドルと掃除機本体との係合を解除でき、集塵装置を掃除機本体から容易に取り外すことが可能になるため、家庭用電気掃除機及び産業用電気掃除機の分野・用途に好適に適用することができる。
1 掃除機本体
1a 吸気口
2 集塵装置
2a 遠心分離空間部
2b 塵埃蓄積空間部
2c 塵埃通路部
3 吸込具
4 延長管
5 ホース
6 把手部
7 先端パイプ
8 接続パイプ
9 電動送風機
10 電動送風機室
11 集塵装置収納部
12 車輪
13 キャスター
14 本体ハンドル
14a 第1の凹部
15 集塵装置本体
15a 流入口
16 一次フィルター
17 一次フィルター取り付け枠
18 二次フィルター
19 第1の延出部
19a 第1の傾斜部
19b 垂直部
19c 第1の円筒部
19d 第2の傾斜部
19e 第2の円筒部
20 第2の延出部
21 下蓋体
22 上蓋体
22a 流出口
22b 軸穴部
22c 溝部
22d リブ体
23 ハンドル
23a 下部ハンドル体
23b 上部ハンドル体
23c 回動軸部
24 除塵部
25 駆動部
26 ヒンジ部
27 尾錠部
28 第1のシール部材
29 第2のシール部材
30 スライダー
31 開閉操作部
32 バックル部
33 ねじりばね
34 爪部
35 第2の凹部
36 第3の凹部
37 保持部
38 操作部
39 コイルバネ
100 電気掃除機

Claims (6)

  1. 吸引風を発生させる電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に取り付けられ、前記電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵装置と、前記集塵装置に回動自在に軸支されたハンドルと、前記ハンドルの回動軸部に配置されており、前記ハンドルが倒立状態となる方向に前記ハンドルを付勢する付勢手段と、前記集塵装置に設けられており、前記ハンドルと係合し、前記付勢手段の付勢力に反して前記ハンドルを収納状態で保持する保持部と、前記集塵装置に設けられており、前記ハンドルと前記保持部との係合を解除する操作部と、を備え、前記集塵装置は、前記ハンドルと前記掃除機本体とが係合され、かつ、前記ハンドルと前記保持部と係合されることで、前記掃除機本体に取り付けられており、前記集塵装置が前記掃除機本体に取り付けられた状態で、前記操作部が操作されると、前記操作部の動作に連動して前記ハンドルと前記保持部との係合が解除され、前記ハンドルが前記付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態となる方向に回動されるとともに、前記ハンドルと前記掃除機本体との係合が解除される、電気掃除機。
  2. 前記集塵装置が前記掃除機本体に取り付けられた状態で前記操作部が操作され、前記ハンドルと前記保持部との係合が解除され、前記ハンドルが前記付勢手段の付勢力によって収納状態から倒立状態へと回動されると、前記ハンドルと前記掃除機本体との係合が解除されるとともに、前記ハンドルの回動に連動して前記ハンドルと前記掃除機本体と当接され、前記集塵装置が前記掃除機本体から離間する方向に押上られる、請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記付勢手段は、前記ハンドルの回動時に前記ハンドルの回転軸部と同軸に回動する、請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記付勢手段は、ねじりばねで構成されており、前記ねじりばねは、前記ねじりばねの一端のみが前記ハンドルに固定されており、前記ねじりばねの他端は、前記ハンドルが収納状態であるときには、前記集塵装置に当接するとともに、前記ハンドルが収納状態から倒立状態に回動するときには、前記ハンドルの回動に連動して回動するように構成されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載の電気掃除機。
  5. 前記付勢手段は、ねじりばねで構成されており、前記ねじりばねは、前記ねじりばねの一端のみが前記ハンドルに固定されており、前記ねじりばねは、前記ハンドルの回動角度が前記ねじりばねが無荷重状態となる角度未満である場合には、前記ねじりばねの一端が前記ハンドルの回動に連動して回動するとともに、前記ねじりばねの他端が前記集塵装置に当接しており、前記ハンドルの回動角度が前記ねじりばねが無荷重状態となる角度以上になった場合には、前記ねじりばねの両端が前記ハンドルの回動に連動して回動するように構成されている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載の電気掃除機。
  6. 前記集塵装置は、前記掃除機本体に所定角度傾斜した状態で取り付けられ、前記操作部は、前記集塵装置の前方の上部に配置されており、前記ハンドルは、前記集塵装置の後方に向かって回動する、請求項1〜5の何れか1項に記載の電気掃除機。
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