JPH09317288A - 車両用ワイヤレスドアロック解除システム - Google Patents

車両用ワイヤレスドアロック解除システム

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JPH09317288A
JPH09317288A JP13497096A JP13497096A JPH09317288A JP H09317288 A JPH09317288 A JP H09317288A JP 13497096 A JP13497096 A JP 13497096A JP 13497096 A JP13497096 A JP 13497096A JP H09317288 A JPH09317288 A JP H09317288A
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antenna
signal
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door
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Taketoshi Sakurai
武俊 桜井
Hiroaki Kojima
弘明 小島
Yuji Fukano
裕司 深野
Tadashi Wakitani
忠志 脇谷
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のドア及びトランクのうち使用者が所望
するドア或いはトランクのロック機構を解除することが
でき、しかも、使い勝手を良くする。 【解決手段】車両11側にアンテナ15〜17を運転席
及び助手席のドア並びにトランクの近傍に対応して設け
る。各アンテナ15〜17から所定距離以内のエリア内
に応答器14が位置すると、応答器14の受信用アンテ
ナ23は、各アンテナ15〜17との距離に応じた強度
の磁界信号を受信し、この磁界強度データを含んだ返信
信号を返信する。このとき、質問器12は、磁界強度デ
ータに基づいて応答器14との距離が最も短いアンテナ
を判定し、このアンテナに対応したドア或いはトランク
のロック機構31を解錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーをキー孔に差
し込む操作を行うことなく使用者の所望するドア或いは
トランクのロック機構を解錠することができる車両用ワ
イヤレスドアロック解除システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のドアのロック機構を解
錠する際、その都度キーをキー孔に差し込まなければな
らないという面倒な操作を簡略化するために、例えばイ
グニッションキーに送信機を内蔵し、この送信機から操
作ボタンに対する操作に応じて電波信号を発信させて遠
隔操作でロック機構を解錠する構成がある。
【0003】このような構成の場合、車両側においては
ドアロック制御用の制御回路とアンテナとを設けてい
る。そして、使用者が車両に近付いて送信機を操作する
と、送信機から自身を識別する識別コードを含んだ電波
信号が送信される。すると、車両側の制御回路は、アン
テナから上記電波信号を受信し、その電波信号に含まれ
る識別コードが予め登録されている識別コードと一致し
ているか否かを判断し、一致している場合には、ドアロ
ック機構を解錠するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなワイヤレス
ドアロック解除システムは、通常、送信機からの信号を
受信すると、運転席のドアのロック機構を解錠させるか
或いは全てのドア及びトランクのロック機構を解錠させ
るように構成されている。
【0005】しかしながら、運転席のドアのロック機構
を解錠する構成の場合、使用者が助手席のドアやトラン
クを解錠することを所望する場合には、キーをキー孔に
差し込むという操作が必要であるため、依然不便であっ
た。また、全てのロック機構を解錠する構成の場合、ロ
ック機構を解錠した後の施錠忘れが生じ、セキュリティ
性能が低下してしまうという問題点があった。
【0006】そこで、運転席及び助手席のドア及びトラ
ンクのロック機構を解錠する構成であって、しかも、ユ
ーザーの所望するドア或いはトランクのロック機構のみ
を遠隔操作で解錠し得るワイヤレスドアロック解除シス
テムが望まれている。この場合、操作性を向上させるた
め、使用者が車両に近付くだけで自動的にロック機構を
解錠するシステムが望ましい。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、車両のドア及びトランクのうち使用者
の所望するドア或いはトランクのロック機構を解錠する
ことができ、しかも、使い勝手を良くすることができる
ワイヤレスドアロック解除システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用ワイヤレ
スドアロック解除システムは、車両のドア及びトランク
の近傍に夫々対応して設けられた磁界発生用アンテナを
備え、当該磁界発生用アンテナから同一強度の磁界信号
を送信する質問器と、前記磁界発生用アンテナと近距離
で電磁結合する受信用アンテナを備え当該受信用アンテ
ナが受信した磁界信号の強度を示す磁界強度データを得
ると共にこの磁界強度データを含んだ返信信号を前記質
問器に送信する応答器とを具備し、前記質問器は、受信
した前記返信信号に含まれた磁界強度データに基づい
て、前記応答器が受信した磁界信号のうち強度が最大と
なる磁界信号を送信した磁界発生用アンテナを判断し、
当該磁界発生用アンテナに対応したドア或いはトランク
のロック機構を解錠する機能を有することを特徴とする
ものである。
【0009】このような構成によれば、質問器側から磁
界信号が送信されると、応答器は、車両のドアやトラン
クに設けられた各アンテナとの距離に応じた強度の磁界
信号を受信すると共に、その磁界信号の強度を示す磁界
強度データを含んだ返信信号を返信するようになる。こ
の場合、磁界信号の距離に対する信号強度の減衰率が電
波信号のそれよりも10倍程度大きいため、応答器が受
信する磁界信号の強度が、当該応答器と車両に設けられ
た各アンテナとの距離に応じて大きく異なるようにな
る。
【0010】従って、質問器は、応答器からの返信信号
に含まれる磁界強度データに基づいて車両に設けられた
各アンテナと応答器との距離の大小を正確に判定するこ
とができると共に、この判定に基づいて、応答器との距
離が最も短いアンテナに対応したドア或いはトランクの
ロック機構、即ち、使用者が解錠を所望するドア或いは
トランクを解錠することができる。この場合、ロック機
構の解錠は、使用者が所望するドア或いはトランクに対
してのみ行われるので、他のロック機構に対して不必要
な解錠が行われることがなく、施錠忘れを防止すること
ができる等、セキュリティー性能が低下してしまうこと
はない。しかも、この場合、使用者が特定のスイッチを
押す操作が不要であるから、使い勝手が良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図3を参照して説明する。まず、図1には、ワイ
ヤレスドアロック解除システムの全体構成を機能ブロッ
クの組合わせにより模式的に示されている。
【0012】この図1において、車両用ワイヤレスドア
ロック解除システムは、車両(図2参照)11側に設け
られた質問器12と、イグニッションキー(図2参照)
13のキーグリップに対しユニット化された状態で内蔵
される応答器14とから構成されている。
【0013】まず、質問器12は、磁界発生用アンテナ
として3個のコイル状のアンテナ15〜17を備えて構
成されている。これら3個のアンテナ15〜17は、図
2に示すように、それぞれ、運転席及び助手席のドア並
びにトランクの近傍に対応して設けられており、以下、
順にDアンテナ15、Pアンテナ16、Tアンテナ17
と称する。この場合、詳しくは図示しないが、各アンテ
ナ15〜17は各ドア及びトランクのアウタハンドルま
たはキーシリンダの近傍に配設されている。
【0014】また、質問器12は、判断回路18を中心
として構成されている。この判断回路18は、例えばマ
イクロコンピュータにより構成されており、質問器12
の動作全般を制御するコントローラとしての機能を有し
ていると共に、そのための制御プログラムを記憶してい
る。
【0015】上記各アンテナ15〜17を通じた磁界信
号の送信制御は、判断回路18により行われる構成とな
っている。即ち、判断回路18は、磁界信号発生回路1
9から間欠的に磁界信号を発生させると共に、切替器2
0を予め設定された所定時間ごとに切替え動作させるこ
とにより、各アンテナ15〜17から磁界信号を順に送
信させるように構成されている。
【0016】この場合、各アンテナ15〜17から発振
(送信)される磁界信号は、それぞれ同一強度で、且
つ、図3に示すように、開始を示すパルスP1とこのパ
ルスP1より幅の小さいパルスP2との組み合わせから
構成されており、パルスP2のパルスP1からの遅れ時
間ΔTが、各アンテナ15〜17に固有の値とされてい
る。
【0017】一方、判断回路18には、応答器14から
の返信信号が高周波受信回路21を介して入力されるよ
うに構成されている。ここで、応答器14から返信され
る返信信号について該応答器14の全体構成と共に説明
する。
【0018】応答器14は、制御回路22を中心として
構成されたもので、外部からの磁界信号を受信するコイ
ル状の受信用アンテナ23を備えている。受信用アンテ
ナ23は、信号ラインSLとグランド端子との間にコイ
ル23a及びコンデンサ23bを並列接続して構成され
ており、車両11側に設けられた質問器12の磁界発生
用アンテナ15〜17と近距離、例えば約1m以内にて
電磁結合することにより各アンテナ15〜17からの磁
界信号を受信するように構成されている。
【0019】従って、車両11側において各アンテナ1
5〜17が、夫々1m以上離れて設けられていることか
ら、受信用アンテナ23は多くとも2個のアンテナから
の磁界信号しか受信しないように構成されている。そし
て、受信用アンテナ23が質問器12からの磁界信号を
受信すると、その磁界信号がウェイクアップ回路24に
入力されるようになっている。そして、ウェイクアップ
回路24は、入力された磁界信号の信号レベルが規定値
を上回ったときは制御回路22に起動信号を出力して能
動状態に切替える。
【0020】また、受信用アンテナ23が質問器12か
らの磁界信号を受信すると、この磁界信号は処理回路2
5に入力されるようになっている。そして、処理回路2
5においては、磁界信号により前記受信用アンテナ23
に誘起される信号レベルに対応した値を示す磁界強度デ
ータΔBが生成されると共に、磁界信号を構成するパル
スP1に対するパルスP2の遅れ時間データΔTが得ら
れるように構成されている。
【0021】続いて、処理回路25にて得られた磁界強
度データΔB及び遅れ時間データΔTは、制御回路22
に入力されるようになっている。制御回路22には、対
応するイグニッションキー13に固有のID識別コード
ΔAが予め記憶されており、前記磁界強度データΔB及
び遅れ時間データΔTが入力されると、コード化回路2
6にて前記ID識別コードΔAに続けて遅れ時間ΔTに
対応したフレーム順で磁界強度データΔBをコード化し
て出力するように構成されている。
【0022】つまり、パルスP1に続けてパルスP2を
受信するまでの時間がΔT1であったときはID識別コ
ードΔAに続く1回目のデータ出力フレームで磁界強度
データΔBを出力し、パルスP1に続けてパルスP2を
受信するまでの時間がΔT2であったときはID識別コ
ードΔAに続く2回目のデータ出力フレームで磁界強度
データΔBを出力し、パルスP1に続けてパルスP2を
受信するまでの時間がΔT3であったときはID識別コ
ードΔAに続く3回目のデータ出力フレームで磁界強度
データΔBを出力する。
【0023】そして、高周波送信回路27は、コード化
回路26の出力に基づいて変調した高周波信号(返信信
号)を返信用アンテナ28から送信(返信)するように
構成されている。
【0024】これに対して、質問器12においては、返
信用アンテナ28から返信信号が送信されると、この返
信信号は車両11側の受信用アンテナ29を介して高周
波受信回路21に取り込まれ、判断回路18に入力され
るのである。判断回路18には、当該自動車用としてイ
グニッションキー13側の制御回路22に記憶されたI
D識別コードΔAと同じID識別コードΔAが記憶され
ている。
【0025】判断回路18は、返信信号を解読して、該
返信信号に含まれるID識別コードΔAと予め判断回路
18に記憶されているID識別コードΔAとが一致して
いるか否か判断する。両者が一致しているとき、判断回
路18は、返信信号に含まれる磁界強度データΔB及び
そのデータフレーム順に基づいて、応答器14が受信し
た磁界信号のうち強度が最大となる磁界信号を送信した
アンテナを判定し、その判定結果Saを駆動回路30に
与えるようになっている。
【0026】尚、本実施例においては、返信信号に複数
種類の磁界強度データΔBが含まれる場合は大きい値を
示す方の磁界強度が所定レベル以上のとき、1種類の磁
界強度データΔBが含まれる場合はその磁界強度が所定
レベル以上のとき、具体的には応答器14がアンテナか
ら約50cm以内のエリア内に位置するときに受信した磁
界信号の磁界強度であるとき、判断回路18はその磁界
強度データΔBのデータフレーム順からアンテナを判断
するように構成されている。
【0027】これにより、そのアンテナに対応したドア
或いはトランクのロック機構31を解錠するためのロッ
ク機構解錠指令信号Sbがロック機構31の電動アクチ
ュエータに与えられ、この電動アクチュエータのロック
解除用電磁石が通電駆動されてロック機構が解錠動作さ
れるように構成されている。そして、運転席及び助手席
のドア並びにトランクは、ロック機構31が解錠された
状態でアウタハンドルが回動動作されると、ドア及びト
ランクの閉鎖状態を保持するラッチ機構が外れてドア或
いはトランクが開放されるようになっている。尚、各ド
ア及びトランクは、ロック機構が解錠された後、アウタ
ハンドルが回動動作されることなく所定時間経過する
と、自動的に施錠されるようになっている。
【0028】さて、上記構成の作用を、使用者が運転席
のドアを解錠すべく車両11に近付いてくる場合の動作
を例にあげて説明する。この場合、使用者が車両11の
横側ないし前方(図2において、車両11の上側ないし
左側)から運転席に近付いてきた場合、及び使用者が車
両11の後方(図2において、車両11の右側ないし右
上側)から運転席に近付いてきた場合に分けて説明す
る。
【0029】まず、車両11側においては、各アンテナ
15〜17から磁界信号が順に発信されている。即ち、
判断回路18は、磁界信号発生回路19を間欠的に動作
させると共に、切替器20を切替え動作させることによ
り、各アンテナ15〜17から、図3に示すような、パ
ルスP1とパルスP2との組合わせからなる同一強度の
磁界信号が発信される。
【0030】このとき、各アンテナ15〜17から送信
される磁界信号におけるパルスP2のパルスP1からの
遅れ時間ΔTは夫々固有の値とされており、具体的に
は、Dアンテナ15の磁界信号における遅れ時間はΔT
1に、Pアンテナ16の磁界信号における遅れ時間はΔ
T2に、Tアンテナ15の磁界信号における遅れ時間は
ΔT3とされている。また、磁界信号は、Dアンテナ1
5、Pアンテナ16、Tアンテナ17の順に連続的に送
信されると共に、各アンテナ15〜17からn回目の磁
界信号が送信された後は所定の時間をおいてn+1回目
の磁界信号が送信されるようになる。
【0031】そして、使用者が車両11の横側ないし前
方(図2において、車両11の上側ないし左側)から運
転席に近付いてきた場合、まず、使用者(イグニッショ
ンキー13)がDアンテナ15から約1m以内のエリア
内に入ると、応答器14の受信用アンテナ23はDアン
テナ15と電磁結合することにより磁界信号を受信す
る。これにより、応答器14においては、上述したよう
にウェイクアップ回路24により制御回路22が能動状
態に切換えられるに応じて、Dアンテナ15からの磁界
信号に対応する磁界強度データΔB及び遅れ時間データ
ΔT1が制御回路22に入力される。
【0032】制御回路22においては、予め記憶されて
いるID識別コードΔAに続けて遅れ時間データΔT1
に基づく所定タイミングで磁界強度データΔBがコード
化回路26によりコード化されて出力される。そして、
高周波送信回路27は、コード化回路26の出力に基づ
いて返信信号を作成し、返信用アンテナ28から返信
(送信)する。
【0033】ところで、車両11側の質問器12から
は、所定時間毎に全てのアンテナ15〜17を介して磁
界信号が順に送信されているので、応答器14において
は、パルスP1が入力されてから所定時間経過する毎
に、受信した磁界信号に対応する返信信号を作成するよ
うになっている。
【0034】そして、車両11側の質問器12において
は、上記応答器14からの返信信号を受信用アンテナ2
9を介して受信し、高周波受信回路27にて復調した
後、判別回路18にて解読する。判別回路18は、返信
信号に含まれるID識別コードΔAと、予め判別回路1
8に記憶されているID識別コードΔAとを比較し、両
者が一致しない場合には、全てのロック機構31の解錠
を禁止する。
【0035】従って、ID識別コードが一致しない不適
正なイグニッションキーを保持した使用者が近付いてき
ても、車両11のいずれのロック機構31も解錠されな
いため、盗難に対するセキュリティ性能が低下すること
はない。
【0036】一方、返信信号に含まれるID識別コード
ΔAと予め判別回路18に記憶されているID識別コー
ドΔAとが一致した場合には、判別回路18は、返信信
号に含まれる磁界強度データΔBの強度レベルが所定レ
ベルに達しているか否か判断する。そして、磁界強度デ
ータΔBの強度レベルが所定レベルに達していない、即
ち、使用者がDアンテナ15から約50cm以内のエリア
外で磁界信号を受信したときには、動作を終了して次の
返信信号が入力されるのを待つ。
【0037】これに対して、使用者がDアンテナ15か
ら約50cm以内のエリア内に位置し、磁界強度データΔ
Bの強度レベルが所定レベルに達している場合、判別回
路18は、磁界信号が各アンテナ15〜17のうちのい
ずれから送信されたものであるか、即ち、返信信号に含
まれる磁界信号データΔBの入力タイミングに基づいて
Dアンテナ15からの磁界信号であると判定し、判定結
果Saを駆動回路30に与える。そして、駆動回路30
は、判定結果Saに基づいて運転席のドアのロックを解
除するロック解除指令信号Sbをロック機構31の電動
アクチュエータに与え、これにより、運転席のドアのロ
ック機構31が解錠動作される。
【0038】次に、使用者が車両11の後方(図2にお
いて、車両11の右側ないし右上側)から運転席に近付
いてきた場合について説明する。まず、使用者(イグニ
ッションキー13)が、Dアンテナ15とTアンテナ1
7の両方から1m以内のエリア内に位置するときは、応
答器14の受信アンテナ23は、Dアンテナ15及びT
アンテナ17と電磁結合することにより両方から磁界信
号を受信する。
【0039】これにより、応答器14側においては、I
D識別コードΔA、Dアンテナ15に対応する磁界強度
データΔB、Tアンテナ17に対応する磁界強度データ
ΔBに基づいて返信信号が作成され、返信用アンテナ2
8から返信される。
【0040】そして、車両11側の質問器12において
は、応答器14からの返信信号が受信用アンテナ29を
介して受信され、判別回路18にて解読される。このと
き、返信信号に含まれるID識別コードΔAと、予め判
別回路18に記憶されているID識別コードΔAとが一
致しない場合には、判別回路18は、上述したように全
てのロック機構31の解錠を禁止する。
【0041】一方、返信信号に含まれるID識別コード
ΔAと予め判別回路18に記憶されているID識別コー
ドΔAとが一致した場合には、判別回路18は、返信信
号に含まれる磁界強度データΔBのうち大きい値を示す
方の強度レベルが所定レベルに達しているか否か判断す
る。この場合、使用者はDアンテナ15及びTアンテナ
17の両方から磁界信号を受信する位置(即ち、約1m
以内)におり、換言すればDアンテナ15及びTアンテ
ナ17のいずれからも約50cm以内のエリア内に位置し
ない。従って、両アンテナ15,17からの磁界信号に
対応する磁界強度データΔBの強度レベルはいずれも所
定レベルに達していないため、動作を終了して次の返信
信号を待つことになる。
【0042】そして、使用者が運転席に近付いてDアン
テナ15から約50cm以内のエリア内に位置するとき、
この場合はTアンテナ17から約1m以内のエリア内に
は位置しないので、応答器14の受信用アンテナ23
は、Dアンテナ15からの磁界信号のみを受信する。す
ると、応答器14は、ID識別コードΔA,Dアンテナ
15からの磁界信号に対応した磁界強度データΔBに基
づいて返信信号を作成して返信する。その結果、上述し
たと同様に運転席のドアのロック機構31が解錠される
のである。
【0043】尚、ここでは、使用者が運転席のドアの解
錠を所望する場合において、運転席のドアのみが解錠さ
れる場合の動作について説明したが、たとえ使用者が所
望しない助手席のドアやトランクが解錠されることがあ
っても、アウタハンドルが回動動作されることなく所定
時間経過すると自動的に施錠されるので、セキュリティ
ーの面で優れている。
【0044】このような構成の本実施例によれば、車両
11の運転席および助手席のドア並びにトランクのアウ
タハンドルまたはキーシリンダ付近に夫々アンテナ15
〜17を設け、これらアンテナ15〜17から約1m以
内のエリア内に応答器14が位置するときに、応答器1
4は各アンテナ15〜17からの距離に応じた強度の磁
界信号を受信して磁界強度データΔBを作成し、この磁
界強度データΔBを含んだ返信信号を送信すると共に、
質問器12は、応答器14から返信される返信信号に含
まれる磁界強度データΔBに基づいて、応答器14との
距離が最も短いアンテナを正確に判定し、このアンテナ
に対応する、即ち使用者が所望するドア或いはトランク
のみを解錠するように構成したので、全てのロック機構
を解錠する場合と異なり、不必要なロック解除が行われ
ないので、施錠忘れを防止することができる等、セキュ
リティー性能が向上する。
【0045】しかも、応答器14が車両11側からの磁
界信号を受信して且つ応答器14がDアンテナ15から
約50cm以内のエリア内に位置するときにドアロック機
構31が解錠されるように構成したので、使用者がロッ
ク解除を所望するドア等を正確に判断でき、不用意にロ
ック機構31が解錠されることを防止できる。
【0046】そして、使用者は特定のスイッチを押す操
作をすることなく、車両11に近付くだけでロック機構
31が解錠されるので使い勝手が向上する。また、質問
器12は、比較的近距離で応答器14からの返信信号
(電波信号)を受信することになるので、返信信号に対
する通信電波等のノイズの影響を極力少なくすることが
できる。
【0047】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と異なるところを説明する。即ち、本実
施例では、質問器12において各磁界発生用アンテナ1
5〜17からの磁界信号が、所定の間隔をおいて間欠的
に送信されるように構成されている。そして、本実施例
においては磁界信号は、図4に示すように、Dアンテナ
15、Pアンテナ16、Tアンテナ17の順に送信さ
れ、各磁界信号は同一強度で且つ単一のパルスP3から
構成されている。
【0048】これに対して、応答器14は、質問器12
から磁界信号を受信する毎に、その磁界信号についての
磁界強度データΔBと予め制御回路22に記憶されてい
るID識別コードΔAとを含んだ返信信号を生成し、返
信用アンテナ28から返信するように構成されている。
【0049】そして、車両11側の質問器12において
は、応答器14からの返信信号を受信し、その返信信号
に含まれるID識別コードΔAと、予め判別回路18に
記憶されているID識別コードΔAとを比較すると共
に、両者が一致している場合には、磁界強度データΔB
に基づき、応答器14が受信した磁界信号の強度が所定
の強度レベルに達しているか否か判別する。
【0050】このとき、質問器12は、磁界信号を送信
した後、次の磁界信号を送信するまでの間に、応答器1
4からの返信信号を受信するように構成されている。こ
れにより、質問器12は、応答器14からの返信信号が
いずれのアンテナ15〜17からの磁界信号に対応する
ものであるかを識別することができる。従って、本実施
例においても、上記第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0051】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、以下に述べるような拡大或いは変更が可
能である。応答器14からの返信信号は、電波信号に限
らず磁界信号や光信号としても良い。また、応答器14
においては受信用アンテナ23と返信用アンテナ28と
をそれぞれ別個に設けたが、同一のアンテナとしても良
い。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用ワイヤレスドアロック解除システムによれば、
質問器側から磁界信号が送信されると、応答器は、車両
のドアやトランクに設けられた各アンテナとの距離に応
じた強度の磁界信号を受信して、その磁界信号の強度を
示す磁界強度データを含んだ返信信号を返信すると共
に、質問器は、受信した返信信号に含まれる磁界強度デ
ータに基づいて、応答器との距離が最も短いアンテナに
対応したドアあるいはトランクのドアロック機構のみを
解錠するようにしたので、ロック機構の不必要な解錠が
行われることがなく、施錠忘れを防止することができる
等、セキュリティー性能が向上する。しかも、この場
合、使用者が特定のスイッチを押す操作が不要であるか
ら、使い勝手を良くすることができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、システム全
体の構成を示す機能ブロック図
【図2】車両側におけるアンテナの配置とイグニッショ
ンキーに内蔵された応答器とを模式的に示す図
【図3】質問器からの磁界信号の信号波形図及び磁界信
号に対する返信信号の内容を示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
図中、11は車両、12は質問器、14は応答器、15
はDアンテナ(磁界発生用アンテナ)、16はPアンテ
ナ(磁界発生用アンテナ)、17はTアンテナ(磁界発
生用アンテナ)、23は受信用アンテナ、31はロック
機構を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇谷 忠志 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア及びトランクの近傍に夫々対
    応して設けられた磁界発生用アンテナを備え、当該磁界
    発生用アンテナから同一強度の磁界信号を送信する質問
    器と、 前記磁界発生用アンテナと近距離で電磁結合する受信用
    アンテナを備え、当該受信用アンテナが受信した磁界信
    号の強度を示す磁界強度データを得ると共にこの磁界強
    度データを含んだ返信信号を前記質問器に送信する応答
    器とを具備し、 前記質問器は、受信した前記返信信号に含まれた磁界強
    度データに基づいて、前記応答器が受信した磁界信号の
    うち強度が最大となる磁界信号を送信した磁界発生用ア
    ンテナを判断し、当該磁界発生用アンテナに対応したド
    ア或いはトランクのロック機構を解錠する機能を有する
    ことを特徴とする車両用ワイヤレスドアロック解除シス
    テム。
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