JPH09319225A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JPH09319225A
JPH09319225A JP13559396A JP13559396A JPH09319225A JP H09319225 A JPH09319225 A JP H09319225A JP 13559396 A JP13559396 A JP 13559396A JP 13559396 A JP13559396 A JP 13559396A JP H09319225 A JPH09319225 A JP H09319225A
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carrier
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toner
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Toshimoto Inoue
敏司 井上
Susumu Yoshino
進 吉野
Kaori Ooishi
かおり 大石
Chiaki Suzuki
千秋 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の連続使用において、安定した帯電量
を維持し、安定した画質のコピー画像を提供する。 【解決手段】 現像剤担持ロール1上の現像剤層2を用
いて、感光体ロール3上の静電潜像4を現像する画像形
成装置において、現像剤担持ロール1の移動方向が感光
体ロール3の移動方向と同方向で、且つ現像剤担持ロー
ル1の感光体ロール3に対する周速比が0.5以上1.
8以下であり、且つ現像剤がキャリアとトナーとからな
り、該キャリアが、芯材上に、マトリックス樹脂中に熱
硬化性樹脂等で形成された樹脂微粒子が分散含有された
樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法及び
画像形成装置に関する。より詳しくは、本発明は現像剤
担持体上に担持された現像剤を用いて、静電潜像担持体
上に形成された静電潜像を現像する画像形成方法及び画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザービームプリンタ
等において画像を形成する場合、一般にカールソン法が
用いられている。このカールソン法では、静電潜像担持
ロールを帯電させ、次いで帯電された静電潜像担持ロー
ルを光学的手段によって露光することにより静電潜像を
形成させ、次の現像工程で、静電潜像担持ロール上に形
成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像(可視
像)を形成し、続く転写工程でトナー像を記録紙等の記
録媒体に転写し、次の定着工程で熱や圧力等を利用して
記録媒体上のトナー像を定着させる。定着後の静電潜像
担持ロールは次の複写に備えるべくクリーニング装置に
よってクリーニングされ残存トナーが取り除かれる。
【0003】上記工程のうち、静電潜像の現像に用いら
れる現像方式は、使用される現像剤の種類によって、ト
ナーだけを用いる一成分現像法と、トナー及びキャリア
を用いる二成分現像法とに分類される。このうち、二成
分現像法は、トナーとキャリアを撹拌することによって
トナーを摩擦帯電せしめており、キャリアの特性及び撹
拌条件を選定することによって、トナーの摩擦帯電量を
相当程度制御でき、ひいては、画像品質の信頼性に優れ
ているため、好ましく用いられている。
【0004】そして、二成分現像法としてカスケード法
や磁気ブラシ現像法等が知られており、ライン画像のみ
ならず、ソリッド画像及び連続階調の再現に優れている
ことから、磁気ブラシ現像法が好ましく用いられてい
る。
【0005】この磁気ブラシ現像法のための現像装置
は、上記静電潜像担持ロールと、静電潜像担持ロールの
近傍に配置された現像剤担持ロールと、現像剤及び適宜
追加されるトナーを撹拌するオーガーと、現像剤担持ロ
ール上の現像剤層の厚みを規制し、現像領域に搬送され
る現像剤量を制御する層規制部材とを備えており、静電
潜像担持ロール上の静電潜像の表面を、現像剤担持ロー
ル上の磁気力によりブラシ状に起立した現像剤、即ち、
磁気ブラシで摺擦せしめて現像を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この摺
擦は、トナー及びキャリア間の接触や衝突を伴うため、
必然的にトナー及びキャリアの双方にダメージを与え
る。例えば、トナーでは表面に添加された外添剤のトナ
ー中への埋まりこみや、トナー成分の脱落等が起こり、
キャリアではキャリア表面への外添剤を含むトナー構成
成分の固着が生じる。また、キャリアが樹脂コートキャ
リアならば、キャリアコート成分の磨耗や破壊等が起き
る。このため、現像剤を繰り返し使用しているうちに、
初期的特性が発揮されなくなり、地カブリ、機内汚れ、
画像濃度の変動等が生じる。
【0007】よって、繰り返し使用の間安定した品質を
保持するにはできるかぎりトナーやキャリアにダメージ
を与えないようにする必要があり、現像剤担持ロールの
静電潜像担持ロールに対する周速比を下げること等によ
ってトナーとキャリアとの接触、衝突時の衝撃力を低減
せねばならない。
【0008】一方、本発明者らの詳細な調査の結果、現
像装置内の層規制部材上流側(プレニップ部)、及び層
規制部材と現像剤担持ロール間の空隙(ニップ部)を通
過後の現像剤担持ロール上でも、トナーの摩擦帯電がな
されていることが判明した。
【0009】即ち、プレニップ部には少なくともニップ
部を通過する現像剤量より多量の現像剤が現像剤担持ロ
ールにより搬送され、その現像剤はニップ部を通過する
現像剤と通過できない現像剤とに分かれる。このニップ
部を通過できない現像剤はプレニップ部に『溜まり』と
してやや滞在する。プレニップ部に滞在している間現像
剤はプレニップ部に新たに搬送されてくる現像剤との間
で撹拌され、これによりトナーの摩擦帯電が行われる。
また、前述の摺擦によってもトナーの摩擦帯電が行われ
ており、オーガーの攪拌による摩擦帯電のみならず、こ
れらの摩擦帯電によってトナーの所望の帯電量が維持さ
れている。
【0010】従って、トナーとキャリアの接触時の衝撃
力を低減するために現像剤担持ロールの静電潜像担持ロ
ールに対する周速比を下げると、現像剤担持ロール上で
の摩擦帯電が不十分となり、トナーに適正な帯電量が付
与されないことが予想される。
【0011】かくして、トナーやキャリアに加えられる
機械的ダメージを低減すると共に弱い接触や衝突でも適
正且つ安定な帯電量をすばやく得られるという相反する
要求を満足でき、しかも他の特性を損なうことのない画
像形成方法及び画像形成装置が望まれる。
【0012】本発明はかかる検討に基づきなされたもの
である。従って、本発明の目的は現像剤のダメージが小
さい画像形成方法及び画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の他の目的は、複写機の反復
使用においてトナーの帯電量の適性化や安定化に優れ、
しかも他の特性にも悪影響を及ぼさない画像形成方法及
び画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成できる。
【0015】即ち、本発明は、現像剤担持体上の現像剤
層を用いて、静電潜像担持体上の静電潜像を現像する画
像形成方法において、該現像剤担持体の移動方向が該静
電潜像担持体の移動方向と同方向で、且つ該現像剤担持
体の該静電潜像担持体に対する周速比が0.5以上1.
8以下であり、且つ現像剤がキャリアとトナーとからな
り、該キャリアが、芯材上に、マトリックス樹脂中に樹
脂微粒子が分散含有された樹脂被覆層を有する樹脂コー
トキャリアであることを特徴とする。
【0016】また、現像剤担持体上の現像剤層を用い
て、静電潜像担持体上の静電潜像を現像する画像形成装
置において、該現像剤担持体は、その移動方向が該静電
潜像担持体の移動方向と同方向となるように構成され、
且つ該現像剤担持体の該静電潜像担持体に対する周速比
が0.5以上1.8以下であり、且つ該現像剤担持体
が、芯材上に、マトリックス樹脂中に樹脂微粒子が分散
含有された樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアとト
ナーとからなる現像剤を保持することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、その実施の形態
によって詳細に説明する。
【0018】図1には、本発明の画像形成装置の一例が
模式的に示されている。この図1に示されるように、本
発明の画像形成装置は、矢印A方向(時計回転方向)に
回転可能な静電潜像担持体としての感光体ロール3と、
この感光体ロール3を帯電するコロナ帯電器のような帯
電装置(図示省略)と、帯電された感光体ロール3を露
光する図示しない露光装置と、磁気ブラシ現像器と、感
光体ロール3上のトナー像を記録媒体に転写する転写器
(図示省略)と、記録媒体上の画像を定着させる定着器
(図示省略)と、感光体ロール3上の残存トナーを除去
するクリーニング装置(図示省略)とを備える。また、
磁気ブラシ現像器は、内部に固定マグネットを備え、且
つ矢印B方向(反時計回転方向)に回転可能な現像剤担
持体としての現像剤担持ロール1と、現像剤担持ロール
1と感光体ロール3との間に形成される現像領域より上
流側且つ現像剤担持ロール1の近傍に配置される層規制
部材としてのドクターブレード(図示省略)と、トナー
補給器(図示省略)と、現像剤を攪拌するオーガー(図
示省略)とを備える。この画像形成装置では、現像剤担
持ロール1上に担持される現像剤層2(磁気ブラシによ
る層)によって、感光体ロール3上の静電潜像4を現像
し、トナー像5を形成する。
【0019】この画像形成装置では、現像領域における
現像剤担持ロール1の移動方向は現像領域における感光
体ロール3の移動方向と同方向(順方向)とされる。こ
れにより、筋状の異常画像が形成されることが防止さ
れ、現像領域における現像剤担持ロール1の移動方向が
現像領域における感光体ロール3の移動方向と逆方向と
される場合と比べて画像の品質が向上する。
【0020】一方、静電潜像に付着するトナーの量は感
光体ロール3の周速度と現像剤担持ロール1の周速度と
の間の相対速度に依存するため、上記のような順方向現
像では、所望のトナーの付着量を確保するために、従
来、現像剤担持ロール1の感光体ロール3に対する周速
比は2.0以上とされていた。本発明は、この周速比を
0.5〜1.8とすることによって、現像剤に加わる機
械的圧力を低減し、現像剤の耐用期間を延ばすことがで
きる。ここで、この周速比が、0.5未満であると、ト
ナーの搬送量が少なくなりすぎ、現像濃度が低下しやす
いため好ましくない。一方、この周速比が1.8を越え
ると、衝突時のエネルギーが大きくなり、トナーやキャ
リアに与えるダメージが大きく、現像剤の寿命が短くな
る。上記周速比は、好ましくは、0.7〜1.6の範囲
である。
【0021】なお、上記画像形成装置において、現像領
域へのトナーの搬送量を補うことを望む場合には、直流
バイアスに加えて、交流バイアスを現像領域に向けて印
加することが好ましい。この交流バイアスは、通常1k
V〜4kVとされ、特に好ましくは1.4〜2.5kV
である。また、このとき用いられる周波数は、一般には
1〜10kHzの範囲である。
【0022】ところで、現像剤担持ロール1の感光体ロ
ール3に対する周速比を0.5〜1.8に低下させる
と、機械力の減少と共にトナーとキャリア間の接触回数
が減少し、ひいてはトナーとキャリア間の電荷交換の減
少が生じ、特に長期間連続使用時に現像機内に追加され
たトナーの帯電スピードが遅くなると考えられる。
【0023】しかし、本発明に使用されるキャリアは樹
脂コートキャリアであり、且つ樹脂被覆層はマトリック
ス樹脂とこのマトリックス樹脂中に分散された樹脂微粒
子とを含むため、該樹脂微粒子によってキャリア表面を
凹凸にすることができ、この結果、トナーの帯電スピー
ドを適性に保つことができる。即ち、本発明に使用され
るキャリアでは、単位重量当たりのキャリア表面積が大
きくなるため、トナーとの接触確率が増加し、これによ
りトナーとキャリア間の電荷交換のスピードを増加させ
ることができ、結果的にトナー帯電量を早期に適正な帯
電レベルとすることができると共にその帯電量を安定化
させることができる。しかも、長時間の使用による摩耗
で表面積が小さくなる通常のキャリアと異なり、樹脂被
覆層が磨耗してもマトリックス樹脂中に分散された樹脂
微粒子によって、未使用時と同様な表面組成及び表面積
を保つことができ、トナーに対し、良好な帯電付与能力
を維持することができる。
【0024】このように本発明では、現像剤の耐用期間
の向上、並びに帯電量の安定性、画質の安定性及びカブ
リ発生防止という相反する要求を満たすことができ、し
かも、他の特性に悪影響を及ぼさない。
【0025】本発明において用いられる樹脂被覆層に含
有される樹脂微粒子としては、熱可塑性樹脂微粒子、熱
硬化性樹脂微粒子、架橋樹脂微粒子のいずれも用いるこ
とができ、特に好ましくは比較的硬度をあげやすい熱硬
化性樹脂微粒子が用いられる。
【0026】熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系
樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン;ポリビニ
ル及びポリビニリデン系樹脂、例えばポリスチレン、ア
クリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニル
エーテル及びポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;フッ素樹
脂、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビ
ニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロ
エチレン;ポリエステル;ポリカーボネート;ポリアミ
ド;ポリイミド等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂と
しては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタ
レート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、
ユリア樹脂、アルキッド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等
が挙げられる。さらに、架橋樹脂としては、架橋メチル
メタクリレート樹脂、架橋メラミン樹脂等が挙げられ
る。上記樹脂微粒子は単独で使用しても2種以上組み合
わせて使用してもよい。
【0027】また、本発明において用いられる被膜用樹
脂微粒子は、トナーに負帯電性を付与する為に、その構
成成分としてN原子を含むことが好ましく、架橋又は非
架橋のメラミン樹脂、ポリアミド樹脂等が好適に用いら
れる。
【0028】樹脂微粒子の平均粒径は0.1〜2μmで
あることが好ましい。より好ましくは0.2〜1μmで
ある。0.1μmより小さいと樹脂被覆層での分散が非
常に悪く、2μmより大きいと樹脂被覆層からの脱落が
生じ易く、本来の機能を維持できなくなる。
【0029】また、上記樹脂微粒子は樹脂被覆層の全樹
脂量に対して、5重量%〜50重量%、特に5重量%〜
30重量%の範囲で含有させることが好ましい。5重量
%未満ではトナーへの帯電付与が十分発揮できず、50
重量%より多いとキャリア表面からの樹脂微粒子の脱落
がしやすくなる。
【0030】上記樹脂微粒子の製造方法としては、サス
ペンジョン重合;乳化重合;懸濁重合;モノマー若しく
はオリゴマーを貧溶媒中に分散して、架橋反応を行いつ
つ表面張力により粒状化する方法;低分子成分と架橋剤
とを溶融混練等により、混合反応させた後、風力、機械
力により、所定の粒度に粉砕する方法等があげられる。
【0031】この樹脂微粒子はマトリックス樹脂中に均
一に分散されることが好ましい。また、樹脂微粒子はマ
トリックス樹脂よりも硬いことが好ましく、硬い樹脂微
粒子を使用することによって樹脂被覆層の表面の凹凸を
維持すると共に、樹脂被覆層の摩耗を低減することがで
きる。
【0032】本発明で使用されるキャリアの樹脂被覆層
のマトリックス樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン;ポリビニル及び
ポリビニリデン系樹脂、例えばポリスチレン、アクリル
樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩
化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテ
ル及びポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オルガノシロキ
サン結合からなるストレートシリコーン樹脂又はその変
性品;フッ素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリク
ロロトリフルオロエチレン;ポリエステル;ポリウレタ
ン;ポリカーボネート;フェノール樹脂;アミノ樹脂、
例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベ
ンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂;エ
ポキシ樹脂等があげられる。これらの樹脂は単独で使用
しても2種以上組み合わせて使用してもよい。また、マ
トリックス樹脂と樹脂微粒子の樹脂とは同じでも異なっ
てもよい。
【0033】上記のマトリックス樹脂には、キャリア表
面の汚染を抑制する目的で臨界表面張力が35dyne/cm
以下の樹脂を用いることが好ましく、30dyne/cm以下
であることがより好ましい。
【0034】低エネルギ表面を与える臨界表面張力35
dyne/cm以下の樹脂としては、次に示すような樹脂が挙
げられる。
【0035】即ち、ポリスチレン(γc=33dyne/c
m)、ポリエチレン(γc=31dyne/cm)、ポリフッ
化ビニル(γc=28dyne/cm)、ポリフッ化ビニリデ
ン(γc=25dyne/cm)、ポリトリフルオロエチレン
(γc=22dyne/cm)、ポリテトラフルオロエチレン
(γc=18dyne/cm)、ポリヘキサフルオロプロピレ
ン(γc=16dyne/cm)等のものの他にフッ化ビニリ
デンとアクリル単量体との共重合体、フッ化ビニリデン
とフッ化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレン
とフッ化ビニリデン及び非フッ素化単量体のターポリマ
ーのようなフルオロターポリマー等であって臨界表面張
力が35dyne/cm以下の樹脂を使用できる。
【0036】特に臨界表面張力が30dyne/cm以下を示
すフッ素を含む樹脂、重合体及び/又はシリコーン樹脂
を含有するのが好適である。
【0037】本発明において用いられるキャリア芯材と
しては、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フ
ェライト、マグネタイト等の磁性酸化物、ガラスビーズ
等があげられるが、磁気ブラシ法を用いる観点からは、
磁性キャリアであるのが望ましい。キャリア芯材の平均
粒径としては、一般的には10μm〜500μmのもの
が用いられ、好ましくは30μm〜100μmのものが
用いられる。
【0038】樹脂微粒子とマトリックス樹脂とを含む樹
脂被覆層を、キャリア芯材の表面に形成する方法として
は、例えば、キャリア芯材の粉末を、マトリックス樹
脂、樹脂微粒子及び溶剤を含む樹脂被覆層形成用溶液中
に浸漬する浸漬法、樹脂被覆層形成用溶液をキャリア芯
材の表面に噴霧するスプレー法、キャリア芯材を流動エ
アーにより浮遊させた状態で樹脂被覆層形成用溶液を噴
霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリア芯材と
樹脂被覆層形成用溶液を混合し、溶剤を除去するニーダ
ーコーター法があげられるが、本発明においてはニーダ
ーコーター法が、特に好ましく用いられる。
【0039】樹脂被覆層形成用溶液に使用する溶剤は、
該マトリックス樹脂を溶解するものであれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類が使用できる。
【0040】また、樹脂被覆層の被覆量は芯材100重
量部に対し0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜3
重量部の範囲である。
【0041】本発明に使用されるトナーには黒トナー及
びカラートナーのいずれも使用でき、トナーは着色剤及
び結着樹脂を含む。着色剤としては、カーボンブラッ
ク、ニグロシン、アニリンブルー、カルコイルブルー、
クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイ
ルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリ
ド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーン・オキ
サレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.
ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レ
ッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、
C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメン
ト・イエロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:
1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を代表的な
ものとして例示することができる。
【0042】結着樹脂としては、スチレン、クロロスチ
レン等のスチレン類、エチレン 、プロピレン、ブチレ
ン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニ
ルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オク
チル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ド
デシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステ
ル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニルブチルエーテル等のビニルエーテル、ビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニル
ケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重合
体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂として
は、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重
合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリ
エチレン、ポリプロピレンをあげることができる。さら
に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリ
コン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィン、ワッ
クス類をあげることができる。この中でも、特にポリエ
ステルを結着樹脂とした場合に有効である。例えば、ビ
スフェノールAと多価芳香族カルボン酸とを主単量体成
分とした重縮合物よりなる線状ポリエステル樹脂が好ま
しく使用できる。
【0043】また、結着樹脂には、軟化点90〜150
°C、ガラス転移点50〜70°C、数平均分子量20
00〜6000、重量平均分子量8000〜15000
0、酸価5〜30、水酸基価5〜40を示す樹脂が特に
好ましく使用できる。
【0044】さらに、トナー粒子には、所望により公知
の帯電制御剤、定着助剤等の添加剤を含有させてもよ
い。
【0045】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明するが、
これにより本発明が限定されるものではない。キャリアの製造 [キャリアA] フェライト粒子 (平均粒径 ; 50μm) 100重量部 トルエン 16重量部 スチレン−メチルメタクリレート共重合体 (共重合比6:4、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力35dyne/cm) 0.8重量部 フェノール樹脂粒子 (平均粒径; 0.6μm、トルエン不溶) 0.2重量部 フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで
分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、この
樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニ
ーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子上に
樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。 [キャリアB] フェライト粒子 (平均粒径 ; 50μm) 100重量部 トルエン 16重量部 スチレン−メチルメタクリレート共重合体 (共重合比6:4、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力35dyne/cm) 0.6重量部 ナイロン樹脂粒子 (平均粒径; 0.4μm、トルエン不溶) 0.3重量部 フェライト粒子を除く上記成分をホモミキサーで10分
間分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、こ
の樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型
ニーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子上に
樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。 [キャリアC] フェライト粒子 (平均粒径 ; 45μm) 100重量部 トルエン 16重量部 パーフルオロオクチルエチルアクリレート− メチルメタクリレート共重合体 (共重合比3:7、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力24dyne/cm) 0.7重量部 架橋メチルメタクリレート樹脂粒子 (平均粒径; 0.3μm、トルエン不溶) 0.2重量部 フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで
分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、この
樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニ
ーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子上に
樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。 [キャリアD] フェライト粒子 (平均粒径 ; 45μm) 100重量部 トルエン 16重量部 パーフルオロオクチルエチルアクリレート− メチルメタクリレート共重合体 (共重合比3:7、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力24dyne/cm) 0.8重量部 架橋メラミン樹脂粒子 (平均粒径; 0.3μm、トルエン不溶) 0.2重量部 フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで
分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、この
樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニ
ーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子上に
樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。 [キャリアE]実施例1においてフェノール樹脂粒子を
除く他は同様に作製してキャリアを得た。 [キャリアF] フェライト粒子 (平均粒径 ; 45μm) 100重量部 トルエン 14重量部 パーフルオロオクチルエチルアクリレート− メチルメタクリレート共重合体 (共重合比3:7、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力24dyne/cm) 0.5重量部 メチルメタクリレート−ジメチルエチルメタクリレート共重合体 (共重合比8:2、重量平均分子量Mw:7万、 臨界表面張力40dyne/cm) 0.3重量部 フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで
分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、この
樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニ
ーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子上に
樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。 [キャリアG] フェライト粒子 (平均粒径 ; 45μm) 100重量部 トルエン 16重量部 パーフルオロオクチルエチルアクリレート− メチルメタクリレート共重合体 (共重合比3:7、重量平均分子量Mw:5万、 臨界表面張力24dyne/cm) 0.8重量部 未架橋メラミン樹脂 (臨界表面張力65dyne/cm) 0.2重量部 フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで
分散し、樹脂被覆層形成用溶液を調合し、さらに、この
樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニ
ーダーにいれ、温度60°Cにおいて30分撹拌した
後、減圧してトルエンを留去しした。その後、さらに温
度150°Cにおいて60分撹拌してフェライト粒子上
に架橋したメラミン樹脂を含む樹脂被覆層を形成してキ
ャリアを得た。トナー粒子の製造 [トナーA] 線状ポリエステル樹脂 100重量% (テレフタル酸/ビスフェノールA エチレンオキサイド付加物/シ クロヘキサンジメタノールから得られた線状ポリエステル;Tg=6 2 °C、Mn=4,000、Mw=35,000、酸価=12、水 酸価=25) マゼンタ顔料(C.I.ピグメント レッド57) 3重量% 上記混合物をエクストルーダーで混練し、ジェットミル
で粉砕した後、風力式分級機で分散してd50=8μm
のマゼンタトナー(カラートナー)粒子を得た。このマ
ゼンタトナー粒子にR972(シリカ ; 日本アエロ
ジル社製)を0.4重量%ヘンシェルミキサーで添加し
てマゼンタトナー(トナーA)を得た。 [トナーB] スチレン−n−ブチルメタクリレート 94重量% (70/30)共重合体(Mn=約7,000、Mw=約40,00 0) カーボンブラック(モーガルL;キャボット社製) 6重量% 上記混合物をエクストルーダーで混練し、表面粉砕、体
積粉砕の併用方式の粉砕機で粉砕した後、風力式分級機
で細粒、粗粒を分級しd50=9μmの黒トナー粒子を
得た。この黒トナー粒子にR972(シリカ;日本アエ
ロジル社製)を0.6重量%ヘンシェルミキサーで添加
して黒トナー(トナーB)を得た。 (実施例1)現像剤の調整 上記のトナーAと、キャリアA〜Dとを用い、キャリア
100重量部に対して、上記各トナー組成物7重量部を
添加し、Vブレンダーで混合して、評価のための現像剤
1〜4とした。
【0046】現像剤1〜4を使用して、電子写真複写機
(A−Color630、富士ゼロックス(株)製)の
改造機(現像剤担持ロールの感光体に対する周速比が
0.7)によってコピーテストを行った。中温中湿(2
2°C、55%RH)の環境下でこれらの現像剤を用い
て10,000枚のコピーテストを行ったところ、総じ
て画像濃度の変動や地汚れがなく、安定な画像が得られ
た。帯電量の初期と1,000枚後、10,000枚後
の帯電量を測定した。
【0047】得られた結果を後記表1に示す。現像剤1
〜4を使用して、電子写真複写機(A−Color63
0、富士ゼロックス(株)製)の改造機(現像剤担持ロ
ールの感光体に対する周速比が1.4)によってもコピ
ーテストを行った。中温中湿(22°C、55%RH)
の環境下でこれらの現像剤を用いて10,000枚のコ
ピーテストを行ったところ、総じて画像濃度の変動や地
汚れがなく、安定な画像が得られた。帯電量の初期と
1,000枚後、10,000枚後の帯電量を測定し
た。
【0048】なお、帯電量は、CSG(チャージ・スペ
クトログラフ法)の画像解析による値である。
【0049】得られた結果を後記表2に示す。本発明の
現像剤を使用した場合は、周速比が0.7、1.4にお
いても、帯電量が殆ど変化しなかった。 (実施例2)現像剤の調整 上記のトナーBと、キャリアA〜Dとを用い、キャリア
100重量部に対して、上記各トナー組成物7重量部を
添加し、Vブレンダーで混合して、評価のための現像剤
5〜8とした。
【0050】この現像剤5〜8を用い、電子写真複写機
(A−Color630、富士ゼロックス(株)製)の
改造機(現像剤担持ロールの感光体に対する周速比が
0.7、1.4)によってコピーテストを行った。地カ
ブリもなく、初期から高濃度で良質な画像が得られた。
さらに10,000枚の連続複写を行ったところ、画質
の変化は殆ど認められなかった。
【0051】得られた結果を後記表1、2に示す。 (比較例1)現像剤の調整 上記のトナーAと、キャリアE〜Gとを用い、キャリア
100重量部に対して、上記各トナー組成物7重量部を
添加し、Vブレンダーで混合して、評価のための現像剤
9〜11とした。
【0052】現像剤9〜11を使用して、電子写真複写
機(A−Color630、富士ゼロックス(株)製)
の改造機(現像剤担持ロールの感光体に対する周速比が
0.7)によってコピーテストを行った。中温中湿(2
2°C、55%RH)の環境下でこれらの現像剤を用い
て1,000枚のコピーテストを行ったところ、地汚れ
があり、機内汚れも見られた。帯電量の初期と1,00
0枚後の帯電量を測定した。
【0053】得られた結果を後記表1に示す。現像剤9
〜11を使用して、電子写真複写機(A−Color6
30、富士ゼロックス(株)製)の改造機(現像剤担持
ロールの感光体に対する周速比が1.4)によってもコ
ピーテストを行った。中温中湿(22°C、55%R
H)の環境下でこれらの現像剤を用いて1,000枚の
コピーテストを行ったところ、現像剤担持ロールの感光
体に対する周速比が0.7の場合と同様の現象が見られ
た。
【0054】なお、帯電量は、CSG (チャージ・ス
ペクトログラフ法)の画像解析による値である。
【0055】得られた結果を後記表2に示す。 (比較例2)現像剤1〜11を使用して、電子写真複写
機(A−Color630、富士ゼロックス(株)製)
の改造機(現像剤担持ロールの感光体に対する周速比が
0.4)によってコピーテストを行った。中温中湿(2
2°C、55%RH)の環境下でこれらの現像剤を用い
て10,000枚のコピーテストを行ったところ、現像
剤1〜8は帯電量については安定していたが、総じて画
像濃度が低く、品質の悪い画像が得られた。また、現像
剤9〜11では10,000枚のコピーテスト時に地汚
れがあり、機内汚れも見られた。初期と1,000枚
後、10,000枚後の帯電量を測定した。
【0056】得られた結果を後記表3に示す。 (比較例3)現像剤1〜11を用いた現像剤を使用し
て、電子写真複写機(A−Color630、富士ゼロ
ックス(株)製)の改造機(現像剤担持ロールの感光体
に対する周速比が2.4)によってコピーテストを行っ
た。中温中湿(22°C、55%RH)の環境下でこれ
らの現像剤を用いて10,000枚のコピーテストを行
ったところ、帯電量が徐々に低下して地汚れがあり、品
質の悪い画像が得られた。帯電量の初期と1,000枚
後、10,000枚後の帯電量を測定した。
【0057】得られた結果を後記表4に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【発明の効果】本発明の画像形成方法は、上記のように
現像剤担持体の静電潜像担持体に対する周速比が0.5
〜1.8の範囲にあり、且つ、二成分現像剤に含まれる
キャリアは、樹脂で被覆された樹脂コートキャリアであ
り、その樹脂被覆層に樹脂微粒子を含むため、トナー粒
子の帯電スピードが改善され、電荷分布範囲が狭く、長
時間連続的に使用しても、安定した帯電量を維持し、安
定した画質のコピー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の過程及び画像形成装置
の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 現像剤担持ロール 2 現像剤層 3 感光体ロール 4 静電潜像 5 画像
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 千秋 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体上の現像剤層を用いて、静
    電潜像担持体上の静電潜像を現像する画像形成方法にお
    いて、該現像剤担持体の移動方向が該静電潜像担持体の
    移動方向と同方向で、且つ該現像剤担持体の該静電潜像
    担持体に対する周速比が0.5以上1.8以下であり、
    且つ現像剤がキャリアとトナーとからなり、該キャリア
    が、芯材上に、マトリックス樹脂中に樹脂微粒子が分散
    含有された樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアであ
    ることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂微粒子が熱硬化性樹脂微粒子で
    あることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂微粒子が架橋樹脂微粒子である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記樹脂微粒子が窒素を含有する樹脂で
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂被覆層の量が前記芯材100重
    量部に対し0.05乃至5重量部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記マトリックス樹脂は臨界表面張力が
    35dyne/cm以下の樹脂であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記キャリアの芯材の平均粒子径が30
    以上100μm以下であることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記トナーはカラートナーであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記トナーは線状ポリエステル結着樹脂
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】 現像剤担持体上の現像剤層を用いて、
    静電潜像担持体上の静電潜像を現像する画像形成装置に
    おいて、該現像剤担持体は、その移動方向が該静電潜像
    担持体の移動方向と同方向となるように構成され、且つ
    該現像剤担持体の該静電潜像担持体に対する周速比が
    0.5以上1.8以下であり、且つ該現像剤担持体が、
    芯材上に、マトリックス樹脂中に樹脂微粒子が分散含有
    された樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアとトナー
    とからなる現像剤を保持してなる画像形成装置。
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