JP2002017635A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002017635A
JP2002017635A JP2000201670A JP2000201670A JP2002017635A JP 2002017635 A JP2002017635 A JP 2002017635A JP 2000201670 A JP2000201670 A JP 2000201670A JP 2000201670 A JP2000201670 A JP 2000201670A JP 2002017635 A JP2002017635 A JP 2002017635A
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lid
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JP2000201670A
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Yasuhiro Otsu
育弘 大津
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく安定してバッテリを配設
した電気掃除機を提供する。 【解決手段】 前部に装着下凹部38を有したケース体2
内に、電動送風機を収容する電動送風機室と、この電動
送風機および装着下凹部38間に蓄電池18を収容する電源
室19とを設ける。ケース体2に、前側に旋回輪39を設け
後部両側に走行輪33,33を設ける。前部に装着上凹部59
を有し装着下凹部38の上方およびケース体2の上部を開
放可能に覆って蓋体3をケース体2に回動可能に設け
る。装着下凹部38および装着上凹部59間に下縁部および
上縁部がそれぞれ係合する集塵部9を着脱可能に一体的
に挟持固定して装着する。集塵部9、電動送風機6およ
び蓄電池18の順で重量が重く、蓄電池18が本体ケース4
の略中央に位置する。安定して床面上に載置でき、安定
して走行でき、取り回しが容易で掃除作業性を向上でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを配設し
た電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機として、例えばハンデ
ィ型などのあまり大きな吸引力を要しない小型の電気掃
除機に二次電池や乾電池などのバッテリを電源とする構
成が知られている。
【0003】また、近年の二次電池の電荷量の増大によ
り、二次電池が小型化するとともに長期間安定した電力
の供給ができるようになり、各種電化製品に利用されて
きている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輪が設け
られて床面上を走行するケース体内に電動送風機を収容
する従来のキャニスタ型の電気掃除機では、例えば絨毯
などの大きな吸引力を要する場所を掃除したり、掃除す
る時間が各部屋を掃除するのに1時間以上を要するな
ど、大きな電力を必要とすることから、電源コードを介
して商用交流電源を供給して掃除する構成が一般的であ
る。
【0005】一方、キャニスタ型は、床面上を走行する
ため、電源コードが走行の邪魔となったり、次の部屋を
掃除するなどの場合には電源コードを別のコンセントに
接続し直す作業が必要となり、掃除が煩雑となることか
ら、電源コードを要しないバッテリを電源に用いる構成
が望まれている。
【0006】しかしながら、近年のバッテリの小型化に
より、キャニスタ型でもバッテリを電源に用いる構成も
可能となってきているものの、大きな電力を要するキャ
ニスタ型の電気掃除機に使用するバッテリは、依然重量
が重く配設するためにある程度の空間を必要とすること
から、バッテリを配設する位置によっては、大型化した
り、重心位置が偏って安定して床面上を走行できなくな
るなどのおそれがある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、大型化することなく安定してバッテリを配設した
電気掃除機に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
床面上に走行可能に車輪を設けた本体ケースと、この本
体ケース内に設けられた電動送風機と、前記本体ケース
内に前記電動送風機の吸気側に設けられた集塵部と、前
記本体ケース内に前記電動送風機および前記集塵部間に
位置して配設されたバッテリとを具備したものである。
【0009】そして、床面上に走行可能に車輪を設けた
本体ケース内に、電動送風機および集塵部間に位置して
バッテリを配設することにより、電動送風機に十分に電
力を供給するために重量があるバッテリを用いても、車
輪が位置する領域から重心が大きく変位することなく安
定して配設され、安定した走行性が得られ、掃除作業性
が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1ないし図7において、1は掃除機本体
で、この掃除機本体1は、ケース体2と、このケース体
2の上部に後部が連結して着脱可能に取り付けられる蓋
体3とを備えた本体ケース4を有している。
【0012】また、ケース体2は、図1ないし図8に示
すように、電動送風機6を収容する電動送風機室7を内
部に区画形成する駆動部8と、この駆動部8に隣接し集
塵部9を着脱可能に装着する載置部10とを備えている。
【0013】そして、駆動部8は、一端である前端縁が
円弧凹状で他端である後端側が上方に向けて円弧状に湾
曲する底板部11と、この底板部11の前端縁に連続し円弧
凹状に湾曲する前板部12と、底板部11の前後方向の両側
縁に連続する一対の側板部13,13と、後端縁が湾曲する
底板部11の後端縁に連続して上端面を覆う天板部14とを
有している。また、駆動部8内には壁状にリブ16が設け
られ、電動送風機6を収容する電動送風機室7と、電源
であるバッテリとしての蓄電池18を収容する電源室19
と、回路基板20を収容する回路室21とが区画形成されて
いる。さらに、駆動部8の底板部11の湾曲する後面略中
央には、下方および後方に向けて開口する凹状で図示し
ない充電端子が配設された充電部22が設けられている。
【0014】また、天板部14の略中央には、電動送風機
室7に連通して連通孔25が上方に向けて開口形成されて
いる。そして、天板部14の上面には、連通孔25を覆うよ
うに角筒状に上方に向けて突出し、通気性を有する第2
の濾過体である第1のフィルタ26を連通孔25を覆って着
脱可能に取り付けるフィルタ装着部27が設けられてい
る。さらに、天板部14には、上方に向けて突出し前側側
方に向けて係止凹部28を開口する係止部29が設けられて
いる。また、一対の側板部13,13には、上下方向の略中
間部の前側の対向距離が次第に狭くなるように内側に湾
曲し、この湾曲する前側部分には電動送風機室7に連通
して略前側側方に向けて開口する排気口31が複数設けら
れている。さらに、側板部13,13には、後部下側に位置
して走行輪33がそれぞれ回転自在に軸支されている。そ
して、底板部11には、電源室19に連通して下方に向けて
開口し開閉蓋部35にて開閉可能に閉塞される電源開口部
36が設けられている。
【0015】また、載置部10は、上下方向に軸方向を有
する略円筒状で内周面が駆動部8の前板部12に連続する
装着下凹部38を有し、外周面が駆動部8の側板部13,13
にそれぞれ連続して一体に形成されている。そして、載
置部10の下面には旋回輪39が回転自在に設けられ、駆動
部8に設けられた走行輪33,33とにて載置部10が前側と
なるように床面上を走行可能となっている。さらに、載
置部10の外周面には、外方である前方に向けて突出し先
端上面に上方に向けて当接部としての係止凸部41が突設
された位置決め凸部42が設けられている。なお、駆動部
8は、本体ケース4の走行方向に対して電源室19が電動
送風機室7より前側、すなわち走行方向に沿って装着下
凹部38、電源室19および電動送風機室7の順序となるよ
うに形成されている。
【0016】そして、電動送風機6は、図示しないファ
ンを回転駆動する電動機44と、ファンを覆うファンカバ
ー45とを備えている。さらに、このファンカバー45の前
面中央部には図示しない吸気口が開口形成されている。
そして、駆動部8の天板部14の下面には、ファンカバー
45の上部を覆い電動送風機室7に向けて略円筒状に突出
し、電動送風機6のファンカバー45の外周面を環状のゴ
ム支持体46を介して嵌合支持する上部支持リブ47が突設
されている。さらに、駆動部8の底板部11の上面には、
電動送風機室7に向けて突出し、電動機44の図示しない
ロータ軸を軸支するモータヘッド部48を緩衝体49を介し
て支持する下部支持リブ50が設けられている。そして、
電動送風機6は、電動送風機6の吸気口の周縁が連通孔
25に臨み連通孔25と吸気口とが略気密に連通する状態に
支持固定されている。なお、この電動送風機6は、蓄電
池18より軽量に形成されている。
【0017】一方、蓋体3は、図1ないし図6、図9お
よび図10において、平面視でケース体2と略同形状で
上板部55とこの上板部55の周縁に下方に向けて突出する
周板部56とにて下方に向けて開口する略箱状に形成され
ている。そして、蓋体3の後端部に設けられたヒンジ部
57,57がケース体2の後部に回動可能に軸支されてケー
ス体2の上面を開放可能に覆っている。
【0018】また、蓋体3の前側下面には、ケース体2
の載置部10の装着下凹部38に集塵空間58を介して対向し
て略同径に下方に向けて略円筒状の装着上凹部59が設け
られている。さらに、蓋体3の前側上面には、吸込部61
が設けられている。この吸込部61は、前方に向けて吸込
口としての本体吸込口62を開口し下端が装着上凹部59の
中心から前側に変位した位置に下方に向けて開口する略
L字状に屈曲する吸込管63を有している。なお、この吸
込管63の下端縁には、気密部材64が設けられている。
【0019】そして、装着上凹部59には、略中央から吸
込管63が位置する側と反対側の後方に向けて略扇状に通
孔65が開口形成されている。また、蓋体3の下面には、
装着上凹部59に隣接して設けられ一端側が装着上凹部59
の側面から通孔65に連続し他端が蓋体3の後部側でケー
ス体2の連通孔25に対向する位置にフィルタ装着部27に
対応して下方に向けて角筒状に開口する吸気路66が設け
られている。そして、この吸気路66の下流側の角筒状の
開口縁には、フィルタ装着部27の上端縁に略気密に当接
するシール部材67が設けられている。
【0020】また、蓋体3の前端部には、装着上凹部59
に亘って当接部としての位置決め凹部70が切欠形成され
ている。そして、この位置決め凹部70の上縁には、位置
決め凸部42に対応して吸込部61の外面から連続し位置決
め凹部70の上方を覆うように下方に向けて開口する覆い
部71が設けられている。
【0021】さらに、蓋体3には、鎖錠部75が吸気路66
の両側に位置して一対設けられている。これら鎖錠部7
5,75は、略両端部が蓋体3に設けられた軸支リブ76,7
6にて回転自在に軸支された細長棒状の作動部77をそれ
ぞれ有している。そして、作動部77の一端部には略L字
状に外方に向けて突出する作動腕部78が一体的に設けら
れ、この作動腕部78の先端部には吸込部61の基端部の幅
方向の立ち上がる側面に位置して先端が臨む作動凸部79
が設けられている。また、作動部77の他端部には作動腕
部78とは反対側に突出する係止腕部81が一体的に設けら
れ、この係止腕部81の先端にはケース体2の係止部29の
係止凹部28に係脱可能に係止する係止爪部82が内側後方
に向けて設けられている。そして、鎖錠部75,75は、作
動部77に軸支された図示しないトーションコイルバネな
どの付勢手段が、常時係止爪部82が内方に向けて突出し
て係止部29の係止凹部28に係止するように作動部77を回
動する状態に付勢し、作動凸部79を吸込部61内に付勢に
抗して押し込むように操作することにより係止爪部82が
外側に移動して係止凹部28から外れるように配設されて
いる。
【0022】また、蓋体3の上面には、取手手段85が設
けられている。この取手手段85は、先端部が吸込部61に
連続して前後方向に軸方向を有して設けられた第1の取
手86と、この第1の取手86の後端部に一端側が一体に連
続し他端側が蓋体3の後部両側にそれぞれ連続して設け
られて第1の取手86の軸方向に対して交差する方向に軸
方向を有し第1の取手86を対称軸として略対称に対をな
す第2の取手87,87とを備え、平面視で略Y字状に形成
されている。なお、この取手手段85は、掃除機本体1の
重心、すなわち重量の比較的重い電動送風機6および蓄
電池18を収容するケース体2およびこのケース体2に取
り付けられる蓋体3を備えた本体ケース4の重心の上方
に位置する状態で設けられている。また、取手手段85の
吸込部61の近傍には、例えば充電中および蓄電池18の電
荷の残量が少なくなって充電を要求する充電お知らせサ
インなどを表示する表示手段89が配設されている。さら
に、取手手段85内には、一端がケース体2の回路室21内
の回路基板20に接続された電線であるリード線90がヒン
ジ部57内を通って配設され、表示手段89に接続されると
ともに吸込部61に配設されたコネクタ91に接続されてい
る。
【0023】一方、集塵部9は、図1、図5、図8、図
11および図12に示すように、上端面に排出口95を開
口し底部周縁がケース体2の装着下凹部38に嵌挿係合し
て収容され上端周縁が蓋体3の装着上凹部59に嵌挿係合
して収容され集塵空間58に配設される有底円筒状の集塵
カップ96と、この集塵カップ96の上端面の開口に着脱可
能に嵌挿して装着される濾過部97とを備えている。な
お、集塵カップ96の周縁と装着下凹部38および装着上凹
部の内周面との間には間隙があってもなくてもよい。
【0024】そして、集塵カップ96には、一端である上
端が上端外周面に連続して設けられ他端である下端が自
由端で、下端部にケース体2の位置決め凸部42の係止凸
部41が係脱可能に挿入係合する取手部としてのハンドル
部98が設けられている。なお、このハンドル部98は、上
面が凹状に形成されている。
【0025】また、濾過部97は、集塵カップ96の上端面
に開口する排出口95に嵌合される略円筒状の嵌合部100
と、この嵌合部100の下端面を閉塞する蓋部101とを備
え、皿状に形成されている。そして、嵌合部100の外周
縁には、外方に突出しさらに先端が上方に向けて舌片状
に突出し、ハンドル部98の上面に係合して先端部がハン
ドル部98から斜め上方に突出するつまみ部102が設けら
れている。
【0026】さらに、濾過部97の蓋部101の略中央に
は、つまみ部102が設けられた周縁近傍に変位した位置
に下方に向けて円筒状で下端が嵌合部100の接線方向に
沿った側方に向けて吸気開口103を開口する吸気筒部104
が設けられている。また、蓋部101の略中央には略円形
の集気開口106が開口形成され、この集気開口106の周縁
には下方に向けて略円筒状に突出する集気筒部107が設
けられている。なお、蓋部101は、吸気筒部104の位置か
ら次第に下端側に向けて集気筒部107の外周面で螺旋状
となるように形成されている。そして、集気筒部107に
は、底部が円弧状に閉塞された有底円筒状で通気性を有
する網目部材にて形成された第2のフィルタ108が着脱
可能に取り付けられている。
【0027】また、濾過部97には、嵌合部100の上端面
の開口に着脱可能に取り付けられる格子状の枠部110が
設けられている。そして、枠部110には、吸気筒部104を
係合する凹状の案内凹部111が設けられている。また、
枠部110には、上方に向けて舌片状に突出する操作つま
み112が設けられている。そして、蓋部101と枠部110と
の間には、通気性を有する第3のフィルタ113が着脱可
能に集気開口106を覆って取り付けられている。なお、
第3のフィルタ113は、蓋部の101の周縁近傍に上方に向
けて略放射壁状に突出する保持リブ114上に載置して集
気開口106との間に集気空間115を開口して第3のフィル
タ113の略全体を通気するように取り付けられている。
これら第2のフィルタ108および第3のフィルタ113にて
第1の濾過体が構成される。
【0028】さらに、濾過部97の嵌合部100の外周面に
は、集塵カップ96に濾過部97を略気密に取り付ける環状
の封止部材117が設けられている。
【0029】そして、濾過部97のつまみ部102をハンド
ル部98に係合して集塵カップ96に取り付けて集塵部9を
構成した状態で、集塵カップ96の下部をケース体2の装
着下凹部38に嵌挿係合して収容させ上部を蓋体3の装着
上凹部59に嵌挿係合して収容させ、集塵部9を蓋体3と
ケース体2とにて挟持するように本体ケース4の集塵空
間58に装着する。この装着した状態では、濾過部97の吸
気筒部104の上端縁に蓋体3の吸込部61の吸込管63の下
端が気密部材64を介して略気密に密着して連通するとと
もに、枠部110が蓋体3の通孔65に封止部材117にて略気
密に密着して連通する。すなわち吸込部61の本体吸込口
62が、吸込部61の吸込管63、集塵部9の吸気筒部104、
集塵カップ96内、集気筒部107、集気開口106、通孔65、
吸気路66および連通孔25を介して電動送風機6の吸気口
に連通する状態となり、この本体吸込口62から電動送風
機6の吸気口に至る吸気風路118に集塵部9が位置する
状態となる。
【0030】また、集塵部9は、ハンドル部98の下端に
位置決め凸部42の係止凸部41が係合し、ハンドル部98の
上部が蓋体3の位置決め凹部70に係合し、回り止めされ
て位置決め固定される。なお、覆い部71は、外面がハン
ドル部98の外面に連続するようにつまみ部102の先端部
が上方に向けて突出するハンドル部98の上部を覆った状
態となる。なお、この集塵部9は、電動送風機6および
蓄電池18より軽量、すなわち、重量は集塵部9<転動送
風機6<蓄電池18の関係で重くなっている。
【0031】一方、図6において、121はホースで、ホ
ース121は、可撓性を有し図示しない電線がスパイラル
状に設けられたホース本体122と、このホース本体122の
一端である基端に設けられ掃除機本体1の吸込部61の本
体吸込口62に嵌合接続する接続管123と、ホース本体122
の他端である先端に設けられた略く字状に屈曲する把持
部124とを備えている。そして、接続管123には、電線の
一端に接続され吸込部61に配設されたコネクタ91に接続
される図示しない端子ピンが配設されている。さらに、
把持部124には、屈曲する部分の基端側に面する部分に
電線に接続され電動送風機6などの駆動を設定する各種
ボタン125,125を有した操作手段126が配設されてい
る。
【0032】さらに、ホース121の把持部124の先端に
は、ホース121の電線に接続される図示しない電線が配
線された伸縮可能な延長管128を介して吸込口本体129が
着脱可能に接続される。そして、延長管128には、軸方
向に沿って壁状に設けられた図示しない首部の先端縁に
延長管128の外周面の周方向に沿って幅広鍔状に係止鍔
部130が設けられ、図13および図14に示すような伸
縮可能な隙間ノズル131などの付属品を着脱可能に取り
付ける付属品取付部132が設けられている。さらに、延
長管128には、延長管128を嵌着する環状の保持部134の
外周面に先端が延長管128の先端方向に略L字状に屈曲
して設けられた取付爪部135を有し、掃除機本体1など
に延長管128を取り付ける取付手段136が設けられてい
る。また、吸込口本体129には、下面に図示しない床面
吸込口を開口し回転清掃体が回転自在に配設される吸込
室を有している。また、吸込口本体129には、ホース121
および延長管128に配設された電線を介して掃除機本体
1の蓄電池18から電力が供給されて回転清掃体を回転駆
動させる図示しない電動機が配設されている。
【0033】一方、図13ないし図15において、141
は充電器で、この充電器141は、上面が掃除機本体1の
後面の曲面に対応して円弧凹状の載置凹部142を有した
略箱状のケース143を有している。そして、このケース1
43の載置凹部142には、掃除機本体1の充電部22に係合
し充電部22の充電端子に接続する図示しない充電金具を
内面に配設したスリット144を有した充電凸部145が突設
されている。また、ケース143の後部には、取付手段136
の取付爪部135を係止する取付凹部146が設けられてい
る。さらに、ケース143の後部には、略対角線方向に突
出し下面が床面に当接する足部148,148が設けられてい
る。そして、これら足部148,148の上面には、隙間ノズ
ル131や家具ブラシ149などの付属品を取り付ける付属品
取付凹部150,150が開口形成されている。
【0034】そして、付属品である隙間ノズル131に
は、軸方向に沿ってスリット状で延長管128に設けられ
た付属品取付部132の首部が係脱可能に挿入係合し開口
縁にて係止鍔部130を抜け止め係止するスリット部153を
有した係止凹部154が設けられている。また、家具ブラ
シ149は、図14および図16ないし図18に示すよう
に、下面に吸塵口160を開口し開口縁の外側にブラシ毛1
61が植設されたブラシ本体162と、このブラシ本体162に
先端が吸塵口160に連通して軸支され基端に隙間ノズル1
31の先端が着脱可能に挿入係合する断面略楕円状の連通
管部163が先端部に設けられた回転軸164にて回動可能に
軸支されている。さらに、この連通管部163の外周面に
は、延長管128やホース121の把持部124の先端が略気密
に嵌合する鍔状に突出したフランジ部166が設けられて
いる。そして、充電器141の足部148に設けられた付属品
取付凹部150,150は、それぞれ内周面が家具ブラシ149
の連通管部163が挿入係合可能な形状に形成され、底部
に隙間ノズル131の先端に挿入係合可能な図示しない取
付凸部が設けられている。
【0035】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0036】まず、取手手段85の第1の取手86の前側を
持ちつつ吸込部61を両側から挟み込むようにして吸込部
61の基端部に臨む各鎖錠部75,75の作動凸部79,79を付
勢手段に抗して押し込むように操作し、作動部77をそれ
ぞれ回動させて係止腕部81の係止爪部82をケース体2の
係止部29の係止凹部28から外し、この状態で蓋体3をヒ
ンジ部57,57にて上方に回動させ、集塵空間58の上方お
よびケース体2の上部を開放する。そして、あらかじめ
第2のフィルタ108および第3のフィルタ113を取り付け
た濾過部97を集塵カップ96に取り付けて構成した集塵部
9を、ハンドル部98を持ってケース体2の装着下凹部38
に下端部を挿入係合し、ケース体2の位置決め凸部42の
係止凸部41をハンドル部98の下端に挿入係合して位置決
めし、載置部10に保持して載置する。
【0037】この後、再び取手手段85を持って蓋体3を
下面がケース体2の上面および集塵部9の上面に圧着し
て覆うように回動させ、集塵部9の上部を蓋体3の装着
上凹部59に挿入係合させるとともに蓋体3の位置決め凹
部70にハンドル部98の上部を係合して位置決めし、鎖錠
部75,75の係止爪部82をケース体2の係止凹部28に係合
し、本体ケース4の集塵空間58に集塵部9を装着する。
この状態で、集塵部9の濾過部97の吸気筒部104の上端
縁に蓋体3の吸込部61の吸込管63の下端が気密部材64を
介して略気密に密着して連通するとともに、濾過部97の
枠部110が蓋体3の装着上凹部59の下面に密着する状態
で枠部110を介して集気開口106が蓋体3の通孔65に略気
密に連通する。すなわち、吸込部61の本体吸込口62が、
吸込部61の吸込管63、集塵部9の吸気筒部104、集塵カ
ップ96内、集気筒部107、集気開口106、通孔65、吸気路
66および連通孔25を介して電動送風機6の吸気口に連通
する状態となる。
【0038】そして、吸込部61の本体吸込口62にホース
121の接続管123を接続し、適宜延長管128を介して吸込
口本体129を接続して掃除待機状態とする。なお、吸込
口本体129の代わりに付属品を接続したり、延長管128お
よび吸込口本体129の代わりに付属品を接続するなどし
てもよい。
【0039】この掃除待機状態で、ホース121の把持部1
24の操作手段126の操作により、適宜電動送風機6およ
び電動機を駆動し、掃除する。なお、回路基板20に搭載
された制御手段は、ホース121が接続されずに掃除待機
状態となっていない場合には、誤作動を防止するために
電動送風機6を駆動させない制御をする。
【0040】そして、吸込口本体129の下面に開口する
図示しない床面吸込口から空気とともに塵埃を吸い込
む。この吸い込んだ塵埃は、延長管128およびホース121
を介して吸込部61の本体吸込口62から吸い込まれ、吸込
部61の吸込管63を通って集塵部9の吸気筒部104から集
塵カップ96内に集塵カップ96の内周面の接線方向に渦巻
き状に吸い込まれる。そして、塵埃は渦巻き状に吸い込
まれた空気の渦流の遠心力により集塵カップ96の内面に
沿って落下し、空気は集塵カップ96の中心軸に位置する
渦流の中心から集塵部9の濾過部97の第2のフィルタ10
8を通って集気筒部107から流出し、空気と塵埃とが分離
される。さらに、分離された空気は、集塵部9の濾過部
97に取り付けられた第3のフィルタ113にて空気中の分
離されずに混入する微細な塵埃が除去されて枠部110を
介して集塵部9から流出する。そして、この集塵部9か
ら流出した空気は、集塵部9の枠部110と密着する蓋体
3の装着上凹部59の通孔65から吸気路66を通過し、この
吸気路66の下流側に略気密に連通するケース体2の連通
孔25を通って電動送風機6の吸気口から吸気される。さ
らに、空気は、電動送風機6内を通って電動送風機室7
内に排気され、さらに排気口31から外気に排気される。
【0041】また、付属品を用いて掃除する場合には、
掃除箇所に応じて延長管128から吸込口本体129を取り外
したり、ホース121の把持部124から吸込口本体129を接
続した延長管129を取り外し、ホース121や延長管128の
先端部に延長管128の付属品取付部132に取り付けられた
隙間ノズル131を取り付けて家具の隙間や窓枠のレール
溝などの塵埃を吸塵する。なお、ホース121から取り外
して掃除に利用しない延長管128は、取付手段136の取付
爪部135を充電器141の取付凹部146に係合して取り付け
ておく。また、家具ブラシ149を用いる場合には、隙間
ノズル131の先端を家具ブラシ149の連通管部163に挿入
嵌合して取り付ける。なお、家具ブラシ149をホース121
や延長管128の先端部に直接取り付けて掃除する場合に
は、連通管部163を嵌合するようにホース121や延長管12
8の先端に取り付ける。この状態では、フランジ部166が
ホース121の把持部124の先端および延長管128の先端の
内周面に密着するように嵌着して連通管部163とホース1
21の把持部124あるいは延長管128の先端部との間に隙間
を生じることなく閉塞し、リークすることなく効率よく
確実に吸塵する。
【0042】さらに、掃除場所を変更、例えば次の部屋
を掃除するために掃除機本体1を持ち運んだり、階段な
どの掃除機本体1が走行できない場所で掃除機本体1を
持ったまま掃除したり、乗用車などの車両内を掃除した
り、収納場所まで持ち運んで収納場所の所定の位置に収
容する場合などでは、取手手段85の第1の取手86または
第2の取手87,87あるいは一体的に装着された集塵部9
のハンドル部98を握って掃除機本体1を持ち上げる。こ
こで、第1の取手86、第2の取手87,87およびハンドル
部98はそれぞれ軸方向が異なることから、把持する際に
作業者が最も持ちやすい箇所を選択して把持すればよ
い。なお、集塵部9は、蓋体3およびケース体2にて挟
持されて保持され、上部が装着上凹部59に係合し下部が
装着下凹部38に係合して位置決めされ、さらにハンドル
部98の下端がケース体2の位置決め凸部42の係止凸部41
に係止され、ハンドル部98の上部がケース体2の位置決
め凹部70にて位置決め係止されており、本体ケース4に
一体的に固定されて装着されていることから、集塵部9
のハンドル部98も取手手段85と同様に掃除機本体1を持
ち上げる取手として利用できる。
【0043】そして、ホース121の把持部124の操作手段
126の設定操作により電動送風機6あるいは電動機を停
止して掃除を終了した後は、鎖錠部75,75を再び操作し
て係止を解除してケース体2への蓋体3の連結状態を解
除し、蓋体3を回動して集塵部9の上面およびケース体
2の上面を開放し、ハンドル部98を持って集塵部9をケ
ース体2から取り外す。この後、つまみ部102を持って
集塵カップ96から濾過部97を取り外し、集塵カップ96内
の捕捉した塵埃を排出する。また、適宜第1のフィルタ
26、第2のフィルタ108および第3のフィルタ113を取り
外して洗浄する。
【0044】次に、延長管128の取付手段136の取付爪部
135を充電器141の取付凹部146に係合して吸込口本体129
およびホース121を接続したままの状態で延長管128を充
電器141に取り付け、掃除機本体1の後面を充電器141の
載置凹部142に挿入係合して載置する。この状態で、掃
除機本体1の充電部22に充電器141の充電凸部145が挿入
係合し、掃除機本体1が位置決めされるとともに充電部
22の充電端子が充電凸部145の充電金具に接触して蓄電
池18の充電が開始する。この充電の開始により、掃除機
本体1の回路基板20の制御手段が表示手段89の充電中を
点灯して充電中である旨を表示する。
【0045】一方、掃除の継続により蓄電池18の電荷の
残量が少なくなると、回路基板20の制御手段は、リード
線90を介して表示手段89の充電お知らせサインを点灯さ
せて、電荷が少なくなって充電を要求する旨を報知す
る。そして、この報知により、掃除作業者は、掃除の終
了時と同様に充電器141に掃除機本体1を載置して充電
する。
【0046】上記実施の形態では、集塵部9、電動送風
機6および蓄電池18の順で重量が重く、この最も重い蓄
電池18を集塵部9と電動送風機6の間に位置する本体ケ
ース4の略中央に配設したため、従動輪39および走行輪
33,33の軸支位置の領域内に重心が位置して安定して床
面上に載置でき、従動輪39および走行輪33,33による安
定した床面上での走行が得られ、掃除機本体1の取り回
しが容易となって掃除作業性を向上できる。
【0047】そして、この配置の順序は、掃除の際に引
っ張られるホース121が接続される吸込部61が走行方向
の前部に位置する状態で、走行方向の前側から集塵部
9、蓄電池18、電動送風機6の順序としたため、ホース
121を引っ張って掃除しても軽量な集塵部9が前側に位
置するので、旋回などの方向転換が容易にできるととも
に、後面が床面に対向した立位状態で床面上に対置した
際に、比較的重い電動送風機6が下側に位置するので、
立位状態としても安定して床面上に載置できる。
【0048】また、サイクロン方式で渦流から塵埃を効
率よく分離するために集塵カップ96が上下方向に軸方向
を有し上方に向けて開口する状態で本体ケース4に装着
し、この集塵部9の上部を開放可能に覆うように蓋体3
を設けるので、集塵部9の上部に開口し空気を排出する
集気開口106を電動送風機6の吸気側に連通させる吸気
路66を蓋体3に設けることができ、別途吸気路66を設け
る構成に比して簡略化でき、製造性を向上できるととも
に小型化できる。さらに、蓋体3の回動により開閉方向
で集塵部9の集気開口106と電動送風機6の吸気側との
略気密な連通および非連通状態が得られるので、これら
集塵部の上部および電動送風機の吸気側と吸気路との略
気密な連通が蓋体3の回動方向に沿った圧着により容易
に得られ、簡単な構成で最小限のシール箇所で容易に略
気密な連通が得られる。
【0049】そして、集塵空間58の上方およびケース体
2の上方を覆う蓋体3としたため、集塵部9の集気開口
106と電動送風機6の吸気側とを略気密に連通させる吸
気路66を容易に簡単な構成で形成できるとともに、蓋体
3の開閉により集塵部9の上部および電動送風機6の吸
気側の上部が開放される状態となるので、集塵部9の着
脱が容易にできる。さらに、着脱される集塵部9に着脱
可能に設けた第2のフィルタ108および第3のフィルタ1
13と同様に、電動送風機6の吸気口から微細な塵埃が侵
入することを防止するための第1のフィルタ26を着脱可
能に設けることが簡単な構成で容易にできる。
【0050】また、集塵部9に集塵カップ96の上面の開
口を覆う濾過部97を設けるため、簡単な構成で、掃除機
本体1を立位状態で掃除しても塵埃がこぼれ落ちないよ
うにできるとともに、塵埃を効率よく分離するための第
2のフィルタ108および第3のフィルタ113を容易に着脱
可能に装着でき、さらに蓋体3の吸込部61の本体吸込口
62を電動送風機6の吸気口に連通させるための風路を容
易に形成でき、製造性を向上できるとともに容易に小型
軽量化できる。
【0051】また、本体ケース4の集塵空間58に電動送
風機6の吸気側および本体吸込口62の間の吸気風路118
に位置して着脱可能に装着され本体吸込口62から空気と
ともに吸い込んだ塵埃を捕捉して空気は電動送風機6の
吸気側に流通させる集塵部9に、本体ケース4の外面か
ら露出するハンドル部98を設けている。このため、集塵
部9を本体ケース4から着脱する際にハンドル部98を持
って容易に着脱できるとともにこの集塵部9を取り扱う
ために利用されるハンドル部98を本体ケース4を持ち上
げる取手としても利用でき、例えば掃除機本体1の後部
が床面に対向する立位状態とした場合に把持する取手を
本体ケース4に設けることなくハンドル部98を把持すれ
ばよく、構成が簡略化して容易に小型化でき、製造性を
向上できるとともに、掃除機本体1を持ち上げるなどの
際に取手手段85と合わせて把持する方法が増大し、取扱
性を向上できる。
【0052】そして、本体ケース4の電動送風機6を収
容するケース体2と、このケース体2に取り付けられ集
塵空間58を構成する蓋体3とにて、集塵部9を電動送風
機6の吸気側および本体吸込口62間に略気密に連通する
状態に挟持固定するため、簡単な構成で確実に集塵部9
を本体ケース4に固定して一体的に装着でき、集塵部9
のハンドル部98を持っても安定して掃除機本体1を持ち
上げることができる。
【0053】また、ケース体2に集塵部9の下部周縁を
挿入係合して覆う装着下凹部38を設けるとともに、蓋体
3に集塵部9の上部周縁を挿入係合して覆う装着上凹部
59を設けるため、集塵部9が本体ケース4により確実に
一体的に装着できる。
【0054】さらに、ケース体2に集塵部9のハンドル
部98の下端に挿入係合する係止凸部41を有した位置決め
凸部42を設けるとともに、蓋体3にハンドル部98の上部
が挿入係合する位置決め凹部70を設けてハンドル部98を
位置決め固定するため、特に吸気した吸気流を渦流にし
て遠心力にて塵埃を分離するサイクロン方式により塵埃
を捕捉するために円筒状に集塵カップ96を形成した集塵
部9でも回転することなく確実で容易に位置決めでき、
別途回り止めなどの位置決めするための構成を設けるこ
となくハンドル部98を利用して位置決めでき、簡単な構
成で容易に装置した集塵部9を固定できる。
【0055】そして、装着下凹部38および装着上凹部59
にて集塵部9の上下部が覆われ、ハンドル部98が前方に
突出する状態であることから、別途集塵部9の集塵カッ
プ96を覆って保護する構成を設ける必要がなく、容易に
小型化できる。
【0056】また、サイクロン方式で渦流から塵埃を効
率よく分離するために集塵カップ96が上下方向に軸方向
を有し上方に向けて開口する状態で本体ケース4に装着
するため、集塵カップ96の外周にハンドル部98を容易に
設けることができ、製造性を向上できる。
【0057】そして、容易に剛性が得られる外殻となる
蓋体3に吸込部61を設けるため、例えば集塵部9に直接
吸込部61を設ける場合に比して、掃除の際にホース121
を引っ張って掃除機本体1を走行させるなどの掃除作業
をしても吸込部61が損傷することなく確実に大型化する
ことなくホース121の連結状態が得られ、取扱性および
掃除作業性を向上できる。
【0058】一方、掃除機本体1の重心の上方に位置し
て第1の取手86から第2の取手87,87が分岐する取手手
段85を設けたため、作業者が最も持ちやすい箇所を選択
して把持することができ、本体ケース4の安定した持ち
運びが容易にでき、掃除作業性を向上できる。
【0059】そして、取手手段85を第1の取手86および
この第1の取手86を対称軸として略対称的に第1の取手
86に対して分岐する状態に連結して対をなす第2の取手
87,87を一体に設けて取手手段85を略Y字状に形成して
第1の取手86が前側に吸込部61を設けた掃除機本体1に
前後方向に沿うように設けるため、ホース121を接続し
て掃除する状態とすることにより重心の位置が掃除機本
体1のみの場合の重心の位置より前側に移動する状態と
なっても、第1の取手86が重心の上方に位置するので、
掃除形態により重心が移動しても重心の上方の位置で把
持でき、安定して掃除機本体1を持ち上げることがで
き、作業性を向上できる。
【0060】さらに、取手手段85を蓋体3の前後方向の
略全域に亘って設けたため、例えば掃除機本体1の後面
を床面に対向させる立位状態とした際や、ホース121を
引っ張って掃除機本体1を移動させる際に掃除機本体1
の前側が持ち上げられてほぼ立位状態となっても、第2
の取手87,87が床面に当接して転倒を防止でき、安定し
て掃除機本体1を立位状態で床面上に載置できるととも
に、蓋体3を回動させて集塵部9の上面およびケース体
2の上面を開放および閉塞させる動作が容易にできる。
【0061】また、取手手段85を吸込部61に連続して設
けたため、ケース体2に配設される蓄電池18からの配線
を取手手段85内を配線して、吸込部61に接続されるホー
ス121などに給電することができ、配設するために別途
配線部分を隔離するための構成が不要となり、構成が簡
略化して製造性を向上できるとともに、容易に小型軽量
化できる。
【0062】さらに、集塵した塵埃を排出するために回
動させて集塵部9の上面およびケース体2の上面を開放
させる蓋体3に取手手段85を設けたため、蓋体3を回動
させるための取手を別途設ける必要がなく取手手段85を
利用でき、構造を簡略化できる。
【0063】そして、蓋体3に突出形成した吸込部61か
ら延出するように取手手段85を連続して形成したため、
集塵部9から電動送風機6の吸気口に連通させる吸気路
66を形成する蓋体3の両側に位置してそれぞれ鎖錠部7
5,75を配設し、蓋体3から立ち上がる吸込部61の両側
を挟み込むようにして一対の鎖錠部75,75を操作させる
ことにより係止状態が解除されて蓋体3を回動可能とし
たため、蓋体3を回動させるために把持する取手手段85
の近傍に操作する作動凸部79,79が臨み、係止状態を解
除する操作の操作性が向上するとともに、片方のみ操作
したのでは係止状態を解除できないことから、取手手段
85を持って掃除機本体1を持ち運ぶなどの動作の際に誤
って鎖錠部75,75の作動凸部79,79を操作しても両方の
作動凸部79,79が操作されない限り、係止状態が解除さ
れて蓋体3が回動することを防止できる。特にサイクロ
ン方式などのように、蓋体3に吸気路66が設けられる構
成では、その両側を有効利用でき、小型化が容易に図れ
る。
【0064】一方、家具ブラシ149の連通管部163を隙間
ノズル131の先端部を嵌合する略楕円筒形状に形成し、
外周面に延長管128やホース121の把持部124の先端を嵌
合した際に連通管部163の外周側と延長管128やホース12
1の把持部124の先端の内周面との間を閉塞する鍔状のフ
ランジ部166を設けたため、例えば隙間ノズル131を装着
したままの状態で家具ブラシ149を取り付けることがで
き、隙間ノズル131に代えて家具ブラシ149を交換する必
要がなく掃除作業性を向上でき、隙間ノズル131を用い
ることなく直接ホース121の把持部124や延長管128に接
続してもリークを生じる隙間が形成されることを防止で
き、効率よく吸塵できる。
【0065】そして、充電器141に延長管128の取付手段
136の取付爪部135を係止する取付凹部146を設け、充電
器141の転倒を防止するための足部148,148に隙間ノズ
ル131および家具ブラシ149を取り付けるための付属品取
付凹部150,150を設けるため、充電の際や掃除の際に不
要となった部品を充電器141に装着しておけばよく、掃
除機本体1に掃除に利用されない部品を取り付けるため
の構成が不要となって、掃除の際に取り回される掃除機
本体1を小型軽量化でき、掃除作業性および製造性を向
上できる。さらに、充電器141の転倒防止用の足部148,
148に付属品取付凹部150,150を設けるため、充電器141
の構成を小型化できる。
【0066】なお、上記実施の形態において、サイクロ
ン方式の集塵部9にハンドル部98を設けて説明したが、
吸い込んだ空気を渦流とすることなく塵埃の自重により
分離したり、集塵袋にて塵埃を捕捉する構成など、いず
れの構成でもできる。
【0067】さらに、集塵部9として、濾過部97を設け
たが、集塵部9を集塵カップ96のみとして濾過部97の構
成を蓋体3やケース体2に設けるなどしてもよい。
【0068】また、第2の濾過体は第1のフィルタ26に
限らずいずれのものでもよく設けなくてもよい。さら
に、第1の濾過体は第2のフィルタ108および第3のフ
ィルタ113のいずれか一方のみあるいはいずれのもの、
さらにはこれらを設けなくてもよい。
【0069】そして、集塵部9を蓋体3とケース体2に
て挟持したが、挟持することなく他の構成により集塵部
9を固定してもよい。
【0070】また、装着下凹部38および装着上凹部59の
いずれか一方のみでもよく、またこれらを設けずに他の
構成により集塵部9を固定してもよい。
【0071】さらに、係止凸部41を有する位置決め凸部
42および位置決め凹部70のいずれか一方のみ、あるいは
これらを設けずに他の構成により位置決めしてもよい。
【0072】そして、蓋体3は、集塵部9の上部および
ケース体2の上部のほぼ全体を開放可能に覆うものに限
らず、集塵部9の上部のみを開放可能に覆ってもよい。
【0073】さらに、蓋体3の取手手段85はいずれの構
成でもよく、また設けなくてもよい。
【0074】また、バッテリとして蓄電池18を電源に用
いたが、例えば乾電池を用いてもよい。
【0075】そして、付属品はいずれのものでもよく、
また付属品を設けなくてもよい。
【0076】さらに、付属品を取り付ける構成として
は、いずれの構成でもできる。
【0077】
【発明の効果】本発明の電気掃除機によれば、床面上に
走行可能に車輪を設けた本体ケース内に、電動送風機お
よび集塵部間に位置してバッテリを配設するため、電動
送風機に十分に電力を供給するために重量があるバッテ
リを用いても、車輪が位置する領域から重心が大きく変
位することなく安定して配設でき、安定した走行性が得
られ、掃除作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す掃除
機本体の断面図である。
【図2】同上掃除機本体を示す斜視図である。
【図3】同上掃除機本体を示す平面図である。
【図4】同上掃除機本体を示す底面斜視図である。
【図5】同上掃除機本体の蓋体を開口させた状態の斜視
図である。
【図6】同上ホース、延長管および吸込口体を接続した
掃除機本体を示す斜視図である。
【図7】同上ケース体を示す斜視図である。
【図8】同上集塵部を装着したケース体を示す斜視図で
ある。
【図9】同上蓋体を示す底面斜視図である。
【図10】同上掃除機本体の蓋体の一部を切り欠いた斜
視図である。
【図11】同上集塵部を示す分解斜視図である。
【図12】同上集塵部を示す断面図である。
【図13】同上充電器を示す斜視図である。
【図14】同上付属品を取り付けた充電器を示す斜視図
である。
【図15】同上充電器を示す斜視図である。
【図16】同上家具ブラシを示す斜視図である。
【図17】同上家具ブラシを示す斜視図である。
【図18】同上家具ブラシを示す断面図である。
【符号の説明】
4 本体ケース 6 電動送風機 9 集塵部 18 バッテリとしての蓄電池

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に走行可能に車輪を設けた本体ケ
    ースと、 この本体ケース内に設けられた電動送風機と、 前記本体ケース内に前記電動送風機の吸気側に設けられ
    た集塵部と、 前記本体ケース内に前記電動送風機および前記集塵部間
    に位置して配設されたバッテリとを具備したことを特徴
    とした電気掃除機。
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Cited By (3)

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