JP2726891B2 - 路面清掃機 - Google Patents

路面清掃機

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JP2726891B2
JP2726891B2 JP4180459A JP18045992A JP2726891B2 JP 2726891 B2 JP2726891 B2 JP 2726891B2 JP 4180459 A JP4180459 A JP 4180459A JP 18045992 A JP18045992 A JP 18045992A JP 2726891 B2 JP2726891 B2 JP 2726891B2
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rotating brush
brush body
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cleaning machine
horizontal rotating
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光司 坂田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行しながら落ち葉や
紙くずなどを自動的に収拾するもので、庭や路面を清掃
するのに好適な路面清掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の清掃機として、実公昭59-7383 号
公報に記載された走行式ガーデンクリーナーや、特開昭
63-265008 号公報に記載された路面清掃車、あるいは、
実開昭63-5963 号に記載された回転ブラシ式清掃機のダ
クト回収装置などが提案されている。
【0003】走行式ガーデンクリーナーは、ブラシ状の
回転ピックアップ装置と電動送風機とを組合わせたもの
で、ブラシ状の回転ピックアップ装置で拾い上げた枯れ
葉やごみ屑等の収拾物を、電動送風機の吸気流で収拾袋
内部に搬送収集する清掃機である。
【0004】路面清掃車は、メインブラシで掃き上げた
塵埃をケーシングに送り、ケーシング内に装備された回
転体で、更に塵埃を収納室内に送り出すものである。
【0005】また、回転ブラシ式清掃機のダクト回収装
置は、回収したダストを処理するために、ダスト収納用
のバケットを転倒自在に支持するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者のクリーナーは、
ブラシ状の回転ピックアップを使用していても、枯れ葉
やごみ屑等の収拾物を収拾袋内部に直接搬送するのは、
電動送風機の吸気流であり、言わば、電気掃除機の原理
を応用したものである。したがって、清掃機で収拾でき
るのは、この電動送風機の吸気流で吸い上げる事が可能
な重量に限られてしまう。しかも、この収拾能力を高め
るには、電動送風機の吸引力を強くする必要があるが、
そうすると、収拾物を収拾袋内部に搬送した後の排気流
が増大し、この排気流が清掃の妨げになる虞があった。
【0007】一方、後者の路面清掃車は、メインブラシ
で掃き上げた塵埃を、更に、回転体で、はね飛ばして収
納室内に送り出すものなので、砂利や空缶など、重量の
あるものや嵩ばるものは、収納室内に送り出す事ができ
ない不都合があつた。
【0008】また、これらの清掃機は、いずれも自走式
として構成されているので、清掃機自体の構造が大掛か
りなものになり、例えば工場内や競技場などの限られた
スペース内で手軽に使用するには不便があった。
【0009】更に、回転ブラシ式清掃機のダクト回収装
置は、収納ボックス内にダストをかき上げる回転ブラシ
と、この回転ブラシの前方で、床面隅のダストを回転ブ
ラシの走行面に前方にかき出すサイドブラシとが、清掃
機の後部に設けた車輪に連動するように設けたものであ
る。したがって、サイドブラシは、この装置が前方に進
行しているときに回転しても、この後部の車輪が回転し
なければ、全く回転しないものである。この結果、この
後部車輪を軸にして清掃機前方のサイドブラシを左右に
振っても床面隅のダストを回転ブラシの走行面に前方に
かき出すことはできない。しかしながら、清掃機におい
て、清掃機の進行方向以外に清掃機を移動させることは
極めて多く、特に、床面隅のダストを中央部に寄せる際
には、このような左右の移動が多くなるのが一般的であ
るから、前方に移動しなければサイドブラシが回転しな
い装置では、極めて作業能率が劣るものである。しか
も、ダクト回収装置の回転ブラシは、装置前方の中央に
設けたキャスタの隣に、サイドブラシを別体にして装着
するものであるから、このキャスタを中心にして左右に
方向を変換すると、サイドブラシの床面に対する接触圧
力が逐次変化するものである。したがって、サイドブラ
シの床面圧力を一定に維持することは困難であり、清掃
にムラが生じてしまうのは避けられない。
【0010】そこで本発明は、上述の課題を解消するた
めに創出されたもので、操作性や方向回転性に優れ、手
軽な作業で重量のあるものや嵩ばるものでも確実容易に
収拾することができ、しかも、他の駆動車に連結自在に
なり、構成がコンパクトで収納や移動に便利な路面清掃
機の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明は、前方走行輪1に連動して横回転ブラシ体4
が回転し、後方走行輪2に連動して縦回転ブラシ体6が
回転する路面清掃機であって、横回転ブラシ体4は、左
右一対並列に連結され、横回転ブラシ体4の内部に装着
した前方走行輪1の回転力がベベルギヤ3とユニバーサ
ルジョイント1Cとを介して横回転ブラシ体4に連結さ
れ、一方、縦回転ブラシ体6は、後方走行輪2の回転力
が巻掛伝動装置5を介して連動し、横回転ブラシ体4で
中央に集めたゴミを掻きあげ、この縦回転ブラシ体6で
掻きあげたゴミを収納する収納体7を設けたことからな
る。
【0012】
【作用】この発明によると、他の駆動車や人力によって
走行する前方走行輪1は、ベベルギヤ3とユニバーサル
ジョイント1Cとを介して横回転ブラシ体4を回転せし
め、左右一対の横回転ブラシ体4が路面清掃機の中央に
向けて回転し、前方にあるゴミを中央部に集める。この
際、ベベルギヤ3とユニバーサルジョイント1Cとによ
り、後方走行輪2の回転の有無にかかわらず、常に横回
転ブラシ体4が前方走行輪1に連動して回転するものに
なる。
【0013】一方、後方駆動輪2は、巻掛伝動装置5を
介して縦回転ブラシ体6を回転せしめる。そして、中央
部に集まったゴミを縦回転ブラシ体6が掻きあげて収納
体7に収納する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0015】本発明は、例えば、フォークリフトの如き
他の駆動車に連結されたり(図7参照)、あるいは、人
力によって走行せしめる(図8参照)ことで、走行車輪
が路面に圧接されて回転し、この回転力が回転ブラシ体
を連動せしめるものである。
【0016】この走行車輪は、前方走行輪1と後方走行
輪2とで構成し、夫々ベベルギヤ3と巻掛伝動装置5と
を利用して各回転ブラシ体を回転せしめる(図1参
照)。
【0017】横回転ブラシ体4は、前方走行輪1からベ
ベルギヤ3を介して回転せしめるもので、左右一対並列
に配している。このとき、前方走行輪1のタイヤ1Aに
ダブルタイヤを使用して接地面積を広くしている(図2
参照)。この外シングルタイヤの使用も可能である。ま
た、前方走行輪1は、横回転ブラシ体4の夫々内部に配
設して、横回転ブラシ体4と前方走行輪1とをユニバー
サルジョイント1Cで連結している。このユニバーサル
ジョイント1Cの代わりに、ユニバーサルボールジョイ
ントを使用することもできる。尚、図中符号1Bは、前
方走行輪1を回転自在に支持する連結体である。
【0018】後方走行輪2は、巻掛伝動装置5を介して
縦回転ブラシ体6を回転せしめるもので、縦回転ブラシ
体6は、横回転ブラシ体4で集めたゴミを収納体7に掻
きあげる。図示の巻掛伝動装置5は、ベルト5Bとプー
リー5Aを使用したものであるが、チェーンなどを使用
することも可能である。また、図示の後方走行輪2は、
操舵輪を兼ねるために、基台Pの中央部分に1個使用し
ている(図5参照)。そして、この後方走行輪2は、ユ
ニバーサルジョイントとスプラインシャフト2Aを使用
して左右に屈曲自在に軸支する事で、方向転換をより容
易にすることができる(図6参照)。
【0019】縦回転ブラシ体6によって掻きあげられた
ゴミは、収納体7に収納される。この収納体7は、基台
Pの横回転ブラシ体4と縦回転ブラシ体6との間に形成
している(図5参照)。そして、収納体7の上部開閉自
在に施葢してこの開口部分から収納体7内部のゴミを取
り出す構成を示している。
【0020】図7は、フォークリフトFに連結した状態
を示している。このとき、フォークリフトFの爪F1を
基台Pに固定する手段は問わない(図1参照)。また、
フォークリフトFに代えて他の車両を使用してもよい。
【0021】図8は、人力によって走行せしめる構成を
示し、基台PにハンドルTを設けている。
【0022】
【発明の効果】この発明は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
【0023】すなわち、横回転ブラシ体4の内部に装着
した前方走行輪1の回転力がベベルギヤ3とユニバーサ
ルジョイント1Cとを介して横回転ブラシ体4に連結さ
れるから、前方走行輪1と横回転ブラシ体4とが極めて
密着状態で連動し、操作性や方向回転性に優れたものに
なった。この結果、後方走行輪2を回転させずに前方走
行輪1を左右に移動させるだけで、横回転ブラシ体4が
回転し、横方向や、隅部の塵埃を収集することができ、
極めて作業能率を高めることができる。
【0024】しかも、横回転ブラシ体4の内部に前方走
行輪1を配してあるから、常に前方走行輪1と横回転ブ
ラシ体4との位置関係は一定に保たれる。したがって、
この横回転ブラシ体4の床面圧接力を一定に維持すると
共に、前方走行輪1を左右に方向転換した際でもこの横
回転ブラシ体4の床面圧接力が変わらずに済むから、清
掃にムラが生じることはなくなった。
【0025】また、各走行車輪が横回転ブラシ体4と縦
回転ブラシ体6とを回転せしめ、横回転ブラシ体4で中
央に集めたゴミを、縦回転ブラシ体6で収納体7内に掻
きあげるから、重量のあるものや嵩ばるものでも確実容
易に収拾することができる。
【0026】そして、他の駆動車に連結自在にしたこと
で、従来の自走式の清掃車と同様の機動力が得られる。
【0027】更に、本願発明を人力によって走行せしめ
るときは、手軽で安全な使用が可能になるものである。
【0028】このように本発明によると、操作性や方向
回転性に優れ、手軽な作業で重量のあるものや嵩ばるも
のでも確実容易に収拾することができ、しかも、構成が
コンパクトで収納や移動に便利になるなどといった産業
上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部切欠側面図。
【図2】前方走行輪と横回転ブラシ体とを示す正断面
図。
【図3】前方走行輪と横回転ブラシ体とを示す側断面
図。
【図4】後方走行輪と縦回転ブラシ体とを示す側面図。
【図5】本発明の一部切欠平面図。
【図6】後方走行輪のユニバーサルジョイントを示す要
部平面図。
【図7】他の駆動車に連結した状態を示す側面図。
【図8】他の実施例を示す一部切欠側面図。
【符号の説明】
F フォークリフト F1 爪 P 基台 T ハンドル 1 前方走行輪 1A タイヤ 1B 連結体 1C ユニバーサルジョイント 2 後方走行輪 2A スプラインシャフト 3 ベベルギヤ 4 横回転ブラシ体 5 巻掛伝動装置 5A プーリー 5B ベルト 6 縦回転ブラシ体 7 収納体 7A 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭61−100137号(実開 昭63− 5963号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方走行輪に連動して横回転ブラシ体が
    回転し、後方走行輪に連動して縦回転ブラシ体が回転す
    る路面清掃機であって、横回転ブラシ体は、左右一対並
    列に連結され、横回転ブラシ体の内部に装着した前方走
    行輪の回転力がベベルギヤとユニバーサルジョイントと
    を介して横回転ブラシ体に連結され、一方、縦回転ブラ
    シ体は、後方走行輪の回転力が巻掛伝動装置を介して連
    動し、横回転ブラシ体で中央に集めたゴミを掻きあげ、
    この縦回転ブラシ体で掻きあげたゴミを収納する収納体
    を設けたことからなる事を特徴とする路面清掃機。
  2. 【請求項2】 走行車輪は、他の駆動車に連結されて走
    行する請求項1記載の路面清掃機。
  3. 【請求項3】 走行車輪は、人力で走行する請求項1記
    載の路面清掃機。
JP4180459A 1992-06-15 1992-06-15 路面清掃機 Expired - Lifetime JP2726891B2 (ja)

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JP4180459A JP2726891B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 路面清掃機

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JP4180459A JP2726891B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 路面清掃機

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Publication Number Publication Date
JPH05346010A JPH05346010A (ja) 1993-12-27
JP2726891B2 true JP2726891B2 (ja) 1998-03-11

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ID=16083599

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7270447B2 (ja) * 2019-04-05 2023-05-10 株式会社Nippo 路面切削装置及び路面切削方法
CN110714428B (zh) * 2019-10-31 2020-06-23 佛山市顺德区绅豪实业有限公司 一种防止灰尘飞扬的除尘车用滚刷

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61100137A (ja) * 1984-10-24 1986-05-19 伊藤忠飼料株式会社 家畜用育成ケ−ジ

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JPH05346010A (ja) 1993-12-27

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