JP3354175B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3354175B2
JP3354175B2 JP22860592A JP22860592A JP3354175B2 JP 3354175 B2 JP3354175 B2 JP 3354175B2 JP 22860592 A JP22860592 A JP 22860592A JP 22860592 A JP22860592 A JP 22860592A JP 3354175 B2 JP3354175 B2 JP 3354175B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集塵室を開閉自在に覆
う集塵蓋を有する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種集塵蓋を掃除機本体に回動
自在に配設した電気掃除機は、実開昭61-174555号公報
(A47L 9/00)に開示される如く、掃除機本体に回転軸を
形成し、この回転軸に集塵蓋の支持アームを回動自在に
配設したものが知られている。
【0003】しかしながら、掃除機本体に回転軸を形成
すると、金型の構造上、掃除機本体の一部に、金型を抜
くための孔を設けなければならず、この孔から外気が本
体ケース内に流入すると、掃除機本体の吸込力が低下す
る問題があるとともに、集塵蓋を掃除機本体の回転軸に
配設する際に、集塵蓋の支持アームを変形させなければ
ならず、組立作業性が悪い欠点がある。
【0004】また、実開平1-108249号公報(A47L 9/00)
に開示される電気掃除機の如く、集塵蓋の支持アームに
回転軸を一体形成し、この回転軸を、掃除機本体に形成
した軸穴に軸支したものもあるが、この構成でも、掃除
機本体に形成した軸穴を介して外気が掃除機本体内に流
入し、掃除機本体の吸込力が低下するとともに、集塵蓋
の支持アームを変形させなければならず、組立作業性も
悪い欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除機本体の吸込力を低下させる
ことなく、集塵蓋を配設でき、また組立作業性のよい電
気掃除機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前方に集塵
室、後方に電動送風機収納室を備えた掃除機本体ケース
と、前記掃除機本体ケースに回動自在に取りつけられ、
前記集塵室上方を覆う集塵蓋と、前記掃除機本体ケース
上面との間で、基板を収納する電子部品収納室を形成す
るカバーとを備え、前記集塵蓋に支軸を一体形成すると
ともに、該支軸を前記掃除機本体とカバーとにより回転
自在に挟持したことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前方に集塵室、後方に電
動送風機収納室を備えた掃除機本体ケースと、前記掃除
機本体ケースに回動自在に取りつけられ、前記集塵室を
覆う集塵蓋と、前記掃除機本体ケース上面との間で、基
板を収納する電子部品収納室を形成するカバーと、前記
掃除機本体ケースに対して起倒自在に配設されたハンド
ルとを備え、前記集塵蓋に支軸を一体形成し、該支軸を
前記掃除機本体とカバーとにより回転自在に挟持すると
ともに、前記ハンドルを前記集塵蓋の支軸に回動自在に
軸支したことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、前方に集塵室、後方に
電動送風機収納室を備えた掃除機本体ケースと、前記掃
除機本体ケースに回動自在に取りつけられ、前記集塵室
を覆う集塵蓋と、前記掃除機本体ケース上面との間で、
基板を収納する電子部品収納室を形成するカバーと、前
記掃除機本体ケースに対して起倒自在に配設されたハン
ドルと、前記集塵蓋上面に形成された部品収納部を覆う
収納部蓋とを備え、前記集塵蓋に支軸を一体形成し、該
支軸を前記掃除機本体とカバーとにより回転自在に挟持
するとともに、前記収納部蓋及びハンドルを前記集塵蓋
の支軸に回動自在に軸支したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によると、組み立てる際は、集塵蓋を掃
除機本体ケースに載置し、カバーを取りつけることによ
り、支軸が掃除機本体ケースとカバーとの間に回動自在
に挟持され、集塵蓋が掃除機本体ケースに取りつけられ
る。
【0010】また、隙間用アタッチメント等の部品収納
部を覆う収納部蓋、ハンドルを支軸に軸支する。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図11に基づいて
以下に詳述する。
【0012】図11において、1は掃除機本体で、前方
に集塵袋を収納する集塵室、後方に電動送風機を収納す
る電動送風機収納室(いずれも図示せず)を有する掃除機
本体ケース2と、後述する集塵蓋3、カバー8、収納部
蓋11及びハンドル15等より構成されている。
【0013】3は前記集塵室上方を開閉自在に覆う集塵
蓋で、図1から図4及び図11に示すごとく、前記集塵
蓋3の後端に左右一対の支持アーム4を備えており、該
支持アーム4には、内側と外側に向かって夫々支軸5、
6を一体に形成している。前記集塵蓋3は、図1に示す
ごとく、その内側支軸5を、前記掃除機本体ケース2に
立設された支持リブ7と後述するカバー8との間に回動
自在に挟持している。
【0014】図1、図5、図6及び図11において、8
は前記掃除機本体1の一部を構成するカバーで、前記掃
除機本体ケース2と該カバー8との間に電子部品収納室
を形成し、この電子部品収納室に、前記電動送風機の制
御を行う制御基板等(いずれも図示せず)を収納してい
る。図1及び図6において、9は前記カバー8に形成さ
れた挟持部で、該挟持部9と前記掃除機本体ケース2の
支持リブ7との間に集塵蓋3の内側支軸5、5を挟持す
るようになっている。
【0015】図1及び図4において、10は前記集塵蓋3
の支持アーム4内側に一体形成された係止部で、前記集
塵蓋3を開放した際に、図1に示すように、後述するハ
ンドル15の内壁に圧接して支持アーム4にハンドル15を
摩擦係止するとともに、支持アーム4を外側に向かって
弾性変形させ、外側支軸6とハンドル15との係合を確実
に行えるようになっている。
【0016】図7、図8、図11において、11は前記集
塵蓋3の上部に形成された部品収納室12を開閉自在に覆
う収納部蓋で、前記部品収納室12に凹設された収納部13
に隙間用アタッチメント等の付属部品を収納するように
なっている。前記収納部蓋11の後端にはアーム14が形成
されており、図1に示すように、該アーム14の逆U字状
の端部を前記集塵蓋3の支持アーム4に形成された内側
支軸5に回動自在に係止している。
【0017】図9から図11において、15は前記掃除機
本体ケース2上面の、電動送風機収納室側に起倒自在に
配設されたハンドルで、図1に示すように、前記ハンド
ル15に形成された係合部16を前記支持アーム4の内側支
軸5と外側支軸6に係合することにより、前記収納室蓋
11のアーム14を覆う状態で回動自在に軸支されており、
該ハンドル15と支軸5との間で前記収納部蓋11のアーム
14を挟持し、収納部蓋11のアーム14が支軸5から脱落す
るのを防止するようになっている。
【0018】而して、組み立てる際は、掃除機本体ケー
ス2に形成した支持リブ7に集塵蓋3の支軸5、6を載
置してカバー8を固定し、掃除機本体ケース2の支持リ
ブ7とカバー8の挟持部9との間で支軸5、6を回動自
在に挟持する。
【0019】そして、集塵蓋3の内側支軸5に収納部蓋
11のアーム14を係止し、ハンドル15のを支軸5、6に嵌
合してアーム14を支軸5とハンドル15との間に挟持す
る。
【0020】この構成により、掃除機本体ケース2に孔
を形成することなく集塵蓋3を配設できるため、掃除機
本体1内に外気が流入して吸込力が低下するのを防止で
きる。
【0021】また、集塵蓋3の支軸5、6を掃除機本体
ケース2とカバー8とで挟持することにより、集塵蓋3
のアーム4を変形させることなく組み立てられ、組立作
業性を向上できる。
【0022】そして、掃除終了後、集塵蓋3を開放して
集塵袋(図示せず)を交換する。この時、集塵蓋3を掃除
機本体1に対して略垂直に起立させると、集塵蓋3の支
持アーム4に形成された係止部10がハンドル15の内壁に
圧接される。これにより、支持アーム4が若干変形し
て、集塵蓋3とハンドル15の係合部16との係合をより確
実にするとともに、集塵蓋3とハンドル15との摩擦係数
が、ハンドル15と掃除機本体1との摩擦係数よりも大き
くなって、集塵蓋3とハンドル15とが摩擦係止され、集
塵蓋3を再び閉成する際に、ハンドル15が掃除機本体1
に対して略垂直に起立する。
【0023】従って、集塵蓋3の閉成と同時にハンドル
15が起立するため、集塵袋交換後、掃除機本体1を収納
するために運搬する際に、ハンドル15を起こす必要がな
く、掃除機本体1の収納作業性が向上する。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、集塵蓋に支軸を一体形
成し、この支軸を掃除機本体とカバーとにより挟持する
ため、掃除機本体に孔を形成することなく集塵蓋を配設
でき、掃除機本体内に外気が流入して吸込力が低下する
のを防止できる。
【0025】また、集塵蓋の支軸を掃除機本体とカバー
とで挟持することにより、集塵蓋を変形させることなく
組み立てられることができ、組立作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の要部拡大
斜視図である。
【図2】同集塵蓋の上面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同後面図である。
【図5】同カバーの上面図である。
【図6】同側面図である。
【図7】同収納部蓋の上面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】同ハンドルの上面図である。
【図10】同側面図である。
【図11】同掃除機本体の上面図である。
【符号の説明】
2 掃除機本体ケース 3 集塵蓋 5 支軸 6 支軸 8 カバー 11 収納部蓋 15 ハンドル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に集塵室、後方に電動送風機収納室
    を備えた掃除機本体ケースと、前記掃除機本体ケースに
    回動自在に取りつけられ、前記集塵室上方を覆う集塵蓋
    と、前記掃除機本体ケース上面との間で、基板を収納す
    る電子部品収納室を形成するカバーとを備え、前記集塵
    蓋に支軸を一体形成するとともに、該支軸を前記掃除機
    本体とカバーとにより回転自在に挟持したことを特徴と
    する電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前方に集塵室、後方に電動送風機収納室
    を備えた掃除機本体ケースと、前記掃除機本体ケースに
    回動自在に取りつけられ、前記集塵室を覆う集塵蓋と、
    前記掃除機本体ケース上面との間で、基板を収納する電
    子部品収納室を形成するカバーと、前記掃除機本体ケー
    スに対して起倒自在に配設されたハンドルとを備え、前
    記集塵蓋に支軸を一体形成し、該支軸を前記掃除機本体
    とカバーとにより回転自在に挟持するとともに、前記ハ
    ンドルを前記集塵蓋の支軸に回動自在に軸支したことを
    特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前方に集塵室、後方に電動送風機収納室
    を備えた掃除機本体ケースと、前記掃除機本体ケースに
    回動自在に取りつけられ、前記集塵室を覆う集塵蓋と、
    前記掃除機本体ケース上面との間で、基板を収納する電
    子部品収納室を形成するカバーと、前記掃除機本体ケー
    スに対して起倒自在に配設されたハンドルと、前記集塵
    蓋上面に形成された部品収納部を覆う収納部蓋とを備
    え、前記集塵蓋に支軸を一体形成し、該支軸を前記掃除
    機本体とカバーとにより回転自在に挟持するとともに、
    前記収納部蓋及びハンドルを前記集塵蓋の支軸に回動自
    在に軸支したことを特徴とする電気掃除機。
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