JPH09328091A - 自動二輪車のエンジン冷却装置 - Google Patents

自動二輪車のエンジン冷却装置

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JPH09328091A
JPH09328091A JP8147716A JP14771696A JPH09328091A JP H09328091 A JPH09328091 A JP H09328091A JP 8147716 A JP8147716 A JP 8147716A JP 14771696 A JP14771696 A JP 14771696A JP H09328091 A JPH09328091 A JP H09328091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車の、カウリングに覆われるエンジ
ンのフアストアイドル状態での過度の昇温を抑え、カウ
リングに対する熱害を防ぐ。 【解決手段】 カウリングC内に、水冷式エンジンEの
前方に配置されるラジエータ15及び電動式のラジエー
タファン17を配設し、変速機の中立状態を検知する変
速中立センサ37と、エンジンのフアストアイドル回転
数以上の回転数を検知するエンジン回転数センサ36と
が共に一定時間以上継続して高レベル信号をタイマ34
に出力すると、これをエンジンのフアストアイドル状態
と認識してトランジスタ33をONにし、ラジエータフ
ァン17の電動モータ17aを作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレームに搭
載されたエンジンを覆うカウリング内に、作動時エンジ
ンに冷却風を供給し得る冷却ファンを設けた、自動二輪
車のエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水冷式のエンジンをカウリングで
覆った自動二輪車において、エンジンの冷却水を冷却す
るラジエータと、このラジエータを通風により冷却する
電動式のラジエータファンとをカウリング内に配設して
なるエンジン冷却装置は広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記エンジン冷
却装置は、一般に、エンジンの冷却水が比較的低温であ
るときは、冷却水の循環をエンジン内部で留めると共
に、ラジエータファンを停止させ、且つエンジンのアイ
ドリング回転数を高めに設定して、エンジンの暖機を促
進するようにしている。
【0004】しかしながら、このようなエンジンの暖機
運転中、即ちフアストアイドル状態でも、特に排気管の
根元周縁部は排気熱による昇温が早く、過熱され易い。
このため、合成樹脂製カウリングの、排気管に近接した
部位には断熱シートを裏張する等してカウリングへの熱
害を防止するようにしているが、こうしたことはカウリ
ングの構造を複雑化させるのみならず、その重量増を招
くことになり、好ましくない。
【0005】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、エンジンのフアストアイドル状態での過熱を防止
し得る、前記自動二輪車の冷却装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、車体フレームに搭載されたエンジンを覆うカウリン
グ内に、作動時エンジンに冷却風を供給し得る冷却ファ
ンを設けた、自動二輪車のエンジン冷却装置において、
冷却ファンを少なくともエンジンがフアストアイドル状
態のとき作動するようにしたことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、エンジ
ンのフアストアイドル状態を、変速機が中立で、且つエ
ンジン回転数がフアストアイドル回転数以上の状態が一
定時間以上継続したときとしたことを第2の特徴とす
る。
【0008】さらに本発明は、第1の特徴に加えて、エ
ンジンのフアストアイドル状態を、エンジンの絞り弁が
フアストアイドル開度以下で、且つエンジン回転数がフ
アストアイドル回転数以上の状態が一定時間以上継続し
たときとしたことを第3の特徴とする。
【0009】さらにまた本発明は、第1、第2又は第3
の特徴に加えて、冷却ファンを、水冷式エンジンの冷却
用ラジエータに通風させる電動式のラジエータファンと
したことを第4の特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0011】図1は自動二輪車の側面図、図2はその平
面図、図3はその正面図である。これらの図面におい
て、車体フレームFは、ヘッドパイプ1と、このヘッド
パイプ1から互いに離隔しながら後方且つ下向きに延出
する左右一対のメインフレーム2と、これらメインフレ
ーム2の後端に結合されて下方へ延びる左右一対のセン
タフレーム3と、これらセンタフレーム3の上部に結合
されて後方且つやや上向きに延びるシートステー4とか
ら構成され、ヘッドパイプ1に、前輪Wfを支持するフ
ロントフォーク5が操向可能に軸支され、また左右のセ
ンタフレーム3に、後輪Wrを支持するリヤフォーク6
が上下揺動可能に軸支される。
【0012】エンジンEは、水冷直列多気筒型(図示例
では4気筒)に構成されたものであって、センタフレー
ム3の直前で左右のメインフレーム2間にヘッド部Eh
を挿入するように配置されると共に、これらメインフレ
ーム2及びセンタフレーム3にボルト結合される。この
エンジンEの動力は、エンジンEに組込まれた変速機及
びチェン伝動装置7を介して後輪Wrに伝達される。
【0013】また左右のメインフレーム2上には、燃料
タンク8が架橋状態で取付けられ、シートステー4上に
はタンデムシート9が取付けられる。
【0014】エンジンEのヘッド部Eh背面には多連式
気化器10が装着され、この気化器10の吸気道入口1
0a(図5参照)を開口させるエアクリーナ11は燃料
タンク8に覆われるように両メインフレーム2間に配置
されると共に、エンジンEのヘッド部Ehに数個所でラ
バーマウントされる。
【0015】エンジンEのヘッド部Eh前面に装着され
る複数の排気管13は、エンジンEの直下に配管される
と共に左右2組に分けられた後、後輪Wrの左右両外側
に配設される左右一対の排気マフラ14に接続される。
【0016】図4を併せて参照するに、エンジンEのヘ
ッド部Eh前面に対面して配置されるラジエータ15
は、上部をメインフレーム2に、下部をエンジンEにス
テー16を介して支持され、このラジエータ15の後面
側に配置される電動式のラジエータファン17(冷却フ
ァン)はファンカバー18を介してラジエータ15に支
持される。ラジエータ15は公知のようにエンジンEの
冷却水路に接続され、その冷却水が所定の高温状態とな
ると、エンジンEとの間で冷却水を循環させてその冷却
を図る。またラジエータファン17は、その作動により
ラジエータ15に前方から後方へ空気を流してラジエー
タ15の放熱を促し、エンジンの冷却効果を高める。こ
のラジエータ15の上部背面に、エンジンEのヘッド部
Ehからの輻射熱を遮るヒートガード板19が配設され
る。
【0017】車体フレームF及びエンジンEには、フロ
ントフォーク5の上部前面からエンジンE及びラジエー
タ15を覆うカウリングCが取付けられる。このカウリ
ングCの前壁には、ヘッドライト20がそのレンズ面を
該前壁外面に連続させて取付けられ、またこのヘッドラ
イト20の直下にエンジンEの吸気用空気取入孔21が
設けられ、さらにラジエータ15及びエンジンEに向っ
て開口する主冷却風取入孔22が設けられる。またカウ
リングCの左右側壁には、エンジンEのヘッド部Ehに
向って開口する第1副冷却風取入口23と、排気管13
に向って開口する第2副冷却風取入口24が設けられ
る。カウリングCの後面は開放されている。したがっ
て、上記冷却風取入口22,23,24からカウリング
C内で流入した走行風はラジエータ15及び又はエンジ
ンEを冷却した後、カウリングCの後方に排出される。
【0018】図5は自動二輪車の前部を、前記燃料タン
ク8の取外し状態で示す平面図、図6は図5の6−6線
断面図である。これら図面に示すように、カウリングC
の左右内壁には、前記一対の吸気用空気取入孔21にそ
れぞれ連通して後端を左右のメインフレーム2の前部近
傍で開口する左右一対の吸気チャンバ27が形成され
る。一方、前記エアクリーナ11には、そのクリーナケ
ース11a前壁を貫通する左右一対の吸気ダクト26が
付設されており、これら吸気ダクト26は、それぞれ同
側のメインフレーム2を跨ぐように前方へ延出して同側
の吸気チャンバ27に前端の入口を突入させている。
【0019】而して、吸気チャンバ27には、吸気用空
気取入孔21から取入れた比較的綺麗で低温の空気がエ
ンジンEの熱の影響を殆ど受けることなく蓄えられ、こ
の空気が吸気ダクト26からエアクリーナ11及び気化
器10を順次経由してエンジンEに吸入されるので、常
にその吸気温度を低く抑え得ると共に、吸気圧に対する
走行風の動圧の影響をなくすることができ、これにより
安定した吸気特性をエンジンEに与えることができる。
しかも、吸気チャンバ27は、カウリングCを利用して
形成されるので、その構造が簡単であり、その上、カウ
リングC内のデッドスペースの有効利用が図られること
になり、自動二輪車のコンパクト化に寄与し得る。
【0020】図7は前記ラジエータファン17の電動モ
ータの作動制御回路を示すもので、その電動モータ17
aの通電回路にはサーモスイッチ31と、リレー32の
接点32aとが並列に接続される。サーモスイッチ31
はエンジンEに付設されたもので、その冷却水温度が1
00℃以上でONするようになっている。リレー32の
コイル32bへの通電回路にはON−OFF用のトラン
ジスタ33が接続され、このトランジスタ33のベース
側にタイマ34及びAND回路35が順次接続される。
そしてAND回路35の一方の入力端子にはエンジン回
転数センサ36の出力信号が入力され、他方の入力端子
には変速中立センサ37の出力信号が入力される。
【0021】エンジン回転数センサ36は、エンジンE
のフアストアイドル回転数(例えば2,000rpm )以
上の回転数を検知して高レベル信号を出力するようにな
っており、変速中立センサ37は、エンジンEに組込ま
れた変速機の中立状態を検知して高レベル信号を出力す
るようになっている。この変速中立センサ37の出力信
号は、また、変速機の中立状態を示すニュートラルラン
プ38の点灯にも用いられる。
【0022】タイマ34は、それに対する入力信号が一
定時間(例えば10秒間)以上継続すると、その継続
中、高レベル信号を出力するようになっている。
【0023】而して、電動モータ17aは、エンジンE
の冷却水が100℃以上に達したとき、サーモスイッチ
31がONすることにより作動する他、エンジンEのフ
アストアイドル状態でも作動する。即ち、エンジン回転
数がフアストアイドル回転数以上に達してエンジン回転
数センサ36が高レベル信号を出力し、同時に変速機が
中立状態になって変速中立センサ37が高レベル信号を
出力したとき、この両出力信号を受けたAND回路35
は高レベル信号をタイマ34に出力する。そしてこのよ
うな状態が所定時間以上継続したとき、これをフアスト
アイドル状態と認識してタイマ34はON指令信号を出
力し、これを受けたトランジスタ33はON状態となっ
てリレー32を作動させ、電動モータ17aを作動させ
るのである。
【0024】したがって、エンジンEが暖機運転中で、
その冷却水が充分に暖まっておらず、エンジンE及びラ
ジエータ15間で冷却水の循環が開始していない状態で
も、エンジンがフアストアイドル状態であれば、電動モ
ータ17aの駆動によるラジエータファン17の作動に
より、エンジンEのヘッド部Eh周り、特に排気管13
上流部に冷却風を供給し、該部の過度の昇温を抑えるこ
とができる。
【0025】上記AND回路25、タイマ34及びトラ
ンジスタ33は、エンジンEの点火ユニット39に組込
まれ、回路の一部共用化が図られる。
【0026】図8は上記電動モータ17aの駆動制御回
路の変形例を示すもので、前例の変速中立センサ37に
代えて、前記気化器10における絞り弁のフアストアイ
ドル開度以下の状態を検出して高レベル信号を出力する
スロットルセンサ41を設けたものである。その他の構
成は前例と同様であるので、図8中、前例と対応する部
分にはそれと同一の符号を付す。
【0027】而して、この変形例では、気化器10の絞
り弁開度がフアストアイドル開度以下であり、且つエン
ジン回転数がフアストアイドル回転数以上である状態が
一定時間以上継続した場合は、これをエンジンEのフア
ストアイドル状態と認識し、前例と同様に電動モータ1
7aを作動し、ラジエータファン17を駆動する。
【0028】図9はエンジン用点火コイル43の取付構
造を示す。点火コイル43は、コア43aと、これに巻
装されるコイル部43bとからなっており、コイル部4
3bの両端面から突出したコア43aの両端に取付孔4
4が設けられている。この点火コイル43の支持部とし
て、前記エアクリーナ11の合成樹脂製クリーナケース
11aに、取付孔45を有する一対のブラケット46が
一体成形され、これらにコア43aの両端部がディスタ
ンスカラー47を挟んで重ねられ、取付孔44,45及
びディスタンスカラー47を貫通するボルト48とそれ
に螺合するナット49とによりコア43aはブラケット
46に固着される。
【0029】このようにコア43a両端部の支持部とし
て合成樹脂製のクリーナケース11aを利用すると、ク
リーナケース11aがコア43a両端部間の磁路遮断部
材を兼ねることになり、簡単な構造で鉄損、渦電流損の
影響による点火コイル43の性能低下を防ぐことができ
る。また、この場合、図5に示すように点火コイル43
を前記吸気ダクト26の近傍に配置して、吸気ダクト2
8の吸気作用により点火コイル43の周囲に空気流を生
じさせるようにすれば、点火コイル43の冷却をも図れ
て好都合である。
【0030】図10及び図11は前記排気マフラ14及
びピニオンステップ51の取付構造を示す。前記シート
ステー4には、後輪Wrの両外側に配置される左右一対
のブラケット52が固着される。各ブラケット52は下
端に後方屈曲部52aを有しており、この後方屈曲部5
2aの後端のボス53に、同側の排気マフラ14の上面
に立設された支持片14aが取付ボルト54により固着
される。この取付ボルト54には、ブラケット52から
車体外方へ突出する延長軸部54aが一体に形成され
る。
【0031】また後方屈曲部52aには、前記ボス53
の前方に隣接する上下一対の支持片55が設けられてお
り、これらにピニオンステップ51がヒンジピン56に
より取付けられる。このピニオンステップ51はブラケ
ット52から車体外側方へ突出する使用位置と、後方上
向きに倒れる格納位置とへ回動可能である。
【0032】而して、タンデムシート9の後部に座った
乗員がブーツを履いた足をピニオンステップ51に掛け
ると、そのブーツの踵が前記取付ボルト52の延長軸部
52aに受止められ、その踵による排気マフラ14の傷
つけが回避される。このように排気マフラ14用取付ボ
ルト54を排気マフラ14に対する保護部材に兼用させ
たので、専用の保護部材を設ける必要がなく、部品点数
の増加を抑えることができる。
【0033】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば、ラジエータファン17をクラッチ
を介してエンジンEの回転部材に連結し、そのクラッチ
の断接によりラジエータファン17の作動を制御するこ
ともできる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、車体フレームに搭載されたエンジンを覆うカウリン
グ内に、作動時エンジンに冷却風を供給し得る冷却ファ
ンを設けた、自動二輪車のエンジン冷却装置において、
冷却ファンを少なくともエンジンがフアストアイドル状
態のとき作動するようにしたので、少なくともエンジン
のアイドル状態では冷却ファンの作動によりエンジンの
過度の昇温を防止することができる。したがってカウリ
ングにエンジンによる熱害対策を施す必要がなくなり、
その構造の簡素化と軽量化に寄与することができる。
【0035】また本発明の第2の特徴によれば、エンジ
ンのフアストアイドル状態を、変速機が中立で、且つエ
ンジン回転数がフアストアイドル回転数以上の状態が一
定時間以上継続したときとしたので、エンジンのアイド
ル状態を簡単、的確に検出することができる。
【0036】さらに本発明の第3の特徴によれば、エン
ジンのフアストアイドル状態を、エンジンの絞り弁がフ
アストアイドル開度以下で、且つエンジン回転数がフア
ストアイドル回転数以上の状態が一定時間以上継続した
ときとしたので、上記と同様にエンジンのアイドル状態
を簡単、的確に検出することができる。
【0037】さらにまた本発明の第4の特徴によれば、
冷却ファンを、水冷式エンジンの冷却用ラジエータに通
風させる電動式のラジエータファンとしたので、ラジエ
ータファンを利用してエンジンのフアストアイドル状態
での過度の昇温を防ぐことができ、構造の複雑化が回避
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた自動二輪車の側面図
【図2】同自動二輪車の平面図
【図3】同自動二輪車の正面図
【図4】同自動二輪車を一部縦断して示す前部側面図
【図5】同自動二輪車を燃料タンクの取外し状態で示す
前部平面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】本発明のエンジン冷却装置におけるラジエータ
ファンの電動モータ駆動制御回路図
【図8】同駆動制御回路の変型例を示す回路図
【図9】エンジン用点火コイルの取付構造を示す分解斜
視図
【図10】前記自動二輪車の排気マフラ及びピニオンス
テップ取付部側面図
【図11】同取付部平面図
【符号の説明】
15・・・・ラジエータ 17・・・・冷却ファンとしてのラジエータファン 17a・・・電動モータ 34・・・・タイマ 36・・・・エンジン回転数センサ 37・・・・変速中立センサ 41・・・・スロットルセンサ C・・・・・カウリング E・・・・・エンジン F・・・・・車体フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(F)に搭載されたエンジ
    ン(E)を覆うカウリング(C)内に、作動時エンジン
    (E)に冷却風を供給し得る冷却ファン(17)を設け
    た、自動二輪車のエンジン冷却装置において、 冷却ファン(17)を少なくともエンジン(E)がフア
    ストアイドル状態のとき作動するようにしたことを特徴
    とする、自動二輪車のエンジン冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 エンジン(E)のフアストアイドル状態を、変速機が中
    立で、且つエンジン回転数がフアストアイドル回転数以
    上の状態が一定時間以上継続したときとしたことを特徴
    とする、自動二輪車のエンジン冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、 エンジン(E)のフアストアイドル状態を、エンジン
    (E)の絞り弁がフアストアイドル開度以下で、且つエ
    ンジン回転数がフアストアイドル回転数以上の状態が一
    定時間以上継続したときとしたことを特徴とする、自動
    二輪車のエンジン冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のものにおい
    て、 冷却ファン(17)を、水冷式エンジン(E)の冷却用
    ラジエータ(15)に通風させる電動式のラジエータフ
    ァンとしたことを特徴とする、自動二輪車のエンジン冷
    却装置。
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