JPH10198078A - 静電潜像現像剤及びその製造方法、画像形成方法 - Google Patents

静電潜像現像剤及びその製造方法、画像形成方法

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JPH10198078A
JPH10198078A JP49597A JP49597A JPH10198078A JP H10198078 A JPH10198078 A JP H10198078A JP 49597 A JP49597 A JP 49597A JP 49597 A JP49597 A JP 49597A JP H10198078 A JPH10198078 A JP H10198078A
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JP
Japan
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resin
fine particles
coating layer
toner
carrier
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Application number
JP49597A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Mizutani
則之 水谷
Sakon Takahashi
左近 高橋
Shinpei Takagi
慎平 高木
Jun Igarashi
潤 五十嵐
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリア表面のトナースペントの影響を抑制
し、トナーに対して安定に最適な帯電性を付与する能力
を有し、かつその能力を長期にわたって維持することが
可能な静電潜像現像剤及びその製造方法、並びに画像形
成方法を提供しようとするものである。 【解決手段】 トナ−及び核体粒子上に樹脂被覆層を有
すキャリアからなる二成分現像剤であって、前記被覆層
のマトリックス樹脂に樹脂微粒子及び導電性微粒子を分
散せしめてなり、かつ、該マトリックス樹脂が前記トナ
−の結着樹脂を構成する樹脂成分と同じものを10%以
上含有する静電潜像現像剤及びその製造方法、並びに、
該現像剤を用いた画像形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法により静電潜像を現像するために使用される静電
潜像現像剤及びその製造方法、並びに画像形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法においては、感光体や
静電記録体上に種々の手段を用いて静電潜像を形成し、
この静電潜像にトナーと呼ばれる検電性微粒子を付着さ
せて、静電潜像を現像する方法が一般的に採用されてい
る。この現像では、キャリアと呼ばれる担体粒子をトナ
ー粒子と混合して、両者を相互に摩擦帯電させ、トナー
に適当量の正又は負の電荷を付与している。
【0003】キャリアは、一般に表面に被覆層を有する
被膜キャリアと、表面に被覆層を有しない非被膜キャリ
アとに大別されるが、現像剤寿命等を考慮した場合に
は、被膜キャリアの方が優れていることから、種々のタ
イプの被膜キャリアが開発され、かつ実用化されてい
る。被膜キャリアに要求される特性は種々あるが、トナ
ーに適切な帯電性(電荷量や電荷分布)を安定して付与
することや、その適切且つ安定な帯電性を長期にわたっ
て維持することが求められる。そのためには、キャリア
が好適な電気的性質を有し、かつ湿度や温度等の環境変
化に対する耐性、耐衝撃性、耐摩擦性が高く長期的に帯
電性付与能等が変化しないことが重要であり、種々の被
膜キャリアが提案されている。
【0004】二成分現像剤を用いる磁気ブラシ法には、
現像剤の帯電劣化による画像濃度の低下やムラ、著しい
背景部汚れの発生、画像へのキャリア付着による画像の
荒れの発生等の問題がある。現像剤の帯電劣化は、キャ
リア被覆層へのトナ−成分の固着、又は、被覆層のはが
れ等により発生し易い。これらは、現像機内でキャリア
とトナーが接触し、互いに擦れ合い、摩擦帯電し、搬送
される際のストレスにより生じる。
【0005】特に、キャリア被覆層へのトナ−成分の固
着は、トナーの摩擦帯電機能とあいまって、キャリア表
面がトナーによって汚染(スペント)されてゆき、所望
の帯電性が得られなくなる。そのため、現像剤の長寿命
化のためには、スペントの完全な防止又はスペントの影
響を受けないキャリア構造、並びに材料選定などが求め
られている。
【0006】このようなスペントを防止する方法として
は、シリコーン樹脂やフッ素系樹脂を使用することが提
案されている(特開昭60−186844号公報、特開
昭64−13560号公報)。しかし、これらのキャリ
アを長期に使用すると、キャリア表面の被膜が磨耗して
ゆき、やがてシリコーン樹脂、フッ素系樹脂が失われ
て、所望の帯電性が得られなくなると同時に、スペント
の防止機能が働かなくなる。また、キャリア核体粒子の
露出部分が広がると、核体粒子部分へのトナ−成分の固
着が生じ、帯電劣化が生じる。それ故、スペントの影響
を受けないようなキャリアの構造及び被覆層材料の改善
が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の欠点を解消し、キャリア表面のトナースペントの影
響を抑制し、トナーに対して最適な帯電性を安定的に付
与する能力を有し、かつその能力を長期にわたって維持
することが可能な静電潜像現像剤及びその製造方法、並
びに画像形成方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構成を採
用することにより、上記の課題の解決に成功した。 (1) トナ−及び核体粒子上に樹脂被覆層を有すキャリア
からなる二成分現像剤において、前記被覆層のマトリッ
クス樹脂に樹脂微粒子及び導電性微粒子を分散せしめて
なり、かつ、該マトリックス樹脂が前記トナ−の結着樹
脂を構成する樹脂成分と同じものを10%以上含有する
ことを特徴とする静電潜像現像剤。
【0009】(2) 前記マトリックス樹脂とトナー結着樹
脂との共通する樹脂成分として、線状ポリエステル樹脂
を用いたことを特徴とする上記(1) に記載の静電潜像現
像剤。 (3) 前記マトリックス樹脂として、臨界表面張力が30
dyn/cm以下のフッ素樹脂又はシリコーン樹脂を含
有することを特徴とする上記(1) 又は(2) 記載の静電潜
像現像剤。
【0010】(4) 前記樹脂微粒子を帯電制御用に用いた
ことを特徴とする上記(1) 〜(3) のいずれか1つに記載
の静電潜像現像剤。 (5) 前記樹脂微粒子を架橋樹脂で構成することを特徴と
する上記(1) 〜(4) のいずれか1つに記載の静電潜像現
像剤。 (6) 前記架橋樹脂として、熱硬化性樹脂を用いたことを
特徴とする上記(5) 記載の静電潜像現像剤。 (7) 前記架橋樹脂として、電子供与性を有する窒素原子
を含む樹脂を用いたことを特徴とする上記(4) 〜(6) の
いずれか1つに記載の静電潜像現像剤。 (8) 前記樹脂微粒子の平均粒径を0.1〜2μmの範囲
にすることを特徴とする上記(1) 〜(7) のいずれか1つ
に記載の静電潜像現像剤。
【0011】(9) 上記(1) 〜(8) のいずれか1つに記
載の静電潜像現像剤の製造方法において、前記マトリッ
クス樹脂、該樹脂を溶解する溶剤、該溶剤に対して不溶
性の樹脂微粒子及び導電性微粒子を混合して、前記微粒
子を分散する被覆層形成用原料溶液を調製し、前記核体
粒子表面に該原料溶液を塗布した後、前記溶剤を除去し
て樹脂被覆層を形成してキャリアを作製し、該キャリア
と前記トナーを混合することを特徴とする静電潜像現像
剤の製造方法。
【0012】(10)現像剤担持体上の現像剤層を用いて静
電潜像担持体上の静電潜像を現像する画像形成方法にお
いて、上記(1) 〜(8) のいずれか1つに記載の静電潜像
現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
って、より詳細に説明する。本発明の静電潜像現像剤用
キャリアは、マトリックス樹脂中に樹脂微粒子及び導電
性微粒子を分散含有する樹脂被覆層を核体粒子表面に形
成してなり、該マトリックス樹脂が前記トナ−の結着樹
脂を構成する樹脂成分と同じものを10%以上含有させ
たことを特徴とするものである。
【0014】このマトリックス樹脂とトナ−結着樹脂と
の間に共通する樹脂成分を存在させることにより、トナ
ーがキャリア表面に付着する場合においても、樹脂被覆
層の表面にあるマトリックス樹脂、樹脂微粒子及び導電
性微粒子の中で、トナーはマトリックス樹脂に対して特
に親和性を有するため、樹脂微粒子や導電性微粒子より
もマトリックス樹脂に付着する。その結果、トナーが樹
脂被覆層表面の樹脂微粒子及び導電性微粒子を覆い隠す
ことがなく、樹脂微粒子及び導電性微粒子の機能を長期
にわたり保持できるので、帯電付与能力、機械的な強
度、耐スペント性等のキャリアの特性を低下させず、長
期の使用を可能にした。
【0015】本発明の樹脂被覆層は、単一又は複数種の
マトリックス樹脂と樹脂微粒子という構造の異なるもの
を構成要素とするので、それらの材料とその組み合わせ
を適切に選定することにより、安定な帯電性付与能、機
械的な強度、耐スペント性などの各特性を向上させるこ
とが可能となる。例えば、樹脂微粒子によって、安定な
帯電性付与能と機械的な強度とを向上させ、該トナーと
同等なマトリックス樹脂を含有させることにより、トナ
ースペント時の帯電能力の低下を無くすことができる。
また、導電性微粒子の選択により、キャリアの電気的な
特性を容易に制御することも可能である。
【0016】本発明の製造方法によれば、樹脂微粒子及
び導電性微粒子をマトリックス樹脂中に均一に分散させ
ることができ、トナーへの帯電性付与能や耐スペント機
能を安定的に発揮するさせることができる。また、この
均一分散によって、被膜層が長時間使用されて該層の表
面から磨耗していっても、未使用時と同様な表面組成を
保つことができ、上記安定な帯電性付与能、安定な耐ス
ペント性、電気的な特性を維持することができる。
【0017】本発明で使用するキャリア被覆樹脂のマト
リックス樹脂は、トナーの結着樹脂に用いられている樹
脂をそのまま用いることができる。また、樹脂組成が同
じであれば、分子量、分子量分布、ガラス転移温度等が
異なっても使用することができる。
【0018】本発明において、マトリックス樹脂及びト
ナー結着樹脂に共通して用いることのできる樹脂として
は、例えば、スチレン、クロロスチレン等のスチレン
類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等の
モノオレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安
息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエステル;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチ
レン脂肪族モノカルボン酸エステル;ビニルメチルエー
テル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等
のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシ
ルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケト
ンなどの単独重合体又は共重合体を例示することができ
る。
【0019】代表的な樹脂としては、ポリスチレン、ス
チレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピ
レンを挙げることができ、さらに、ポリエステル、ポリ
ウレタン、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド、
変性ロジン、パラフィン、ワックス類を挙げることがで
きる。その中でも、線状ポリエステル樹脂が好適であ
る。
【0020】本発明のマトリックス樹脂は、上記のトナ
ー結着樹脂と共通する樹脂成分単体でも用いることがで
きるが、複数の樹脂を混合し使用することもできる。混
合使用においては、上記の共通する樹脂成分を10%以
上含有させることにより、上記のキャリアの特性を維持
することができる。10%未満では、トナースペントが
発生するときに、トナーをマトリックス樹脂に優先的に
付着させることができず、樹脂被覆層表面の樹脂微粒子
及び導電性微粒子をトナーが覆うため、それらの微粒子
の機能が低下し、キャリアの特性の低下をもたらすこと
になる。なお、好ましくは上記の共通する樹脂成分を3
0%以上含有させることがよい。
【0021】本発明のマトリックス樹脂に混合使用でき
る樹脂は、キャリアの被覆層に用いられる樹脂から1種
ないし2種以上選択して使用することができる。具体的
には、ポリオレフィン系樹脂(例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン);ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂
(例えばポリスチレン、アクリル樹脂、ポリアクリロニ
トリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニ
ルカルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケ
トン);塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−
アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなる
ストレートシリコン樹脂又はその変性品;フッ素樹脂
(例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン);ポリエステル;ポリウレタン;ポリカーボネ
ート;フェノール樹脂;アミノ樹脂(例えば尿素−ホル
ムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂);エポキシ樹脂など
が挙げられる。特に、スペント防止に効果がある臨界表
面張力で30dyn/cm以下を示すフッ素系樹脂及び
又はシリコーン樹脂が好適である。
【0022】本発明の静電潜像現像用キャリアでは、被
覆層のマトリックス樹脂に樹脂微粒子を分散含有させる
ことにより、キャリアに優れた特性を付与することが可
能になった。トナー結着樹脂で被覆層を形成したキャリ
アは、トナ−及びキャリアの表面が同一の樹脂になるた
め、摩擦帯電が行いにくく、トナ−追加時及び長期使用
時に帯電の低下、逆極性トナ−が発生しやすい。これに
対し、本発明では樹脂微粒子を含有させることにより、
樹脂微粒子とトナー結着樹脂との摩擦により、トナーへ
の適切な帯電付与が可能になる。また、樹脂微粒子の量
及び種類による帯電量の調整も容易に行うことができ
る。
【0023】本発明の樹脂微粒子に用いる樹脂は、複数
の機能をバランス良く達成する観点からマトリックス樹
脂と異なる種類であることが好ましい。キャリアに帯電
性能を付与するために樹脂微粒子に用いるときには、電
子供与性を有する窒素原子を含む樹脂を用いることが好
ましく、具体的には、ユリア樹脂、尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグア
ナミン樹脂等を挙げることができる。
【0024】また、被覆層に強度を付与して耐久性を向
上させるために架橋樹脂の微粒子に用いることができ、
具体的には、不飽和ポリエステル樹脂、架橋アクリル樹
脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等を挙げるこ
とができる。さらに、被覆層に強度を付与して耐久性を
向上させるために、熱硬化性樹脂の微粒子に用いること
ができ、具体的には、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂、シリコーン樹脂等を挙げること
ができる。さらにまた、樹脂微粒子は、マトリックス樹
脂を溶解する溶剤溶液と相分離しない樹脂として、例え
ば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂、シリコーン樹脂等を用いることにより、被覆層中
に均一に樹脂微粒子を分散させることができる。
【0025】本発明の樹脂微粒子は、マトリックス樹脂
中に均一に分散し、被覆層の厚み方向、キャリア表面の
接線方向にもできるだけ均等に存在させることが好まし
い。また、被覆層のマトリックス樹脂も同様に均一であ
ることが好ましい。また、複数種のマトリックス樹脂を
用いる場合、マトリックス樹脂同士の相溶性は問わない
が、より均一にするため、お互いに相溶性を有する方が
望ましい。このように、被覆層を均質にすることによ
り、キャリア全体で帯電付与能及び耐スペント機能を安
定して同じように発揮させることができる。しかも、樹
脂被膜層が長時間の使用によって、その表面から磨耗し
ていっても、未使用時と同様な表面組成を常に保つこと
ができるので、上記の機能を長期間にわたって維持する
ことが可能である。
【0026】本発明において、樹脂微粒子をマトリック
ス樹脂中に均一に分散させるためには、核体粒子表面に
塗布する樹脂原料溶液を均質にする必要があり、マトリ
ックス樹脂の溶剤溶液中に樹脂微粒子を均一に分散でき
るように、該溶媒溶液に対して樹脂微粒子が相分離を起
こすことがないようにする必要がある。特に、樹脂微粒
子は一次粒子径で均一に分散させることが好ましい。
【0027】本発明の樹脂微粒子は、熱可塑性樹脂粒
子、熱硬化性樹脂粒子のいずれも用いることができる
が、それが担う機能に応じて、以下に示す樹脂から適宜
選択することができる。なお、樹脂微粒子は、トナーに
負帯電性を付与するためには、その構成成分として、電
子供与性を有する窒素原子を含むことが好ましい。
【0028】熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系
樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン);ポリビ
ニル及びポリビニリデン系樹脂(例えばポリスチレン、
アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセ
テート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビ
ニルエーテル及びポリビニルケトン);塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オ
ルガノシロキサン結合からなるストレートシリコン樹脂
又はその変性品;フッ素樹脂(例えばポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリクロロトリフルオロエチレン);ポリエステ
ル;ポリカーボネート等が挙げられる。
【0029】熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂;
アミノ樹脂(例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラ
ミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリア
ミド樹脂);エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0030】本発明において、樹脂微粒子でキャリアの
機械的な強度を向上させるためには、比較的硬度を上げ
やすい熱硬化性樹脂粒子を用いることが好ましい。特
に、架橋した樹脂粒子が好ましい。例えば、以下の方法
で作製することができる。即ち、サスペンジョン重合、
乳化重合、懸濁重合などの重合方法を利用して粒状樹脂
を製造する方法、モノマー又はオリゴマーを貧溶媒中に
分散して、架橋反応を行いつつ、表面張力により粒状化
する方法、低分子成分と架橋剤とを溶融混練などによ
り、混合反応させた後、風力、機械力により、所定の粒
度に粉砕する方法などが挙げられる。
【0031】樹脂微粒子の平均粒径は、0.1〜2μm
であることが好ましい。より好ましくは0.2〜1μm
である。0.1μmより小さいと被覆層での分散が非常
に悪くなり、また、2μmより大きいと被覆層からの脱
落が生じ易く、本来の機能を発揮できなくなる。また、
樹脂被覆層の平均厚みを1とした場合、樹脂微粒子の平
均粒径は、通常、1以下、好ましくは0.8以下、より
好ましくは、0.5以下が適当である。その理由は樹脂
微粒子の分散が均一となりやすいからである。樹脂微粒
子の全量は、樹脂被覆層中に、通常1〜50容量%、好
ましくは5〜30容量%、より好ましくは5〜20容量
%とする。
【0032】本発明において、樹脂被覆層中に混在させ
る導電性微粒子は、導電性を調整するために利用され
る。一般に、キャリアは樹脂被膜にともなって絶縁化さ
れ、現像時に現像電極として働きにくくなる。特に、黒
ベタ部でエッジ効果が出るなど、ソリッドの再現性に問
題があったが、本発明では、導電性微粒子の配合により
ソリッド再現性を改善することができた。
【0033】導電性微粒子自身の導電性は、1010Ωc
m以下が好ましく、109 Ωcm以下がより好ましい。
そのような範囲の導電性を持つ微粒子から、マトリック
ス樹脂の種類等に応じて適宜選択すればよい。
【0034】導電性微粒子の具体例としては、金、銀、
銅のような金属や;カーボンブラック;酸化チタン、酸
化亜鉛のような半導電性酸化物;酸化チタン、酸化亜
鉛、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリ
ウムなどの微粒子表面を酸化スズやカーボンブラック、
金属で覆ったもの等が挙げられる。製造安定性、コス
ト、導電性の良さからカーボンブラックが好ましい。カ
ーボンブラックの種類は制限されず、公知のものを使用
できるが、特に、製造安定性のよいDBP(ジブチルフ
タレート)吸油量が50〜300ml/100gの範囲
のカーボンブラックが適している。なお、導電性微粒子
の平均粒径は0.1μm以下が好ましく、分散のために
は一次平均粒子径が10〜50nmの範囲が好ましく、
20〜50nmの範囲がより好ましい。10nmを下回
ると、一次分散が困難となりやすい。
【0035】本発明のキャリアで用いる核体粒子は特に
制限されないが、例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト
等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化
物、ガラスビーズ等を挙げることができる。特に、磁気
ブラシ法を用いる観点からは、磁性キャリアであること
が望ましい。キャリア核体粒子の平均粒径は、10〜1
50μm、好ましくは30〜100μmの範囲のものが
用いられる。また、本発明の核体粒子には、磁性粉を樹
脂に分散した粒子を用いることも可能である。その際の
磁性粉としては、平均粒径0.1〜1.0μmの範囲の
ものが用いられ、材料はマグネタイト、γ−ヘマタイ
ト、ニッケル、マンガン、鉄等を用いることができる。
なお、核体粒子の平均粒径は50〜200μm、好まし
くは60〜150μmの範囲である。樹脂としては、前
記のキャリアのマトリックス樹脂を用いることができ
る。
【0036】上記樹脂被覆層を、キャリアの核体粒子表
面に形成する代表的な方法としては、溶剤中に、マトリ
ックス樹脂溶液、樹脂微粒子、導電性微粒子を含む樹脂
被覆層形成用原料溶液を用いる方法がある。例えば、キ
ャリア核体粒子を、前記原料溶液中に浸漬する浸漬法、
原料溶液をキャリア核体粒子の表面に噴霧するスプレー
法、キャリア核体粒子を流動エアーにより浮遊させた状
態で原料溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中
でキャリア核体粒子と原料溶液を混合し、溶剤を除去す
るニーダーコーター法などを挙げることができるが、本
発明では、ニーダーコーター法が特に好ましく用いられ
る。
【0037】被覆層形成用原料溶液に使用する溶剤は、
マトリックス樹脂を溶解するものであれば特に限定され
るものではなく、例えば、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
類が使用できる。
【0038】樹脂微粒子は、原料溶液中で微粒子の形状
を保持していることが好ましい。そのため、マトリック
ス樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶けない溶剤不溶性樹
脂で構成することが好ましい。これによって、被覆層形
成用原料溶液を十分に攪拌して用いるだけで、樹脂微粒
子は樹脂被覆層中で凝集せず、一次粒子の形態を保持す
ることができる。このようにして形成される樹脂被膜層
の平均膜厚は、通常0.1〜10μm、好ましくは0.
2〜3μmの範囲が適当である。
【0039】本発明の静電潜像現像用トナーの構成成分
である結着樹脂及び着色剤は、特にその種類が限定され
るものではない。結着樹脂は、上記の〔0017〕及び
〔0018〕に記載した樹脂を単独で使用してもよい
し、複数混合して使用してもよい。その中でも、線状ポ
リエステル樹脂が有効である。例えば、ビスフェノール
Aと多価芳香族カルボン酸とを主単量体成分とする重縮
合物よりなる線状ポリエステル樹脂が好ましく用いられ
る。また、結着樹脂の物性としては、軟化点が90〜1
50℃、ガラス転移点が50〜70℃、数平均分子量が
2000〜6000、重量平均分子量が8000〜15
0000、酸価が5〜30、水酸基価が5〜40の範囲
の値を示す樹脂が特に好適である。
【0040】着色剤としては、カーボンブラック、ニグ
ロシン、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイ
エロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッ
ド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタ
ロシアニンブルー、マラカイトグリーン・オキサレー
ト、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメ
ント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド1
22、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.
ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエ
ロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.
I.ピグメント・ブルー15:3などを代表的なものと
して例示することができる。そして、トナー粒子には、
所望により公知の帯電制御剤、定着助剤等の添加剤を含
有させてもよい。
【0041】
〔キャリアAの作製〕
フェライト粒子(平均粒径=50μm) 100重量部 トルエン 14重量部 スチレンメタクリレート共重合体 1.5重量部 (共重合比6/4、重量平均分子量:7万、臨界表面張力35dyn/cm) カーボンブラック 0.12重量部 (キャボット社製、VXC−72、DBP吸油量174ml/100g) 架橋メラミン樹脂粒子 0.3重量部 (平均粒径=0.3μm、日本触媒社製、エポスターS、トルエン不溶)
【0042】スチレンメタクリレート共重合体をトルエ
ンで希釈してカーボンブラック及び架橋メラミン樹脂粒
子を添加し、サンドミルで分散した後、10分間スター
ラーで分散し、被覆層形成用原料溶液を調製した。次い
で、この原料溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダ
ーに入れ、60℃に加熱して30分撹拌した後、減圧し
てトルエンを留去して、樹脂被覆層を形成してキャリア
を得た。得られたキャリアの樹脂被覆層の平均厚みは、
0.7μmであった。
【0043】 〔キャリアBの作製〕 フェライト粒子(平均粒径=50μm) 100重量部 トルエン 14重量部 スチレンメタクリレート共重合体 1.0重量部 (共重合比6/4、重量平均分子量:7万、臨界表面張力35dyn/cm) 線状ポリエステル樹脂 0.5重量部 (テレフタル酸/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキ サンジメタノールから得られた線状ポリエステル;Tg=62℃、Mn= 4000、Mw=35000、酸価=12、水酸価=25) カーボンブラック 0.12重量部 (キャボット社製、VXC−72、DBP吸油量174ml/100g) 架橋メラミン樹脂粒子 0.3重量部 (平均粒径=0.3μm、日本触媒社製、エポスターS、トルエン不溶)
【0044】スチレンメタクリレート共重合体及び線状
ポリエステル樹脂をトルエンで希釈してカーボンブラッ
ク及び架橋メラミン樹脂粒子を添加し、サンドミルで分
散した後、10分間ホモミキサーで分散し、被覆層形成
用原料溶液を調製した。次いで、この原料溶液とフェラ
イト粒子を真空脱気型ニーダーに入れ、60℃に加熱し
て30分撹拌した後、減圧してトルエンを留去して、樹
脂被覆層を形成してキャリアを得た。得られたキャリア
の樹脂被覆層の平均厚みは、0.6μmであった。
【0045】 〔キャリアCの作製〕 フェライト粒子(平均粒径=50μm) 100重量部 トルエン 14重量部 スチレンメタクリレート共重合体 1.5重量部 (共重合比6/4、重量平均分子量:7万、臨界表面張力35dyn/cm) カーボンブラック 0.12重量部 (キャボット社製、VXC−72、DBP吸油量174ml/100g)
【0046】スチレンメタクリレート共重合体をトルエ
ンで希釈してカーボンブラックを添加し、サンドミルで
分散した後、10分間ホモミキサーで分散し、被覆層形
成用原料溶液を調製した。次いで、この原料溶液とフェ
ライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れ、60℃に加熱
して30分撹拌した後、減圧してトルエンを留去して、
樹脂被膜層を形成してキャリアを得た。得られたキャリ
アの樹脂被覆層の平均厚みは、0.6μmであった。
【0047】 〔黒トナーAの作製〕 スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 100重量部 (共重合比6/4、重量平均分子量12万、臨界表面張力35dyn/cm) カーボンブラック(キャボット社製、モーガルL) 6重量部 上記混合物をエクストルーダーで混練し、体積粉砕方式
の粉砕機で粉砕した後、風力式分級機で細粒、粗粒を分
級し、d50=9μmの黒トナー粒子を得た。この黒トナ
ー粒子にシリカ(日本アエロジル社製、R972)0.
4重量部をヘンシェルミキサーで添加して黒トナーAを
得た。
【0048】(現像剤の調製)キャリアA〜Cをそれぞ
れ100重量部、上記の黒トナーAを6重量部混合して
3種類の現像剤を調製し、これらを現像剤1〜3とする
(現像剤3は樹脂微粒子を含有しないので比較例であ
る)。
【0049】(画像形成及びその評価)これらの現像剤
を電子写真複写機(富士ゼロックス社製、A−Colo
r630)に適用して中温中湿(22℃、55%RH)
の環境下で1万枚のコピーテストを行った。その結果を
表1に示す。なお、表1の帯電量はCSG(チャージ・
スペクトログラフ法)の画像解析による値である。カブ
リはコピーの目視による観察結果であり、判定基準は次
のとおりである。 G0:カブリなし。 G1:目視では確認できないが拡大すると僅かにカブリ
が認められる。 G2:目視で若干カブリが認められる。 G3:目視で多少のカブリが認められるが画像上問題に
ならない。 G4:目視でガブリが認められる。 G5:カブリが目立つ。
【0050】表1から明らかなように、実施例に相当す
る現像剤1、2では、総じて画像濃度の変動や地汚れが
なく、安定な画像が得られた。帯電量の初期と3000
枚後、10000枚複写後の帯電量の変化も少なく、帯
電付与能力の劣化はほとんど見られなかった。しかし、
比較例に相当する現像剤3では徐々に帯電量が低下し
て、地カブリもでるようになり、機内トナー汚れもみら
れた。
【0051】
【表1】
【0052】 〔黒トナーBの調製〕 線状ポリエステル樹脂 100重量部 (テレフタル酸/ビスフェノールA エチレンオキサイド付加物/シクロヘキ サンジメタノールから得た線状ポリエステル;Tg=62℃、Mn=4000 、Mw=35,000、酸価=12、水酸価=25) カーボンブラック(キャボット社製、モーガルL) 6重量部 上記混合物をエクストルーダーで混練し、体積粉砕方式
の粉砕機で粉砕した後、風力式分級機で細粒、粗粒を分
級し、d50=9μmの黒トナー粒子を得た。この黒トナ
ー粒子にシリカ(日本アエロジル社製、R972)0.
4重量部をヘンシェルミキサーで添加して黒トナーBを
得た。
【0053】(現像剤の調製)キャリアA〜Cをそれぞ
れ100重量部、上記の黒トナーBを6重量部混合して
3種類の現像剤を調製し、現像剤4〜6とする(現像剤
4はマトリックス樹脂とトナー結着樹脂が共通する樹脂
成分を含有していないため、また、現像剤6は樹脂微粒
子を含有していないため、いずれも比較例である)。
【0054】(画像形成及びその評価)これらの現像剤
を電子写真複写機(富士ゼロックス社製、A−Colo
r630)に適用して中温中湿(22℃、55%RH)
の環境下で1万枚のコピーテストを行った。その結果を
表2に示す。表2から明らかなように、実施例の現像剤
5では総じて画像濃度の変動や地汚れがなく、安定な画
像が得られた。これに対して、比較例の現像剤6では帯
電量付与能力の低下が観測された。また、複写テスト後
のキャリアを走査型電子顕微鏡で観察したところ、比較
例4のキャリアは、表面にトナースペントと見られるも
のが付着していた。これにより、帯電量が低下したもの
と考えられる。
【0055】
【表2】
【0056】なお、キャリアBにおける組成で、ポリエ
ステル樹脂の量を0.1重量部とした以外は同様に作成
して、キャリアDを得た。トナーBと組み合わせて現像
剤7を得て、上記と同様に複写テストを行ったところ、
1万枚複写後に若干カブリが見られたが、画像上全く問
題にならないものであった。。
【0057】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、キャリア表面のトナースペントの影響を抑制し、
トナーに対して安定に最適な帯電性を付与する能力を有
し、かつその能力を長期にわたって維持することが可能
な静電潜像現像剤を提供することが可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 潤 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナ−及び核体粒子上に樹脂被覆層を有
    すキャリアからなる二成分現像剤において、前記被覆層
    のマトリックス樹脂に樹脂微粒子及び導電性微粒子を分
    散せしめてなり、かつ、該マトリックス樹脂が前記トナ
    −の結着樹脂を構成する樹脂成分と同じものを10%以
    上含有することを特徴とする静電潜像現像剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電潜像現像剤を製造す
    る方法において、前記マトリックス樹脂、該樹脂を溶解
    する溶剤、該溶剤に対して不溶性の樹脂微粒子及び導電
    性微粒子を混合して、前記微粒子を分散する被覆層形成
    用原料溶液を調製し、前記核体粒子表面に該原料溶液を
    塗布した後、前記溶剤を除去して樹脂被覆層を形成して
    キャリアを作製し、該キャリアと前記トナーを混合する
    ことを特徴とする静電潜像現像剤の製造方法。
JP49597A 1997-01-07 1997-01-07 静電潜像現像剤及びその製造方法、画像形成方法 Pending JPH10198078A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6594462B2 (en) * 2000-03-15 2003-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus using toner with conductive particles
US7226713B2 (en) 2003-01-31 2007-06-05 Ricoh Company, Ltd. Carrier, developer including the carrier and image forming apparatus using the developer
US7384719B2 (en) 2004-03-02 2008-06-10 Ricoh Company Ltd. Carrier, developer including the carrier, and image forming apparatus using the developer
US10067436B2 (en) 2016-09-29 2018-09-04 Kyocera Document Solutions Inc. Two-component developer
US10365573B2 (en) 2016-11-30 2019-07-30 Kyocera Document Solutions Inc. Two-component developer

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US7272347B2 (en) 2003-01-31 2007-09-18 Ricoh Company, Ltd. Carrier, developer including the carrier, and image forming apparatus using the developer
US7384719B2 (en) 2004-03-02 2008-06-10 Ricoh Company Ltd. Carrier, developer including the carrier, and image forming apparatus using the developer
US10067436B2 (en) 2016-09-29 2018-09-04 Kyocera Document Solutions Inc. Two-component developer
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