JP2511495Y2

JP2511495Y2 - アツプライト型電気掃除機

Info

Publication number: JP2511495Y2
Application number: JP1990019068U
Authority: JP
Inventors: 憲治木村; 孝大田; 一正林; 剛一鍵山; 一雄亀頭
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-02-26
Filing date: 1990-02-26
Publication date: 1996-09-25
Anticipated expiration: 2005-02-26
Also published as: JPH03111251U

Description

【考案の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本考案は、電気掃除機本体に対して吸込口本体が回転
自在に支持されたアツプライト型電気掃除機に関するも
のである。

〈従来技術〉従来のアツプライト型電気掃除機は、第2,3図の如
く、電気掃除機本体１の下部に横軸２回りに回転自在に
吸込口本体３が支持され、電気掃除機本体１の内部に、
前記吸込口本体３とホース４を介して連通された集塵室
５と、該集塵室５の下部に配された電動送風機６と、集
塵室５の上部に配されたコードリール７とが設けられ、
電気掃除機本体１の上面にスイツチおよび集塵量等の操
作表示部８が配されている。

そして、前記集塵室５に、紙製集塵袋９が装着された
台紙10を取付けるための取付板11が内装され、該取付板
11がクランプ12により集塵室５に係止される。集塵室５
の前面に、着脱自在にケースカバー13が設けられてい
る。

また、前記電動送風機６と集塵室５とは、フイルタ14
を備えた連通口15により連通されており、電気掃除機本
体１の下部前面に電動送風機６により吸引された空気を
排気するための排気口16が形成されている。

電気掃除機本体１の後部には、上端に取手17を有した
摺動杆18が上下自在に貫通して挿入されている。

前記吸引口本体３の下面前側に、吸引口19が形成さ
れ、該吸引口19に回転ブラシ20が配されている。

なお、図中21は車輪、22はケースカバー13を電気掃除
機本体１に係合させるための係合片である。

上記構成において、吸引口19より吸引された塵埃を含
んだ空気は、ホース４を通り、集塵室５の集塵袋９に入
り、集塵袋９で塵埃だけが捕捉される。そして、空気は
電動送風機６に吸引され、排気口16から排出される。

集塵袋９に塵埃が溜まつて集塵袋９を交換するとき、
ケースカバー13を電気掃除機本体１から取外し、クラン
プ12を解除して取付板11を第３図の矢印Ｂで示す方向に
引き出して、電気掃除機本体１から取り出す。また、集
塵袋９を取り付けるときは、集塵袋９を取付板11に取付
け、電気掃除機本体１の集塵室５に装着する。

〈考案が解決しようとする課題〉上記の如き従来の電気掃除機の構造は、一例であり、
細部では異なつた構造となつているが、共通した点とし
て集塵袋９が電気掃除機本体１の最上部になく、集塵袋
９が電気掃除機本体１の中間に配されており、ケースカ
バー13が電気掃除機本体１の前面に取付けられ、集塵袋
９が前面から取り出すようになつている。

そのため、集塵袋９を取り出すとき、電気掃除機本体
１を縦置きしたまま、しやがんでのぞき込むような姿勢
で集塵袋９の出し入れを行なうか、あるいは電気掃除機
本体１をあお向けに倒して、集塵袋９の出し入れを行な
わなければならず、極めて使い勝手が悪いといつた問題
がある。

本考案は、上記に鑑み、電気掃除機本体を縦置きした
ままで、集塵袋を容易に交換することができる電気掃除
機の提供を目的とする。

〈課題を解決するための手段〉本考案による課題解決手段は、第１図の如く、電気掃
除機本体１の上部に集塵袋９を着脱自在に内装した集塵
室５が配され、電気掃除機本体１の下部に電動送風機６
が配され、前記集塵室５と電動送風機６とを連通する吸
気通路23が形成され、前記電気掃除機本体１の後面上部
に取手を有した操作（摺動）杆18が配され、電気掃除機
本体１の上面に前記集塵袋９を集塵室５の上方から着脱
可能とする開閉蓋24が開閉自在に設けられたものであ
る。

〈作用〉上記課題解決手段において、電源スイツチのオンによ
り電動送風機６が駆動され、塵埃を含んだ空気が集塵室
５内の集塵袋９に吸引される。ここで、塵埃だけが集塵
袋９に捕捉され、空気が集塵袋９を通り抜けて、吸気通
路23を通つて電動送風機６に吸引され、電気掃除機本体
１の外部に排出される。

次に、塵埃が溜まつた集塵袋９を交換するとき、電気
掃除機本体１を縦置きしたまま開閉蓋24を回動して、集
塵室５の上面を開放状態にする。そして、集塵袋９を集
塵室５から取り外す。その後、新しい集塵袋９を電気掃
除機本体１の上方から集塵室５に装入して取り付け、開
閉蓋24を閉じる。

したがって、集塵室５を電気掃除機本体１の上部に配
することにより電気掃除機本体１を縦置きしたままで、
上方から集塵袋９の交換を行なうことができるので、交
換作業が容易になる。

また、電動送風機６等の重量物が電気掃除機本体１の
下部に配されることにより、重心位置が下がり、電気掃
除機本体１の直立安定性が向上するとともに、清掃の際
に、取手を通じて手にかかる荷重が軽減され、電気掃除
機の操作性も向上させることができる。

〈実施例〉以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の断面図で
ある。なお、従来と同じ機能部品には同一符号を付す。

本実施例の電気掃除機は、図示の如く、電気掃除機本
体１の上部に集塵袋９を着脱自在に内装した集塵室５が
配され、電気掃除機本体１の下部に電動送風機６が配さ
れ、前記集塵室５と電動送風機６とを連通する吸気通路
23が形成され、電気掃除機本体１の上面に前記集塵袋９
を上方から着脱可能とする開閉蓋24が開閉自在に設けら
れたものである。

前記電気掃除機本体１は、略直方体状に形成され、そ
の下端に一対の車輪21が取付けられ、該車輪21の間で吸
引口本体３が横軸周りに回動自在に支持されている。

該吸引口本体３の下面前側に吸引口19が形成され、該
吸引口19に回転ブラシ20が配され、吸引口19から電気掃
除機本体１の後面に形成された吸引口25までホース４に
より接続されている。また、該吸引口25よりも上方の電
気掃除機本体１の後面に、取手を有する摺動杆18が上下
動自在に摺動杆ガイド18aに内嵌されて配されている。

前記集塵室５は、上面が開放された箱形のもので、前
記吸引口25に連通されており、電気掃除機本体１の前面
側にフイルタ26を介して吸気口27が形成されている。

前記集塵袋９は、従来のものと同じであり、紙袋が取
付板11に取付けられている。そして、該取付板11が、集
塵室５の吸引口25側に装着されている。

前記集塵室５の下側に、コードリール７が配され、該
コードリール７の下側に前記電動送風機６が、上部を吸
気側、下部を排気側となるように配設されている。そし
て、前記集塵室５の吸気口27から電気掃除機本体１の前
面側をコードリール７を迂回して、前記電動送風機６の
上部に至る通路が形成されており、この通路が前記吸気
通路23とされる。また、電動送風機６の下方の本体１の
前面に、電動送風機６からの排気を排出する排気口16が
形成されている。

前記開閉蓋24は、断面コ字状に形成され、電気掃除機
本体後側の一端が支軸28により電気掃除機本体１に回動
自在に支持されている。そして、開閉蓋24の上面に、ス
イツチおよび集塵量等の操作表示部８が配設されてお
り、該操作表示部８がコードリール７および電動送風機
６と開閉蓋24の支軸28側からリード線により接続されて
いる。

上記構成において、電源スイツチのオンにより電動送
風機６が駆動され、吸引口19から塵埃を含んだ空気が吸
引される。そして、この吸気は、ホース４を通り、吸引
口25から集塵室５内の集塵袋９に入る。ここで、塵埃だ
けが集塵袋９に捕捉され、空気が集塵袋９を通り抜け
て、吸気口27から吸気通路23を通つて電動送風機６に吸
引され、排気口16より電気掃除機本体１の外部に排出さ
れる。

次に、塵埃が溜まつた集塵袋９を交換するとき、電気
掃除機本体１を縦置きしたまま開閉蓋24を図中矢印Ｃ方
向に回動して、集塵室５の上面を開放状態にする。そし
て、集塵袋９の取付板11を図中矢印Ｄ方向に抜き出し
て、集塵袋９を集塵室５から取り外す。その後、新しい
集塵袋９を取り付けた取付板11を電気掃除機本体１の上
方から集塵室５に装入して取り付け、開閉蓋24を閉じ
る。

したがつて、集塵室５を電気掃除機本体１の上部に配
することにより電気掃除機本体１を縦置きしたままで、
上方から集塵袋９の交換を行なうことができるので、交
換作業が容易になる。

また、電動送風機６、コードリール７等の重量物が電
気掃除機本体１の下部に配されることにより、重心位置
が下がり、電気掃除機本体１の直立安定性が向上すると
ともに、清掃の際に、取手を通じて手にかかる荷重が軽
減され、電気掃除機の操作性も向上させることができ
る。

なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。

例えば、開閉蓋24は操作表示部８を有しているため
に、電気掃除機本体１に支軸28を介して着脱不可能に取
り付けられているが、操作表示部８を取手に配すること
で、開閉蓋24を電気掃除機本体１に着脱自在に装着でき
るようにしてもよい。これによつて、電気掃除機本体１
の上面の開口量を大きくすることができ、集塵袋９がさ
らに交換しやすくすることができる。

また、電気掃除機本体１の構造は、集塵室５を上部に
配し、電動送風機６を下部に配しさえすればよく、本実
施例のものに限定されるものではない。

〈考案の効果〉以上の説明から明らかな通り、本考案によると、電気
掃除機本体の上部に集塵袋を着脱自在に内装した集塵室
が配され、電気掃除機本体の下部に電動送風機が配さ
れ、前記集塵室と電動送風機とを連通する吸気通路が形
成され、前記電気掃除機本体の後面上部に取手を有した
操作杆が配され、電気掃除機本体の上面に前記集塵袋を
集塵室の上方から着脱可能とする開閉蓋が開閉自在に設
けられているので、電気掃除機本体を縦置きしたまま
で、上方から集塵袋の交換を行なうことができ、交換作
業が容易になる。

また、電動送風機、コードリール等の重量物が電気掃
除機本体の下部に配されることにより、重心位置が下が
り、電気掃除機本体の直立安定性が向上するとともに、
清掃の際に、取手を通じて手にかかる荷重が軽減され、
電気掃除機の操作性も向上させることができるといつた
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の断面図、
第２図は従来の電気掃除機の斜視図、第３図は第２図に
おけるＡ−Ａ線断面図である。 1:電気掃除機本体、5:集塵室、6:電動送風機、9:集塵
袋、23:吸気通路、24:開閉蓋。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者鍵山剛一大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャープ株式会社内 (72)考案者亀頭一雄大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャープ株式会社内 (56)参考文献実開昭60−30748（ＪＰ，Ｕ) 実開昭58−171660（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電気掃除機本体の上部に集塵袋を着脱自在
に内装した集塵室が配され、電気掃除機本体の下部に電
動送風機が配され、前記集塵室と電動送風機とを連通す
る吸気通路が形成され、前記電気掃除機本体の後面上部
に取手を有した操作杆が配され、電気掃除機本体の上面
に前記集塵袋を集塵室の上方から着脱可能とする開閉蓋
が開閉自在に設けられたことを特徴とするアツプライト
型電気掃除機。