JPH09324165A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents
アクリル系粘着剤組成物Info
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- JPH09324165A JPH09324165A JP1130497A JP1130497A JPH09324165A JP H09324165 A JPH09324165 A JP H09324165A JP 1130497 A JP1130497 A JP 1130497A JP 1130497 A JP1130497 A JP 1130497A JP H09324165 A JPH09324165 A JP H09324165A
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Abstract
性のバランスに優れ、また、溶融特性が良く基材への塗
工性に優れた粘着剤組成物を提供することを目的とし、
更には、粘着特性のバランスに優れるとともに、高温で
の凝集力が改善されたアクリル系粘着剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 ブロック共重合体(I)、及び、ランダ
ム共重合体(II)からなるアクリル系粘着剤組成物で
あって、ブロック共重合体(I)は、一般式(A−B)
a−A、一般式(B−A)b−B、一般式(A−B)
c、一般式(A−B)m−X、一般式Ao−T−Bpで
表されるそれぞれのブロック共重合体の群から選ばれる
少なくとも1種以上のブロック共重合体であり、ランダ
ム共重合体(II)は、ビニル系モノマーと、アルキル
基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレート
とをランダム共重合してなるものである。
Description
ック共重合体からなる粘着剤組成物に関する。
プ、粘着シート等の粘着剤層、ホットメルト型粘着剤、
ホットメルト型接着剤等に広く用いられている。このよ
うなアクリル系粘着剤組成物としては(メタ)アクリル
酸エステル系ランダム共重合体からなるものが一般的で
ある。
1501号公報には、(メタ)アクリル酸エステル系ラ
ンダム共重合体からなる粘着剤組成物が開示されてい
る。
ル酸エステル系ランダム共重合体のみからなる粘着剤組
成物は溶融特性が良くないので、例えば、粘着シートを
製造する際、基材シートへの塗工性に問題がある。ま
た、初期粘着力、経時粘着力、保持力等の粘着特性にお
いても不充分であり、これでは高度の性能が要求される
分野の使用に供することはできない。
優れているのであるが、高温にさらされると流動性を示
すようになり、凝集力が低下し、糊残りが発生するよう
になる。近年、アクリル系粘着剤組成物の性能に対する
要求レベルがますます高度化する傾向があることから、
耐熱性により優れ、高温において優れた凝集力、耐剥離
性を維持し、糊残り等が発生しないような性能もまた要
求されている。
組成物を構成する重合体の重合度を高めることにより、
高温時においても充分な凝集力を発揮させる方法が考え
られる。しかし、現在の重合技術や塗工技術、更には、
コスト等から由来する制限により、重量平均分子量15
0万前後のものの使用が限度であり、重合度を高める手
段に依存するのみでは充分な凝集力を確保することがで
きない。
は、重合体の重合度を高めると共に架橋を施す必要があ
る。しかしながら、重合体に架橋を施すと粘着剤組成物
の凝集力は高まるが、その一方、粘着力は低下するので
凝集力とのバランスをとることが困難であり、例えば、
耐剥離性と耐熱性とのバランス等、相反する物性間のバ
ランスに限界があり、粘着特性間の良好なバランスを維
持することが困難となる。
ル系粘着剤組成物のTgを高くする方法もある。しか
し、この場合においては粘着不良や低温での粘着力の低
下をもたらし、耐熱性と低温での作業性のバランス等に
限界がある。
タ)アクリル酸エステルを主成分とする主鎖に、高いT
gを有する重合性ポリマーをグラフト重合させたものが
開示されている。
B−A型のアクリル系ブロック共重合体の構造、組成、
平均分子量等を変化させて、塗工性、粘着性能のバラン
スを満足させる試みが開示されている。
ト重合又はブロック重合により結合し、得られた共重合
体の相分離構造に基づく物理的な架橋により、常温付近
における粘着力及び凝集力を高め、他方、高温下におい
ては物理的架橋が可逆的に崩壊して溶融する性質を利用
することにより溶融特性を高め、ホットメルト型粘着剤
として基材に塗工することを可能とした。
力、経時粘着力、保持力等の粘着特性のバランス、及
び、これらの粘着特性と溶融特性とのバランスや高温時
における凝集力が未だ充分ではなかった。
み、初期粘着力、経時粘着力、保持力等の粘着特性のバ
ランスに優れ、また、溶融特性が良く基材への塗工性に
優れた粘着剤組成物を提供することを目的とし、更に
は、粘着特性のバランスに優れるとともに、高温での凝
集力が改善されたアクリル系粘着剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
ブロック共重合体(I)、及び、ランダム共重合体(I
I)からなるアクリル系粘着剤組成物であって、前記ブ
ロック共重合体(I)は、一般式(A−B)a−A、一
般式(B−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式
(A−B)m−X、一般式Ao−T−Bpで表されるそ
れぞれのブロック共重合体の群から選ばれる少なくとも
1種以上のブロック共重合体であり、ランダム共重合体
(II)は、ビニル系モノマーと、アルキル基の炭素数
が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートとをランダ
ム共重合してなるものである。以下、このものを「粘着
剤組成物(I)」という。
重合体を表し、Bはアルキル基の炭素数が1〜12のア
ルキル(メタ)アクリレートからなる重合体又はアルキ
ル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレー
トからなる共重合体を表す。a、b、cは、同一又は異
なって、1〜10の整数を表す。Xは複数個の共重合体
(A−B)を結合することのできる化合物残基、TはA
とBとを結合することのできる化合物残基を表し、mは
3〜30の整数を表す。o,pは同一又は異なって1以
上の整数を表し、o+p=3〜30の関係にある。以下
に本発明を詳述する。
ブロック共重合体(I)が配合される。上記ブロック共
重合体(I)は、一般式(A−B)a−A、一般式(B
−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式(A−B)
m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるそれぞれ
のブロック共重合体の群から選ばれる少なくとも1種以
上のブロック共重合体である。
−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式(A−B)
m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるブロック
共重合体は、Aで表されるブロックとしてビニル系重合
体又はビニル系共重合体を有する。上記ビニル系重合体
及び上記ビニル系共重合体を構成するビニル系モノマー
としては特に限定されず、例えば、スチレン、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、α−メチルスチ
レン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、酢酸
ビニル、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマ
ル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、ア
クリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられる。これ
らのうち、凝集力向上の点で、スチレン、メチルメタク
リレートが好ましい。これらを単独で使用することによ
り、ビニル系重合体とすることができ、2種以上を併用
することによりビニル系共重合体とすることができる。
合体の、JIS K 7121で規定されるTgは20
℃以上が好ましい。20℃未満であると凝集力が不足
し、耐熱性が劣ることとなる。
−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式(A−B)
m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるブロック
共重合体は、Bで表されるブロックとしてアルキル基の
炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートから
なる重合体又はアルキル基の炭素数が1〜12のアルキ
ル(メタ)アクリレートからなる共重合体を有する。
キル(メタ)アクリレートからなる重合体及び上記アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートからなる共重合体を構成するアルキル基の炭素数が
1〜12のアルキル(メタ)アクリレートとしては特に
限定されず、例えば、エチル(メタ)アクリレート、n
−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)ア
クリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、i
−ノニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これら
を、単独で使用するとこによりアルキル基の炭素数が1
〜12のアルキル(メタ)アクリレートからなる重合体
とすることができ、2種以上を併用することによりアル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートからなる共重合体とすることができる。
キル(メタ)アクリレートからなる重合体及び上記アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートからなる共重合体のTgは、0℃以下が好ましい。
0℃を超えるとタック力が不足し、また、低温接着性が
低下する。
キル(メタ)アクリレートからなる重合体又は上記アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートからなる共重合体においては、上記アルキル基の炭
素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートに、更
に、粘着特性のバランスを向上させるために、必要に応
じて極性モノマーを共重合させることができる。上記極
性モノマーとしては特に限定されず、例えば、(メタ)
アクリル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、アクリルア
ミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が
挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用するこ
とができる。
の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレート1
00重量部に対して15重量部以下が好ましい。15重
量部を超えるとタック力が不足し、また、低温接着性が
低下する。
−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式(A−B)
m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるブロック
共重合体のいずれにおいても、上記ビニル系重合体又は
上記ビニル系共重合体の含有量は1〜40重量%が好ま
しい。1重量%未満であると粘着剤としての保持力が不
足し、40重量%を超えると初期粘着力が不充分とな
り、被着体への貼着性が悪くなる。より好ましくは10
〜30重量%である。
a−A、一般式(B−A)b−B、一般式(A−B)
c、一般式(A−B)m−X、及び一般式Ao−T−B
pで表されるブロック共重合体のいずれも、上記Aで表
されるブロックと上記Bで表されるブロックとは実質的
に互いに異なるものである。例えば、ブロックAが2種
以上のモノマーよりなる共重合体であり、ブロックBが
1種類のモノマーよりなる重合体である場合、ブロック
Aが1種類のモノマーよりなる重合体であり、ブロック
Bが2種以上のモノマーよりなる共重合体である場合、
ブロックA及びブロックBが共に2種以上のモノマーよ
りなる共重合体であって、構成モノマーが異なる場合、
ブロックA及びブロックBが共に1種類のモノマーより
なる重合体であって、構成モノマーが異なる場合等が挙
げられる。
−A)b−B、一般式(A−B)cで表されるブロック
共重合体において、a、b、cは、同一又は異なって、
1〜10の整数である。10を超えると、粘度が上昇
し、基材への塗工性が悪くなるので、上記範囲に限定さ
れる。好ましくは1〜8である。
a−A、一般式(B−A)b−B、上記一般式(A−
B)c、一般式(A−B)m−X、及び一般式Ao−T
−Bpで表されるブロック共重合体の構造としては特に
限定されず、例えば、直鎖状構造であってもよく、星形
構造であってもよい。しかしながら、櫛形構造を得るた
めにマクロモノマーを用いることは好ましくない。
由来するものであり、以下の3点が問題点として挙げら
れる。 (1)マクロモノマー自体に副反応生成物として2量体
が存在しているため、重合工程で発生するゲルを抑制す
るためにマクロモノマーの配合量を低減すると、必然的
に目的とする性能が得られない。 (2)高分子量の枝を有する櫛形構造の共重合体をえる
ためにマクロモノマーの分子量を数万以上にしようとす
ると、付加重合に必要な末端反応基の導入が困難とな
り、多量に副生成する未反応オリゴマーのために所望の
物性が得られなくなる。 (3)マクロモノマーは一般にアニオン重合で合成され
るので、使用できるモノマーの種類が限定され、特に極
性基を少量しか導入できないので、設計自由度が狭くな
るという欠点もある。
る場合においては、上記ビニル系重合体又は上記ビニル
系共重合体が内側にあって上記アルキル基の炭素数が1
〜12のアルキル(メタ)アクリレートからなる重合体
又は上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メ
タ)アクリレートからなる共重合体が外側にある構造で
あってもよく、上記アルキル基の炭素数が1〜12のア
ルキル(メタ)アクリレートからなる重合体又は上記ア
ルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリ
レートからなる共重合体が内側にあって上記ビニル系重
合体又は上記ビニル系共重合体が外側にある構造であっ
てもよい。
−A)b−B、一般式(A−B)c、一般式(A−B)
m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるブロック
共重合体の合成方法としては特に限定されず、例えば、
リビング重合法、反応性の異なる開始点を有する開始剤
を用いる方法、紫外線重合法等を採用することができ
る。
合性の開始剤を用いて、先ず、例えば、上記ビニル系モ
ノマー、又は、上記アルキル基の炭素数が1〜12のア
ルキル(メタ)アクリレートのいずれか一方の重合を行
い、上記Aで表されるブロック又は上記Bで表されるブ
ロックの重合が完結した時点で、他の重合体又は共重合
体を構成するモノマーを添加し、成長鎖末端に更に続け
て重合反応を行い、上記Bで表されるブロック又は上記
Aで表されるブロックの重合を行うことができる。
ず、例えば、N,N,N′,N′−テトラエチルリチウ
ムジスルフィド、ベンジル−N,N−ジエチルジチオカ
ルバメート、p−キシレンビス(N,N−ジエチルジチ
オカルバメート)等のイニファータを開始剤として用い
る方法;有機ランタノイド化合物を開始剤として用いる
方法;アルキルリチウム等を開始剤として用いるアニオ
ン重合法;シリルケテンアセタール等を開始剤として用
いるグループトランスファー法;アルミニウムポリフォ
リンを開始剤として用いる方法;メタルフリーリビング
アニオン法;リビングラジカル法等の公知の各手法を採
用することができる。
を用いる方法としては特に限定されず、例えば、ラジカ
ル発生温度の異なるパーオキサイド基を少なくとも2つ
有する開始剤を用いる方法、ラジカル発生機構の異なる
パーオキサイド基を少なくとも2つ有する開始剤を用い
る方法等を採用することがでる。
イド基を少なくとも2つ有する開始剤を用いる方法は、
低温側開始点から、上記ビニル系モノマー、又は、上記
アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アク
リレートのいずれか一方の重合を開始させ、上記Aで表
されるブロック又は上記Bで表されるブロックの重合を
開始させた後、高温側開始点から他の重合体又は共重合
体を構成するモノマーの重合を開始させることにより、
上記Bで表されるブロック又は上記Aで表されるブロッ
クの重合を行うことができる。
イド基を少なくとも2つ有する開始剤を用いる方法によ
れば、例えば、一方の開始点に還元剤を用いてラジカル
を発生させて、上記ビニル系モノマー、又は、上記アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートのいずれか一方の重合を開始させ、上記Aで表され
るブロック又は上記Bで表されるブロックの重合を開始
させた後、温度を上げて他方の開始点から、他の重合体
又は共重合体を構成するモノマーの重合を開始させて、
上記Bで表されるブロック又は上記Aで表されるブロッ
クの重合を行うことができる。
基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレート
と、一分子中に2つ以上のパーオキサイド基を有するラ
ジカル重合開始剤を、設定された温度レベル1で加熱反
応させて上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル
(メタ)アクリレートからなる重合体又は上記アルキル
基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレート
からなる共重合体を重合し、次いで、上記ビニル系モノ
マーを加え、上記温度レベル1より高温に設定された温
度レベル2で加熱反応させることにより、上記一般式
(A−B)cで表されるブロック共重合体を合成するこ
とができる。
剤を用いる方法としては特に限定されず、例えば、1分
子中にパーオキサイド基とビニル基を少なくとも1つず
つ有する開始剤(D)を用いる方法などを採用すること
ができる。上記1分子中にパーオキサイド基とビニル基
を少なくとも1つずつ有する開始剤(D)を用いる方法
は、上記とは異なる光開始剤あるいは低温活性を有する
開始剤によって、ビニル系モノマー又はアルキル基の炭
素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートと開始
剤(D)のビニル基部分を共重合させ、ブロックA又は
ブロックBを重合させた後、開始剤(D)のパーオキサ
イド基によって他方のブロックを構成するモノマーの重
合を行うことにより、ブロックA又はブロックBの重合
を行うことができる。
ず、上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メ
タ)アクリレートと、N,N−ジエチルジチオカルバメ
ートを混合し、反応容器内を窒素パージした後、紫外線
(UV)ランプにてUV照射して上記アルキル基の炭素
数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートからなる
重合体又は上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキ
ル(メタ)アクリレートからなる共重合体を重合させ、
次いで、上記ビニル系モノマーを加え、更にUV照射し
て上記ビニル系重合体又は上記ビニル系共重合体を重合
させることにより、上記一般式(A−B)a−Aで表さ
れるブロック共重合体を合成することができる。
ル系重合体であってアゾ基を有するものもしくは上記ビ
ニル系共重合体であってアゾ基を有するもの、又は、上
記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)ア
クリレートからなる重合体であってアゾ基を有するもの
もしくは上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル
(メタ)アクリレートからなる共重合体であってアゾ基
を有するものを重合し、上記アゾ基を開始点として、他
の重合体又は共重合体を構成するモノマーを重合させる
方法;予め通常のラジカル重合等で上記ビニル系重合体
又は上記ビニル系共重合体、及び、上記アルキル基の炭
素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートからな
る重合体又は上記アルキル基の炭素数が1〜12のアル
キル(メタ)アクリレートからなる共重合体を重合した
後、これらを混合して紫外線、電子線、放射線等を照射
することにより、上記ビニル系重合体又は上記ビニル系
共重合体と、上記アルキル基の炭素数が1〜12のアル
キル(メタ)アクリレートからなる重合体又は上記アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートからなる共重合体とをブロック重合させる方法;
又、アゾ化合物開始剤、レドックス開始剤等からなる重
合開始剤による重合法等を採用することもできる。
とのできる化合物残基Xとしては、例えば、共重合体
(A−B)をアニオン重合などのリビング重合で得た場
合、テトラクロロシランあるいはトリクロロメチルベン
ゼン、テトラクロロメチルベンゼン、ペンタクロロメチ
ルベンゼン、ヘキサクロロメチルベンゼンなど含ハロゲ
ン基が1分子中に3個以上含まれる多官能開始剤などが
挙げられる。該化合物残基Xは共重合体(A−B)の重
合停止剤として添加することで(A−B)m−Xブロッ
ク共重合体が得られる。
物残基Tとしては、例えば、1分子中にパーオキサイド
基を3個以上含む開始剤〔2,2−Bis(4,4−d
i−t−butylperoxycyclohexy
l)propane(日本油脂社製,商品名「パーテト
ラA」)〕、あるいはO−allylOO−t−but
ylmonoperoxycarbonate(日本油
脂社製,商品名「ペロマーAC」)、あるいはO−vi
nylOO−t−butylmonoperoxyca
rbonateなどビニル基含有パーオキサイドをブロ
ックAあるいはブロックBの構成モノマーと共重合させ
た共重合体が挙げられる。
に詳述したブロック共重合体(I)、及び、以下に詳述
するランダム共重合体(II)よりなる。上記ランダム
共重合体(II)は、一般にビニル系モノマーとアルキ
ル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレー
トとをランダム共重合したものが用いられるが、用途に
よってはアルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メ
タ)アクリレートからなる単独重合体を用いてもよい。
めのものである。ビニル系モノマーとしては特に限定さ
れず、例えば、スチレン、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、α−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、酢酸ビニル、(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、フマル酸、無水フマル酸、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリ
ル、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド等が挙げられる。好ましくは極性基を有するも
のであり、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、
クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、
無水フマル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、アクリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられ
る。これらは単独で使用してもよく、又2種以上を併用
することもできる。
キル(メタ)アクリレートとしては特に限定されず、例
えば、上記ブロック共重合体(I)において例示したも
の等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用
することができる。
は、上記ビニル系モノマーの含有量は0〜50重量%で
あり、上記アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル
(メタ)アクリレートの含有量は100〜50重量%が
好ましい。
0重量%を超え、上記アルキル基の炭素数が1〜12の
アルキル(メタ)アクリレートの含有量が50重量%未
満であると、タック力が不足し、また、低温接着性が低
下する。より好ましくは、上記ビニル系モノマーの含有
量が3〜35重量%であり、上記アルキル基の炭素数が
1〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリ
レートの含有量が97〜65重量%である。
としては特に限定されず、例えば、アゾイソブチロニト
リル等のラジカル重合開始剤によるラジカル重合法等を
採用することができる。
上記ブロック共重合体(I)の含有量は20〜95重量
%であり、上記ランダム共重合体(II)の含有量は8
0〜5重量%であることが好ましい。上記ブロック共重
合体(I)の含有量が20重量%未満であり、上記ラン
ダム共重合体(II)の含有量が80重量%を超える
と、保持力及び弾性率が低下してコールドフローが発生
しやすくなり、取り扱い上支障が生じる。
量が95重量%を超え、上記ランダム共重合体(II)
の含有量が5重量%未満であると、弾性率が高くなりす
ぎ、充分な粘着力が得られないうえ、溶融粘度が高く塗
工性が悪くなり生産性が低下する。より好ましくは、上
記ブロック共重合体(I)の含有量が50〜90重量
%、上記ランダム共重合体(II)の含有量が50〜1
0重量%であり、更に好ましくは、上記ブロック共重合
体(I)の含有量が50〜80重量%、上記ランダム共
重合体(II)の含有量が50〜20重量%である。
(I)には、必要に応じて、更に、粘着付与樹脂、充填
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、カルボン酸金属塩等を
添加することができる。
ず、例えば、C5 系(水添)石油樹脂、C9 系(水添)
石油樹脂、(水添)ロジン樹脂、(水添)ロジンエステ
ル樹脂、(水添)テルペン樹脂、(水添)テルペンフェ
ノール樹脂、(水添)クマロンインデン樹脂、不均化ロ
ジン樹脂、不均化ロジンエステル樹脂、重合ロジン樹
脂、重合ロジンエステル樹脂等が挙げられる。これらは
単独で又は2種以上を併用することができる。
ば、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイカ、タルク等が
挙げられる。
例えば、フェノール系のもの、アミン系のもの等が挙げ
られる。
ず、例えば、ベンゾトリアゾール系のもの等が挙げられ
る。
れず、例えば、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸バリウム、パルミチン酸ナトリウム
等が挙げられる。
ック共重合体(I)、及び、上記ランダム共重合体(I
I)を使用して調製することができる。この場合におい
て、その調製方法としては特に限定されず、例えば、ニ
ーダー等の混練機により各成分を混練する方法等を採用
することができる。
は、ブロック共重合体(III)、及び、ブロック共重
合体(IV)からなるものである(以下、このものを
「粘着剤組成物(II)」という)。
式(A−B)a−A、一般式(B−A)b−B、一般式
(A−B)m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表され
るブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも
1種以上のブロック共重合体である。
(A−B)c、一般式(A−B)m−X、一般式Ao−
T−Bqで表されるブロック共重合体の群から選ばれる
ブロック共重合体である。
共重合体(IV)には、それぞれに対して90重量%ま
での範囲でランダム共重合体あるいは単独共重合体が含
まれてもよい。ブロック共重合体(III)とブロック
共重合体(IV)に含まれるランダム共重合体あるいは
単独共重合体の組成は異なっていてもよい。
体は、アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メ
タ)アクリレートからなる重合体又はアルキル基の炭素
数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートとビニル
系モノマーの群から選ばれる2種以上のモノマーを共重
合したものが用いられるが、それぞれブロック共重合体
(III)、ブロック共重合体(IV)の組成に近いも
のが好ましい。
(II)においては、上記ブロック共重合体成分(II
I)の含有量は20〜95重量%であり、上記ブロック
共重合体(IV)の含有量は80〜5重量%であること
が好ましい。上記ブロック共重合体成分(III)の含
有量が20重量%未満であり、上記ブロック共重合体
(IV)の含有量が80重量%を超えると、保持力及び
弾性率が低下してコールドフローが発生しやすくなり、
取り扱い上支障が生じる。
I)の含有量が95重量%を超え、上記ブロック共重合
体(IV)の含有量が5重量%未満であると、弾性率が
高くなりすぎ、充分な粘着力が得られないうえ、溶融粘
度が高く塗工性が悪くなり、生産性が低下する。より好
ましくは、上記ブロック共重合体成分(III)の含有
量が50〜90重量%であり、上記ブロック共重合体
(IV)の含有量が50〜10重量%である。
物(I)、又は、上記粘着剤組成物(II)において、
Aが架橋性官能基を有するビニル系重合体又は架橋性官
能基を有するビニル系共重合体であり、上記架橋性官能
基と反応することができる架橋剤が更に配合されてなる
アクリル系粘着剤組成物(以下、このものを「粘着剤組
成物(III)」という)である。
及び上記架橋性官能基を有するビニル系共重合体は、架
橋性官能基を有するビニル系モノマーにより構成するこ
とができる。上記架橋性官能基を有するビニル系モノマ
ーとしては、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、グリシジル基、メチロール基、アミノ基等の架橋性
官能基を有するものであれば特に限定されず、例えば、
(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。これらを単独で使用することによ
り、架橋性官能基を有するビニル系重合体とすることが
でき、2種以上併用することにより架橋性官能基を有す
るビニル系共重合体とすることができる。
又は上記架橋性官能基を有するビニル系共重合体におい
ては、凝集力を調整するために、上記架橋性官能基を有
するビニル系モノマーと共に他のビニル系モノマーを共
重合することができる。
するビニル系モノマーの含有量は、粘着力と凝集力のバ
ランスを取るために、0.1〜10重量%が好ましい。
定されず、例えば、スチレン、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、α−メチルスチレン、o−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、エチルメタクリレー
ト、アクリロニトリル、酢酸ビニル等が挙げられる。こ
れらのうち、スチレン、メチルメタクリレートを好適に
用いることができる。
上記Aで表される重合体又は共重合体は、上述のとおり
上記架橋性官能基を有するビニル系モノマーを必須のも
のとして含有するが、一方、上記Bで表される炭素数が
1〜12のアルキル(メタ)アクリレートからなる重合
体又は炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレー
トからなる共重合体は、上記架橋性官能基を有するビニ
ル系モノマーを含有しないことが好ましい。
ーの架橋性官能基と反応することができる架橋剤として
は、具体的には、上記架橋性官能基がヒドロキシル基の
場合は、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシ
アネート、エポキシ樹脂等が挙げられる。上記架橋性官
能基がカルボキシル基の場合は、例えば、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート、エポキシ樹脂、金
属酸化物、金属過酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属
キレート等が挙げられる。
は、例えば、カルボキシル基含有ポリマー、酸無水物、
ポリアミン等が挙げられる。上記架橋性官能基がメチロ
ール基の場合は、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポ
リイソシアネート、カルボキシル基含有ポリマー、エポ
キシ樹脂等が挙げられる。上記架橋性官能基がアミノ基
の場合は、例えば、ポリイソイアネート、エポキシ樹脂
等が挙げられる。
上記架橋剤の含有量は0.01〜30重量%が好まし
い。0.01重量%未満であると保持力及び弾性率が低
下してコールドフロートが発生しやすくなり、取り扱い
上の支障が生じ、30重量%を超えると弾性率が高くな
りすぎ、充分な粘着力を得ることができない。より好ま
しくは1〜20重量%である。
I)及び粘着剤組成物(III)の重量平均分子量は1
万〜400万が好ましい。1万未満であると凝集力が充
分ではなく、400万を超えると塗工時の粘度上昇が問
題となる。より好ましくは10万〜200万である。本
発明の粘着剤組成物(III)は、その数平均分子量に
対する重量平均分子量の比の値が5以下であることが好
ましい。5を超えると凝集力が得られにくくなる。より
好ましくは4以下である。
物(II)及び粘着剤組成物(III)は、溶剤型、エ
マルジョン型、ホットメルト型等の粘着剤として使用す
ることができ、粘着テープ、粘着シート等の用途に好適
に用いることができる。また、架橋剤を配合することに
より、溶剤型、エマルジョン型、ホットメルト型等の接
着剤として好適に使用することができ、基材シートに塗
工して感圧性接着等とすることができる。
物(II)又は粘着剤組成物(III)を用いて粘着テ
ープ、粘着シート、接着テープ等を製造する方法として
は特に限定されず、例えば、基材フィルム上に、これら
を熱溶融塗工する方法、溶剤に溶解させて塗布する方法
等適宜の方法により実施することができる。
れず、例えば、粘着剤組成物を基材フィルム、及び、必
要に応じてプライマー樹脂と共に、共押出成型法によっ
て一体的に製造する方法等を採用することができる。上
記共押出成型法によれば、基材フィルム、粘着剤組成
物、及び、プライマー樹脂を、それぞれ別々の押出機に
よって可塑化し、インフレーション法、Tダイ法等の多
層押出用金型を用いて、熱溶融方式で共押出することに
よって、基材層/プライマー層/粘着剤層を順に積層す
ることができる。
ットメルト塗工法により製造する方法を採用することも
できる。上記ホットメルト塗工法によれば、必要に応じ
て予め基材フィルムの片面にプライマー層を適宜の方法
によって形成しておき、上記プライマー層のうえからホ
ットメルトコーターによって熱溶融塗工することができ
る。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
チルジチオカルバメートを混合し、反応容器内を窒素パ
ージした後、紫外線(UV)ランプにて、UV照射し、
エチルアクリレートとアクリル酸との共重合体ブロック
を得た。次いで、メチルメタクリレートを加え、更にU
V照射して重合させ、Aブロックが、メチルメタクリレ
ート重合体であり、Bブロックが、エチルアクリレート
/アクリル酸共重合体であるA−B−A型ブロック共重
合体(1)を合成した。Aブロックの含有量は30重量
%であり、Bブロック中のアクリル酸の含有量は1重量
%であった。また、AブロックのTgは、100℃であ
り、BブロックのTgは、−15℃であった。
69重量%、及び、アクリル酸1重量%を配合し、重合
開始剤としてアゾイソブチロニトリル(AIBN)を加
え、ラジカル重合を行ない、ランダム共重合体を合成し
た。
ンダム共重合体40重量%とからなる混合物100重量
部、及び、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ
ガイギー社製)1重量部を、180℃に保ったニーダー
型混練機に投入して窒素雰囲気下で40分間混練し、粘
着剤組成物を得た。
レン(ミラソン12、三井石油化学社製)を基材層とし
て、エチレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸三
元共重合体(ボンダインTx8030、エチルアクリレ
ート・無水マレイン酸コモノマー含有量15重量%、住
友化学工業社製)をプライマーとして使用し、それぞれ
基材層/プライマー層/粘着剤層の積層体が形成される
ようにTダイ法にて、金型温度180℃で共押出するこ
とにより、基材層厚さ50μm、プライマー層厚さ7μ
m、粘着剤層厚さ5μmからなる粘着テープを作製し
た。
性、並びに、得られた粘着テープの初期粘着力、経時粘
着力(1)、経時粘着力(2)及び保持力について、下
記方法により評価した。結果を表1に示した。
より測定した。
した。評価基準は、以下のものとした。 ○:平滑性に優れている。 ×:平滑性に劣っている。
粘着テープを、23℃で2kgの圧着ローラーを用い
て、280番の耐水研磨紙で研磨したステンレススチー
ル板の表面に貼り付けて、引張速度300mm/分で1
80°剥離試験を行い、引きはがし粘着力を初期粘着力
として測定した。剥離試験後、ステンレススチール板表
面の粘着剤の糊残りの有無を評価した。評価基準は、以
下のものとした。 ○:糊残り無し。 ×:糊残り有り。 糊残り有りの場合は、その度合いを少量、多量等のコメ
ントで示した。
14日間経過後に180°剥離試験を行ったこと以外
は、初期粘着力の評価方法と同様に行った。
14日間経過後に180°剥離試験を行ったこと以外
は、初期粘着力の評価方法と同様に行った。
00mmに裁断した粘着テープを、接着長さを20mm
とし、23℃で2kgの圧着ローラーを用いて280番
の耐水研磨紙で研磨したステンレススチール板の表面に
貼り付けた後、40℃雰囲気下に20分間放置し、粘着
テープが下側に垂れるようにして40℃の恒温乾燥機中
に垂直に懸垂し、粘着テープの下端に1kgの荷重をか
けて、粘着テープがステンレススチール板より脱落する
のに要する時間を測定した。
ンダム共重合体を15重量%としたこと以外は、実施例
1と同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、
評価した。結果を表1に示した。
層として、片面コロナ放電処理した厚さ38μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルム(テトロンフィルムS
C、帝人社製)を基材層とし、基材層のコロナ放電処理
面にホットメルトコーター(YURIROLL MAC
HINE社製)により金型温度180℃でホットメルト
塗工して粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に
示した。
ンダム共重合体を2重量%としたこと以外は、実施例1
と同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評
価した。結果を表1に示した。
ンダム共重合体を60重量%としたこと以外は、実施例
1と同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、
評価した。結果を表1に示した。
官能以上のパーオキサイド基を有するラジカル重合開始
剤として1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ−2−メチ
ルジシクロヘキサン(パーヘキサMC、日本油脂社製)
を、85℃で加熱反応させてBブロックを重合し、次い
で、メチルメタクリレートを加え、95℃で加熱反応さ
せ、Aブロックが、メチルメタクリレート重合体ブロッ
クであり、Bブロックが、エチルアクリレート/アクリ
ル酸共重合体ブロックであるA−B型ブロック共重合体
(2)を合成した。Aブロックの含有量は30重量%で
あり、Bブロック中のアクリル酸の含有量は1重量%で
あった。
ロック共重合体(2)を用いたこと以外は、実施例1と
同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価
した。結果を表2に示した。
体(2)を用いたこと以外は、実施例2と同様にして粘
着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果を
表2に示した。
体(2)を用いたこと以外は、実施例3と同様にして粘
着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果を
表2に示した。
体(2)を用いたこと以外は、比較例1と同様にして粘
着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果を
表2に示した。
体(2)を用いたこと以外は、比較例2と同様にして粘
着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果を
表2に示した。
てベンジル−N,N−ジエチルジチオカルバメート0.
2重量部、溶剤として酢酸エチル30重量部を三ツ口フ
ラスコに投入し、20分間窒素パージを行った。スリー
ワンモータを用いて攪拌翼を回転させながら、10ワッ
トのUVランプを48時間照射して、Bブロックの重合
を行った。
27重量部とヒドロキシエチルメタクリレート3重量部
とを均一に混合したモノマー混合物、溶剤として酢酸エ
チル7重量部を加えて、10ワットのUVランプを48
時間照射して、AブロックをBブロックにブロック共重
合させ、Aブロックが、メチルメタクリレート/ヒドロ
キシエチルメタクリレート共重合体ブロックであり、B
ブロックが、ブチルアクリレート重合体ブロックである
A−B−A型ブロック共重合体(3)を合成した。Aブ
ロックの含有量は20重量%、Aブロック中のヒドロキ
シエチルメタクリレートの含有量は10重量%であっ
た。
合成 メチルメタクリレート27重量部とヒドロキシエチルメ
タクリレート3重量部とを均一に混合したモノマー混合
物に、溶剤として酢酸エチル30重量部、連鎖移動剤と
してドデシルメルカプタン0.2重量部を加えて、三ツ
口フラスコに投入し、スリーワンモータを用いて攪拌翼
を回転させながら、開始剤として1,1−ジ−t−ブチ
ルペルオキシ−2−メチルシクロヘキサン(パーヘキサ
MC、日本油脂社製)を用い、反応温度を85℃に保
ち、窒素雰囲気中にて8時間、Bブロックの重合を行っ
た。
20重量部、連鎖移動剤としてドデシルメルカプタン
0.2重量部を加えて、更に、反応温度を95℃まで上
昇させ、その後は窒素雰囲気中、還流下(沸点)にて8
時間重合を行い、AブロックをBブロックにブロック共
重合させ、Aブロックが、メチルメタクリレート/ヒド
ロキシエチルメタクリレート共重合体ブロックであり、
Bブロックが、ブチルアクリレート重合体ブロックであ
るA−B型ブロック共重合体(4)を合成した。Aブロ
ックの含有量は20重量%、Aブロック中のヒドロキシ
エチルメタクリレートの含有量は10重量%であった。
−B型ブロック共重合体(4)50重量部、及び、架橋
剤(コロネートL、日本ポリウレタン社製)3重量部を
配合し、粘着剤組成物を得た。
(Mw)、数平均分子量(Mn)の測定を、GPC法S
t換算にて行った。結果を表3に示した。なお、GPC
法St換算による分子量の測定方法は、標準ポリスチレ
ンを基準とし、テトラビドロフランを溶離剤とし、検出
は屈折計を用いて測定した。
テレフタレート(PET)フィルム上に、乾燥後の厚さ
が25μmとなるように塗布した後、110℃で4分間
乾燥して粘着テープを作製した。
SP粘着力、ボールタック、低温ボールタック、及び、
剪断保持力について、下記方法により評価した。結果を
表3に示した。
で貼り付け、80℃で20分間放置後、測定温度120
℃で、100gの荷重をかけて90°の方向に剥離さ
せ、単位時間当たりの剥離距離を測定した。
粘着テープを25mm幅で貼り付け、23℃で20分間
放置後、測定温度23℃で、180°剥離強度を測定し
た。引張速度は300mm/分とした。
ンチで測定した。
方法と同様にして行った。
25mmで貼り付け、20分間放置後、測定温度0℃
で、鉛直方向に1kgの荷重をかけて、単位時間当たり
のズレ長さを測定した。
ック共重合体(4)において、それぞれ、Aブロックを
メチルメタクリレート/ヒドロキシエチルアクリレート
共重合体ブロック、Bブロックを2−エチルヘキシルア
クリレート重合体ブロックとしたこと以外は、実施例7
と同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評
価した。結果を表3に示した。
ック共重合体(4)において、それぞれ、Aブロックを
メチルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレー
ト共重合体ブロック、Bブロックをブチルアクリレート
/2−エチルヘキシルアクリレート共重合体ブロック
(重量比:50/50)としたこと以外は、実施例7と
同様にして粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価
した。結果を表3に示した。
ト27重量部、ヒドロキシエチルメタクリレート3重量
部、溶剤として酢酸エチル150重量部、連鎖移動剤と
してドデシルメルカプタン0.25重量部を加えて、三
ツ口フラスコに投入し、スリーワンモータを用いて攪拌
翼を回転させながら、開始剤としてアゾビスシクロヘキ
サンカルボニトリルを用い、窒素雰囲気中、還流下(沸
点)にて8時間重合を行い、ランダムポリマーの共重合
を行った。得られたランダムポリマー150重量部に対
して、架橋剤(コロネートL、日本ポリウレタン社製)
3重量部を配合したこと以外は、実施例7と同様にして
粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果
を表3に示した。
メタクリレート27重量部、ヒドロキシエチルアクリレ
ート3重量部とし、溶液重合を行って、ランダムポリマ
ーを得た。得られたランダムポリマー150重量部に対
して、架橋剤(コロネートL、日本ポリウレタン社製)
3重量部を配合したこと以外は、実施例7と同様にして
粘着剤組成物、及び、粘着テープを得、評価した。結果
を表3に示した。
クリレート60重量部、メチルメタクリレート27重量
部、ヒドロキシエチルメタクリレート3重量部とし、溶
液重合を行って、ランダムポリマーを得た。得られたラ
ンダムポリマー150重量部に対して、架橋剤(コロネ
ートL、日本ポリウレタン社製)3重量部を配合したこ
と以外は、実施例7と同様にして粘着剤組成物、及び、
粘着テープを得、評価した。結果を表3に示した。
おいては、いずれも高温における凝集力が高いレベルに
保たれており、更に、低温タックや耐剥離性に優れ、良
好な粘着特性バランスが得られた。これに対して、ラン
ダム共重合体を使用した比較例5〜7においては、いず
れも高温における凝集力を高いレベルに保とうとする
と、低温特性や耐剥離性が極端に劣化することがわか
る。
ジル−N,N−ジエチルジチオカルバメート0.2重量
部、溶剤として酢酸エチル30重量部を加えて、三ツ口
フラスコに投入し、20分間窒素パージを行った。スリ
ーワンモータを用いて攪拌翼を回転させながら、10ワ
ットのUVランプを48時間照射して、Bブロックの重
合を行った。
8.6重量部とヒドロキシエチルメタクリレート1.4
重量部とを均一に混合したモノマー混合物、及び、溶剤
として酢酸エチル7重量部を加えて、10ワットのUV
ランプを48時間照射して、AブロックをBブロックに
ブロック共重合させ、Aブロックが、メチルメタクリレ
ート/ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体ブロッ
クであり、Bブロックが、ブチルアクリレート重合体ブ
ロックであるA−B−A型ブロック共重合体(5)を合
成した。Aブロックの含有量は40重量%であり、Aブ
ロック中のヒドロキシエチルメタクリレートの含有量は
14重量%であった。
合成 メチルメタクリレート8.6重量部とヒドロキシエチル
メタクリレート1.4重量部とを均一に混合したモノマ
ー混合物に、溶剤として酢酸エチル10重量部、連鎖移
動剤としてドデシルメルカプタン0.1重量部を加え
て、三ツ口フラスコに投入し、スリーワンモータを用い
て攪拌翼を回転させながら、開始剤として1,1−ジ−
t−ブチルペルオキシ−2−メチルシクロヘキサン(パ
ーヘキサMC、日本油脂社製)を用い、反応温度を85
℃に保ち、窒素雰囲気中にて16時間、Bブロックの重
合を行った。
00重量部、連鎖移動剤としてドデシルメルカプタン
0.1重量部を加えて、反応温度を95℃まで上昇さ
せ、その後は窒素雰囲気中、還流下(沸点)にて8時間
重合を行い、AブロックをBブロックにブロック共重合
させ、Aブロックが、メチルメタクリレート/ヒドロキ
シエチルメタクリレート共重合体ブロックであり、Bブ
ロックが、ブチルアクリレート重合体ブロックであるA
−B型ブロック共重合体(6)を合成した。Aブロック
の含有量は40重量%であり、Aブロック中のヒドロキ
シエチルメタクリレートの含有量は14重量%であっ
た。
び、A−B型ブロック共重合体(6)50重量部を配合
し、充分に攪拌して得られた溶液の溶剤を揮散後、18
0℃で1時間加熱混練し、ホットメルト型接着剤を得
た。得られたホットメルト型接着剤の80℃でのフロー
長さ、180℃溶融粘度、及び、接着力を下記方法によ
り評価した。結果を表4に示した。
験片を作り、垂直に保持したアルミニウム板に得られた
試験片を貼付し、80℃のオーブン中で12時間放置し
た後、試験片の垂れ長さを測定し、凝集力とした。
ロータ:#HH4)を使用して、180℃における粘度
を測定した。
2mm)に、180℃に加熱したホットメルト型接着剤
を、厚さ1mm、10×20mmの面積で塗布した後、
該接着剤の剪断接着強度を測定し、粘着力とした。
ック共重合体(6)において、それぞれ、Bブロックを
ブチルアクリレート/エチルアクリレート重合体ブロッ
ク(重量比:90/10)としたこと以外は、実施例1
0と同様にしてホットメルト型接着剤を得、評価した。
結果を表4に示した。
ック共重合体(6)において、それぞれ、Bブロックを
ブチルアクリレート/エチルアクリレート共重合体ブロ
ック(重量比:80/20)としたこと以外は、実施例
10と同様にしてホットメルト型接着剤を得、評価し
た。結果を表4に示した。
クロモノマー、メチルメタクリレート/ヒドロキシエチ
ルメタクリレート=86/14(重量%)、Mn=約7
000、東亜合成社製)10重量部、溶剤として酢酸エ
チル100重量部、連鎖移動剤としてドデシルメルカプ
タン0.15重量部を加えて、三ツ口フラスコに投入
し、スリーワンモータを用いて攪拌翼を回転させなが
ら、開始剤としてアゾビスシクロヘキサンカルボニトリ
ルを用い、窒素雰囲気中、還流下(沸点)にて8時間重
合を行い、ランダムグラフトポリマーの共重合を行っ
た。得られたランダムグラフトポリマーを使用して、実
施例10と同様にしてホットメルト型接着剤を得、評価
した。結果を表4に示した。
0重量部、AA−714S(マクロモノマー、メチルメ
タクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート=86
/14(重量%)、Mn=約7000、東亜合成社製)
10重量部、溶剤として酢酸エチル100重量部、連鎖
移動剤としてドデシルメルカプタン0.15重量部を加
えて、三ツ口フラスコに投入し、スリーワンモータを用
いて攪拌翼を回転させながら、開始剤としてアゾビスシ
クロヘキサンカルボニトリルを用い、窒素雰囲気中、還
流下(沸点)にて8時間重合を行い、ランダムグラフト
ポリマーの共重合を行った。得られたランダムグラフト
ポリマーを使用して、実施例10と同様にしてホットメ
ルト型接着剤を得、評価した。結果を表4に示した。
0重量部、AA−714S(マクロモノマー、メチルメ
タクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート=86
/14(重量%)、Mn=約7000、東亜合成社製)
10重量部、溶剤として酢酸エチル100重量部、連鎖
移動剤としてドデシルメルカプタン0.15重量部を加
えて、三ツ口フラスコに投入し、スリーワンモータを用
いて攪拌翼を回転させながら、開始剤としてアゾビスシ
クロヘキサンカルボニトリルを用い、窒素雰囲気中、還
流下(沸点)にて8時間重合を行い、ランダムグラフト
ポリマーの共重合を行った。得られたランダムグラフト
ポリマーを使用して、実施例10と同様にしてホットメ
ルト型接着剤を得、評価した。結果を表4に示した。
2においては、いずれも溶融特性と接着特性とのバラン
スに優れており、また、80℃でのフローが0mmであ
り、常温における凝集力も優れている。これに対して、
グラフトポリマーを使用した比較例8〜10は、いずれ
も80℃でのフローが大きく、常温での凝集力及び粘着
力に劣っていることが判明した。
述の構成により、初期粘着力、経時粘着力、保持力等の
粘着特性のバランスに優れ、また、溶融特性が良く塗工
性に優れている。また、良好な粘着特性のバランスを保
持しつつ、高温における凝集力を高めることができる。
更には、比較的低分子量でも優れた性能を発揮すること
ができるので、コストの面からも利用価値が高いもので
ある。また、本発明の粘着剤組成物を用いた粘着テープ
は、熱溶融塗工方法により製造することができ、再剥離
性に優れた粘着テープを得ることができる。
を配合することにより、耐寒性と耐熱性等の相反する性
能を併せ持った高性能の感圧性接着剤を得ることができ
る。また、ホットメルト接着剤とした場合、熱溶融塗工
性と接着性とのバランスに優れ、かつ、常温での凝集力
の高いものとすることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ブロック共重合体(I)、及び、ランダ
ム共重合体(II)からなる粘着剤組成物であって、上
記ブロック共重合体(I)は、一般式(A−B)a−
A、一般式(B−A)b−B、一般式(A−B)c、一
般式(A−B)m−X、一般式Ao−T−Bpで表され
るそれぞれのブロック共重合体の群から選ばれる少なく
とも1種以上のブロック共重合体であり、ランダム共重
合体(II)は、ビニル系モノマーと、アルキル基の炭
素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートとをラ
ンダム共重合してなるものであることを特徴とするアク
リル系粘着剤組成物。式中、Aはビニル系重合体又はビ
ニル系共重合体を表し、Bはアルキル基の炭素数が1〜
12のアルキル(メタ)アクリレートからなる重合体又
はアルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)ア
クリレートからなる共重合体を表す。a、b、cは、同
一又は異なって、1〜10の整数を表す。Xは複数個の
共重合体(A−B)を結合することのできる化合物残
基、TはAとBとを結合することのできる化合物残基を
表し、mは3〜30の整数を表す。o,pは同一又は異
なって1以上の整数を表し、o+p=3〜30の関係に
ある。 - 【請求項2】 ブロック共重合体(III)、及び、ブ
ロック共重合体(IV)からなる粘着剤組成物であっ
て、前記ブロック共重合体(III)は、一般式(A−
B)a−A、一般式(B−A)b−B、一般式(A−
B)m−X、及び一般式Ao−T−Bpで表されるブロ
ック共重合体からなる群より選択される少なくとも1種
以上のブロック共重合体であり、前記ブロック共重合体
(IV)は、一般式(A−B)c、一般式(A−B)m
−X、及び一般式Ao−T−Bqで表されるブロック共
重合体の群から選ばれるブロック共重合体であることを
特徴とするアクリル系粘着剤組成物。式中、Aは、ビニ
ル系重合体又はビニル系共重合体を表す。Bは、アルキ
ル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレー
トからなる重合体又はアルキル基の炭素数が1〜12の
アルキル(メタ)アクリレートからなる共重合体を表
す。a、b、cは、同一又は異なって、1〜10の整数
を表す。Xは複数個の共重合体(A−B)を結合するこ
とのできる多官能開始剤、TはAとBとを結合すること
のできる多官能開始剤を表し、mは3〜30の整数を表
す。o,pは同一又は異なって1以上の整数を表し、o
+p=3〜30の関係にある。qは2〜29の整数を表
す。 - 【請求項3】 ブロック共重合体〔(I)又は(II
I)〕の含有量が20〜95重量%であり、ランダム共
重合体(II)又はブロック共重合体(IV)の含有量
が80〜5重量%である請求項1又は2に記載のアクリ
ル系粘着剤組成物。 - 【請求項4】 Aが架橋剤と反応することができる架橋
性官能基を有するものであり、該架橋性官能基と反応す
ることができる架橋剤が更に配合されてなることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアクリル系粘
着剤組成物。
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